JPH0512494Y2 - - Google Patents

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JPH0512494Y2
JPH0512494Y2 JP1987033994U JP3399487U JPH0512494Y2 JP H0512494 Y2 JPH0512494 Y2 JP H0512494Y2 JP 1987033994 U JP1987033994 U JP 1987033994U JP 3399487 U JP3399487 U JP 3399487U JP H0512494 Y2 JPH0512494 Y2 JP H0512494Y2
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JP
Japan
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roller
groove
grooves
pocket
cage
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JP1987033994U
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JPS63141328U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、平面ころ軸受或いはスラストころ
軸受等のころ軸受に関するものである。
【従来技術】
ころ軸受の保持器として、従来第6図に示すよ
うなものがある。この保持器は、環状の板材20
の片面にころ長さに軸方向隙間を加えた所定幅の
環状の溝穴21を削設し、他面に放射状で且つ等
間隔にころ径に回転方向隙間を加えた所定幅の溝
22を上記環状溝穴21の底部23を超える深さ
に開設し、両溝21,22の合致部に所望のポケ
ツト窓24を形成したものである。(特開昭52−
85662号公報参照)
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、上記した保持器において、ころは片
面に形成した放射状ポケツトからは脱落は防止さ
れるも、他面の環状の溝からは脱落し、軸受組み
立ての際等、作業性に問題があつた。一方、保持
器の両側面からのころの抜け出しを防止したもの
として、実公昭36−2906号により提案された保持
器がある。 この保持器は、ポケツトの内側面を2つの傾斜
壁によりく字形に形成し、そのポケツトの両側の
開口部の幅をころの径より小さく形成して、ころ
の抜け出し防止を図つている。 しかし、上記の保持器では、各々のポケツトに
ついて開口部の幅を所要の寸法に設定する必要が
あるため、寸法管理に手間がかかり、製造が難し
い問題がある。 また、ポケツトの直線状の開口部からころの周
面を線接触状態で押し込んで、ころをポケツトに
収納する必要があるため、開口部やころ周面の摩
耗が生じやすい問題がある。 そこで、この考案は、保持器からのころの脱落
を防止すると共に製造が簡単にでき、しかもころ
のポケツトの押し込みに無理が生じないころ軸受
を提供することを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、この考案は保持器
の一方の面にころ径より小さい幅で、所定深さの
溝を一定間隔で設け、他方の面にころ長さより小
さい開口幅で、上記溝の底部を越え、溝と交差す
る蟻溝を上記溝に連続して形成し、その両溝の合
致部にころ保持用ポケツトを形成し、かつ、ころ
の両端面を周縁より中央が突出する面で形成した
構成である。
【実施例】
以下、本考案の実施例を第1図〜第5図に基づ
いて詳細に説明する。 第1図〜第3図は、本考案のころ軸受用保持器
を平面ころ軸受に適用した実施例を示すもので、
第1図は斜視図、第2図はポケツト部の部分断面
図、第3図は部分側面図である。帯材1の一方の
面に、ころ2の径よりも小さく、ころ2の転動方
向隙間を加味した溝3を併設し、他方の面に、こ
ろ2の長さより小さい開口幅で、上記溝3の底部
4を超え、溝3と交差する蟻溝5を形成したもの
で、両溝3,5の合致部はころ2保持用ポケツト
6を形成する。従つて、ころ2の上方向への脱落
は第3図に示すように、ころ2の径と溝3の幅と
の差A、下方向への脱落は第2図に示すように、
ころ2の長さと蟻溝5の傾斜面7間の長さの差B
によつて夫々防止され、確実にこのポケツト6に
よりころ2は保持される。この実施例に示すよう
に、ころ2の端面8は、第2図に示すような周縁
より中央が突出する球状曲面に形成されている。
このころ2は、両端部を蟻溝12の開口部に押し
込んでポケツト6に収納される。その場合、ころ
2の端面8が球状となつているため、ころは点接
触の状態で押し込まれることになり、無理が生じ
ないと共に、蟻溝12の内部に端面8が入り込
み、ころの抜け出しが防止される。 第4図及び第5図は、本考案をスラストころ軸
受に適用した実施例を示すもので、第4図は上
面、第5図は下面を示す。この保持器は、環状の
板材10の一方の面にころ2の径よりも小さく、
ころ2の転動方向隙間を加味した放射状溝11を
形成し、他方の面にころ2の長さより小さい開口
幅で、上記放射状溝11の底部を超えて、環状の
蟻溝12を形成したものである。上記実施例と同
様、ころ2の上下方向の脱落は、ころ2の外径及
び端面と溝11,12との干渉で夫々防止され
る。
【効果】
以上説明したように、本考案は一方の面にころ
径より小さい幅で、所定深さの溝を併設し、他方
の面にころ長さより小さい開口幅で、上記溝の底
部を超え、溝と交差する蟻溝を形成し、両溝の合
致部にころ保持用ポケツトを形成したので、ころ
の脱落は上下方向に対して防止され、ころは確実
に案内保持される。また、保持器に連続する蟻溝
を形成してころの抜け出しを防止したので、各々
のポケツトごとに開口部の寸法を管理する必要が
なく、製造が容易に行なえる。 さらに、ころの両端面を中央が突出する面で形
成したので、ころの押し込みを点接触で行なうこ
とができ、ポケツトの開口部やころ表面の摩耗を
抑制できると共に、蟻溝で形成されるポケツトに
ころ端面が入り込み、ころの抜け出しを確実に防
止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す斜視図、
第2図は同上部分断面図、第3図は同上部分側面
図、第4図は本考案の第2の実施例を示す上面
図、第5図は同上下面図、第6図は従来の保持器
を示す斜視図である。 2……ころ、3……溝、5……蟻溝、6……ポ
ケツト、7……傾斜面、11……放射状溝、12
……環状の蟻溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持器に形成したころ保持用ポケツトにころを
    収納してなるころ軸受において、上記保持器の一
    方の面にころ径より小さい幅で、所定深さの溝を
    一定間隔で設け、他方の面にころ長さより小さい
    開口幅で、上記溝の底部を越え、溝と交差する蟻
    溝を上記溝に連続して形成し、その両溝の合致部
    にころ保持用ポケツトを形成し、かつ、上記ころ
    の両端面を周縁より中央が突出する面で形成した
    ことを特徴とするころ軸受。
JP1987033994U 1987-03-09 1987-03-09 Expired - Lifetime JPH0512494Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987033994U JPH0512494Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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JP1987033994U JPH0512494Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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Publication Number Publication Date
JPS63141328U JPS63141328U (ja) 1988-09-19
JPH0512494Y2 true JPH0512494Y2 (ja) 1993-03-31

Family

ID=30842122

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JPS63141328U (ja) 1988-09-19

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