JPH0512441Y2 - - Google Patents

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JPH0512441Y2
JPH0512441Y2 JP5084888U JP5084888U JPH0512441Y2 JP H0512441 Y2 JPH0512441 Y2 JP H0512441Y2 JP 5084888 U JP5084888 U JP 5084888U JP 5084888 U JP5084888 U JP 5084888U JP H0512441 Y2 JPH0512441 Y2 JP H0512441Y2
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JP
Japan
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unit
courtyard
urinal
ceiling
toilet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は坪庭付きのユニツト小便所に係るもの
である。
(従来の技術) 従来、便所は不浄なものとして扱われ、建築計
画上からも建物から隔離した位置にあり、その機
能は単に生理的に***することにあり、またその
面積は最小限の大きさであつた。
近年、下水道の整備と浄化装置の発達により、
汲取り方式から水洗方式の便所と大きく様変りし
てきた。
これに伴つて便所の位置も外部に接した場所か
ら室内に配設することができるようになり、また
設置する場所も自由になり、独立タイプ、連接タ
イプ等があり、夫々の用途に応じた平面計画によ
り、躯体工事をまつて衛生工事、内装工事を現場
作業で行つている。
(考案が解決しようとする課題) 便所のイメージの変化と仕様の変化が著しくな
つてきた昨今、その使用目的も、ただ単に生理的
に***するということだけでなく、生活の一部と
しての機能が要求されるようになつた。
従来の汲取り方式の便所は建物の外部に接して
位置しているため、その通路や窓から外の様子が
判り、四季の変化、日常の天気、気候等が肌で感
じとれることができた。
しかし現在では、便所の位置が外部型より内部
型になり、開口のない閉鎖型の便所が多くなり、
密室の空間となり、従来の感覚から変化してき
た。
更に生活感覚も高級感のある空間と、精神面か
らゆとりのある環境が臨まれるようになり、従来
の密閉空間型の便所では、このような要請に沿う
ことができなかつた。
本考案はこのような従来の便所の有する問題点
に鑑みて提案されたもので、短い使用時間にあつ
ても、高級感に満ち、精神的にリラツクスした気
分で使用できる便所を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案に係る坪庭
付きユニツト便所は、床ユニツト及び壁ユニツト
並に天井ユニツトによつて小便所を構成し、左右
両側の前記壁ユニツト及び床ユニツト並に天井ユ
ニツトを前記小便所の前方に延長し、同各ユニツ
トの延長部によつて坪庭部を画成し、同坪庭部と
前記小便所との仕切部に配設された窓に透視性ガ
ラスを装架して構成されている。
また本考案は連接型の便所に対応するように、
前記小便所を左右方向に連接するとともに、同各
小便所の前記に夫々延設された各坪庭部のうち、
相隣る坪庭部の境界部を開放して構成されてい
る。
更にまた本考案は外部より採光を得ることがで
きるように、前記坪庭部における天井パネルを開
放し、同開放部に採光部材を配設して構成されて
いる。
(作用) 本考案に係る坪庭付きユニツト便所は前記した
ように構成されているので、小便所の使用時に、
同小便所とその前面に設けられた坪庭部との仕切
部の窓に設けられた透視性ガラスを通して、坪庭
の景観を眺めることができる。
また請求項2の坪庭付きユニツト便所は、左右
方向に連接された複数の小便所の各前面に連接さ
れた坪庭部のうち、相隣る坪庭部の境界部を開放
して、前記各小便所の前方に、左右方向に拡がる
坪庭を構成するものである。
請求項3の坪庭付きユニツト便所では、前記小
便所の前方に設けられた坪庭部の天井パネルを開
放し、同開放部に天井トツプパネル、トツプライ
ト等の採光部材を設けることによつて、自然採光
ができるものである。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
第1図乃至第3図において、Aは小便所を示
し、繊維強化プラスチツク、薄肉プレキヤストコ
ンクリート板、木質パネル等より構成された壁ユ
ニツト1及び床ユニツト2並に天井ユニツト3よ
り構成され、後部壁の出入口4には折畳扉5が装
架されている。
前記左右一双の壁ユニツト1及び床ユニツト2
並に天井ユニツト3は小便所Aの前方に延設さ
れ、同各ユニツトの延長部1a,2a,3aによ
つて小便所Aの前方に坪庭部Bが画成され、同坪
庭部Bと前記小便所Aとの間に、同小便所の前壁
を構成する石材、タイル等よりなる仕切壁6が配
設され、同仕切壁6に設けられた窓には透視性ガ
ラス7が嵌装されている。
前記小便所Aにおける床ユニツト2には排水溝
8が設けられ、同排水溝8の底面には排水口9が
配設されている。
また前記排水溝8の前壁、及び左右両壁ユニツ
ト1には、排水溝8の前に立つ人を検知して作動
指令を発する図示せぬセンサーによつて作動する
洗浄水噴射ノズル10,11が配設されている。
かくして排水溝8の前に人が立つと、これをセ
ンサーが検知して前記各ノズル10,11より一
斉に洗浄水が噴射されて臭気が防止され、また排
水溝8の前部の仕切壁6が石材、タイル等より構
成されていることによつて小便の跳ね返りが防止
されるようになつている。
前記小便所Aは本出願人の提案に係る実願昭62
−156032号(考案の名称:小便コーナー)に記載
された小便所と実質的に同一である。
なお図中12は袖壁である。
更に前記小便所Aにはその上部にスピーカー1
3、吸込口14を下端に具えた換気ダクト15を
設け、天井ユニツト3には照明装置16を配設
し、更に自動センサー付き手洗17を附設するも
ので、これらの附帯設備は各ユニツト組立後、内
装工事として組込まれ、煩雑な現場作業を省略
し、工場生産による品質の向上を図り、使用時に
高級感が得られるようになつている。
図中18は前記ダクトの改め口である。
また坪庭部Bは前面がユニツト外郭体Cで閉塞
され、側部の壁ユニツト延長部1aには出入口1
9が設けられるとともに、上部に照明用ルバー2
0が配設され、更に照明装置21が附設され、床
ユニツト延長部2a上に植栽等が配置されてい
る。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、小便所の使用時、その前面仕切壁6の窓に
設けた透視性ガラス7を透して、季節に合わせて
樹木や草花が配置されたり、造形模様が施された
坪庭部B眺めることができ、精神的にリラツクス
した気分で用が足せる。また衛生設備の自動化に
よつて衛生的な空気が得られる。
第4図乃至第6図は本考案の他の実施例を示
し、小便所Aが左右方向に連接され、室内出入口
を通つて小便所Aで用を足すので、個々の小便所
には扉を設けない。
また各小便所Aの前面に設けられた坪庭部Bの
うち、相隣る坪庭部Bの境界に位置する前記小便
所Aの壁ユニツト1の延長部1aを省略し、左右
方向に連接した坪庭を構成し、小便所Aの使用
時、坪庭の広い景観を娯しむことができるように
する。
なお坪庭部の最端壁部の一方には坪庭を保守点
検するための出入口を設け、他方は壁とする。
図中、前記実施例と均等部分には同一符号が附
されている。
第7図は本考案の更に他の実施例を示し、前記
小便所Aの透視性ガラス7を境界として、坪庭部
Bを屋外に突出させ、同坪庭部Bの天井ユニツト
1の延長部1aを開放して形成した開口部Dより
自然光を取り入れたり、天井トツプパネル22と
トツプライト23とを組合わせた採光部材を前記
開口部Dに取付け、外部より採光する。
図中24は建造物の外壁である。
その他、図中前記実施例と均等部分には同一符
号が附されている。
(考案の効果) 本考案においては前記したように、小便所を構
成する壁ユニツト及び床ユニツト並に天井ユニツ
トを前方に延長し、同各ユニツトの延長部によつ
て坪庭部を画成し、同坪庭部と前記小便所との仕
切部の窓に透視性ガラスを配設することによつ
て、小便所使用時に同ガラスを透して坪庭の景観
を娯しむことができ、季節の変化、日常の天気、
気候等を肌で感じとることができるようにし、精
神的にリラツクスした気分で使用できるものであ
る。
請求項2の坪庭付きユニツト便所は、前記小便
所を左右方向に連接するとともに、各小便所前面
に延設された各坪庭部のうち、相隣る坪庭部の境
界部を開放することによつて、小便所の使用時、
前方に左右方向に拡がる坪庭の景観を娯しむこと
ができる。
請求項3の坪庭付きユニツト便所は、前記坪庭
部における天井パネルを開放し、同開放部によつ
て自然光を採光して解放感をもつて使用すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る坪庭付きユニツト便所の
一実施例を示す縦断側面図、第2図はその横断平
面図、第3図はそのユニツトの構成を示す斜視
図、第4図は本考案に係る坪庭付きユニツト便所
の他の実施例を示す横断平面図、第5図はその縦
断側面図、第6図はそのユニツトの構成を示す斜
視図、第7図は本考案に係る坪庭付き便所の更に
他の実施例を示す要部縦断側面図である。 A……小便所、B……坪庭部、D……天井開口
部、1……壁ユニツト、1a……壁ユニツトの延
長部、2……床ユニツト、3……天井ユニツト、
3a……天井ユニツトの延長部、22……天井ト
ツプパネル、23……トツプライト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 床ユニツト及び壁ユニツト並に天井ユニツト
    によつて小便所を構成し、左右両側の前記壁ユ
    ニツト及び床ユニツト並に天井ユニツトを前記
    小便所の前方に延長し、同各ユニツトの延長部
    によつて坪庭部を画成し、同坪庭部と前記小便
    所との仕切部に配設された窓に透視性ガラスを
    装架してなることを特徴とする坪庭付きユニツ
    ト便所。 (2) 前記小便所を左右方向に連接するとともに、
    同各小便所の前方に夫々延設された各坪庭部の
    うち、相隣る坪庭部の境界部を開放してなる請
    求項1記載の坪庭付きユニツト便所。 (3) 前記坪庭部における天井パネルを開放し、同
    開放部に採光部材を配設してなる請求項1記載
    の坪庭付きユニツト便所。
JP5084888U 1988-04-18 1988-04-18 Expired - Lifetime JPH0512441Y2 (ja)

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JP5084888U JPH0512441Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18

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JPH01154258U JPH01154258U (ja) 1989-10-24
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JP6577752B2 (ja) * 2015-05-20 2019-09-18 株式会社神田製作所 観察窓兼用ディスプレイボックス及び該ボックスを有する手洗い装置
JP2021116603A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 積水ハウス株式会社 トイレ室構造

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