JPH05123974A

JPH05123974A - 手で取り外せるコアを有するラチエツトレンチ

Info

Publication number: JPH05123974A
Application number: JP3076969A
Authority: JP
Inventors: Kirk K Chow; カーク・ケー・チヨウ
Original assignee: NATL HAND TOOL CORP; NATL HANDO TOOL CORP
Current assignee: NATL HAND TOOL CORP; NATL HANDO TOOL CORP
Priority date: 1990-03-16
Filing date: 1991-03-16
Publication date: 1993-05-21
Also published as: CA2037592A1; AU628725B2; EP0447240A1; AU7356891A; US5012705A

Abstract

(57)【要約】【目的】ラチェットドライブからコア（芯）を取り外
して定期的に点検・掃除を可能とする。【構成】キャップ７６を有するコア５０はドライブリ
ング３０の中で回転可能である。位置移動可能な爪６２
がドライブリング３０と、コア５０を連結して、コアを
環状駆動モードとする。コア５０から軸方向に突出する
軸１１４はスタッドまで伸びて工具を支持する。本発明
では、中央開口１５４を有するワッシャのような係止プ
レート１５０が設けられていて、コア５０の軸上を軸方
向に位置可能で、コア５０の本体５４と重なる。中央開
口１５４は軸１１４を解放可能なようにキー止め係止
し、係止プレート１５０を軸１１４と結合し、コア５０
をドライブリング３０の中に固締する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はラチェットドライブレン
チに関する。より特定すれば、本発明は、回転可能なコ
ア（芯）が取り外し可能に取り付けられているドライブ
ヘッドを有するラチェットドライブレンチに関する。こ
のコアは、選択可能な道具、例えばソケットが取り外し
可能に取り付けられている端部シャンクまたはボスを有
する。コアの本体は移動可能な爪を有し、これがコアを
回転させるべく、対向するドライブモードにおいてドラ
イブヘッドをコアと結合させる。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】本発明が関連する形式のラ
チェットレンチは従来公知である。その１つは１９８７
年２月２４日出願のケー・ケー・チョウ（K.K. Chow）
によるアメリカ特許出願第０７／０１７７３１号であ
る。この従来技術に言及したことによってこれを本発明
の説明の一部とするが、本発明と矛盾するところにおい
てはこの限りでない。

【０００３】ラチェットドライブレンチを通常または当
たり前に使用したとき、異物がレンチの中に入り、ドラ
イブモード変換爪の操作作業区域に留まることが知られ
ている。異物は、ドライブレンチの効果的な操作を妨げ
るだけでなく、部品の劣化の原因となりレンチの使用寿
命を縮める。工具ヘッドおよびコア組立体を洗浄液、例
えば石油エーテルの中につけたり、この中で洗ったりす
れば、レンチを表面的には掃除できるが、中に入り込ん
だ異物は効果的に除去できない。工具組立体の中には相
当量の「固形物」が入り込むものである。

【０００４】たとえ、定期的に「洗浄」してもレンチ内
部は、研磨剤のような固形物が残る。これは歯付き爪や
この爪と係合するドライブリングの歯を含むレンチ部品
を劣化させる。

【０００５】定期的にラチェットドライブレンチを部分
的に分解（つまりドライブリングからコアを引き抜く）
し、洗浄液の中ですすぐのは、ラチェットドライブレン
チの長寿命を保証し良好な操作性を保持させるうえでは
るかに効果的な保守技術であることが分かっている。し
かしながら、ラチェットドライブを分解するのは、特殊
工具を必要とし、やり方もかなり困難で、レンチ使用者
の安全にとって危険な場合もある。例えば、係止スナッ
プリングまたはばねバンドをばねが入っている溝から引
き抜くにはてこが必要である。ある製品では、分解する
前に１つ以上の止めねじまたはボルトを取り除かなけれ
ばならない。

【０００６】工具を使用しないで部分的な分解を可能と
するラチェットレンチが幾つか知られている。前記のチ
ョウによるアメリカ特許出願第０７／０１７７３１号に
幾つか紹介されている。

【０００７】そこで紹介されているレンチ構造によれ
ば、工具を使用しないで、ドライブリングからコアを手
で外すことが出来る。この限りにおいては、従来の大多
数の装置の不満を解消するものではある。しかしなが
ら、それらはすべて、内部止めリングおよび／または相
互キー止め部品を物理的に除去することを必要とする。
また、それらはすべて外部に突出するピンまたは軸を使
用する。

【０００８】前記従来技術は、一定範囲内で、意図した
目的に沿うものではあるが、コア解放機構の不注意によ
るまたは意図しない発動にさらされることがある。本発
明の目的は、前記した種類の工具において、はるかに簡
単で、高度に信頼性があり、効果的なコア解放機構を提
供することである。本機構は、特殊工具を使用せず、事
故によって突発することもない。なぜなら、ドライブリ
ングによって支持されたコアの解放を行なうが、使用者
による明確で意識的な操作を必要とするからである。本
装置は状来のラチェットドライブ工具のその他の欠点を
も解消するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段およびその作用】本発明の
ラチェットドライブレンチは、ドライブヘッドと、この
ドライブヘッドの中に収容され、回転可能な、キャップ
付きコアを有する。コア本体の中に収容された歯付き爪
は２つの位置の間で移動可能であり、爪の分離した歯付
き部分は、ドライブリングの内部歯上に環状に間を開け
て設けたドライブリングの協働する内部歯とかみ合う。
コアから軸方向に突出する軸はドライブスタッドにおい
て止まり、このドライブスタッドにドライブソケットの
ような工具要素が取り外し可能に取り付けられる。コア
本体に隣接するベースにおいて、軸は半径方向に伸びて
いるフランジを有し、このフランジがコア表面から間を
開けて設けられていて溝を形成する。非円形の開口を有
するワッシャーのような係止プレートが軸の上、そして
それにより支持、接触されるフランジの上、に取付可能
で、コア本体およびドライブヘッドの上に重なって位置
する。係止プレートを部分的に回転させると、それによ
り支持された横方向に伸びる翼部材は、溝の中にはいっ
てその中に位置し、ドライブヘッドから軸方向にコア本
体を引き抜くことを妨げる。ばね付勢された戻り止めが
コア係止モードにおいて、係止プレートと係合し、保持
する。コアを引き抜くには、係止プレートに少しずつ力
を加えてこれを環状に回転させ、軸の中の溝から翼部材
を解放して、コア解放モードとする。軸を囲む係止プレ
ートは軸から取り外すことが出来、ドライブリングから
コアを引き抜くことが出来る。

【００１０】

【実施例】本発明のその他の特徴や利点は添付図面を参
照して以下の説明を読むことによって明確になるであろ
う。

【００１１】図１−図３を参照すると、本発明の実施例
が示されているが、これはいかなる意味でも発明を限定
するものではなく、単に好ましい１つの実施態様の例示
に過ぎないものである。図示されているレンチ２０はハ
ンドル２４を有し、その末端に工具ヘッドまたはドライ
ブヘッド３０が接続されている。ドライブヘッド３０
は、ほぼ円筒状のドライブリングまたはカラー３２があ
り、円筒状の内部表面３６を有する。このドライブリン
グ３２の内側円周壁表面３６には一定間隔で軸方向にの
びるラチェット歯４０が間断なく設けられている（図２
参照）。

【００１２】被駆動体またはコア５０はカラー３２の中
に回転可能に軸受けされ、工具ヘッド３０のトルク伝導
要素を構成する。このコア５０は、円筒表面５８を囲
み、内側に半径方向に伸びる横溝または窪み５６を備え
た、ほぼ円筒状の本体５４を有する。このコア本体５４
に収容され、表面５８から半径方向に伸びているのは、
ばねで付勢されたベアリング６０である。ベアリング
は、前記ラチェット歯４０に乗り上げ、ドライブカラー
３２の中でコア５０の「抵抗」から完全な「自由」まで
提供する。

【００１３】窪み５６の中に収容されているのは、位置
を変えられる歯付き爪６２である。この爪６２は外側表
面に一連のラチェット歯６６を有し、ドライブリング３
２のラチェット歯４０に対向して相補的に協働する。爪
６２の反対側表面６８はカム表面または摺動表面を形成
し、窪み５６を囲む並置案内溝７２に沿って往復可能に
乗り上げる。

【００１４】コア５０の末端は大径のキャップのような
フランジ７６である。そのフランジの周辺縁にはギザギ
ザ７８があって相互回転およびカラー８２の回転を助け
る。

【００１５】図２，３に示すように、ポストまたはピン
８６が、カラー８２に固定され、その下面９２から下側
に突出する。ピン８６は、コア本体５４の中に形成さ
れ、外側に向かって、半径方向に開口する切り込み区域
９４の中に伸びる。横方向に切り取られた部分９４は、
ほぼ平面状の横壁９８によって囲まれている。横壁９８
は、ピン８６の機械的停止部材となり、カラー８２の回
転範囲または円弧範囲を制限する。

【００１６】ほぼ平面状のハート型本体部分を有するば
ねワイヤ１０２が、カラー８２の下面９２とコア部材５
４の上表面１０６の間の空間１０４に水平方向に収容さ
れて位置する。ばねワイヤ１０２は、外側表面上のピン
８６に接触し、これを圧迫する頂点を提供するように形
成される。ばねワイヤ１０２の末端は、ばね本体によっ
て形成される平面およびその上側により通常曲げられ
て、縦スロットまたは穴１０８の中に位置する。穴１０
８は爪６２の中に形成され、その下面に開口する。図示
された実施例ではフランジ７６とカラー８２の円弧回転
は、ピン８６の円弧移動をもたらす。カラー８２は、ば
ねワイヤ１０２の頂点を強制的に動かす。その力は、同
時に、爪６２の中に位置するばねワイヤ１０２の端部に
伝導され、トグルのような作用で爪６２をコア案内壁７
２に沿って明確に横摺動移動させる。フランジ７６が反
対環状方向へ回転すると、爪６２を反対の移動限度まで
転換させ、コア５０およびそこから伸びるボスまたはシ
ャンク１１０の駆動モードの転換を起こさせる。

【００１７】シャンクまたはボス１１０は非円形の横断
面を有し、コア本体５４の下面と一体成形され、軸方向
に伸びていて、選択可能で互換性のある要素に取り付け
られる。

【００１８】図３に示すように、戻り止めボールまたは
ベアリング１１２がボス１１０の中に収容されている。
このベアリング１１２は、長手方向に伸びる棒または軸
１１４によって、外側へ半径方向に押しつけられて、ソ
ケットまたは工具の係合または係止位置に移動される。
軸１１４は工具ヘッドを通って上側に伸びており、縦方
向に押圧可能なボタン１１６に機械的に係合されてい
る。軸１１４とボタン１１６は、内部ばね（図示せず）
により上側方向に付勢されている。ボタン１１６を下に
押圧することにより、軸１１４が下に移動し、軸１１４
の下り勾配または切り欠き部分１１８を、戻り止めボー
ル１１２の反対側または横位置にする。そのことによ
り、ボール１１２は内側へ半径方向に動き、ボス１０に
支えられたソケットなどの工具要素を解放する。

【００１９】本発明のラチェットドライブの重要な特徴
は、コア５０がドライブリング３２から容易に取り外せ
る構造になっていて、掃除や予防的な管理が出来ること
である。本発明によれば、組立と分解は、工具なしに行
なうことが出来、フランジ軸にキー止めされて保持され
ている機械的な係止プレートという単純で非常に有効な
組み合わせにより行なわれる。

【００２０】図３，４に示すように、工具保持ボス１１
０は上端区域において外側に横広がりしており、対向し
た、横広がりのフランジ１３０，１３２を形成してい
る。これらのフランジは、連結一体成形されたスタブネ
ック（stub neck ）１４０によりコア本体５４の下面１
３６から軸方向に隔てられている。ネック１４０は横断
面が丸く、横方向に突出するフランジ１３０，１３２の
全直径の広がりよりも小さい直径を有する。したがっ
て、コア本体１５４と、フランジ１３０，１３２の、軸
方向に隔てられた反対側上表面の間に、一対の直径方向
に隔てられたキー溝または溝１４４，１４６を構成して
いる。

【００２１】図４の作用位置に示すように、また図２に
最もよく示すように、ワッシャのような係止プレート１
５０が設けられていて、これは、ギザギザとなった、周
辺方向外側縁１５２と、非円形の中央開口１５４を有す
る。図示実施例のプレート１５０では中央開口１５４
は、一対の直径方向に対向した円弧部分１５８，１６０
の直径方向の第１の広がりによって輪郭付けられてい
る。円弧部分１５８，１６０の円は、フランジ１３０，
１３２の反対方向の内側に面した外縁の間の距離よりも
僅かに大きい直径を有する。第２の直径方向には、前記
第１の直径方向の広がりと同じ平面において、開口１５
４が円弧部分１６４，１６６によって囲まれている。円
弧部分１６４，１６０は溝１４４，１４６の中のネック
１４０よりも僅かに大きい直径を有する。したがって、
係止プレート１５０の中の小さな方の「円形」開口は、
図５に示すように、連続して位置が摺動可能でネック１
４０を囲む。係止プレート１５０の機能的な使用法にお
いて、小さいほうの直径方向の広がりを囲むこれらの壁
部分は、円弧部分１６４，１６６において、半径方向へ
内側に向いた翼１７０，１７２またはキー止め突出部と
して作用し、溝１４４，１４６の中で摺動し、かつ係合
する。そして、下のネック１４０の上の固定位置にあ
り、コア本体５４と一体成形された係止プレート１５０
を係止する。

【００２２】図３，４に示すように、コア本体５４はそ
の下面１３６において、一対の直径方向に位置する、戻
り止め、係止小球、またはラグ１８０，１８２を突出さ
せており、これらはフランジ１３０，１３２の外側へ半
径方向に隔てられている。小球１８０，１８２はコア本
体５４の中に収容され、保持されているが、図７，８に
示すように、ドリル穴１９０の中にあるコイルばね１８
６によりコア本体５４の下面１３６の外側へ弾力を持っ
て付勢されている。係止プレート１５０は一対のへこ
み、穴、または貫通孔１９４，１９６を備えている。こ
られは小球１８０，１８２と一致または重なるように直
径方向に隔てられていて、小球１８０，１８２を受け入
れる大きさである。図３，６，８に示すように、プレー
ト１５０がボス１１４とフランジ１３０，１３２の上に
位置して、キー止め翼１７０，１７２を溝１４４，１４
６に入れて、係止位置になるべく、９０度回転したとき
（図５参照）、コア本体５４の小球１８０，１８２は、
係止プレート１５０の中の穴１９４，１９６の中に入り
込みそこに留まる。

【００２３】ドライブリング３２からコア５０を取り出
して工具ヘッド３０を分解すべく、係止プレート１５０
を外すには、ばね付勢の戻り止め１８０，１８２による
摩擦抵抗に逆らって手で係止プレート１５０を９０度回
転させて、溝１４４，１４６からフランジ１３０，１３
２を引き抜き、係止プレート１５０をコア５０から自由
にするという簡単な操作でよい。コア５０は、ボス１１
０に対して軸方向に向けられていた力によって、ドライ
ブリング３２から容易に押し出される。コア５０および
ドライブリング３２はそれから掃除される。組立は今の
逆手順による。

【００２４】本発明のラチェット・ドライブ・レンチの
図示実施例では、キャップのようなフランジ７６は上面
に堀のような窪みまたは溝を有し、ここにリングのよう
な挿入物２００を収容する。この挿入物には製造元表
示、商標、装飾２０２などが表示される（図２参照）。

【００２５】本発明の好ましい実施例を説明してきた
が、本発明の精神を使用しつつ修正や変更が可能であ
る。特許請求の範囲の中のすべてのそのような変更物や
修正物も本発明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の、ラチェットドライブヘッドと、コ
アと、ドライブ軸の斜視図であるが、ハンドルの一部を
破断している。

【図２】本発明のドライブレンチのコア本体と、ドラ
イブヘッドと、コア係止用プレートの展開図である。

【図３】図１の略３−３線におけるレンチヘッド横断
面図であり、ドライブヘッドの中にコアを保持した係止
プレートを有する、組立た状態のレンチヘッドを示す。

【図４】ドライブヘッドの中のコアを示す部分的底面
図であるが、係止プレートは外されている。

【図５】図４と似た図であるが、回転可能な係止プレ
ートが係止形状を取る前の分解モードにある。

【図６】図５と似た図であるが、係止プレートが１／
４回転し、所定位置のプレート外しモードにある。

【図７】図５の略７−７線における、拡大した、部分
的、横断面図であり、プレート外しモードにおけるばね
付勢した係止プレート戻り止めを示す。

【図８】図６の略８−８線における、拡大した、部分
的、横断面図であり、戻り止めが、固定したコア係止モ
ードにある係止プレートに結合されていて、ドライブレ
ンチの使用位置を示す。

【符号の説明】

２０レンチ３０ドライブヘッド５０コア６２爪７６キャップ８６ピン１０２ばねワイヤ１１０シャンク１１４軸１３０，１３２フランジ１４４，１４６溝１５０係止プレート１７０，１７２翼１８０，１８２小球１９４，１９６係止プレートの穴

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ドライブヘッド（３０）、半径方向に拡
大したキャップ本体（７６）を備えたコア本体（５０）
を有し、コア本体（５０）はドライブヘッド（３０）の
中に収容され、この中で回転可能で、取り外し可能であ
り、前記コア本体（５０）に固定され、ここから工具をシャ
ンク（１１０）に取り外し可能に取り付けるための、軸
方向に突出する軸（１１４）と、前記ドライブヘッド（３０）の回転があったとき、選択
的で、対抗する環状駆動モードにおいて、前記コア本体
（５０）とこれに取り付けたシャンク（１１０）を変換
可能に駆動するために前記ドライブヘッド（３０）と前
記コア本体（５０）を結合する爪手段（６２）と、前記コア本体（５０）を前記ドライブヘッド（５０）に
固締するインターロック手段とを有するラチェットレン
チ（２０）において、フランジ手段（１３０，１３２）及び係止プレート手段
（１５０）からなる結合手段を有し、前記フランジ手段（１３０，１３２）は、前記軸（１１
４）に支持され、半径方向へ外側に伸び、前記コア本体
（５０）から軸方向に間を開けて取り付けられ、その間
に環状溝（１４４，１４６）を形成し、さらに前記係止
プレート手段（１５０）は円弧方向に位置移動可能で、
前記コア（５０）の直径よりも大きい直径方向境界を有
し、前記係止プレート手段（１５０）が前記ドライブヘ
ッド（３０）に重なって前記軸（１１４）の回りを取り
囲むモードにおいて、前記プレート手段（１５０）を位
置づけするときに、前記インターロック手段の前記フラ
ンジ手段（１３０，１３２）を受け入れるために、非円
形の、中央の、キー溝のような開口（１５４）を備えて
おり、さらに、前記プレート手段（１５０）と一体成形され、
これとほぼ共角である翼手段（１７０，１７２）を有
し、前記翼手段（１７０，１７２）は、前記プレート（１５
０）の前記中央開口（１５４）の中に伸びる、半径方向
へ内側に向かってキー止めされた突出部（１６４，１６
６）を備えており、前記プレート手段（１５０）が前記
軸（１１４）の回りを環状円弧方向に回転して前記翼手
段（１７０，１７２）の、前記フランジ手段（１３０，
１３２）と少なくとも一部縦方向に整列を行なって、前
記ドライブヘッド（３０）から軸方向にコア（５０）を
取り外すことを妨げるとき、前記溝（１４４，１４６）
の中に摺動係合し、前記プレート手段（１５０）は、前記溝（１４４，１４
６）から前記翼手段（１７０，１７２）を取り外すため
に回転して位置移動が可能であり、前記端部シャンク
（１１０）から前記プレート手段（１５０）を除去する
ことを可能とし、前記ドライブヘッド（３０）から前記
コア（５０）を取り外すために前記コア（５０）を軸方
向に移動させる、ことを特徴とする、手で取り外せるコア（５０）を有す
るラチェットレンチ（２０）。
【請求項２】前記コア（５０）と、前記係止プレート
（１５０）の間に挟まれたばね手段（１０２）を有し、
このばね手段（１０２）がその間で押圧力を発揮し、前
記係止プレート（１５０）に対して前記コア（５０）の
環状運動に対抗する請求項１記載のラチェットレンチ。
【請求項３】前記係止プレート手段（１５０）は、前
記コア本体（５０）に重なる、表面の窪み（１９４，１
９６）を有し、さらに、前記コア本体（５０）に支持さ
れ、その前記係止プレート手段（１５０）に対向した表
面から突出する探索手段（１８０，１８２）と、前記探
索手段（１８０，１８２）を弾力的に付勢して前記コア
本体（５０）から突出させるばね手段（１９０）とを有
し、前記探索手段（１８０，１８２）は、前記係止プレ
ート（１５０）が係止モードを取るとき、前記プレート
手段（１５０）の中の表面窪み（１９４，１９６）と重
なることが可能で、前記窪み（１９４，１９６）の中に
入り、弾力的に前記係止プレート（１５０）を押圧して
環状移動に対抗する請求項１記載のラチェットレンチ。
【請求項４】前記探索手段は小球のようなボール（１
８０，１８２）であり、前記コア本体（５０）は軸方向
に伸びる穴（１９０）を有し、前記ばね手段は前記穴の
中のばね（１９０）であり、前記ボール（１８０，１８
２）は前記ばね（１９０）と重なり、前記穴（１９０）を囲む壁は前記穴の開放端部で曲げら
れ、前記穴（１９０）に前記ボール（１８０，１８２）
を保持するために前記ボールの直径よりも小さい直径を
有する圧縮された開口となり、前記ボール（１８０，１
８２）の一部は、弾力的に外側に付勢されていて、前記
係止プレート（１５０）の前記窪み（１９４，１９６）
の中に位置する請求項３記載のラチェットレンチ。
【請求項５】前記キャップ（７６）の中に形成された
溝手段を有し、この溝手段が環状の堀のような窪み（２
００）を形成しており、前記窪み（２００）の中に表示手段（２０２）を有し、
この表示手段が製品製造票や装飾目的の標識である請求
項１記載のラチェットレンチ。