JPH0512257Y2 - - Google Patents

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JPH0512257Y2
JPH0512257Y2 JP1987189194U JP18919487U JPH0512257Y2 JP H0512257 Y2 JPH0512257 Y2 JP H0512257Y2 JP 1987189194 U JP1987189194 U JP 1987189194U JP 18919487 U JP18919487 U JP 18919487U JP H0512257 Y2 JPH0512257 Y2 JP H0512257Y2
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JP
Japan
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temperature
degrees celsius
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temperature range
colored
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JP1987189194U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は熱ペンや冷水を含ませた筆等の手段に
より所望の面相が描け、その面相は常温域で維持
され、熱や冷熱の適用により前記面相を一旦消去
して、また別の面相を前記手段で描くことのでき
る、繰り返し変身可能な面に関し、子供の遊戯用
だけでなく、パーテイ用、演劇用等に活用される
ものである。
従来の技術 この種の熱や冷熱の適用により描き換え可能
で、且つ所望の面相が常温で維持される面につい
ては未だ提案されていない。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、普通の面の機能に加え一般の家庭に
ある熱源または冷熱源からの手段により、面相を
描き換えできると言う機能を付加しようとするも
のである。
問題点を解決するための手段 本考案の面は二相共存可能な実質的変色温度域
が常温域にある準可逆熱変色性組成物を含む塗料
が表面に塗布されているか、または前記組成物を
含有する面材からなる。
前記準可逆熱変色性組成物とは、温度変化によ
り温度一色濃度についてヒステリシス特性を示し
て変色する、即ち変色温度域より低温側から温度
を上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温
側から温度を下降させていく場合とでは異なる経
路をたどつて変色する現象を呈するものである。
このことを図面について説明する。
第1図は準可逆熱変色性組成物の温度変化によ
る色濃度の変化を示したグラフであり、縦軸に色
濃度、横軸に温度が表されている。
温度変化による色濃度の変化は矢印に沿つて進
行する。グラフ中のA点(温度t1)はこあれ以下
の温度では前記組成物が完全に呈色している状態
になる点であり、B点(温度t3)は温度が上昇す
る過程で実質的な変色(消色)が始まる点であ
り、C点(温度t4)はこれ以上の温度では完全に
消色している状態になる点であり、D点(温度
t2)は温度が下降する過程で実質的な変色(呈
色)が始まる点である。
変色温度域とは前記t1とt4の間の温度域であ
り、特に二相(呈色相と消色相)間の色濃度の差
の大きい領域であるt2とt3の間の温度域を実質変
色温度域と表記する。
このような特性を示す準可逆熱変色性組成物と
しては本出願人が先に提案した特開昭60−264285
号公報記載の感熱記録組成物があげられ、それら
のうち二相共存可能な実質変色温度域が常温域に
あるものが用いられる。常温域とは通常の生活環
境温度域であり、具体的には数℃乃至三十数℃の
温度域である。
面材は通常用いられる材料、即ちプラスチツ
ク、紙、布、木材等が用いられ、前記準熱可逆熱
変色性組成物からなる顔料(例えば該組成物を内
包した微小カプセル形態または該組成物を樹脂で
固めた微粒子形態等)をビヒクルに分散した塗料
が面の表面の全面または所望の部分に刷毛ぬり、
スプレー等の手段で塗布するか、または前記組成
物或いは前記顔料を予めプラスチツク材に混合す
るか、紙、布、木材に染着させるかしたものを成
形して面とする。
作 用 前記面の面相は第1図のグラフのt1以下の温度
では完全な呈色状態であり、t4以上の温度では完
全な消色状態となり、その間の温度域が呈色状態
と消色状態の二相共存可能な温度域である。従つ
て、一旦t4以上の温度にして全面消色状態にした
面の一部にt1以下の冷熱を適用すれば、その部分
は呈色状態となつて他の部分の消色状態(面材の
生地の色)とコントラストを呈し、その面相は常
温で維持される。
また一旦t1以下の温度に曝されて全面呈色状態
となつた面の一部にt4以上の熱を適用すれば、そ
の部分は消色状態となつて面材の生地の色が現
れ、他の部分の呈色状態とコントラストを呈し
て、その状態は常温で維持される。
このように本考案の面は、前記の操作により所
望どおりに何度も面相を描き換えることができる
ものである。
実施例 以下、実施例について説明する。
白色顔料を混練した塩化ビニル樹脂から成形さ
れ、目に対応する部分に孔のあけられた面の表面
全体に、8℃以下では完全に朱色に呈色し、35℃
以上では完全に消色状態となる準可逆熱変色性組
成物(朱色発色ロイコ染料、フエノール化合物、
ステアリン酸ネオペンチルからなる均質溶融体)
の微小カプセル化顔料をアクリル系樹脂エマルシ
ヨン、水溶性樹脂を含む水性ビヒクル中に分散し
てなる塗料をスプレー塗装し、熱風乾燥した。
得られた面の表面は塩化ビニル樹脂の色がその
まま表れて全面白色(第2図図示の面相)である
が、氷水をつけた筆で第3図図示の面相を描くこ
とができた。この面相は常温で維持された。
次にこの面を冷蔵庫に入れると全面朱色(第4
図図示の面相)となり、更に熱ペンで第5図図示
の面相(白い部分が熱ペンを当てた部分)を描く
ことができた。この面相も常温で維持できた。そ
して前記変身は何度でも繰り返し行うことができ
た。
考案の効果 以上説明のとおり、本考案の面は一般家庭にあ
る熱源または冷熱源の手段により簡単に面相を描
き換えたり、変色させたりでき、それにより得ら
れる所望の面相が常温域で維持されるので、遊び
における楽しみを倍加させ、パーテイや演劇にお
ける演出効果を増大させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いられる準可逆熱変色性組
成物の温度変化による変色状態を示すグラフであ
る。第2図乃至第5図はそれぞれ異なる面相を呈
している本考案の面の一例を表している。 ……面、2……目の孔、3……消色相、4…
…呈色相。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面が感温色素を含む色材で着色されている面
    であつて、前記感温色素は温度t1以下の温度域で
    は完全呈色状態を呈し、温度t4以上の温度域では
    完全消色状態を呈し、呈色状態にあつて温度が上
    昇する過程では温度t3に達すると消色し始め、温
    度t4で完全に消色し、消色状態にあつて温度が下
    降する過程では前記温度t3より低い温度t2に達す
    ると呈色し始め、温度t1で完全に呈色し、温度t2
    と温度t3の間の温度域内で呈色状態と消色状態の
    両相が共存可能であるヒステリシス特性を示す準
    可逆性感温色素であり、前記温度t2と温度t3の間
    の温度域は数℃乃至三十数℃の範囲内の温度域で
    あり、温度t1は0℃乃至数℃の間の温度、温度t4
    は三十数℃より高い温度であることを特徴とす
    る、熱的手段により面相を描き換えできる面。
JP1987189194U 1987-12-12 1987-12-12 Expired - Lifetime JPH0512257Y2 (ja)

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JPH0194423U JPH0194423U (ja) 1989-06-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517269U (ja) * 1974-06-29 1976-01-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517269U (ja) * 1974-06-29 1976-01-20

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JPH0194423U (ja) 1989-06-21

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