JPH0511990U - 定置型乗物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は乗物筐体に螺子等で取り外し可能な
人形等のキャラクタ−を設け、同じキャラクターをビデ
オモニター等の映像に映し出し、両方のキャラクターを
交換可能にする。 【構成】 乗物筐体内に映像表示装置３と画像処理装置
１２と操作入力装置５と揺動機構１１を備え、操作入力
装置５からの操作信号により画像処理装置１２から映像
表示装置３に操作信号に応じた映像を表示し、かつ前記
操作信号に応じ揺動機構１１を動作させ乗物筐体１を揺
動させ、さらに乗物筐体１には螺子等で取り外し可能な
人形やあるいは擬人化した乗物筐体その物等及び張り替
え可能なステッカーやシールのキャラクター８を設けて
ある。そして画像処理装置１１内のメモリには該キャラ
クター８の映像を設け、映像表示部３に該映像を表示す
るのである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は遊園地やデパート等の遊戯コーナに設置する子供向けの定置型乗物に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の定置型乗物は、子供が搭乗し硬貨を投入すると一定時間動作し、乗物は 揺れ動き効果音を出して、いかにも乗っている感じを子供に与え楽しませるもの である。 これらの定置型乗物のなかには人気を得るために流行のキャラクターが一体成 形で取り付けられたものが見受けられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の定置型乗物では、硬貨を投入するとただ一定時間揺れる動作を繰り返す だけであり、その動作が画一的であり幼児にとっては十分楽しめるが、少し大き な子供になるとそれだけでは興味を感じなくなる。また、乗物と一体成形された キャラクターも流行があり、流行からとり残されると乗物自体の商品価値が下が ってしまうという問題点を抱えていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記せるような従来の問題点を解決するために創案されたものであり 、乗物筐体内に映像表示装置と画像処理装置と操作入力装置と揺動機構を備えて ある。そして、ハンドルやボタン等の操作入力装置からの操作信号によりＩＣボ ード内の画像処理装置からビデオモニターやプロジェクター等の映像表示装置に 操作信号に応じた映像を表示し、かつ前記操作信号に応じ揺動機構を動作させ乗 物筐体を揺動させるようにしてある。

【０００５】 さらに乗物筐体には螺子等で取り外し可能な人形やあるいは擬人化した乗物筐 体その物等及び張り替え可能なステッカーやシールののキャラクターを設けてあ る。 そしてＩＣボードの画像処理装置内のメモリには乗物筐体の取り外し可能なキ ャラクターの映像を設け、映像表示部に該映像を表示するのである。

【０００６】

【作用】

本考案によると、人気のあるキャラクターを螺子等により取り外し可能に筐体 に取り付け、さらにＩＣボードのメモリにも交換可能にキャラクターを設けてあ るので、操作ハンドルを操作することにより同じキャラクターをビデオモニタ等 の映像に映し出し、両方のキャラクタを自在に交換できる。

【０００７】

【実施例】

以下、図面に基づき本考案の構成を説明する。図面は本考案の実施例を示し、 図１は本考案の定置型乗物の斜視図、図２は同横断面図である。 その一例としてモーターボートや飛行機、宇宙船あるいは自動車等を模してデ フォルメした乗物の筐体１に子供２人が座れる程度の操縦席２を設け、操縦席２ のパネル部分中央に映像面を手前側にしたビデオモニター３を取り付け、その両 側には押しボタン４が備え、パネル部分下部には操作ハンドル５が取り付けてあ る。 ビデオモニター３の左下側にはコインボックス６があり、コインボックス６に はコイン投入口６ａがある。さらにテレビモニター３の右側にはカード発行機７ が設けられている。 操縦席２の後部には胸から上部だけのキャラクター人形８が乗物筐体１の上面 に設けられている。 そして筐体下部の基台９には筐体１全体を揺れ動かすための揺動機構９が設け られ、モーター等の駆動装置１０により揺動機構１１を動作させ筐体全体を左右 または前後にローリングしたりヨーイング運動させることができるようになって いる。

【０００８】 搭乗者は操縦席２に座り、コインボックス６の硬貨投入口６ａに図示しない硬 貨を投入しスイッチオンにし、ビデオモニター３の映像を見ながら操作ハンドル ５を動かし、操作ハンドル５や押しボタン４からの操作信号をＩＣボード１２に 送り、ＩＣボード１２のメモリ・画像処理装置では操作ハンドル５の操作に応じ た映像をビデオモニター３に映し出すとともに駆動モーター等の駆動装置１０の 動きを操作に応じて制御し、揺動装置１１を動かす。 必要に応じて操縦者は押しボタン４を押して画面内で弾を発射したりすること ができるのである。 また、カード発行機７は、遊戯者が遊戯を終了すると図示しない記念乗車カー ドを発行し、これにより幼児の興味が倍加する。この記念乗車カードには、発行 日や遊戯結果をその場で印字して発行する形にしてもよい。

【０００９】 操縦席２の後側にはキャラクター人形８が２体取り付けられている。このキャ ラクター人形８は図３に示すとおり、幼児と等身大の胸から上の部分を成形品と して底部にボルト８ａを下方に向け数箇所設け、筐体１の上面の取り付け穴にボ ルト８ａを貫通し筐体内部からナット８ｂで締め付けてキャラクタ−人形８を筐 体１に固着する。また筐体１にはキャラクター人形８のステッカーやシール等が 貼ってある。

【０００９】 図４に本定置型乗物の動作を行なうための制御をブロック図で示す。まず操縦 者が押しボタン４や操縦ハンドル５からなる入力装置１３を動かすと、その操作 信号は制御部であるコントローラ１４に入力され、その信号は画像処理部１５に 出力され、画像処理部１５ではその信号に応じてビデオデッキやＣＤ−ＲＯＭや ＩＣ−ＲＯＭ等のメモリ部１６からの映像信号を引き出しビデオインターフェイ ス１７を介してビデオモニター３に映像を映しだす。一方、コントローラ１４か らの信号はモーターやソレノイドコイル等の動力を発生する駆動装置１０を動か し、駆動装置１０で揺動機構１１を動作させ、筐体１を揺動させるのである。 メモリ部１６はビデオディスクやＲＯＭに映像情報を収納してあるので簡単に 交換が可能であり、キャラクター人形８に合わせた映像内容としてある。例えば 、乗物を宇宙船とすると、キャラクター人形は宇宙服を着た人気のキャラクター とすると子供にとっては、親しみのある人気のキャラクター人形と一緒に宇宙船 での旅行が楽しめ、ビデオモニター３に映る映像は宇宙空間を旅する宇宙船の映 像が映しだされ、宇宙船にはキャラクター人形８と同じキャラクターが乗ってい る。そして操縦席２に座っている子供は操作ハンドル５を握り、宇宙のなかを星 を避けながら左右前後に操作ハンドル５を切り、旅行のひとときを楽しむのであ る。そして旅行が終わるとカード発行機７から図示しない記念乗車カードが出さ れる。

【００１０】

【考案の効果】

上記構成から本定置型乗物では遊戯者がキャラクター人形と一緒に乗物に乗っ ている感じになり、一人で乗っていても楽しい仲間との一体感ができる。 また、キャラクター人形は乗物の筐体から取り外し可能に構成されてあり、キ ャラクター人形の流行が廃れてしまっても、流行のキャラクター人形、ステッカ ー等と交換することで、乗物の人気を復活することができ、定置型乗物の活性化 に役立ち息の長い商品とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】定置型乗物の全体斜視図である。

【図２】定置型乗物の横部断面図である。

【図３】制御系のブロック図である。

【符号の説明】

１．筐体 ２．操縦席 ３．ビデオモニター ４．押しボタン ５．操作ハンドル ６．コインボックス ７．カード発行機 ８．キャラクター人形 ９．基台 １０．駆動装置 １１．揺動機構 １２．ＩＣボード １３．入力装置 １４．コントローラ １５．画像処理装置 １６．メモリ １７．ビデオインターフェイス

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 乗物筐体内に映像表示装置と画像処理装
   置と操作入力装置と揺動機構を備え、操作入力装置から
   の操作信号により画像処理装置から映像表示装置に操作
   信号に応じた映像を表示し、かつ前記操作信号に応じ揺
   動機構を動作させ乗物筐体を揺動させることを特徴とす
   る定置型乗物。
2. 【請求項２】 請求項１において乗物筐体には取り外し
   可能なキャラクターを設けたことを特徴とする定置型乗
   物。
3. 【請求項３】 請求項２において画像処理装置内に乗物
   筐体の取り外し可能なキャラクターの映像を設け、映像
   表示部に該映像を表示することを特徴とする定置型乗
   物。