JPH05119385A - 焦点調節状態表示装置 - Google Patents

焦点調節状態表示装置

Info

Publication number
JPH05119385A
JPH05119385A JP3284955A JP28495591A JPH05119385A JP H05119385 A JPH05119385 A JP H05119385A JP 3284955 A JP3284955 A JP 3284955A JP 28495591 A JP28495591 A JP 28495591A JP H05119385 A JPH05119385 A JP H05119385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focus
distance
display device
adjustment state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3284955A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Ishiguro
泰明 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP3284955A priority Critical patent/JPH05119385A/ja
Publication of JPH05119385A publication Critical patent/JPH05119385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、撮影レンズからの透過光を用いて
焦点検出を行うカメラに設けられ、焦点調節状態を表示
する焦点調節状態表示装置に関し、合焦位置および現在
の撮影レンズの位置が、撮影レンズで撮影可能な無限遠
から至近限界までのどの位置にあるのかを確実に知るこ
とを目的とする。 【構成】 撮影レンズで撮影可能な無限遠から至近限界
までの距離を検出し、該距離に対応する第1の信号を発
生する手段と、合焦位置に対応する第2の信号を発生す
る合焦位置検出手段と、撮影レンズの位置に対応する第
3の信号を発生するレンズ位置検出手段と、第1の信
号,第2の信号,第3の信号を入力して、前記距離,合
焦位置,レンズ位置を同一スケールの値に換算する換算
手段と、換算手段の出力より、前記距離,合焦位置,レ
ンズ位置の相対的な位置関係を表示する表示手段とを備
えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影レンズからの透過
光を用いて焦点検出を行うカメラに設けられ、焦点調節
状態を表示する焦点調節状態表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの焦点調節状態を表示する
焦点調節状態表示装置としては、焦点検出装置からの信
号に基づいて、撮影レンズが合焦状態にある時に、合焦
表示用のLEDを点灯するものが広く採用されている。
【0003】しかしながら、このような焦点調節状態表
示装置では、撮影レンズが合焦状態にある時には、合焦
状態であることが認識できるが、合焦状態にないときの
ピントのずれ量等を認識することができない。
【0004】そこで、非合焦時のピントのずれ量等を表
示し、撮影者に合焦状態についてのきめ細かい情報を提
供するようにした焦点調節状態表示装置として、特開平
2−74934号公報に開示されるものが開発されてい
る。
【0005】図10は、この公報に開示される焦点調節
状態表示装置を示すもので、この焦点調節状態表示装置
では、ファインダー1001の撮影画面1002の側方
に、焦点調節状態を表示する表示部1003が形成され
ている。
【0006】この表示部1003は、中央の発光部10
04と、この上側の6つの発光部1005と、下側の6
つの発光部1006と、両端側の発光部1007,10
08により形成されている。
【0007】そして、デフォーカス情報が前ピンを示す
時には、中央の発光部1004が点灯され、さらに、デ
フォーカス量に応じて上側の発光部1005が点灯さ
れ、また、デフォーカス量が大きい時には、上端の発光
部1007が点灯される。
【0008】一方、デフォーカス情報が合焦状態を示す
時には、中央の発光部1004が点灯される。また、デ
フォーカス情報が後ピンを示す時には、中央の発光部1
004が点灯され、さらに、デフォーカス量に応じて下
側の発光部1006が点灯され、また、デフォーカス量
が大きい時には、下端の発光部1008が点灯される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の焦点調節状態表示装置では、発光部100
5,1006により表示されるのは、デフォーカス量で
あるため、合焦位置および現在の撮影レンズの位置が、
撮影レンズで撮影可能な無限遠から至近限界までのどの
位置にあるのかを知ることができず、特に、被写体が撮
影レンズの至近限界を越えて至近側にある時にも、合焦
不能であるかどうかを知ることができないという問題が
あった。
【0010】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、合焦位置および現在の撮影レンズ
の位置が、撮影レンズで撮影可能な無限遠から至近限界
までのどの位置にあるのかを確実に知ることができる焦
点調節状態表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1の、撮
影レンズの透過光を用いて焦点検出を行うカメラに設け
られた焦点調節状態表示装置の構成を示す図であり、図
において符号101は、撮影レンズで撮影可能な無限遠
から至近限界までの距離を検出し、該距離に対応する第
1の信号を発生する手段である。
【0012】符号102は、被写体に合焦する撮影レン
ズの合焦位置を検出し、該合焦位置に対応する第2の信
号を発生する合焦位置検出手段である。符号103は、
撮影レンズの存在する位置を検出し、前記撮影レンズの
位置に対応する第3の信号を発生するレンズ位置検出手
段である。
【0013】符号104は、前記第1の信号,第2の信
号,第3の信号を入力して、前記距離,合焦位置,レン
ズ位置を同一スケールの値に換算する換算手段である。
符号105は、前記換算手段104の出力より、前記距
離,合焦位置,レンズ位置の相対的な位置関係を表示す
る表示手段である。
【0014】請求項2の焦点調節状態表示装置は、請求
項1において、前記換算手段104は、特定基準位置か
らの変位量として、前記距離,合焦位置,レンズ位置を
同一スケールの値に換算するものである。
【0015】請求項3の焦点調節状態表示装置は、請求
項2において、前記特定基準位置は、前記撮影レンズで
撮影可能な無限遠の位置であるものである。請求項4の
焦点調節状態表示装置は、請求項2において、前記特定
基準位置は、前記撮影レンズで撮影可能な至近限界の位
置であるものである。
【0016】請求項5の焦点調節状態表示装置は、請求
項1または2において、前記換算手段104は、前記距
離,合焦位置,レンズ位置を前記撮影レンズの繰り出し
量に換算するものである。
【0017】請求項6の焦点調節状態表示装置は、請求
項1または2において、前記換算手段104は、前記距
離,合焦位置,レンズ位置を前記撮影レンズによる像面
移動量に換算するものである。
【0018】請求項7の焦点調節状態表示装置は、請求
項5または6において、前記合焦位置は、前記レンズ位
置からの変位量として換算されるものである。
【0019】
【作用】請求項1の焦点調節状態表示装置では、第1の
信号を発生する手段101により、撮影レンズで撮影可
能な無限遠から至近限界までの距離が検出され、該距離
に対応する第1の信号が発生され、また、合焦位置検出
手段102により、被写体に合焦する撮影レンズの合焦
位置が検出され、該合焦位置に対応する第2の信号が発
生され、さらに、レンズ位置検出手段103により、撮
影レンズの存在する位置が検出され、撮影レンズの位置
に対応する第3の信号が発生され、これ等の第1の信
号,第2の信号,第3の信号が換算手段104に入力さ
れ、この換算手段104により距離,合焦位置,レンズ
位置が同一スケールの値に換算され、この後、換算手段
104の出力が表示手段105に入力され、表示手段1
05により、距離,合焦位置,レンズ位置の相対的な位
置関係が表示される。
【0020】請求項2の焦点調節状態表示装置では、換
算手段104により、特定基準位置からの変位量とし
て、距離,合焦位置,レンズ位置が同一スケールの値に
換算される。
【0021】請求項3の焦点調節状態表示装置では、特
定基準位置が、撮影レンズで撮影可能な無限遠の位置と
される。請求項4の焦点調節状態表示装置では、特定基
準位置が、撮影レンズで撮影可能な至近限界の位置とさ
れる。
【0022】請求項5の焦点調節状態表示装置では、換
算手段104により、距離,合焦位置,レンズ位置が撮
影レンズの繰り出し量に換算される。請求項6の焦点調
節状態表示装置では、換算手段104により、距離,合
焦位置,レンズ位置が撮影レンズによる像面移動量に換
算される。
【0023】請求項7の焦点調節状態表示装置では、合
焦位置が、レンズ位置からの変位量として換算される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図2は、本発明の焦点調節状態表示装置の一
実施例を備えたカメラを示すもので、このカメラでは、
撮影レンズ201を通った被写体光は、メインミラー2
02で、ファインダー203側とサブミラー204側に
分割され、サブミラー204側への光は、サブミラー2
04で更に光路を曲げられ測距部205に導かれる。
【0025】一方、メインミラー202でファインダー
203側に導かれた光は、ファインダースクリーン20
6で被写体像を結像し、ペンタプリズム207により折
曲された後、接眼レンズ208に導かれる。
【0026】撮影レンズ201の配置されるレンズ部2
09には、レンズデータを格納しているROM210、
撮影レンズ201の焦点距離,Fナンバーが格納されて
いるレンズデータ格納部220、撮影レンズ201の繰
り出しに連動して撮影レンズ201の繰り出し位置を読
み取るエンコーダ211が配置されている。
【0027】カメラボディ212には、撮影レンズ20
1からの光束の一部を取り込み焦点調節状態を検出する
前述した測距部205が配置され、この測距部205
は、公知の方式、例えば、位相差方式によりデフォーカ
ス量を検出する。
【0028】符号213は、CPUであり、このCPU
213は、測距部205から得られたデフォーカス量
を、前述したROM210のレンズデータに基づいてレ
ンズ駆動量に換算する。
【0029】符号214は、制御部であり、この制御部
214は、CPU213で求められたレンズ駆動量に基
づいて撮影レンズ201を駆動するモータ215を制御
する。
【0030】符号216は、表示部であり、この表示部
216は、後述するようにして焦点調節状態を表示す
る。なお、符号217は、AE装置であり、集光レンズ
218と測光素子219とを有している。
【0031】図3は、ファインダー301の撮影画面3
02を示すもので、この実施例では、撮影画面302の
上側に焦点調節状態を表示する表示部216が形成され
ている。
【0032】この表示部216は、図4に示すように、
左端に、撮影レンズ201の無限遠位置∞を示す発光部
401が形成され、この発光部401から所定間隔を置
いた右端に、撮影レンズ201の至近限界位置Nを示す
発光部402が形成されている。
【0033】左右端の発光部401,402の間には、
例えば、発光ダイオードからなる多数のドット403
が、隣接して直線的に配置されている。図5は、焦点調
節状態が後ピン状態にある時の表示内容を示すもので、
この時には、レンズ位置Aにあるドット403,合焦位
置Bにあるドット403およびレンズ位置Aと合焦位置
Bとの間のドット403が点灯され、レンズ位置Aと合
焦位置Bとが、撮影レンズ201で撮影可能な無限遠か
ら至近限界までのどの位置にあるのかが表示される。
【0034】そして、この時のピントのずれ量がドット
403の間隔で示される。なお、この実施例では、表示
部216の無限遠位置∞と至近限界位置Nとの間隔は、
フィルム面上での無限遠位置∞と至近限界位置Nとの間
の像面移動量に対応したスケールに設定されているた
め、レンズ位置Aおよび合焦位置Bは、それぞれ無限遠
位置∞あるいは至近限界位置Nからのフィルム面上での
像面移動量として表示される。
【0035】この結果、レンズ位置Aと合焦位置Bとの
間隔は、デフォーカス量Dfを表示することになる。次
に、レンズ位置Aおよび合焦位置Bの求め方について説
明する。
【0036】先ずROM210のレンズデータより至近
限界位置Nを求める。これは、レンズデータ内に、無限
遠位置∞から至近限界位置Nまでの像面移動量をデータ
として格納している時には、そのままのデータを用いて
無限遠位置∞から至近限界位置Nまでの量とすれば良
い。
【0037】また、至近限界位置Nを絶対距離、例え
ば、1mというようにしてレンズデータ内に格納してい
る時には、レンズ公式より無限遠位置∞から至近限界位
置Nまでの像面移動量を算出すれば良い。
【0038】すなわち、図6に示すように、撮影レンズ
201の焦点距離fが与えられれば、被写体から像面ま
での被写体距離Rとレンズの繰り出し量x’との関係
は、次式で与えられる。
【0039】x’=f2 /(R−2f) 図6において、無限遠位置∞から至近限界位置Nの間の
撮影レンズ201の繰り出し量の算出は、R=∞の時の
x’と、R=Nの時のx’を求め、これ等の差を求めれ
ば良い。
【0040】一方、上式のRに、レンズデータ内に格納
している至近限界距離(例えば、1m)を入れ、さら
に、レンズデータより焦点距離fを代入し、至近限界距
離x’が求められる。
【0041】なお、無限遠位置∞時のx’は、R=∞よ
り0となり、無限遠位置∞から至近限界位置N間のレン
ズの繰り出し量x’(∞〜N)は、至近限界距離の繰り
出し量x’に相当する。
【0042】次に、現在のレンズ位置Aは、エンコーダ
211により、絶対距離、例えば、5mというように読
み取られる。この結果、前述の至近限界距離までの繰り
出し量x’(∞〜N)と同様に、上式のRにエンコーダ
からの読み取り距離を代入し、x’(∞〜A)が求ま
る。
【0043】現在のレンズ位置x’(∞〜A)が求まる
と、レンズ位置Aが図5に示すように表示される。合焦
位置Bは、測距部205によりデフォーカス量Dfとし
て算出されるから、例えば、算出結果がフィルム面に対
して後方2.5mmにピント面があると求められた時に
は、レンズ位置Aから至近限界位置N方向に2.5mmの
位置に合焦位置Bの表示が行われる。
【0044】なお、合焦位置Bのドット403は、例え
ば、緑あるいは青色系の色調で表示され、レンズ位置A
を示す連続したドット403は、黄色系の色調で表示さ
れるのが望ましいが、合焦位置Bとレンズ位置Aのドッ
ト403の区別が明瞭になるような色調を選択すること
が必要である。
【0045】また、合焦位置Bのドット403は、1つ
のドット403が細かい時には、2つあるいは3つのド
ット403により表示しても良い。さらに、無限遠位置
∞,至近限界位置N用の発光部401,402について
は、合焦位置B,レンズ位置A表示用のドット403と
は異なる色で表示される。
【0046】図7は、この実施例の焦点調節状態表示装
置の動作を示すフローチャートであり、先ず、ステップ
701において、カメラのレリーズ釦を半押しすると、
ステップ702においてフラグn=0が設定される。
【0047】次に、ステップ703において、測距部2
05による測距が行われデフォーカス量が検出される。
ステップ704において、レンズデータおよび絶対距離
信号が読み込まれる。
【0048】次に、ステップ705において、合焦位置
Bの算出が可能かどうかが判断され、例えば、被写体が
暗く、あるいはコントラストがなくて不能と判断された
時には、ステップ707に進み、表示部216に測距不
能の表示が行われる。
【0049】この測距不能の表示は、図8の(e)に示
すように、単にレンズ位置Aのドット403を点灯する
ことにより行われる。合焦位置Bの算出が可能ならば、
ステップ706において、カメラがAFモードに設定さ
れているのか、あるいは、フォーカスエイドモード(マ
ニアルフォーカスモード)に設定されているのかが判断
される。
【0050】AFモードに設定されている時には、ステ
ップ708に進み、測距限界をオーバーしているかどう
か、すなわち、合焦位置Bが至近限界位置Nを越えたレ
ンズ駆動範囲外であるかどうかが判断される。
【0051】オーバーしている時には、ステップ709
に進み、表示部216に合焦位置がレンズ駆動範囲外で
あることを表示する。この測距限界表示は、図8の
(d)に示すように、至近限界位置Nを示す発光部40
2を点滅することにより行われ、撮影者に合焦不能であ
ることが知らされる。
【0052】オーバーしていない時には、ステップ71
0に進み、前述したようにして、撮影レンズ201の無
限遠位置∞と至近限界位置N間の繰り出し量x’(∞〜
N)、現在の撮影レンズ201の繰り出し量x’(∞〜
A)、デフォーカス量Dfが算出され、これ等が所定の
同一スケールの値に換算される。
【0053】次に、ステップ711に進み、表示部21
6に無限遠位置∞,至近限界位置N,レンズ位置A,合
焦位置Bの表示が行われる。この表示は、図8の(a)
または(b)に示すようにして行われる。
【0054】なお、(a)は、後ピン状態の時であり、
(b)は前ピン状態の時である。次に、ステップ712
において、焦点調節状態が判断される。すなわち、レン
ズ位置A−合焦位置B≠0でない時には、合焦状態であ
るため、ステップ716に進み合焦状態の表示が行われ
る。
【0055】この表示は、図8の(c)に示すように、
合焦位置Bのドット403を点灯することにより行わ
れ、レンズ位置Aの表示用ドット403は点灯されな
い。一方、非合焦状態の時には、ステップ713に進
み、ここでフラグn=0の時には、ステップ714に進
む。
【0056】なお、フラグn=0でない場合とは、シン
グルAFモード(S−AF)、すなわち、合焦するとレ
ンズ駆動をロックして、この後、デフォーカス量が生じ
ても撮影レンズ201を動かさないモードにおいて、一
度合焦してレンズ駆動がロックされていることを意味す
る。
【0057】フラグn=0の時には、レンズ駆動がロッ
クされていないことを意味し、この時には、ステップ7
14において、AFロック、すなわち、撮影者がレンズ
駆動を意図的に止めているかどうかを判断し、AFロッ
クしていない時には、ステップ715においてレンズ駆
動が実行される。
【0058】一方、ステップ713において、S−AF
で、一度合焦し、レンズ駆動がロックされているか、あ
るいは、ステップ714で、撮影者によりレンズ駆動が
ロックされている時には、ステップ715を越えてステ
ップ716に進み、合焦状態の表示が行われる。
【0059】ステップ717では、S−AFか否かが判
断され、S−AFの時には、ステップ718においてフ
ラグn=1が立てられる。ステップ719において、レ
リーズ釦が全押しされているかどうかが判断され、押さ
れていない時には、ステップ720において、レリーズ
釦が半押しされているかどうかが判断され、半押しされ
ていない時には、フローが終了され、一方、半押しされ
ている時には、ステップ703に戻り、フローが繰り返
される。
【0060】なお、ステップ706で、AFモードでな
いと判断され、ステップ725において表示を行った
後、あるいは、ステップ707,ステップ709におい
て表示を行った後には、ステップ719にジャンプす
る。
【0061】ステップ719において、レリーズ釦が全
押しされている時には、ステップ722に進み、露光を
実行し、ステップ723において、フラグn=0にリセ
ットし、ステップ724において、レリーズ釦が半押し
されているかどうかを判断し、半押しされている時に
は、ステップ703に戻り、半押しされていない時に
は、フローが終了される。
【0062】なお、図10は、絶対距離信号が設けられ
ていない撮影レンズ201を装着した場合の表示であっ
て、この時には、両端の無限遠位置∞および至近限界位
置Nの発光部401,402は消灯される。また、この
時には、レンズ位置Aが求められないため、合焦位置B
は、表示部216の真ん中に固定して表示され、測距に
基づいて算出されたデフォーカス量が、合焦位置Bの左
右に前ピン,後ピンの方向に従って表示される。なお、
この時のデフォーカス量の表示方向は、図8のa,bと
同一方向とするのが望ましい。すなわち、図9または図
10は前ピン状態となる。合焦状態にある時には、合焦
位置B表示用のドット403のみが表示される。
【0063】以上のように構成された焦点調節状態表示
装置では、発光部401により無限遠位置∞が表示さ
れ、発光部402により至近限界位置Nが表示され、さ
らに、合焦位置Bおよび現在の撮影レンズ201の位置
Aが、ドット403により表示されるため、合焦位置B
および現在の撮影レンズ201の位置Bが、撮影レンズ
201で撮影可能な無限遠から至近限界までのどの位置
にあるのかを確実に知ることが容易に可能となる。
【0064】従って、撮影者が撮影中、現在のピントの
状況について的確に判断することが可能となる。また、
被写体が撮影レンズ201の至近限界を越えて至近側に
ある時には、合焦不能であることを容易に知ることがで
きるため、撮影の失敗を防止することが可能となる。
【0065】さらに、フォーカスエイドあるいはパワー
フォーカス時において、撮影者による撮影レンズ201
の操作が非常に容易となる。また、撮影レンズ201の
作動範囲を制限するレンズリミッターを備えたカメラに
おいては、レンズリミッターの設定位置を、表示部21
6に表示することにより、合焦位置Bがレンズリミッタ
ーを越えた位置にあるのかどうかを容易に判断すること
が可能となる。
【0066】なお、以上述べた実施例では、表示部21
6を発光素子により形成した例について説明したが、本
発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例え
ば、液晶等の表示素子で形成してファインダースクリー
ン上に表示するようにしても良いことは勿論である。
【0067】また、以上述べた実施例では、無限遠位置
∞と至近限界位置Nとを固定し、これ等の間の間隔に対
応するスケールで合焦位置Bおよびレンズ位置Aを表示
するようにした例について説明したが、本発明はかかる
実施例に限定されるものではなく、撮影レンズ201の
無限遠位置∞と至近限界位置Nとの距離間隔に応じて、
無限遠位置∞と至近限界位置Nとの間隔を可変に構成
し、これ等の間の間隔に対応するスケールで合焦位置B
およびレンズ位置Aを表示するようにしても良いことは
勿論である。
【0068】さらに、以上述べた実施例では、撮影レン
ズ201で撮影可能な無限遠の位置を特定基準位置とし
て、この位置からレンズ位置Aおよび合焦位置Bを規定
した例について説明したが、本発明はかかる実施例に限
定されるものではなく、撮影レンズ201で撮影可能な
至近限の位置を特定基準位置として、この位置からレン
ズ位置Aおよび合焦位置Bを規定するようにしても良い
ことは勿論である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の焦点調節
状態表示装置では、表示手段により、無限遠と至近限と
の間の距離,合焦位置,レンズ位置Aの相対的な位置関
係を表示するようにしたので、合焦位置および現在の撮
影レンズの位置が、撮影レンズで撮影可能な無限遠から
至近限界までのどの位置にあるのかを確実に知ることが
可能となる。
【0070】請求項2の焦点調節状態表示装置では、換
算手段により、特定基準位置からの変位量として、距
離,合焦位置,レンズ位置が同一スケールの値に換算さ
れるため、現在のレンズ状態を非常にわかり易く表示す
ることが可能となる。
【0071】請求項3または4の焦点調節状態表示装置
では、特定基準位置が、撮影レンズで撮影可能な無限遠
の位置または至近限界の位置とされるため、演算が容易
になる。
【0072】請求項5または6の焦点調節状態表示装置
では、無限遠と至近限との間の距離,合焦位置,レンズ
位置が撮影レンズの繰り出し量または像面移動量に換算
されるため、演算が容易になる。
【0073】請求項7の焦点調節状態表示装置では、合
焦位置が、レンズ位置からの変位量として換算されるた
め、演算が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焦点調節状態表示装置の構成を示す図
である。
【図2】本発明の焦点調節状態表示装置の一実施例を備
えたカメラを示す説明図である。
【図3】ファインダーの撮影画面および表示部を示す説
明図である。
【図4】表示部の詳細を示す説明図である。
【図5】後ピン状態にある表示部を示す説明図である。
【図6】無限遠と至近限との間の距離,合焦位置,レン
ズ位置の演算方法を示す説明図である。
【図7】図2の焦点調節状態表示装置の作動を示す流れ
図である。
【図8】表示部の表示態様を示す説明図である。
【図9】エンコーダがない時の表示部の表示状態を示す
説明図である。
【図10】従来の焦点調節状態表示装置の表示部を示す
説明図である。
【符号の説明】
101 第1の信号を発生する手段 102 合焦位置検出手段 103 レンズ位置検出手段 104 換算手段 105 表示手段 201 撮影レンズ A レンズ位置 B 合焦位置 ∞ 無限遠位置 N 至近限界位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの透過光を用いて焦点検出を
    行うカメラに設けられた焦点調節状態表示装置におい
    て、 前記撮影レンズで撮影可能な無限遠から至近限界までの
    距離を検出し、該距離に対応する第1の信号を発生する
    手段と、 被写体に合焦する撮影レンズの合焦位置を検出し、該合
    焦位置に対応する第2の信号を発生する合焦位置検出手
    段と、 撮影レンズの存在する位置を検出し、前記撮影レンズの
    位置に対応する第3の信号を発生するレンズ位置検出手
    段と、 前記第1の信号,第2の信号,第3の信号を入力して、
    前記距離,合焦位置,レンズ位置を同一スケールの値に
    換算する換算手段と、 前記換算手段の出力より、前記距離,合焦位置,レンズ
    位置の相対的な位置関係を表示する表示手段と、を有す
    ることを特徴とする焦点調節状態表示装置。
  2. 【請求項2】 前記換算手段は、特定基準位置からの変
    位量として、前記距離,合焦位置,レンズ位置を同一ス
    ケールの値に換算することを特徴とする請求項1記載の
    焦点調節状態表示装置。
  3. 【請求項3】 前記特定基準位置は、前記撮影レンズで
    撮影可能な無限遠の位置であることを特徴とする請求項
    2記載の焦点調節状態表示装置。
  4. 【請求項4】 前記特定基準位置は、前記撮影レンズで
    撮影可能な至近限界の位置であることを特徴とする請求
    項2記載の焦点調節状態表示装置。
  5. 【請求項5】 前記換算手段は、前記距離,合焦位置,
    レンズ位置を前記撮影レンズの繰り出し量に換算するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の焦点調節
    状態表示装置。
  6. 【請求項6】 前記換算手段は、前記距離,合焦位置,
    レンズ位置を前記撮影レンズによる像面移動量に換算す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の焦点
    調節状態表示装置。
  7. 【請求項7】 前記合焦位置は、前記レンズ位置からの
    変位量として換算されることを特徴とする請求項5また
    は請求項6記載の焦点調節状態表示装置。
JP3284955A 1991-10-30 1991-10-30 焦点調節状態表示装置 Pending JPH05119385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3284955A JPH05119385A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 焦点調節状態表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3284955A JPH05119385A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 焦点調節状態表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05119385A true JPH05119385A (ja) 1993-05-18

Family

ID=17685245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3284955A Pending JPH05119385A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 焦点調節状態表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05119385A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004038476A1 (ja) * 2002-10-24 2004-05-06 Sharp Kabushiki Kaisha 合焦状態表示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004038476A1 (ja) * 2002-10-24 2004-05-06 Sharp Kabushiki Kaisha 合焦状態表示装置
EP1555558A1 (en) * 2002-10-24 2005-07-20 Sharp Kabushiki Kaisha Focus state display
CN100429546C (zh) * 2002-10-24 2008-10-29 夏普株式会社 聚焦状态显示器
EP1555558A4 (en) * 2002-10-24 2009-04-15 Sharp Kk FOCUS STATE DISPLAY
US7796183B2 (en) 2002-10-24 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Focus state display

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7697830B2 (en) Digital camera that performs focus detection using phase difference and contrast value
US7936986B2 (en) Image pickup apparatus control method thereof and image pickup system
US7412159B2 (en) Image pickup apparatus and defocus amount correction value calculation method
JP2001004909A (ja) 自動焦点調節装置を有するカメラ
JP2011039499A (ja) 自動焦点検出装置
US7593631B2 (en) Camera having focusing device
JP2003029135A (ja) カメラ、カメラシステムおよび撮影レンズ装置
JP4630649B2 (ja) カメラ
JP4950634B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2010002823A (ja) カメラ及びカメラシステム
JP4865275B2 (ja) 焦点検出装置及び撮像装置
JPH05119385A (ja) 焦点調節状態表示装置
JPH09318871A (ja) 補助投光装置および焦点検出装置
JP4525023B2 (ja) 焦点検出装置および撮像装置
JP2009251164A (ja) 露出演算装置および撮像装置
JP2017021177A (ja) レンズケラレ時の測距点、測距エリア遷移方法
JP4862297B2 (ja) 電子カメラおよびカメラシステム
JP4541479B2 (ja) 測距装置及びカメラ
JP2652862B2 (ja) 一眼レフカメラのフアインダ内表示装置
JP4928236B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP4773769B2 (ja) 焦点検出装置
JP2007240566A (ja) 焦点検出装置、光学装置、カメラ。
JPH05297437A (ja) カメラ
JP6391448B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2000305009A (ja) 自動焦点調節装置