JPH0511735Y2 - - Google Patents

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JPH0511735Y2
JPH0511735Y2 JP1986194233U JP19423386U JPH0511735Y2 JP H0511735 Y2 JPH0511735 Y2 JP H0511735Y2 JP 1986194233 U JP1986194233 U JP 1986194233U JP 19423386 U JP19423386 U JP 19423386U JP H0511735 Y2 JPH0511735 Y2 JP H0511735Y2
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JP
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tongue
seat belt
fitting
buckle
seatbelt
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はシートベルト係止具の改良に関し、
詳しくはシートベルトの締まり具合を良好に調節
可能なシートベルト係止具に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来、車両に取り付けられているシートベルト
51は、第4図に示すように、乗員の肩部を保護
するシヨルダーベルト側ウエビング51aと乗員
の腹部を保護するラツプベルト側ウエビング51
bとにより一体の帯状に形成されており、このシ
ートベルト51を構成するウエビングにはタング
52が移動可能に取り付けられ、このタング52
を車体側に固設されたバツクル53に係合させる
ことにより、シートベルト51を固定できる構造
となつていた。又、このように構成されたシート
ベルト51は、第5図に示すように、タング52
がシートベルト51に対し移動可能となつている
ため、シートベルトの装着時に乗員の腹部に当接
するラツプベルト側ウエビング51bの腹部への
食い込みを防止するため、ラツプベルト側ウエビ
ング51bに適宜移動調節可能なタングストツパ
ー54を設置しておき、このタングストツパー5
4をタング52に当接させることにより、ラツプ
ベルト側ウエビング51bの締まり具合を適度な
ものとし、腹締まりをこのタツグストツパー54
の調節により行なえるように構成されていた。と
ころが、このような従来構造においてはバツクル
53よりタング52を離反させた時に、シヨルダ
ーベルト側ウエビング51aが車体側の巻取器に
より巻取収納される際に、タングストツパー54
の調節位置によつてはウエビングを全て巻き取ら
ないうちにタングストツパー54が巻取器に当接
して、ベルト格納時においてウエビングが弛んだ
状態で収納されるという問題点があり、そのよう
な場合には弛んだウエビングをドアが挾むことと
なり、又、時としてエンジンカバーにウエビング
が挾み込まれるという問題が発生していた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したもの
であつて、シートベルトの腹締まりを有効に防止
し得るとともに、収納時にシートベルトを良好に
巻き取り可能なシートベルト係止具を提供せんこ
とを目的とし、その要旨は、シートベルトに移動
可能に取り付けられたタングと、該タングの基部
から垂設された嵌合金具を差し込むことによりシ
ートベルトを車体側に固定し得る車体側に固設さ
れたバツクルとにより構成されるシートベルト係
止具であつて、前記タングには、前記基部の上方
にシートベルトの内側に当接する傾斜状の係止面
を有する掛止部が形成され、前記基部には、シー
トベルトを前記掛止部の係止面との間で挾み付け
てシートベルトの任意位置に該タングを固定し得
る傾斜状の接合面を上端に有し下端にはU字状の
弾性部を有するストツパーカムが回動可能に設け
られ、前記バツクルには、前記嵌合金具が該バツ
クル内に差し込まれた時に前記ストツパーカムの
弾性部が係入当接し、前記接合面をシートベルト
の挾み付け方向に押圧する曲面状のスロープが形
成されていることである。
(作用) シートベルトに移動可能に取り付けられたタン
グには、シートベルトを挾み付けてタングをシー
トベルトの任意位置に固定し得るストツパーカム
が設けられており、一方バツクルには、このスト
ツパーカムをシートベルトの挾み付け方向に押圧
し得るスロープが設けられているため、バツクル
内にタングが差し込まれてシートベルトが固定さ
れた際に、シートベルトはストツパーカムにより
挾み付けられてタングはシートベルトの任意位置
に固定されることとなり、タングの固定される位
置を任意に設定したおけばシートベルトの装着時
にタングの移動により腹締まりが生ずることな
く、余裕をもつた状態にてシートベルトを装着す
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。
図において、シートベルトを構成するラツプベ
ルト側ウエビング1とシヨルダーベルト側ウエビ
ング2は帯状に一体形成されており、このウエビ
ング1,2にはタング3が掛装されており、この
タング3は基部3aと、基部3aに一体状に連設
された掛止部3bと、基部3aと掛止部3b間に
形成された透孔3cと、基部3aより下方側に突
出状に一体状に連設された嵌合金具3eと、基部
3aの後面側に突出状に一対形成された凸片3d
と、一対の凸片3d間に回動可能に軸支されたス
トツパーカム4とを主体として構成されており、
このタング3の透孔3c内に前記ウエビング1,
2が挿通されており、ウエビング1,2に沿つて
この透孔3cを介しタング3は適宜移動可能とな
つている。又、前記タング3に回動可能に設置さ
れたストツパーカム4は、タング3の掛止部3b
の透孔3c側に形成された係止面Aと当接可能な
接合面Bを形成した接合部4bを上端部に有し、
下端部にはU字状に形成された弾性部4cが形成
され、弾性部4cの後面側にはスリツプ防止用の
数本の凸条を形成した滑止面Cが形成されてお
り、滑止面Cと反対側の前面側には当接面Dが形
成され、この滑止面Cと当接面Dは弾性部4cが
弾性にて開閉可能であるため離接可能となつてい
る。又、ストツパーカム4の中央部には軸部4a
が形成されており、この軸部4aが前記タング3
の一対の凸片3d間に回動可能に枢支されてい
る。従つて、軸部4aを介しストツパーカム4が
回動される時には、接合部4bがタング3の掛止
部3b側に離接可能であり、ストツパーカム4の
接合部4bが掛止部3bの係止面A側に回動する
時に、係止面Aと接合面Bが当接状に接合し、係
止面Aと接合面B間にラツプベルト側ウエビング
1を強固に挾み込みタング3をウエビングに固定
することができる。
一方、バツクル5には前記タング3の嵌合金具
3eを差し込み可能な嵌合溝が形成されており、
この溝内に嵌合金具3eが嵌入されることにより
タング3はバツクル5に着脱可能に固定される。
本例のバツクル5の後面側上端部にはスロープ5
aが凹設されており、バツクル5に嵌合金具3e
が嵌入されタング3が固定された時に、前記スト
ツパーカム4の弾性部4cがこのバツクル5のス
ロープ5a内に係入され、ストツパーカム4の当
接面Dとスロープ5aの曲面が当接してスロープ
5aにより当接面Dが外方に押圧される、そのた
めストツパーカム4は軸部4aを支点として、接
合部4bがタング3の掛止部3b側に回動され、
掛止具3bの係止面Aに対しストツパーカム4の
接合面Bが強固に当接され、係止面Aと接合面B
間に挾み付けられてラツプベルト側ウエビング1
はタング3と固定されることとなる。この時、シ
ヨルダーベルト側ウエビング2を引張ると、ラツ
プベルト側ウエビング1は係止面Aと接合面B間
にさらに強固に挾持されることとなり、ウエビン
グは移動不可能である。逆にラツプベルト側ウエ
ビング1を引張る時には、ストツパーカム4の接
合部4bを掛止部3bの係止面Aより離反される
方向に引張力が働くため、適宜ラツプベルト側ウ
エビング1を緩め調節することが可能である。そ
のため一旦シートベルトを装着させた後に腹締ま
りを防止すべく、ラツプベルト側ウエビング1を
適宜引張つて腹締まり状態を調節することがで
き、調節後において係止面Aと接合面B間にラツ
プベルト側ウエビング1が挾持されるため、最早
ウエビング1,2は移動することなく腹締まりが
有効に防止される。尚、逆にラツプベルト側ウエ
ビング1が緩みすぎている時には、第2図におけ
るSで示す方向、即ち、滑止面Cを外方より指で
押圧し弾性部4cの当接面Dをスロープ5aに押
し付けることにより、僅かにストツパーカム4の
接合部4bを掛止部3dより離反させることがで
き、その状態にてシヨルダーベルト側ウエビング
2を引張つて適宜にラツプベルト側ウエビング1
を張ることができ、適当な締まり状態でラツプベ
ルト側ウエビング1を固定させることができる。
尚、嵌合金具3eをバツクル5より離反させた時
には、ストツパーカム4の弾性部4cがスロープ
5aと離反しストツパーカム4の弾性部4cは回
動自由となるため、軸部4aを介し接合部4bが
フリーの状態となり、タング3は自由にウエビン
グ1,2に対し移動することができる状態とな
り、車体側の巻取器により適宜ウエビング1,2
が巻き取られて収納され、タング3がウエビング
1,2の巻き取りを妨害することはない。
このように本例のシートベルト係止具によれ
ば、シートベルトの装着時においてバツクル5に
タング3が嵌合固定された時に、ストツパーカム
4がウエビングを挾み付ける方向に回動しウエビ
ングにタング3を固定させるため、予め適宜位置
にタング3を移動させておけば、シートベルトの
装着時にラツプベルト側ウエビング1が腹に食い
込むという状態がなくなり、又、ラツプベルト側
ウエビング1を装着後においても適宜調節して腹
締まりを有効に防止することができる。しかもウ
エビング1,2の車体側への巻取収納時にはスト
ツパーカム4が何ら作用しないため、タング3が
邪魔になることなく良好にウエビング1,2を巻
取器に収納させることができるものである。
(考案の効果) 本考案は、シートベルトに移動可能に取り付け
られたタングと、該タングの基部から垂設された
嵌合金具を差し込むことによりシートベルトを車
体側に固定し得る車体側に固設されたバツクルと
により構成されるシートベルト係止具であつて、
前記タングには、前記基部の上方にシートベルト
の内側に当接する傾斜状の係止面を有する掛止部
が形成され、前記基部には、シートベルトを前記
掛止部の係止面との間で挾み付けてシートベルト
の任意位置に該タングを固定し得る傾斜状の接合
面を上端に有し下端にはU字状の弾性部を有する
ストツパーカムが回動可能に設けられ、前記バツ
クルには、前記嵌合金具が該バツクル内に差し込
まれた時に前記ストツパーカムの弾性部が係入当
接し、前記接合面をシートベルトの挾み付け方向
に押圧する曲面状のスロープが形成されているこ
とにより、ストツパーカムがシートベルトを挾み
付けてタングを適宜位置に固定させるため、シー
トベルトによる腹締まりを適宜タング位置を調節
することにより有効に防止することができるとと
もに、シートベルトの収納時にはタングが自由に
移動可能となるため、シートベルトを良好に車体
側に収納できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図はタングをシートベルトに掛装した状態図、
第2図は第1図のタングをバツクルに嵌合させた
状態を示す状態図、第3図は第2図の嵌合状態に
おける斜視図、第4図は従来のシートベルトの構
造を示す全体斜視図、第5図は第4図の従来構造
の要部拡大図である。 1……ラツプベルト側ウエビング、2……シヨ
ルダーベルト側ウエビング、3……タング、3a
……基部、3b……掛止部、3c……透孔、3d
……凸片、3e……嵌合金具、4……ストツパー
カム、4a……軸部、4b……接合部、4c……
弾性部、5……バツクル、5a……スロープ、A
……係止面、B……接合面、C……滑止面、D…
…当接面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートベルトに移動可能に取り付けられたタン
    グと、該タングの基部から垂設された嵌合金具を
    差し込むことによりシートベルトを車体側に固定
    し得る車体側に固設されたバツクルとにより構成
    されるシートベルト係止具であつて、 前記タングには、前記基部の上方にシートベル
    トの内側に当接する傾斜状の係止面を有する掛止
    部が形成され、 前記基部には、シートベルトを前記掛止部の係
    止面との間で挾み付けてシートベルトの任意位置
    に該タングを固定し得る傾斜状の接合面を上端に
    有し下端にはU字状の弾性部を有するストツパー
    カムが回動可能に設けられ、 前記バツクルには、前記嵌合金具が該バツクル
    内に差し込まれた時に前記ストツパーカムの弾性
    部が係入当接し、前記接合面をシートベルトの挾
    み付け方向に押圧する曲面状のスロープが形成さ
    れていることを特徴とするシートベルト係止具。
JP1986194233U 1986-12-17 1986-12-17 Expired - Lifetime JPH0511735Y2 (ja)

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JP1986194233U JPH0511735Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JPS6398260U JPS6398260U (ja) 1988-06-25
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2586571Y2 (ja) * 1993-05-20 1998-12-09 三菱自動車工業株式会社 シートベルトの固定機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026951B2 (ja) * 1980-06-04 1985-06-26 株式会社マキ製作所 極超短波利用の減圧乾燥装置

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JPS6026951U (ja) * 1983-08-01 1985-02-23 三菱自動車工業株式会社 シ−トベルトのロツク装置

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JPS6026951B2 (ja) * 1980-06-04 1985-06-26 株式会社マキ製作所 極超短波利用の減圧乾燥装置

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