JPH051168Y2 - - Google Patents

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JPH051168Y2
JPH051168Y2 JP1988092682U JP9268288U JPH051168Y2 JP H051168 Y2 JPH051168 Y2 JP H051168Y2 JP 1988092682 U JP1988092682 U JP 1988092682U JP 9268288 U JP9268288 U JP 9268288U JP H051168 Y2 JPH051168 Y2 JP H051168Y2
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 マイクとスピーカを使用するハンズフリー電話
において、送話信号および受話信号のレベルをソ
フトウエアで平均化することにより、ハード量を
増加させることなく通話中のハウリングを防止す
る。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、通話中のハウリング防止機能をソフ
トウエアで実現したハンズフリー電話器に関す
る。
マイクとスピーカを使用するハンズフリー電話
はハンドセツトを持つ必要がないので、運転中で
も安全に通話できる。しかし、スピーカからマイ
クへ回り込む音量が大きいので、ハウリング対策
は不可欠である。
〔従来の技術〕
ハンズフリー電話による通話は通常のハンドセ
ツト電話と変らないが、スピーカからマイクへの
回り込みが大きいので、ハウリングを生じ易い。
第6図はこの説明図である。
同図において、5はマイク、6はスピーカ、7
は送話アンプ、8は受話アンプ、9は防側音回路
(2線4線交換器)である。マイク5で音響−電
気変換された送話信号は送話アンプ7で増幅さ
れ、防側音回路9を通して線路へ送出される。こ
れとは逆に線路を通して送られてくる受話信号
は、防側音回路9を通して受話アンプ8へ入り、
ここで増幅されてスピーカ6で電気−音響変換さ
れる。
この種のハンズフリー電話のハウリングは、防
側音回路9の不完全性により送話アンプ7から受
話アンプ8へ漏れ込む側音や、相手方の防側音回
路によるリターン、更には相手の受話器から送話
器へ回り込む音等の回線リターンに起因するが、
何よりも自らのスピーカ6とマイク5の音響結合
が閉ループを構成する点に問題がある。
そこで、従来は送話信号を検出している期間は
受話アンプ8の利得を下げてループ利得を1未満
に抑え、また受話信号を検出している期間は送話
アンプ7の利得を下げてループ利得を1未満に抑
え、ハウリングが生じないようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、信号レベルの検出を簡単なハー
ドで行うと誤動作し易い。例えば、ピーク検出型
のレベル検出回路で信号レベルを検出すると、受
話中に送話信号のレベルが突発的に急上昇した場
合、受話音に途切れが生じたり、その結果として
送話レベルが変動する現象が生ずる。しかし、こ
の点を改善する平滑回路等のハード構成は、1も
しくは複数のIC追加を要するので、装置構成が
大型化する。
本考案は、ソフトウエアによつて信号レベルの
平均化を行い、突発的なレベル変動が利得制御に
与える影響を除去しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案の基本構成図で、1は送話およ
び受話の各音声信号を一定期間毎にサンプリング
してデジタルデータに変換するA/Dコンバー
タ、3は送話側の可変利得回路、4は送話側の可
変利得回路、2はこれらの利得を制御するプロセ
ツサ(CPU)である。
〔作用〕
CPU2はA/Dコンバータ1を介して受話信
号と送話信号のデジタルデータを周期的に取り込
み、それぞれの平均化処理(例えばN回分の相加
平均)をして平均受話レベルと平均送話レベルを
常に算出している。そして、平均受話レベルが高
いときは受話中と判断して送話側の可変利得回路
3の利得を下げ、逆に平均送話レベルが高いとき
は送話中と判断して受話側の可変利得回路4の利
得を下げる(送話側可変利得回路3の利得は戻
す)。
平均化された送話または受話レベルには突発的
な音声信号の変動はさほど反映しないので、可変
利得回路の動作による受話音の途切れや送話信号
のレベル変動を回避することができる。
〔実施例〕
第2図は本考案の一実施例を示す構成図で、破
線枠内は第1図と同じである。5は送話音T−A
を電気信号に変換するマイク、6は受話音R−A
を再生するスピーカ、7A,7Bは送話側の固定
利得アンプ、8A,8Bは受話側の固定利得アン
プである。自動車電話では無線装置T/Uが必要
なので、アンプ8A,7Bはこの無線装置T/U
側へ接続する。
ハンズフリー電話では、送話時に受話側可変利
得回路4の利得を下げて受話音R−Aがマイク5
へ回り込む量を低減し、また、受話時は送話側可
変利得回路3の利得を下げ、マイク5で拾つた送
話音T−A(特に雑音)が相手方へ届く量を低減
する。このため、CPU2はA/Dコンバータ1
を使用して通話中のアンプ7A,8Aの出力レベ
ルを常時監視している。
第3図は具体例で、CPU2の部分は入出力イ
ンターフエイス21、マイクロプロセツサ
(MPU)22、プログラムROM(読出し専用メ
モリ)23、ランダムアクセスメモリ24で構成
される。25は電話番号入力用のキースイツチ、
26は電話番号表示用の番号表示器である。自動
車電話では無線装置T/Uとの間で各種信号の授
受が行われる。
第4図は音声信号の平均化処理の説明図で、a
は送話音をA/D入力とする場合、bは受話音を
A/D入力とする場合である。aの送話音は
0.4ms毎にサンプリングされる。各サンプリング
点のA/DデータをT・Anとしたとき、その16
回分を相加平均して1次平均値T・Amを求め
る。この処理時間には約6msかかる。
更にこの1次平均値T・Amを16回分相加平均
して2次平均値T・ANEWを求める。この処理時
間は6×16≒100msである。
そして、今回の2次平均値T・ANEWと前回の
平均レベルT・Aを比較し、T・ANEWT・A
のとき(送話音量の増加時)はT・ANEWを新た
なT・Aとする。
T・A=T・ANEW …… これに対し、T・ANEW<T・Aのとき(送話
音量の減少時)はT・A−1を新たなT・Aとす
る。
T・A=T・A−1 …… 一方、bの受話音も0.4ms毎にサンプリングさ
れるが、平均レベルR・Aの求め方が異なる。受
話音の各サンプリング点のA/DデータをR・
Anとしたとき、その1次平均値R・Amと2次
平均値R・ANEWの求め方は送話音と同様である。
しかし、前回の平均レベルR・Aとの比較にお
いて、R・ANEWR・Aとなつたとき(受話音
量の増加時)は R・A=R・ANEW+R・A/2 …… として変化を緩やかにする点が送話音とは異な
る。R・ANEW<R・Aのとき(受話音量の減少
時)は送話音と同様に R・A=R・A−1 …… である。
受話音量増加時の式は前回の平均レベルの影
響を受けるので、送話音量増加時の式より変化
が緩やかである。これは受話平均レベルR・Aが
回線リターンで送話平均レベルT・Aと同程度に
なつた場合、受話側電子ボリウム3の利得を下げ
る送話優先モードと、送話側電子ボリウム4の利
得を下げる受話優先モードとが頻繁に切替わるハ
ンチングが発生するので、これを防止して送話優
先モードにウエイトを置くためである。
第5図はこの平均化処理を示すフローチヤート
である。ステツプS1は回線接続直後のモード決
定処理で、本例では送話音優先モードでスタート
する。このモードでは送話側の電子ボリウム3の
減衰量を例えば0dBとするのに対し、受話側の電
子ボリウム4の減衰量を12dBとして受話音ミユ
ートをかけるものである。尚、後述する受話音優
先モードはこの減衰量の関係を逆転し、送話音ミ
ユートをかけるものである。
ステツプS2〜S9は送話音と受話音の平均値を
算出する処理である。即ち、ステツプS3〜S6で
n=0からn=15まで16回分の送話音(T・An)
と受話音(R・An)を0.4ms毎に取込み、それを
基にステツプS7で,式の1次平均値T・
Am,R・Amを算出する。これをm=0からm
=15まで繰り返したら(ステツプS8)、ステツプ
S9で,式の2次平均値T・ANEW、R・ANEW
を算出する。
ステツプS10〜S15は得られた2次平均値T・
ANEW、R・ANEWを基に送話音と受話音の平均レ
ベルT・A、R・Aを決定する処理である。即
ち、ステツプS10でT・ANEWと前回のT・Aを比
較し、T・ANEWT・AであればステツプS11で
T・A=T・ANEWとし(式)、またT・ANEW
T・AであればステツプS12でT・A=T・A−
1とする(式)。一方、ステツプS13ではR・
ANEWとR・Aを比較し、R・ANEWR・Aであ
ればステツプS14でR・A=(R・ANEW+R・
A)/2とし(式)、またR・ANEW<R・Aで
あればステツプS15でR・A=R・A−1とする
(式)。
ステツプS16〜S19はT・AとR・Aを比較し
て送話音と受話音の減衰量を決定する処理であ
る。即ち、ステツプS16でT・AとR・Aを比較
し、T・AR・AであればステツプS17で送話
音優先をセツトし、またT・A<R・Aであれば
ステツプS18で受話音優先をセツトする。ステツ
プS19ではこれらの優先モードの決定に従い、電
子ボリウム3,4に減衰量(前述の例では0dBと
12dB)の設定データをセツトする。
尚、平均レベルT・A、R・Aの求め方は上記
の例に限定されない。例えば T・A=15/16T・A+1/16T・An R・A=15/16R・A+1/16R・An のような加重平均法でもよい。またこの場合、各
係数値によりT・A、R・Aの変化の割合を調整
できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ハンズフリ
ー電話の通話時のハウリングを防止する利得(減
衰量)制御を、送話音と受話音の各平均レベルを
検出して行うので、突発的な音量変化の影響を受
けずに済む利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本構成図、第2図は本考案
の実施例の構成図、第3図は本考案の具体例の構
成図、第4図は本考案の平均化処理の一例を示す
説明図、第5図は全体の処理を示すフローチヤー
ト、第6図は従来のハンズフリー電話の構成図で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送話器にマイク5を用い、且つ受話器をスピー
    カ6としたハンズフリー電話器において、 送話信号および受話信号をA/Dコンバータ1
    でデジタルデータに変換してプロセツサ2に取込
    み、該プロセツサ2で該データの平均化処理をし
    て送話および受話の平均レベルを求め、両者の比
    較結果に応じて通話時の受話系利得と送話系利得
    の一方を高く、他方を低く制御することを特徴と
    するハンズフリー電話器。
JP1988092682U 1988-07-13 1988-07-13 Expired - Lifetime JPH051168Y2 (ja)

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JP1988092682U JPH051168Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13

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JP1988092682U JPH051168Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13

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JPH0221846U JPH0221846U (ja) 1990-02-14
JPH051168Y2 true JPH051168Y2 (ja) 1993-01-13

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FR2665807B1 (fr) * 1990-08-08 1994-06-03 Alcatel Business Systems Appareil telephonique "main libre".

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