JPH05116809A - 空圧方式給紙装置 - Google Patents

空圧方式給紙装置

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JPH05116809A
JPH05116809A JP28301491A JP28301491A JPH05116809A JP H05116809 A JPH05116809 A JP H05116809A JP 28301491 A JP28301491 A JP 28301491A JP 28301491 A JP28301491 A JP 28301491A JP H05116809 A JPH05116809 A JP H05116809A
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JP
Japan
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speed
motor
rotation speed
air
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP28301491A
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English (en)
Inventor
Shigeji Maehara
繁治 前原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 給紙のための空気圧調整をデジタル方式で簡
便、微細に行うことにより、目標値を正確に合致でき、
作業時間の短縮、完成後のメンテナンスの合理化を図ら
せる。 【構成】 積層シートに対し空気吹付け、また、空気吸
引を行うファンを無段可変速モータ9によって回転駆動
する。このモータ9をフィードバック速度制御手段2
1、駆動手段22によって設定回転速度に正確に保持し
駆動する。その場合の回転速度設定はキー操作によって
デジタル的に行わせることができ、設定した速度値は次
の調整指示があるまでは記憶手段33によって保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機など特に事務用機
器に装備され、空気の吹き付けおよび吸引によって積層
シートから最上部の一枚ずつを送給することが可能な空
圧方式給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器に用いられる従来の空圧方式給
紙装置は、積層シートの前端側、すなわち送り出される
先端側の上部に空気を吹き付けて紙さばきを行いなが
ら、走行するサクションベルトによって積層シート上面
に対する空気吸引を行わせて、複写用紙を一枚ずつ分離
し、複写部に送給する構造のものが一般的である。
【0003】この場合、給紙時に吹き付け空気圧(正
圧)、吸引空気圧(負圧)が小さいことによる給送誤
り、逆に大きいことによる二重給送を防ぐために、ピト
ー管などの空気圧測定器によって、空気圧を測定し、排
気ダクト、吸気ダクトの隙間調整を行って空気圧を調整
し、圧力の調整をはかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この空気圧の調整操作
は、非常に困難な作業であって、ある圧力範囲に入って
いることを確認する程度の調整しかできなく、僅かでも
ずれていると、給紙が正常に行われなくなるおそれがあ
るために前記ダクトの隙間を充填材などで埋めて開口面
積を微調節するなどの手段が必要となり、そのための作
業で時間、労力の損失は決して小さくなく製品コストの
増加を招く問題がある。
【0005】本発明の目的は、この空気圧調整をデジタ
ル方式になる簡便な操作で微細に行うことができて、空
気圧設定を目標値に正確に合致し得ることによって製造
のための作業時間の大幅な短縮化ならびに完成後のメン
テナンスの合理化を図る空圧方式給紙装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層シートの
前端側上部への空気吹付けおよび上面への空気吸引によ
って最上部シートを送給する空圧方式給紙装置であっ
て、空気吹付用ファンと空気吸引用ファンを個別または
一括して回転駆動する無段可変速モータと、無段可変速
モータの回転速度を検出する速度検出器と、無段可変速
モータの回転速度をキー操作によってデジタル的に設定
可能に設けられる回転速度設定手段と、回転速度設定手
段によって設定された回転速度を記憶保持する記憶手段
と、記憶手段から読み出された設定回転速度と、速度検
出器が検出した回転速度とを比較して、設定回転速度に
対応する速度制御指令信号を出力するフィードバック速
度制御手段と、前記速度制御指令信号に応答して無段可
変速モータに電力を出力する駆動手段とを含むことを特
徴とする空圧方式給紙装置である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、回転速度設定手段、たとえば
運転操作用キー等のキーを操作して、生産工程で、ま
た、市場でのメンテナンス時に空気吹付用ファンまたは
/および空気吸引用ファンの無段可変速モータの回転数
を設定し、その場合、空気圧測定器による各ダクトでの
空気圧を測定する。
【0008】用紙の給送に対して最も適正な空気圧が得
られるように回転数を調整する点では、デジタル値によ
る回転速度設定を操作しているので、容易に、かつ迅
速、正確に行える特徴が発揮されしかも、一度設定され
た適正値は記憶手段によって保持されてフィードバック
速度制御されるので、空気圧が使用中に変動することも
なく、取扱いの簡便さならびに信頼性の確保の点でも優
れている。また、再調節のための操作についてもキー操
作によって簡単に行える。なお、回転速度設定手段は、
制御ボックス内など、サービスマンの点検操作に便利で
しかも需要者が簡単には操作できない個所に設けること
によって、目的は充分に達成される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である給紙装置の
概略的な構成を示す縦断面図である。
【0010】複数枚のシートが重ねられた積層シート1
は、弾発性を有するばねなどから成るシート供給台2上
に載せられ、その積層シート1の上面後部に上限スイッ
チ3が当接するように配置される。この上限スイッチ3
は、最上位の積層シート1の上面が上限スイッチ3の高
さ位置にあることを検知するためのスイッチである。
【0011】シート供給台2の上方には、シートを吸引
して搬送する搬送手段であるサクションベルト4が配置
されている。サクションベルト4の中間部にはその上方
から垂下された吸気ダクト5の開口が臨ませてあり、そ
の吸気ダクト5はファン装置6の1つの構成要素である
吸気ファン7に連結されている。
【0012】上記サクションベルト4の下位置の積層シ
ート1の前端側、つまりシートがサクションベルト4に
よって送り出される側には積層シート1の上部前端に向
けて空気を吹き付け、サクションベルト4に吸引される
最上位置のシートと残りのシートとを分離する空気供給
ノズル11が配置されている。この空気供給ノズル11
は、排気ダクト12を介してファン装置6の1つの構成
要素である排気ファン8の排気口8aに連結されてい
る。
【0013】またサクションベルト4のシート送出側に
は、送られてきたシートを複写機内部に送り込む給紙路
13が配置され、その給紙路13の途中にはシートを搬
送する搬送ローラ14a,14bが設けられている。
【0014】上記ファン装置6の吸気ファン7と排気フ
ァン8とは、ケース7b,8bでそれぞれ個別的に覆わ
れ、ケース7b,8bの一部である隔壁を介して同軸に
配置され、ともに1つのDCサーボモータ9で実現され
る無段可変速モータの出力軸9aに連結されている。
【0015】上記吸気ファン7および排気ファン8は、
ともに図2に示すように円形の底板15上に放射状に複
数枚の羽根16を配設し、その上にドーナツ形の上板1
7を重ねたいわばサンドイッチ構造の本体をケース7
b,8bで囲んで構成されている。
【0016】上記サクションベルト4は、図3に斜視図
で示すように、プーリ18a,18b間に一対の無端状
ベルト19をプーリ18a,18bの各軸線方向に間隔
をあけて巻き掛けたものであり、それらの無端ベルト1
9には厚み方向に挿通する多数の通気孔19aが分散し
て形成され、その通気孔19aを介して吸気ダクト5に
よる吸引力を下側を走行する無端ベルト19に導くよう
に構成されている。
【0017】図4は、上記DCサーボモータ9と、その
モータの駆動および回転制御を行う各回路との接続構成
を示す回路図である。
【0018】速度切換回路20は、DCサーボモータ9
の回転速度の切換え指令を出力する回路である。速度制
御回路21は、上記速度切換回路20から与えられる基
準クロック信号31に応じてDCサーボモータ9の回転
速度を制御する回路である。駆動回路22は速度制御回
路21から出力される制御信号に応じてDCサーボモー
タ9を駆動する回路である。インバータ23は速度制御
回路21から出力される制御信号の一部を通電時間に対
応する制御信号に変換して駆動回路22に与える回路で
ある。
【0019】上記速度制御回路21は、ロータリエンコ
ーダ24で実現される速度検出器によって検出されるD
Cサーボモータ9の信号REを基準クロック信号31と
比較して速度誤差を検出する速度ディスクリミネータ2
5、この速度ディスクリミネータ25によって検出され
た速度誤差を速度制御電圧に変換するチャージポンプ回
路26、増幅器27、チャージポンプ回路26によって
得られた速度制御電圧をパルス幅変調するPWM回路2
8、およびこのPWM回路28によって得られたパルス
幅変調信号とポジションセンサ29によって検出される
DCサーボモータ9の回転位相とに基づきU相,V相,
W相の各モータコイルに対応する制御信号を分配して出
力する分配回路30などによって構成されている。基準
クロック信号31は、CPU32に接続された記憶手段
33であるRAMにメモリされた周波数で、一定の値を
出力する。この周波数は、操作パネル34上のキーを操
作することで入力することができ、サービス時・生産工
程で調整する。調整終了時に、最後に入力(設定)され
た周波数がRAMにメモリされ、以後、次の調整作業に
入るまでの間、この値が基準クロック信号31の周波数
となる。この場合、RAM33にメモリされた速度デー
タは、電源オフの際も消去されないように電池35によ
ってバックアップされる。
【0020】上記、給紙装置の動作を図1に従って説明
する。
【0021】その動作の該要は、次の通りである。DC
サーボモータ9の回転駆動によって、吸気ファン7およ
び排気ファン8が回転し、吸気ファン7内では矢符aの
ように、また排気ファン8内では矢符bのようにそれぞ
れ空気が流れる。その結果、吸気ダクト5の気圧が降下
し、積層シート1のうち一番上のシートがサクションベ
ルト4に吸引される。このとき、排気ファン8から排気
ダクト12を経て送られてくる空気は、空気供給ノズル
11から積層シート1の前端側に吹き付けられ、これに
よって一番上のシートが持ち上げられサクションベルト
4へのシートの吸着が円滑に行われる。
【0022】サクションベルト4に吸着されたシート
は、サクションベルト4の駆動によって給紙路13へと
送られ、搬送ローラ14a,14bによって給紙路13
からさらに複写機内部へと送られる。
【0023】以上説明したように、たとえば吹き付け、
吸引を1つの可変速モータで行っているが、これを個別
に連結した2つの可変速モータで行うようにしても勿論
差し支えなく、その場合には図4に示される制御回路は
各モータについてそれぞれ設ける必要がある。
【0024】生産工程または、市場でのサービス時に空
気圧測定器を空気供給ノズル11または吸気ダクト5の
近くに挿設して、操作パネル34のキーを利用して、D
Cサーボモータ9の回転速度を設定し、必要とする目的
の空気圧が保持されるように調整する。
【0025】操作パネル34よりのデータはCPU32
に一旦取り込まれてRAM33に書込まれ、次のデータ
の更新があるまでメモリされる。
【0026】給紙動作においては、CPU32よりのス
タート/ストップ信号によって前記サーボモータ9を回
転/停止したりすると同時に、基準クロック信号31を
RAM33にメモリされたデータに基づいて発生させ、
サーボモータ9の回転数を設定回転数に制御する。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、空気吹付
用ファン、空気吸引用ファンを回転駆動するための無段
可変速モータをフィードバック制御方式によって回転速
度制御しているので、目的の速度に合致した高精度の速
度制御が行え、しかも速度設定はテンキーなどのキーの
操作によってデジタル的に微調整可能であって、設定を
目的値にぴったりとしかも短時間で合致することがで
き、取扱いが容易で、速度調節すなわち空気圧調節を高
精度で迅速に行える効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略的な構成を示す縦断面
図である。
【図2】図1に図示ファン装置6におけるロータの斜視
図である。
【図3】図1に図示のサクションベルト4の斜視図であ
る。
【図4】図1図示のファン装置6を速度制御する電気的
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 積層シート 7 吸気ファン 8 排気ファン 9 DCサーボモータ 20 速度切換回路 21 速度制御回路 22 駆動回路 24 ロータリエンコーダ 33 RAM 34 操作パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層シートの前端側上部への空気吹付け
    および上面への空気吸引によって最上部シートを送給す
    る空圧方式給紙装置であって、 空気吹付用ファンと空気吸引用ファンを個別または一括
    して回転駆動する無段可変速モータと、 無段可変速モータの回転速度を検出する速度検出器と、 無段可変速モータの回転速度をキー操作によってデジタ
    ル的に設定可能に設けられる回転速度設定手段と、 回転速度設定手段によって設定された回転速度を記憶保
    持する記憶手段と、 記憶手段から読み出された設定回転速度と、速度検出器
    が検出した回転速度とを比較して、設定回転速度に対応
    する速度制御指令信号を出力するフィードバック速度制
    御手段と、 前記速度制御指令信号に応答して無段可変速モータに電
    力を出力する駆動手段とを含むことを特徴とする空圧方
    式給紙装置。
JP28301491A 1991-10-29 1991-10-29 空圧方式給紙装置 Pending JPH05116809A (ja)

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JPH05116809A true JPH05116809A (ja) 1993-05-14

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ID=17660112

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JP (1) JPH05116809A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289887A (ja) * 1999-03-19 2000-10-17 Heidelberger Druckmas Ag 持上げ吸引装置を作動させる方法、および持上げ吸引装置
JP2007276890A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
JP2007308207A (ja) * 2006-05-15 2007-11-29 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
JP2007331944A (ja) * 2006-05-15 2007-12-27 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置

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US8167296B2 (en) 2006-05-15 2012-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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