JPH05113029A - 梁型枠支保工ユニツト - Google Patents

梁型枠支保工ユニツト

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JPH05113029A
JPH05113029A JP7406291A JP7406291A JPH05113029A JP H05113029 A JPH05113029 A JP H05113029A JP 7406291 A JP7406291 A JP 7406291A JP 7406291 A JP7406291 A JP 7406291A JP H05113029 A JPH05113029 A JP H05113029A
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JP7406291A
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Inventor
Fumio Otake
文男 大竹
Yoshikazu Hirokawa
義和 広川
Koji Nagao
公二 長尾
Yuji Sonobe
祐司 園部
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Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁型枠支保工の組立解体が容易にでき、特に
セパレータを用いなくとも容易に精度良く組み立てられ
る梁型枠支保工ユニットを提供する。 【構成】 梁型枠支保工ユニットAが、所定長さの梁側
面型枠2とこの梁側面型枠2に適合する所定長さの梁底
面型枠3とをこれら両者の接合部で回動可能に接合する
梁型枠Bと、この梁型枠Bの横断方向に所定の間隔で配
設され梁底面型枠3を支持する大引材7と、この大引材
7に接合して梁側面型枠2を支持するとともに接合部を
中心にこの梁側面型枠2を回動させる梁側面型枠支持部
材と、大引材7に結合しこの大引材7を支持する伸縮可
能な支保工24とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小払しをせずに組
立、解体、移動ができる梁型枠支保工ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物の梁部材を構
築する際に用いる梁型枠支保工は、梁型枠とこれを支持
する支保工とがそれぞれ別々に施工されていた。即ち、
従来の梁型枠支保工の施工順序は、先ず梁を構築する所
定の位置に支保工を組み立て、その上に大引材や根太を
配置し、更にその上に梁底面型枠を所定の高さで設置し
てから梁側面型枠を組み立てるものであった。
【0003】この梁側面型枠の組立には通常梁巾に適合
するセパレータを用いており、このセパレータにフォー
ムタイ及び座金を連結し、梁側面型枠の外部に配置する
縦端太材や横端太材を締め付けてコンクリート打設時の
側圧を支持していた。
【0004】又、型枠支保工の解体時には組立時とは逆
にフォームタイを緩め、縦端太材や横端太材や梁側面型
枠を小払しし、その後支保工を緩めてから底面型枠、根
太、大引材等を小払ししていた。
【0005】更に、これらの型枠支保工材を転用する際
には、小払しした各部材を所定の梁位置まで移動して、
再度同じ順序で組み立てていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の梁型枠支保工の施工は、その組立及び解体に要する
手順が複雑であるため、熟練した型枠技術者を多数必要
としていた。特に、梁側面型枠を組み立てる際に取り付
けるセパレータは狭い場所で行なうため、熟練工でもそ
の施工は非常に困難であった。
【0007】又、多数の型枠支保工資材をその都度組み
立てるため、型枠の精度が出しにくかった。
【0008】又、組立、解体及び移動を小払しで行なっ
ているため取り扱う資材の種類や量が非常に多くなり、
作業効率が悪かった。又、このような多数多量の資材が
現場内に仮置きされるため現場内が煩雑となり、安全面
でも問題が生じていた。
【0009】この発明は従来の型枠支保工が有する上記
の欠点を解消するため、請求項1記載の梁型枠支保工ユ
ニットは、梁側面型枠と梁底面型枠を回動可能に接合し
てユニット化した梁型枠を形成し、この梁型枠を支持す
る大引材と回動可能な梁側面型枠支持部材と伸縮可能な
支保工材をユニット化することで、梁型枠支保工の組立
解体が容易にでき、特にセパレータを用いなくとも容易
に精度良く組み立てられる梁型枠支保工ユニットを提供
することを目的としている。更に、梁型枠支保工をユニ
ット化することで、小払し作業を無くし作業効率を高め
るとともに現場内に仮置きする資材の量を減少させるこ
とで現場の安全を向上させることも目的の一つである。
【0010】又、請求項2記載の梁型枠支保工ユニット
は、梁側面型枠支持部材が縦端太部材と斜材及び斜材の
2接合点間の距離を調節できる斜材長調節手段を有する
ことで、簡易な構造で梁側面型枠の支持ができ、しかも
簡単な操作で梁側面型枠の建入り精度の調整や解体がで
きる梁型枠支保工ユニットを提供することを目的として
いる。
【0011】又、請求項3記載の梁型枠支保工ユニット
は、前記支保工に脱着可能な移動用のキャスタを装着す
ることで、型枠支保工ユニットを小払しをせずに一体の
まま水平移動することができる梁型枠支保工ユニットを
提供することを目的としている。又、このようにユニッ
ト化した型枠支保工を小払しせずに転用することで、作
業効率を高めるとともに安全面の向上を図ることも目的
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の梁型枠支保工ユニットは、所定長さ
の梁側面型枠とこの梁側面型枠に適合する所定長さの梁
底面型枠とをこれら両者の接合部で回動可能に接合する
梁型枠と、この梁型枠の横断方向に所定の間隔で配設さ
れ前記梁底面型枠を支持する大引材と、この大引材に接
合して前記梁側面型枠を支持するとともに前記接合部を
中心にこの梁側面型枠を回動させる梁側面型枠支持部材
と、前記大引材に結合しこの大引材を支持する伸縮可能
な支保工とからなっている。
【0013】又、請求項2記載の梁型枠支保工ユニット
は、前記梁側面型枠支持部材は、前記大引材に回動可能
に取り付けられる縦端太部材と、上部がこの縦端太部材
の接合点に係合し下部が前記大引材の接合点に係合する
斜材と、この斜材の2接合点間の距離を調節できる斜材
長調節手段を有することを特徴としている。
【0014】又、請求項3記載の梁型枠支保工ユニット
は、前記支保工には移動用のキャスタが脱着可能である
ことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の梁型枠支保工ユニットは、梁側
面型枠と梁底面型枠をこれら両者の接合部で回動可能に
接合して所定の長さを有する梁型枠のユニットを形成す
る。この梁型枠を横断面方向で支持する大引材には、前
記梁側面型枠を支持する梁側面支持部材が接合される。
この梁側面支持部材は前記梁側面型枠を梁底面型枠との
接合部を中心にして回動させうる。更に、前記大引材は
伸縮可能な支保工により支持されており、ユニット化し
た梁型枠の組立時には伸張し、解体時には縮小する。
【0016】又、請求項2記載の梁型枠支保工ユニット
は、梁側面型枠支持部材の斜材の接合点間の距離を調整
することで斜材長を調節し、これに接続する縦端太材及
び梁側面型枠を前記梁底面型枠との接合部を中心にして
回動させる。
【0017】又、請求項3記載の梁型枠支保工ユニット
は、前記支保工に脱着可能な移動用のキャスタを装着
し、縮小した状態のユニット化した梁型枠支保工を水平
移動する。
【0018】
【実施例】次に、この発明の実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1はこの発明の梁型枠支保工ユニッ
トの断面図、図2は側面図である。
【0019】この梁型枠支保工ユニットAは、所定の長
さに組み立てられた梁型枠Bと、この梁型枠Bに作用す
る荷重を支持するためユニットの横断方向に所定の間隔
で配設される荷重支持部材Cとから構成される。
【0020】この梁型枠Bはコンクリートを打設する梁
1の両側面部に配設される梁側面型枠2と、この梁側面
型枠2の内面下端部に接して梁1の底面部に配設される
梁底面型枠3とから構成される。この梁底面型枠3は梁
1の巾に適合する所定の割付の定尺のメタルフォーム4
を配置して面板を構成しており、前記梁側面型枠2は所
定の割付のメタルフォーム4に梁高調整用の補助パネル
5を結合して所定の梁高の面板を構成している。この補
助パネル5は合板を所定寸法に切断加工したものを用
い、図示しないボルトナットによりメタルフォーム4に
結合されている。この補助パネル5を交換することによ
り梁高の異なる他の梁型枠Bにも転用可能になる。
【0021】又、梁側面型枠2と梁底面型枠3はコーナ
部材6を用いて連結されており、このコーナ部材6のコ
ーナ部6aは折曲げ可能となっているが、このコーナ部
は回動可能な構造としてもよい。
【0022】なお、この実施例では、面板にメタルフォ
ーム4を使用したが、これに限定されず定尺の加工した
木製パネルを用いてもよいのは勿論である。
【0023】上記の所定の長さに組み立てられた梁型枠
Bを支持する荷重支持部材Cとしては、梁底面型枠3に
作用する鉛直荷重を支持する大引材7と、梁側面型枠2
に作用する側圧を支持する縦端太材12と、この縦端太
材12を支持する斜材13とがあり、以上の全荷重を支
持する部材として支保工24がある。これら荷重支持部
材Cは作用する荷重に応じて梁型枠Bの横断方向に適宜
配設されている(図2)。
【0024】荷重支持部材Cを構成する大引材7の正面
図及び側面図をそれぞれ図3及び図4に示す。大引材7
は作用する鉛直荷重に応じ、又梁底面型枠3の剛性に応
じ所定の間隔で配設される。なお、梁底面型枠3の剛性
が小さい場合には大引材7の上に根太を入れて梁底面型
枠3を支持する必要がある。大引材7は2本の溝型鋼8
のそれぞれのウエブ8bを対向させ所定の間隔をあけて
配置し、それぞれの下面のフランジ8aに鋼板9を溶接
して一体化させている。この2本の溝型鋼8の間隙には
別の荷重支持部材Cである縦端太材12及び斜材13が
挿入される。
【0025】この大引材7は鋼板9に穿設したフックボ
ルト孔9aを挿通するフックボルト10を前記梁底面型
枠3のメタルフォーム4のリブ孔4aに係止して梁型枠
Bに固定している。
【0026】又、溝型鋼8のウエブ8bには梁巾に応じ
て縦端太材12が配置される位置に合わせて縦端太用ボ
ルト孔8cがそれぞれ穿設されており、ボルトナット1
1を用いて縦端太材12をこの大引材7に結合してい
る。この縦端太用ボルト孔8cは梁巾を調整できるよう
に所定間隔で複数穿設されている。
【0027】又、この大引材7は梁1の両側面から張り
出す張出部7aを有しており、この張出部7aの溝型鋼
8のウエブ8bには支持ボルト孔8dが穿設されてお
り、支持ボルト14を挿通して斜材13を係止してい
る。この斜材13は梁側面型枠2から縦端太材12に作
用する荷重を支持する部材である。
【0028】次に、荷重支持部材Cを構成する縦端太材
12及び斜材13を図5に基づき説明する。図5は縦端
太材12と斜材13、大引材7及び梁側面型枠2の連結
を説明する拡大断面図である。
【0029】縦端太材12は梁側面型枠2に作用する側
圧に応じ、又梁側面型枠2の剛性に応じ所定の間隔で配
設される。鋼板を折曲げ加工して断面形状をコの字状に
形成した縦端太材12の両側面12aの下端には、長孔
12bが穿設されており、大引材7の溝型鋼8に穿設さ
れている縦端太用ボルト孔8cを通してボルト11aが
挿通する。この縦端太材12のウエブ12dの高さは、
2本の溝型鋼8が形成する前記所定間隔に略合致するも
のであり、ボルトナット11を締結することで縦端太材
12と大引材7とを固定する。又、縦端太材12の両側
面12aの上端には、斜材13取付用のボルト孔12c
が穿設されておりボルトナット15により斜材13を連
結する。この縦端太材12のウエブ12dは梁側面型枠
2のメタルフォーム4の外面に当接して配設されてお
り、面板に作用する荷重を2点のボルトナット11、1
5で支持するものである。
【0030】斜材13は縦端太材12の両側面12aが
形成する溝に嵌合する大きさの角型の鋼管からなり、大
引材7の2本の溝型鋼8が形成する間隙内に挿入され
る。斜材13の上端部にはボルト孔13aが穿設されて
おり、ボルトナット15により縦端太材12と締結され
る。一方斜材13の下端部には、大引材3の2本の溝型
鋼8のウエブ8bに穿設される支持ボルト孔8dと対向
する位置にスライド用の長孔13bが設けられている。
又、この長孔13bに沿って斜材13の内部にはスライ
ドジャッキ16が設けられている。
【0031】このスライドジャッキ16の構成及び動作
を図6に基づき説明する。図6はスライドジャッキ16
を含む斜材13下端部の拡大断面図である。スライドジ
ャッキ16は、斜材13の内部を自在にスライドできる
大きさに鋼板を加工して作成された内箱部17と、この
内箱部17の下方側面17aのボルト孔17bに遊嵌し
回転自在に取り付けられるスライド用ボルト18とから
構成されている。この内箱部17の斜材13に穿設され
ているスライド用の長孔13bと対向する両側面17c
には、支持ボルト孔17dが穿設されており支持ボルト
14が挿通している。又、スライド用ボルト18が内箱
部17のボルト孔17bに遊嵌する端部には2枚のフラ
ンジ18aが固着されており、このフランジ18aの間
に内箱部17の下方側面17aを挟み込む構造になって
いる。又、スライド用ボルト18の他端は斜材13の下
端に溶着される端部プレート13cに穿設されるスライ
ドボルト孔13dを挿通し、この端部プレート13cに
固着するナット18bに螺着している。
【0032】このスライド用ボルト18の頭部18cを
捻込む方向に回転させると、ナット18bとフランジ1
8aとの距離が拡大され、フランジ18aが内箱部17
の下方側面17aを当接しながら内箱部17を上方に移
動させる。この内箱部17の上方移動は支持ボルト14
と斜材13の長孔13bとの相対的位置関係を変更さ
せ、移動後には図7に示すように斜材13の長孔13b
の上部に支持ボルト14が移動する。ところが、支持ボ
ルト14は溝型鋼8の支持ボルト孔8dに固定されてい
るため移動できず、代わりに斜材13が下方に移動する
ことになる。このように支持ボルト14が長孔13bの
上方に移動すると、この支持ボルト14と斜材13上端
部のボルトナット15間の距離は縮小されることにな
り、従って縦端太材12はボルト11aを中心として梁
1の外側に回転する。なお、スライド用ボルト18を突
出する方向に回転させれば、上記とは逆に縦端太材12
を内側に回転させることになる。
【0033】以上の機構からなる縦端太材12と斜材1
3より支持される梁側面型枠2の通りを通すためには、
上記のスライドジャッキ16による調整の他に、横端太
材19が縦端太材12の外面に沿って配設される。この
横端太材19には側面に所定間隔で長孔が開いており、
フックボルト20を挿通し、座金21により締結され
る。このフックボルト20は、梁側面型枠2のメタルフ
ォーム4のリブ孔4aに係合して横端太材19を締結す
る。なお、この横端太材19は角型鋼管や丸型鋼管を二
丁抱きにして使用してもよい。
【0034】次に、以上の梁型枠B、大引材7、縦端太
材12、斜材13及び横端太材19等を支持する荷重支
持部材Cとしてのトラス部材22及び支保工24を説明
する。このトラス部材22及び支保工24は大引材7の
間隔に対応して配設されるものである。
【0035】先ずトラス部材22について説明する。図
1に示すように、大引材7の溝型鋼8の下面フランジ8
aに溶接された鋼板9には、鋼管22aがトラス形式で
固着されており、大引材7に作用する全荷重をこの鋼管
22aが構成するトラスを介して下弦材23との2つの
格点23a、23bに伝達している。このトラス部材2
2で支持される大引材7は、その支点間隔が縮小される
ため断面係数が小さいものでも可能となり軽量化が図れ
る。なお、トラス部材22を省略して大引材7を直接支
保工24で支持することももちろん可能である。この場
合には、大引材7を構成する部材の断面係数は大きなも
のになる。
【0036】次に、支保工24について説明する。下弦
材23の有する2つの格点23a,23bはパイプサポ
ート形式の支保工24により支持する。この支保工24
は内挿可能な上柱24aと下柱24bとから構成されて
おり、ピン24cを上柱24a及び下柱24bに所定間
隔にそれぞれ穿設されている所定のピン孔24dに挿入
して、支保工24の高さを調整する。この上柱24aの
頭部に固着する受け金物24eで前記下弦材23を支持
し、この両者に固定ピン25を挿入して支保工24を固
定している。又、下柱24bの下端にはジャッキベース
26が挿入されており支保工24の高さの微調整が可能
となっている。
【0037】これら支保工24に作用する水平力に対抗
するため、梁型枠Bの横断方向の相互の支保工24には
下柱24bの上下二段に水平つなぎ材27を固着する。
この水平つなぎ材27は鋼管または型鋼を下柱24b外
面に溶接する。
【0038】又、梁型枠支保工ユニットAの縦断方向に
所定の間隔で配設される支保工24にはブレース28を
係止することで支保工24の縦断方向の水平力に対抗し
ている。このブレース28は組立時に上柱24a及び下
柱24bに突設するブレース止めピン24fに係止する
もので、解体時及び移動時には取り外しておく。
【0039】次に、上記の梁型枠支保工ユニットAの組
立、解体及び移動時の動作について説明する。
【0040】先ず組立時においては、上記の構成からな
る梁型枠支保工ユニットAをユニット毎に現場内で組み
立て、梁型枠支保工ユニットAの各下柱24bにキャス
ター付きアウトリガー29を取り付ける。なお、この組
立時には上柱24aは下柱29b内に挿入しておき移動
を容易にしておく。
【0041】このキャスター付きアウトリガー29の構
成及び取付状態を図8及び図9に基づき説明する。キャ
スター付きアウトリガー29は、キャスター29aとこ
れに固着するレベル調整ボルト29b、このレベル調整
ボルト29bに螺合するナット29c及びこのナット2
9cに固着する水平アーム29d,斜アーム29eとか
らなる。この水平アーム29d及び斜アーム29eには
下柱24bの断面に嵌合する形状のチャッキング部29
fを有しており、下柱24b及びチャッキング部29f
にそれぞれ穿設されたキャスター止めピン孔24g及び
29gを合わせてピン29hを挿通し固定する。このキ
ャスター付アウトリガー29を各下柱24bに装着した
梁型枠支保工ユニットAはジャッキベース26を縮めて
梁1を構築する所定の場所に移動し、配置する。次に、
ジャッキベース26を伸張して荷重を支持させるととも
に、キャスター付アウトリガー29を取り外す。なお、
事前にレベル調整ボルト29bで下柱24bの高さ調整
を行なっておけば配置後のジャッキベース26による調
整は少なくなる。
【0042】その後、上柱24aを所定の高さまで上昇
させ、ピン24cを挿入して固定する。高さの微調整は
ジャッキベース26により行ない、梁型枠Bの建入り調
整は斜材13に付設されるスライド用ボルト18により
行なう。
【0043】相互の型枠支保工ユニットAは、梁1のス
パン長及び標準サイズとなる1ユニットの長さに応じ、
その梁型枠B同士の接合面を直接図示しないUクリップ
またはボルトを用いて接合するか、寸法調整用の所定の
割付のメタルフォームまたは加工した木製パネルを補助
梁型枠30として挟み込む(図2)。そして、各支保工
24にブレース28をセットする。
【0044】次に、解体時及び移動時の動作を図10及
び図11に基づき説明する。梁1のコンクリート打設後
所定の養生期間を経過した後、先ず斜材13の下端部に
付設されるスライド用ボルト18をねじ込み、斜材13
を引き込みながら斜材13に連結する縦端太材12を外
側に傾斜させる。この時梁側面型枠2はコーナー部材6
のコーナー部6aを中心に回動するため、コンクリート
面から全面剥離できる。このように梁側面型枠2が剥離
した状態で各ユニットを構成する梁型枠Bの接合部を解
体し、必要な場合には補助梁型枠30を解体撤去する。
次に支保工24のブレース28を取り外し、各ユニット
毎に上柱24aと下柱24bを連結するピン24cを抜
取り、梁型枠B及び上柱24aより上部の荷重支持部材
Cを下降させる。なお、このピン24cを抜き取る際に
は梁型枠Bの下側にフォークリフト31を挿入して上部
荷重を仮受けする。その後フォークリフト31を下降さ
せて上柱24aを下柱24b内に収納し、梁型枠支保工
ユニットAの天端が打設した梁1の下端より低い位置に
なるように縮める(図11)。この状態で、キャスター
付アウトリガー29を下柱24bに取り付け、ジャッキ
ベース26を縮めて次の梁打設位置に移動する。
【0045】なお、梁型枠Bを下降させるには、フォー
クリフト31の代りに、油圧ジャッキ等を用いることが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の梁
型枠支保工ユニットは、梁側面型枠と梁底面型枠を回動
可能に接合してユニット化した梁型枠を形成し、この梁
型枠を支持する大引材と回動可能な梁側面型枠支持部材
と伸縮可能な支保工材をユニット化することで、梁型枠
支保工の組立解体が容易にできる。特に、セパレータを
用いなくとも容易に精度良く組み立てられ、梁型枠支保
工ユニットを提供することができる。更に、梁型枠支保
工をユニット化することで、小払し作業を無くし作業効
率を高めるとともに現場内に仮置きする資材の量を減少
させることで現場の安全を向上させることもできる。
【0047】又請求項2記載の梁型枠支保工ユニット
は、梁側面型枠支持部材が縦端太部材と斜材及び斜材の
2接合点間の距離を調節できる斜材長調節手段を有する
ことで、簡易な構造で梁側面型枠の支持ができ、しかも
簡単な操作で梁側面型枠の建入り精度の調整や解体がで
きる。
【0048】又、請求項3記載の梁型枠支保工ユニット
は、前記支保工に脱着可能な移動用のキャスタを装着す
ることで、型枠支保工ユニットを小払しをせずに一体の
まま水平移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梁型枠支保工ユニットの断面図である。
【図2】梁型枠支保工ユニットの側面図である。
【図3】大引材の正面図である。
【図4】大引材の側面図である。
【図5】縦端太材,斜材,大引材及び梁側面型枠の連結
を説明する拡大断面図である。
【図6】スライドジャッキを含む斜材下端部の拡大断面
図である。
【図7】スライドジャッキを含む斜材下端部の拡大断面
図である。
【図8】キャスター付きアウトリガーの側面図である。
【図9】キャスター付きアウトリガーの平面図である。
【図10】解体時の動作を説明する梁型枠支保工ユニッ
トの断面図である。
【図11】移動時の動作を説明する梁型枠支保工ユニッ
トの断面図である。
【符号の説明】
A 梁型枠支保工ユニット B 梁型枠 C 荷重支持部材 2 梁側面型枠 3 梁底面型枠 6 コーナ部材 7 大引材 8 溝型鋼 12 縦端太材 13 斜材 14 支持ボルト 16 スライドジャッキ 22 トラス部材 24 支保工 29 キャスター付アウトリガー 30 補助梁型枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの梁側面型枠とこの梁側面型枠
    に適合する所定長さの梁底面型枠とをこれら両者の接合
    部で回動可能に接合する梁型枠と、この梁型枠の横断方
    向に所定の間隔で配設され前記梁底面型枠を支持する大
    引材と、この大引材に接合して前記梁側面型枠を支持す
    るとともに前記接合部を中心にこの梁側面型枠を回動さ
    せる梁側面型枠支持部材と、前記大引材に結合しこの大
    引材を支持する伸縮可能な支保工とからなる梁型枠支保
    工ユニット。
  2. 【請求項2】 前記梁側面型枠支持部材は、前記大引材
    に回動可能に取り付けられる縦端太部材と、上部がこの
    縦端太部材の接合点に係合し下部が前記大引材の接合点
    に係合する斜材と、この斜材の2接合点間の距離を調節
    できる斜材長調節手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の梁型枠支保工ユニット。
  3. 【請求項3】 前記支保工には移動用のキャスタが脱着
    可能であることを特徴とする請求項1記載の梁型枠支保
    工ユニット。
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