JPH0511274Y2 - - Google Patents

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JPH0511274Y2
JPH0511274Y2 JP9984488U JP9984488U JPH0511274Y2 JP H0511274 Y2 JPH0511274 Y2 JP H0511274Y2 JP 9984488 U JP9984488 U JP 9984488U JP 9984488 U JP9984488 U JP 9984488U JP H0511274 Y2 JPH0511274 Y2 JP H0511274Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、エレベータの扉制御装置に関する。
<従来の技術> エレベータには、扉制御装置が具備されてい
て、この扉制御装置によつて走行中は扉を安全に
閉じ、着床時に扉を開くように扉制御が行われ
る。またエレベータの走行中は利用者が乗かご内
から乗かご扉を開くことが出来ないようにして、
利用者の安全を確保するように、扉制御装置は作
動するようになつている。
さらに、扉制御装置は扉に通常の扉開閉力以上
の外力が作用した時に、扉を停止或は停止逆行さ
せるように作動して、はさまり事故及び扉への衝
突事故を防ぐようになつている。ここで、停止逆
行とは、扉閉じ動作の際には扉が開き、扉開き動
作の際には扉が閉じるように動作することであ
る。
このような扉の開閉制御を行う乗かごの自動扉
が、特公昭60−47196号公報で提案されており、
この提案の方式では走行中に利用客が乗かご内か
ら乗かご扉を開くことのないように、扉閉じ状態
では、扉開閉用モータに常時閉扉用の電流を流し
ている。
提案の方式では、図示はしないが、乗かごの上
面に扉開閉用モータを配設し、この扉開閉用モー
タで回転するプーリが乗かごの上面に取り付けら
れている。そして、このプーリと乗かごの扉間
を、カムリンク、連結リンク、主レバ及びリンク
で連結し、プーリの回転で扉が開閉動作をするよ
うに構成されている。
即ち、主レバの一端側が回動自在に乗かごの上
部に取り付けられ、主レバの他端はリンクの一端
に回動自在に連結され、このリンクの他端が扉に
回動自在に取り付けられている。また、主レバの
延長の中間位置に連結リンクの一端が、回動自在
に取り付けられ、連結リンクの他端が、プーリに
同軸的に取り付けられたカムリンクの一端に回動
自在に連結されている。
このカムリンクの他端には溝部が形成され、溝
の両側端部には立ち上がり状の係止部が設けられ
ている。そしてプーリに端部が固定配設された板
ばねに指示されているローラが、溝部に一定圧力
で嵌合されている。さらに板ばねが、プーリに固
定されている圧縮ばねによつて、カムリンク側に
押圧されている。
このような構成の提案の方式では、扉開閉用モ
ータの回転によつてプーリが回動し、プーリの回
動によつて回動するカムリンクによつて、連結リ
ンクを介して主レバが、乗かごの上部に取り付け
られた一端を中心に回動する。この主レバの回動
によつて、主レバの他端に連結されたリンクが移
動して、扉を扉開閉用モータの回転方向に応じて
開閉させる。
そして、前述のように扉閉じ状態では、扉開閉
用モータには常に閉扉用の電流が流されていて、
扉は閉扉方向に偏倚され、運行中に利用客が乗か
ご内から手動で開放出来ないように、安全対策が
施されている。
<考案が解決しようとする課題> 前述の特公昭60−47196号公報で提案されてい
る方式では、閉扉状態で扉開閉用モータに閉扉用
の電流が流され続けるので、プーリに反時計方向
に回動力が与えられている。
このために、カムリンクの係止部にローラが圧
接され、板ばねが多少反り変形しており、カムリ
ンクも多少変形した状態となつている。この状態
から乗かごの着床によつて、扉開閉用モータに急
に開扉用の電流を流すと、板ばねとカムリンクが
急激に変形復帰し、ローラが溝部を移動して平衡
位置に係合する一連の動作が同時に行われ、かな
りの騒音がカムリンク機構部から発生する。
本考案は、前述したようなエレベータの扉制御
装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目
的は、着床時に扉のカムリンク機構部と移動する
扉とから発生する騒音を低減したエレベータの扉
制御装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するために、本考案はエレベー
タの乗かごの走行時には、前記乗かごの扉開閉用
モータに閉扉用の電流を流し、前記乗かごの扉を
閉扉方向に偏倚するエレベータの扉制御装置にお
いて、前記乗かごの着床近傍位置を検出する検出
手段と、この検出手段の検出で前記閉扉用の電流
を遮断し、前記乗かごの着床時に前記扉開閉用モ
ータに閉扉用の電流を供給する制御手段とを有す
る構成となつている。
<作用> 本考案によると、乗かごの着床近傍位置が検出
手段で検出されると、その位置で扉開閉用モータ
に供給されていた閉扉用の電流が、制御手段によ
つて遮断される。
従つて、この乗かごの着床近傍位置で扉のカム
リンク機構部から、板ばねとカムリンクの変形復
帰とローラの移動と係合に伴う騒音が発せられ
る。
次いで、乗かごが着床すると扉開閉用モータに
開扉用の電流が、制御手段によつて供給されるの
で、扉が開放方向に移動し、その移動の騒音が発
生する。
このように、乗かごの着床及び開扉に伴つて発
生する騒音が、二度に分けて発生されるので、そ
れぞれの騒音は低減される。
<実施例> 以下本考案の実施例を、第1図及び第2図を用
いて詳細に説明する。
ここで、第1図は実施例の要部の構成を示す回
路図、第2図は実施例における扉の開閉動作を示
すタイムチヤートである。
第1図に示すように、直流電源端子P・N間
に、接点5Ta、接点2b1及び閉扉用リレー1
が互いに直列に接続され、接点5Taに並列に、
接点3a1と接点7bとの直列接続回路が接続さ
れている。同様に、直流電源端子P・N間に、接
点7a、接点3b1、接点1b、開扉用リレー2
及び接点OLSが、互いに直列に接続されている。
また、直流電源端子P・N間に、接点3b2、
接点2b2及びタイマ5Tが、互いに直列に接続
されている。同様に、直流電源端子P・N間に、
階床選択器の固定子6Fa2、階床選択器の可動
子6Ma、接点4a及びリレー7が、互いに直列
に接続され、接点4aに接点3b3が並列に接続
されている。この可動子6Maは、直流電源端子
Pに接続され、それぞれの階床に設けられている
固定子6Fa1及び6Fa3とも、乗かごの移動に
よつて接触出来るようになつている。
ここで、接点1bは閉扉用リレー1の接点、接
点2b1、接点2b2、接点2b3は開扉用リレ
ー2の接点、接点3a1、接点3b1、接点3b
3は、乗かごの走行中付勢される図示せぬリレー
の接点である。また、接点4aは乗かごが減速を
開始してから、乗かごが着床するまでの間付勢さ
れる図示せぬリレーの接点、5Taは開扉終了時
より計数を開始し、所定時間(例えば3秒)後に
作動するタイマ5Tの接点である。
さらに、接点7b、接点7aはリレー7の接
点、接点OLSは、開扉リレー2が付勢されると、
扉の開扉終端で機械的にOFFとなる接点である。
また、可動子6Maと固定子6Fa1〜6Fa3
は、着床レベルを中心として±200mmだけ接触す
るようになつている。
なお、実施例では固定子が、1階乃至3階分だ
け図示されている。
このような構成の実施例において、接点4a1
が検出手段の主要部を構成し、固定子6Fa1〜
6Fa3、可動子6Ma、リレー7、接点7b及び
リレー1が制御手段の主要部を構成している。
次に、本発明の実施例の動作を説明する。
乗かごが1階より走行を開始して、二階に着床
するように運行する場合について説明すると、1
階で扉が開扉終端に達し、接点OLSがOFFとな
ると開扉用リレー2が消勢し、接点2b1,2b
2がONとなる。
また、乗かごは停止しているため、接点3b2
はONとなつているので、タイマ5TのONによ
つて、接点5TaがONとなる。接点5TaがON
となると、直流電源端子P、接点5Ta、接点2
b1、閉扉用リレー1及び直流電源端子Nで閉回
路が形成され、閉扉用リレー1が第2図の時刻t1
で付勢され扉が閉じ始め、時刻t2で閉扉が終了す
る。
そして、乗かごが走行を開始すると接点3a1
がONとなり、乗かごが1階床から200mm離れる
と、第2図の時刻Aにおいて可動子6Maが、固
定子6Fa1から離れるために、リレー7が消勢
される。リレー7が消勢されると接点7bがON
となるので、直流電源端子P、接点3a1、接点
7b、接点2b1、閉扉用リレー1及び直流電源
端子Nで閉回路が形成される。
このために、接点5TaがOFFとなつても、閉
扉用リレー1は付勢状態を保持し、図示せぬ扉開
閉用モータに閉扉用の電流が供給され続ける。そ
こで、図示していないが、扉開閉用モータで回動
するプーリに、板ばねを介し取り付けられ、圧縮
ばねで偏倚力を与えられているローラが、プーリ
に同軸的に取り付けられているカムリンクの溝部
に圧接係合され、この状態でプーリの回動力がカ
ムリンクを介して扉に伝達されて扉には閉扉方向
に力が加えられるている。
第2図に示すように、加速され等速走行に移つ
た乗かごが、時刻Bにおいて減速点に達すると、
接点4aがONとなり、乗かごがさらに減速して
可動子6Maが固定子6Fa2と、時刻Cで接触す
るとリレー7が付勢される。
リレー7が付勢されると、接点7bがOFFと
なるために、閉扉用リレー1が消勢されて扉開閉
用モータへの閉扉用の電流の供給が遮断される。
そこで、扉のカムリンク機構部において、板ばね
とカムリンクの変形復帰とローラの移動及び溝部
の平衡位置への係合が行われ、これらの動作に伴
う騒音が発生する。
そして、乗かごが第2図の時刻t3で完全に停止
すると、接点3b1,3b2,3b3がONとな
り、接点4aはOFFとなり、直流電源端子P、
接点7a、接点3b1、接点1b、開扉用リレー
2、接点OLS及び直流電源端子Nで閉回路が形
成され、開扉用リレー2が付勢される。開扉用リ
レー2の付勢によつて、扉開閉用モータに開扉用
電流が供給され、扉が開かれ第2図の時刻Dにお
いて扉は開放端部に達し、接点OLSがOFFとな
つて開扉用リレー2がOFFとなり、開扉動作は
終了する。
この開扉動作に伴つて、扉が移動することによ
り再度騒音が発生する。
このように、乗かごの着床直前にリレー7の付
勢によつて、閉扉リレー1が消勢されて扉開閉用
モータへの閉扉用の電流の供給が遮断されること
により、カムリンク機構部から復帰動作に伴なう
騒音が最初に発生する。次いで、乗かごが着床
し、開扉用リレー2が付勢されて開扉動作が行わ
れ、扉の移動動作に伴う騒音が発生する。
これらの騒音が一時に発生せず分割して発生さ
れ、またカムリンク機構部からの騒音も、閉扉用
の電流の遮断と開扉用の電流の供給との間に、復
帰動作の時間があるために低減されるので、全体
として油圧エレーベータの開扉時の騒音を大幅に
低減することが出来る。
なお、実施例においては階床選択器が階床の20
mm近傍で作動するものを説明したが、本考案は実
施例に限定されるものではなく、油圧エレーベー
タの構造に合わせて騒音低減に最適の位置に設定
することが出来る。
また、実施例は扉の開閉にカムリンク機構部を
使用する場合について説明したが、これも実施例
に限定されず、走行中に扉開閉用モータに閉扉用
の電流を流す方式では、閉扉方向の力で駆動機構
部が変形しているので、本考案はこの方式のどの
ような構造のものにも適用することが出来る。
<考案の効果> 以上詳細に説明したように、本考案によると、
扉の開放動作時に発生する騒音を大幅に低減し、
快適な運転が行われる油圧エレーベータを提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部の構成を示す回
路図、第2図は本考案の実施例における扉の開閉
動作を示すタイムチヤートである。 1……閉扉用リレー、2……開扉用リレー、5
T……タイマ、6Ma……可動子、6Fa1,6
Fa2,6Fa3……固定子、7……リレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレベータの乗かごの走行時には、前記乗かご
    の扉開閉用モータに閉扉用の電流を流し、前記乗
    かごの扉を閉扉方向に偏倚するエレベータの扉制
    御装置において、前記乗かごの着床近傍位置を検
    出する検出手段と、この検出手段の検出で前記閉
    扉用の電流を遮断し、前記乗かごの着床時に前記
    扉開閉用モータに開扉用の電流を供給する制御手
    段とを有することを特徴とするエレベータの扉制
    御装置。
JP9984488U 1988-07-29 1988-07-29 Expired - Lifetime JPH0511274Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9984488U JPH0511274Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29

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JP9984488U JPH0511274Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29

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JPH0222981U JPH0222981U (ja) 1990-02-15
JPH0511274Y2 true JPH0511274Y2 (ja) 1993-03-19

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