JPH05111698A - 洗米廃水処理装置 - Google Patents

洗米廃水処理装置

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Publication number
JPH05111698A
JPH05111698A JP3305395A JP30539591A JPH05111698A JP H05111698 A JPH05111698 A JP H05111698A JP 3305395 A JP3305395 A JP 3305395A JP 30539591 A JP30539591 A JP 30539591A JP H05111698 A JPH05111698 A JP H05111698A
Authority
JP
Japan
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tank
water
sludge
rice
rice washing
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Pending
Application number
JP3305395A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
利彦 佐竹
Satoru Satake
覚 佐竹
Katsuyuki Kumamoto
勝行 熊本
Yuichi Ozaki
雄一 尾崎
Kou Shimodera
香 下寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP3305395A priority Critical patent/JPH05111698A/ja
Publication of JPH05111698A publication Critical patent/JPH05111698A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Fodder In General (AREA)
  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱水汚泥を乾燥して、飼料や肥料等に再利用
する。 【構成】沈殿装置75と生物処理装置83,84と脱水
装置96とからなる洗米廃水処理装置67において、脱
水汚泥を乾燥風により乾燥する汚泥乾燥装置104を、
前記脱水装置96の後工程に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米粒を洗米することに
より発生する廃水を処理する洗米廃水処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大規模炊飯工場または酒造工場で生じる
洗米廃水には大量の糖類、蛋白質などが含まれており、
そのまま放流すると河川が高栄養化により汚染されてし
まう。そこで、活性汚泥菌や酵母菌を利用して洗米廃水
処理を行う方法が知られており、その廃水処理におい
て、発生する沈殿物は脱水機により脱水されて脱水ケー
キが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】脱水機で形成された脱
水汚泥は、焼却されるか産業廃棄物として処理されて、
ほとんど再利用されていなかった。この発明は、従来、
再利用されていなかった洗米廃水処理装置で形成される
脱水汚泥を、効率的に乾燥処理を行うことにより飼料や
肥料に再利用可能とする洗米廃水処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】洗米廃水を沈殿物と液体
とに分離する沈殿装置と、前記液体を活性汚泥菌または
酵母菌により生物処理する生物処理装置と、前記沈殿物
を脱水して脱水汚泥に形成する脱水装置とからなる洗米
廃水処理装置において、前記脱水汚泥を乾燥風により乾
燥する汚泥乾燥装置を、前記脱水装置の後工程に設け
る。
【0005】
【作用】洗米廃水は沈殿装置により沈殿物と液体とに分
離され、液体は生物処理装置に送られて活性汚泥菌また
は酵母菌により生物処理され、沈殿物は脱水装置に送ら
れて脱水汚泥に形成されり、脱水汚泥は汚泥乾燥装置に
おくられ、乾燥風により乾燥されて所定水分の汚泥に処
理される。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明を実施した洗米廃水処理装置のフロー
チャート、図2は洗米加工装置のフローチャート、図3
は撹拌乾燥機の部分側断面図、図4は汚泥乾燥機の側面
図である。
【0007】洗米加工装置1の供給ホッパ2をロータリ
ーバルブ3を介して混合タンク4に連絡し、5は混合タ
ンク4内の水を常に一定レベルに保つレベル計である。
混合タンク4はポンプ6,7,8及び切換弁9,10か
らなる洗米機11を介して洗米脱水機12の供給管13
に連絡している。なお、洗米機は本実施例のものに限ら
れず、撹拌作用により洗米を行う等種々のものでよい。
【0008】次に洗米脱水機12を図3を参照しながら
説明する。洗米脱水機12の架台14の一側壁にモータ
15を取付け、モータ15に軸装したプーリ16はベル
ト17を介して、主軸18に軸装したプーリ19に連結
する。プーリ20はベルト21を介して中空状の回転軸
22のプーリ23に連結し、24はテンションプーリで
ある。主軸18は連結軸25を介して撹拌体26に連結
し、撹拌体26に取付けた連結体27は洗米筒28に連
結する。29は洗米室であり、洗米筒28の外周に揚送
用の螺旋翼30を取付け、洗米筒28と螺旋翼29を包
囲する多孔壁筒31とで脱水室32を形成する。多孔壁
筒31は回転台33を介して回転軸22に連結し、螺旋
翼30の上端は排出口34を介して排出樋35に連絡す
る。洗米筒28に設けたノズル36を脱水室32に臨ま
せ、ノズル36は貯水室37、通口38、給水路39を
介して給水管40に連絡し、また41は供給管13と洗
米室29とを連絡する供給路である。42は脱水した水
を集めて排出する排出口であり、排出口42は、排出筒
43、電磁弁44を介してポンプ45に連絡している。
排出樋35に連結した排出筒46にエアーシャッタ47
を設け、排出筒46の下部を水滴が落下する程度の多孔
壁に形成する。
【0009】洗米脱水機12の排出筒46を、撹拌乾燥
機58の供給タンク48に連絡する。撹拌乾燥機58の
横設した多孔壁筒49内に回転自在に設けた主軸50に
撹拌転子51を軸装し、主軸50に複数個の通風口52
を撹拌転子51に噴風口53をそれぞれ設ける。撹拌転
子51と多孔壁筒49とで乾燥室54を形成し、主軸5
0の一端は、送風管55、送風機56を介して熱風発生
機57に連絡し、また、撹拌乾燥機58の排出樋59を
揚穀機60に連絡する。
【0010】61,62は貯水タンクであり、タンク6
1,62は切換弁63を介して水の供給装置(図示せ
ず)に連絡するとともに、切換弁64を介して洗米脱水
機12に連絡し、切換弁65,66は一方を混合タンク
4に、他方を洗米廃水処理装置67の原水槽68に連絡
している。また、69は水の濃度を測定する濃度測定装
置である。
【0011】次に、洗米水処理装置67を図2を参照し
て説明する。なお、図2に示す洗米廃水処理装置67
は、洗米廃水を活性汚泥処理して、清浄水を下水道へ放
流する方式である。原水槽68は一定濃度に達した洗米
廃水を一時的に貯留する槽であり、原水槽68は原水計
量槽70を介して凝集反応槽71,72に連絡してい
る。凝集反応槽71は凝集剤槽73に、凝集反応槽72
は凝集剤槽74にそれぞれ連絡し、凝集剤槽73には5
%濃度の塩化カルシウムが貯留され、凝集剤槽74には
0.05%濃度のアルギン酸ナトリウムが貯留されてい
る。
【0012】凝集反応槽71,72は凝集沈殿槽75を
介して原水調整槽76に連絡し、77は原水調整槽76
の原水(一次処理水)をPH調整槽78へ揚送するポン
プであり、79,80は原水調整槽76の水位を検知す
る水位計である。PH調整槽78はカセイソーダを貯留
した中和剤槽81に連絡し、PH調整槽78は計量槽8
2を介して曝気槽83に連絡している。曝気槽83と曝
気槽84とは開口85を設けた仕切壁86により仕切ら
れ、原水調整槽76、曝気槽83,84内に設けた散気
管87,88,89は送風機90に連絡し、曝気槽8
3,84にヒータ91を設ける。
【0013】曝気槽84は、曝気水を固液分離する沈殿
槽92に連絡し、沈殿槽75,92はポンプ93を介し
て、活性汚泥の余剰汚泥を一時貯留する汚泥調整槽94
に連絡している。活性汚泥槽94は凝集反応槽95を介
して脱水機96に連絡し、凝集反応槽95に凝集剤(ケ
イ藻土)を貯留した凝集剤槽97を連絡する。脱水機9
6は回転自在に装設した塗布98と、汚泥を脱水ケーキ
に圧縮するローラ99とからなる。100は沈殿槽92
からの処理水(清浄水)を一時貯留する処理水槽であ
り、この処理水は脱水機96の濾布98の洗浄水として
使用され、洗浄水は濾液槽101に一時貯留されてから
原水調整槽76に戻される。
【0014】脱水機96のローラ99を汚泥乾燥機10
4の供給樋105に連絡し、汚泥乾燥機104はケーシ
ング106内に多孔壁回転筒107を回転自在に装架
し、多孔壁回転筒107の内壁に螺旋翼108を周設す
る。多孔壁回転筒107内に、下方を給気口109に開
口した給気装置110を臨ませ、給気筒111は灯油ま
たはガスの燃焼機(図示せず)に連絡している。多孔壁
回転筒107の排出端を排出樋112に臨ませ、ケーシ
ング106下部に取付けた排気筒113を吸引機(図示
せず)に連絡する。
【0015】次に上記構成における作用を説明する。水
の供給装置(図示せず)から切換弁63を介して貯水タ
ンク61に水が供給され、貯水タンク61の水は切換弁
65を介して混合タンク4に注水される。混合タンク4
内に一定のレベルの水が貯留されると、供給ホッパ2内
の白米がロータリバルブ3により間歇排出され、混合タ
ンク4内に投入されて水と混合される。白米は洗米機1
1のポンプ6,7,8により予備洗米されるが、白米の
種類に対応して制御装置(図示せず)の調節によりポン
プの通過回数を変更する。つまり、新米のように比較的
洗米の容易な白米はポンプ6のみを通過させ、切換弁9
を切換えて洗米脱水機12に供給する。また古米のよう
に洗米のしずらい白米は、ポンプ6,7を通過させ、切
換弁10を切換えて洗米脱水機12に供給するか、古々
米のようにさらに洗米のしずらい白米は、ポンプ6,
7,8すべてを通過させて洗米脱水機12に供給する。
【0016】洗米脱水機12へ送られた白米は、供給管
13から供給路41を経て洗米室29に供給される。モ
ーター15の起動により洗米筒28は毎分約1,500 〜2,
000回転に回転しており、その回転により撹拌体26が
回転して、洗米室29に供給された白米は洗米作用を受
ける。その洗米作用により白米に残存する糠層が分離し
て溶出し、洗米された白米は螺旋翼30により脱水室3
3内を揚送される。そのとき、洗米筒28より約100 回
転遅く回転する多孔壁筒31により脱水作用が行なわ
れ、白米より溶出した糠を含む水は多孔壁筒31の孔よ
り排出される。脱水室32において、まずその下部で初
期脱水が行われ、次に、脱水室32に臨ませたノズル3
6からの注水により白米は再洗米されて、白米表面に残
存する糠等の付着物が除去され、再洗米された白米は揚
送されて再脱水される。そして排出された洗米排水は排
出口42に集められ、排出筒43を流下して電磁弁44
の開成とポンプ45の作動により機外へ排出される。そ
して、その洗米排水は切換弁79を経て貯水タンク76
へ送られ、切換弁80を経て再び混合タンク4に供給さ
れて循環される。また、洗米終了後、洗米脱水機12を
洗浄するときは、エアーシャッタ47を閉成して後工程
に水が流れないようにしてから水を供給して行う。
【0017】脱水された白米は螺旋翼30により揚送さ
れて排出口35から排出され、排出樋35から排出筒4
6を流下して撹拌乾燥機58の供給タンク48に投入さ
れる。供給タンク48に投入された白米は、乾燥室54
において、撹拌転子51の回転(周速度 100〜 300m/
分)による撹拌作用により、白米は粒々摩擦されて米粒
表面が滑面化される。
【0018】外気は熱風発生機57により加熱されて熱
風(60℃以下)となり、送風機56により送風管55,
53を経て中空状の主軸50に送られる。熱風は主軸5
0の通風口52を経て噴風口53から乾燥室54へ噴出
し、乾燥室54内を撹拌流動されながら横送される白米
(滞留時間は 5〜10秒)に付着する水分を乾燥する。乾
燥の終了した白米は、排出樋59から揚穀機60を経て
次工程へ送られる。
【0019】洗米脱水機12での洗米に使用された水
は、貯水タンク61に戻されて再循環されるが、BOD
(生物化学的酸素要求量)が約8,000PPM程度に達
すると(それは、濃度測定装置69により水の濃度を測
定することにより判断される。)、切換弁65を切換え
て洗米廃水処理装置67の原水槽68へ送られる。その
とき、切換弁63が切換えられて水の供給装置(図示せ
ず)から貯水タンク62に水が供給され、切換弁66を
介して混合タンク4へ送られて、同様にBODが約8,
000PPM に達するまで循環される。BODが約8,0
00PPM に達すると切換弁66が切換えられて、水は原
水槽68へ送られ、そのとき切換弁63の切換えによ
り、貯水タンク61に洗米用の水が供給される。
【0020】原水槽68の洗米廃水は原水計量槽70へ
送られ、原水計量槽70で計量(流量1.25m3 /
時)されてから凝集反応槽71へ供給され、余分な洗米
廃水は原水槽68へ戻される。凝集反応槽71内の洗米
廃水に、凝集剤槽73から塩化カルシウムが供給されて
凝集反応が行われる。塩化カルシウム(300PPM 以
上)の添加により、フロックの凝集が促進されてフロッ
ク回収率が向上される。洗米廃水は凝集反応槽71から
凝集反応槽72へ送られ、凝集剤槽74から供給される
アルギン酸ナトリウム(3PPM )により同様に凝集反応
が行われる。なお、凝集反応槽71,72における洗米
廃水の滞留時間は約10〜15分間である。凝集反応が
行われた洗米廃水は、凝集沈殿槽75へ送られて沈降分
離され、沈殿物(スラッジ=汚泥)はタイマーにより定
期的にポンプ93により汚泥調整槽94に送られ、上澄
水(BODは約2,000PPM 以下)は凝集沈殿槽75
からオーバーフローして原水調整槽76へ送られる。な
お、凝集沈殿槽85における洗米廃水の滞留時間は約
2.5〜3時間程度であり、タイマーの設定時間以上に
沈殿物が堆積すると、スラッジセンサ111の検知によ
りポンプ93が作動して、沈殿物が汚泥調整槽94へ送
られる。
【0021】原水調整槽76(容量7.5m3 )は、
曝気槽88,89での活性汚泥菌の処理能力が低下する
のを防止するための中間調整槽であり、送風機90から
散気管87へ送られる空気(空気量50m3 /時)に
より曝気撹拌を行い、水質の均一化をはかっている。原
水調整槽76内の水位計79が原水を検知すると、原水
調整槽76以降の二次処理工程(凝集沈殿槽75以前を
一次処理工程とする)が作動し、水位計80が原水を検
知すると一次処理工程の停止及び異常警報が発せられ
る。水位計79の検知によりポンプ77が作動して所定
水量の原水(一次処理水)がPH調整槽78へ送られ、
PH調整槽78において曝気槽88,89へ供給される
一次処理水のPH値を所定範囲(6.8〜7.5)内に
自動調節される。つまり、PH計101で一次処理水の
PH値が常に測定され、PH指示調整計(図示せず)に
おける設定値(例えば設定値を7とする)以下となる
と、中和剤槽81内のカセイソータがPH調整槽78へ
供給されてPH値が所定範囲に修正される。
【0022】一次処理水は所定範囲のPH値に調整され
てから計量槽82を経て曝気槽88へ供給され、曝気槽
88に供給された活性汚泥菌と流入原水(一次処理水)
とが、送風機90から散気管88へ送られる空気(空気
量50m3 /時)により曝気混合される。原水中の有
機物は活性汚泥菌により消化され、一次処理水が浄水化
されるとともに沈降性のよい安定した汚泥に処理され
る。曝気槽88の一次処理水は曝気槽89に送られて、
送風機90から散気管89におくられる空気により曝気
混合され、また、曝気槽88曝気槽89とに送風される
空気量の比率は6:4程度である。ヒータ91は生物処
理が安定して行われるように水温を維持するものであ
り、冬場においては例えば15℃程度に保持する(水温
10℃以下では活性汚泥菌は不活動となる)。
【0023】曝気槽84からの曝気水は沈殿槽92(容
量2.5m3 )に送られ、浄化されたものは上澄水と
して槽上部に、汚泥は槽底部に沈殿されて分離される。
分離された汚泥(ほぼ全量)は送風機90からの送風に
より計量槽82を経て曝気槽83へ送られて活性汚泥処
理に使用され、定期的(約一年)に堆積した余剰汚泥を
ポンプ93により沈殿槽92から汚泥調整槽94へ送
る。
【0024】凝集沈殿槽75からの沈殿物および沈殿槽
92からの活性汚泥は、汚泥調整槽94において一時貯
留されてから定量(流量300l/時)ごとに凝集反応
槽95へ送られる。凝集剤槽97の凝集剤が凝集反応槽
95の汚泥に添加されて凝集処理され、凝集反応槽95
よりオーバーフローした汚泥(水分約99%)は、脱水
機96の濾布98上に供給される。汚泥は脱水機96に
おいて吸引機(図示せず)により吸引され、ローラ99
により圧縮されて脱水ケーキとして排出される。沈殿槽
92の上澄水は処理水槽100へ送られ、一部は脱水機
99の濾布98の洗浄水として使用され、他は下水道へ
放流される。放流水のBODは600PPM 以下であり、
SSは600PPM 以下である。濾布98を洗浄した洗浄
水は、濾液槽101に送られてから原水調整槽76に戻
される。
【0025】次に、汚泥乾燥機104の作用を述べる。
脱水機96により脱水ケーキに形成された汚泥114
(長さ200mm,幅20mm,厚さ5mm,水分約65〜7
0%)は、供給樋105を流下して多孔壁回転筒107
に投入される。多孔壁回転筒107は2分間隔で回転と
停止とが繰り返えされ、多孔壁回転筒107が停止状状
態のときに汚泥114は投入され、乾燥風によりまず汚
泥114表面が固められる。これは、汚泥114が軟か
いときに多孔壁回転筒107が回転すると、汚泥114
が球状になり、内部の乾燥が進まなくなって乾燥時間が
長くなるとともに、内部が高水分であるため腐敗しやす
くなるためである。そして、汚泥114は多孔壁回転筒
107内を螺旋翼108により撹拌されながら間歇的に
搬送され、燃焼機(図示せず)から給気筒111、給気
口109を介して供給される乾燥風(熱風温度105℃
〜135℃、風量15m3/時)により乾燥され、湿気
を含んだ乾燥風は排気筒113から機外へ排出される。
汚泥114は多孔壁回転筒107内の滞留時間は約30
分間(流量20kg/時)であり、汚泥114は水分約
15%に乾燥される。
【0026】図5は本発明の別実施例であり、ケーシン
グ106の下記に、ローラ115,115間に有孔のベ
ルト116を張設したベルトコンベア117を設ける。
その作用を述べると、供給樋105を流下してベルト1
16上に供給された汚泥114は、ベルト116上を搬
送されながら給気装置110から給気される乾燥風によ
り乾燥され、乾燥された汚泥114は排出樋112から
機外へ排出される。
【0027】なお、本実施例においては、洗米廃水の生
物処理を活性汚泥菌により処理したが、洗米廃水を多糖
類資化性酵母等の酵母菌により生物処理してもよい。ま
た、汚泥乾燥機は本実施例に限られず、汚泥を乾燥する
装置であればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明における洗米廃水処理装置によれ
ば、脱水汚泥を乾燥風により乾燥する汚泥乾燥装置を、
脱水装置の後工程に設ける構成により、従来、焼却され
るかまたは産業廃棄物として処理されていた脱水汚泥
を、乾燥風により効率的に乾燥することができ、飼料や
肥料等に再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は洗米廃水処理装置のフローチャートであ
る。
【図2】図2は本発明を実施した洗米加工装置のフロー
チャートである。
【図3】図3は撹拌乾燥機の部分側断面図である。
【図4】図4は汚泥乾燥機の側面図である。
【図5】図5は他の汚泥乾燥機の側面図である。
【符号の説明】
1 洗米加工装置 2 供給ホッパ 3 ロータリーバルブ 4 混合タンク 5 レベル計 6 ポンプ 7 ポンプ 8 ポンプ 9 切換弁 10 切換弁 11 洗米機 12 洗米脱水機 13 供給筒 14 架台 15 モータ 16 プーリ 17 ベルト 18 主軸 19 プーリ 20 プーリ 21 ベルト 22 回転軸 23 プーリ 24 テンションプーリ 25 連結軸 26 撹拌体 27 連結体 28 洗米筒 29 洗米室 30 螺旋翼 31 多孔壁筒 32 脱水室 33 回転台 34 排出口 35 排出樋 36 ノズル 37 貯水室 38 通口 39 給水路 40 給水管 41 供給路 42 排出口 43 排出筒 44 電磁弁 45 ポンプ 46 排出筒 47 エアーシャッタ 48 供給タンク 49 多孔壁筒 50 主軸 51 撹拌転子 52 通風口 53 噴風口 54 乾燥室 55 送風管 56 送風機 57 熱風発生機 58 撹拌乾燥機 59 排出樋 60 揚穀機 61 貯水タンク 62 貯水タンク 63 切換弁 64 切換弁 65 切換弁 66 切換弁 67 洗米廃水処理装置 68 原水槽 69 濃度測定装置 70 原水計量槽 71 凝集反応槽 72 凝集反応槽 73 凝集剤槽 74 凝集剤槽 75 凝集沈殿槽 76 原水調整槽 77 ポンプ 78 PH調整槽 79 水位計 80 水位計 81 中和剤槽 82 計量槽 83 曝気槽 84 曝気槽 85 開口 86 仕切壁 87 散気管 88 散気管 89 散気管 90 送風機 91 ヒータ 92 沈殿槽 93 ポンプ 94 汚泥調整槽 95 凝集反応槽 96 脱水機 97 凝集剤槽 98 濾布 99 ローラ 100 処理水槽 101 濾液槽 102 PH計 103 スラッジセンサ 104 汚泥乾燥機 105 供給樋 106 ケーシング 107 多孔壁回転筒 108 螺旋翼 109 給気口 110 給気装置 111 給気筒 112 排出樋 113 排気筒 114 汚泥 115 ローラ 116 ベルト 117 ベルトコンベア
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 11/12 D 7824−4D C05F 7/00 301 Z 7057−4H (72)発明者 下寺 香 広島県東広島市西条西本町2番30号佐竹製 作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗米廃水を沈殿物と液体とに分離する沈
    殿装置と、前記液体を活性汚泥菌または酵母菌により生
    物処理する生物処理装置と、前記沈殿物を脱水して脱水
    汚泥に形成する脱水装置とからなる洗米排水処理装置に
    おいて、前記脱水汚泥を乾燥風により乾燥する汚泥乾燥
    装置を、前記脱水装置の後工程に設けたことを特徴とす
    る洗米廃水処理装置。
JP3305395A 1991-10-23 1991-10-23 洗米廃水処理装置 Pending JPH05111698A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194373A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Mayekawa Mfg Co Ltd 米加工廃水の処理方法及び装置
JP2016113357A (ja) * 2014-12-10 2016-06-23 株式会社前川製作所 リン酸肥料製造方法及びリン酸肥料製造装置
CN110387306A (zh) * 2018-04-23 2019-10-29 吴海洋 一种去除农副产品加工产生的冷凝水中异味的方法
CN113087100A (zh) * 2021-04-16 2021-07-09 西昌市蓝鼎环保科技有限公司 一种废水处理用沉淀池

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