JPH05111234A - リニアモ−タのコアコイル組立体とその製造方法 - Google Patents
リニアモ−タのコアコイル組立体とその製造方法Info
- Publication number
- JPH05111234A JPH05111234A JP29034291A JP29034291A JPH05111234A JP H05111234 A JPH05111234 A JP H05111234A JP 29034291 A JP29034291 A JP 29034291A JP 29034291 A JP29034291 A JP 29034291A JP H05111234 A JPH05111234 A JP H05111234A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil assembly
- core coil
- mold
- linear motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リニアモ−タのコアコイル組立体のモ−ルド
樹脂層が固化収縮しても割れを発生することなく、又コ
アのギャップ面に均一な（通常０．５ｍｍ）モ−ルド層
を設け、更にユ−ザで使用されても割れ等の不具合を生
じないようなリニアモ−タのコアコイル組立体を提供す
ることである。 【構成】 ガラス繊維をモ−ルド型の内側底面に敷いて
コアコイル組立体を嵌め込んだ後、エポキシ樹脂を注入
してコアのギャップ面に繊維強化樹脂（ＦＲＰ）層を有
するコアコイル組立体を形成する。
樹脂層が固化収縮しても割れを発生することなく、又コ
アのギャップ面に均一な（通常０．５ｍｍ）モ−ルド層
を設け、更にユ−ザで使用されても割れ等の不具合を生
じないようなリニアモ−タのコアコイル組立体を提供す
ることである。 【構成】 ガラス繊維をモ−ルド型の内側底面に敷いて
コアコイル組立体を嵌め込んだ後、エポキシ樹脂を注入
してコアのギャップ面に繊維強化樹脂（ＦＲＰ）層を有
するコアコイル組立体を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は一般にリニアモ−タに
関し、より具体的にはリニアモ−タのコアコイル組立体
とその製造方法に関する。
関し、より具体的にはリニアモ−タのコアコイル組立体
とその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】リニアモ−タのコアコイル組立体の、モ
−ルド処理前の半製品としての状態の平面図を図２
（Ａ）に、図２（Ａ）のＢ，Ｃ矢視図を、それぞれ図２
（Ｂ），図２（Ｃ）に示すが、コアコイル組立体の半製
品１ｃは多数の磁性体の板が積層され複数の歯２ａを含
んで構成されたコア２と、コア２に装着されたコイル３
と、コイル３のリ−ド線４と、コア２の底部を長手方向
両側面から締め付けている２列の棒状の足５とから構成
されている。
−ルド処理前の半製品としての状態の平面図を図２
（Ａ）に、図２（Ａ）のＢ，Ｃ矢視図を、それぞれ図２
（Ｂ），図２（Ｃ）に示すが、コアコイル組立体の半製
品１ｃは多数の磁性体の板が積層され複数の歯２ａを含
んで構成されたコア２と、コア２に装着されたコイル３
と、コイル３のリ−ド線４と、コア２の底部を長手方向
両側面から締め付けている２列の棒状の足５とから構成
されている。
【０００３】このコアコイル組立体の半製品１ｃのコイ
ル３を電気的に絶縁し、その位置に固定するために用い
られる従来のモ−ルド方法は、図２（Ｂ）に示すコアコ
イル組立体の半製品１ｃの底部及び足５を除く上面及び
左右前後の四側面を囲む内側輪郭を有する箱形の注型用
モ−ルド型６（図３参照）に、コアコイル組立体１を歯
２ａのギャップ面７を下にして嵌め込み、エポキシ樹脂
を水平に位置するモ−ルド型６に注入し樹脂が固化した
後に、コアコイル組立体として取り外し、図４に示すコ
アコイル組立体３ａを得るようにされている。
ル３を電気的に絶縁し、その位置に固定するために用い
られる従来のモ−ルド方法は、図２（Ｂ）に示すコアコ
イル組立体の半製品１ｃの底部及び足５を除く上面及び
左右前後の四側面を囲む内側輪郭を有する箱形の注型用
モ−ルド型６（図３参照）に、コアコイル組立体１を歯
２ａのギャップ面７を下にして嵌め込み、エポキシ樹脂
を水平に位置するモ−ルド型６に注入し樹脂が固化した
後に、コアコイル組立体として取り外し、図４に示すコ
アコイル組立体３ａを得るようにされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、製造
工程中の樹脂の硬化収縮により、あるいは製品としてユ
−ザ側で使用中に樹脂割れが、特に歯２ａのギャップ面
７に生ずることが多く、またギャップ面に均一厚さ（通
常０．５ｍｍ）のエポキシ層を形成するのが容易でなく
修正に多大な手間と時間を要するなどの問題があり対策
に苦慮していた。
工程中の樹脂の硬化収縮により、あるいは製品としてユ
−ザ側で使用中に樹脂割れが、特に歯２ａのギャップ面
７に生ずることが多く、またギャップ面に均一厚さ（通
常０．５ｍｍ）のエポキシ層を形成するのが容易でなく
修正に多大な手間と時間を要するなどの問題があり対策
に苦慮していた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、予めガラス
繊維、例えばガラスウ−ルなどをモ−ルド型６の内側底
面に敷いた後コアにコイルを装着し、底部を長手軸側の
両側から２列の足で締め付けてコアコイル組立体半製品
とし、ギャップ面７を下に、底部と２列の足５を上にし
モ−ルド型に嵌め込んでから樹脂を注入しモ−ルド成型
を行い、歯２ａのギャップ面７にガラス繊維で強化され
たＦＲＰ層（ガラス繊維強化プラスチック層）が形成さ
れたコアコイル組立体とすることにより上記の課題を解
決した。
繊維、例えばガラスウ−ルなどをモ−ルド型６の内側底
面に敷いた後コアにコイルを装着し、底部を長手軸側の
両側から２列の足で締め付けてコアコイル組立体半製品
とし、ギャップ面７を下に、底部と２列の足５を上にし
モ−ルド型に嵌め込んでから樹脂を注入しモ−ルド成型
を行い、歯２ａのギャップ面７にガラス繊維で強化され
たＦＲＰ層（ガラス繊維強化プラスチック層）が形成さ
れたコアコイル組立体とすることにより上記の課題を解
決した。
【０００６】
【作用】予め敷かれたガラス繊維と、注入された樹脂と
によりコアのギャップ層に作られたＦＲＰ層は極めて強
靭で、樹脂の硬化、収縮によっても割れを生ずることが
なく、またガラス繊維の厚みはほぼ一定であるため、形
成されたＦＲＰ層も均一な厚みが得られる。
によりコアのギャップ層に作られたＦＲＰ層は極めて強
靭で、樹脂の硬化、収縮によっても割れを生ずることが
なく、またガラス繊維の厚みはほぼ一定であるため、形
成されたＦＲＰ層も均一な厚みが得られる。
【０００７】
【実施例】本発明によるリニアモ−タのコイルモ−ルド
方法が従来の方法と異なっている点は、モ−ルド型６
（図３参照）の内側底面の全面にわたり、図１の（Ａ）
および（Ｂ）に示すように、予め一定の厚さのガラス繊
維７ａ（通常０．１８ｍｍ）の層を設けて置くことのみ
であり、その他は従来と同様なので重複を避けるため説
明を省略するが、得られるコアコイル組立体３ｂは斜視
図である図１（Ａ）に示すように、歯２ａのギャップ面
７にＦＲＰ層８が形成され、このＦＲＰ層８は部分断面
拡大図である図１（Ｂ）に示されているように、ガラス
繊維７ａの層と樹脂層７ｂとから成り、厚さは約０．５
mmで均一である。
方法が従来の方法と異なっている点は、モ−ルド型６
（図３参照）の内側底面の全面にわたり、図１の（Ａ）
および（Ｂ）に示すように、予め一定の厚さのガラス繊
維７ａ（通常０．１８ｍｍ）の層を設けて置くことのみ
であり、その他は従来と同様なので重複を避けるため説
明を省略するが、得られるコアコイル組立体３ｂは斜視
図である図１（Ａ）に示すように、歯２ａのギャップ面
７にＦＲＰ層８が形成され、このＦＲＰ層８は部分断面
拡大図である図１（Ｂ）に示されているように、ガラス
繊維７ａの層と樹脂層７ｂとから成り、厚さは約０．５
mmで均一である。
【０００８】
【発明の効果】従来は、製造工程中の樹脂の割れによる
不良品発生率が２０〜３０％であったのが、本発明によ
りギャップ面にＦＲＰ層を有するようにされたコアモ−
ルド体により不良品発生率皆無となり、同時にユ−ザ側
から割れに対するクレ−ムも皆無となり、品質向上に顕
著に寄与し、さらにギャップ面に保持される繊維強化樹
脂層の厚さ（通常０．５ｍｍ）を安定的に容易に確保す
ることができる。しかも従来のモ−ルド型を使用し、別
途の治工具を使用する必要がなく比較的安価に良品が得
られる。
不良品発生率が２０〜３０％であったのが、本発明によ
りギャップ面にＦＲＰ層を有するようにされたコアモ−
ルド体により不良品発生率皆無となり、同時にユ−ザ側
から割れに対するクレ−ムも皆無となり、品質向上に顕
著に寄与し、さらにギャップ面に保持される繊維強化樹
脂層の厚さ（通常０．５ｍｍ）を安定的に容易に確保す
ることができる。しかも従来のモ−ルド型を使用し、別
途の治工具を使用する必要がなく比較的安価に良品が得
られる。
【図１】（Ａ）は本発明のリニアモ−タのコイルモ−ル
ド方法によって得られたコアモ−ルド体を有するコアコ
イル組立体の斜視図である。（Ｂ）は（Ａ）のＢ部の部
分拡大断面図である。
ド方法によって得られたコアモ−ルド体を有するコアコ
イル組立体の斜視図である。（Ｂ）は（Ａ）のＢ部の部
分拡大断面図である。
【図２】（Ａ）はリニアモ−タのコイルモ−ルド処理前
のコアコイル組立体の平面図である。（Ｂ）は図２
（Ａ）のＢ矢視図である。（Ｃ）は図２（Ａ）のＣ矢視
図である。
のコアコイル組立体の平面図である。（Ｂ）は図２
（Ａ）のＢ矢視図である。（Ｃ）は図２（Ａ）のＣ矢視
図である。
【図３】コアコイル組立体を倒立位置にしてモ−ルド型
に嵌め込んだ斜視図である。
に嵌め込んだ斜視図である。
【図４】従来のモ−ルド方法によって得られたコアモ−
ルド体を有するコアコイル組立体の斜視図である。
ルド体を有するコアコイル組立体の斜視図である。
１ｃ コアコイル組立体の半製品 ２ コア ２ａ コアの歯 ３ コイル ３ｂ コアコイル組立体 ５ 足 ６ モ−ルド ７ ギャップ面 ７ａ ガラス繊維層 ７ｂ エポキシ樹脂層 ８ 繊維強化樹脂（ＦＲＰ）層
Claims (2)
- 【請求項１】 多数の磁性体の板が積層され複数の歯を
有してギャップ面が形成されたコアと、このコアに巻き
着けられリ−ド線を含むコイルと、前記コアの底部を長
手方向両側面から締め付けている２列の棒状の足と、前
記のコアの底部と棒状の足を除いて残部を囲んで充填さ
れ前記コイルを絶縁する絶縁樹脂部とから構成されるリ
ニアモ−タのコアコイル組立体において、 前記絶縁樹脂部が、前記ギャップ面に密接して配置され
たガラス繊維層と、その上面と前記コイルの全周面を囲
む絶縁樹脂部とから成る繊維強化絶縁樹脂部として形成
されていることを特徴とするリニアモ−タのコアコイル
組立体。 - 【請求項２】 請求項１記載のリニアモ−タのコアコイ
ル組立体の製造方法であって、多数の磁性体の板を積層
し複数の歯を有してギャップ面が形成されるコアを形成
し、このコアにコイルを装着したコアコイル組立体半製
品として、コアの底部と２列の棒状の足で長手方向両側
面から締め付け、前記コアコイル組立体半製品のギャッ
プ面を下にして挿入した場合前記コアの底部と棒状の足
とが上面から突出する寸法にされた注型用金型を準備
し、この注型用金型の底にガラス繊維を敷き、この注型
用金型内に前記コアコイル組立体半製品の底部と棒状の
足を上にして配置し、この注型用金型内に絶縁樹脂を注
入し硬化した後取り出し、ギャップ面に繊維強化絶縁樹
脂部が形成されるようにすることを特徴とするリニアモ
−タのコアコイル組立体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29034291A JPH05111234A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | リニアモ−タのコアコイル組立体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29034291A JPH05111234A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | リニアモ−タのコアコイル組立体とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05111234A true JPH05111234A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17754813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29034291A Pending JPH05111234A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | リニアモ−タのコアコイル組立体とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05111234A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012016543A1 (de) | 2011-08-25 | 2013-02-28 | Fanuc Corporation | Magnetpatte mit einem gewebten textil, linearmotor mit der magnetplatte und verfahren zur herstellung der magnetplatte |
| JP2018098997A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | ファナック株式会社 | リニアモータ用電機子及びリニアモータ |
| JP2018102081A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | ファナック株式会社 | リニアモータ用電機子、リニアモータ及びリニアモータ用電機子の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29034291A patent/JPH05111234A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012016543A1 (de) | 2011-08-25 | 2013-02-28 | Fanuc Corporation | Magnetpatte mit einem gewebten textil, linearmotor mit der magnetplatte und verfahren zur herstellung der magnetplatte |
| US20130049490A1 (en) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | Fanuc Corporation | Magnetic plate having woven cloth, linear motor having the magnetic plate, and method of manufacturing the magnetic plate |
| CN102957299A (zh) * | 2011-08-25 | 2013-03-06 | 发那科株式会社 | 使用了织物的直线电动机用磁铁板、具备该磁铁板的直线电动机及该磁铁板的制造方法 |
| JP2018098997A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | ファナック株式会社 | リニアモータ用電機子及びリニアモータ |
| US10135324B2 (en) | 2016-12-16 | 2018-11-20 | Fanuc Corporation | Armature for linear motor and linear motor |
| JP2018102081A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | ファナック株式会社 | リニアモータ用電機子、リニアモータ及びリニアモータ用電機子の製造方法 |
| US10158279B2 (en) | 2016-12-21 | 2018-12-18 | Fanuc Corporation | Armature for linear motor, linear motor, and method of manufacturing armature for linear motor |
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