JPH05108346A - ランダムアクセスパイプラインレジスタ及びデータ転送装置 - Google Patents

ランダムアクセスパイプラインレジスタ及びデータ転送装置

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JPH05108346A
JPH05108346A JP29486991A JP29486991A JPH05108346A JP H05108346 A JPH05108346 A JP H05108346A JP 29486991 A JP29486991 A JP 29486991A JP 29486991 A JP29486991 A JP 29486991A JP H05108346 A JPH05108346 A JP H05108346A
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Nobutaka Maruyama
修孝 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプロセッシングシステムにおける各C
PU装置の処理のうち、データ転送に関わる処理を可能
な限り軽減し、これらCPU装置本来の処理効率を高め
んとするものである。 【構成】 データ転送制御回路2は多段のレジスタで構
成されたRAPに対してシフト信号を出力して該RAP
を介してデータをデータ転送バス中で転送させ、該転送
が完了した時にはデータ転送制御回路2はその完了をC
PU装置10に伝える。その知らせを受けたCPU装置10
がRAPの特定の段のデータの処理加工を行なう時は、
該RAPに指令を出してその段のレジスタにSEL信号
を出力すると共に、WR信号を出してデータをCPUバ
ス側に読み込み、処理加工後これを元の段のレジスタに
書き込む。この段階でCPU装置10はデータ転送制御回
路10に転送指令を出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はランダムアクセス可能
なパイプラインレジスタ及びこれを有する並列処理用の
データ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来VLSI技術の向上により種々な装
置にマイクロプロセッサが使用されるようになった。
又、装置によっては複数のマイクロプロセッサを使用
し、その装置で行うべく仕事を分散し、高い性能を提供
するものも登場した。こうした並列処理には様々な方式
があるが、図5はそうした複数のプロセッサを有する装
置の処理方式、即ちマルチプロセッシングシステムの概
念の一例である。処理モジュールiは外部よりデータを
入力し、それを処理加工し、処理モジュールi+1に渡
す。処理モジュールi+1は、処理モジュールiより渡
されたデータを処理加工する。こうしてデータは必要な
数の処理モジュールを経て出力データとなり出力され
る。図6は各処理モジュール及び処理モジュール間につ
いて説明している。各処理モジュールは基本的に、CP
U装置10とローカルメモリ11からなる。ローカルメモリ
11はCPU装置10が動作するためのプログラムエリアと
作業を行うためのワークエリアからなる。i番目の処理
モジュールは処理の終了したデータをi+1番目の処理
モジュールとの間のFIFO(ファーストインファース
トアウトメモリ)20に書き込む。一方処理モジュールi
+1のCPU装置10は処理モジュールiとの間のFIF
O20にデータが入力されたのを検出するとそのデータを
順次取り出し、自処理モジュール内のローカルメモリ11
に取り込む。CPU装置10はこの取り込んだデータを処
理加工し、終了すると処理モジュールi+2との間にあ
るFIFO21にそのデータを書き込む。
【0003】ここで説明したものはある一例であり、こ
うした処理方法には色々な実現方法が存在する。例えば
図7は、FIFOの読み出し書き込みにDMA(ダイレ
クトメモリアクセス)コントローラ12を使用している。
こうすることによりCPU装置10を使ってデータを転送
するより高速なデータ転送が期待できる。又図8はFI
FOの代わりにデュアルポートメモリ13を使用してい
る。このようにCPU装置10のバスとデータ転送用のバ
スを独立させると、データ転送中もCPU装置10は他の
処理をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで処理モジュール
i+1の処理に注目する。処理モジュールi+1のCP
U装置10は図9のような動作をしている。これらの処理
の内、本来このモジュールが行うべき事は「データの処
理加工を行う」という部分である。従ってその他の処理
はオーバーヘッドタイムとなる。
【0005】前記図7のようにDMAコントローラ12を
使用して転送時間を早くすることも考えられる。しか
し、DMAコントローラ12動作中はCPU装置10が動作
することは出来ず、又DMAコントローラ12の起動やD
MAコントローラ12から出される割り込み処理などがあ
る。従って実際にはデータを転送していないにも拘らず
CPU装置10が動作できない時間やDMAコントローラ
12に関する処理を行なっている時間もCPU装置10にと
ってみればデータ転送に関わるオーバーヘッドタイムで
ある。
【0006】このようなデータ転送による無意味な時間
は、転送すべきデータ量が多くなればなるほどその割合
が増えてくる。
【0007】また前記図8のようにCPU装置10のバス
とデータ転送用のバスを独立させることによりデータ転
送中もCPU装置10は処理をすることができる様にした
場合でも該CPU装置10はデュアルポートメモリ13の管
理を行なわなければならない。すなわち、処理モジュー
ルi+1は処理モジュールiよりデータを送信してもら
うが、処理モジュールi+1は処理モジュールiにデュ
アルポートメモリ13のどのアドレスからデータを書き込
むか、受信許容量はどのくらいかといったことを伝えな
ければならない。処理モジュールiではこの情報を元に
DMAコントローラ12をセットしデータを転送する。こ
のような処理も各CPU装置10にとってはデータ転送に
関わるオーバーヘッドタイムである。
【0008】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、上記のようにCPU装置のデータ転
送に関わるオーバーヘッドタイムを限りなく小さくする
ことのできる装置を提供することにより、システム全体
の性能を向上させることができるようにせんとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、並列
処理用のデータ転送に用いられるランダムアクセスパイ
プラインレジスタ及び該レジスタを有する転送装置に関
するものであって、そのうちランダムアクセスパイプラ
インレジスタの構成は、複数のレジスタからなる多段構
成のパイプラインレジスタからなり、各段のレジスタの
入力側は初段を除きそれぞれの前段のレジスタの出力側
に接続され、かつ、各段のレジスタにはそれぞれの入力
側のデータをラッチさせるためのシフト信号を送信する
シフト信号線が接続されており、個々のレジスタには、
それぞれのレジスタを選択するための選択信号線が接続
され、かつ、データの読出しおよびデータの書込み手段
が接続されていることを特徴としている。
【0010】第2発明は上記ランダムアクセスパイプラ
インレジスタを備えたデータ転送装置の構成に係り、該
レジスタの構成の他に外部からのデータ入力の検出ある
いは外部からのデータ転送指令により上記シフト信号を
生成し上記シフト信号線に送信するシフト信号生成器を
有し、かつ、シフト操作の完了を外部に伝える伝達手段
を備えたデータ転送制御回路を設けている。
【0011】更に第3発明は各処理モジュールとして用
いられるランダムアクセスパイプラインレジスタを備え
たデータ転送制御回路の構成を提案するもので、その具
体的構成としては、データ転送バスとCPUバスとを別
個に分けて、該データ転送バス中にランダムアクセスパ
イプラインレジスタを設け、且つこのデータ転送バス中
における該ランダムアクセスパイプラインレジスタのデ
ータ転送を制御するデータ転送制御回路を備えると共
に、このランダムアクセスパイプラインレジスタについ
ては、複数段のレジスタから構成されていて、各段のレ
ジスタはその前後段のレジスタに直列に接続され、且つ
データ転送制御回路からのシフト信号の入力により各レ
ジスタではその入出力でデータがシフトされると共に、
CPUバスとの間でデータの読み書きを行なうためのラ
ンダムアクセス用データバスが接続されていて、CPU
装置からの指令によるSEL信号の入力により特定の段
のレジスタが選択され且つ該CPU装置からの指令によ
るWR信号の入力により選択された段のレジスタとCP
Uバス間でデータの読み書きが行なえる構成になってお
り、他方前記データ転送制御回路については、外部から
のデータ入力の検出或いはCPU装置からのデータ転送
指令により上記シフト信号をランダムアクセスパイプラ
インレジスタに送出すると共に、データのシフト操作の
完了をCPU装置に伝え、且つこのCPU装置からはデ
ータ転送指令が受けられる構成となっていることを基本
的特徴としている。
【0012】この様なランダムアクセスパイプラインレ
ジスタは、データ転送制御回路の制御により、前記処理
モジュール間のデータのやり取りに介在すると共に、各
処理モジュール内ではCPUバス側との間でデータのや
り取りを行なうことになる。
【0013】即ち、FIFOで接続される各処理モジュ
ール内では、図2に示される様に、データ転送バスとC
PUバスとが別個に分かれており、前記ランダムアクセ
スパイプラインレジスタ1はこのうちデータ転送バスと
CPUバスに接続されていて、前記FIFOを介した処
理モジュール間のデータ転送に使用される。又、各処理
モジュール内では、CPU装置10から出される各種指令
信号によりランダムアクセス用データバスを介してCP
UバスとRAPの間でデータの読み出し・書き込みが行
なわれる。
【0014】ここで該ランダムアクセスパイプラインレ
ジスタ1による処理モジュール間のデータのやり取りに
つき説明する。
【0015】まず処理モジュールiからのデータがFI
FO20に入力されると、データ転送制御回路2は信号線2
1の信号によりこれを検出し、ランダムアクセスパイプ
ラインレジスタ1にSHFT信号を送出してデータを該
レジスタ1内に入力する。入力が完了するとデータ転送
制御回路2は信号線23に信号を出力して、CPU装置10
にシフト操作が完了した旨を伝える。
【0016】次に各処理モジュール内におけるこのラン
ダムアクセスパイプラインレジスタ1とCPU装置10及
びCPUバス間のデータのやり取りにつき説明する。
【0017】前述の様にデータ転送制御回路2からシフ
ト操作が完了した旨がCPU装置10に伝えられると、該
CPU装置10は指令を出すことによりランダムアクセス
パイプラインレジスタ1はSEL信号を発して任意の段
のレジスタを選択し、ランダムアクセス用データバスを
介して該レジスタとCPUバスとの間でデータのやり取
りが行なえる状態にする。その状態から更に、該CPU
装置10は該レジスタに対し指令を与えて前記WR信号に
より、このレジスタとCPUバスとの間でデータの読み
出しを行なったり、処理加工の終了したデータの書き込
みを行なうことになる。そしてこのCPU装置10はデー
タの処理加工が終わり前記レジスタに対する書き込みを
完了すると、信号線23を介してデータ転送制御回路2に
対しデータ転送指令を出力する。この指令によってデー
タ転送制御回路2はランダムアクセスパイプラインレジ
スタ1へのデータの入力や該レジスタ1内におけるデータ
のシフトを行なうと共に、後続の処理モジュールとの間
にあるFIFO20に対し、信号線22を介してデータを転
送する旨の信号を伝え、該データを転送する。
【0018】上記の様にCPU装置10の処理のうちオー
バーヘッドタイムとなる処理は、データ転送制御回路2
側からデータシフト操作が完了した旨の信号を伝送して
きた時の受信処理、レジスタに対してデータの読み書き
を行なう時のSEL信号及びWR信号の出力を指令する
発信処理、データの処理加工及びレジスタに対するデー
タの書き込みが終了した時にデータ転送制御回路2に対
して行なうデータ転送指令の発信処理に限られることに
なり、ほとんどの時間を有効に活用できることになる。
【0019】
【実施例】以下本発明構成の具体的実施例につき説明す
る。
【0020】FIFOで接続される各処理モジュール内
には、第3発明の並列処理用データ転送装置の実施例構
成が備えられており、前記図2で示したと同様にCPU
バスとデータ転送バスとが別個に備えられ、且つこのデ
ータ転送バス中に図3に示される様な4ビット幅入出力
3段パイプラインレジスタ(RAP)が設置されてい
る。更に各処理モジュール内にはデータ転送バス中にお
けるRAPのデータ転送を制御するデータ転送制御回路
2が設けられている。尚上記CPUバス中にはCPU装
置10とローカルメモリ11が備えられている。
【0021】そのうちRAPにおける各レジスタのモジ
ュール(前述した処理モジュールとは異なり、CPU装
置等を含まないDフリップフロップからなるレジスタの
最小構成単位)の構成につき、図4を使って説明する。
【0022】まず、m段の各モジュールに加えられるS
EL信号はCPU装置10からRAPに向けて発せられた
指令に基づきこのRAPで出力されるものであり、デー
タの入出力線を選択する。即ち、このSEL信号が
“0”の時該モジュールのDフリップフロップへの入力
はDI1が選択され、又Dフリップフロップの出力はD
O1のみがアクティブとなり、DO2は高インピーダン
ス状態となる。一方SEL信号が“1”の時、Dフリッ
プフロップへの入力DI2が選択され、Dフリップフロ
ップからの出力はDO1及びDO2共にアクティブとな
る。このSEL信号が“1”の時、その“1”の信号が
流れる群のDフリップフロップの入力DI2又は出力D
O2は、ランダムアクセス用のデータバスD0〜D3を
介してCPUバス側とのデータのやり取りが可能とな
る。即ち前記CPU装置10からRAPに出力された指令
に基づき更にこのRAPからモジュールのCK2に入力
されるWR信号が立ち下がる時(“1”→“0”に変わ
る時)にDフリップフロップへのデータのラッチができ
るようになる。又このWR信号が“0”でOE信号(出
力イネーブル信号)が“1”の時、Dフリップフロップ
内のデータが前記ランダムアクセス用データバスD0〜
D3より出力される(読み出される)ことになる。一方
前記SEL信号が“0”の時は入力DI1からの入力に
切替わり、前記データ転送制御回路2からシフト信号が
送出された時に、データは入力DI1を通ってDフリッ
プフロップへラッチされ、更にこのDフリップフロップ
にラッチされていた従前のデータは出力DO1を通って
次段のモジュールへシフトされる。
【0023】更に以上の機能を有するモジュールを複数
個用いて1処理モジュールにつき4ビット幅で3段備え
たものが本実施例のRAPの構成であり、前述の図3を
用いてその動作につき説明する。
【0024】各モジュールには、前述の様に1つのレジ
スタが備えられており、モジュール(0,0)、モジュ
ール(1,0)、モジュール(2,0)、モジュール
(3,0)のレジスタ列(4ビット構成)を第1段のパ
イプラインレジスタと言う。同様にモジュール(0,
1)、モジュール(1,1)、モジュール(2,1)、
モジュール(3,1)のレジスタ列を第2段のパイプラ
インレジスタ、モジュール(0,2)、モジュール
(1,2)、モジュール(2,2)、モジュール(3,
2)のレジスタ列を第3段のパイプラインレジスタと呼
ぶ。
【0025】一方データ転送制御回路2は、主にデータ
転送バス中におけるRAPのデータ転送に関わる制御を
行なっている。即ち信号線21を介して直前のFIFO20
にデータが入力されたことを検知すると、RAPにシフ
ト信号を送ってパラレルデータ入力インタフェースI0
〜I0からの該データのRAPへの入力及びRAP内部
でラッチされているデータの各段間の順次シフト操作や
パラレルデータ出力インタフェースO0〜O3からの該
データの外部への出力を該RAPに命じ、又後述する様
にCPU装置10からデータの転送指令が入力されると、
同じくパラレルデータ入力インタフェースI0〜I3か
らRAPへのデータの入力及び該RAPからパラレルデ
ータ出力インタフェースO0〜O3へのデータの出力更
にRAP内でのデータのシフトが行なわれることにな
る。又このデータ転送制御回路2はRAPにおける前記
データの入出力を含めたデータのシフトの完了があった
時に、その完了をCPU装置10に伝えることにもなる。
【0026】該データ転送制御回路2で制御されるRA
Pへのデータの入力、RAP内部でのデータのシフト及
びRAPから外部へのデータの出力については、次のよ
うな順序でなされる。後述するSEL信号がいずれも
“0”の時にFIFOから4ビットのパラレルデータ入
力インタフェースI0〜I3を通って伝送されるデータ
は、データ転送制御回路2から出力され、モジュールの
CK1に入力されるSHFT信号の立ち下がりで第1段
パイプラインレジスタに入力され、又同段のパイプライ
ンレジスタの内容は第2段に、第2段のそれは第3段に
シフトされ、更に第3段のパイプラインレジスタの内容
はパラレルデータ出力インタフェースO0〜O3を通っ
て次のFIFOに出力される。
【0027】以上のRAPにおけるデータのシフト操作
が終了すると、データ転送制御回路2は前述の様にシフ
ト操作の完了をCPU装置10に伝える。
【0028】この知らせを受けたCPU装置10はRAP
内の各段にラッチされているいずれかのデータに対し処
理加工を行なおうとする時は、該RAPに対して指令を
出し、該RAP内のいずれかの段にSEL信号を出力す
る。この指令に基づいて出力されるSEL信号はSEL
1、SEL2、SEL3の3つ有り、全て“0”か、ど
れか一つのみが“1”となる。そしてSEL1、SEL
2、SEL3は夫々第1段、第2段及び第3段のパイプ
ラインレジスタに対応しており、3つの段のパイプライ
ンレジスタのいずれかを選択してそのデータの入出力線
を変更する。例えば、SEL2の信号が“1”の時、第
2段のパイプラインレジスタ全ての入力はDI2が選択
され、又全ての出力はDI1及びDI2がアクティブと
なる。
【0029】一方同図に示されたWR信号はライトパル
ス信号であって、前記SEL1、SEL2又はSEL3
のいずれかの信号が“1”の時に同じくCPU装置10の
指令に基づいて出力されると、このSEL信号で選択さ
れた段のパイプラインレジスタ内へのデータの読み書き
が可能となる。即ち、WR信号が“1”の時、選択され
た段のパイプラインレジスタは入力(書き込み)待ち状
態となり、更にこの信号が“1”→“0”に遷移する
時、ランダムアクセス用のデータバスD0〜D3(これ
は双方向のバストランシーバの入出力端子である)から
送られてくるデータを選択された段のパイプラインレジ
スタ内に書き込むことになる。一方このWR信号が
“0”であって前記OE信号が“1”の時選択された段
のパイプラインレジスタの内容が前記データバスD0〜
D3に出力される(読み出される)ことになる。従って
このWR信号を使うことにより、SEL信号で選択され
た任意の段のパイプラインレジスタとCPUバスとの間
の双方向のデータのやり取りを行なうことができるよう
になる(但し、OE信号が“0”でWR信号も“0”の
時はD0〜D1は高インピーダンス状態となる)。
【0030】次に以上の本実施例構成の作用につき説明
する。
【0031】まずデータ転送バス中のRAPとCPUバ
スとの間のデータの入出力を行なわない時は、CPU装
置10からの指令により出されるSEL信号は、SEL
1、SEL2及びSEL3とも“0”となり、FIFO
からパラレルデータ入力インタフェースI0〜I3を通
って出力されるデータはSHFT信号と共に第1段のパ
イプラインレジスタに、第1段のパイプラインレジスタ
のデータは第2段のパイプラインレジスタに、第2段の
パイプラインレジスタのデータは第3段のパイプライン
レジスタに、更に第3のパイプラインレジスタのデータ
はパラレルデータ出力インタフェースO0〜O3を通っ
て次のFIFOに出力される。従って各処理モジュール
では、何らデータの処理加工を行なわず、FIFOを介
してデータを順次次の処理モジュールにスルーせしめる
ことになる。
【0032】そして、上述の様にしてRAP内に順次入
ってくるデータのうち、特定のデータに対しCPU装置
10側ではこれを読み取り、判断、処理加工を行ない、必
要であれば、RAPにデータを書き込み、内容を変更す
る。
【0033】CPU装置10らRAPへの書き込みは次の
ようにして行なわれる。CPU装置10は書き込むべくR
APの段を指定するアドレス信号及び書き込みべきデー
タ及び“書き込みを示す信号”を出力する。RAPはこ
のアドレスをデコードし、指定された段のSEL信号を
“1”にする。又、RAPは“書き込みを示す信号”を
検出し、WR信号を“1”にする。書き込まれるべきデ
ータはランダムアクセス用データバスD0〜D3に現わ
れ、WR信号が“1”→“0”への遷移する時SEL信
号で指定された段のモジュールにデータが書き込まれ
る。CPU装置10はRAPに対し必要に応じて必要な段
との間で読み出し、書き込みを行なう。このCPU装置
10の存在する処理モジュール内での処理がすべて完了す
ると、CPU装置10はデータ転送制御回路2に対し、デ
ータ転送指令を送出する。データ転送制御回路2はSH
FT信号を必要な数だけ出力し、RAP内のデータをパ
ラレル出力インタフェースO0〜O3より出力し、その
データは次処理モジュールとの間のFIFO20に書き込
まれる。なお、SHFT信号の数はCPU装置10よりデ
ータ転送指令の信号を必要な数だけ出してもよく、ま
た、データ転送制御回路2内にメモリ等を設置して決め
てもよい。
【0034】以上の本実施例の構成では、RAP内にラ
ッチされているデータのうち必要なデータに対してCP
U装置10がランダムアクセスできるようになると共に、
RAPとCPUバス間でデータ転送時のCPU装置10の
処理負荷も減少しており、更にデータ転送バスとCPU
バスの2つのバスに分けて構成されているため、該CP
U装置10の処理効率をこれまで以上に高めることが可能
となる。
【0035】
【発明の効果】本発明のランダムアクセスパイプライン
レジスタ及び該レジスタを有するデータ転送装置によれ
ば、マルチプロセッシングシステムにおける各プロセッ
サにおけるデータ転送に関わる処理が減少し、その分プ
ロセッサの処理効率を向上せしめることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランダムアクセスパイプラインレジスタの基本
入出力系統を示す概略図である。
【図2】上記の様なランダムアクセスパイプラインレジ
スタを備えた各処理モジュール内の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の一実施例における4ビット幅入出力3
段パイプラインレジスタの装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】各レジスタのモジュールの構成を示す回路図で
ある。
【図5】並列処理方式の概念の一例を示すブロック図で
ある。
【図6】各処理モジュール間の接続状態の従来例を示す
ブロック図である。
【図7】処理モジュール間の接続状態の他の従来例を示
すブロック図である。
【図8】処理モジュール間の接続状態の別の従来例を示
すブロック図である。
【図9】これらの従来例で各処理モジュール内における
CPU装置の処理状態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b RAP 2a、2b データ転送制御回路 10 CPU装置 11 ローカルメモリ 12 DMAコントローラ 13 デュアルポートメモリ 20、21 FIFO

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレジスタからなる多段構成のパイ
    プラインレジスタにおいて、各段のレジスタの入力側は
    初段を除きそれぞれの前段のレジスタの出力側に接続さ
    れ、かつ、各段のレジスタにはそれぞれの入力側のデー
    タをラッチさせるためのシフト信号を送信するシフト信
    号線が接続されており、個々のレジスタには、それぞれ
    のレジスタを選択するための選択信号線が接続され、か
    つ、データの読出しおよびデータの書込み手段が接続さ
    れていることを特徴とするランダムアクセスパイプライ
    ンレジスタ。
  2. 【請求項2】 外部からのデータ入力の検出あるいは外
    部からのデータ転送指令により上記シフト信号を生成し
    上記シフト信号線に送信するシフト信号生成器を有し、
    かつ、シフト操作の完了を外部に伝える伝達手段を備え
    たデータ転送制御回路と、請求項1のランダムアクセス
    パイプラインレジスタとを有することを特徴とするデー
    タ転送装置。
  3. 【請求項3】 データ転送バスとCPUバスとを別個に
    分けて、該データ転送バス中にランダムアクセスパイプ
    ラインレジスタを設け、且つこのデータ転送バス中にお
    ける該ランダムアクセスパイプラインレジスタのデータ
    転送を制御するデータ転送制御回路を備えると共に、こ
    のランダムアクセスパイプラインレジスタについては、
    複数段のレジスタから構成されていて、各段のレジスタ
    はその前後段のレジスタに直列に接続され、且つデータ
    転送制御回路からのシフト信号の入力により各レジスタ
    ではその入出力でデータがシフトされると共に、CPU
    バスとの間でデータの読み書きを行なうためのランダム
    アクセス用データバスが接続されていて、CPU装置か
    らの指令によるSEL信号の入力により特定の段のレジ
    スタが選択され且つ該CPU装置からの指令によるWR
    信号の入力により選択された段のレジスタとCPUバス
    間でデータの読み書きが行なえる構成になっており、他
    方前記データ転送制御回路については、外部からのデー
    タ入力の検出或いはCPU装置からのデータ転送指令に
    より上記シフト信号をランダムアクセスパイプラインレ
    ジスタに送出すると共に、データのシフト操作の完了を
    CPU装置に伝え、且つこのCPU装置からはデータ転
    送指令が受けられる構成となっていることを特徴とする
    データ転送装置。
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