JPH0510743U - ラジエータ構造 - Google Patents

ラジエータ構造

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JPH0510743U
JPH0510743U JP5746691U JP5746691U JPH0510743U JP H0510743 U JPH0510743 U JP H0510743U JP 5746691 U JP5746691 U JP 5746691U JP 5746691 U JP5746691 U JP 5746691U JP H0510743 U JPH0510743 U JP H0510743U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータ本体およびその周囲の機器等に泥
等が侵入し難く、侵入しても清掃が容易な構造のラジエ
ータ構造を提供することを目的とする。 【構成】 冷却通過方向前方側から順にルーバ式スクリ
ーン3,メッシュ式スクリーン2,ラジエータ本体1、
冷却風を強制的に導入するためのラジエータファン5を
順次配置し、これらの前端から後端への冷却風通路Lを
区画形成するようラジエータカバー4を設けたことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不整地走行車両、特に三輪,四輪あるいはそれ以上の数の車輪を有 する不整地走行車両(本明細書において、単に四輪不整地走行車両という)に適 したラジエータ (オイルクーラも含む広い概念をいう) 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水冷式エンジンを搭載した四輪不整地走行車両の場合にも、他の一般の車両と 同じく所定の冷却効率を維持するため、ラジエータ本体は外気に向かって配置さ れている。
【0003】 ところで、この種の車両は、従来から、ラジエータ本体の前方にはルーバ式のス クリーンが配置されているものがある (実開昭63-170531 号) 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、四輪不整地走行車両の場合には、水溜まり等も走行することがあり 、この場合には、上記ルーバ式のスクリーンの隙間あるいは車両側面あるいは車 両底面等の他の開放部位より、泥水あるいは泥が侵入し、ラジエータ本体に当接 ・付着したり、また該ラジエータ本体の後方に配設されたラジエータファン等の 表面に付着することがある。
【0005】 本考案は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、ラジエータ本体およびその周 辺の各機器等に泥等が侵入しにくく、且つ仮に侵入してスクリーン等に付着等し ても清掃が容易な構造の、ラジエータ構造等を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本第1の考案にかかるラジエータ構造は、ラジエータ本体の後方に冷却風通路 を区画形成するよう後部ラジエータカバーを設けたことを特徴とする。
【0007】 本第2の考案にかかるラジエータ構造は、冷却風通過方向前方側から順にルー バ式スクリーン,メッシュ式のスクリーン,ラジエータ本体,冷却風を強制的に 導入するためのラジエータファンを順次配置し、これらの前端から後端にわたっ て冷却風通路を区画形成するようラジエータカバーを設けたことを特徴とする。
【0008】 本第3の考案にかかるラジエータ構造は、前面にメッシュ式スクリーンを備え たラジエータ本体とその前方に配置されるルーバ式スクリーン間に冷却風通路を 区画形成するよう設けたラジエータカバーの底面が、ラジエータ本体側で低くな るように傾斜して形成されるとともに、該底面のラジエータ本体側の端部がラジ エータ本体の下端より下位に位置するよう構成されていることを特徴とする。
【0009】 本第4の考案にかかるラジエータ構造は、ラジエータ本体の前方に配置される ルーバ式スクリーンが、 一端を、車体フレーム側に係合手段を介して係止し、他端を、ボルトと蝶ねじか らなる挟着手段とこれに挟着されるブラケットのいずれか一方を車体フレーム側 に設けるとともに他方をルーバ式スクリーン側に設けることにより車体フレーム 側に挟着することによって、 車体フレーム側に取着されていることを特徴とする。
【0010】 本第5の考案にかかるラジエータ構造は、ラジエータ本体とその前方のルーバ 式スクリーンとの間に配装されるメッシュ式スクリーンが、 一端が凹設溝内に嵌入され、他端が脱着式に取着された上記ルーバ式スクリーン に形成された押圧部材により該メッシュ式スクリーン支持部材に押圧されること によって、 車体側に取着されることを特徴とする。
【0011】
【作用】
しかして、本第1の考案にかかるラジエータ構造によれば、ラジエータ本体の 後方から侵入しようとする泥等は後部ラジエータカバーにより妨げられ、ラジエ ータ本体のコア部分等に付着することはない。また、このカバーにより、冷却風 の流れが円滑になり、冷却効率が向上する。
【0012】 また、本第2の考案にかかるラジエータ構造によれば、ラジエータ本体の前方 からルーバ式スクリーンを通過して侵入しようとする泥等は、その後方に配置さ れたメッシュ式スクリーンにより遮られるため、前方からの泥がラジエータ本体 に付着するような事態が大幅に低減する。また、ラジエータ本体の側方向あるい は後方から侵入する泥等は、ラジエータカバーにより侵入が阻止され、この結果 後方からラジエータ構造の内部に侵入することはない。
【0013】 また、本第3の考案にかかるラジエータ構造によれば、ラジエータ本体の前方 からルーバ式スクリーンを通過して侵入してきた泥等は、メッシュ式スクリーン 前面で遮られあるいは上記ルーバ式スクリーンとメッシュ式スクリーンの間で飛 翔力をなくして落下するが、これらの泥あるいは泥水は、ラジエータ本体側に傾 斜しているラジエータカバーの底面に沿ってラジエータ本体の下端より下方部位 に集められるため、冷却風の通過を妨げることはなく、且つ冷却風により上記集 められた泥水等が、ラジエータ本体側に巻き上がることはない。
【0014】 また、本第4の考案にかかるラジエータ構造によれば、ラジエータ本体の前方 に配置されるルーバ式スクリーンが、ボルトに螺着されている蝶ねじを緩めるだ けでブラケットの挟着が解除され、後は係合手段の係止を解除する方向に取り外 せば、簡単に取り外すことができるため、その後方のメッシュ式のスクリーン等 に付着した泥等を簡単に清掃することができる。
【0015】 また、本第5の考案にかかるラジエータ構造によれば、ルーバ式スクリーンを 取り外せば、後は、その後方のメッシュ式スクリーンをその一端が凹設溝から抜 ける方向に引き出すことにより、簡単に取り外せるため、該メッシュ式スクリー ンを取り出して洗浄することが容易にでき、またラジエータ本体の表面が露出し 該ラジエータ本体に付着した塵埃, 泥等の清掃が簡単に行える。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0017】 図1は本考案の実施例にかかるラジエータ構造の全体の概略構成を示す概略分解 斜視図、図2は図1に示すラジエータ構造の組み立てた状態での全体側面図、図 3は図2の部分拡大図、図4はこのラジエータ構造が採用されている四輪不整地 走行車両の全体の概略図である。
【0018】 図1, 図2において、1はラジエータ本体、2はその前方に配置されているメ ッシュ式スクリーン、3はさらにその前方に配置されているルーバ式スクリーン 、4はラジエータカバーである。
【0019】 本ラジエータ構造Rは、図4に示すように車両の前端部に配設され、該本ラジエ ータ構造は、図1,図2に図示するように、冷却風の通過方向となる車両の前方 から、上記ルーバ式スクリーン3、メッシュ式スクリーン2、ラジエータ本体1 、冷却風を動力で強制的に導入するラジエータファン5(図2参照)が配設され てなり、前端に位置するルーバ式スクリーン3からラジエータ本体1およびその 後方に配置されたラジエータファン5の後方部位に到る部分に、冷却風通路Lを 区画形成するようラジエータカバー4がそれらの周囲を囲っている。
【0020】 そして、本実施例では、上記ラジエータカバー4は、ラジエータ本体1を挟んで 前部ラジエータカバー4Aと後部ラジエータカバー4Bに分かれた分割式のもので構 成されている。即ち、前部ラジエータカバー4Aは、ルーバ式スクリーン3とラジ エータ本体1間の周囲を囲って、この部分の冷却風通路L1 を形成し、後部ラジ エータカバー4Bは、ラジエータ本体1からその後方のラジエータファン5の後方 部位に到る部分の周囲を囲って、この部分の冷却風通路L2 を形成している。
【0021】 そして、上記前部ラジエータカバー4Aの底面4aは、やや高い位置に配設されてい る上記ルーバ式スクリーン3の部分に対しラジエータ本体1側で低くなった傾斜 面で構成されている。上記底面4aのラジエータ本体1側との取着部分4bには、傾 斜面が部分的に内側に半立方体状 (立方体の一つの面を対角線で切ったような形 状) に没設部分4gが形成され、図3に図示するように、そのラジエータ本体1側 の端面には取着孔4c (図3参照)が形成されている。ところで、上記半立体状の 没設部分4gは、図示しないが、ラジエータ構造の正面から見ると、上記底面4aの 左右両側の2箇所にだけ形成され、その他の部分はラジエータ本体1の下端より 低い部位(下がった部位)でラジエータ本体1の下方に延設された状態となって いる。そして、この底面4aの延設された部分とラジエータ本体1の下端との間に は、侵入した塵芥,泥等を排出するための空間6が形成されている。
【0022】 また、図3に示すように、この前部ラジエータカバー4Aのラジエータ本体1側の 上端部には、係止手段の一方の係合屈曲部4hが形成され、ラジエータ本体1に形 成された係止手段の他方である係合片1aに係合するよう構成されている。
【0023】 さらに、図3に示すように、この前部ラジエータカバー4Aのルーバ式スクリーン 3側の端部上端には、ルーバ式スクリーン3を係止するための開口端(前端)側 で開口高さが低くなったバネ効果を有する係止片4d (係合手段の一方の部材) が 形成され、下部側面には、ルーバ式スクリーン3の取着金具3dを蝶ねじ(図示せ ず)とあいまって挟着するためのボルト7が、植設されている。
【0024】 上記後部ラジエータカバー4Bは、ラジエータ本体1との接続部位の上下端に、接 続のための取着金具4j,4k が形成されるとともに、側部にラジエータ本体1の接 続パイプ部1Pに接続される接続ホース(図示せず)を保持するための取着金具部 4fが形成されている。
【0025】 上記ルーバ式スクリーン3は、図示しないが、正面から見ると開口部をルーバ3A が塞ぐように取着され、本考案の場合には、図1に図示するように、左右から中 央に向かって各ルーバ3Aが傾斜して配設されている。そして、車両前方からの冷 却風Wは各ルーバ3A間の隙間を通過してラジエータ本体1側に流れるよう構成さ れている。また、このルーバ式スクリーン3のラジエータ本体1よりの上端部に は、ラジエータ本体1側で寸法的に大きくなった段部3eが形成されるとともに、 下端部には、先端に横U字状の取着溝3fが形成された上記取着金具3dがラジエー タ本体1側に延設されている。
【0026】 上記メッシュ式スクリーン2は、本実施例では、対角線の一方の寸法が6mm, 他 方の寸法が3mmの大きさの菱形形状からなるメッシュ(ラスメタル)が張設され ている。
【0027】 このメッシュ式スクリーン2は、図3に図示するように、上記前部ラジエータカ バー4Aの底面4aの中程からラジエータ本体1側に延設され先端に凹設溝8aを有す る取着金具8によって下端が係合され、上端は上記ルーバ式スクリーン3の上端 部のラジエータ本体側1に延設された押圧部材9と前部ラジエータカバー4Aの上 面から下方に延設された軽量アングル状の支持部材10により前後方向に押圧挟持 されることによって前部ラジエータカバー4A内で固定されるよう構成されている 。
【0028】 上記ラジエータ本体1は、周知の構成のものが使用され、上部と下部にはエンジ ンのウォータジャケット(図示せず)側と連通するための接続パイプ部1Pが付設 されるとともに、上端面には上記係合片1aを一端に有し他端に取着孔1bを有する 取着金具1Aが形成され、下端部には上記取着孔4cに対応する取着孔1cを一端に有 し他端に取着孔1dを有する取着金具1Bが突設されている。
【0029】 上記ラジエータ本体1は、前部ラジエータカバー4Aと、上端が係止手段 (係合屈 曲部4hと係合片1a) によって係止され、下端が上記取着孔4cと取着孔1cを螺着す るボルト・ナットによって連結されている。
【0030】 また、本ラジエータ本体1は、車体側からの振動が伝達され難いように、該ラジ エータ本体1の取着金具1A,1B に配設された弾性体からなるダンパー11 (図3参 照)を介して、車体側に取着され、一方、上記後部ラジエータカバー4Bは、その 取着金具4j,4k 部分が、上記取着金具1A,1B のダンパー11 (図3参照)の車体側 の金具部分と共締め的に車体側に取着されている。
【0031】 そして、上記ラジエータ本体1の後方には、図2において破線で示されるラジエ ータファン5が配設されている。
【0032】 しかして、上述のように構成された本ラジエータ構造は四輪不整地走行車両の 前端部に配設されて以下のように作用する。即ち、四輪不整地走行車両が水溜ま りのある不整地を走行している状態において、車輪の地面との接触に起因して車 両前方より小枝,石粒等を含む塵芥がラジエータ構造の前面に飛来した場合、小 枝,石粒等の比較的大きい嵩のものは、本ラジエータ構造の最前端に配置されて いるルーバ式スクリーン3の各ルーバ3Aに遮られる。そして、比較的小さい嵩の 塵芥を含んだ冷却風が上記ルーバ式スクリーン3を通過して、冷却通路L1内、即 ち前部ラジエータカバー4A内に流入するが、冷却風に含まれる塵芥は、該ルーバ 式スクリーン3の後方に配設されている上記比較的細かいメッシュからなるメッ シュ式スクリーン2によって遮られ、車両の走行速度の変化等に起因する冷却風 の流速の脈動的変化により、流速が低下したとき下方に落下する。このように下 方に落下した塵芥は、前部ラジエータカバー4Aの底面4aの傾斜に沿ってラジエー タ本体1の下方の空間6からラジエータ構造の外部(車両外部)に排出される。
【0033】 一方、上記メッシュ式スクリーン2を通過した冷却風は、冷却通路L1内を、ラジ エータ本体1のコアを通過して、ラジエータ本体1内の冷却液を冷却して、冷却 通路L2内を、その後方のラジエータファン5を通過して、後部ラジエータカバー 4Bの後端より、外部に排出される。
【0034】 従って、この過程で、冷却風は連続的に且つ外部と区画して形成された冷却通路 L(冷却通路L1,冷却通路L2)内を円滑に流れ、塵芥が少ない冷却風でラジエー タ本体1を極めて効率よく冷却することができる。
【0035】 また、車両が水溜まりを走行する際は、ラジエータ構造の前方から泥水等が飛来 するが、これらは比較的質量が大きいことに起因して、ほぼ直線的に飛来するた め、その殆どは、ルーバ式スクリーン3に当接してここに一部付着し、その殆ど は落下(滴下)する。
【0036】 また、上記走行状態においては、車両下方からも泥水等が本ラジエータ構造に向 かって飛来するが、底面側もラジエータカバー4で覆われているため、ラジエー タ本体1,ラジエータファン5は勿論のこと、ルーバ式スクリーン,メッシュ式 スクリーン2にこれらの泥水等が付着することはない。
【0037】 さらに、場合によっては、車両の後側の斜め下方からも、泥水等が飛来すること があるが、後部ラジエータカバー4Bによってラジエータファン5の後方部位に到 る部分まで覆われているため、ラジエータファン5,ラジエータ本体1のコアの 後面に泥水等が飛来し、又付着することはない。
【0038】 ところで、上記冷却風の通過の過程で、あるいは前方からの泥水等の飛来によ り、上記冷却風に含まれている塵芥および泥水等の一部は、メッシュ式スクリー ン2およびラジエータ本体1のコア前面に付着する。
【0039】 かかる場合、図3に示すルーバ式スクリーン3の下部の取着金具3dを挟着してい る蝶ねじ (図示せず) を緩めて、該ルーバ式スクリーン3の下端部を、取着溝3
f とボルト7との係合が解けるまで車両の先端側に引っ張り、次にルーバ式スクリ ーン3の全体をやや下方に動かすと、係止片4dと係合している段部3eの係止が
解 けて、ルーバ式スクリーン3を簡単に取り外すことができる。
【0040】 上記ルーバ式スクリーン3を取り外した状態で、その後方のメッシュ式スクリー ン2の上端部がフリーの状態になっているため、その上端部をやや前方に移動勝 手に上方に持ち上げるだけで、該メッシュ式スクリーン2の下端が凹設溝8aから 外れ、取り外すことができる。
【0041】 この状態で、ラジエータ本体1の前面が露出することになり、簡単に洗浄等によ って清掃することができる。このとき、前部ラジエータカバー4Aの底面4a上に残 っている塵芥あるいは付着している泥等も取り除くことができる。
【0042】 また、上記ルーバ式スクリーン3, メッシュ式スクリーン2は、取り外した状態 において、簡単に洗浄することができる。
【0043】 上述のように、本考案にかかるラジエータ構造においては、本質的にラジエー タ構造内に塵芥あるいは泥水等が侵入し難く、且つ侵入しても底面4aの傾斜に沿 って外部に排出され、仮に付着および残留等しても、ルーバ式スクリーン3, メ ッシュ式スクリーン2を簡単に取り外すことができるため、清掃を簡単におこな うことができる。
【0044】 また、上記実施例では、ラジエータ本体1は、ダンパー11を介して車体側に取 着されているため、車体側からの振動等の影響を受け難いという効果を生じさせ る。
【0045】 ところで、上述した実施例は、専ら、エンジンの冷却水を冷却するためのラジ エータについて説明したが、エンジンオイルを冷却するラジエータ(一般にオイ ルクーラ)等にも適用できることは言うまでもない。
【0046】
【考案の効果】
本考案にかかるラジエータ構造並びにそれに用いられるラジエータカバー構造 、ルーバ式スクリーンの取着構造およびメッシュ式スクリーンの取着構造によれ ば、車両が、水溜まりある不整地等を走行しても、ラジエータ構造内に泥あるい は泥水等が侵入し難く、且つ侵入しても外部に排出され仮に内部に残留・付着等 しても簡単に清掃することができる。
【0047】 このため、泥等の付着が多い不整地走行車両にとって、信頼性の高い且つメンテ ナンスの容易なラジエータ構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例にかかるラジエータ構造の全
体の概略構成を示す概略分解斜視図である。
【図2】 図1に示すラジエータ構造の組み立てた状態
での全体側面図である。
【図3】 図2の部分拡大図である。
【図4】 本ラジエータ構造が採用されている四輪不整
地走行車両の全体の概略側面図である
【符号の説明】
1…ラジエータ本体 2…メッシュ式スクリーン 3…ルーバ式スクリーン 4…ラジエータカバー 4A…前部ラジエータカバー 4B…後部ラジエータカバー 5…ラジエータファン L(L1,L2) …冷却風通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松田 吉晴 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)考案者 竹上 五男 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータ本体の後方に冷却風通路を区画
    形成するよう後部ラジエータカバーを設けたことを特徴
    とするラジエータ構造。
  2. 【請求項2】冷却風通過方向前方側から順にルーバ式ス
    クリーン,メッシュ式のスクリーン,ラジエータ本体,
    冷却風を強制的に導入するためのラジエータファンを順
    次配置し、これらの前端から後端にわたって冷却風通路
    を区画形成するようラジエータカバーを設けたことを特
    徴とするラジエータ構造。
  3. 【請求項3】前記ラジエータ本体をダンパーを介し、ラ
    ジエータカバーを直接的に、車体側に共締めしたことを
    特徴とする請求項2に記載のラジエータ構造。
  4. 【請求項4】前面にメッシュ式スクリーンを備えたラジ
    エータ本体とその前方に配置されるルーバ式スクリーン
    間に冷却風通路を区画形成するよう設けたラジエータカ
    バーの底面が、ラジエータ本体側で低くなるように傾斜
    して形成されるとともに、該底面のラジエータ本体側の
    端部がラジエータ本体の下端より下位に位置するよう構
    成されていることを特徴とするラジエータ構造。
  5. 【請求項5】ラジエータ本体の前方に配置されるルーバ
    式スクリーンが、 一端を、車体フレーム側に係合手段を介して係止し、他
    端を、ボルトと蝶ねじからなる挟着手段とこれに挟着さ
    れるブラケットのいずれか一方を車体フレーム側に設け
    るとともに他方をルーバ式スクリーン側に設けることに
    より車体フレーム側に挟着することによって、 車体フレーム側に取着されていることを特徴とするラジ
    エータ構造。
  6. 【請求項6】ラジエータ本体とその前方のルーバ式スク
    リーンとの間に配装されるメッシュ式スクリーンが、 一端が凹設溝内に嵌入され、他端が脱着式に取着された
    上記ルーバ式スクリーンに形成された押圧部材により該
    メッシュ式スクリーン支持部材に押圧されることによっ
    て、 車体側に取着されることを特徴とするラジエータ構造。
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