JPH05101697A - Lsi用故障診断回路 - Google Patents

Lsi用故障診断回路

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Publication number
JPH05101697A
JPH05101697A JP3254872A JP25487291A JPH05101697A JP H05101697 A JPH05101697 A JP H05101697A JP 3254872 A JP3254872 A JP 3254872A JP 25487291 A JP25487291 A JP 25487291A JP H05101697 A JPH05101697 A JP H05101697A
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JP
Japan
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register
lsi
test
value
address
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Application number
JP3254872A
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English (en)
Inventor
Hisao Koyanagi
尚夫 小柳
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常動作時のクロック周波数を低下させること
なくRAMまたはレジスタファイルを持ち装置内に組み
混まれたLSI中のRAMまたはレジスタファイルの動
作を診断することのできる故障診断回路を提供する。 【構成】被診断装置内の診断プロセッサ2が出力する制
御命令によって制御され指定されたパターンを保持し出
力するパターン発生モード・レジスタ20と、診断プロ
セッサ2よりの命令に応じたテスト回数を保持し出力す
るテスト回数レジスタ21をRAM付LSI30〜32
内に設ける。LSI30〜32中にこれらレジスタの出
力に応じて上述のRAM16内のアドレス値とこのアド
レス値で指定されるアドレス内に記憶すべき値とRAM
16から読み出されるべき期待値とを出力するパターン
発生回路12とRAM16から読み出された値と期待値
とを比較する期待値照合回路18とを設け、この期待値
照合回路18の出力結果により上述のRAMの診断を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLSI用故障診断回路に
関し、特にコンピュータなどの情報処理装置に組み込ま
れたLSIで、このLSI中にRAM(ランダムアクセ
スメモリ)またはRF(レジスタファイル)を含むLS
I中の前述したRAMあるいはRFが正常に動作するか
否かを判断するときに使用するLSI用故障診断回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置例えば情報処理装置に組み込
まれたLSIの故障診断回路としては、二通り存在す
る。第一の回路は、上述した装置を診断クロックと呼ば
れる通常装置が動作する通常動作用クロックよりかなり
速度の遅いクロックで動作する診断モードで上述の装置
に組み込まれている診断プロセッサ上の診断プログラム
を実行させるものである。診断プログラムは、まず被診
断装置に対して診断に必要な初期設定を行う。次に、ス
キャンパスというF/F(フリップフロップ)群を接続
したパスを介して、診断に必要なF/Fに対して診断デ
ータをセットする。次に、診断クロックを与え、診断に
必要なデータをスキャンパスで読み出し、診断プロセッ
サ上で期待値と照合する。更に、その照合結果が期待値
と一致していなかった場合、LSI診断データで故障辞
書と呼ばれる診断データと故障LSIの対応を記述した
情報を索引し、自動的に被疑LSIを指摘する。例え
ば、パリティ・エラーの検出回路が正常に動作している
か否かを診断するプログラムは、パリティ・エラーを発
生させるように所定のF/Fに値をセットしてから、ク
ロックを歩進させ、このパリティ・エラーが発生したこ
とを示すF/Fがセットされることをチェックする。も
しも、期待値と異なった場合、このパリティ・チェック
回路が存在するLSIを故障LSIとして指摘する。
【0003】図5は、上述した第一の回路の動作につい
て説明した流れ図である。第一の回路についてその動作
を実行するプログラムは全て上述した診断プロセッサで
実行させる。まず、被診断装置のスキャンパスによって
F/Fをクリアする等の被診断装置の初期化を行い(ス
テップS1)、次にスキャンパスによって診断データを
セットする(ステップS2)。その後、診断クロックを
必要な分だけ歩進させ(ステップS3)、診断に必要な
データをスキャンパスによって読み取る(ステップS
4)。次に読み取ったデータが期待値と一致していなか
った場合(ステップS5とS6)、故障辞書を索引して
(ステップS7)故障LSIを操作画面上に表示させる
(ステップS8)。従来のこの種の第二の回路は、通
常、被診断装置が動作するクロックで、装置そのものの
命令セットの機能を試験する。被診断装置が有するソフ
トウェア・ビジブル・レジスタ、あるいは、メモリを観
測点するもので、上記のように観測点に対して診断デー
タをセットし、診断プロセッサからの起動によって、装
置そのものの命令セットによる試験プログラムを実行
し、観測点のデータを診断プロセッサが読み込み、期待
値と照合し、更にパリティ・エラーなどを検出するフラ
グを診断プロセッサが読み込み故障辞書を索引して故障
LSIを指摘する。
【0004】図6は、この第二の回路の動作について説
明した流れ図である。まず、人手、あるいは、乱数で生
成した被診断装置の命令セットで作った試験プログラム
と、この試験プログラムを実行させるための診断データ
を作成し、診断プロセッサを介して被診断装置のメモリ
に読み込ませた後(ステップS10)、診断プロセッサ
は被診断装置に対して試験プログラムの実行を指示する
(ステップS11)。診断プロセッサは、被診断装置か
らの試験プログラム実行終了報告を受け、被診断装置の
ソフトウェア・レジスタ、あるいは、メモリから診断デ
ータを読み込み(ステップS12)、被診断装置のソフ
トウェア・シミュレータによって生成した期待値と照合
し(ステップS13)、一致していなかった場合、上述
した装置のも操作卓の画面に結果を表示し(ステップS
14)、更に、エラー検出フラグを診断プロセッサが読
み込み、故障辞書を索引(ステップS15)して故障L
SIの指摘を行う(ステップS16)。一方、LSIに
限らず、装置内のあるユニットで障害が発生した場合、
障害のあるユニット、あるいは、そのユニット中の複数
個存在している同一の系の1つを論理的に切り放し、一
時的に使用せずにシステムを運用することで、システム
がダウンしている時間をできるだけ短くする、デグレー
ドと呼ばれている方式がある。デグレードを実行する場
合、故障が発生した部分の切り分けを診断プロセッサ
で、あるいは、診断プロセッサと被診断装置自身が協力
して行い、更に、後者の場合、システム運用中にシステ
ムをダウンさせることなく、自動的に故障発生ユニット
を切り放す方式も存在する。例えば、プロセッサを複数
個接続し、通常は、全て同じ処理を実行し、結果を照合
し、結果の不一致が発生した場合、多数決を採り少数派
のプロセッサが出した結果は不正であるため、その結果
を出したプロセッサは故障していると判断し、自動的に
デグレードするフォールト・トレラント・システムがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来方式の第
一の回路においては、診断データの観測点がF/Fとい
うきめ細かいレベルに設定できることから、診断対象と
なる回路が、どのLSIに含まれるかが分かっているた
め、診断データからLSIの故障辞書を索引して故障L
SIを洗い出すことが可能である。
【0006】しかしながら、診断クロックという通常動
作用クロックに対して非常に遅いクロックで診断を行な
う必要があるため、通常動作用クロック時にのみ発生す
る故障を検出することが出来ないという欠点がある。診
断クロックで動作せざる得ない理由は、診断クロックを
一回づつ歩進させなければ、診断の範囲が広がってしま
いF/Fの診断データから故障LSIの指摘が不可能と
なる為である。
【0007】また、もう1つの短所として、診断クロッ
クが遅いことと、スキャンパスによるF/Fへのデータ
の読み書きが頻発するため、診断プログラム実行時間が
無視できない程かかってしまうことである。特に、診断
クロックによるRAM、RFの診断には膨大な時間がか
かる。
【0008】一方、従来のこの種の第二の回路におい
て、通常動作用クロックで動作するので、実行時間が短
かく、更に、被診断装置の命令の機能を通常動作用クロ
ックで試験するということから、通常動作環境での診断
が可能であり、また、被診断装置の命令の機能試験を行
うことになるから、被診断装置上を走行するOS(オペ
レーティング・システム)、あるいは、応用プログラム
がとりあえず動作するために必要な試験として非常に実
用的であり、更にパリティ・チェックでエラー検出など
のエラー報告フラグを診断プロセッサが読み込み、故障
辞書を索引して故障LSIを指摘することも可能であ
る。しかしながら、例えば、LSI中に存在するRA
M、RFの全アドレスに対して試験をするわけではない
ので、これらを保持するLSIの故障を見逃す可能性が
ある。
【0009】ところで、実際に出荷された装置で、最も
故障の発生率の高い部分は、デジタル回路でスイッチン
グが頻繁に発生するところで、そこはデータ系の部分、
すなわち、演算回路や記憶素子周辺のデータパス、ある
いは、記憶素子そのものである。これらの故障発生率の
高い部分の診断をきめ細かく行うことは、上記2つの従
来の回路によっては不可能である。なぜなら、第一の回
路の場合、診断クロックが前提であるため、診断環境が
現実からかけ離れていること、更に、診断プログラムの
実行速度の点で、例えば、RAMの診断を行う場合、前
アドレスに対する読み書きの試験等は極めて長時間にな
り非現実的である。第二の回路の場合、試験命令の機能
試験であるめ、RAMに対して充分な試験を行うことが
できない。
【0010】以上従来のこの種の診断回路によっては診
断がきめ細かく行われないこと、あるいは、通常の環境
からかけ離れたところで行われることから、障害を見逃
し、デグレードすべきユニットをデグレードできない可
能性があることと、もう1つは、逆に、障害発生箇所を
十分に絞り込むことができないことから、デグレードす
る必要のない部分までデグレードしてしまうことから、
無駄にシステムの性能を低下させてしまう欠点があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のLSI用故障診
断回路は、ランダムアクセスメモリおよびレジスタファ
イルの内の少なくとも一方を内部に有し装置に組み込ま
れたLSIと前記装置の診断用プロセッサを具備する情
報処理装置に設けられる前記LSIを対象とするLSI
用故障診断回路において、前記診断プロセッサはスキャ
ンパスのフリップフロップを介してデータの書き込みお
よび読み取りを行う命令を出力する外に故障診断時以外
のクロックの開始と停止と診断時のクロックの歩進に関
する命令を出力する機能を有し、アドレス信号が加えら
れたとき前記ランダムアクセスメモリまたは前記レジス
タファイルに対して前記アドレス信号に応じたアドレス
を指定するアドレスレジスタと、書き込み信号を受信し
たとき前記書き込み信号で指定された値を前記アドレス
レジスタが指定するアドレス内に書き込む書き込みレジ
スタと、前記LSI中のランダムアクセスメモリまたは
前記レジスタファイルが出力する値を一時記憶し外部に
読出し信号として出力する読み出しレジスタと、前記L
SI中に設けられ前記診断プロセッサのデータの書き込
みおよび読み取り命令に応じまた前記診断時の歩進に関
する命令により順次前記ランダムアクセスメモリまたは
レジスタファイル用のアドレスレジスタおよび書き込み
レジスタに与えるべき値をパターンとして記憶し前記歩
進に関する命令によりこれらの値を出力するパターン発
生モード・レジスタと、前記パターン発生モード・レジ
スタからの出力に応じて前記アドレスレジスタに与える
べきアドレス値とそのアドレス値で指定されたアドレス
に記憶すべき値を前記書き込みデータ・レジスタに出力
するとともに前記LSI内に設けられている読み出しデ
ータ・レジスタから出力される期待値を生成し出力する
とともに前記パターンにより一連のテストが終了したと
きテスト終了信号を出力するパターン発生回路と、前記
LSI内に設けられ前記期待値と前記読み出しデータ・
レジスタにより読み出された前記LSI内の前記ランダ
ムアクセスメモリまたは前記レジスタファイル内の値と
を比較しその結果を出力するとともに前記期待値と前記
レジスタファイルで読み出した値とが一致しなかったと
きテスト終了信号を出力する期待値照合回路と、前記L
SI内に設けられ前記期待値照合回路からの前記照合結
果の出力を記憶するテスト結果フラグと、前記LSI内
に設けられ前記テスト終了信号を受信したときテスト終
了を示すフラグを立てるテスト終了フラグとより成る回
路を備えて構成されている。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図2は各RAM付LSI30〜32の内部に有
するテスト回路の一実施例を示すブロック図である。
【0013】RAM(ランダムアクセスメモリ)付きL
SI30〜32は、テスト命令制御部1と信号線130
から132によってそれぞれ接続されている。テスト命
令制御部1は、各RAM付LSI30〜32が内部に有
するテスト回路が保持するパターン発生モード・レジス
タ20およびテスト回数レジスタ21に対して書き込み
制御を行う為、信号線130〜132より情報を送出す
る。診断プロセッサ2は、信号線302,312,32
2によってRAM付レジスタ30〜32に対してクロッ
クを分配し、またクロックが停止している状態では、R
AM付LSI30〜32からスキャンパスを介してF/
F(フリップフロップ)のデータの読み書きを行う。テ
スト命令制御部1は、被診断装置内に存在し、RAM付
LSI30〜32内のパターン発生モード・レジスタ2
0とテスト回数レジスタ21のアクセス命令と、診断プ
ロセッサ2に対してテスト要求割り込みを送出し、診断
プロセッサ2からのテスト終了の割り込みを受け取るこ
とで実行を再開する命令の制御を行い、信号線102と
201によって診断プロセッサ2との間で割り込み信号
の送受信を行う。以後、図1中のRAM付LSI30に
含まれているテスト回路について説明する。なお、他の
RAM付LSI30と31内のテスト回路もこれと同じ
である。テスト回路制御部11は、テスト・モードであ
ることを示す情報を保持するテストモード・フラグ1
9、どのようなパターンを発生してテストを行うかを示
す情報を格納するパターン発生モード・レジスタ20、
テストの繰り返し回数を指定するテスト回数レジスタ2
1、テストが終了したことを示すテスト終了フラグ2
2、テストの結果を示すテスト結果フラグ23を保持
し、信号線130によって図1におけるテスト命令制御
部1に接続され、このテスト命令制御部1によってアク
セスされる。クロック制御回路13は、信号線301、
332、304、305、306、307、308によ
ってテスト回路内の各制御部とRAMとRAMの書き込
みデータレジスタ(WDR)15、アドレスレジスタ
(ADR)14、読み出しデータレジスタ(RDR)1
7に対して、信号線302によって診断プロセッサ2か
ら送られてくるクロックを安定化させて提供する。パタ
ーン発生回路12は、テスト回路制御部11の起動によ
って、パターン発生モード・レジスタ20の値を見なが
ら信号線204,205に対して、各々、アドレスと試
験データを送り、読んだデータの期待値を信号線208
を介して期待値照合回路18に送出する。期待値照合回
路18は、信号線208、708によって送られてきた
データを比較し、その結果を信号線801を介してテス
ト回路制御部11に出力する。テスト回路制御部11で
は、信号線801によりテスト結果を見て、もし、期待
値との不一致が発生した場合、テスト終了フラグ22を
立て(たとえば論理値“1”とし)テストが終了したこ
とを示す、テスト結果フラグ23を立て、障害が発生し
たことを示す。一通りのパターンによるテストが終了し
たら、テスト終了フラグ22を立て(“1”とし)テス
トの終了を示し、もし、テスト回数レジスタ21の値が
2以上の値を示していれば、再度同一のテストを実行す
る。
【0014】次に、パターン発生モード・レジスタ20
とテスト回数レジスタ21について説明する。テスト回
数レジスタ21はテストの回数を指定するレジスタでR
AM16に対するテストが一通り終了した後で、同一の
テストを繰り返すことで間欠故障のような故障を検出す
るために使用されるレジスタであり、診断時間との兼ね
合いで何回テストを繰り返すかを指定するためのレジス
タである。パターン発生モードレジスタ20は、ランダ
ム・パターン、1をシフトして生成するようなパター
ン、あるいは、1と0を交互に発生するようなパターン
のうちどのようなパターンを用いてテストを行うかを指
定するレジスタである。
【0015】次にパターン発生モード・レジスタ20と
テスト回数レジスタ21ついて説明する。テスト回数レ
ジスタ21はテストの回数を指定するレジスタでRAM
16に対するテストが一通り終了した後で、同一のテス
トを繰り返すことで間欠故障のような故障を検出するた
めに使用されるレジスタであり、診断時間との兼ね合い
で何回テストを繰り返すかを指定するためのレジスタで
ある。パターン発生モードレジスタ20は、ランダム・
パターン、1をシフトして生成するようなパターン、あ
るいは、1と0と交互に発生するようなパターンのうち
どのようなパターンを用いてテストを行うかを指定する
レジスタである。
【0016】図3は図1に示した本発明のLSI用故障
診断回路の動作を説明する流れ図である。図3の流れ図
で示されている動作例では、診断プロセッサ2から診断
プログラムを実行することで診断を行う例である。ま
ず、診断プロセッサ2は、RAM付きLSI30〜32
の各テストモードフラグ19をセットし、同時にテスト
・エンドをリセットすることでテスト回路の初期化を行
う(ステップS20)。次にパターン発生モード・レジ
スタ20とテスト回数レジスタ21にそれぞれテスト実
行モードとテスト実行モードとテスト繰り返し回数を指
定する。(ステップS21)。例えば、同じテストを繰
り返し行い、間欠故障に近い故障を発見するための繰り
返し回数の設定、パターンの発生をランダムに行うかの
指定である。
【0017】なお、テストモードフラグ19がセット
(例えば“1”となっている状態)されているときには
RAM付LSIは通常の動作時の入手力経路からの信号
を受けない状態となる。
【0018】次に診断プロセッサ2から通常動作用クロ
ックを与える(ステップS22)。適当な時間後、テス
ト終了フラグ22の内容が例えば“1”であれば通常ク
ロックを停止し(ステップS23とS24)、テスト結
果フラグ23の内容を読み取り(ステップS25)、テ
スト結果フラグ23の内容からこのテスト結果フラグ2
3を有するRAM付LSIの故障が検出された場合、図
示されていない故障辞書を索引して故障したRAM付L
SIを図示されていない操作卓画面に表示する(ステッ
プS26〜S28)。
【0019】図4は、図1に示した本発明の診断装置を
被診断装置の命令によって診断処理装置を起動する例に
ついての動作を示す流れ図である。まず、図1に示され
ている被診断装置内のテスト命令制御部1よりRAM付
LSI30〜32内の各テスト回路のパターンモード・
レジスタ20とテスト回路レジスタ21に値を設定する
命令を実行し、如何なるテストを実行すべきかを設定す
る(ステップS30)。次に、テスト命令制御部はTE
ST・ACT命令を実行し(ステップS31)、診断プ
ロセッサ2に対して割り込みをかけ、診断プロセッサ2
の診断プログラムを起動する。その後、被診断装置は、
診断プロセッサ2からの診断終了報告を受信するまで命
令を実行を行わずに待ち状態となる。
【0020】一方、診断プロセッサ2は、まず、被診断
装置の通常同作用クロックを停止し(ステップS3
2)、RAM付LSI内のテストモード・フラグ19を
セットする(ステップS33)。その後、再び通常動作
用クロックをスタートさせ(ステップS34)、被診断
装置のRAM付LSI30〜32のテストを実行させ
る。適当な時間経過後、通常動作用クロックを停止させ
(ステップS35)、RAM付LSIのテスト終了フラ
グ22のチェックし(ステップ36)、テストが終了し
たことを確認し、テスト結果フラグ23の内容をスキャ
ンパスで読み込み(ステップS37)、このRAM付L
SIで故障が発生していた場合は、図示されていたい故
障辞書を索引して図示されていない操作端末に故障LS
Iを表示する(ステップS38)。その後、被診断装置
の通常動作クロックをスタートさせ(ステップS3
9)、TEST・END命令を実行し、待ち状態にある
被診断装置の実行を再開させる。
【0021】実行を再開した被診断装置は、RAM付L
SIのテスト結果フラグの内容を読み込む(ステップS
41)。例えば、被診断装置はその結果を基にして、上
記処理の頻度を上げるなどして自己診断を強化しつつ、
通常の処理を行うこともできる。
【0022】なお、今までの実施例においてはRAM付
LSIを対象して説明したが、図2中のRAM16の代
りにRFを用いたLSI、すなわち、RF付LSIに対
しても同様に回路が使用できることは明らかである。
【0023】
【発明の効果】RAM,RF付LSIの診断がきめ細か
く、高速に、通常動作用クロックで行うことができるか
ら、以下のような効果がある。
【0024】すなわち、通常動作クロックによってきめ
細かな診断を行うことができるため、診断時間が短くす
む。
【0025】また、実機上でのRAM,RF付きの故障
LSIの指摘が正確に行えることによって、出荷先で障
害が発生した場合の作業のリードタイム削減が図れる。
システム運用中の自動デグレート時に、故障を見逃す可
能性を低くし、かつデグレートされるコニックを最小限
を抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLSI用故障診断回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示されたRAM付LSIに設けられたテ
スト回路の実施例を示すブロック図である。
【図3】図1に示されているLSI用故障診断回路の動
作の一例を示す流れ図である。
【図4】図1に示されているLSI用故障診断回路の図
3とは異る動作の一例を示す流れ図である。
【図5】従来のこの種の診断回路の一例の動作を示す流
れ図である。
【図6】図5とは異る従来のこの種の診断回路の一例を
示す流れ図である。
【符号の説明】
1 テスト命令制御部 2 診断プロセッサ 11 テスト回路制御部 12 パターン発生回路 13 クロック制御回路 16 RAM 18 期待値照合回路 19 テストモード・フラグ 20 パターン発明モード・レジスタ 21 テスト回数レジスタ 22 テスト終了フラグ 23 テスト結果フラグ 30〜32 RAM付LSI
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 11/22 350 9072−5B 360 P 9072−5B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセスメモリおよびレジスタ
    ファイルの内の少なくとも一方を内部に有し装置に組み
    込まれたLSIと前記装置の診断用プロセッサを具備す
    る情報処理装置に設けられる前記LSIを対象とするL
    SI用故障診断回路において、前記診断プロセッサはス
    キャンパスのフリップフロップを介してデータの書き込
    みおよび読み取りを行う命令を出力する外に故障診断時
    以外のクロックの開始と停止と診断時のクロックの歩進
    に関する命令を出力する機能を有し、アドレス信号が加
    えられたとき前記ランダムアクセスメモリまたは前記レ
    ジスタファイルに対して前記アドレス信号に応じたアド
    レスを指定するアドレスレジスタと、書き込み信号を受
    信したとき前記書き込み信号で指定された値を前記アド
    レスレジスタが指定するアドレス内に書き込む書き込み
    レジスタと、前記LSI中のランダムアクセスメモリま
    たは前記レジスタファイルが出力する値を一時記憶し外
    部に読出し信号として出力する読み出しレジスタと、前
    記LSI中に設けられ前記診断プロセッサのデータの書
    き込みおよび読み取り命令に応じまた前記診断時の歩進
    に関する命令により順次前記ランダムアクセスメモリま
    たはレジスタファイル用のアドレスレジスタおよび書き
    込みレジスタに与えるべき値をパターンとして記憶し前
    記歩進に関する命令によりこれらの値を出力するパター
    ン発生モード・レジスタと、前記パターン発生モード・
    レジスタからの出力に応じて前記アドレスレジスタに与
    えるべきアドレス値とそのアドレス値で指定されたアド
    レスに記憶すべき値を前記書き込みデータ・レジスタに
    出力するとともに前記LSI内に設けられている読み出
    しデータ・レジスタから出力される期待値を生成し出力
    するとともに前記パターンにより一連のテストが終了し
    たときテスト終了信号を出力するパターン発生回路と、
    前記LSI内に設けられ前記期待値と前記読み出しデー
    タ・レジスタにより読み出された前記LSI内の前記ラ
    ンダムアクセスメモリまたは前記レジスタファイル内の
    値とを比較しその結果を出力するとともに前記期待値と
    前記レジスタファイルで読み出した値とが一致しなかっ
    たときテスト終了信号を出力する期待値照合回路と、前
    記LSI内に設けられ前記期待値照合回路からの前記照
    合結果の出力を記憶するテスト結果フラグと、前記LS
    I内に設けられ前記テスト終了信号を受信したときテス
    ト終了を示すフラグを立てるテスト終了フラグとより成
    る回路を備えることを特徴とするLSI用故障信号回
    路。
  2. 【請求項2】 ランダムアクセスメモリおよびレジスタ
    ファイルの内の少なくとも一方を内部に有し装置に組み
    込まれたLSIと前記装置の診断用プロセッサを具備す
    る情報処理装置に設けられる前記LSIを対象とするL
    SI用故障診断回路において、前記診断プロセッサはス
    キャンパスのフリップフロップを介してデータの書き込
    みおよび読み取りを行う命令を出力する外に故障診断時
    以外のクロックの開始と停止と診断時のクロックの歩進
    に関する命令を出力する機能を有し、アドレス信号が加
    えられたとき前記ランダムアクセスメモリまたは前記レ
    ジスタファイルに対して前記アドレス信号に応じたアド
    レスを指定するアドレスレジスタと、書き込み信号を受
    信したとき前記書き込み信号で指定された値を前記アド
    レスレジスタが指定するアドレス内に書き込む書き込み
    レジスタと、前記LSI中のランダムアクセスメモリま
    たは前記レジスタファイルが出力する値を一時記憶し外
    部に読出し信号として出力する読み出しレジスタと、前
    記LSI中に設けられ前記スキャンパスを介して前記診
    断プロセッサから出力された命令に対応して繰返し行う
    テストの回数を記憶するテスト回数レジスタと、前記L
    SI中に設けられ前記診断プロセッサのデータの書き込
    みおよび読み取り命令に応じまた前記診断時の歩進に関
    する命令により順次前記ランダムアクセスメモリまたは
    レジスタファイル用のアドレスレジスタおよび書き込み
    レジスタに与えるべき値をパターンとして記憶し前記歩
    進に関する命令によりこれらの値を出力するパターン発
    生モード・レジスタと、前記パターン発生モード・レジ
    スタからの出力に応じて前記アドレスレジスタに与える
    べきアドレス値とそのアドレス値で指定されたアドレス
    に記憶すべき値を前記書き込みデータ・レジスタに出力
    するとともに前記LSI内に設けられている読み出しデ
    ータ・レジスタから出力される期待値を生成し出力する
    とともに前記パターンによる一連のテストを前記テスト
    回数レジスタを参照してこのテスト回数レジスタに記憶
    されている回数だけ実行したとき動作を終了しテスト終
    了信号を出力するパターン発生回路と、前記LSI内に
    設けられ前記期待値と前記読み出しデータ・レジスタに
    より読み出された前記LSI内の前記ランダムアクセス
    メモリまたは前記レジスタファイル内の値とを比較しそ
    の結果を出力するとともに前記期待値と前記レジスタフ
    ァイルで読み出した値とが一致しなかったときテスト終
    了信号を出力する期待値照合回路と、前記LSI内に設
    けられ前記期待値照合回路からの前記照合結果の出力を
    記憶するテスト結果フラグと、前記LSI内に設けられ
    前記テスト終了信号を受信したときテスト終了を示すフ
    ラグを立てるテスト終了フラグとより成る回路を備える
    ことを特徴とするLSI用故障診断回路。
  3. 【請求項3】 前記LSIを有する装置内に設けられ前
    記パターンモード発生・レジスタに対するパターン値を
    指定する命令をスキャンパスを介して出力するとともに
    前記診断プロセッサを起動させる信号を出力し前記診断
    プロセッサを起動させ前記診断プロセッサにより歩進の
    ための命令を出力させ前記診断プロセッサの動作が終了
    したとき前記診断プロセッサからの割り込み信号を受信
    するまで前記装置を待ち状態に保つ制御を行うテスト命
    令制御部を有する請求項1記載のLSI用故障信号回
    路。
  4. 【請求項4】 前記LSIを有する装置内に設けられ前
    記パターンモード発生・レジスタに対するパターン値を
    指定する命令と前記テスト回数を指定する命令とをスキ
    ャンパスを介して出力するとともに前記診断プロセッサ
    を起動させる信号を出力し前記診断プロセッサを起動さ
    せ前記診断プロセッサにより歩進のための命令を出力さ
    せ前記診断プロセッサの動作が終了したとき前記診断プ
    ロセッサからの割り込み信号を受信するまで前記装置を
    待ち状態に保つ制御を行うテスト命令制御部を有する請
    求項2記載のLSI用故障診断回路。
JP3254872A 1991-10-02 1991-10-02 Lsi用故障診断回路 Pending JPH05101697A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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