JPH0495628A - 減衰力可変式振動減衰装置 - Google Patents

減衰力可変式振動減衰装置

Info

Publication number
JPH0495628A
JPH0495628A JP21308490A JP21308490A JPH0495628A JP H0495628 A JPH0495628 A JP H0495628A JP 21308490 A JP21308490 A JP 21308490A JP 21308490 A JP21308490 A JP 21308490A JP H0495628 A JPH0495628 A JP H0495628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
piston
pressure difference
viscosity
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21308490A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Murata
正博 村田
Tsuguya Oikawa
及川 亜也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP21308490A priority Critical patent/JPH0495628A/ja
Publication of JPH0495628A publication Critical patent/JPH0495628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、減衰力が調整可能な振動減衰装置に関するも
のであり、特に高減衰力状態に調整された場合にもむや
みと減衰力が増大しないように考慮された減衰装置に関
する。
[従来の技術] 電界を作用させることにより粘性か増大する性質を有す
る電気粘性流体を利用して、振動減衰力を調整可能とす
る減衰装置か各種提案されている。
この−例か例えは実開昭60−142334号公報に開
示されている。同技術ではピストン上下室間を連通ずる
流路中に電極を設けるとともに作動流体として電気粘性
流体を用いており、電極間に電界を作用させて流体の粘
性を増大させることによって流動抵抗を大きくして減衰
力を増大させる。
また、実開昭62−151449号公報には、電気粘性
流体と電界とによる抵抗にプラスしてピストンにオリフ
ィスを設け、このオリフィス抵抗によっても振動を減衰
させる減衰装置の構造が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 前記実開昭60−142334号公報の技術、すなわち
作動流体の流路の全体に電界が作用するかじないかを切
換える技術によると、電界か作用しない状態(低減衰力
状態)で第4図Aの特性が得られるようにした場合、電
界を作用させた状態(高減衰力状態)では第4図Bに示
す特性に調整される。
この特性は低速度振動に対しては好ましいか、高速度振
動に対しては減衰力が太きすぎ実質上減衰装置として作
用しないことになる。一般に振動減衰器は高減衰力状態
においても第4図りに示すように、減衰力がむやみと増
大しない特性か好ましいか、前記実開昭60−1.42
334号公報の技術でこの特性を実現しようとすると、
振動速度を検出した上でこの振動速度に対応させて電圧
を調整しなければならない。
また前記実開昭62−151449号公報のように、電
界か作用しないオリフィスを設け、ここにも常時作動流
体か流動する構造によって、低減衰力状態で第4図Aの
特性か得られるようにすると、高減衰力状態では第5図
Cに示す特性に調整される。
これでは高減衰力が必要とされる状態において、低速度
振動に対しては必要な減衰力が得られず、高速度振動に
対しては減衰力が大きくなりすきる。
そのためこの技術による場合にも、第4図りに示す特性
を得るためには振動速度を検出してこれに応じて電圧値
を調整する必要かある。
電圧値が調整可能な電源回路は、一定の電圧を印加する
か否かを切換えるだけの回路よりも複雑となり、回路の
大型化とコストアップが避けられない。
そこで本発明では、高減衰力状態に調整するために振動
速度とは無関係に一定の電圧を加えていても、第4図り
に示すような特性が得られる振動減衰装置を実現しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明者らは、作動流体と
して電気粘性流体か充填されたシリンダ中をピストンが
摺動する際に生じる抵抗が該電気粘性流体の粘性変化に
よって増減することで、該ピストンと該シリンダ間に作
用する振動を減衰させる力が増減調整される減衰力可変
式振動減衰装置であって、該作動流体の流動方向に交差
する方向の電界を発生させる電極対を備えた第1流動通
路と、所定値以下の圧力差か作用している間は閉し、所
定値以上の圧力差が作用すると開く第2流動通路とを有
することを特徴とする減衰力可変式振動減衰装置を創り
だした。
[作 用] さて同上構造の減衰装置によると、振動速度か低速でピ
ストン上下室間に作用する圧力差か所定値以下の間は第
2流動通路か閉しられており、このため振動速度の割に
は大きな減衰力が発生する特性(第4図Gの特性)が得
られる。
ところが振動速度か上昇すると第2流動通路に作用する
圧力差か増大し、これか所定値以上になると第2流動通
路か開くため(第4図Hの点)、それ以上の速度の振動
に対しては減衰力がむやみと増大することがなく(第4
図■の特性)、振動速度に応して電圧値を調整しなくて
も好ましい特性りに近い特性を得ることかできるのであ
る。
[実施例] さて次に第1.2図を参照して本発明を具現化した車両
用ショックアブソーバの一例を説明する。
図中2はシリンダを示し、ここにピストン4か収容され
ている。シリンダ2は車体22に連携され、ピストン4
はピストンロット1を介してサスペンションアーム21
に連携されている。そのため車体22に対してサスペン
ションアーム21か相対振動するとピストン4かシリン
ダ2中を移動する。
ピストン4の外周には円筒上電極板3か固定されており
、この電極板3の上方外側には円周方向4箇所(第2図
参照)に絶縁性のピストンカイト5aか固定され、電極
板3の下方外側には上側ピストンカイト5aに対応する
位置で4ケの絶縁性ピストンガイド5bが固定されてい
る。このためピストン4はシリンダ2中を滑らかにスラ
イド可能となっている。またシリンダ2中ピストン4で
区割されるピストン上室12とピストン下室13間は、
電極板3とシリンダ2間に形成される第1流動通路14
によって連通されている。シリンダ2中後記するフリー
ピストン17の上方には電気粘性流体ERFか充填され
ており、ピストン4がシリンダ2中を上方へ移動する際
にはERFか第1流動通路14を上方から下方に流れ、
逆にピストン4が下方へ移動する際にはERFか第1流
動通路14を下方から上方へ流れる。シリンダ2は導電
性材料で形成されており、シリンダ2と電極板3はコン
トローラ19を介して電源20に接続されている。すな
わちシリンダ2と電極板3とにより電極対か形成され、
この電極対によって第1図で水平方向、すなわち第1図
で上下に流動するERFの流れに交差する方向の電界か
発生する構成となっている。
電源20は一定の電圧を発生できるものであれば足り、
コントローラ19はその電圧をシリンダ2と電極板3間
に印加するか否かを切換える。なおシリンダ2と電極板
3間に電位差か印加される場合にも、シリンダ2側は接
地され、危険は生しない。
さてこのショックアブソーバの場合ピストン4に計6本
の第2流動通路15.16が形成されている。
第2流動通路15.16は第2図に良く示されるように
円周方向に等間隔で形成されており、うち流動通路15
は上方に向かってピストンの半径方向外側に向かってお
り、流動通路16は下方に向かって半径方向外側に向か
っている。流動通路15と16は交互に配置されている
ピストン4の上面には流動通路16の上方開口部を覆う
大きさをもつバルブ8が設けられており、このバルブ8
はばねlOによって所定の力でピストン上面に押圧され
ている。なおばねlOの他端はロットlに固定されたス
トッパ6によって支えられている。
ピストン4の下面には流動通路15の下方開口部を覆う
大きさを持つバルブ9が設けられており、このバルブ9
はばね11によって所定の力でピストン下面に押圧され
ている。なおばね11の他端はロットlに固定されたス
トッパ7によって支えられている。
シリンダ2の下方にはフリーピストン7かスライド可能
に収容されており、その下方には圧縮性の窒素ガス18
か封入されている。このガス18はシリンダ2中の体積
変化を補償するものであり、ピストンロットlかシリン
ダ2中に深く侵入するときほど圧縮される。
さて上記構成のショックアブソーバの作用を次に説明す
る。
まずこのンヨックアブソーハに低減衰力が求められる場
合にはコントローラ19か電極対2,3間に電位差を加
えない状態に切換えられる。この状態では第1流動通路
14中の電気粘性流体ERFの粘性は増大しておらすピ
ストン4は比較的自由にシリンダ2中をスライドできる
。このためこのショックアブソーバの減衰力特性は第3
図Aに示す低減衰力特性に調整される。
次にこのショックアブソーバに強い減衰力が求められる
場合には、コントローラ19が電極対2゜3間に電位差
を加える状態に切換えられる。
この状態になると第1流動通路14中の電気粘性流体E
RFの粘性は増大し、ピストン4が移動する際の抵抗か
増大する。このためンヨックアブソーバの減衰力特性は
第3図Gに示す高減衰力特性に調整される。ここで振動
速度か低いうちはピストン上下室間の圧力差か小さく第
2流動通路15.16に小さな圧力差しか作用しない。
このため第2流動通路15.16はばね10.11の力
で閉しられている。振動速度か高くなるとピストン4の
上下室間の圧力差が大きくなり、その圧力差かばね圧と
等しくなると(第3図Hに示す点)、それ以上の速度の
振動に対しては第2流動通路15.16の一方が開くこ
とになる(ピストン4か上昇するときには第2流動通路
のうち15が開き、下降するときには16が開く)。こ
のためそれ以上の速度の振動に対しては、むやみと減衰
力が上昇することがなく第3図1に示すように特性図上
、減衰力の上昇率が減少する特性か得られる。これは車
両か良路を高速で走行している場合に求められる特性で
あり、これによると良好な操縦安定性と乗心地の両者を
バランスよく実現できる。この場合電源20の電圧値を
振動速度によって変化させる必要はない。
なお電源20の電圧値を減少させれば第3図G2、■2
に示すような特性を得ることができ、また電圧値を増大
させれば第3図Gl、IIの特性を得ることができる。
この電圧調整は振動速度を検出したうえで行うものでは
なく、車両の性格によって予め定めておけばよいもので
ある。この場合、電圧調整によりサスペンションの減衰
力を幅広くチューニングできることになるのである。
[発明の効果] さて本発明によると、電界が作用すると電気粘性流体の
粘性が増大する第1流動通路を設けたことにより減衰力
が増減可能となり、しかも所定値以上の圧力差が生じた
ときには開く第2流動通路を設けたことにより高減衰力
状態に調整されている場合にも減衰力がむやみに上昇す
ることを防止できる。このとき電圧値を振動速度に対応
して調整する必要はない。
このため、車両用ショックアブソーバに求められる特性
を簡単な電源回路で構成することかでき、廉価で信頼性
の高い減衰装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をンヨックアブソーバに具現化した一実
施例の縦断面図、第2図はその■−■線断面図、第3図
はその実施例によって得られる減衰力特性を示す図、第
4図は従来の減衰力可変式減衰器による減衰力特性を示
す図である。 ERF・・・電気粘性流体 2・・・シリンダ 3・・・電極対   電極対 4・・・ピストン 8と9・・・バルブ lOと11・・・ばね 14・・・第1流動通路 I5と16・・・第2流動通路 出願人   トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士 岡田英彦(外3名)第 ≧ソ 第 図 1灰Φ力よ1度 第 図 撮φ力よ十度

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 作動流体として電気粘性流体が充填されたシリンダ中を
    ピストンが摺動する際に生じる抵抗が該電気粘性流体の
    粘性変化によって増減することで、該ピストンと該シリ
    ンダ間に作用する振動を減衰させる力が増減調整される
    減衰力可変式振動減衰装置であって、 該作動流体の流動方向に交差する方向の電界を発生させ
    る電極対を備えた第1流動通路と、所定値以下の圧力差
    が作用している間は閉じ、所定値以上の圧力差が作用す
    ると開く第2流動通路と、を有することを特徴とする減
    衰力可変式振動減衰装置。
JP21308490A 1990-08-10 1990-08-10 減衰力可変式振動減衰装置 Pending JPH0495628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21308490A JPH0495628A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 減衰力可変式振動減衰装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21308490A JPH0495628A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 減衰力可変式振動減衰装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0495628A true JPH0495628A (ja) 1992-03-27

Family

ID=16633290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21308490A Pending JPH0495628A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 減衰力可変式振動減衰装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0495628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273223A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Honda Motor Co Ltd 可変減衰力ダンパーの制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273223A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Honda Motor Co Ltd 可変減衰力ダンパーの制御装置
JP4546307B2 (ja) * 2005-03-30 2010-09-15 本田技研工業株式会社 可変減衰力ダンパーの制御装置
US7885740B2 (en) 2005-03-30 2011-02-08 Honda Motor Co., Ltd. Control system for adjustable damping force

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3180069B2 (ja) ショックアブソーバ
KR101594211B1 (ko) 쇽 업소버의 밸브 조립체
US5632361A (en) Vibration damper, in particular for motor vehicles
JP4143782B2 (ja) エアサスペンション装置
US10927917B2 (en) Shock absorber
JP2004092911A (ja) 二輪車用緩衝装置
US6695102B1 (en) Magnetorheological twin-tube damping device
JPH08184344A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
CN106907422B (zh) 电流变液减振器及其控制方法、控制单元、ecu及汽车
JPH07253133A (ja) 振動減衰装置
JPH10259841A (ja) ショックアブソーバおよびその減衰率を調整する方法
GB1593258A (en) Vehicle suspension systems
JPH023518A (ja) エンジン及びサスペンションの振動制御装置
KR100507756B1 (ko) 자기가변유체를 이용한 쇽 업소버의 감쇠력 가변장치
EP1664585B1 (en) Shock absorber
EP1666347B1 (en) Suspension device for vehicle
JPH0495628A (ja) 減衰力可変式振動減衰装置
JPH11132277A (ja) ダンパ
KR101539490B1 (ko) 이중 주파수 감응식 밸브 조립체
KR100204904B1 (ko) 자동차용 자력식 충격흡수기
JP4318071B2 (ja) 油圧緩衝器
JP3339234B2 (ja) 緩衝器
KR0122059Y1 (ko) 자동차 엔진 마운트용 인슐레이터
JPS6067209A (ja) 車両用懸架装置
KR100482108B1 (ko) 하이브리드 가변 감쇠력을 가지는 쇽업소오버