JPH0494716A - エアコンディショナ用脱臭フィルタ - Google Patents

エアコンディショナ用脱臭フィルタ

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JPH0494716A
JPH0494716A JP2209089A JP20908990A JPH0494716A JP H0494716 A JPH0494716 A JP H0494716A JP 2209089 A JP2209089 A JP 2209089A JP 20908990 A JP20908990 A JP 20908990A JP H0494716 A JPH0494716 A JP H0494716A
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activated carbon
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gas adsorbent
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松倉 正雄
Masahiro Onozawa
正浩 小野澤
Toru Sakurai
亨 櫻井
Katsuhiko Kanetake
金武 克彦
Kaoru Mochizuki
望月 馨
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Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はエアコンディショナ用脱臭フィルタに関し、よ
り具体的には格子状のフィルタ基体と、フィルタ基体に
接着された活性炭粒子とを具611するこの種フィルタ
に関する。
[従来の技術] 従来のエアコンディショナには粗目の除塵フィルタしか
装着されていないのが一般的であり、同フィルタの圧力
損失はo、1.− o、2 mmAq (エア流速1m
/seeにおける4り定値、以下同じ)程度であった。
これに対して近年たばこの煙り、花粉等のサブミクロン
粒子を除去する要望か強くなったことから、圧力損失2
−3 mmAq程度の高密度のフィルタかオプショナル
に使用されるようになった。
しかし上記高密度のフィルタの使用は、圧力損失か大き
いことから、これに起因して、風量か低下する、或いは
騒音か大きくなる等の問題か生した。
そこでこの問題に対応する為、電気集塵機や、工レクト
レソl−繊維(半永久的に分極されたポリオレフィン系
繊維、特公昭5G−47299等に開示される)を用い
たフィルタ等の、低圧力損失の除塵機構か用いられるよ
うになった。
上記低圧力損失の除塵機構はしかし、本来的に脱臭を目
的とするものではない為、その脱臭能力は低かった。
これに対して本件出願人は、特願平1−258741!
号において、格子状のフィルタ基体と、フィルタ基体に
接谷されたガス吸盾剤(主に活性炭)粒子とからなるフ
ィルタを提案している。このフィルタは、上記基体の厚
さ=約15mm以下、上記基体の格子の1セルの平面積
−約02〇−約0.35cm2、J二記ガス吸着剤粒子
の寸法−約20−約60メツシユ、上記基体平面単位面
積当りのカス吸着剤粒子の使用量−約400−約200
0g/m2、本フィルタの開口率=約50=約80%、
の条件を満たすことを特徴とする。
[発明が解決しようとする課題] 要約すると、上記フィルタは、活性炭(ガス吸右剤)粒
子の寸法が比較的大きく、またフィルタの厚さか小さい
点で、従来の活性炭(=1き格子状フィルタと異なる。
従って、梱包、流通、使用時において活性炭の脱落を防
止する点が重要となる。
本発明はかかる観点に基づいてなされたものであり、活
性炭の脱落を防止することを主眼とし、取扱い性能の優
れたエアコンディショナ用の脱臭フィルタを提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決する為の手段] 、上記目的を達成する為、本発明フィルタにあっては、
格子状のフィルタ基体と、上記フィルタ基体に接管され
たガス吸着剤粒子と、、上記フィルタ基体を覆う熱融容
性繊維の高通気性ネットカバと、」二記基体の側部に対
応して上記ネットカバの周縁に形成されたヒートシール
耳部と、を具備すること特徴とする。
望ましい態様において、」二記基体の厚さ一約1、5 
m m以下、上記基体の格子の1セルの平面積=約0.
20−約0.35cm2、上記ガス吸着剤粒子の寸法−
約20−約60メツシユ、上記基体平面単位面積当りの
ガス吸着剤粒子の使用量=約400−約2000g/m
2、本フィルタの開ロ率=約50−約80%、の上記各
条件を全て満たず。
[作 用] 」二記構成により本発明に係る脱臭フィルタによれば、
基体を覆うネットカバーにより、使用者の手か基体に添
着された吸着剤(主に活性炭)に接触することかなくな
る為、活性炭の脱落を防止することかできる。他方ネッ
トカバーは高通気性である為、実質的にフィルタの圧損
を増大させることはない。
[実施例] 構造及び祠質 第1図は本発明に係る脱臭フィルター0の一例を示す平
面図である。このフィルタは、格子状のフィルタ基体1
2と、基体12を覆うネットカバー22とを含む。
ネットカバー22を除いた状態において、脱臭フィルタ
ー0は開口率(第1図の紙面に対して平行な下面におけ
る)か約50−約80%で、この値は後述する種々の条
件に従う結果として得られる。
またフィルター0の厚さ(第1図の紙面に対して垂直な
方向)は15mm以下で望ましくは約3111111以
上となっている。
第3図は基体]2を示す部分拡大図である。木フィルタ
]0は、同図図示の如くガス吸着剤粒子]4の寸法が比
較的大きく、またフィルターoの厚さが小さい点で、従
来のフィルタと異なる。これらの特徴は、エアコンディ
ンヨナ用の脱臭フィルタとして、低圧力損失、適当な脱
臭能力、長寿命等の条件を満たす為の鍵となる。
基体12は、紙、アルミ、プラスチック等の薄肉の材料
からなる。紙を祠料として用いる場合は、フェノール樹
脂等を含浸させて強度を補強することもできる。また基
体12には難燃化処理を施すこともできる。基体]2の
厚さは実質的に本フィルタ10の厚さとなるがら、約1
5mm以下で望ましくは3mm以上となる。この厚さは
、本フィルタ]0か、第4図図示の如く、最終的にエア
コンティショナの筐体内に収納されることがら決定され
る。
図示例において、基体12の格子のパターン形状は6角
形のいわゆるハニカム状となっているか、このパターン
形状は、例えば矩形、3角形等いかなる形状とすること
もてきる。但し、格子の1つのセル16の平面積(第2
図の紙面に対して平行な平面における)は約020−約
0.35cm2となる。
この数値は、ガス吸着剤粒子]4を支持する為の区画壁
]8の密度を実質的に意味することとなる。
ガス吸着剤粒子14は活性炭からなるが、添着活性炭等
地のタイプのものを使用することも可能である。また石
油ストーブ等室内のCO発生源に対処する為、COを接
触酸化処理できる触媒を脱臭剤と併用することができる
。この触媒としては、水分があっても死活しない金/酸
化物触媒(特開昭GO−238148等で開示される)
が望ましい。ガス吸着剤粒子]4の寸法は約20=約6
0メツシユ、基体12の平面単位面積当りのガス吸着剤
粒子14の使用量は約400−約2000 g / m
 2である。
ガス吸着剤粒子]4を基体12に接着する為のバインダ
は、粒子の脱落を防止する為に粘着剤か使用されること
か望ましい。粘着剤としては、アクリル系、天然ゴム系
、合成ゴム系、シリコーン系等公知のものが使用可能で
あるが、活性炭の脱落かないように強くフィルタ基体に
接着する為には、濃度の濃い粘着剤か使用され、且つそ
の層厚かある程度厚くなることが要求される。従って、
使用される粘着剤液は高粘度(約10〜50ポイズ)で
、その塗布方法は厚い層厚の得られる方法によらなけれ
ばならない。
ネットカバー22は、複合構造の熱融着性繊維からなり
、例えばポリプロピレン芯祠と、これよりも融点が20
°C以上低いポリエチレン鞘祠とを組合わせた構造から
なる。複合構造の熱融着性繊維は特公昭52−3709
7等に開示されており、また種々のタイプのものか既に
市販されている。またこの実施例とは異なり、複合構造
ではなく、単一祠料からなる熱融着性繊維を用いること
も可能である。
本実施例において、繊維の径は約0.2mm 、ネット
の1」の寸法は約1 、5n+mである。ネットカバー
22は、実質的に本フィルター0の圧損を増大さぜない
ように目の粗い、通気性の高いものであることが重要と
なる。
ネットカバー22は、後述するように、ガス吸着剤粒子
14添着後の基体12を2枚のネットで挟み、基体12
の周縁部に沿って、ネットをヒートシールすることによ
り封止する。例えば本実施例の如く、全長か約20〜3
0cmのフィルタにおいては、周囲に約5mmのヒート
シール耳部24か形成される。この耳部24に適当な寸
法をとることは、カバー22の包装の強度を保証する上
で重要な要素となる。
カバー22内にはまた、フィルタの使用寿命の指標とす
る為のライフインジケータ26が配設される。インジケ
ータ26は吸塵機能の優れたエレクトレット繊維(半永
久的に分極されたポリオレフィン系繊維、特公昭56−
47299等に開示される)の不織布からなる。インジ
ケータ26は、基体12の一部の格子を覆うように配設
され、フィルタ10をtη染空気が通過するのに従って
塵埃を吸着し、変色するようになっている。インジケー
タ26は、エレクI・レットm 11+の不織布に限ら
す、吸塵機能の優れた繊維からなり、且つ幾分の通気性
を有し、且つ変色か認識できるような布状体であればな
んでもよい。
インジケータ26は、図示のように帯状の布をたすき状
に配設する他、正方形若しくは円形の布状体をフィルタ
10の中央若しくは角に配設することも可能である。但
し、後述するように、製造工程の上では、図示実施例の
ような+Ai成か、インジケータ祠を連続的に供給及び
使用できることから望ましい。もし、円形成いは正方形
の小さなインジケータを使用する場合には、吸着月]4
添着後の基体]2に、予めインジケータを接着しておき
、続いてネットカバー22で包装するような製造工程が
望ましいものとなろう。
使用態様 第2図は上記フィルタ]0を収納するホルダ30を示す
平面図である。このホルダ30は樹脂成形品で、フィル
タ10をザンドイッチ状に挟む挟持部32と、取扱い用
のハンドル部34とを有する。挟持部32は、ヒンジ部
36を介して開閉可能な一対の開閉フレームからなり、
同フレーム対は図面上の上フレームの自由端に付設され
た爪38によって閉鎖状態を維持する。またハンドル部
34は挟持部32の下フレームと一体的に形成されてい
る。挟持部32は、その大部分か開口部33として形成
され、フィルタ10の大部分を外部に露出させるように
なっている。
ホルダ30は黄褐色にQ9色される。この色は、フィル
タ10の寿命から割出された所定の運転時間におけるイ
ンジケータ26の予想される色と概ね同一に設定される
。即ち、使用者は、インジケータ26及びホルダ30の
色を比較することにより容易にフィルタ10の寿命を知
ることか可能となる。
第4図は本フィルタ10をエアコンディンヨナの室内機
40の筐体42内に組込んだ状態を示す側面図である。
フィルタ]0は第2図図示のホルダ30に収納された状
態で筐体42内に組込まれ]す る。図中矢印はエアの流れ方向を示す。本フィルタ]0
は、通常用いられている除塵フィルタ44に続いて、エ
アの導入通路に配設される。本フィルタ10を通過して
脱臭されたエアは、熱交換器46で加熱若しくは冷却さ
れ、送風機50の作用により室内に供給される。本フィ
ルタ]0はまた、エアの導入通路の代わりに、熱交換器
46後のエアの排出通路に配設することも可能である。
なお図中71号48は露受は皿である。
製造方法 第5図は本フィルタ]0の製造工程の一例を示す図であ
る。先ず基体供給機52から所定の厚さのブランク基体
か供給され、バインダ浸漬部54において、粘着剤か全
体に塗布される。次にブランク基体は乾燥機56に掛け
られ、バインダに所定の粘性が飼与されると共に、バイ
ンダの溶剤の匂いが飛ばされる。乾燥後、ブランク基体
は裁断機58によって所定の寸法に裁断され、続いて吸
若剤添む部62に送込まれる。
他方、吸着剤添着部64に対しては、吸桁剤供給機62
から所定サイスの吸着剤か供給され、ブランク基体表面
にl\インダを介して接着される。
次に、基体や吸着剤に不完全に付着して(為る余分な吸
着剤は払落とし部66て除去される。そして最後に、包
装部68で基体にネ・ソト力)<−22が包装される。
第6図は、包装部68において使用されるネ・ソトカハ
ー包装機を示す側面図である。
本包装機において、」二連の熱融着性繊維からなる」−
ネッl−+a72、下ネ・ソト月74は、夫々図中右方
のロール72r、74rから繰出される。また下ネット
材74と重なるように、上述のエレクトレッl−GM維
からなるインジケータ)jA76かロール76rから繰
出される。
ヒートシール用金型82の上部において、上下ネット材
72.74間には、適当な手段(例えば自動搬送装置、
或いは手作業)により、吸着剤14の添着された所定寸
法の基体12か挿入される。そしてここで、基体12は
、シリンダ83(こよって駆動される上方のプレス84
によって、上] 3 下ネット材72.74と共に金型82内に押込まれる。
押込まれた基体]2は、金型内の段部86の当接して係
止される。またプレス84と同期して、シリンダ87に
よって駆動されるプッシャ88か作動し、基体]2の下
面を支持する。
、上記プレス時において、基体12周縁部の上−ドネッ
I・材72.74は、金型82上周面とブレス84下面
との間に挟まれる。金型82の上周面は、金型82に内
蔵される適当な熱源により、加熱されており、ここで上
下ネット月72.74はヒートシールによって接着され
る。このヒートシールの条件は、例えば上下ネッl−+
472.74か上述のポリエチレン鞘材を有する二重+
111造の繊維からなるとすれば、温度か約140°C
1プレス圧か5kg/cm2以上、プレス時間が2〜5
 secとなる。
ヒートシールされたネット月で覆われた基体12は続い
て、カッタ受台92上に送られる。受台92の上方には
、シリンダ93で駆動される抜き型94か配設され、こ
れが、基体12の搬送と同期して降下し、基体をネット
月72.74と共に打抜く。この時、基体]2の周縁部
には、第1図図示の如く、ネットカバー22の耳部24
が511m程度残存するように寸法法めする。打抜かれ
たネットカバー22付きL(体12、即ちフィルタ10
は、図示しないプッシャ等によって、例えば第6図の紙
面に対して垂直方向に押出され、適当な手段により集積
される。
上下ネット4月及びインジケータ制の残留部78は、巻
取ロール78rに回収される。ロール78rの回転速度
は、隣接する手動式回転ハンドル96によって制御され
、即ち、上下ネット月72.74及びインジケータ祠7
6の繰出し速度もハンドル96によって制御される。こ
の実施例にかかわらす、全系統を自動化することも可能
である。
本脱臭フィルタの機能試験の方法 脱臭フィルタの圧力損失の測定は、内寸10X1.OQ
■、長さ220cmの角形透明アクリル製風胴を用い、
この中央部にネッI・カバー22包装前の脱臭フィルタ
を装着して行った。フィルタの通過風速は]、Om/s
eeとし、フィルタ前後の静圧差を測定した。
また脱臭効果を確認する為の官能試験に関しては次の通
りである。先ず容積か17m3のステンレス鋼製チャン
バ内において、2本の市販の煙草を自然燃焼させた。1
5分後にチャンバ内の扇風機を作動させ、内部を均一な
状態にした後、市販の空気清浄機のフィルタ装着部に本
脱臭フィルタを取付けて運転を行った。フィルタの開口
部は0065m2、処理風量は13.9 m 3/ m
inである。空気清浄機運転開始30分後に、チャンバ
内の空気を無臭の10リツトル容量プラスチツクバツグ
に捕集し、官能試験に供した。官能試験は予め嗅覚異常
者を除外した15名により行われた。
またCo濃度の低減効果に関しては次の通りである。先
ず上記官能試験と同一のチャンバ内を、CO濃度力司o
o ppmとなるように調整した。次に上記官能試験と
同一の空気清浄機及び条件下において本脱臭フィルタを
使用し、Coa度の減衰を測定した。使用測定器は、ガ
スチック製CM2510である。
] 6 本脱臭フィルタの条件の検討 基体12の格子のセルサイズ、ガス吸着剤粒子14の寸
法及びその使用量等の条件は以下の通りに検討した。
a、格子のセルサイズ 第8図は格子のセルサイズの変化に基づく活性炭担持量
と圧力損失との関係を示すグラフである。
実験に使用されたフィルタはネットカバー22を包装す
る前の状態で、第3図図示の本発明に係る構造をなす。
基体12は全て第7図に示すようなハニカム状の格子構
造をなし、厚さは5mmである。
格子のセルサイズという用語はここでは第7図中の「Ω
」を指示する。またガス吸着剤として活性炭か使用され
た。
第8図のグラフ中、曲線aは活性炭粒子寸法が32−6
0メツシユのフィルタ、曲線すは活性炭粒子寸法か20
−42メツシユのフィルタに関する結果を示す。また直
線りは圧力損失−次限界(0,5mmAq)線、直線り
は圧力損失の二次限界線(1,0mmAq)を示す。
第8図のグラフ中、各プロット記号が指示するところは
下記の通りである。
「×」・・・セルサイズ8/8 in (セル平面積的0.8 cm2) 「△」・・・セルサイズI/4 in (セル平面積的0.35cm2) rOJ・・セルサイズ3/1Oin (セル平面積的0.2 cm2) 「口」・・セルサイズ178 in (セル平面積的0.09c、+n2) 同図から分かるように、「口」で示されるセルサイズ1
78 inの基板では、圧力損失が二次限界線りをも越
えてしまう。他方「×」で示されるセルサイズ378 
inの基板では、十分な活性炭担持量が?11られない
。従って、基板格子のセルサイズは約1/4−約3/l
13inの範囲が適当となる。前述の如く格子の形状は
ハニカム状に限定される必要はない為、上記サイズをセ
ル平面積で表すと、この範囲は約0.2=約0.35c
m2となる。
] 7 ] 8 b、ガス吸着剤の粒子寸法と使用量 第9図は活性炭の粒子寸法の変化に基づく活性炭担持量
と圧力損失との関係を示すグラフである。
実験に使用されたフィルタはネットカバー22を包装す
る前の状態で、第3図図示の本発明に係る構造をなす。
基体]2は全て第7図に示すようなハニカム状の格子構
造をなす。
第9図のグラフ中、曲線Cはセルサイズ8/16in(
セル平面積的0.20m2)で厚さ5TIIInの基板
のフィルタ、曲線dはセルサイズ1/4in(セル平面
積的0.35cm2)で厚さ5Iの基板のフィルタ、曲
線eはセルサイズ371B in  (セル平面積的0
.20m2)で厚さlo+n+nの基板のフィルタ、曲
線fはセルサイズ]/4 jn (セル平面積的0.3
5cm2)で厚さ10mmの基板のフィルタに関する結
果を示す。また直線りは圧力損失−次限界(0,5n+
mAq)線、直線りは圧力損失の二次限界m (1,、
OmmAq)を示す。
第9図のグラフ中、各プロット記号か指示するところは
下記の通りである。
「×」・・・粒子寸法[fO−100メツシユ「△」・
・・粒子寸法82− 80メツシユ「○」・・粒子」法
20−42メツシュ「口」・・粒子寸法 6−10メッ
ンユ同図から分かるように、「口」で示される610メ
ツシユの活性炭では、圧力損失か二次限界線りをも遥か
に越えてしまう。他方「×」で示される 60−1.0
0メツシユの活性炭では、十分な活性炭担持量が得られ
ない。従って、活性炭の粒子寸法は約2O−GOメッン
ユの範囲が適当となる。
また第9図は、基板の全面に活性炭が接着された状態に
おける、各条件での基体平面単位面積当りの活性炭の担
持量(即ち使用量)が示される。
この使用量の範囲を、フィルタの厚さ15mmまで考慮
した場合、、上記活性炭の粒子寸法の範囲における使用
量は約2000g/m2以下と考えられる。また同使用
量は、脱臭効果を考慮した場合、少なくとも約400 
g/ rn 2必要となる。この値は約3mmの厚さの
基板における使用量に対応する。
また第9図から、上記本発明に係る活性炭の粒子寸法の
範囲において、基板の厚さの変化により圧力損失は大き
な影響を受けないことが分かる。
活性炭の寸法とセルサイズとの関係による脱臭フィルタ
の機能評価は第10図に示される通りである。同図中斜
線で示される部分か本発明に係るフィルタの条件範囲と
なる。
例及び機能試験結果 空気清浄機を設置しなかった場合と、本発明の条件範囲
内のフィルタA、B、CSD、Eを取付けた空気清浄機
を用いた場合とについて、脱臭効果の比較を前記官能試
験により行った結果を表2に示す。同表中の数値は、6
段階臭気強度法(表1参照)に基づく。下記比較結果か
ら、1%の危険率で有意差が認められ、本発明に係るフ
ィルタA−Eの脱臭に対する有効性か証明された。
またフィルタEについては、上記Co濃度低減試験も合
わせて行われた。その結果、第11図に示されるように
、フィルタEのCO濃度低減に対する有効性か証明され
た。第11図中、曲線りはフィルタEを取付けた場合、
曲線iはフィルタを取付2 ] けなかった場合の結果を示す。
使用したフィルタの製造条件は次の通りである。
a、フィルタA、 B セルサイズ3/][iin (セル平面積的0.2 c
m2)、厚さ5mmの紙製ハニカムコアを手で展張後、
市販のエマルジョン系粘着剤(綜研化学製SKダインE
 −3008B )の槽中に入れて粘着剤を塗布した。
乾燥機に入れて100℃で2時間がけて乾燥し、重量を
測定したところ、粘着剤の塗布量は1300g/m2で
あった。これに市販の活性炭(クラレケミカル製GG)
の、2種類の粒度(20−42メツシユ、32−80メ
ツシユ)のものを添着させた。粒度2゜42メツシユの
活性炭を添着したものをフィルタA1粒度82−60メ
ツシユの活性炭を添着したものをフィルタBとした。フ
ィルタASBの活性炭使用量は夫々790.800 g
/m2 、圧力損失は夫々o、43.0.28m磨AQ
であった。
b、フィルタC,D セルサイズ]/4jn  (セル平面積的0.35cm
2)、厚さ10mmの展張済みのアルミニウム製ハニヵ
ムコアを、市販の溶剤系粘着剤(綜研化学製S Kダイ
ンE −1,200)の槽中に入れて粘着剤を塗布した
乾燥機に入れて120°Cて3時間かけて乾燥し、重量
を測定したところ、粘着剤の塗布量は500g/m2で
あった。これに市販の/、ζ性炭(クラレケミカル製G
G)の、2種類の粒度(20−42メツシユ、82−[
i0メツシュ)のものを添着させた。粒度2042メツ
ンユの活性炭を添着したものをフィルタC1粒度32−
60メツシユの活性炭を添着したものをフィルタDとし
た。フィルタC,Dの活性炭使用量は夫々1300.1
000g/m2、圧力損失は夫々0.32.0.1.3
+nmAqであった。
C,フィルタE セルサイズ3716in (セル平面私的0.2 cm
2)、厚さ10mmの展張済みのアルミニウム製ハニカ
ムコアを、市販の溶剤系粘着剤(綜研化学製S Kダイ
ンE −1,200)の槽中に入れて粘着剤を塗布した
乾燥機に入れて100℃で2時間かけて乾燥し、重量を
alll定したところ、粘着剤の塗布量はB[lOg/
m2であった。これに夫々粒度20−42メツシユの市
販の活性炭(クラレケミカル製GG)と、金/酸化物触
媒(東洋CCI製)とを体積比で8,2の割合で添着さ
せた。活性炭の使用量は約1200g/m2、圧力損失
は0.59mmAqであった。
表  1 6段階臭気強度 感じない 微かに感じる 明らかに感じる 強く感じる 非常に強く感じる 極端に強く感しる 条   件 空気清浄機なし フィルタA フィルタB フィルタC フィルタD フィルタE 表  2 平均 平均 平均 平均 平均 平均 臭気強度 2.50  変動 1.53  変動 1.52  変動 1.70  変動 1.75  変動 1.45  変動 0.37 0.44 0.27 0.44 0.48 0.41 [発明の効果] 本発明によれば、脱臭フィルタとしての一般的な脱臭効
果と、エアコンディショナに対して使用されるフィルタ
としての低圧力損失及び脱臭効果の継続性とを適当に備
えたエアコンデインヨナ用の脱臭フィルタを提供するこ
とが可能となる。特にフィルタ基体を覆うネットカバー
により、使用者の手が基体に添着された吸着剤(主に活
性炭)に接触することがなくなる為、活性炭の脱落を防
止することができ、フィルタの取扱い性能は優れたもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る脱臭フィルタの一実施例を示す平
面図である。 第2図は第1図図示フィルタを収納するホルダを示す平
面図である。 第3図は第1図図示フィルタのカッ\−を除いて示す拡
大平面図である。 第4図は本発明に係るフィルタをエアコンデインヨナの
室内機の筐体内に組込んだ状態で示す側面図である。 第5図は本発明に係るフィルタの製造工程の一例を示す
図である。 第6図はネットカバー包装機を示す側面図である。 第7図はハニカム状格子の構造を示す斜視図である。 第8図は格子のセルサイズの変化に基づく活性炭担持量
と圧力損失との関係を示すグラフである。 第9図は活性炭の粒子寸法の変化に基づく活性炭担持量
と圧力損失との関係を示すグラフである。 第10図は活性炭の寸法とセルサイズとの関係による脱
臭フィルタの機能評価を示す図である。 第11図はフィルタのCO濃度低減に関する実験結果を
示すグラフである。 10・・・脱臭フィルタ、12・基板、14・・・ガス
吸着剤、16・・・セル、22・・ネットカバ24・・
耳部、26・・・インジケータ出願人代理人 弁理士 
鈴江武彦 弔 図 四腐帆駅]Kせ恨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、格子状のフィルタ基体と、上記フィルタ基体に接着
    されたガス吸着剤粒子と、上記フィルタ基体を覆う熱融
    着性繊維の高通気性ネットカバーと、上記基体の側部に
    対応して上記ネットカバーの周縁に形成されたヒートシ
    ール耳部と、を具備すること特徴とするエアコンディシ
    ョナ用脱臭フィルタ。 2、上記基体の厚さ=約15mm以下、 上記基体の格子の1セルの平面積=約0.20−約0.
    35cm^2、 上記ガス吸着剤粒子の寸法=約20−約60メッシュ、 上記基体平面単位面積当りのガス吸着剤粒子の使用量=
    約400−約2000g/m^2、本フィルタの開口率
    =約50−約80%、 の上記各条件を全て満たす請求項1記載のフィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07313836A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Konica Corp 脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置
JP2017070876A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 東洋紡株式会社 脱臭フィルター用濾材

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JPH07313836A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Konica Corp 脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置
JP2017070876A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 東洋紡株式会社 脱臭フィルター用濾材

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