JPH0494423A - ロータリー機関 - Google Patents

ロータリー機関

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JPH0494423A
JPH0494423A JP21282690A JP21282690A JPH0494423A JP H0494423 A JPH0494423 A JP H0494423A JP 21282690 A JP21282690 A JP 21282690A JP 21282690 A JP21282690 A JP 21282690A JP H0494423 A JPH0494423 A JP H0494423A
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rotor
shaft
gears
gear
housing
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Mikio Kurisu
栗栖 幹男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、2つのロータにつながる2組の変形歯車の
力のモーメントの差で力の変換を行なうロータリ機関に
関するものである。
(0)従来の技術 これまでは、バンケル機関では、偏心軸に取り付けられ
たおむすび形のロータがトロコイドと呼ばれる軌跡をそ
の形状とするハウジングと接触しながら回転して、吸入
圧縮点火爆発排気のサイクルを繰り返す構造であった。
このバンケル機関ではロータが偏心軸に取り付けられて
いるためバランスを取るためのおもりが必要であり、ま
たベリトロコイドの内包路線と呼ばれる軌跡をその形状
とする、およそ三角形のロータの頂点部はハウジングと
線接触することになり幾重にもガスシールを施すことが
できなかった。この気密保持の問題と、特殊な軌跡をロ
ータやハウジングの形状としていることとでディーゼル
式に燃料を噴射して爆発を起こすほどの高い圧縮率を得
ることは難しい。
さらにロータやハウジングも製作が容易な形状とは言い
難い。
環状シリンダ系ロータリ機関では複数のシリンダの往復
運動で出力軸に斜めに取り付けた板を揺り動かして回転
を得ていた0回転を滑らかにするために結果的に製作の
難しい環状シリンダを多数配置している。それに伴って
点火プラグ等の部品も多くなり、排気孔の数も増えた。
さらにピストンの動く軌跡が出力軸の回転面に含まれな
いので回転出力を得る機構や効率の面でも問題があった
流体圧縮機あるいは流体ポンプについても、これまでは
、ピストン式か羽根車式あるいはルーツ形やベーン形な
どのロータを用いた式であったが、それぞれ振動の問題
や回転数を自由に変えられない問題、あるいはロータを
用いた式ではすべてロータ同士が線接触するので気密の
問題があった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 この発明が解決しようとする課題は、バランスを取る必
要となる要素を持たず、気密を保つのが容易で必要に応
じた圧縮率が得られ、しかも構造が簡単で部品点数が少
なく、製作のしやすい形状の、出力変換機構の単純なロ
ータリ機関とするにはどのような手段を講じればよいか
という点にある。
(ニ)課題を解決するための手段 以上のような課題を解決するためのものとして、この発
明に係るロータリ機関は次のようなものとした。すなわ
ち、軸(1)とその中を通る軸(2)にそれぞれロータ
(3)、(4)と歯車(5)、(6)を取り付ける。
歯車(5)、(6)は軸(9)に取り付けた歯車(7)
、(8)とかみ合う、各歯車は180度ごとに頂点があ
りその頂点から次第に径が小さくなる巴形をした変形歯
車で、かみ合って回転速比が変化する回転をする。iI
車(7)と(8)はそれらの頂点を回転方向に90度ず
らして取り付けである。
ロータ(3)、 (4)は円盤で径方向の両端にロータ
ヘッド(10) (11) 、 (12) (13)を
持つ、ロータヘッドはロータを軸方向に見たとき扇形を
した柱体で、ロータ(3)、(4)を密着させて円筒形
のハウジング(。
14)に入れたときに、ハウジングの内壁とロータとで
形作られるドーナツ形の気密室をさらに4つの気密室に
分ける。ロータヘッドと歯車の頂点との回転方向の相対
位置は軸(1)と軸(2)に取り付けたもの共に等しく
する。ロータ、ロータヘッド、及びハウジングはお互い
に面接触をするので必要なだけのガスシール、オイルシ
ールな施すことができる。ロータ及びロータヘッドには
冷却、潤滑及び重量軽減などの目的のため必要な形の穴
をあけることができる。
ハウジングには吸気口(15)、 W見目(16)、点
火プラグ(17)あるいは燃料噴射器を各1個設ける。
吸気口と排気口とは回転方向で見て隣り合った位置にあ
り、点火プラグあるいは燃料噴射器は径方向で見て吸気
口の反対側に置く、吸気弁、排気弁は必要としない。
なお歯車を、あとで紹介する実施例で示すように、90
度ごとに頂点がある巴形にして、同じく90度ごとにロ
ータヘッドを持つロータを使用し、吸気口、排気口、点
火プラグあるいは燃料噴射器を2組180度ごとに設け
たハウジングと組み合わせれば、これは径方向の両側で
同時に吸入圧縮爆発排気の各行程が行なわれるロータ機
関となる。
歯車(7)、(8)は歯車の頂点を回転方向に45度す
らして取り付けである。これをさらに押し広めて、歯車
の頂点及びロータヘッドの数を2の複数倍個持つロータ
リ機関を作ることができる。
また、歯車の形は巴形だけでなく、あとで紹介する実施
例で示すように、径が階段上に小さくなるものや、大小
の扇形を組み合わせたもの、かみ合う相手の歯車の頂点
の数及び歯の数の半分のものと組み合わせたものなど様
々な形、大きさのものが設計できる。ロータの形につい
ても、ハウジ部を切り取ってそれをロータに一体化させ
た形とすることもできる。このときロータの、外部に露
出した部分に冷却ひれな設ければこれはこれ自体回転す
る冷却器を形づくる。また、冷却ひれの代わりに放射状
に多数の羽根をつけ、覆いをすればこれは一体型過給機
を構成する。逆に排気口から出てくる排気に当たるよう
に羽根を置けばこれは一体型排気タービンとなる。これ
らは3つまで任意の組み合わせをすることができる。
過給機を取り付けたとき、または取り付けないでも、あ
とで紹介する実施例で示すように、吸気口と排気口を周
方向に一部重ねて設置すれば、吸気で燃焼済みガスを追
い出す作用をさせることができる。
ロータを外部に露出する構造にできることから、あとで
紹介する実施例で示すように歯車(5)、(6)を軸(
1)、(2)を介さないで直接ロータ(3)、(4)に
取り付けることができる。またこのとき歯車(7)、(
8)として、ロータにとりつけた歯車の頂点の数及び歯
の数の半分のものを用いれば全体の装置を大きくしない
で済む。
軸(1)、(2>についても、あとで説明する作用で示
すようにロータヘッドはお互いに相手方のロータのロー
タヘッドの間を相対的に揺動しており、それらを追い越
すことはないことから、軸の中を通る軸にしないで両方
とも竹を8分の1程度に縦割りにしたような形にして同
一円周上に置く2対の、または複数対の軸とすることが
できる。
このことと、ロータを外部に露出した形にできることの
二つの構造的特性を組み合わせて、あとで紹介する実施
例で示すように、ロータ同士を直接あるいは同一円周上
に置いた軸(1)、(2)を介して結合することで、他
の軸や歯車を経由せずこの発明に係るロータリ機関を複
数連結することができる。そのときのロータ、ハウジン
グ、歯車及び軸の形は様々に設計できる。
またこのとき、この複数連結したうちの一部を流体圧縮
機あるいは流体ポンプとすればこれは原動機一体型ロー
タリ流体圧縮機あるいは流体ポンプとなる。
原動機一体型ロータリ流体圧縮機あるいは流体ポンプと
するときは、あとで紹介する実施例で示すようにロータ
ヘッド及び歯車の頂点の数を3以上の奇数とすることも
できる。
さらに、外部の動力を用いたロータリ流体圧縮機あるい
は流体ポンプとすることも当然できる。
このときはロータヘッドと歯車の頂点の数をそれぞれ1
個としても所定の働きをする。
外燃機関として蒸気等を外部から取り入れて回転力を得
る、又は一体型ロータリ流体圧縮機あるいは流体ポンプ
を作動させるなどの応用は当然可能である。
当発明に係るロータリ機関はあとで紹介する実施例で示
した形や組み合わせのほかに実に多くのものが自由に設
計できる。
(ネ)作用 この発明に係るロータリ機関は次のように作動する。い
まロータ(3)のロータヘッド(10)とロータ(4)
のロータヘッド(12)とがガソリン混合気を圧縮した
状態で点火プラグのある場所で最接近している。ロータ
ヘッド(10)が進行方向の先頭に位置している。径方
向の反対側ではロータヘッド(11)と(13)とが同
じく最接近しているがこちらは排気が終わり吸気が始ま
ろうとするところである。
このとき歯車(5)の谷の部分と歯車(7)の頂点とが
かみ合い、歯車(8)の頂点から90度の位置の歯と歯
車(6)のそれに対応した歯とがかみ合っている。そし
て点火プラグ(17)によって点火爆発が起こるとロー
タヘッド(10)と(12)は相反する方向に同等の力
を受ける。この力は軸(1)、(2)を介して歯車(5
)、(6)に伝えられる。
歯車(5)と歯車(7)とのかみ合う点を作用点A、歯
車(6)と歯車(8)とのそれを作用点Bとすると作用
点Aの軸(1)からの距離は作用点Bのそれよりも短い
ので力のモーメントの作用により作用点Aにより大きな
力が発生する。すなわち歯車(5)が歯車(7)を回す
力は歯車(6)が歯車(8)を反対向きに回そうとする
力より大きいので軸(9)に固定されて取り付けられた
歯車(7)、(8)は結局歯車(5)が歯車(7)をま
わす向きに回転する。すると歯車(6)も歯車(5)と
同じ向きに回転することになるが先に述べたように作用
点Aの軸(1)からの距離が作用点Bのそれより短いた
め、つまり径が小さいため歯車(5)の回転角の方が歯
車(6)よりも大きい。
従って歯車(5)と軸(1)を介してつながったロータ
(3)の方が歯車(6)と軸(2)を介してつながった
ロータ(4)よりも大きい回転速度で回転し、ロータヘ
ッド(10)、 (12)はその間の作動室を段々広げ
ながら同じ向きに回転していく、そしてロータヘツド(
10)がロータヘッド(13)に追いついたときこの爆
発行程は終わりとなる。
この爆発行程が行なわれている全く同じ時に、ロータヘ
ッド(11)と(13)とはその間の作動室を広げるの
で吸気口から混合気を吸い込み、ロータヘッド(11)
と(12)とは逆に作動室を狭めて前行程で吸入した混
合気を圧縮する。ロータヘッド(10)と(13)とは
同じく作動室を狭めて前行程で生じた燃焼済みガスを排
気口から排出する。
すなわち当発明に係るロータリ機関では吸入圧縮爆発排
気の4行程が同時に行なわれる。そしてロータヘッド(
11)が(12)に最接近したとき、今度は歯車(6)
の谷の部分と歯車(8)の頂点とがかみ合い、歯車(7
)の頂点から90度の位置の歯と歯車(5)のそれに対
応した歯とがかみ合う、つまり先の行程の始まりがロー
タ(3)と(4)と入れ替わった形で再び起こる訳であ
る。しかも、歯車(7)と(8)を回転方向で90度ず
らして取り付けであることから、すべてが先の行程で行
なわれたと完全に同じ位置で起こる。従って吸気口、排
気口、点火プラクあるいは燃料噴射器は各1つあればよ
い。
こうして次々に、ロータヘッドがお互いに相手方のロー
タのロータヘッドに追いつき追いつかれしながら回転し
てその回転を2組の歯車を通じて軸〔9)に伝え、動力
を取り出す、軸(1)または(2)から直接動力を取り
出すことも可能である。
ロータヘッドの周方向の長さを変形歯車の形状から許さ
れる範囲内で長くして圧縮比を高めれば空気だけを吸入
して圧縮し、そこに燃料を噴射して爆発させる方式にす
ることができる。
軸(9)を出力軸とするときは出力軸の4分の1回転ご
とに1つの爆発が起こるので回転が滑らかである。ロー
タヘッド及び歯車の頂点の数を2の複数倍個にしたもの
ではさらにきめ細かく、しかも複数の場所で同時に爆発
が起こり回転が非常に滑らかになる。
ロータリ流体圧縮機あるいはポンプとしてのみ使用する
ときは、上と全く同じ原理で可逆的に軸(9)または軸
(1)あるいは(2)の回転を圧縮の力に変えることが
できる。
(へ)実施例 実施例1 第1図は、実施例1を示す分解斜視図である。
実施例1のものでは、ロータ(3)、(4)は径方向の
両端にロータヘッド(10)、 (11)、 (12)
、 (13)を持った円盤で、歯車は180度ごとに頂
点がありその頂点から次第に径が小さくなる巴形をした
変形歯車(5) 、 (6) 、 (7) 、 (8)
である、それらを軸(1)とその中を通る軸(2)、及
び他の軸(9)に取り付けである。
ハウジング(14)は両底にふたのある円筒形でロータ
(3)、(4)を完全に包み込んでいる。吸気口(15
)、排気口(16)はともにハウジングの両底のふたの
部分と円筒の部分の311所に取って吸入排気が楽に行
なわれるようにしである。ガソリン混合気吸入方式にし
て点火プラグ(17)を取り付けた。実施例1のロータ
と歯車の動きを第2図、第3図そして第4図に順を追っ
て示した。このロータと歯車の動きは他のすべての実施
例のものにおいても基本的に同様である。
なお、歯車がすべて巴形で同形の場合、1つのロータヘ
ッドの中心角の最大値は次のようにして決まる。すなわ
ち歯車の頂点から90度回った所までの周の長さと等し
い長さを谷側からとって、その点から、さらに頂上に上
がるまでの中心角がロータヘッドの中心角である。
実施例2 第5図は実施例2の要部を示す正面図である。
実施例1と同じ構成で、ただ実施例2のものでは上ぶた
側の吸気口(15)を少し排気口(16)側にせり残っ
ている燃焼済みガスを下ぶた側の排気口へ追い出すこと
ができる。
実施例3 第6図は実施例3の要部を示す斜視図である。
実施例3のものでは、実施例1と同じ構成でハウジング
に円筒部分が外に丸く膨らんだ形のものを使用した。ロ
ータヘッドも外周が丸く膨らんでいる。ここではロータ
は円盤形とした。ガスシールオイルシールが直角に曲が
る箇所が少なくなる長所がある。
実施例4 第7図は実施例4の要部を示す分解斜視図である。実施
例1と同じ構成で、ロータ及びロータヘッドに必要な形
の穴(18)をあけられる例を示した。
実施例4のものでは、ロータの、軸に近い方に注入口(
19)を作り、ロータとロータヘッド内部を通ってロー
タの、軸から遠い方に排出口(20)を設けた穴(18
)をあけて冷却液を通した。冷却液は潤滑油を流用して
もよい、注入口と排出口が回る軌跡のハウジング側に同
心円状の溝(21)を2つ作ってこれらに外部から冷却
液の取り入れと吐き出しのパイプ(22)を通す、ロー
タ及びロータヘッドを内部から冷却できる長所がある。
実施例5 第8図は実施例5の要部を示す平面図である。
実施例5では歯車として大小の扇形を組み合わせたもの
を使用した。実施例1で使用した歯車と置き換えるとき
には歯車(5)、(6)の、径の大きい方の扇形の中心
角をロータヘッドの中心角と等しくし、かつ歯車(7)
、(8)の大小の扇形の中心角をそれぞれ90度とする
。そして軸(9)にそれらを回転方向に90度ずらして
取り付ける。あと、それぞれの径の長さはお互いにかみ
合う歯の数を等しく、軸間距離を一定にする条件を満た
す範囲内で自由に設定できる。
実施例6 第9図は実施例6の要部を示す平面図である。
実施例6では歯車として階段状に径が小さくなる軸間距
離を一定にする条件を満たす範囲内で自由に設計できる
。なお、ロータヘッドの中心角の最大値との関係は実施
例1の末尾に記したと同様である。
実施例7 第10図は実施例7を示す分解平面図である。
実施例7のものでは、歯車を90度ごとに頂点がある巴
形にして、同じ<90度ごとにロータヘッドを持つロー
タを使用し、吸気口、排気口、点火プラグあるいは燃料
噴射器を2組180度ごとに設けたハウジングと組み合
わせている。歯車(7)。
(8)は回転方向に45度ずらして軸(9)に取り付け
る。径方向の両側で同時に吸入圧縮爆発排気の各行程が
行なわれ、軸(9)を出力軸とすると、出力軸の45度
回転ごとに力の発生があるので回転が非常に滑らかにな
る。
実施例8 第11図は実施例8の要部を示す分解斜視図である。実
施例8のものでは、実施例1で示した構、成の、ハウジ
ングの両底のふた部分を切り取ってそれをロータに一体
化させ、そしてそのロータの、外部に露出した部分に冷
却ひれ(23)を設けた。ロータの回転に伴って冷却ひ
れが回転するので冷却に好都合である。ここではさらに
ロータの端にも、円筒であるハウジングに風を送るため
の冷却ひれな設けたのでロータ、ハウジングともに一緒
に冷却できる。
実施例9 第12図は実施例9の要部を示す斜視図である。
実施例9のものでは、実施例1で示した構成の、ハウジ
ングの両底のふた部分を切り取ってロータに一体化させ
たものに、冷却と重量軽減のための穴(18)をあけた
ものである。
実施例10 第13図は実施例10を示す組立斜視図である。
実施例10のものでは、実施例9で示したロータに直接
歯車(5)、(6)を取り付けた。そして歯車(7)、
(8)には歯車(5)、(6)の頂点の数及び歯の数の
主要ないので部品点数や製作工数が少なくて済む。
軸(1)、(2)を介さない分、頑丈でもある。
実施例11 第14図は実施例11の要部を示す分解斜視図である。
実施例11では、当発明に係るロータリ機関を2組連結
するのにロータ同士を軸を介さないで連結し、一つのハ
ウジング内に収めたものを示した。すなわち実施例1で
示した構成のロータを2組、軸を介さないで、隣り合う
ロータ同士は連結用小円II(24)を用いて、離れた
ロータ同士はロータヘッド同士を仕切り用大円盤(25
)を用いて、それぞれ連結し、それらを両底にふたのあ
る1つの大きな円筒形のハウジングに入れたものである
仕切り用大円盤には連結用小円盤を通すための穴をあけ
である。仕切り用大円盤を持つ組のロータの慣性質量と
均衡させるため、もう一方の組のロータの厚みを厚くし
た。ここでは吸気口、排気口、点火プラクは各2つ、ハ
ウジングの円筒部に取り付けた。
軸や歯車を介さないでロータ同士を連結しであるので、
当発明に係るロータリ機関を複数連結するのに全体を非
常にコンパクトに、頑丈にできる長所がある。
実施例12 第15図は実施例12の要部を示す分解斜視図である。
実施例12のものでは、実施例11で示したもののハウ
ジングの円筒部分を切り取って、ロータヘッド同士を仕
切り用大円盤で連結した方のロータに取り付けてロータ
の一部分とした。従って円筒の上ぶたと下ぶたの部分が
ハウジングとなりここに吸気口、排気口、点火プラグを
それぞれ設ける0円筒と一体にしたロータの慣性質量の
方が大きいのでこれにつながる軸を出力軸とした。
実施例13 第16図は実施例13の要部を示す分解斜視図である。
実施例13では、当発明に係るロータリ機関を2組連結
するのに1つの円筒の内側と外側とに2組のロータヘッ
ドを設置して1つのハウジング内に収めたものを示した
。すなわち大きな円)の片側平面上の同心円上に、同一
中心角のロータヘッドを2つずつ径方向の両側に取り付
けたロータと、それらのロータヘッドと同じ大きさ、位
置のロータヘッドに仕切り用円筒(26)と小円柱を取
り付けたロータとを、上ぶたと円筒とで成るハウジング
と組み合わせた。ここでは、外側の方が面積を広く取り
易いので外側の4つの作動室を2組の送風機とし、内側
の4つの作動室で吸入圧縮爆発排気のサイクルを行なう
ロータリ機関とした。
つまり外側の作動室のハウジングには点火プラグはなく
、180度ごとに2組の吸入口(27)と排出口(28
)を設けた。内側の、動力を得る方の吸気口、排気口、
点火プラグはハウジングの上ぶたに取り付けなければな
らない。
動力一体型の送風機がコンパクトにできる。
実施例14 第17図は実施例14の要部を示す分解斜視図である。
実施例14では、同一円周上に置いた2対の軸を用いて
当発明に係るロータリ機関を2組連結したものを示した
。すなわち円周の両側に、源から遠ざけるためこの空気
圧縮機を、歯車をはさんで動力を得る方のロータリ機関
の反対側に配置した。
軸とその中を通る軸を用いたのでは、他の軸や歯車を介
さないでこのように簡単な形で連結することはできない
動力と圧縮機を離すことができるので圧縮機の空気を無
用に加熱しない長所がある。
実施例15 第18図は実施例15を示す分解平面図である。
示した構成のロータ2組を連結し、同じ〈実施例1で示
した構成のハウジング2つにそれぞれ収めた。各ロータ
及び歯車の中心部はこの軸が相対的に揺動する範囲だけ
くりぬいである。*割りの程度は実はロータヘッドの中
心角をその中心角とする。ここでは2組のロータリ機関
のうちの1つを、点火プラグを除いて180度ごとに2
組の吸入口(27)と排出口(28)を設けた空気圧縮
機とした。熱点の数を各3つにして作動室を6つ作る。
うち4つで吸入圧縮爆発排気の4行程を行なわせ、残り
2つで吸入排出の2行程を行なわせた。この2行程を圧
縮機として使うことも当然できるが、ここではこの2つ
の行程を遊びの行程とし、空気を、負荷をかけずにただ
出入りさせてロータヘッドを直接外気にさらして冷却す
るものとした。
軸(9)を出力軸とすると出力軸の6分の1回転ごとに
出力が発生してしかも同時に動力の間欠なしにロータヘ
ッドを直接外気にさらして冷却できる長所がある。
実施例16 第19図は実施例16を示す分解平面図である。
実施例16のものでは、外部の動力を用いたロータリ空
気圧縮機とした。ロータヘッド及び歯車の頂点の数をそ
れぞれ1つだけにし、ロータは吸入口と排出口を各1つ
持つハウジングで完全に覆う形のものとした。
最も簡単な構造となる場合を示した。
(ト)発明の効果 この発明に係るロータリ機関によるときは、次の効果が
ある。すなわち、軸方向で見て偏りのないロータを、偏
心していない軸に取り付けるのでバランスを取るおもり
を全く必要としない、ロータヘッドを含めたロータの形
やその動く軌跡がごく単純で、従ってハウジングも非常
に簡単な形で済む、最も単純な形はただの円筒形でしが
も吸気弁、排気弁を必要としないので製作が非常に容易
である。ロータ、ロータヘッド及びハウジングがお互い
に面接触するので気密性が高い、このことと、ロータヘ
ッドの周方向の長さを自由に調整できることとで、燃料
噴射で爆発を起こすほどの高い圧縮比をたやすく得られ
る。こうすれば現時点では比較的安価な燃料を使用して
経済的に運転できる。
構成部品も、高圧縮を得られる機関としては非常に少な
い、しかも一定場所ではある行程だけが行なわれるので
部品点数も少なくて済む。
爆発力を回転力に変換する、あるいは回転力を圧縮力に
変換する機構もロータの回転面と出力軸のそれとが一致
する、すっきりした構造で、この点でも構成部品が少な
くて済む。
原動機としての動作を見てみると、吸入圧縮爆発排気の
4つの行程が同時に行なわれ、しかも最低でも出力軸の
4分の1回転ごとに力の発生があるので回転が非常に滑
らかである。
ロータの形や厚み、ロータヘッドの径方向及び周方向の
長さを変形歯車の設計と合わせて自由にできるので目的
に応じた特性を持った機関を作ることが簡単にできる。
しかもロータ同士を他の軸や歯車を介さないで直接連結
でき、内燃機関と流体圧縮機あるいは流体ポンプとを一
体にするなども自由なので、非常にコンパクトに、伝達
ロスの少ない複数ロータリ機関とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例1を示す分解斜視図、第2図
、第3図及び第4図はそれぞれこの発明の動作説明図、
第5図はこの発明の実施例2の要部を示す正面図、第6
図はこの発明の実施例3の要部を示す斜視図、第7図は
この発明の実施例4の要部を示す分解斜視図、第8図は
この発明の実施例5の要部を示す平面図、第9図はこの
発明の実施例6の要部を示す平面図、第10図はこの発
明の実施例7を示す分解平面図、第11図はこの発明の
実施例8の要部を示す分解斜視図、第12図はこの発明
の実施例9の要部を示す斜視図、第13図はこの発明の
実施例10を示す組立斜視図、第14図はこの発明の実
施例11の要部を示す分解斜視図、第15図はこの発明
の実施例12の要部を示す分解斜視図、第16図はこの
発明の実施例13の要部を示す分解斜視図、第17図は
この発明の実施例14の要部を示す分解斜視図、第18
図はこの発明の実施例15を示す分解平面図、第19図
はこの発明の実施例16を示す分解平面図である。 A・・・歯車(5)と(7)とのかみ合う作用点B・・
・歯車(6)と(8)とのかみ合う作用点(1)、(2
)・・・軸 (3)、(4)・−・ロータ (5) 、 (6) 、 (7) 、 (8)・・・変
形歯車(9)・・・軸 (10)、 (11)、 (12)、 (13)・・・
ロータヘッド(14)・・・ハウジング (15)・・・吸気口 (16)・・・排気口 (17)・・・点火プラグ (18)・・・穴 (19)・・・注入口 (20)・・・排出口 (21)・ (22)・ (23)・ (24)・ (25)・ (26)・ (27)・ (28)・ 同心円上の溝 パイプ 冷却ひれ 連結用小円盤 仕切り用大円盤 仕切り用円筒 吸入口 排出口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2組の変形歯車(5)、(6)、(7)、(8)を
    中心が同じ軸(1)、(2)と他の軸(9)に取り付け
    、軸(1)、(2)にロータヘッドを持ったロータ(3
    )、(4)をそれぞれ取り付けて、吸気口(15)、排
    気口(16)及び点火プラグ(17)あるいは燃料噴射
    器を備えたハウジング(14)と組み合わせたロータリ
    機関。 2、2組の変形歯車のそれぞれ片方を直接ロータ(3)
    、(4)に取り付けた請求項1記載のロータリ機関。 3、請求項1または請求項2記載のロータリ機関の一部
    または全部を流体圧縮機あるいは流体ポンプとしたロー
    タリ機関。
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