JPH0493929A - カメラの遠隔操作装置 - Google Patents

カメラの遠隔操作装置

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JPH0493929A
JPH0493929A JP20866790A JP20866790A JPH0493929A JP H0493929 A JPH0493929 A JP H0493929A JP 20866790 A JP20866790 A JP 20866790A JP 20866790 A JP20866790 A JP 20866790A JP H0493929 A JPH0493929 A JP H0493929A
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JP
Japan
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remote control
photographing
cpu
camera
subject
Prior art date
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Application number
JP20866790A
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English (en)
Inventor
Masataka Ide
昌孝 井出
Akira Inoue
晃 井上
Hitoshi Maeno
前野 均
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、カメラの遠隔操作装置、詳しくは、遠隔操作
によって撮影を行うことのできるカメラの遠隔操作装置
に関する。
[従来の技術] 遠隔操作により撮影を行うことができるカメラは、既に
一般にも知られている。例えば、本出願人が先に提案し
た特願平1−235293号のカメラは、遠隔操作信号
の入射角を検出する入射角検出手段と、撮影光学系の焦
点距離を検出する焦点検出手段と、上記入射角検出手段
と上記焦点距離検出手段との出力に基づき、撮影画角内
のリモコン送信器の位置を演算する演算手段とを有して
おり、更に撮影者自身も被写体となるセルフタイマ撮影
において、演算手段の出力より撮影画角内に撮影者が所
持する上記リモコン送信器が存在していないと判断され
たときに、ズーミングを行って撮影画角を拡大するか、
警告を発するかの処理を行う制御手段とを具備している
。そして、上記セルフタイマ撮影において被写体が画面
外に位置するときはシャツタレリーズを禁止するか、ま
たは、ズーミング動作によって被写体を画面内に位置せ
しめるようにしてシャツタレリーズを実施するものであ
った。
[発明が解決しようとする課題] 上記特願平1−235293号に提案したカメラでは、
その遠隔操作によるセルフタイマ撮影において、送信器
を所持する撮影者を撮影画面内に入れるようにコントロ
ールすることはできるものである。しかし、そのカメラ
がオートフォーカスカメラであった場合、撮影者に対し
てフォーカシングするようにしていないので、必ずしも
、撮影者にピントが合うとは限らない。
また、従来のオートフォーカスカメラの合焦方式を適用
した場合は、通常、多数の測距領域のうち最も近距離の
測距データに基づいてオートフォーカスを行うことが知
られており、撮影者である主要被写体よりも近距離に他
の被写体が存在する状況ではこの被写体にピントを合わ
せるので上記主要被写体は“ピンボケ”となってしまう
という不具合が生じることになる。
本発明の目的は、カメラの遠隔操作装置において、被写
体からの操作信号の入射角に基づいて、被写体の位置を
演算し、更に、複数の測距領域から上記被写体の位置す
る一つの領域を特定して、その測距領域に対して合焦せ
しめるようにしたので、遠隔操作信号の送信手段を所持
する被写体を確実に撮影画面内に入れると同時に、フォ
ーカシング動作が主要被写体である該被写体に対して行
われ、少なくとも該被写体がピント不良状態で撮影され
ることがなくなるなどの特徴を有するカメラの遠隔操作
装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のカメラの遠隔操作装置は、第1図に示されるよ
うに、赤外光を遠隔操作信号として送信する送信手段1
と、上記遠隔操作信号を受信する受信手段2と、上記遠
隔操作信号の、受信手段への入射角を測定する入射角検
出手段3と、撮影光学系の焦点距離を検出する焦点距離
検出手段4と、撮影画面内の複数の領域を測距可能な測
距手段6と、上記入射角検出手段3と上記焦点距離検出
手段4の出力により、撮影画面内の被写体の位置を演算
する位置演算手段5とを具備し、上記演算手段5の演算
結果に基づいて上記測距手段6の各測距領域の内の一つ
の領域を特定し、制御手段7によって該領域内の物体に
撮影レンズを合焦させることを特徴とする。
[作 用] このカメラで、遠隔操作による撮影者を主要被写体とす
るセルフタイマ撮影を行う場合、撮影者の所持する送信
手段1より発せられる赤外光遠隔操作信号の入射角が入
射角検出手段3により検出される。また、撮影光学系の
焦点距離が焦点距離検出手段4により検出される。そし
て、上記入射角と焦点距離が位置演算手段5に入力され
ると、同演算手段5で焦点距離から撮影画面に相当する
角度が演算され、この結果として、赤外光遠隔操作の入
射角とから被写体の画面上の位置を求めることができる
一方、測距手段6は撮影画面内の複数の測距領域におい
て測距しその結果を出力する。そして、制御手段7は位
置演算手段5の出力、即ち主要被写体である撮影者の撮
影画面内の位置と、複数の測距領域の位置を比較し、主
要被写体の位置に該当する測距領域を選択し、主要被写
体に対して撮影レンズの合焦動作を行い撮影を実行する
[実 施 例] 以下、図示の実施例により本発明を説明する。
第2図は、本発明の一実施例を示す遠隔操作装置を内蔵
するカメラのブロック系統図である。なお、本実施例の
カメラの遠隔操作においては、遠隔操作、即ち、リモー
トコントロール(以下、リモコンと称す)の撮影モード
に二つのモードを有しているものとする。即ち、そのう
ちの一つは、リモコンセルフタイマ撮影モードであって
、後述するリモコン送信部22からのリモコン信号を受
けて、その入射角に基づいて、測距・測光領域を選択し
、送信部22を所持する撮影者を主要被写体として画面
内に入れる遠隔撮影のモードである。
更に、他の一つはリモコン撮影モード、即ち、リモコン
送信部22を所持する撮影者を特に被写体としないよう
な遠隔撮影を行うモードとする。
第2図において、CPU26は、その内部に設けられた
ROMに記憶されたプログラムに基づいて、このカメラ
内の各構成要素を逐次シーケンシャル制御し、これによ
り周辺要素の制御を司る。
また、このCPU26はA/D変換回路を内蔵している
ので、アナログ電圧を入力すればその内部でA/D変換
して演算処理を行うことが可能である。更に、後述の入
射角検出手段と焦点距離検出手段の検出出力に基づいて
主要被写体の位置を演算する位置演算手段を内蔵してい
る。
測距手段であるAF測距部8は、被写体までの距離を赤
外光アクティブ方式で計測し、得られた被写体距離情報
をCPU26に転送する。この人F測距部8には、IR
ED(赤外発光ダイオード)とPSD (位置検出素子
)とをそれぞれ対向配置して構成された投受光器9,1
0.11が接続され、これらの各投受光器9,10.1
1により第3図に示す撮影画面中の3領域44a、44
b。
44cを測距する。上記各測距領域44a、44b。
44Cの右および左端位を示す定数り、in     
 n (n−a、b、c)はCPU26のROMに記憶されて
いる。なお、定数h およびi。は撮影面面45上にお
いて、その中心を原点0として、その原点を通り長辺方
向の軸をX軸とし、測距領域44a、44b、44cの
外周の右端および左端とX軸との交点の座標である。
従って、測距領域44a、44b、44cのX軸方向の
位置Xの範囲はそれぞれ次式で示される。
即ち、 h  >x>i     ・・・・・・・・・(1)H
a h  >x>i     ・・・・・・・・・(2)b
       b h  >x>i     ・・・・・・・・・(3)C となる。
次に、AE測光部12は、被写体輝度の測定を行うもの
であって、被写体輝度を測定するための受光素子13a
、13b、13c、13dを有している。そして、それ
らの受光素子は、第4図に示される撮影画面45上の測
光領域、50a。
50b、50c、50dに対して被写体輝度に応じた光
電流をAE測光部12に出力する。AE測光部12では
、この光電流を電圧信号に変換して上記CPU26に出
力する。CPU26では、その電圧信号をA/D変換し
た後、これを被写体輝度情報として露出演算や逆光状態
の判別を行う。
そして、上記測光領域50a〜50cの位置の範囲を示
す定数j  、  k  (n−a、  b、  c)
は、n 同様にCPU26のROMに記憶されている。
j 、k は撮影画面45上において、その中心n  
    n を原点Oとし、その原点を通り長辺方向の軸をXとした
ときの測光領域50a〜50cの外周右端および左端と
X軸との交点の座標を示す。そして、測光領域50a〜
50cのX軸方向の位置Xの範囲はそれぞれ次式で示さ
れる。即ち、 j  >x>k    ・・・・・・・・・(4)a 
        a j  >x>k    ・・・・・・・・・(5)b 
    b j  >x>k    ・・・・・・・・・(6)CC となる。但し、第4図に示されるように、各領域の境界
は共通であるので、値kaはj5と、値kbはj。とそ
れぞれ等しいので代替して示すこともできる。
モータ駆動部14は、フィルム給送用巻上モータ15(
Mw)、  レンズ駆動並びにシャッタ駆動用レンズモ
ータ16(ML)、およびズームモータ18(M7)を
それぞれ駆動する。上記レンズモータ16とズームモー
タ18の回転位置は、エンコーダ17と焦点距離検出手
段であるエンコーダ19によりそれぞれ検出されてCP
U26に供給される。
E2FROM20は、不揮発性の記憶素子で、距離デー
タをレンズ位置データに変換する際のレンズ位置の機械
的なバラツキ等により発生する誤差を、生産時に補正す
るための調整データが記憶されている。
ストロボ21は、CPU26の信号によりその充電を開
始する。そして、充電が終了するとCPU26は、充電
ストップ信号をストロボ21に出力する。
送信手段である遠隔操作、即ち、リモコン送信部22は
、上記リモコン撮影時に撮影者によって所持され、カメ
ラ側に設けられている受信手段のリモコン受信部23に
対してリモコン撮影のための赤外光リモコン信号を発光
するものである。
送信部22の構成は、第5図のブロック構成図に示され
るように、ロジック回路27と送信素子であるリモコン
信号用赤外光LED29およびそのドライバ28、更に
、リモコン信号送信用スイッチのSWI  セルフタイ
マ撮影モード設定用スイッチのSW2により構成される
。一方、リモコン受信部23は、第6図に示されるよう
に、上記送信部22からのリモコン信号光の入射角に応
じて光電流i、、I2を出力するPSD (位置検出素
子)32と、電流/電圧変換用1−V変換回路33a、
33bと、バンドパスフィルタ34a34bと加算回路
35と、減算回路36と、その出力がCPU26のA/
D変換回路に伝達される比演算回路37と、その出力が
CPU26に出力される波形整形回路38とによって構
成されている。なお、第2図に示されるLED40はC
PU26によって制御され、上記リモコン信号が受信部
23に受信された状況を表示するものである。
上記リモコンの送受信部22.23における赤外光リモ
コン信号のカメラへの入射角θ0を算出する原理および
光電流から入射角θ。に関する比出力りを求める演算式
について説明する。
リモコン送信部22から送信された赤外光リモコン信号
が受信部23の受光レンズ41を介して、PSD32に
入射すると、PSD32から光電流1、、I2が出力さ
れる。第7図に示されるように、受光レンズ41の光軸
とPSD32の中心とを一致させて原点としたときの入
射光の重心位置をxSPSD32の有効全長をtとする
と、PSD32で発生し分流する光電流11とI2の比
は次のようになる。
11: I2− ((t/2) 十x)  :  ((
t/2)−x)従って、総電流、即ち両光電流の和(1
,+12)と、両光電流の差(1,−I2)の比出力り
は、受光レンズ41の焦点距離をf1人射光の入射角を
θ。とすると、次のように表せる。
D−(1−r  )/(11−+12)・・・・・・(
7)一2x/l = 2 f tanθo/1     ・・・・・・・
・・(8)従って、光電流■1と12の比出力りを求め
れば、上記(8)式に基づいて入射角θ。を算出するこ
とができる。
第6図の受信部23に示されるように、上記光電流11
.I2は、r−v変換回路83a、 asbにて電圧信
号に変換される。上記電圧信号に含まれる背景光や商用
周波数ノイズ光の成分をノ1イバスフィルタ34a、3
4bで除去し、リモコン信号光電圧成分のみを検出する
。このリモコン信号光成分は、加算回路35と減算回路
36によりそれぞれ和(1+1  )と差(1,−I2
)が出力され、さらに比演算回路37により前述の和と
差の比出力りが演算される((7)式参照)。比演算回
路37の比出力りは、CPU26に内蔵されているA/
D変換回路によりA/D変換された後、前記(8)式に
より演算されて赤外光リモコン信号の入射角θ。が求め
られる。一方、上記加算回路35の出力は、波形整形回
路38に入力されて波形整形された後CPU26に入力
される。
また、上記送信部22によりリモコンセルフタイマ撮影
モード、あるいは、セルフタイマ撮影ではないリモコン
撮影モードを設定し、それらの撮影モードに基づいたリ
モコン信号が受信部23に発信される。即ち、リモコン
セルフタイマ撮影のためには、送信部22のモード設定
スイッチSW2をオフにした状態で、リモコン信号送信
用スイッチSW1をオンとすると、リモコン送信信号に
よる距離データに基づくオートフォーカスを含む撮影実
行モード信号が入力される。これによって、ロジック回
路27は、第8図(A)に示す時間間隔T のパルス信
号P およびP2と、同パルス信号P から時間間隔I
2後のパルス信号P3とをドライバ28に出力し、赤外
光LED29よりノくルス信号P1.P2.P3と同様
の赤外光パルス送信信号を発光する。
また、セルフタイマ撮影ではないリモコン撮影のために
は、送信部22のスイッチSW2をオンに設定した状態
でスイッチSWIをオンにすると、リモコンセルフタイ
マ撮影モードが解除され、AF測距部8の測距データに
基づくオートフォーカスを含む撮影実行モード信号が入
力される。これによってロジック回路27は、第8図(
B)に示す時間間隔T のパルス信号P およびP5を
ドライバ28に出力し、赤外光LED29よりパルス信
号p4.p5と同様の赤外光パルス送信信号を発光する
以上のように構成された本実施例のカメラの遠隔操作動
作を次に説明する。
先ず、リモコン操作によるセルフタイマ撮影を行うとき
のカメラ動作から説明する。撮影者は、ある遠隔の距離
位置よりリモコン送信部22(第7図参照)のリモコン
によるセルフタイマ撮影モード設定用スイッチSW2を
オフに設定した状態でリモコン信号送信用スイッチSW
Iをオンにして、リモコン送信信号をカメラ側の受信部
23のPSD32に向けて送信する。その動作により赤
外光LED29より第8図(A)に示す時間間隔T と
T の赤外光パルスp1.p2.p8が発光される。こ
の赤外光パルスP1.P2.P3がPSD32に入射さ
れると、その入射光重心位置に応じた光電流I、1  
が発生する。この光電流11.12は、I−V変換回路
33 a、  33 bsバイパスフィルタ34a、3
4b、加算回路35を介して波形整形回路43に入力さ
れ、波形整形されてCPU26に供給される。
CPU26は、上記パルス入力の最初のパルスP1を検
出すると、内蔵しているカウンタの計時をスタートさせ
る。次に、CPU26に2発目のパルスP2が入力され
ると、上記内蔵カウンタの計時をストップさせ、最初の
パルスP’t、から2発目のパルスP2までの時間間隔
を測定する。この最初のパルスから2発目のパルスまで
の時間間隔が上記間隔Ttと一致すればリモコンセルフ
タイマ撮影指示の信号、T3と一致すればセルフタイマ
撮影ではないリモコン信号、あるいは、それ以外であれ
ばノイズであると、それぞれ判断する。
この結果、T1と一致し、リモコンセルフタイマ撮影の
ための信号と判断したCPU26は、2発目のパルス人
力P から時間間隔T2 (第8図(A)参照)経過後
に内蔵しているA/D変換回路を作動させ、赤外光パル
スP3の信号を処理して得られた比演算回路37の出力
りを読み込む。
この比演算回路の比出力りについて説明すると、上記赤
外光パルスP3がPSD32に入射して光電流It、I
2に変換され、更に、I−V変換回路33a、33b、
 バイパスフィルタ34a。
34bを経て加算回路35によって総光電流と等価な電
圧に変換され、同時に、減算回路36により光電流の差
と等価な電圧信号が発生され、上記総光電流に等価な電
圧信号と共に比演算回路37に入力され、両者の比出力 り箇(I  −1)/(1,+I2) に相当する電圧信号として得られる。この比電圧信号り
は、前述のようにCPU26のA/D変換回路に入力さ
れ、A/D変換される。CPU26は、この比電圧信号
りから前述の入射角を算出する原理に基づいて赤外光パ
ルスP3の入射角θ0を算出することができる((8)
式参照)。
第9図は、上記リモコンセルフタイマ撮影時の撮影光学
系と被写体の関係等を示す光学配置図である。同図にお
いて、撮影光学系43の焦点距離がflのときに被写体
24より前記リモコン送信信号が発せられ、その結果、
入射角θ。が得られる。また、CPU26はエンコーダ
19の出力により撮影光学系43の焦点距離f1を読み
とることができる。
撮影光学系43の光軸を原点とすると、被写体24がフ
ィルム感光面42上に投影する位置x1は、 X l −f 1 tanθ0 で与えられる。なお、ここで、上記被写体24の位置x
1がフィルム感光面42から食み出すような状態になっ
た場合、CPU26は、モータ駆動部14を介してズー
ムモータ18を駆動し、撮影レンズの焦点距離f1を修
正し、被写体24が撮影画面内に入るようにコントロー
ルする。
また、撮影画面45(第10図参照)とフィルム感光面
42(第9図参照)は等価であるから、被写体24の撮
影画面45上の位置X2は、撮影画面の長辺をd1フィ
ルム感光面の長辺をgとすると、次式で与えられる。
そして、これらの演算はCPU26で行われる。
次に、AF測距部8は、CPU26の指令により測距を
行い、測距領域44a、44b、44cにそれぞれ対応
した測距データをCPU26に転送する。CPU26は
この測距データを受信後、被写体24の撮影画面45上
の前記位置x2と測距領域44a、44b、44cの位
置との比較を行う。
例えば、第10図に示すように、位置x2が測距領域4
4a内に存在するような場合、即ち、前記(1)式にお
いてXにX2を代入した次式を満足する。
h、〉X2〉ia 従って、測距領域44aと被写体24との位置は一致す
ると見做され、測距領域44aの測距データが被写体2
4の距離情報として有効であるとCPU26は判断する
次にCPU26はAE測光部12に測光を実行させ、A
E測光部12はCPU26に対して測光領域50g、5
0b、50c (第10図参照)にそれぞれ対応した測
光出力電圧を出力する。CPU26は測光出力電圧をA
/D変換後、前述した被写体24の撮影画面45上の位
置x2と測光領域50a〜50cの位置を比較する。例
えば、前述の場合と同様第10図に示すように、位置x
2が測光領域5Oa内に存在する場合、即ち、前述の(
4)式においてXにX2を代入した次式を満足する。
ja>X2〉k。
従って、被写体24と測光領域50gとの位置は一致し
ていると見做され、測光領域50aの測光データが被写
体24の輝度情報として有効であるとCPU26は判断
する。
次に、CPU26はモータ駆動部14を介してレンズモ
ータ16を駆動し測距領域44aの測距データに基づい
て、撮影光学系43の撮影レンズを合焦位置まで駆動す
る。続いて、CPU26は測光領域50aに対応する測
光値に基づいた露出演算を行い、シャッタ制御を行い露
出を実行する。
更に、ワインドモータ16を駆動してフィルムの駒送り
が行われて一連のシーケンスを終了する。
なお、被写体24の位置X2と測距領域44b。
44cの位置関係が、それぞれ次式 3式% 等を満足すれば、測距領域44b、44cの測距データ
に基づいて撮影レンズの位置制御を行うのは勿論である
。また、被写体24の位置x2と測光領域50b、50
cの位置関係は次式3式% 等を満足する場合は、それぞれ測光領域50b。
50cの測光値に基づいた露出演算及び露出制御を実行
することになる。
次に、リモコンセルフタイマ撮影ではないリモフン撮影
動作について説明する。
撮影者は送信部22のスイッチSW2をオンとし、リモ
コンセルフタイマ撮影モードを解除し、リモコン撮影モ
ードとする。そして、スイッチSWIをオンとし、赤外
光のリモコン信号を受信部23に向けて送信するが、そ
のときの赤外光LED29は第8図(B)に示される時
間間隔T3の赤外光パルスp4.p5を発光する。そし
て、その赤外光パルスP およびP5は受信部23のP
SD32に入射し、光電流If、12に変換される。そ
して、I−V変換回路33a、33b。
バイパスフィルタ34a、34bを経て加算回路35に
入力され総光電流と等価な電圧信号に変換されて波形整
形回路38に入力される。この電圧信号は波形整形回路
38で波形整形された後、CPU26に入力される。そ
して、CPU26は波形整形された1回目の光パルスP
4によるパルス入力を検出すると内蔵しているカウンタ
の計時をスタートさせる。2回目のパルスP5が入力さ
れると上記カウンタの計時をストップさせて最初のパル
スから2回目のパルスまでの時間間隔を測定する。この
時間間隔が時間T3と一致すれば、CPU26は上記リ
モコン撮影モードによるリモコン信号を受信したと判断
する。この場合、CPU26は、送信部22のリモコン
信号の入射角θ0のデータは参照せず、通常撮影モード
のアルゴリズムに従って、複数の測距領域に対応する測
距データの選択と複数の測光領域に対応する測光データ
の選択や重みづけを行い、その結果に基づいて撮影レン
ズの位置制御、露出の制御を実行し、−連のシーケンス
を終了する。
このように撮影者以外を被写体としてリモコン撮影を行
う場合は、リモコンセルフタイマ撮影モードを解除する
ことにより送信部22を所持する撮影者の位置に関係な
くリモコン撮影を行うことができる。
また、前述したようにリモコンセルフタイマ撮影の場合
は、送信部22を所持する撮影者の被写体24からのリ
モコン送信信号に基づいて上記セルフタイマモードであ
ることを確認し、更に、撮影者の位置をも検出して、フ
ォーカシングおよび露出制御を実行する。従って、本実
施例のカメラのリモコンセルフタイマ撮影によると、主
要被写体となる撮影者が撮影画面内に収まらなかったと
か、撮影者が「ピンボケ」状態になったとか、あるいは
露出制御において主要被写体の位置しない測光領域を選
択あるいは大きな重みづけを与えてしまい、撮影者に対
する露光条件が適切でなかった等の不具合の発生が避け
られる。
[発明の効果コ 以上述べたように、カメラの遠隔操作装置において、被
写体からの操作信号の入射角に基づいて、被写体の位置
を演算し、更に、複数の測距領域から上記被写体の位置
する一つの領域を特定して、その測距領域に対して合焦
せしめるようにしたので、本発明によれば、撮影者自身
が主要被写体となる遠隔操作撮影において、送信器を所
持する撮影者の位置に基づいて測距領域を選択し、それ
に対応する測距データに基づいたAFを行うので、主要
被写体がピンボケになってしまうような失敗を防止する
ことができるなど顕著な効果を有するカメラの遠隔操作
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカメラの遠隔操作装置の概念図、 第2図は、本発明の一実施例を示す遠隔操作装置を内蔵
するカメラのブロック構成図、第3図は、上記第2図の
カメラの測距領域を示す図、 第4図は、上記第2図のカメラの測光領域を示す図、 第5図は、上記第2図のカメラに用いられる送信部のブ
ロック構成図、 第6図は、上記第2図のカメラに用いられる受信部のブ
ロック構成図、 第7図は、上記第2図のカメラの送受信部における赤外
光のリモコン信号の入射状態を示す図、第8図(A) 
、 (B)は、それぞれ上記第2図のカメラの送信部に
おけるリモコン送信パルスのタイムチャートを示し、第
8図(A)はリモコンセルフタイマ撮影モード時の送信
パルス、また、第8図(B)はリモコン撮影モード時の
送信パルスのタイムチャート、 第9図は、上記第2図のカメラのリモコンセルフタイマ
撮影時の撮影光学系と被写体の位置関係を示す光学配置
図、 !10図は、上記第2図のカメラのリモコンセルフタイ
マ撮影時の撮影画面上の測距・測光領域と被写体の位置
を示す図である。 19・・・・・・・・・エンコーダ(焦点距離検出手段
)22・・・・・・・・・リモコン送信部(送信手段)
23・・・・・・・・・リモコン受光部(受信手段)2
6・・・・・・・・・CPU (位置演算手段)8・・
・・・・・・・・・・AF測距部(測距手段)9.10
.11・・・・・・投受光器(測距手段)32・・・・
・・・・・PSD (入射角検出手段)馬 第3円 第4目 第2 凹

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)赤外光を遠隔操作信号として送信する送信手段と
    、 上記遠隔操作信号を受信する受信手段と、 上記遠隔操作信号の、受信手段への入射角を測定する入
    射角検出手段と、 撮影光学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、 撮影画面内の複数の領域を測距可能な測距手段と、 上記入射角検出手段と上記焦点距離検出手段の出力によ
    り、撮影画面内の被写体の位置を演算する位置演算手段
    と、 を具備し、上記演算手段の演算結果に基づいて上記測距
    手段の各測距領域の内の一つの領域を特定し、該領域内
    の物体に撮影レンズを合焦させることを特徴とするカメ
    ラの遠隔操作装置。
JP20866790A 1990-08-06 1990-08-06 カメラの遠隔操作装置 Pending JPH0493929A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI422959B (zh) * 2008-03-31 2014-01-11 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 攝影儀器
TWI424258B (zh) * 2008-03-31 2014-01-21 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 攝影儀器
TWI424256B (zh) * 2008-03-31 2014-01-21 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 攝影儀器
TWI424257B (zh) * 2008-03-31 2014-01-21 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 攝影儀器
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