JPH049298Y2 - - Google Patents

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JPH049298Y2
JPH049298Y2 JP1986169880U JP16988086U JPH049298Y2 JP H049298 Y2 JPH049298 Y2 JP H049298Y2 JP 1986169880 U JP1986169880 U JP 1986169880U JP 16988086 U JP16988086 U JP 16988086U JP H049298 Y2 JPH049298 Y2 JP H049298Y2
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folding
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piece
locking
space
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JP1986169880U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、半組立て状態での積み重ねが可能
で、この半組立て状態からの組立てが容易となる
包装箱に関する。
(従来の技術) 従来、底板に連結されたすべての側板を折り立
てることで組立てられるこの種の包装用箱には
種々のものがあり、例えば、実開昭58−21510号
公報には、側板相互をコーナー部において相互に
ロツクすることにより箱胴部を構成し、側板相互
のコーナー部は、一方の側板にスリツトを形成す
ると共に他方の側板にフラツプを連成し、このフ
ラツプをスリツトに挿入することでロツクされ
て、箱が組立てられるように形成した組立式紙箱
が開示されている。
また、実公昭38−20066号公報には、紙底の左
右に切片を有する脇紙を折線により構成し得るご
とくし、上下に折線を介して折紙を有する脇紙を
折線によつて構成し得るごとくし、該折線に切込
をつけ、折紙に突片を設け、切片に折線を設け、
脇紙を紙底に対し直角に立て、切片を紙底と折紙
と脇紙で包むごとく突片を切線に挿込んでなる陳
列用紙箱の構造が開示されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前述の組立式紙箱は、通常各側板を
折り立てておかずに展開状態のまま積み重ねられ
て保管されている。なぜなら、包装用箱を組立て
て積み重ねた場合、包装用箱内に他の包装用箱が
入らず、非常に嵩張つて、効率良く保管できず、
保管スペース等を有効に利用できない難点があつ
たためである。そのため、例えば、商店等に於い
て商品を包装する場合、展開状態のものから各側
板を折り立て、更に、側板相互のコーナー部をロ
ツクすることで(フラツプをスリツトに挿入して
ロツクする)包装用箱を組立てなければならず、
この組立てが意外に面倒で、組立てに時間がかか
る等の難点があつた。
また、前述の陳列用紙箱の構造は、切片を折紙
と脇紙の間に挿入し、その挿入状態の違いによつ
て三様の形態の箱にして使用できるようにしてあ
るが、切片を折紙と脇紙の間に単に挿入してある
だけなので、適宜外力等によつて切片が折紙と脇
紙の間から用意に抜けたり、ズレたりする虞れが
あり、特に普通の直方体の箱として使用する場
合、適宜外力等によつて、この形が崩れ易く、こ
の形が維持し難い等の難点があつた。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消
し、嵩張ることなく積み重ねでき、しかも、その
組立てが極めて容易に行え、また、組立てられた
包装用箱の形が適宜外力等によつて簡単に崩れて
しまうことのないような包装用箱の提供を目的と
して案出されたもので、具体的には、左右の側板
2と、この左右の側板2上端縁に折目線21を介
して連設される折込板3とで折込空間が構成さ
れ、前後の側板5の両側端縁に折目線24を介し
て連設される折込板6を前記折込空間に強制挿入
して、左右の側板2及び前後の側板5の底板1に
対する直立状態が維持されるよう構成した包装用
箱Aとする。
そして、折込板6を、一次折込片6aと、この
一次折込片6aに折目線25を介して連設される
二次折込片6bとで構成する。それから、折込空
間に一次折込片6aまでが強制挿入されたとき
に、左右の側板2及び前後の側板5が、底板1に
対して外方に拡開するような傾斜状態となると共
に、この傾斜状態が維持されるよう構成する。更
に、折込空間に二次折込片6bまでが強制挿入さ
れたときに、左右の側板2及び前後の側板5が底
板1に対して直立状態に維持されるよう構成す
る。
また、前記一次折込片6aに係止突片6cを突
設すると共に、折込板3の一部を利用して係止切
欠11を備えた係止片10を折込空間に設け、折
込空間に二次折込片6bまでが強制挿入されたと
きに、係止突片6cが係止片10の係止切欠11
に係止されるよう構成する手段を採用した。
(作用) しかして、本考案の包装用箱Aは、折込板6の
一次折込片6aまでが左右の側板2と折返板3と
の間の折込空間に挿入された半組立て状態にある
とき、左右の側板2及び前後の側板5夫々は、底
板1に対して外方に拡開するような傾斜状態とな
り、包装用箱A夫々の積み重ねが行えるようにな
る。
また、折込板6の二次折込片6bまでが折込空
間に挿入された組立て状態にあるとき、左右の側
板2及び前後の側板5夫々は、底板1に対して直
立状態となる。しかも、この時、一次折込片6a
の係止突片6cが係止片10の係止切欠11に係
止されて、折込空間から折込板6が抜けたり、ズ
レたりし難くなると共に、折込板6の二次折込片
6bまでが折込空間に挿入された組立て状態が確
実に維持されるようになる。
(実施例) 以下、本考案を図示例について説明する。
図中Aは、本考案の包装用箱を示し、この包装
用箱Aは、矩形状に形成された底板1の一対の長
辺に折目線20を介して左右の矩形状側板2を
夫々連設し、底板1の一対の短辺に折目線23を
介して前後の矩形状側板5を夫々連設し、これら
左右の側板2及び前後の側板5夫々を折り立てる
ことにより、上部が開放された矩形容器状に形成
されるものである。
そして、底板1の一対の長辺に連設される左右
の側板2の上端縁には折目線21を介して矩形状
折返板3が夫々連設され、この折返板3の下端縁
には折目線22を介して矩形状糊代片4が夫々連
設されており、左右の側板2は折目線20を介し
て折り立てられ、折返板3は折目線21を介して
左右の側板2内面がわに折り返され、糊代片4は
底板1上面に接着されて、左右の側板2と折返板
3との間に折込空間が構成される。更に、折返板
3の所定位置には、その上端縁に連続する略溝形
状の切込線12を夫々設けて、左右の側板2内面
がわに接着される略台形状の係止片10を折返板
3の一部で構成する。しかも、この係止片10に
は略三角形状の係止切欠11を切欠しておく。
また、底板1の一対の短辺に連設される前後の
側板5の両側端縁には、左右の側板2と折返板3
との間の折込空間に強制挿入される折込板6が折
目線24を介して夫々連設されている。そして、
この折込板6は、側板5の両側端縁に折目線24
を介して連設される略逆三角形状の二次折込片6
bと、この二次折込片6bの傾斜端縁に折目線2
5を介して連設される一次折込片6aとで構成さ
れており、一次折込片6aには、前記係止片10
の係止切欠11に係止可能となる略三角形状の係
止突片6cが突設されている。
すなわち、一次折込片6aまでが前記折込空間
に強制挿入された状態(半組立て状態)にあると
きは、左右の側板2及び前後の側板5夫々が底板
1に対して外がわに拡開した所定傾斜状態で保持
されるように形成され、また、二次折込片6bま
でが折込空間に強制挿入された状態(組立て状
態)にあるときは、左右の側板2及び前後の側板
5夫々が底板1に対して直立状態で保持されると
共に、折込板6の係止突片6cが係止片10の係
止切欠11に係止されて、この直立状態が確実に
維持されるように形成されている。
尚、包装用箱Aの具体的構成、形状、寸法、材
質等は図示例等に限定されることなく適宜自由に
設定できるもので、例えば、図示例は省略した
が、左右の側板2及び前後の側板5に適宜蓋板を
連設して蓋付の包装用箱Aとしても良いし、箱本
体と蓋体とを別体とした場合、箱本体は勿論のこ
と蓋体自体も本考案の如き構成とすることもでき
る。
ところで、左右の側板2及び前後の側板5に於
ける折込板6の連設状態(配置状態)も図示例等
に限定されることなく適宜自由に設定できる。例
えば、左右の側板2及び前後の側板5の一方の側
端縁に折込板6を夫々連設し、他方の側端縁に折
込空間を夫々設けるようにすることもかまわない
(図示せず)。
また、左右の側板2と折返板3とによる折込空
間の構成は、図示例の如く糊代片4の底板1上面
への接着によつて行われるだけでなく、その他適
宜手段を採用できる。例えば、糊代片4を設けず
に左右の側板2と折返板3とをその中央部分で直
に接着するようにして折込空間が構成できるよう
にしてもかまわない(図示せず)。
係止突片6cと係止片10の係止切欠11との
具体的係止手段及びその形状等も適宜自由に設定
でき、例えば、第2図に示す如く、係止突片6c
と係止切欠11とが係止状態にあるとき、係止片
10の下端縁と一次折込片6aの上端縁とが合致
して係止されるように構成し、左右の側板2及び
前後の側板5の直立状態の維持が一層確実に図れ
るようにしても良い。
尚、一次折込片6aが折込空間に挿入されてい
る状態(半組立て状態)とするには、例えば、左
右の側板2を折り立て、折返板3を左右の側板2
内面がわに折り返し、糊代片4を底板1上面に接
着して、左右の側板2と折返板3との間に折込空
間を構成した後、この折込空間に一次折込片6a
を挿入する。或いは、左右の側板2と折返板3と
の間に予め一次折込片6aを介装せしめておいて
から糊代片4を底板1上面に接着しても良い。こ
のとき、一次折込片6aが折込空間から抜脱され
る向きに移動しようとすると、係止突片6cが折
返板3の切込線12部分に係止して、一次折込片
6aの折込空間からの抜脱が阻止されるように構
成しても良い。
本考案は前述の如く構成されており、次にその
使用について説明すると、先ず、左右の側板2及
び前後の側板5を折り立て、折込空間に一次折込
片6aまでを強制挿入せしめて包装用箱Aを半組
立て状態とする(第1図参照)。そして、この半
組立て状態の包装用箱Aを多数積み重ねて保管し
ておく(第4図参照)。また、その使用時には、
積み重ねてある半組立て状態の包装用箱Aを上か
ら取り、折込空間に二次折込片6bまでを強制挿
入せしめると共に、係止突片6cを係止切欠11
に係止せしめることで左右の側板2及び前後の側
板5が直立状態となつて包装用箱Aが組立てられ
る。
(考案の効果) 従つて、本考案の包装用箱Aによれば、 折込空間に一次折込片6aまでを挿入せしめた
半組立て状態にするだけで、左右の側板2及び前
後の側板5夫々を、底板1に対して外方に拡開す
るような傾斜状態にでき、複数の包装用箱Aを嵩
張ることなく安定的に積み重ねでき、多数の包装
用箱Aの保管等が容易となると共に、保管スペー
スを無駄なく有効に利用できるようになる。しか
も、この半組立て状態から、更に、二次折込片6
bまでを折込空間に挿入するだけで組立て状態の
包装用箱Aを極めて迅速に且つ容易に完成できる
ようになり、この種の包装用箱Aにあつては、非
常に有益なものとなる。
特に、一次折込片6aに係止突片6cを突設す
ると共に、折返板3の一部を利用して係止切欠1
1を備えた係止片10を折込空間に設け、折込空
間に二次折込片6bまでが強制挿入されたとき
に、係止突片6cが係止片10の係止切欠11に
係止されるよう構成したので、一旦組立てられた
包装用箱Aは、係止突片6cが係止切欠11に係
止して、折込空間内での折込板6の移動(折込空
間から折込板6が抜けたり、ズレたりすること)
を確実に阻止できるようになり、包装用箱Aに適
宜外力等が加えられたとしても、包装用箱Aの形
が簡単に崩れたりせず、左右の側板2及び前後の
側板5の直立状態を確実に維持でき、しかも、組
立状態の包装用箱A自体も非常に堅牢となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を例示するもので、第1図は斜視
図、第2図は要部の一部切欠縦断面図、第3図は
展開図、第4図は積重状態の縦断面図である。 A……包装用箱、1……底板、2……側板、3
……折返板、4……糊代片、5……側板、6……
折込板、6a……一次折込片、6b……二次折込
片、6c……係止突片、10……係止片、11…
…係止切欠、12……切込線、20……折目線、
21……折目線、22……折目線、23……折目
線、24……折目線、25……折目線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右の側板と、この左右の側板上端縁に折目線
    を介して連設される折返板とで折込空間が構成さ
    れ、前後の側板の両側端縁に折目線を介して連設
    される折込板を前記折込空間に強制挿入して、左
    右の側板及び前後の側板の底板に対する直立状態
    が維持されるよう構成した包装用箱であつて、折
    込板を、一次折込片と、この一次折込片に折目線
    を介して連設される二次折込片とで構成し、折込
    空間に一次折込片までが強制挿入されたときに、
    左右の側板及び前後の側板が、底板に対して外方
    に拡開するような傾斜状態となると共に、この傾
    斜状態が維持されるよう構成し、折込空間に二次
    折込片までが強制挿入されたときに、左右の側板
    及び前後の側板が底板に対して直立状態に維持さ
    れるよう構成し、前記一次折込片に係止突片を突
    設すると共に、折返板の一部を利用して係止切欠
    を備えた係止片を折込空間に設け、折込空間に二
    次折込片までが強制挿入されたときに、係止突片
    が係止片の係止切欠に係止されるよう構成したこ
    とを特徴とする包装用箱。
JP1986169880U 1986-11-05 1986-11-05 Expired JPH049298Y2 (ja)

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JPS6374419U JPS6374419U (ja) 1988-05-18
JPH049298Y2 true JPH049298Y2 (ja) 1992-03-09

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ID=31104091

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