JPH049214A - 圧延ラインの総合診断システム - Google Patents

圧延ラインの総合診断システム

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JPH049214A
JPH049214A JP2107895A JP10789590A JPH049214A JP H049214 A JPH049214 A JP H049214A JP 2107895 A JP2107895 A JP 2107895A JP 10789590 A JP10789590 A JP 10789590A JP H049214 A JPH049214 A JP H049214A
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Yoshiteru Kurata
蔵田 喜輝
Hiroshi Yoshimi
吉見 洋
Kenji Maekawa
健二 前川
Taisuke Fujii
藤井 岱輔
Toshiaki Fuchinami
渕波 敏明
Tadaharu Onishi
忠治 大西
Minoru Yoneda
米田 年
Yasuto Ago
吾郷 康人
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    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分前) 本発明は、熱間圧延設備或いは冷間圧延設備における設
備診断及び操業診断とを機能的に組み合わせた知識ベー
スに基づいて当該圧延設備における操業−設備の異常を
総合的に診断するシステムに係る。
(従来の技術) 一般に圧延の安定化に対する従来の方式は、例えば冷間
圧延機においては出側コイルt11位に、コイル内プロ
セスデータ万の代表値(瞬時値、平均値等)を採取保存
し、必要に応してデータ角イ析を実施したり、あるいは
異常発生時−時的にセンサー等を取付はデータ採取・F
後解析をするといったデータ収集、解析方法が主であり
、圧延現象設備点検に対する正常/異常の判断は操作オ
ペレータや設備メンテナンス員の経験的判断に大きく依
存している。
このような従来方式においては、 ■異常状態に対する迅速且つ適切な対応が困難■全デー
タの把握やデータ間のミクロ的比較か難しく、総合判断
が困難 ■各部署に設備運転の熟練者が必要 ■慢性的、突発的、長期的に発生する異常に対し、原因
解析対策の実施か困難 等の問題点があった。
近時、コンピューターの導入やマイナーな自動制御技術
が採用されて来ている。すなわち圧延設備面では個々の
設備診断技術、例えば歯車異常診断や、振動診断等か開
発され、これらが圧延設備にも導入されてそれなりの効
果をあげている。
また、圧延工場に適用できる診断方式として、例えば特
公昭61−42300号公報、[材料とプロセスJ V
OL、 2. No、2.475P(1989)に開示
されている方式がある。しかしながら、これらの従来の
診断方式は、設備に対しては、設備が機能するため予め
設定された特定のスペックに対する診断が行われるのみ
であり、また圧延操業(プロセス)に対しては、せいぜ
い圧延材の厚みデータの解析のみであって、圧延設備と
操業とを機能的に連結した診断方式となっていない。
そのため、圧延における設置と操業状態とを総合的に判
断した診断は得られず、顕在する問題か以後の圧延操業
に如何なる影響を与えるかをi′F確に予知することは
不可能であった。
(発明力(jllゼオべき課題) 本発明は、熱間圧延設備或いは冷間圧延設備におけるス
トリップの板厚精度や1じ状精度等に関する操業診断や
、圧延設備の駆動系や電気系等についての設備診断を行
うとともに、これらの診断て異常が検出されたときは、
予め蓄積した設備診断と操業診断とを機能的に組み合わ
せた知識ヘースに基づいて、その異常原因を推定し、か
つ適切なアクションガイダンスを得ることを目的とした
圧延設備における操業−設備を総合的に診断するシステ
ムを提供するものである。
(課題を解決するだめの手段) 本発明は前記目的を達成するために、次の各構成を要旨
とするものである。すなわち (1)  圧延機に、製品及び圧延中の材料の板厚等の
品質を検出するセンサーと、設備の故障、作動特性等を
検出するセンサーを設置して、このセンサーの出力又は
このセンサー出力の一次的信号処理を行う信号処理部か
らの出力(センサー出力)を入力して、設備状態の診断
を竹う設備診断部と、このセンサー出力及び設備診断部
の出力を入力して操業状態全体の診断を行う操業診断部
とを有し、 この設備診断部は、設備故障の検出、振動等の特性の傾
向解析、入力・出力解析等の一つまたはそれ以上の解析
を行う機能を有し、操業診断部の品質センサーから得ら
れるデータの異常検出機能をHするとともに、センサー
出力、設備診断部の診断結果、品質異常等のデータに基
づいて、人工知能装置等による論理演算を行うことによ
って、操業状態の解析出力を行うことを特徴とする圧延
ラインの総合診断システム。
(2)操業診断部の論理演算部にアクション選定機能を
付加して、オペレータにガイダンス出力を行うようにし
たことを特徴とする前記1記載の圧延ラインの総合診断
システム。
(3)操業診断部の論理演算部にアクション選定機能を
付加して、圧延機の制御端への出力機能をもたせたこと
を特徴とする前記]記載の圧延ラインの総合診断システ
ム。
(4)操業診断部の論理演算部における論理判断にあた
って、オペレータ表示及びこれに対するオペレータ入力
を行い、この入力をも論理演算のデータとして取り扱う
ようにしたことを特徴とする前、ic!1記載の圧延ラ
インの総合診断システムである。
(作  用) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。
まず本発明における診断対象は、操業関係としては板厚
、形状、潤滑、表面疵、板破断関係等であり、設備関係
としては、駆動系、油圧系、潤滑系、電気系等のグルー
プに区分するのが望ましい。
勿論これ以外のものも必要に応じて対象として含めるこ
とができ、それぞれに応じて圧延機及びその他の関連設
備にセンサーを多数配置する。
また、圧延機の操業−設備総合診断は、操業関係の異常
診断(−次診断)をベースにしても、又設備関係の異常
診断(−次診断)をベースにするものたけでも、かなり
の効果かある。しかし、両者を組合せるとより精度の高
い診断結果が得られる。
すなわち操業関係と設備関係に分けて一次診断(異常診
断)をし、それぞれその結果に異常かある場合には、操
業−設備間の因果関係に基づいて、それぞれ一方(−次
診断が操業関係なら、設備関係)の対応項目を二次診断
する。
前記−次診断の中には2段階での診断するのが効果的で
あるものかかなりある。例えば操業関係の板厚精度診断
の場合においてその一次診断では、第1段階で板厚精度
(ゲージ)の異常監視を行ない、もしその監視に異常か
ある場合には第2段階としてその異常原因を識別する診
断をする場合がこれに該当する。特にタンデム圧延機の
ように4〜7スタンドもある場合には、この2段階診断
方式が必須となる。なぜなら、対象プロセスか複雑であ
ると共にオンライン・リアルタイムに処理するために高
速診断化が求められるからである。
同様に設備関係についても2段階診断方式(簡易診断−
精密診断)を採用すべきものか多い。
異常監視結果に異常かあった項目に関する最終診断結果
の決定に際しては、−次診断結果と二次診断結果および
圧延機の操業−設備間の因果関係を考慮して行ない、取
るべきアクション(対応)はその最終診断結果に対応し
て決定すべきである。
以下本発明を図に基づいて詳細に説明する。
第1図において、1は圧延機の各所に設置されて圧延機
の操業情報を検出する各種の操業センサー、2は圧延機
の設備情報を検出する各種の設備センサー、3は各種セ
ンサー1および2からの出力信号のうちノイズ等を除く
ための信号処理をする信号処理部、4は操業センサー1
に関する信号処理部3からの出力信号やあるいは信号処
理部3を通らない操業センサー1からの直接の出力信号
を入力して、圧延機の操業状況を診断する操業診断部、
5は設備センサー2に関する信号処理部3からの出力信
号や、あるいは設備センサー2の出力信号のうち、信号
処理部3を通らない直接の信号を入力して、圧延機の設
備状況を診断する設備診断部である。
6は操業診断部4および設備診断部5に各種の一次診断
(異常診断)を指令し、その結果に異常がある場合には
必要に応して操業診断部4、設備診断部5に二次診断を
指令しく即ち、指令をするための判断機能を有する)、
次にその一次診断結果および二次診断結果に基づいて異
常状況の識別、異常原因の最終判断およびその異常状況
に対するアクション、つまり対応を決定する総合診断部
である。
7は総合診断部6の異常状況および対応を各所の運転室
や各所のメインテナンス室等に表示してオペレータ等に
ガイダンスすると共に必要に応して、対応として例えば
ラインスピードを10%下げるアクションの場合に、圧
延機の速度制御部に操作量として10%の減速指令を出
力する表示出力部である。
前記操業診断部4は診断手段41を有し、そこでは異常
監視手段42か主体であるが計測器の配置によっては異
常スタンドの特定等の一次判断が容易に可能な場合もあ
り、そのための−次判断手段43を併有させることか効
率的な構成となる。
設備診断部5は異常監視を行う簡易診断手段52と精密
な診断を行う精密診断手段53とて構成することが望ま
しい。
本発明のシステムでは、圧延機における操業設備間の因
果関係の体系化をより高度化する方法として創造部8、
バッチ診断部9を設ける方法もある。すなわち総合診断
部6で異常と決定した異常データを創造部8に入力して
、その異常データを解析し、その解析結果を学習して前
記体系化を再構築(高度化)する。そして原因識別手段
としての一次判断手段43や精密診断手段53の診断の
中に、オンライン・リアルタイムでは充分でないものが
ある場合にはバッチ診断部9を設けて、総合診断部6で
の異常データをオフラインにて精密なバッチ診断を行う
ことができる。また操業診断部4や、設備診断部5の診
断手段には、一般に信号レベルで許容値を越えた場合に
異常とする診断機能が主体であるか、それに時系列変動
傾向を診断する機能を加えることにより、将来の状況か
r知可能となり、十分な対応ができてメインテナンス効
率を向上できる。また表示出力部7にオペレータやメイ
ンテナンス員か必要に応して各種センサーの出力信号お
よび異常データの詳細を表示てきるようにすることはH
用なことである。
そして、前記各部1〜9を実現するl\−ドウエアは、
操業、設備センサー1と2は振動センサ油圧センサー、
板速計:板厚計や温度計等の各種センサー、信号処理部
3はプログラム処理によることも可能であるが、リアル
タイムの点からハードウェア演算で構成するのが望まし
い。操業、設備診断部4と5は、アナログ回路、または
ディジタル回路、あるいは計算機のプログラム処理また
はその両方の組合せ、総合診断部6は、一般に制御用計
算機でのプログラム処理であるか操業−設備間の因果関
係の体系化か複雑であり、かつ常時高度化してゆくもの
であることを考慮するとエキスパートシステムを用いて
横築することか最も望ましく、表示用カフはCRTやプ
リンタ等の表示装置とプロセス入力/出力装置(PIl
o)等で構成され、創造部8は計算機で、9は解析機器
とエキスパートシステムの機能を有するワークステーシ
ョン計算機等にて構築される。
このように構成される本発明システム診断作業は、通常
圧延操業状態の継続中、常時あるいは所定の間隔で行な
い、また圧延準備状態中であっても必要により行なうこ
とができ、更にオペレータやメインテナンス員からの要
求時にも行なうようにする。
以下本発明の実施例を示す。
(実施例1) 本発明システムの一実施例を以下、第2図乃至第5図を
参照しなから説明する。第2図は本発明の圧延機の操業
−設備総合診断システムの一例である。図において、1
は板厚計、板温度、:1、板張力計および圧延荷重計等
の操業センサーであり、それぞれ圧延機プロセス内の所
定位置に設置されている。2は、同様に圧延機プロセス
内の各所に設置された振動計、油圧力計および温度計等
の設備センサーであり、13はf。号処理部3の一部と
して高速の信号処理を行なう装置であって、操業センサ
ー1及び設備センサー2の出力信号のうち信号処理を必
要とするもののみを入力し、その出力信号をネットワー
ク(NI’、T WORK)に接続している。操業セン
サー1および設備センサー2の他出力信号はプログラム
によるディジタル信号処理機能を具備したプロセス人出
力装置11を介してネットワーク(NET WORK)
に接続している。
プロセス信号処理装置制御IREには他にもプロセス用
のマイクロコンピュータおよびプログラマブルコントロ
ーラ12を複数台に設置し、それぞれがネットワークに
つなかっている。
演算・表示装置群Cては、本発明の操業診断部4および
総合診断部6を内蔵したプロセスコンピュータ14およ
び予備プロセスコンピュータ15かネットワークに接続
している。そして操業診断部4 (41,42,43と
44を含めて)はプロセスコンピュータ14.15内に
プログラムとしてソフトウェアで実現し、総合診断部6
も同14内にソフトウエアで実現されている。これらは
、フォートランやPL−1等の高級言語によるプログラ
ムでも、また知識工学を活用してエキスパートシステム
内に知識ベースとして実現してもどちらでもよい。プロ
セスコンピュータ13.14は、本発明の設備診断部5
 (51,52,53と54を含めて)および信号処理
部3のうちのディジタル処理をそのソフトウェアとして
高級言語を用いてプログラムで実現している。又装置群
Cにはメインテナンス用に使用する表示出力部7として
CRT装置、ラインプリンタ(L/P)等を設置してお
り、さらに加えて運転室りにもオペレータ用にCRT装
置7、ラインプリンタ装置(L/P)7等を設置してい
る。
以上が本実施例の基本的な総合診断システムの構成であ
る。
尚、創造部8については、ワークステーション18をネ
ットワークにステーションを設けて接続している。該創
造部8はもしプロセスコンピュータ15の計算機容量に
余裕があるならその内に含めることもできるか、史に将
来に渡って新しい下注か開発され、追加される分封であ
るので独立形にしておく方が望ましい。データ解析手法
および学習機能は高級言語のプログラムにて作成する。
また、バッチ診断部9ては、演算・表示装置群C内に設
けているプロセスコンピュータ14.15からデータを
取り出すことかできるプロセス入出力装置16より、必
要データを回線を経由してコンピュータ17に入力し、
ここで高級言語にてプログラムを作成してオフラインで
精密に診断させるとともに、その結果をみてパラメータ
を変更したり、手法を変更することもできる。
次に、第3図、第4図および第5図を用いて第2図のシ
ステムの動作つまり診断方法について説明する。
(実施例2) 第3図のフローは、操業関係の一次診断結果に異常があ
った場合における操業異常回避アクションガイドの1例
である。
システム内では所定の周期あるいはストリップの所定長
さの進行時間等に合わせて各種センサー1.2で測定し
、その各種センサーからのA#j定信号をY・め定めら
れたルートに従って、IL号処理部3の一部である高速
信号処理装置13てノイズ除去、平均化、またはバンド
パスフィルタ等の信号処理を行なった出力信号または各
種センサー1と2の出力信号をプロセス入出力装置11
を経由してディジタル化し、ステーションからネットワ
ークを介してプロセスコンピュータ14と15に記憶す
ることを圧延機の操業中繰り返す。
まず、診断管理プログラム44か、プロセスコンピュー
タ13からの操業進捗信号(一般にトラッキング信号と
も言う)を得て、適切なタイミングに操業診断プログラ
ム4に一次診断として異常監視診断を指令する。そうす
ると、異常監視プログラム42として、板厚精度(ゲー
ジ)診断、板形状診断、潤滑診断等の異常診断プログラ
ムが起動され、その結果、ゲージにひげ状ゲージ(瞬時
的に許容値を越える仮埋偏差値の発生)異常を診断した
場合である。
前記異常か診断されると原因識別診断プログラム43の
内、ゲージ関係のプログラムか起動し、ロール偏心異常
診断以外は正常と判定されると共に、ロール偏心異常診
断結果、第3圧延機スタンドのロール偏心が異常と診断
される。その診断結果(42,と43の診断)か総合診
断部6に伝送されると、診断管理プログラムは、エキス
パートシステムを起動して、知識ベースに基づいて[も
し第3番圧延機スタンドのロール偏心か異常ならば設備
診断関係の第3番圧延機スタンドの油圧圧下側御系をチ
J−ツクせよ」との結論を出す。
そこで、設備診断部5に、第3番圧延機スタンドの油圧
圧下制御系の診断指令を伝送する。二次診断プログラム
54の内、油圧圧下制御系診断プログラムを起動して油
圧圧下制御系の周波数応答を診断し、「サーボアンプが
異常」との結論を11で、その結論を総合診断部6に伝
送する。総合診断部6では再びエキスパートシステムを
起動して、次診断結論、二次診断結論および必要に応じ
て圧延機の操業一般儒間の因果関係に基づいて判断した
結果[もし第3番圧延機スタンドのロール偏心異常かゲ
ージに影響し、かつ油圧圧下に異常があるならば第3番
圧延機スタンドの定圧延力制御か不良である」との結論
を得た。この結論からアクションガイダンスは、異常状
況として「第3番圧延機スタンドの定圧延力制御系が中
程度の故障(不良)である」との判定をし、更にそのア
クション対策として「第3番圧延機スタンドの定圧延力
制御ゲインを30%下げよ」との判定を得る。
その後、総合診断部6は表示出力部7にその異常状況と
対策を伝送し、CRT画面やプリンタにその異常状況と
対策を含めて表示すると共にオペレータに音声告知をす
る。オペレータとメインテナンス員はその表示を見た上
で、圧延機全体の状況を勘案してそのアクションガイダ
ンスを評価して適切ならその対策を実行し、必要ならオ
ペレータの判断を加えてその対策を修正することもある
尚、前記の一次診断における原因識別診断43において
各圧延機スタンドのロール偏心指標値CKの大きさをチ
エツクするばかりでなく、そのCKの時系列変動傾向(
傾向管理)を診断しその粘度の向上を計ることができる
(実施例3) 第4図は設備診断関係の一次診断結果に異常があった場
合で、その診断結果から操業−設備間の因果関係を考慮
して必要な操業診断を実行し、その両結果から異常状況
およびアクション対策を推論してオペレータ等にアクシ
ョンガイドすると共に実行可能な対策を実行する実施例
である。
まず、センサー1と2のDI定信号および/またはその
信号処理した信号をプロセスコンピュータ14と15に
記憶することを圧延機の操業中繰り返す。
そして総合診断部6が適切なタイミングに設備診断部5
に一次診断として異常監視(簡易診断)を指令する。そ
の指令を受けた設備診断部5は、圧延機の駆動系診断、
面圧系診断、潤滑系診断および電気系診断等の異常診断
プログラムを起動する。
駆動系センサーからの信号を簡易診断した結果、「第2
ビニオンスタンド軸受振動値か注意レベルに上昇」との
結論を得た。
そこで設備診断部5は精密診断プログラム53を続けて
起動して、その精密1診断結果、「ギアのかみあい成分
か増大している」との判定から「第2ピニオンギアの摩
耗」との結論に達した。その結論を受は取った総合診断
部6は、エキスパートシステムを起動して、その結論と
圧延機の操業−設備間の因果関係に基づいて、「もし、
第2ピニオンスタンドの振動異常か注意レベルならば、
第5スタンド(最終スタンド)板厚偏差をチエツクせよ
jと判定、その後、総合診断部6からの診断指令を受け
た操業診断部4は二次診断プログラム44を起動して第
5スタンドの板厚偏差をチエツクした結果、「板厚偏差
に影響なし」との結論を得た。その結論を伝送された総
合診断部6は、再びエキスバートンステムを起動して、
−次診断結論と二次診断結論、必要に応して圧延機の操
業−設備間の因果関係に基づいて判断した結果、「もし
ピニオン振動異常で振動値が急上昇でなくかつ板厚偏差
に影響が田でいないならば定修時に異常箇所を点検せよ
」との結論を得た。
その結論からアクションガイダンスとして異常状況とし
て「第2ピニオンギアか軽度の摩耗をしている」と診断
し、そのアクション対策として「ラインスピードを10
%減速して下さい。次回の定修時に第2ピニオンギアの
摩耗量を確認して下さい。jと判定した。そして、その
アクションガイダンスを表示出力部7にあるCRT装置
やプリンタに表示すると共に音声告知してオペレータ他
に知らせるとともに第2ピニオンギアの速度を制御して
いる制御部に1090減速の指令を送ってこの診断以降
の圧延材の速度を10%減速させた。その速度減速は次
回の定修時まて継続され、診断結果に基づいて、定修時
にピニオンギアを修理し、定速にかえった。
(実施例4) 第5図は、−次診断結果、操業診断関係に異常があった
場合で、その診断結果から操業−設備間の因果関係を考
慮して必要な設備診断を行い、その両診断結果から異常
状況およびアクション対策を判定してオペレータ等にア
クションガイドする実施例である。まず第3図と同様に
して、センサー1と2の測定信号および/またはその信
号処理した信号をプロセスコンピュータ14と15に記
憶することを圧延機の操業中繰り返す。そして総合診断
部6か適切なタイミングで操業・設備の画診断部4と5
に一次診断として異常監視を指令する。
その指令を受けた両診断部4と5はそれぞれ第3図およ
び第4図と同じように各種の診断を行い、その結果、板
破断診断におけるストリップの張力監視の結果が、「第
2圧延スタンドの後方張力に突発的な変動かある」こと
か表示され、その診断を伝送受信した総合診断部6はエ
キスパートシステムを起動して、その診断結果と圧延機
の操業設備間の因果関係に基づいて判断した結果、「も
し第Nスタンドに突発的な張力変動があるならば第Nス
タンドの速度制御系をチエツクせよ」との指示を得た。
その後総合診断部6から診断指令を受けた設備診断部5
は二次診断プログラム54に第2スタンドの速度制御系
に関する周波数応答を診断させた結果、「軸共振発生」
なる結、論を得た。その結論を伝送受信した総合診断部
6は再びエキスパートシステムを起動して、−次と二次
の診断結論から判断した結果、「もし、第Nスタンドの
張力か突発的に変動し、かつ速度制御系に異常があるな
らば第Nスタンドの軸共振か不良である」との結論を得
た。
その結論からアクションガイダンスとして、異常状況(
原因)として「第2スタンドの軸共振か軽度に発生」と
の判断とそのアクション対策として「第2スタンドの軸
共振抑制回路の定数を調整して下さい」との判定を得た
。そして、そのアクションガイダンスを表示出力部7の
CRT装置やプリンタに表示してオペレータやメインテ
ナンス員に知らせる。この場合、その異常状況を見たメ
インテナンス員は1の各スタンドの張力測定値や異常デ
ータをCRT装置に表示させてチエツクしたり、更には
その異常データを取り出してオフラインの精密診断シス
テムであるバッチ診断部9に入力してデータ解析をして
第2スタンドの軸共振抑制回路の調整方法を探索した。
その結果を活かして、圧延機の停止時に回路定数を調整
した。
(効  果) 以上説明した如く、本発明によれば、大規模な圧延工場
(熱間圧延工場、冷間圧延工場および厚板圧延工場等)
において、圧延機の稼動中学時、操業(品質を含めて)
関係および/または設備関係をリアルタイムに異常診断
し、異常か発生した場合には、圧延機全体を操業向と設
備面から有機的かつ総合的な診断を効率よくしかも迅速
に行えると共に、リアルタイムに診断情報やアクション
を含むガイダンスを表示入手できるシステムを確立した
ため、オペレータの負荷が極めて軽減でき、従って圧延
機の操業か突発的に停止することも激減して品質および
生産等に対する信頼性が大きく向上すると共にオペレー
タやメインテナンス員の省力化により最小人員による操
業が可能となる。
また、本発明システムでは設備操業の経時データに基づ
く傾向管理を行い将来の診断を予測できメインテナンス
上極めて有意義である。更に、創造部やバッチ診断部に
より、圧延機の操業−設備間の因果関係を体系化するの
を促進させ、より一層、診断技術を確実にてきる。
また将来の技術開発の成果を容易に本発明に取り込める
ようにした効果も大きなものである。なぜなら本発明の
システム構成(操業診断部、設備診断部、総合診断部、
表示出力部の構成)およびエキスパートシステムの採用
により構造変更に柔軟性を付与できたためである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧延機の操業−設備総合診断シス
テムの基本構成図である。 第2図は本発明に係る総合診断システムの一例を示すシ
ステム構成図である。 第3図は本発明に係るシステムの診断方法(設備関係)
の−例を示すフローチャート図である。 第4図は本発明に係るシステムの診断方法(操業関係)
の−例を示すフローチャート図である。 第5図は本発明に係るシステムの診断方法(操業関係)
の他の例を示すフローチャート図である。 図中、1は操業センサー、2は設備センサー3は信号処
理部、4はFi業診断部、5は設備診断部、6は総合診
断部、7は表示出力部、8は創造部、9はバッチ診断部
、11はプロセス入出力部、12はマイクロコンピュー
タおよび/またはプログラマブルコントローラ、13は
高速信号処理装置、14.15はプロセスコンピュータ
、1Bはプロセス人比力装置、17は精密診断用コンピ
ュータ、18はワークステーション。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧延機に、製品及び圧延中の材料の板厚等の品質
    を検出するセンサーと、設備の故障、作動特性等を検出
    するセンサーを設置して、このセンサーの出力又はこの
    センサー出力の一次的信号処理を行う信号処理部からの
    出力(センサー出力)を入力して、設備状態の診断を行
    う設備診断部と、このセンサー出力及び設備診断部の出
    力を入力して操業状態全体の診断を行う操業診断部とを
    有し、この設備診断部は、設備故障の検出、振動等の特
    性の傾向解析、入力・出力解析等の一つまたはそれ以上
    の解析を行う機能を有し、操業診断部の品質センサーか
    ら得られるデータの異常検出機能を有するとともに、セ
    ンサー出力、設備診断部の診断結果、品質異常等のデー
    タに基づいて、人工知能装置等による論理演算を行うこ
    とによって、操業状態の解析出力を行うことを特徴とす
    る圧延ラインの総合診断システム。
  2. (2)操業診断部の論理演算部にアクション選定機能を
    付加して、オペレータにガイダンス出力を行うようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の圧延ラインの総合診
    断システム。
  3. (3)操業診断部の論理演算部にアクション選定機能を
    付加して、圧延機の制御端への出力機能をもたせたこと
    を特徴とする請求項1記載の圧延ラインの総合診断シス
    テム。
  4. (4)操業診断部の論理演算部における論理判断にあた
    って、オペレータ表示及びこれに対するオペレータ入力
    を行い、この入力をも論理演算のデータとして取り扱う
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の圧延ライン
    の総合診断システム。
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