JPH0492136A - クラッチフェーシング - Google Patents

クラッチフェーシング

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Publication number
JPH0492136A
JPH0492136A JP20701290A JP20701290A JPH0492136A JP H0492136 A JPH0492136 A JP H0492136A JP 20701290 A JP20701290 A JP 20701290A JP 20701290 A JP20701290 A JP 20701290A JP H0492136 A JPH0492136 A JP H0492136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
fibers
clutch facing
high rotation
ceramic fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20701290A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yasui
安井 賢明
Motoi Hyodo
兵藤 基
Teruo Matsukawa
照夫 松川
Harunobu Kani
可児 春伸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp, Aisin Chemical Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Publication of JPH0492136A publication Critical patent/JPH0492136A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車、二輪車などに用いられる乾式クラッチ
フェーシングに関する。
し従来の技術] 従来よりクラッチフェーシングとして、有機繊維、無機
繊維、摩擦調整剤、無機充填材などから形成された紐状
の摩擦材用基材に熱硬化性樹脂を含浸し、円盤状に巻い
て熱成形することにより形成された摩擦材か多用されて
いる。ここで用いられる紐状の摩擦材用基材を製造する
方法としては、従来より紡績技術か応用されている。す
なわち、例えば特公昭60−9526号公報にも開示さ
れているように、ガラス繊維をチョップトストランドに
したもの、カーホン′fA維の短繊維、スフの短IIな
どを混綿し、これをカード機に供給してカーデイングし
た後スライバとし、ざらにこれに撚りをかけ必要に応じ
て金属線、カラス繊維の長繊維などとともに撚糸して単
糸とし、複数の単糸から紐状の摩擦材用基材を形成する
方法である。
[発明か解決しようとする課題] 近年の自動車の高性能化に伴ない、クラッチフェーシン
グにも性能の向上が求められている。すなわち高回転域
においても高い摩擦係数をもつものが求められている。
ところが従来の乾式クラッチフェーシングにおいては、
これまでの常用域での使用条件であれば好ましい摩擦係
数をもち特に問題とはならなかったか、例えば4000
rpmもの高回転域では摩擦係数が著しく低下すること
か明らかとなった。また高回転域においては摩耗率か高
くなることも明らかとなった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
常用域はもちろんのこと、高回転域においても高い摩擦
係数をもつようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段1 本発明者らは、従来のクラッチフェーシングか高回転時
に摩擦係数か低下する原因を研究した結果、非アスベス
ト系基材として一般に用いられているカラス繊維か大き
な要因を占めていることを発見した。そしてカラス繊維
に代替え可能な材料を鋭意研究し、特定のセラミックス
1!維が特に好適であることを見出して本発明を完成し
たものである。
すなわち本発明のクラッチフェーシングは、無機繊維と
フィラーとを含むスライバから形成された単糸から紐体
を形成し結合剤を含浸させた後巻き取って成形されたク
ラッチフェーシングにおいて、 無機IM雉は主として多結晶質セラミック繊維および非
晶質セラミックw4維であることを特徴とする。
本発明の最大の特徴は、無機繊維を主として多結晶質セ
ラミックl[および非晶質セラミック繊維から構成した
ところにある。ここで多結晶質および非晶質セラミック
繊維としては、アルミナ繊維、ジルコニアIll、アル
ミナ−シリカ繊維、シリカ繊維などから単独で、あるい
は複数種類組合わせて、種々選択して用いることができ
る。無機繊維として他のセラミック繊維でおるホウ素タ
ングステン系などの複合1jAM、チタン酸カリウムな
との単結晶繊維なども用いることができるが、多量に用
いると相手材への攻撃性が大となる傾向か見られるので
、無機繊維中に20重量%以下に抑制すべきである。
無機繊維としては、他にカラス短繊維を用いることもで
きるが、多量に用いると高回転時の摩擦係数が低下する
ので、無機w&維中に20重量%以下に抑制すべきであ
る。
フィラーとしては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、ケイソウ土、Fロマイト、水酸化カシ
ラムなどの無機充填材、あるいはグラファイト、カシュ
ーダストなとの摩擦調整剤などを用いることかできる。
芳香族ポリアミド繊維、レーヨン、木綿などの有機繊維
に、上記無機繊維およびフィラーか組合わせられてスラ
イバか形成される。このスライバは従来と同様に、無機
繊維の長繊維、または金属線と撚り合わせられて単糸が
形成される。無機繊維の長繊維としては、カラス長IM
、チタン酸カリウム繊維、カーボン4!Ii雑などを用
いることかできる。また金属線としては、真鍮線、銅線
、アルミニウム線、亜鉛線、ステンレス線などが用いら
れる。スライバとこれらの長[および金属線との組合わ
せは、目的に応じて種々選択できる。
複数本の単糸から紐体が形成され、結合剤が含浸される
。結合剤としては従来と同様にフェノール樹脂、メラミ
ン樹脂などの熱硬化性樹脂が用いられる。そして円板形
状に巻かれた後、熱成形されてクラッチフェーシングと
される。
本発明のクラッチフェーシングの構成において、多結晶
質セラミック繊維および非晶質セラミック繊維は、クラ
ッチフェーシング全体の10〜40重量%用いるのがよ
い。10重量%より少ないと高回転時の摩擦係数が低下
し、40重量%より多くなるとバースト強度か低下し、
シャダーなどフィーリングが悪化するような不具合が生
じるようになる。なお、他の繊維やフィラーの配合量は
、目的とする性能に応じて従来と同様に構成することが
でき、例えば長繊維は20〜35重量%、フィラーは5
〜15重量%、結合剤は15〜30重量%などとされる
し発明の作用および効果コ 本発明のクラッチフェーシングでは、無機短繊維に主と
して多結晶質セラミック繊維か用いられ、ガラス短繊維
はほとんど、あるいは全く含まれていない。これにより
理由はまだ不明であるが、常用域はもとより、高回転域
の摩擦係数が向上する。
したがってエンジンの高性能化に追従して、高回転載に
おいても円滑なりラッチ作用を実用することかできる。
また高回転域の使用に際しても、摩耗率が低いので耐久
性に優れている。
[実施例1 以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例1) 芳香族ポリアミド繊維(「ケブラー#29」デュポン社
製)とセラミック繊維とからなる綿房にカーデイングを
行ない、カーデイング後の綿房表面にチタン酸カリウム
繊維(「ニーXAX−Ajクボタ社製)とカシューダス
ト(rMl 03J力シユー社製)をふりかけるように
供給し、連条してスライバとする。
このスライバはガラス長繊維(直径9μm35TeX、
日本硝子繊維(株)製)および真鍮線(#38、三重線
工社製〉と撚糸されて単糸とされる。この単糸を3本揃
えて撚り合わせて紐体とし、メラミン変性フェノール樹
脂(メラミン/フェノール−7/3)を紐体100重量
部に対して18重量部含浸し、外径236mm、内径1
50mm、厚さ3.5mmの孔空き円板形状に巻いた後
、熱成形して本実施例のクラッチフェーシングを得た。
このクラッチフェーシングは、第1表にも示すように、
セラミック’mM38重量部、チタン酸カリウム繊維5
重量部、芳香族ポリアミド繊維22重量部、ガラス長繊
維15重量部、真鍮線10重量部、カシューダスト10
重量部およびメラミン変性フェノール樹脂18重量部の
組成である。
得られたクラッチフェーシングをフルサイズダイナモ試
験機に装着し、常用域の条件としてイナー’l/ヤo、
 4kgm52 、試験温度200 ’C1係合回転数
150Orpm、係合回数4000回の条件で運転して
、安定期摩擦係数および両面体積摩耗率を測定した。ま
た高回転域の条件として、イナーシャ0.07kgm5
2 、試験温度200 ’C1係合回転数40oorp
m、係合回数1000回の条件で運転して、安定期摩擦
係数および両面体積摩耗率を測定した。それぞれの結果
を第1表に示す。
(実施例2) セラミック繊維の量の半分をロックウールMSフ1イハ
ー」新註化(株)製)に置き替えたこと以外は実施例]
と同様にして、実施例2のクラッチフェーシングを得た
。このクラッチフェーシングについても実施例1と同様
に試験し、結果を第1表に示す。
(比較例1) セラミック繊維の全量をガラス短繊維(11μチヨツプ
ドストランド、日本硝子繊維く株)製)に置き替えたこ
と以外は実施例]と同様にして比較例1のクラッチフェ
ーシングを得た。このクラッチフェーシングについても
実施例1と同様に試験し、結果を第1表に示す。
(比較例2) セラミックス繊維36重量部、カラス短繊維7重量部、
チタン酸カリウム繊維4重量部、カシューダスト8重量
部、芳香族ポリアミド繊維20重鏝部としたこと以外は
実施例1と同様である。同様に試験した結果を第1表に
示す。
(比較例3) セラミックス繊維の全量をロックウールに置き替えたこ
と以外は比較例2と同様である。同様に試験した結果を
第1表に示す。
(評価) 第1表から明らかなように、常用域の試験条件では、各
実施例および各比較例のクラッチフェーシングはほぼ同
等の摩擦係数をもち、摩耗率も同等である。しかし高回
転域の条件では、各実施例のクラッチフェーシングは各
比較例に比べて高い摩擦係数を有し、摩耗率も低い。
例えば実施例1と比較例1を比較すると、実施例1は比
較例1に比べて摩擦係数は約2倍、摩耗率は約1/4で
あって、実施例1のクラッチフェーシングは好ましい値
を示している。これはガラス短繊維の代わりにセラミッ
ク繊維を用いたことに起因していることが明らかである
。また実施例1と比較例2とを比較すると、セラミック
繊維とガラス短繊維とを共存させた場合にも、摩擦係数
が低下するとともに摩耗率も高くなり、その値は実施例
1と比較例1の間にある。すなわち高回転第1表 域ではカラス短繊維か摩擦係数および摩耗率に対して悪
影響を及ぼしていることか明らかであり、それかセラミ
ック繊維によって改善されることか明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機繊維とフィラーとを含むスライバから形成さ
    れた単糸から紐体を形成し結合剤を含浸させた後巻き取
    って成形されたクラッチフエーシングにおいて、 前記無機繊維は主として多結晶質セラミック繊維および
    非晶質セラミック繊維であることを特徴とするクラッチ
    フエーシング。
JP20701290A 1990-08-03 1990-08-03 クラッチフェーシング Pending JPH0492136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20701290A JPH0492136A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 クラッチフェーシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20701290A JPH0492136A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 クラッチフェーシング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0492136A true JPH0492136A (ja) 1992-03-25

Family

ID=16532734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20701290A Pending JPH0492136A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 クラッチフェーシング

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JP (1) JPH0492136A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235730A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kubota Corp 摩擦材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235730A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kubota Corp 摩擦材

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