JPH048875A - 斜板型可変容量圧縮機 - Google Patents

斜板型可変容量圧縮機

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JPH048875A
JPH048875A JP2107513A JP10751390A JPH048875A JP H048875 A JPH048875 A JP H048875A JP 2107513 A JP2107513 A JP 2107513A JP 10751390 A JP10751390 A JP 10751390A JP H048875 A JPH048875 A JP H048875A
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JP
Japan
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shaft
swash plate
housing
spool
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP2107513A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Kawasaki
川嵜 志朗
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH048875A publication Critical patent/JPH048875A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば自動車用空調装置における冷媒圧縮
機として使用するのに適した斜板型可変容量圧縮機に関
する。
〔従来の技術〕
本発明者等は先に、斜板の傾斜角を変更したとき同時に
斜板の回転中心位置が移動してピストンのトップクリア
ランスを小さな値に保つことができる斜板型の可変容量
圧縮機を開発した。この圧縮機においては、双頭のピス
トンを使用し、一方のピストンヘッドにおいて上記のよ
うにトップクリアランスを小さな値に保つことによって
、他方のピストンヘッドの側においてデッドボリューム
が生じてポンプ作用をしなくなった時でも、前記一方の
ピストンヘッドの側で小容量のポンプ作用を持続するこ
とによって、小容量から大容量まで幅広く吐出容量を変
更することができるという優れた制御性能を有している
先に開発した斜板型可変容量圧縮機においては、圧力制
御弁の制御圧が変更された時に軸方向に移動するところ
の、制御流体圧ピストンとしてのスプールの内部にリヤ
側のラジアルベアリングを設け、それによって斜板の中
心のボールジヨイントを有するリヤ側のシャフトを軸承
し、前記スプールの軸方向移動と共に、これらのラジア
ルベアリング、ボールジヨイントを有するシャフト、及
び斜板等が軸方向に移動するように構成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の圧縮機は前記のような構成を有しているため、吐
出容量制御のために制御圧を変更してスプールを軸方向
に移動させると、それに支持されているリヤ側のベアリ
ング及びシャフトも移動するが、スプールとそれを軸方
向に案内する面との間には、摺動を可能にするための微
小な遊隙が設けられるために、リヤ側のベアリングにか
かる半径方向の力によってスプールの中心軸線が僅かに
傾斜することがあり、その結果、フロント側とリヤ側の
ベアリングの間に軸ずれが生じて、シャフトの振れ回り
が発生したり、スプールの傾きにより軸方向移動が円滑
に行かなくなったりして、異常摩耗や焼き付きを起こす
おそれもあり、容量制御性や耐久性に悪影響を及ぼすと
いう問題のあることが見出された。
本発明は前記の問題を解決し、圧縮機を駆動するシャフ
トが斜板の両側の2点でハウジングによって確実に支持
され、異常摩耗や焼付き原因となる軸線の傾きや軸ずれ
が、生じないようにすると共に、容量制御のための斜板
の傾斜角調整・保持機構は、構造が従来のものよりも簡
単で且つ堅牢なものとすることを発明の解決すべき課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の斜板型可変容量圧縮機は、前記の課題を解決す
るための手段として、内部に第1の作動室となるシリン
ダボアと第2の作動室となるシリンダボアとを相対向し
て設けられているハウジングと、前記相対向している対
のシリンダボアにまたがって挿入されている双頭のピス
トンと、前記ハウジングの中に挿通され外部動力によっ
て駆動されるシャフトと、前記シャフトによって駆動さ
れ前記双頭のピストンに係合して軸方向の往復運動を与
える斜板と、前記シャフトに設けられた軸方向の長孔に
挿通され前記斜板の傾動の中心となるスライダーピンと
、前記斜板に前記傾動を起こさせるカム装置と、前記シ
ャフト上の前記斜板の前後の位置において前記シャフト
を軸承するために前記ハウジングに直接取付けられてい
る複数個のベアリングと、前記シャフトの前記ハウジン
グ内に挿入された軸端において前記軸方向の長孔を含む
部分に形成されている円筒部分と、前記シャフトの前記
円筒部分の中に前記軸端側から挿入されて前記スライダ
ーピンに係合する軸部分と制御圧室の制御流体圧を受け
る円盤状頭部を有するスプールとを、それぞれ備えてい
ることを特徴とする。
〔作 用〕
外部動力によってシャフトを回転駆動すると、対のシリ
ンダボアに挿入されている双頭のピストンは斜板によっ
て駆動されて軸方向の往復運動をし、各シリンダボア内
で圧縮仕事をする。
吐出容量を変更する場合は、制御圧室の制御流体圧を圧
力制御弁によって変化させ、制御流体圧を受ける円盤状
頭部を有するスプールを軸方向に移動させる。スプール
にはシャフトの軸端に設けられた円筒部分に挿入されて
いる軸部分が設けられており、軸部分の先端がシャフト
の軸部分に設けられた軸方向の長孔に挿通されているス
ライダーピンに係合し、該ピンは斜板の傾動の中心軸で
あるから、スプールの軸方向移動と同じだけの軸方向移
動が斜板に与えられる。この軸方向移動によって、双頭
のピストンの一方の側におけるトップクリアランスが増
大するのを防止し、小吐出容量における圧縮機の作動が
保証される。
斜板の軸方向移動に応じて、カム装置により斜板には所
定の傾斜角が与えられ、斜板によって往復運動をさせら
れる双頭のピストンのストロークが変化する。これは圧
縮機の吐出容量の変化をもたらす。
前記のように斜板の軸方向位置を変化させ、且つその傾
斜角を変化させて吐出容量を変更するための制御力伝達
機構は、シャフトの円筒部内に挿入されたスプールの軸
部と斜板のスライダーピンからなるから、シャフトの外
部には該機構は露出していない。したがって、シャフト
は、その軸端に設けられたベアリングが直接にハウジン
グによって支持される構造をとることができ、同様に7
1ウジングによって直接支持されている他のベアリング
と共に、シャフトが軸振れをしないように強固に、且つ
確実に、それを軸承することが可能となる。
〔実施例〕
本発明圧縮機の実施例の全体構造を示す第1図において
、1は軽合金製のハウジングで、フロントシリンダ2、
リヤシリンダ3、フロントノ1ウジング4、及びリャノ
\ウジング5から構成され、これらの各部分は数本のス
ルーボルト6によって一体的に結合されている。7はフ
ロントシリンダ2に開口しているフロント側のシリンダ
ボア、8はそれと対向した位置においてリヤシリンダ3
に開口しているリヤ側のシリンダボアで、図には一対が
示されているだけであるが、このように対になったシリ
ンダボア7.8は、この例ではノ1ウジング1内に均等
に配分されて互いに平行に5組設けられている。これら
のシリンダボア7.8の各対には、それぞれ双頭のピス
トン9が挿入されており、フロント側のピストンヘッド
10とシリンダボア7とによってポンプ作用をするフロ
ント側の第1作動室12が、またリヤ側のピストンへラ
ド11とシリンダボア8とによって同様にポンプ作用を
するリヤ側の第2作動室13が形成される。図中14は
ピストン9の回転を阻止して、それを軸方向に案内する
りニヤガイドを示している。
15は圧縮機を駆動するためのシャフトで、フロントハ
ウジング4、フロントシリンダ2、リヤシリンダ3の略
中心を貫通してハウジング1内に伸び、フロントシリン
ダ2の貫通孔に設けられたフロントラジアルベアリング
16と、リヤシリンダ3の貫通孔に設けられたリヤラジ
アルベアリング17との2個所において半径方向に軸承
される。シャフト15はまた、その段部に係合するよう
にフロント側及びリヤ側のシリンダ2.3にそれぞれ設
けられたフロントスラストベアリング18及びリヤスラ
ストベアリング19によって軸方向にも軸承される。2
0はフロントハウジング4のシャフト15の貫通孔に設
けられた軸封装胃を示し、21はフロント側のブツシュ
、22はリヤ側のブツシュであって、それぞれスラスト
ベアリング18及び19を保持している。
23はシャフト15の一部に形成された膨大部分で、軸
方向に互いに平行な2つの面が形成されるように切削さ
れており、第1図には片側の面24だけが示されている
。そして膨大部分23にはカム溝25が軸線を横切って
斜めに開口している。
すべてのピストン9を軸方向に往復運動させるために、
球の一部をなすシュー26及び27を介して各ピストン
9の中央部分に係合する環状円盤形の斜板28が、リヤ
シリンダ3の内腔である斜板室29内において、シャフ
ト15に支持されて設けられる。
すなわち、斜板28の中に圧入されて一体化されている
大むね筒状の斜板ガイド30には、斜板28の直径方向
にスライダーピン31が挿通され、シャフト15の右端
の円筒部分32の一部にそれを横切って軸方向に設けら
れた長孔33に係合している。このように、斜板28は
スライダーピン31と長孔33によってシャフト15に
対して傾斜可能であると同時に、シャフト15上を長孔
33の範囲内で軸方向にも移動することが可能となる。
なお、スライダーピン31は斜板28の開口に斜板ガイ
ド30を圧入することによって抜は止めとなる。斜板2
8の傾動と軸方向移動を関連させるために、斜板ガイド
30には軸方向に互いに平行な2つの板状アームが付設
されており(第1図には片側のアーム34の一部のみが
示されている。)、それらのアームの間に挿通されて抜
は止めを施こされたアームピン35が、それに嵌挿され
たアームローラ36を介して、シャフト15の膨大部分
23に設けられた前述のカム溝25に係合している。
斜板28のシャフト15に対する傾斜角を変更すると同
時に、斜板28の中心、すなわちスライダーピン31を
軸方向に移動させるために、シャフト15の右端に形成
された円筒部分32の円筒内面37には、スプール38
の中心から長く伸びている一体の軸部分39が、シャフ
ト15に対して軸方向及び回転方向に摺動可能に遊嵌さ
れており、スプール38の制御ピストンとなる円盤状頭
部40が、リヤハウジング5に円筒状の内腔として設け
られた制御シリンダ41に対して、○リング42によっ
て液封されて摺動嵌合している。スプール38は円盤状
頭部40のリヤ側において、制御シリンダ41との間に
制御圧室43を形成し、その中に設けられた圧縮スプリ
ング44によって図中で軸方向の左方に付勢され、軸部
分39の先端が常にスライダーピン31と接触係合して
いる。
制御圧室43には圧力制御弁46によって圧縮機の吸入
圧(低圧)と吐出圧(高圧)が選択的に連通されること
ができ、それによって制御圧室43の圧力を変化させて
、スプール38の円盤状頭部40の左側に作用している
吸入圧との釣合い位置へスプール38を移動させる。こ
の移動がスプールの軸部分39からスライダーピン31
に伝えられ、斜板28がピストン9から受ける圧縮作用
の反力による軸方向力(図中右方へ作用する)に抗して
斜板28を軸方向に移動(スライダーピン31が長孔3
3内を移動する)させ、それに伴ってカム溝25とアー
ムピン35の作用により斜板28を傾斜させる。
第1図はこのようにして斜板28の中心(スライダーピ
ン31)を最も左へ移動させて、斜板28が最大の傾斜
角(シャフト15と垂直な面に対して)を取った状態を
示しており、この状態ではピストン9の往復動ストロー
クは最大となり、それに伴って圧縮機としての吐出容量
が最大となる。第1図から明らかなように、ピストン9
が右方向へ移動することによって、第2作動室13が縮
小して吐出行程を示し、それと反対に第1作動室12が
拡大して吸入行程を示すが、第1図の状態では左右のピ
ストンヘッド10及び11がいずれも最小のヘッドクリ
アランスをとる位置まで移動するので、第1及び第2の
作動室12及び13がいずれも有効な圧縮仕事(ポンプ
作用)をする。
これに対して、第2図に示すように、制御圧室43の圧
力が吸入圧(低圧)とされ、ピストン9が受ける圧縮反
力による軸方向力によってスプール38が右方に押され
たとき、スライダーピン31が長孔33内において右方
へ移動することにより、アームピン35もシャフトのカ
ム溝25の中を移動して、斜板35の傾斜角(シャフト
15に垂直な平面に対する)が小(第2図の場合は零に
近い。)となる。
したがって、ピストン9の往復運動のストロークは小と
なり、第1作動室12において圧縮比が小となって有効
な圧縮仕事(ポンプ作用)が行なわれなくなるが、斜板
28の中心が右方へ移動し、ピストン9の往復運動の中
心も右方へ偏る結果、リヤ側のピストンへラド11のト
ップクリアランスは第1図と同様に小さく保持されて、
第2作動室13の圧縮仕事(ポンプ作用)が維持される
第1図に戻って、第1作動室12及び第2作動室13へ
圧縮すべき低圧の流体(たとえば冷媒ガス)を吸入する
ために、フロントハウジング4には第1吸入室47が設
けられると共に、リヤハウジング5には第2吸入室48
が設けられており、それらはフロント及びリヤシリンダ
2及び3にそれぞれ穿孔された吸入通路49及び50に
よって斜板室29に連通している。斜板室29は吸入ポ
ート51に通じていて、自動車用空調装置の場合は、冷
媒の蒸発器から潤滑油ミストを含む冷媒ガスを受は入れ
ることになる。各吸入室47.48と各作動室12・1
3との間を導通させる吸入孔52.53を有するサイド
プレート54.55には、各作動室12.13が各吸入
室47・48よりも低圧となった時に開く吸入弁が設け
られるが、吸入弁は図面においては省略されている。ま
た、第1図及び第2図から明らかなように、スプール3
8の制御ピストンである円盤状頭部40の左側の室56
は吸入室48に通じており、前述のようにスプール38
が吸入圧と制御圧室43との差圧によって、斜板28の
軸方向位置と傾斜角を変更して圧縮機の吐a容量を変え
るた絶の制御力を発生する。
また、57は第1吐出室、58は第2吐出室であって、
これらの吐出室と各作動室12.13との間には、吐出
孔59.60と、各作動室の圧力が各吐出室の圧力より
も高くなった時に開く吐出弁61.62とが、前述のサ
イドプレー)54.55にそれぞれ設けられている。2
つの吐出室57.58は図示しない吐出通路に合流して
おり、自動車用空調装胃の場合は凝縮器に接続されるこ
とになる。前述のように、第2図の状態に近く斜板28
の傾斜角が小となった時は、第1作動室12における圧
縮比が小さくなるために、そこで圧縮された流体が吐出
弁61を押し開いて第1吐出室57へ流出するほどの圧
力に達しないので、吐出弁61が開かないで第1作動室
12がデッドボリュームになり、有効な圧縮仕事をしな
くなるのである。このようなときでも第2作動室13が
、吐出量は小さくても高圧を発生して吐出弁62を押し
開くために、圧縮作用を維持することは既に述べた通り
である。
シャフト15が自動車のエンジン等によって回転駆動さ
れると、斜板28も同じ回転運動に加えて揺動運動をも
行なう。回転運動の成分はピストン9に嵌め込まれたシ
ュー26.27と斜板28の周縁部との摺動を生じるだ
けで、ピストン9に何らの運動をも発生させないが、揺
動運動の成分はピストン9に軸方向の往復運動を発生さ
せ、第1作動室12及び第2作動室13、あるいは、小
容量時において第2作動室13は流体の圧縮仕事を行な
う。その際、球の一部をなすシュー26及び27は、斜
板28の周縁部を挟んだ状態で、各ピストン9の中央部
のくぼみに設けられた球形面の中で傾動運動を行なう。
吐出容量を変更するために制御圧室43の圧力が圧力制
御弁46によって変更され、スプール38の軸部分39
がシャフト15の円筒部分32の中で軸方向に移動して
、スライダービン31と斜板28の中心が軸方向に移動
するのを許すことも既に述べた。このように、本実施例
ではスプール38による制御力伝達機構が、主として、
シャフト15の円筒部分32の中に設けられたスプール
の軸部分32と、斜板28をシャフト15に連結するス
ライダーピン31とによって構成されている点に特徴が
あり、それによって制御機構のまとまりが良くなり構造
が簡単になるばかりか、シャフト15は斜板28の開口
を通過してリヤシリンダ3の右端近くまで一体のまま伸
びることができ、リヤシリンダ3に直接取付けられたリ
ヤラジアルベアリング17によって確実且つ強固に支承
されることも可能になって、釉ずれや、それに伴なう軸
振れが全く発生しないという利点が得られる。
このようにシャフト15が、半径方向にはフロントラジ
アルベアリング16とリヤラジアルベアリング17の2
個所において、ハウジング1によって直接支承されるた
砧、軸支持が完全であって、スプール38の軸方向移動
も円滑に行なわれ、シャフト15の円筒部分32と、ス
プール38の軸部分39との各中心軸線が傾斜すること
がなく、常に不動の位置を保つことができるので、両者
間には大きな摩擦力が発生することはなく、スプール3
8がシャフト15につれ回りをしたり、異常な摩耗や焼
き付きを起こすことがなく、円滑な容量制御性や優れた
耐久性が得られる。
第3図は本発明の一つの要部であるシャフト1の円筒部
分32に挿入されるスプール38の軸部分39の変形例
を示したもので、軸部分39の一部を旋削して肉盗み部
63を形成したものである。
スプールの軸部分39は制御力を軸方向に伝えるための
ものであって、大きな曲げ剛性を必要としないので、こ
のように途中の部分の肉を削り取ることによって、軸部
分39とシャフトの円筒部分32との摩擦面積を減らし
、スプール38がシャフト15によってつれ回りするこ
とを一層確実に防止したものである。
〔発明の効果〕
本発明の構成により、圧縮機のシャフトはハウジングに
取付けられた複数個のベアリングによって確実に支承さ
れ、軸ずれや軸振れを生じることがなく、その中心軸線
が不動の位置に保持されるた約に、シャフトやスプーノ
ベベアリング等に無理な力がかからず、異常摩耗や焼き
付きが防止されることに加えて、スプールの軸部分がシ
ャフトの円筒部分の中に挿通され、直接斜板に連結され
たスライダーピンに係合するという制御力伝達機構をと
っているために、機構が簡単でまとまりが良く、きわめ
て堅牢でもあって容量制御性が良く、総じて高い耐久性
が得られる。
また、軸線のずれがなく、スプールの軸部分とシャフト
の円筒部分との摩擦が少ないので、スプールがシャフト
につれ回りすることも防止され、この面でも上記の効果
がより一層高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断正面図、第2図は
同実施例の他の運転状態を示す縦断正面図、 第3図は他の実施例の要部のみを示す縦断面図である。 1・・・ハウジング、    2・・・フロントシリン
ダ、3・・・リヤシリンダ、 4・・・フロントハウジング、 5・・・リヤハウジング、  6・・・スルーボルト、
7・ 8・・・シリンダボア、9・・・ピストン、10
・11・・・ピストンヘッド、 12・・・第1作動室(フロント側)、13・・・第2
作動室(リヤ側)、 14・・・リニヤガイド、15・・・シャフト、16・
・・フロントラジアルベアリング、17・・・リヤラジ
アルベアリング、 18・・・フロントスラストベアリング、19・・・リ
ヤスラストベアリング、 20・・・軸封装置、    21 、22・・・ブツ
シュ、23・・・膨大部分、    24・・・面、2
5・・・カムL       26.27・・・シ2−
28・・・斜板、      29・・・斜板室、30
・・・斜板ガイド、31・・・スライダーピン、32・
・・円筒部分、    33・・・長孔、34・・・ア
ーム、35・・・アームピン、36・・・アームローラ
、37・・・円筒内面、38・・・スプール、    
39・・・軸部分、40・・・円盤状頭部(制御ピスト
ン)、41・・・制御シリンダ、  42・・・Oリン
グ、43・・・制御圧室、    44・・・圧縮スプ
リング、45・・・スナップリング、 46・・・圧力
制御弁、47・・・第1吸入室、   48・・・第2
吸入室、49.50・・・吸入通路、  51・・・吸
入ポート、52.53・・・吸入孔、 54.55・・・サイドプレート、 56・・・左側の室、    57・・・第1吐出室、
58・・・第2吐出室、   59.60・・・吐出孔
、61 、62・・・吐出弁、   63・・・肉盗み
部。 第3図 17・・リヤラジアルベアリング 32・・・シャフトの円筒部分 59・・スプールの軸部分 63・・肉盗み部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.内部に第1の作動室となるシリンダボアと第2の作
    動室となるシリンダボアとを相対向して設けられている
    ハウジングと、前記相対向している対のシリンダボアに
    またがって挿入されている双頭のピストンと、前記ハウ
    ジングの中に挿通され外部動力によって駆動されるシャ
    フトと、前記シャフトによって駆動され前記双頭のピス
    トンに係合して軸方向の往復運動を与える斜板と、前記
    シャフトに設けられた軸方向の長孔に挿通され前記斜板
    の傾動の中心となるスライダーピンと、前記斜板に前記
    傾動を起こさせるカム装置と、前記シャフト上の前記斜
    板の前後の位置において前記シャフトを軸承するために
    前記ハウジングに直接取付けられている複数個のベアリ
    ングと、前記シャフトの前記ハウジング内に挿入された
    軸端において前記軸方向の長孔を含む部分に形成されて
    いる円筒部分と、前記シャフトの前記円筒部分の中に前
    記軸端側から挿入されて前記スライダーピンに係合する
    軸部分と制御圧室の制御流体圧を受ける円盤状頭部を有
    するスプールとを、それぞれ備えていることを特徴とす
    る斜板型可変容量圧縮機。
JP2107513A 1990-04-25 1990-04-25 斜板型可変容量圧縮機 Pending JPH048875A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113819A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 株式会社豊田自動織機 容量可変型斜板式圧縮機
JP2015190431A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社豊田自動織機 容量可変型斜板式圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113819A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 株式会社豊田自動織機 容量可変型斜板式圧縮機
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