JPH0484921A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電気掃除機の使用時に発生する騒音の消音また
は実音化に関するものである。

［従来の技術］ 第５図は例えば実公昭５８−１７５８８号公報に開示さ
れた従来の電気掃除機の側面図で、図中（１）は本体、
（２）は本体に内蔵されているファン、（３）はファン
（２）を駆動するモータ、（４）は集塵室、（５）はフ
ィルタ、（６）は吸気口、（７）は排気口、（８）はホ
ース、（９）はパイプ、（１０〉は床ノズル、（１１）
はスイッチである。

次に上記掃除機の動作について説明する。スイッチ（１
１）をＯＮとすると、本体内のモータ（３）が始動し、
ファン（２）が回転を始める。この状態で床ノズル（１
０）を床面上を移動させると、床ノズル（ｌＯ）よりご
みを含む空気が吸引され、該空気はパイプ（９）、ホー
ス（８）を介して集塵室（４）内に吸引され、フィルタ
（５）により濾過されて、空気のみ排気口（７）より外
気へ放出され、ごみは集塵室（４）内に捕集される。捕
集されたごみは後で廃棄される。電気掃除機はこのよう
に動作する。

［発明が解決しようとする課題］ ところで上記電気掃除機を使用中は、掃除機のモータ（
３）及びファン（２）の回転音や、床ノズル（１０）、
吸気パイプ（９）　　ホース（８）、集塵室（４）、フ
ィルタ（５）あるいは排気口（７）などを通過する空気
流により発生する音のため、かなりの騒音を発生し、掃
除機使用者に不快感を与えるだけでなく、周囲の人達に
もそれなりの不快感を与えており、この騒音の除去ある
いは実音化はかねてより課題となっている。

本発明は、従来の掃除機の上記問題点を解消するために
なされたもので、単調でうるさく周囲に不快感を与える
騒音を減少させるとともに、爽快な音例えば軽快なメロ
ディなどを発生させ、電気掃除機使用中にうける不快感
を消失または和らげるようにした電気掃除機を提供しよ
うとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係る電気掃除機は、
掃除機使用時に発生するモータやファンの回転音、ある
いは空気の吸排気音などの騒音を本体あるいはパイプ内
で感知し、該騒音を分析して、該騒音と逆位相の音波を
発生させ、この逆位相の音波により騒音を打ち消すよう
に構成した消音装置を備えた。

また上記消音装置とともに、爽快なメロディなどの実音
を発生させる爽音発生装置を備えた。

［作用］ 掃除機に消音装置が付設されているので、掃除機使用中
発生する騒音は消音装置によりほとんど消失し、騒音レ
ベルが低くなり、掃除機使用者や掃除機周囲の人達に与
える不快感が大きく低減する。

さらに爽音発生装置の付設により、掃除機使用者あるい
は周囲の人達に爽快感を与える。

［発明の実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す消音装置を付設した電
気掃除機の側面図で、図中（１）〜（１１）は従来の掃
除機と同一または相当部品、（１２）は音圧検知部、（
１３）は電気信号解析処理部、（１４）は圧電フィルム
である。

本発明に係る電気掃除機の消音装置は、上記音圧感知部
（マイク）　（１２）と、電気信号解析処理部（１３）
と、圧電フィルム（１４）とより構成されており、図に
示すように、音圧感知部（マイク）　（１２）は床ノズ
ル（ｌＯ）及び本体（１）内に配置され、電気信号解析
処理部（１３）は本体（１）内に、また圧電フィルム（
１４）は本体（１）およびパイプ（９）内に配置されて
いる。

音圧感知部（マイク）　（１２）は、空気の吸排気音や
、モータ及びファンの回転音を感知し、その音圧を電気
信号に変換する装置で、電気信号解析処理部（１３）は
その音圧電気信号を読み取り、その電気信号に対し１８
０度の逆位相を有する電気信号を発生する装置である。

また圧電フィルム（Ｉ４）は、その逆位相信号を音圧と
して出力するスピーカ機能を備えた装置である。

次に動作について説明する。床ノズル（１０）内あるい
は本体（１）内の音圧感知部（マイク）　（１２）は、
上記吸排気音やモータなどの回転音の音圧を感知すると
、その音圧を例えば第２図に示すような波形を表す電気
信号に変換し出力する。電気信号解析処理装置（１３）
はこの電気信号を入力して、その信号波形を解析し、こ
の信号波形と１８０度位相をずらした第３図に示す電気
信号波形を発生させ、本体（１）内及びパイプ内の圧電
フィルムに送る。

圧電フィルム（１４）は一種のスピーカであり、この電
気信号を第３図に示すような音圧レベルに変換して出力
する。この結果第２図に示す騒音レベルに、第３図に示
すような位相を１８０度ずらせた音圧レベルの音が重な
り、掃除中掃除機より発生する音は、第２図に示す波形
の音と第３図に示す音が合成されて生じた第４図に示す
ような音圧しベルの音となる。すなわち第２図に示すよ
うな騒音は消音され第４図に示すような低い音圧レベル
の音となる。したがって電気掃除機使用時の吸排気音や
モータ、ファンなどの回転音などの騒音はほとんどなく
なり、該騒音によってもたらされる不快感も消失するこ
ととなる。

上記実施例における音圧感知部（１２）および電気信号
解析処理装置（工３）の仕様については特に限定するも
のでなく、市販されているものを使用してもよく、新し
く設計してもよい。ただなるべく小型軽量のものが好ま
しい。

また消音音波を発生させるための圧電フィルムは、さま
ざまな形状に変形させて使用することのできるフィルム
状のスピーカが既に市販されているのでそれを利用し、
本体（１）内あるいはバイブ（９〉内に適宜配置すれば
よい。なお圧電フィルム（１４）の配置箇所は上記本体
（１）及びバイブ（９）内に限るものではなく、有効と
考えられるどの位置でもよい。また消音音波発生手段は
圧電フィルムに限るものでなく、電磁コイルを利用する
スピーカでもよい。

また上記消音音波の電気信号に音楽などの信号、例えば
軽快なメロディの信号などを載せることにより、掃除中
不快な騒音が消音されるとともに爽やかな音楽を楽しむ
ことができる。

さらに上記消音装置をオーディオ機器と接続することに
より、掃除機をスピーカとして利用することも可能とな
る。

［発明の効果］ 本発明は、電気掃除機に音圧感知部（マイク）と、電気
信号解析処理部と、圧電フィルムとよりなる消音装置を
備えたので、掃除機使用中発生する空気の吸排気音やモ
ータ、ファンの回転音などの騒音が消音され、掃除機使
用者や周囲の人達に与えていた不快感を消失させるとい
う優れた効果を挙げることとなった。

また上記消音装置の消音音波の電気信号にメロディの信
号などを載せることにより、掃除中騒音のもたらす不快
感を消失させるとともに、爽快な音楽を楽しむことがで
きるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である電気掃除機の側面図、
第２図は掃除機の発生する騒音の音圧レベルを示す線図
、第３図は上記騒音の音圧波形に対し位相を１８０度ず
らせた消音音波の音圧レベルを示す線図、第４図は消音
された掃除機の発生する音波の音圧レベルの線図、第５
図は従来の電気掃除機の側面図である。 図中、（１）は本体、（２）はファン、（３）はそのモ
ータ、（９）はバイブ、（１０）は床ノズル、（１２）
は音圧検知部、（１３）は電気信号解析処理部、（１４
）は圧電フィルムである。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。 第２図 □位相（又は時間） 第３図 δ−υ？−／」／ 代理人　　弁理士　　佐々木宗治 一一一一位相（又は時間） 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電気掃除機において、 該掃除機使用中核掃除機の発生する騒音を感知し、その
   音圧を電気信号に変換する音圧感知手段と、 上記電気信号を読取り、その電気信号と逆位相の電気信
   号を発生する手段と、 上記逆位相の電気信号を音圧として発生する手段と よりなる消音手段を備えたことを特徴とする電気掃除機
   。
2. （２）電気掃除機において、 該掃除機使用中核掃除機の発生する騒音を感知し、その
   音圧を電気信号に変換する音圧感知手段と、 上記電気信号を読取り、その電気信号と逆位相の電気信
   号を発生する手段と、 上記逆位相の電気信号にメロディの電気信号をのせる手
   段と、 上記電気信号を音圧として発生する手段と よりなる消音と爽音化手段を備えたことを特徴とする電
   気掃除機。