JPH0483251A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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Publication number
JPH0483251A
JPH0483251A JP19878990A JP19878990A JPH0483251A JP H0483251 A JPH0483251 A JP H0483251A JP 19878990 A JP19878990 A JP 19878990A JP 19878990 A JP19878990 A JP 19878990A JP H0483251 A JPH0483251 A JP H0483251A
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JP
Japan
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processing
photosensitive material
nozzle
photosensitive
processing liquid
Prior art date
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Application number
JP19878990A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Hirohisa Ogawa
小川 裕久
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばフィルム状の感光材料を、幅狭の処理
空間にて現像処理するための感光材料処理装置に関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来、感光材料の厚さ方向の幅が狭い処理空間を有する
スリット型の処理槽を用いて感光材料を現像処理する技
術(以下スリット現像という)が知られている(特開昭
63.−131138号)。
このスリット現像は、処理空間の開放部分、即ち大気と
の接触部分の面積が小さいため、処理液の蒸発や劣化(
酸化)が少(、また処理空間の体積が小さいため、補充
方式で処理する場合には新液である補充液の交換比率が
高(なり、少量処理のランニングでも液の蒸発や酸化劣
化の影響を受けにくい。 また、補充方式でない時には
、充填する処理液が少量で済む。
従って、前記補充方式や充填方式のいずれの場合にも、
ランニング液量は少くてよいという利点がある。
一方、このようなスリット現像をフィルムの自動現像機
に適用した場合、以下のような問題点がある。
即ち、処理空間に充填されている処理液量が少いため、
感光材料から溶出した物質の濃度上昇速度が速く、また
処理空間が狭いために処理液が混合されにくい。
このため、感光材料の搬送方向に沿って液組成の不均一
化が生じやすく、−旦不均一が生じると、感光材料の搬
送方向に沿って処理液中に前記液組成の不均一化が拡大
する傾向がある。
このため、処理むらや写真性のバラツキが大きくなると
いう欠点があった。
さらには、処理空間内で感光材料が搬送されると、処理
液は感光材料に対して相対的に流れることになる。 感
光部分では処理に伴い溶出物質が生じるが、前述の相対
的液流により、感光部分の感光材料搬送方向と逆方向の
側端縁は、前記溶出物質の影響を受ける。 特に、現像
液の場合には、溶出物質としてハロゲンイオンや現像抑
制剤等の現像抑制成分が溶出するので、感光部分に隣接
した部分に、いわゆる尾びきが生ずるといった欠点があ
る。 また、この様に溶出した現像抑制成分は、感光面
の感度ムラを生じさせていた。
特に、感光材料が最初に処理液に漬かる搬入口近傍では
、感光材料からの溶比物質の量が多(、かつまた未処理
の感光材料が連続的に送り込まれて来る部分であるため
に、前述した処理液の不均一化が著しく拡大し、尾びき
ゃ感度ムラも顕著に発生するといった問題があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上記従来のスリット現像技術の利点を保持し
つつ、スリット状処理空間内での均一な処理液状態を確
保して、処理ムラや写真性のバラツキの発生を減少させ
るとともに、尾びきや感度ムラの発生を防止し、写真性
が良好な状態に処理された感光材料が得られる処理装置
を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的は以下の発明により達成される。
即ち、本発明は感光材料を収容搬送する幅狭の処理空間
に処理液を充填して該感光材料を処理する処理槽を有す
る感光材料処理装置に8いて、 前記処理空間内には感光材料の感光面に向けて処理液を
噴射するノズルを少なくとも感光材料搬入口近傍に設け
、 前記処理空間内の底部付近には処理液吸入口を設けると
共に、 前記ノズルと前記吸入口とは循環手段を介して連結し、
前記ノズルの噴射方向を感光材料に対して感光材料搬送
方向へ向けたことを特徴とする感光材料処理装置である
〈作用〉 感光材料は、処理槽の処理空間内へ、搬入口から送り込
まれ、幅狭の処理空間内で処理液に漬かる。 感光材料
は前記処理空間内で、処理液に漬かった状態で処理され
ながら搬送される。
前記処理空間内の前記搬入口近傍に設けられたノズルか
らは、処理液が感光材料の感光面へ向けて噴射される。
 処理液は、前記処理空間底部付近に設けられた吸入口
から吸い込まれ、循環手段を介してノズルへ送られる。
 従って処理空間内では、処理液は前記搬入口側から底
部方向へ循環する。
前記ノズルからの処理液噴射方向は、感光材料搬送方向
へ向けられているため、感光材料搬送方向に対して感光
部分の逆方向側端縁に生ずる尾びきや処理ムラが防止さ
れる。 また、感度ムラも減少する。
さらに、感光面に対して処理液が噴きつけられているた
め、感光面から処理液中に溶出した物質が払拭され、常
時感光面は均一な処理液によって処理される。
この結果、良好な写真性を有する処理済感光材料を安定
的に得ることが可能となる。
〈具体的構成〉 以下本発明の一実施例について詳説する。
第1図は本発明の第1実施例である処理装置lの側面断
面図である。 処理装置1を構成する処理槽3は、外部
材5と内部材7とから構成されている。 外部材5の内
部には、底部が円弧状に湾曲した凹部9が形成されてい
る。 また、内部材7の下端は側面視で円弧状に形成さ
れており、前記凹部9内に内部材7を挿入することによ
って、外部材5と内部材7の間に、感光材料Sを処理す
るための狭幅の処理空間11が形成される。
本実施例の処理装置1においては、処理空間11は側断
面で縦U字状、横断面でスリット状に構成されている。
 なお、内部材7は、中実であっても中空であってもよ
く、中空構造とすれば処理液13の保温性が向上する点
で好ましい。
図示するように処理空間11の長手方向端部は、処理槽
3の上面に開口し、一方の口は感光材料Sを挿入する搬
入口12となっており、挿入された感光材料Sは処理空
間ll内を搬送されて、他方の搬出口14から送り出さ
れる。
即ち、処理空間11は感光材料Sの搬送経路となる。
前記スリット状横断面を有する処理空間11の厚さ方向
距離(スリット間隔)は、処理される感光材料Sの厚さ
の4〜100倍程度、特に8〜40倍程度とするのが好
ましい。
このような間隙とすることにより感光材料Sを支障なく
搬送することができ、搬送によるキズの発生も防止する
ことができる。
図面では感光材料Sの搬送手段は省略されているが、リ
ーダテープを用いた搬送方式、搬送ローラを用いた搬送
方式など各種の搬送方式を利用することができる。 な
お、本第1実施例の場合には、感光材料Sの感光面は外
部材5側へ対向せしめた状態で搬送される。
処理空間11内には処理液13が満たされている。 処
理液13の種類としては、処理装置1の用途によって異
なり、例えば現像液、漂白液、定着液、漂白・定着液、
洗浄水、安定液などが挙げられる。
処理空間ll内において、上部開口部近傍には、それぞ
れ給液口15と排液口17が設けられており、給液口1
5は搬入口12側に配置されている。 給液口15より
新鮮な処理液13が処理空間11内に供給され、処理空
間11内において感光材料Sの処理に供される。 処理
空間ll内の処理液13は排液口17からオーバーフロ
ーにより排出される。
一方第1図および第2図に示すように、外部材5の凹部
9を規定する壁部18には、複数の孔が凹部9側から上
方へ向けて傾斜して穿設され、処理液13を噴射するノ
ズル19を構成している。
一方、U字状に湾曲した処理空間11の底部湾曲部分、
即ち凹部9の底部には、処理液13の吸入口21が開口
している。
該吸入口21は、外部材5内に内蔵されたヒータHに連
通し、さらに該ヒータHはポンプPに接続されている。
 前記ポンプpには、外部材5内に設けられた配液路2
3が接続され、前記ノズル19によって、処理空間11
と配液路23が連通する構造となっている。
上記配液路23は、第1図に示す側面視において、処理
空間11の壁部18の外側に配設され、共に下部のポン
プPに接続されている。
本実施例の処理装置lにおいては、ノズル19と吸入口
21は、上記したヒータH、ポンプPおよび配液路23
によって構成されている循環手段によって、連結される
。 なお、ヒータHには、センサーが内蔵されており、
循環する処理液13の温度を随時検出して、処理液13
を最適温度に維持するように、ヒータHが制御される。
  また、このヒータHの補助として各種の面状発熱体
H3をポンプPの前後側に設け、あるいは、ヒータHの
代りに前記面状発熱体Htのみを設けた構成としても良
い。 この他面状発熱体の取付位置としては、内部材7
の外壁側に取付でも良(、この場合の具体的構成として
は、実願平2−29516号に開示されている。
このような面状発熱体としては、ヒーター内蔵パネルヒ
ーター、オイル循環式パネルヒーター、各種導電性フィ
ラーを含有する面状発熱体、ヒーターエレメントを絶縁
材料で被覆したもの等が挙げられるが、その中でも特に
、導電性フィラーを含有するものやヒーターエレメント
を絶縁材料(有機材料、セラミックスまたはこれらの混
合材料等)で被覆したものが好ましい。 なお、導電性
フィラーとしては、例えば、カーボンブラック、グラフ
ァイト、炭素繊維等の炭素系材料のような有機導電性フ
ィラーや、鉄、アルミニウム、チタン、ニッケル等の金
属粉末または二酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム等の金属酸化物粉末のような無機導電性フィ
ラーが挙げられる。
その他具体的構成は、本願畠願人による、平成2年6月
26日付特許出願(2)乾燥装置において開示されてい
る。
既述の如く、外部材5の壁部18に穿孔された孔によっ
て、処理空間11と配液路23は連通されるが、本実施
例におけるノズル角度αは、重力方向(吸入口21より
搬入口12側においては感光材料Sの搬送方向)に傾斜
しており、感光材料Sの表面と成す角の鋭角側の角度α
は、20〜70度、好ましくは35〜55度であると良
い。
このため、ノズル19から噴射される処理液13は、感
光材料S搬入口12側においては、パラレルフローとな
り、搬比口14側においてはカウンタフローとなる。
以上説明したノズル19、吸入口21および循環手段に
よって、処理空間11内の処理液13は、吸入口21を
中心とした搬入口12側と搬出口14側とでそれぞれ循
環する。
本第1実施例の装置においては、第1図に示すように、
上部の搬入口12および搬出口14近傍から、底部付近
までの全域に渡ってノズル19が設けられている。
ノズル19の配置位置は、本実施例の場合に限らず、搬
入口12の近傍にのみ設けていても良い。 搬入口12
の近傍とは、具体的には、感光材料Sが処理液13に最
初に漬かる処理液面直下から、搬送されている感光材料
Sから最初に溶出物質が溶出し始める位置の搬送方向側
付近まででよ(、溶出物質の前記溶出位置や、処理液面
直下にのみ設けてあっても良い。
通常は、搬入口12から処理空間11全長の1/100
〜1/20程度の位置とすれば良い。 ノズル19の形
状は、第2図に示すような円形で、千鳥状に設けられて
いる。 ここでノズル19の径は、0.5〜3mm程度
であり、ノズル19(孔)の深さは3mm以上とするの
が好ましい。 ノズル19の噴射圧力は01〜10 k
g/ cmまた処理’tM l 3のノズル19での線
速度は0.1〜10m/秒とする。
この際、ノズル部分は、指向性を良(するために、例え
ばノズルの入口側のノズル径を大きく、出口側のノズル
径を小さくしたり、ノズル径にうずまき状のらせん溝を
設けたりすることが好ましい。
一方、第3図は、ノズル19の横断面形状をスリット状
とした第2実施例を示す凹部9壁面斜視図である。
該実施例の場合においては、ノズル口の形状は0.1〜
2X35〜180mm程度としている。
第1および第2実施例の場合には、ノズル19が壁部1
8のほぼ全域に渡って設けられているため、処理空間1
1から各ノズル口に加わる圧力は上下方向に一次的に変
化する。
即ち、処理空間11内の処理液13の水圧によって、上
部位置に有るノズル19に対する圧力が低くなり、底部
のノズル19に加わる圧力が高(なる。 そして、各ノ
ズル19には共通する圧力手段から処理液13が供給さ
れるため、上部に位置する(搬入口12および搬出口1
4近傍に位置する)ノズル19からの噴流の線速度が最
も速くなり、処理空間11の底部方向へ向けて遅くなる
この結果、特に感光材料Sからの溶比物質の量が最も多
い搬入口12近傍において、ノズル19による処理液1
3の撹拌および・または循環作用が最も良好に発揮され
、処理ムラや写真性のバラツキが有効に防止される。
かつまた、処理液13の噴射方向が感光材料Sの搬送方
向に傾けて向けられている為に、感光面に対して尾びき
が発生する搬送逆方向側から、処理液13を噴きつける
こととなり、尾びきの防止効果が飛躍的に増大する他、
感度バラ′ツキも減少する。
さらに、搬入口12、搬出口14近傍におけるノズル1
9は、処理液面下に配置され、かつ重力方向(下方)へ
向けられているので、処理7夜13の噴射線速度が速く
ても、感光材料Sに噴きつけられた処理液の飛沫が処理
槽3の外側に飛散したり、あるいは処理液面の下側から
噴射流が湧きだして、処理槽3外に処理液13がこぼれ
るといったがトラブルが回避される。
一方、ノズル19は吸入口21方向へ傾斜して設けられ
ているので、循環流に乱れが少(、循環効率が良好であ
る。
なお、感光面に対して、処理液13が直接噴きつけられ
るために、処理液13中に溶出してきた溶出物質は直ち
に払拭され、処理液13の乳剤層への浸透が容易となり
、処理液13による処理が促進される。 このため、処
理時間の短縮が可能となり、かつ・または処理液13中
の処理剤濃度を薄めることや、補充量を少くすることが
可能となるので、従来のスリット現像手段に比較しても
、さらに−層、処理能力の拡張や、処理液13のランニ
ングコストの低減を図ることができる。
特に本第1実施例の場合には、壁部18の全域に渡って
ノズル19が配置されているので、前記効果をさらに顕
著に奏せしめることが可能である。
処理液13の希釈度は1例えば現像液の場合には通常の
処理液の5〜25%の水を加えることができる。 また
は、補充量は5〜25%減らすことができる。
第2実施例の場合には、上記効果の他、ノズル25が感
光材料Sの幅方向に長いスリット状であるため、感光面
の幅方向において常時処理液13が均一に噴きつけられ
、より良い安定した写真性を得ることができる。
第4図は第3実施例の側面断面図である。
処理槽31は、第1実施例と同様に、外部材33と、内
部材35とによって構成されている。 外部材33に縦
方向に形成された0字状の凹部37には、前記内部材3
5が挿入され、外部材33と内部材35の間に、前記第
1および第2実施例と同様なスリット状断面の処理空間
38が形成される。 本第3実施例では、感光材料Sは
感光面を内部材35側へ向けた状態で、処理空間38内
を搬送される。
内部材35の外側面には、ノズル39が設けられている
内部材35の下端部には、吸入口41が設けられ、該吸
入口41は内部材35内に内蔵されているヒータHに接
続されており、該ヒータHはさらにポンプPに連通して
いる。 ヒータHには既述の第1実施例と同様にセンサ
ーHが内蔵されている。 また、ヒータは第1実施例と
同様に面状ヒータとして、ポンプPの前後側に設けても
良い。
一方、内部材35内には、前記ポンプPに連通している
配液路47が縦方向に設けられ、該配液路47には前記
ノズル39のノズル孔が連通しており、配液路47を介
してポンプPからノズル39へ処理液13が配液される
以上説明したように、ヒータH、ポンプPおよび配液路
47とからなる循環手段は、内部材35内に設けられて
いる。
なお、ノズル口の形状は、既述の第1または第2実施例
の形状と同様とする。
上記構成を有する第3実施例においては、前記第1およ
び第2実施例の奏する効果の他、内部材35内に循環手
段がユニット化されているので、外部材33の大きさが
小さくなって、装置のコンパクト化が図られる。 また
、内部材35を取り外すことによって、循環手段の修理
や補修が容易となるといった利点が有る。
内部材35の製造方法としては、第4図に示すような側
面視で、配液路47部分から左右に分割された構成部材
に、ノズル39と貼り合せ状態で配液路47を構成する
溝を形成し、これを貼りあわせて製造する手段が考えら
れる。
この場合には左右の構成部材共に、同一規格のものを製
造すれば良く、製造コストも安価となる。 また、配液
路が1つですむため、処理槽31内を循環する処理液1
3の量も少くてすみ、処理液13のランニングコストが
さらに安価となる他、疲労した処理液と補充処理液との
代謝が良くなり、処理効率が向上する。
なお、以上説明した実施例と同様の構成において、ノズ
ル19の配置位置を、感光材料Sの搬入口12側にのみ
設けた構成とすることも可能である。 この場合におい
ては、ノズルが起す噴射流によって、補充液の給液口1
5から排液口17への処理液の流れが起こり、処理液の
代謝が促進されるといった利点がある。
以上説明したように、本発明の装置における各効果は、
感光材料Sが処理液中の溶出物質によって受ける影響が
最も大きい現像処理に利用した場合に、最も顕著に発揮
される。
本発明において、現像機能を有する処理液として、現像
液を使用する時は、黒白現像液、カラー現像液のいずれ
かであってもよく、処理される感光材料に応じて適宜選
択すればよく、浴現像(漂白)定着液であってもよい。
本発明を用いる感光材料の処理方法としては、 黒白現像一定看一乾燥 発色現像一漂白定看一水洗→乾燥 発色現像−漂白一定看一水洗一乾燥 発色現像→漂白−漂白定着→水洗→乾燥黒白現像→水洗
−反転処理(カブらせ露光またはカブらせ浴処理)−カ
ラー現像−漂白一定着一水洗→乾燥 黒白現像−水洗−カラー現像−漂白定着→水洗→乾燥等
が挙げられる。
その他、必要に応じて前硬膜浴、中和塔、画像安定浴等
の諸工程が組合わされる。
さらには、水洗処理のかわりに実質的な水洗工程を設け
ず、いわゆる“安定化処理”だけを行うなどの簡便な処
理の処理装置に利用することもできる。
また、−浴現像(漂白)定着処理であってもよい。
本発明においては、現像処理を行う場合に限られず、図
示の処理装置を複数並設して、各処理装置の間にはクロ
スオーバ手段を設け、上記各種処理を本発明の装置によ
って連続的に行う構成とすることもできる。
本発明の処理装置にて処理される感光材料の種類は特に
限定されず、例えばカラーネガフィルム、カラー反転フ
ィルム、カラー印画紙、カラーポジフィルム、カラーペ
ーパー、カラー反転ペーパー、製版用写真感光材料、X
線写真感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイ
クロ用感光材料等、各種感光材料が挙げられる。
なお、本発明の処理槽は、例えば、湿式の複写機、自動
現像機、プリンタープロセッサービデオプリンタープロ
セッサー、写真プリント作成コインマシーン、検版用カ
ラーペーパー処理機等の各種感光材料処理装置に組み込
んで用いることができる。
本発明を白黒現像処理に用いる場合において、使用され
る黒白現像液には、ジヒドロキシベンゼン類(例えばハ
イドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例えば1−フェ
ニル−3−ビラゾリドン)、アミノフェノール類(例え
ばN−メチル−p−アミノフェノール)等の公知の現像
主薬を単独あるいは組合わせて用いることができる。
一方、本発明をカラー現像処理に用いる場合に使用され
るカラー現像液は、一般に、発色現像主薬を含むアルカ
リ性水溶液から構成される。
発色現像主薬は公知の一級芳香族アミン現像剤、例えば
フェニレンジアミン類(例えば4−アミツーN、N−ジ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N、N−ジ
エチルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N
−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メ
チル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチルアニリン、4−アミノ−3−メチル−N
−エチル−N−β−メトキシエチルアニリン等)を用い
ることができる。
発色現像液はそのほかpH緩衝剤、現像抑制剤ないしカ
ブリ防止剤等を含むことができる。
また必要に応じて、硬水軟化剤、保恒剤、有機溶剤、現
像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、かぶらせ
剤、補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸系キレー
ト剤、酸化防止剤、アルカリ剤、溶解助剤、界面活性剤
、消泡剤等を含んでいてもよい。
本発明におけるカラー(発色)ないし黒白現像液の処理
温度は、30℃〜50℃が好ましく、さらに好ましくは
33℃〜42℃である。
また、本発明における現像処理は、前記のように、現像
液を補充する補充方式であっても、また無補充方式であ
ってもよい。
本発明において使用される定着液ないし漂白定着液には
、定着剤が含有される。
定着剤としてはチオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリ
ウム(ハイポ)、ハロゲン化アンモニウム、チオ尿素、
チオエーテル等が挙げられる。
そして、漂白定着液である場合は、これらの定着剤に加
えて、漂白剤を含み、具体的IこGまポリカルボン酸の
鉄塩、赤血塩、ブロメート化合物、コバルトへキサジン
等が挙げられる。 これらのうちフェリシアン化カリ、
エチレンジアミン四を酸鉄(III)ナトリウムおよび
エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウムは特
に有用である。
定着液ないし漂白定着液には、定着剤の他に、通常、亜
硫酸ナトリウム等の保恒剤、酸剤、緩衝剤、硬膜剤など
の定着助剤を含有させることができる。
また、漂白ないし漂白定着液には、米国特許筒3,04
2,520号、同第3.241゜966号、特公昭45
−8506号、特公昭45−8636号などに記載の漂
白促進剤、特開昭53−65732号に記載のチオール
化合物の他、種々の添加剤を加えることもできる。
水洗工程に用いられる水洗水には、必要に応じて公知の
添加剤を含有させることができる。
例えば、無機リン酸、アミノポリカルボン酸、有機リン
酸等のキレート剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止す
る殺菌剤、防ばい剤、マグネシウム塩、アルミニウム塩
等の硬膜剤、乾燥負荷、ムラを防止するための界面活性
剤などを用いることができる。
または、L、 E、 West、 −Water Qu
alityCriteria″Phot、 Sci、 
and Eng、、 vol、9 No、6P344〜
359 (1965)等に記載の化合物を用いることも
できる。 安定化工程に用いる安定液としては、色素画
像を安定化する処理液が用いられる。 例えば、pH3
〜6の緩衝能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマ
リン)を含有した液などを用いることができる。 安定
液には、必要に応じて蛍光増白剤、キレート剤、殺菌剤
、防ばい剤、硬膜剤、界面活性剤等を用いることができ
る。
本発明における感光材料は種々のカラーおよび黒白感光
材料のいずれであってもよい。 例えば、カラーネガフ
ィルム、カラー反転フィルム、カラー印画紙、カラーポ
ジフィルム、カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、
X線写真感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マ
イクロ用感光材料等が挙げられる。
以上、本発明の構成例を挙げて説明したが、本発明は、
これらに限定されるものではなシ入ことは言うまでもな
い。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
第1図に示される処理装置1を、富士写真フィルム■製
チャンピオン23用カラーネガフィルム処理機の現像処
理部分に設置した。
処理する感光材料は、特許公開公報昭和63年第708
57号公報記載の第5実施例に示されているものを使用
した。
処理液は表1に示された組成の発色現像液を水にて20
%希釈した液を利用した。
表  1 ジエチレン トリアミン五酢酸 1−ヒドロキシ エチリデン−1゜ 1−ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム 炭酸カリウム 臭化カリウム 沃化カリウム ヒドロキシアミン 4−(N−エチル− N−6−ヒドロキシ エチルアミノ)−2− メチルアニリン硫酸塩 水を加えて 1.0 1.1 2.0 2.2 4.0 30.0 1.4 1.3mg 2.4 4.5 4.4 32.0 0.7 2.6 5.0 1 リットル 1 リットル また処理空間11のスリット断面の厚さ方向幅は2.5
mmとし、縦方向深さは900mmとした。
現像液(処理液)の液量は1.5ρとし、ポンプにより
、現像液を8β/分の割合で循環させ、ノズル19から
ジェット噴射させた。 この場合ノズル19の深さは、
8mm、ノズル孔の大きさは0.、9aa+径(第2図
参照)とし、噴射圧は1 、3 kg/cm”にて、ノ
ズル19の液線速を05〜2m/秒とした。 千鳥状に
配置されたノズル19の間隔は、上下左右方向に12m
mとした。 また、ノズルの噴射方向と、感光材料Sと
のなす角αを40度とした。
また感光材料の搬送速度は0.62m/分とした。 そ
の他処理工程は表2に示す。
表   2 ニー1 矩野瀾 矩し匡 ム±」 彫i−発色現像  
3分15秒   38℃     81245mj漂 
 白   1分00秒   38℃     4 Q 
    20mN漂白定着  3分15秒   38℃
     8C30耐安  定    40秒   3
5℃     41220m1市感光材料35m/m巾
1m長さ当たり上記条件で実施した結果を表3に示す。
比較例は、上記本発明の実施例と同様の条件で、ノズル
を設けていない構造において実施したものである。
感光材料には、センシトメトリー露光と、ハーフ露光と
、1010X10の矩形波画像を焼付けた後、処理した
処理ムラの有無は5ハ一フ露光部の現像ムラを目視観察
して判断した。
尾びきは、矩形波画像部の白部と黒部の境をカラープリ
ントにして、目視判定で求めた。
符号の説明 l・・・処理装置 3・・・処理槽 5・・・外部材 7・・・内部材 9・・・凹部 11・・・処理空間 12・・・搬入口 13・・・処理液 14・・・搬出口 15・・・給液口 17・・・排液口 18・・・壁部 19・・・ノズル 21・・・吸入口 23・・・配液路 25・・・ノズル 31・・・処理槽 33・・・外部材 35・・・内部材 〈発明の効果〉 本発明の装置によれば、スリット現像技術の利点を本実
施例したまま、さらに感度、諧調等の写真性が良好で、
感度ムラや尾びきの発生が抑制された処理済感光材料を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例である処理装置の側面断面
図である。 第2図は第1実施例におけるノズル孔の形状および配置
状態を示す外部材の凹部内壁の部分斜視図である。 第3図は同じく第2実施例における外部材の凹部内壁の
部分斜視図である。 第4図は第3実施例の装置を示す側面断面図である。 37・・・凹部 38・・・処理空間 39・・・ノズル 41・・・吸入口 47・・・配液路 H・・・ヒータ Hl・・・面状発熱体 P・・・ポンプ 特許比願人 冨士写真フィルム株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  隔間     弁理士 
  増  1) 達  哉G IG IG

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光材料を収容搬送する幅狭の処理空間に処理液
    を充填して該感光材料を処理する処理槽を有する感光材
    料処理装置において、 前記処理空間内には感光材料の感光面に向けて処理液を
    噴射するノズルを少なくとも感光材料搬入口近傍に設け
    、 前記処理空間内の底部付近には処理液吸入口を設けると
    共に、 前記ノズルと前記吸入口とは循環手段を介して連結し、
    前記ノズルの噴射方向を感光材料に対して感光材料搬送
    方向へ向けたことを特徴とする感光材料処理装置。
JP19878990A 1990-07-26 1990-07-26 感光材料処理装置 Pending JPH0483251A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683017A (ja) * 1992-03-02 1994-03-25 Eastman Kodak Co 感光材料を処理する装置
US5452044A (en) * 1993-04-27 1995-09-19 Eastman Kodak Company Processing apparatus
US5747350A (en) * 1993-04-02 1998-05-05 Boehringer Mannheim Gmbh System for dosing liquids
US5809362A (en) * 1996-01-31 1998-09-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photosensitive material processing device
JP2008209331A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置

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