JPH0483008A - 斜張橋におけるケーブルの制振方法 - Google Patents

斜張橋におけるケーブルの制振方法

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JPH0483008A
JPH0483008A JP19851690A JP19851690A JPH0483008A JP H0483008 A JPH0483008 A JP H0483008A JP 19851690 A JP19851690 A JP 19851690A JP 19851690 A JP19851690 A JP 19851690A JP H0483008 A JPH0483008 A JP H0483008A
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JP
Japan
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cable
vibration
damping
stayed bridge
cylinder
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Pending
Application number
JP19851690A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Takii
良一 滝井
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OOTAKI YUATSU KK
Original Assignee
OOTAKI YUATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は斜張橋におけるケーブルの振動を止める方法に
関する。
(従来の技術) 主塔から斜め下方に延びたケーブルに補剛桁を結合した
斜張橋は、そのスマートで近代的なフォルムが近年にわ
かに脚光を浴びつつあり、橋梁デザインの最新モードを
い(「オシャレ」な橋として、優美で近代的な景観をか
もしだしている。ところが、この斜張橋の優美な景観を
出すケーブルの振動が大きな問題となっている。
即ち、主塔から補剛桁にわたって斜めに張設されたケー
ブルが、風、雨及び補則桁上を歩行する車両等で振動し
、その振動は補剛桁を結合するケーブルに金属疲労を招
き、最悪の場合はケーブルが切断するといったことにな
る。
そのため、斜張橋を管理する公団、或いはこれら橋梁を
建設する会社等はケーブルの振動を止める方法について
夫々研究しており、現在、施工されている方法は各ケー
ブル相互をワイヤーで結ぶといった方法である。
(発明が解決しようとする課題) 上記したケーブル相互をワイヤーで結ぶ方法は、たしか
にケーブルの振動を止めることについては十分にその目
的が達成されるが、斜張橋が有する優美な景観が損なわ
れるという問題を有する。
この斜めに張られたケーブルがかもしだす優美な景観が
損なわれてしまうと斜張橋としての良さが全く無くなっ
てしまうものである。
本発明は上述した如き従来の技術の有する問題点に鑑み
てなされたもので、その目的とする処は、ケーブルがか
もし出す優美な景観を損なわずに、該ケーブルの振動を
防止することが出来る方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明におけるケーブルの
制振方法は、主塔と補剛桁とに渉って架設されたケーブ
ルの長さ方向の略中央位置の外側に、気体又は液体を封
入した環状の袋体を介してある重さを有した筒体を配置
し、ケーブルが振動によって軸芯と直交する方向へ移動
する作用と、そのケーブルの移動に伴なって気体又は液
体を介して移動する筒体の反作用を衝突させてケーブル
の振れを減衰制振することを特徴とする。
(作 用) 上記方法によれば、風或いは補剤桁上を走向する車両に
よってケーブルに振動が生じた場合、そのケーブルが軸
芯と直交する方向に移動すると、その周面に装着された
気体又は液体を封入した環状の袋体はその移動方向側が
筒体との間で圧迫され、ケーブルが反対方向に移動しよ
うとした時、先の袋体の作用でケーブルの移動方向と同
方向に時間差を有して移動する袋体と衝突し、ケーブル
の振動が減衰される。
(発明の効果) 本発明の斜張橋におけるケーブルの制振方法は以上の如
き構成としたものであるから、ケーブルに発生する振動
は、該ケーブルの振動で生じる移動作用と、その移動に
伴なって作動される気体又は液体を封入した袋体及びそ
の外側の筒体の時間差を有しての反対方向への移動作用
の衝突で打ち消し合い、振動を減衰、制振することがで
きる。
しかも、上記の動作はケーブルが振動を開始すると同時
に機能するため、振幅の小さい振動の初期において効果
的に制振することができる。
又、上記の制振手段は各ケーブルに取付けるため、ケー
ブルがかもし出す優美な景観を損なうことが無く、非常
に有益である。
(実施例) 以下、本発明の制振方法を図面の原理図を基に説明する
第1図は斜張橋の一部を示す概略図で、主塔1の上部か
ら斜め下方に延びたケーブル2に補剛桁3が直接結合さ
れて斜張橋が構成されており、その各ケーブル2の長さ
方向の略中央位置に制振装置Aが装備されている。
その制振装置Aは、気体又は液体を封入した環状の袋体
4と、その袋体4の外側に嵌合する金属製の筒体5とか
ら成り、上記袋体4は中央で左右の室4m、 4bに区
画されると共に、その左右の室に区画する仕切壁6には
一方向弁7が設けられている。そして、この袋体4は筒
体5内に4個配設するとに、ケーブルの長手方向に沿っ
た両側に位置する袋体4と、その間に位置する2個の袋
体4は仕切壁6の位置を90°ずらして設けられている
即ち、4個の袋体4のうち、左右両側の2個はケーブル
2が左右方向に移動した時作用し、中間の2個はケーブ
ル2が前後方向に移動した時作用するようにしである。
従って、この袋体4の取付個数は、ケーブル2の360
°の方向の移動に対してきめ細かく対応させようとした
場合、それに応じて増加し、且つ2個1組となして仕切
壁の方向をずらして配設する。
次に、上記制振装置Aの作動について説明すると、ケー
ブル2が振動しない静止した状態ではケーブル2が袋体
4の中心に位置し、袋体4の右室4aと左室4bは同じ
圧力に保持されている。(第7図(3)参照) その状態からケーブル2に振動が発生し、ケーブル2が
左右方向に移動した時4個の袋体4のうち、外側に配置
された2個の袋体4が反応し、ケーブルの振動を減衰、
制振する。
即ち、ケーブル2が右方向に移動すると袋体4の右室4
aの気体(空気)は一方向弁7を開いて左室4bに流入
しく第7図(b)参照)、ケーブル2が左方向に戻ろう
とすると一方向弁7は左室4bの圧力で閉じられ、袋体
4は筒体5を右方向へ移動させる。(第7図(C)参照
) それによってケーブル2の移動作用と、時間差をおいて
右方向へ移動しようとする袋体4及び筒体5が衝突し、
振動は減衰されケーブル2の移動量は小さくなるが、再
び第7図(b)の如き動きをして第7図(d)の如くな
り、この第7図(C)と第7図(d)を数回繰り返して
振幅が小さくなり、第7図(e)の如く静止の状態とな
る。
以上はケーブル2が左右方向に移動した場合の制振作用
であるが、その他の方向も同様にして制振されるもので
ある。
又、上記の減衰、制振を行なう袋体4は、振動の初期に
おいて作動するため外径寸法はそれほど大きくなくても
良く、軸方向の長さ(厚さ)がある程度あれば良いため
、ケーブル2の外側に取付けた場合目立たず、斜張橋の
景観を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の実施例を示し、第1図は斜張橋の一
部を示す正面図、第2図は制振装置の概略を示す断面図
、第3図乃至第6図は第2図の(3) −(3)線、(
4)−(4)線、(5)−(5)線、(6)−(6)線
に沿える断面図、第7図(a)〜(e)は制振装置の動
作順を示す断面図である。 図中、1:主塔、    2:ケーブル3:補剛桁、 
  4:袋体 5:筒体     A:制振装置 特許出願人    株式会社大滝油圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主塔から斜め下方に延びたケーブルで補剛桁を保持する
    斜張橋におけるケーブルの制振方法であって、主塔と補
    剛桁とに渉って架設されたケーブルの長さ方向の略中央
    位置の外側に、気体又は液体を封入した環状の袋体を介
    してある重さを有した筒体を配置し、ケーブルが振動に
    よって軸芯と直交する方向へ移動する作用と、そのケー
    ブルの移動に伴なって気体又は液体を介して移動する筒
    体の反作用を衝突させてケーブルの振れを減衰制振する
    ことを特徴とするケーブルの制振方法。
JP19851690A 1990-07-25 1990-07-25 斜張橋におけるケーブルの制振方法 Pending JPH0483008A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013062078A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドレギュレータ

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