JPH048295B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、互いに向かい合つた対になる４つの
側壁と底部端壁および頂部端壁とよりなる容器本
体を有し、頂部端壁は対向する横方向の２つの縁
部のそれぞれにそつて２つの三角形の二重壁の突
起片につながつており、さらに、内面どうしを相
互結合した２つの材料層によりなるシールひれ片
が頂部端壁ならびに三角形突起片の頂面上をその
三角形の頂点にいたるまで延びているような型式
の包装容器に係る。

（従来の技術） 包装技術分野で周知の如く、ウエブ状の包装材
料の長手方向の縁部をシール継ぎに一体に接合し
て筒形に折りたたみ、この筒形いにミルク、フル
ーツジユース等の流動体又は半流動体の製品など
のような所要の中味を充填し、次にこの中味を入
れた筒形の軸線に直角に互いに一定距離におかれ
た幅のせまい平らにする領域にそつて横方向の繰
返しシールを施すことにより筒形をシールし中身
を入れたシールされた筒空形セレクシヨンを成形
し次に上記シール領域における切込みにより筒形
から引き離される平行六面体の包装容器を折り込
む成形工程を施すことにより包装容器の製作がで
きる。このような型式の包装容器には、その隅縁
部の４個所にそつて二重壁の三角形の突起片と包
装容器の頂部および底部端面にそつた立上がり状
のシールひれ片が設けられ、このシールひれ片は
三角形の突起片上その頂点にまで延びている。こ
のような型式による包装容器はミルクやフルーツ
ジユースなどの配給のための包装にきわめて一般
的に使用されるものであり、普通その側壁に対し
て折り込まれシールされた三角形の突起片の内の
１つを持ち上げ切り取り包装容器の中に通ずる通
路を形成する。

上記シールひれ片に開口切り目をおき、三角形
の突起片の１つの上ならびに包装容器の隣接する
頂部端壁上に延びるシールひれ片の部分を含む所
望の開口域内においてシールひれ片内のシール層
間のシール接着を例えばシールひれ片内に引きは
がしワイヤ又は引かはがし片などを挿入してこれ
を破壊することにより開口することが場合により
好適であると判つている。シールひれ片に開口を
設けるもう１つの方法としては、シールひれ片の
実際のシールを自由外縁部に配し、シールの下方
であり、しかもシールひれ片の基礎ラインの上方
の位置にシールひれ片に平行に切り込み又は引き
裂き孔を設けこれによりシールひれ片を開口させ
る方法があげられる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、包装容器の中味を具合良く注出
させる注出通路を形成するためには、単にシール
ひれ片のシール接着を引きはがしたり、シールひ
れ片の長手方向の切り込みを裂き開くなどしてシ
ールひれ片に開口を形成するのは不十分で、スロ
ツト状の開口を広げてより広い通過面積をもつ注
出通路にする必要がある。このような大きな注出
通路は、開いた突起片を持ち上げ押し戻し菱形の
開口を形成するようにすることにより形成できる
点は周知のことであるが、同時に又シールひれ片
又はその一部が注出通路の開口縁を形成するよう
な場合かかる開口形成はかなり困難となる点も認
められている。この理由としては、シールひれ片
は通常包装容器の頂部端壁の方に傾斜させて折り
曲げられており、注出通路として使用される突起
片と反対位置にある三角形の突起片が包装容器の
側壁に折りたたまれているのでシールひれ片は或
る程度その傾斜又は折り曲げ位置にロツクされる
からである。即ち、シールひれ片は包装容器の頂
部端壁の少くとも一部に沿つてそれに押しつけら
れるのである。このシールひれ片が包装容器の頂
部側壁に傾斜してかかる傾向により菱形開口の形
成が困難となり、更に、三角形の突起片の一辺が
予定通りの如く「外方に拡がる」ことができずそ
の代りに反対方向即ち内方に「折り込む」ことに
なるので菱形の開口ではなくしばしば角度状実際
にはスロツト状の開口が形成される。一般に、こ
れは「つぶれ突起片」と呼ばれる。

この「つぶれ突起片」発生の原因はシールひれ
片又はその一部が比較的堅い「フレーム」を形成
し、更に、頂部端壁に向かつて傾いているシール
ひれ片の部分は外方に折り拡がる自然の傾向をも
たずその代り「フレーム」内に発生する応力のた
め容易に内方に折り込められ上述の如き結果をも
たらす点にある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、シールひれ片はシールひれ片の長さ
の少くとも一部にわたり頂部端壁に対して折りた
たまれてその折りたたまれた位置に保持され、三
角形の突起片の１つの上に延びているシールひれ
片の部分のすべてを含む、シールひれ片の全長の
うちの一部分に沿つて、該シールひれ片の２つの
材料層の間におけるシール接着が引きはがされる
か、或いは、シールひれ片の前記一部分が、その
長手方向に、シールひれ片の基礎ラインの上にあ
る１つのラインに沿つて分離又は切断されるか、
どちらかの態様で包装容器は開口されるように構
成されており、更に、シールひれ片が、シールひ
れ片の折りたたみ位置において頂部端壁にもつと
も近いシールひれ片の材料層に包装材料を弱める
１つ又は複数の弱化ラインを有することを特徴と
する。

（発明の作用効果） 本発明によれば、前記弱化ラインが存在するこ
とにより、シールひれ片を引き裂き又は切断した
ときに、注出通路を構成する包装容器の開口がほ
ぼ菱形状で、大きく確実に形成される。弱化ライ
ンを設けたところにおいて、開口のまわりのシー
ルひれ片を構成する層で形成された「フレーム」
が分割され、「フレーム」に過大な応力が生じる
のを防止して、開口がつぶれてしまう不都合を無
くするのである。

（実施例） 以下、本発明の詳細を添付図面参照の下に説明
する。

序文に述べたような包装容器は紙やこれに類似
の剛性材料の基礎層よりなる平らな包装材料ウエ
ブより製作され、その基礎層の片面には熱シール
性プラスチツク（通常はポリエチレン）が被覆さ
れている。気密層を得るため、積層体にはアルミ
ニウム箔又は気密プラスチツクなどの如き障壁材
の層が好適には上記基礎層と包装容器の内面を構
成する目的の熱シール性熱可塑性の層との間に嵌
装されて設けられる。包装容器の成形を容易なら
しめるように第４図にみられる如く包装材ウエブ
１には折りたたみ作業を容易にする折り目ライン
２が設けられている。この包装材ウエブ１を筒状
に折り込み包装ユニツトに形成した後、各包装ユ
ニツトは、第４図でパネル４として示す平らにし
たシール領域に沿い液密シールを施す。従つて、
１つ１つの包装容器はこのパネル４にそつて互い
に切り離され、包装容器の成形ならびにシール後
に作り出される切り取り線は鎖線３に示される。
後述様式の注出通路の成形を容易ならしめるため
包装材ウエブ１にはその折り目ラインの１つのパ
ターンごとに注出通路の開口を容易ならしめる働
きする数本の傾斜した折り目ライン５が設けられ
ている。包装材ウエブには、パネル４に折り目ラ
イン５がつながる個所又はその近くに包装材の基
礎層又はその外層を貫通するも内方プラスチツク
層はそのままに残している切り込み又は同様に内
方プラスチツク層を破らずに残す打ち抜き孔によ
つて構成される弱化ライン６が設けられている。
この弱化ライン６の目的については詳しく後述す
る。

折りたたみを容易にする折り目ライン２の繰返
しパターンを有する第４図に示す包装材ウエブ１
は既述の如き方法で包装ユニツトに変えられる。
完全な折り目ライン２のパターンの１つに相当す
る包装材ウエブ１の部分により１つの包装ユニツ
トができる。第１図にかかる包装ユニツトが対向
する対の側壁７と頂部端壁８より構成されて示さ
れている。頂部端壁８は第４図の包装材ウエブの
パネル８′で作られ、シールひれ片９は鎖線３の
片側にあるパネル４の部分により形成される。包
装容器成形後、二重壁の三角形の突起片１０を包
装容器の隅に形成しシールひれ片９が頂部端壁８
ならびに三角形の突起片１０上に延び突起片１０
の頂点１６にいたる。

第１図に示すような包装容器の場合、シールの
下方のシールひれ片９の一部を二重壁の突起片１
０の１つの頂点１６からシールひれ片９の基礎ラ
イン１８に折り目ライン５が集まる点又は個所１
７まで引き裂くことにより具合良く開口すること
ができる。しかしながら、特に中味が一杯のパツ
ケージの場合このような開口にはその開口時に中
味がこぼれるという危険がともなつており、シー
ルひれ片９が引き裂かれずシールひれ片９内の相
互にシールされた層がこの間の接着が破れて互い
に引き離されるようにした場合に、より良い開口
を得ることができる。このような層の分離がシー
ルひれ片９で発生すると、その縁部はシールひれ
片９を引き裂いた時に比べより高さが大きくなり
その結果こぼれの危険性が低下する。

シールひれ片９の層の間のシール接着の引き離
しもしくは引きはがしはシール領域に挿入した引
き離しワイヤ又は引き離し片を用いて周知要領で
実施でき、シールひれ片９の層の間のシール接着
は三角形の突起片１０の頂点から折り目ライン５
の集まる個所１７にかけて好適に引きはがされ
る。突起片１０を持ち上げることにより菱形の開
口１１が第３図の如く形成され、この開口１１は
シールひれ片９の互いに引き離された部分により
区画形成されている。このシールひれ片９の部分
は第４図に示すパネル４で構成される比較的堅い
フレーム１２を形成し、引き離される部分の後方
の領域におけるシールひれ片９は包装容器の頂部
端壁８に平らに押しつけられるので平らにされた
シールひれ片９の部分と開口１１を形成する開い
たシールひれ片９のフレーム１２との間の境界部
には強い応力が発生し、これらの応力は菱形の開
口１１の形成に抵抗して働く。

その結果、従来のものにおいては第２図に示す
ようにいわゆるつぶれ突起片が形成される。即
ち、フレーム１２の折り目１３が菱形の開口１１
を形成するよう外方に折り拡がらず逆に内側に折
り込まれその結果開口面積を大幅に減少させる。
既述の如く、この現象は、頂部端壁８に平らに押
しつけられたシールひれ片９の部分と開口１１を
形成するシールひれ片９の部分との間の境界部の
シールひれ片９に発生する過大な応力に帰因して
いる。そして、内方に引き寄せられいわゆるつぶ
れ突起片を引き起こすのは常に頂部端壁８に押し
つけられているシールひれ片９の部分につながる
開口１１の辺の部分であることが判明している。
更に又、既述の包装材ウエブ１のパネル４に包装
容器の頂部端壁８の方に向かつたシールひれ片９
の部分における層を弱めるような弱化ライン６を
設けた場合上記のつぶれ突起片を大幅に防ぐこと
ができることが明らかになつた。この弱化ライン
６完成した包装容器において開口１１の後方隅部
を形成する素材ブランクの領域、即ち頂部端壁８
の２つの隅部のそれぞれから互いに収れんするよ
うに延びる折り目ライン５の集まる個所１７に配
置されるとよい。包装容器の適切な個所に弱化ラ
イン６を設けた場合には、切り離されたシールひ
れ片９を形成する層で形成されたフレーム１２の
部分が包装容器開口の際寸断されその結果このフ
レーム１２は平らなシールひれ片９とはもはや着
接には接続しないことになる。従つて、フレーム
１２における応力は突起片１０のつぶれ発生を容
易ならしめる程大きくはない。

この突起片１０のつぶれの危険性を更に減らす
ため、弱化ライン６に加えて、包装容器の頂部端
壁８と三角形の突起片１０との間の境界ラインに
位置するシールひれ片９の個所に同種類の弱化ラ
イン１５を設けるのが好適であると判明してい
る。既述の如く、シールひれ片９を引きはがして
開口を作り、三角形の突起片１０を持ち上げて注
出通路である開口１１を形成する時シールひれ片
９の平らに押しつけられた位置において頂部端壁
８の方に向いた層に大きな応力が発生する。これ
らの応力は、開口１１をとり巻きかつ引きはがさ
れたシールひれ片９の材料層で形成されるフレー
ム１２上にほぼ集中する。弱化ライン６を設けた
領域にはそれ故に圧縮応力が発生し、これに対し
弱化ライン１５を設けた領域には引張り応力が発
生する。この弱化ライン６，１５を設けることに
より、上記応力は、フレーム１２が分割されるこ
とにより阻止できる。このフレーム１２を形成す
るシールひれ片９の材料層の部分は、弱化ライン
の分離後に材料層が互いに重ね合わされた状態を
維持できるように、弱化ライン６において分離さ
れ、圧縮応力をなくす。更に、弱化ライン１５の
領域における引張り応力により包装材はその弱化
ラインで分割され、その結果フレーム１２に割れ
目が形成される。

弱化ライン６の位置ぎめにおける困難性の１つ
はこの弱化ラインの位置を正確に決めることにあ
る。というのは、弱化ラインの配置は、ある程度
シールひれ片９の部分を包装容器を開口する時ど
の位の大きさに裂くかに依るからである。い弱化
ライン６を１本のみとせず、数本の弱化ライン６
を互いに平行な状態でシールひれ片９の１つの層
に設けることができる。シールひれ片９を裂き始
めることの予想される個所に数本の弱化ライン６
を設けることにより弱化ライン６が引き裂き開い
たシールひれ片の部分とまだシールされているシ
ールひれ片の部分との間の境界部分に正しく位置
ぎめされ、より高い安全性が得られる。何故なら
ば、包装容器の開口時シールひれ片９にかかる大
きな応力がちようどこの領域に発生するからであ
る。又、場合によつては弱化ライン６をシールひ
れ片９に対して僅かに傾斜させ特にシールひれ片
９のシール部分の方に後方に傾斜させて配置する
のが好適であると判明している。

この突起片１０のつぶれを防ぐのに用いられる
もう１つの方法は第３図に示すように第１図の折
り目ライン５の本数を倍又は複数倍にすることで
ある。この二重にした折り目ラインは第３図に５
で示され、図示の如く注出通路を形成する三角形
の突起片１０の位置する頂部端壁８の隅部から始
まつている。この２本の折り目ライン５ほ頂部壁
８上を発散状に延びている。即ち、頂部端壁８上
を延びるにつれ僅かに拡がり、シールひれ片９の
片側の基礎ライン１８近くで終つている。シール
ひれ片９の基礎ライン１８にある折り目ライン５
の終端は包装容器を開く際シールひれ片９の引き
はがしの始まる領域を囲んでいる。既述の如く、
注出通路を形成するためのシールひれ片９の切り
離しがどこで始まるかを正確に決めることは困難
である。何故ならば引きはがしワイヤ又は引きは
がし片の取扱いによつて引きはがす部分の長さが
いろいろ変わるからである。勿論引きはがしワイ
ヤ又は引きはがし片の挿入に関して一定の許容誤
差を与えることは可能である（引きはがし片又は
引きはがしワイヤによる開口の構成についてはス
エーデ特許第7214804号明細書を参照）。

包装材料に簡単な弱化ラインを設けることによ
り包装容器に開口のかなり安全な形成即ち突起片
のつぶれの危険性の実際上の安全な除去が達成で
きることが判明している。

【図面の簡単な説明】

第１図は口のあいていない包装容器を示し、第
２図はシールひれ片が開口の形成を妨げることに
よるいわゆるつぶれ突起片を有する口の開いた包
装容器を示し、第３図は本発明による開口状態の
包装容器を示し、第４図は本発明の包装容器の製
作のための包装材ウエブの一部を示す、 １：材料ウエブ；２：折り目ライン；５：折り
目ライン；６：弱化ライン；８：頂部端壁；９：
シールひれ片；１０：突起片；１１：開口；１
２：フレーム；１５：弱化ライン；１６：頂点；
１８：基礎ライン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 互いに対向し対になつている４つの側壁と、
   底部および頂部端壁８とより成り、該頂部端壁８
   は２つの対向する横縁部のそれぞれにそい２つの
   三角形の二重壁の突起片１０につながり、該頂部
   端壁から突出でき２つの材料層が内面と内面とを
   互いに結合されているシールひれ片９が頂部端壁
   ８上ならびに三角形の突起片１０上を該突起片１
   ０の頂点１６にいたるまで延びている容器本体を
   有する包装容器において、前記シールひれ片９は
   シールひれ片９の長さの少なくとも一部にわたり
   頂部端壁８に対して折りたたまれてその折りたた
   まれた位置に保持され、三角形の突起片１０の１
   つの上に延びているシールひれ片９の部分のすべ
   てを含む、シールひれ片９の全長のうちの一部分
   に沿つて、該シールひれ片９の２つの材料層の間
   におけるシール接着が引きはがされるか、或い
   は、シールひれ片９の前記一部分が、その長手方
   向に、シールひれ片９の基礎ライン１８の上にあ
   る１つのラインに沿つて分離又は切断されるか、
   どちらかの態様で前記包装容器は開口されるよう
   に構成されており、更に、シールひれ片９が、シ
   ールひれ片９の折りたたみ位置において頂部端壁
   ８にもつとも近いシールひれ片９の材料層に包装
   材料を弱める１つ又は複数の弱化ライン６，１５
   を有することを特徴とする包装容器。 ２ 特許請求の範囲第１項による包装容器におい
   て、該包装容器は、ウエブ状の包装材料１の長手
   方向縁部を結合しかつ平坦にして形成した筒形体
   の、互いに所定の間隔だけ隔てられて位置してい
   る幅の狭い領域をシールしたものを、折りたたみ
   成形作業によつて、４つの二重壁の三角形の突起
   片１０が横縁部から突出する平行六面体に形成し
   た構成のものになつており、前記包装材料は、紙
   又は厚紙よりなる基礎層と、その基礎層に積層さ
   れた少なくとも１つのプラスチツク層とを有し、
   該プラスチツク層は、包装容器の液密内層を構成
   するとともに、複数のプラスチツク層が包装容器
   のシール区域に一緒に配置されて熱と圧力が加え
   られたときにそれらが一体に融着するようにする
   ための粘着剤として働くようになつており、ま
   た、包装材料の前記基礎層に前記弱化ライン６，
   １５が設けられる一方、前記プラスチツク層には
   弱化ラインは設けられていないことを特徴とする
   包装容器。 ３ 特許請求の範囲第１項による包装容器におい
   て、１つ又は複数の弱化ライン６，１５が、頂部
   端壁８上に位置するシールひれ片の部分内で、し
   かも引きはがされ又はその他の方法で開かれて包
   装容器の内部へ通じる注出通路を確立しかつその
   注出通路の開口部を形成するシールひれ片９の部
   分内に設けられていることを特徴とする包装容
   器。 ４ 特許請求の範囲第３項による包装容器におい
   て、前記弱化ライン６，１５が、包装容器が開口
   されていない状態において三角形の二重壁の突起
   片１０と頂部端壁８との間の境界線上に位置する
   シールひれ片上の点を含む、シールひれ片９に沿
   つた複数個所に設けられていることを特徴とする
   包装容器。 ５ 特許請求の範囲第１項による包装容器におい
   て、１つ又は複数の前記弱化ライン６，１５が、
   開口される領域の内方部分、特に頂部端壁８の２
   つの隅部のそれぞれから互いに収れんするように
   延びる折り目ライン５が集まつているところのシ
   ールひれ片９の部分に設けられていることを特徴
   とする包装容器。 ６ 特許請求の範囲第５項による包装容器におい
   て、前記折り目ライン５は、頂部端壁８の１つの
   隅部から始まりシールひれ片９の基礎ライン１８
   にいたる迄頂部端壁上を発散状に延びる１対の折
   り目ラインと、頂部端壁８の前記隅部と対向する
   隅部から始まりシールひれ片９の基礎ライン１８
   にいたる迄頂部端壁上を発散状に延びる他の１対
   の折り目ラインとを含んでおり、前記両隅部から
   始まる両対の折り目ラインがシールひれ片のほぼ
   同一領域までのびていることを特徴とする包装容
   器。