JPH048160B2 - - Google Patents

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JPH048160B2
JPH048160B2 JP62090418A JP9041887A JPH048160B2 JP H048160 B2 JPH048160 B2 JP H048160B2 JP 62090418 A JP62090418 A JP 62090418A JP 9041887 A JP9041887 A JP 9041887A JP H048160 B2 JPH048160 B2 JP H048160B2
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pressure
cylinder
chamber
hydraulic
oil
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Akio Shibata
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NIKKEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は次に述べる問題点を解決を目的とす
る。
(産業上の利用分野) この発明は粉末原料を圧縮成形する油圧プレス
に関するものである。
(従来の技術) 従来の粉末成形用の油圧プレスにあつては、初
期加圧工程においては油圧ポンプ装置の圧油を加
圧シリンダの上側油圧室に供給して粉末原料中の
空気を抜き出し(脱気し)ながら加圧を進行さ
せ、後期加圧工程においては増圧器や二段圧力ポ
ンプによつて高圧を発生させてその高圧の油圧を
加圧シリンダの上側油圧室に供給し、粉末原料に
高圧力を加えて粉末原料を固形化していた。とこ
ろが、近年油圧ポンプの能力が高圧化されて来て
おり、その為上記従来の油圧プレスにあつては、
初期の粉末原料の加圧力が大きくなり、その結果
粉末原料中にラミネーシヨン(空気の層)が発生
し易くなつて粉末原料の成形不良を起こす問題点
があり、また上記のように油圧ポンプが高圧化さ
れると、駆動用の電動機の出力が同じ場合にはそ
の高圧化に反比例して吐出量が小さくなり、その
結果上型(加圧盤)の駆動速度が小さくなつて作
業能率が低下する問題点もあつた。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記従来の問題点を除き、粉末原料
の初期の加圧工程においては油圧ポンプ装置の圧
油よりも低圧でかつ大容量の圧油によつて加圧で
き、後期の加圧工程においては油圧ポンプ装置の
圧油より高圧でかつ小容量の圧油によつて加圧で
きるようにした油圧プレスを提供しようとするも
のである。
本願発明の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願発明は前記請求の範囲記載の通りの手段を
講じたものであつてその作用は次の通りである。
(作用) 制御装置が各切換弁の作動を制御し、初期加圧
段階には油圧ポンプ装置の圧油を圧力変換シリン
ダの小圧力室に供給すると共に大圧力室の圧油を
加圧シリンダの上側油圧室に供給する。これによ
り上記油圧ポンプ装置の圧油より低圧でかつ大容
量の圧油が上記上側油圧室に供給され、これによ
り上型が金型内の粉末原料を低圧力で加圧する。
また後期加圧段階には油圧ポンプ装置の圧油を圧
力変換シリンダの大圧力室に供給すると共に小圧
力室の圧油を加圧シリンダの上側油圧室に供給す
る。これにより上記油圧ポンプ装置の圧油より高
圧でかつ小容量の圧油が上記上側油圧室に供給さ
れ、これにより上型が金型内の粉末原料を高圧力
で加圧する。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図において、1は粉末原料成形用の油圧
プレスで、プレス装置2と、そのプレス装置2を
作動させる為の圧油を吐出するようにしてある油
圧ポンプ装置3と、その油圧ポンプ装置3からプ
レス装置2への圧油の供給を制御するようにして
ある圧油供給制御装置4とで構成してある。上記
プレス装置2において、10はクラウン部で、図
示しないフレームに一体に設けてある。11はク
ラウン部10に設けてある加圧シリンダで、図面
ではメインシリンダ12と左、右一対のサブシリ
ンダ13によつて構成してある。上記メインシリ
ンダ12においては、14はシリンダ本体、15
はピストン、16はピストンロツド、17は上側
油圧室、18は下側油圧室である。上記サブシリ
ンダ13において、19はシリンダ本体、20は
ピストンロツドとして例示するプランジヤ、21
は上側油圧室である。次に、22は上記ピストン
ロツド16とプランジヤ20とに固着してある上
型(加圧盤とも言う)で、粉体原料を充填するよ
うにしてある図示しない金型の上方に配設してあ
る。なお、上記金型の下方には周知のように下型
(図示省略)を配設し、また金型の側方には周知
のように粉体原料供給装置(図示省略)を配設し
てある。
次に、上記油圧ポンプ装置3において、23は
油圧ポンプ、24は油圧ポンプ23を駆動する為
の電動機、25は油タンク、26はフイルタ、2
7はリリーフバルブで、油圧ポンプ23によつて
吐出された圧油の圧力を所定の設定圧Pに設定保
持するようにしてある。
次に、上記圧油供給制御装置4において、28
は油圧ポンプ装置3から吐出された圧油の圧力を
変換する為の圧力変換シリンダである。上記圧力
変換シリンダ28において、29はシリンダ本
体、30はシリンダ本体29内に突出している嵌
合部、31はシリンダ本体29内に嵌装してある
ピストン、32はピストン31に設けてある嵌合
穴で、上記嵌合部30が嵌挿されている。33は
シリンダ本体29と一体的に設けてあるパイロツ
トシリンダ本体、34はピストン31と一体的に
設けてあるパイロツトピストンで、上記パイロツ
トシリンダ本体33内に嵌装してある。35は小
圧力室で、ピストン31の受圧面積はS2に設定
してある。36は大圧力室で、ピストン31の受
圧面積S1は上記受圧面積S2より大きく設定して
ある。37はパイロツト圧力室で、パイロツトピ
ストン34の受圧面積S3は上記受圧面積S2より
著しく小さく設定してある。38は背圧室で、油
タンク39に連通してある。
次に、40は上記大圧力室36を上記メインシ
リンダ12の上側油圧室17に連結する油圧回路
で、ソレノイド41aを有する切換弁41とチエ
ツクバルブ42を介設してある。43は上記大圧
力室36を上記サブシリンダ13の上側油圧室2
1に連結する油圧回路で、上記切換弁41と流量
調節弁44を介設してある。45は上記小圧力室
35を上記メインシリンダ12の上側油圧室17
に連結する油圧回路で、パイロツト切換弁46を
介設してある。47は上記大圧力室36を上記油
圧ポンプ装置3に連結する油圧回路で、ソレノイ
ド48aを有する切換弁48とソレノイド49a
を有する切換弁49と上記切換弁41を介設して
ある。50は上記小圧力室35を上記油圧ポンプ
装置3に連結する油圧回路で、上記切換弁49と
流量調節弁51とパイロツトチエツクバルブ52
を介設してある。53は上記パイロツト圧力室3
7を油圧ポンプ装置3に連結する油圧回路、54
は上記メインシリンダ12の下側油圧室18を油
圧ポンプ装置3に連結する油圧回路で、ソレノイ
ド55aを有する切換弁55と落下防止用のパイ
ロツトチエツクバルブ56を介設してある。57
はサブシリンダ13の上側油圧室21を油圧ポン
プ装置3に連結する油圧回路で、ソレノイド58
a,58bを有する切換弁58を介設してある。
59はサージタンクで、上記メインシリンダ12
の上側油圧室17にサージバルブ60を介して連
結してある。また上記サージタンク59は回路6
1によつて油タンク25に連結してある。62は
ソレノイド62aを有するパイロツト切換弁で、
上記回路53に連結してある。63は上記回路6
1を上記大圧力室36に連結する回路で、チエツ
クバルブ64を介設してある。65は上記回路4
0に連結してある圧力センサーで、低圧圧力スイ
ツチ65aと中圧圧力スイツチ65bと高圧圧力
スイツチ65cを備えている。66,67,68
は夫々上型の22の所定位置への下降を検出する
位置センサーである。69は上記各ソレノイド4
1a,48a,49a,55a,58a,58
b,62aへの通電を制御する制御装置で、第9
図に示すように制御するようにしてある。
上記構成のものにあつては、電動機24が油圧
ポンプ23を駆動し、その油圧ポンプ23が圧油
を吐出する。その吐出された圧油の圧力はリリー
フバルブ27の設定圧Pに保持される。先ず、各
ソレノイドが第9図のa区間に示すように全て非
励磁のときは、油圧ポンプ装置3の油圧が第1図
に示すように切換弁55とパイロツトチエツクバ
ルブ56を介してメインシリンダ12の下側油圧
室18に入り、上型22を上昇させている。
次に、金型内に充填した粉末原料を圧縮する場
合には、適宜な下降指令により第9図のb区間に
示すようにソレノイド58aを励磁する。その結
果、第2図に示すように油圧ポンプ装置3の圧油
が回路57と切換弁58を通つてサブシリンダ1
3の上側油圧室21に入り、プランジヤ20を押
し下げて上型22を下降させる。上記の場合、パ
イロツトチエツクバルブ56がパイロツト圧によ
つて開放されているので、メインシリンダ12の
下側油圧室18内の油が回路54に流出し、その
流出した油が油圧ポンプ装置3の圧油と共に上記
回路57と切換弁58を通つてサブシリンダ13
の上側油圧室21に流入する。従つて、プランジ
ヤ20及び上型22を急速下降させる。また上記
の場合、メインシリンダ12の上側油圧室17は
負圧になり、サージタンク59内の無圧油が開放
状態のサージバルブ60を通つて上記上側油圧室
17に流入する。
上記上型22の下降中に上型22が位置センサ
ー66を作動させると、その信号によつて第9図
のc区間に示すようにソレノイド58aを消磁す
ると共にソレノイド41a,49a,62aを励
磁する。これにより第3図に示すようにサージバ
ルブ60が閉じてサージタンク59から上側油圧
室17への油の流入を阻止すると共に上側油圧室
17内に圧力を加えたときの圧油洩れを阻止す
る。また切換弁49が切換わり、油圧ポンプ装置
3の圧油が回路50、切換弁49、流量調節弁5
1及びパイロツトチエツクバルブ52を通つて圧
力変換シリンダ28の小圧力室35に流入し、ピ
ストン31を押圧する。上記の場合、パイロツト
切換弁46は上記切換弁49の作動によつて閉じ
られているので、油圧ポンプ装置3の圧油が上記
上側油圧室17へ流れない。また切換弁41が切
換わり、大圧力室36内の圧油が回路40、切換
弁41及びチエツクバルブ42を通つてメインシ
リンダ12の上側油圧室17に流入してピストン
15を押し下げると共に、回路43、切換弁41
及び流量調節弁44を通つてサブシリンダ13の
上側油圧室21に流入してプランジヤ20を押し
下げる。上記の場合、圧力変換シリンダ28は、
小圧力室35のピストン31の受圧面積S2と大
圧力室36のピストン31の受圧面積S1との比
によつて油圧ポンプ装置3の圧油の設定圧Pを低
圧化し、その低圧力の圧油を大圧力室36から送
り出す。即ち、大圧力室36内の圧力P1はP1=
P×S1/(S2−S3)となり、上記ピストン15
とプランジヤ20にはP1の圧力が加えられ、上
型22は低圧力で押し下げられる。上記大圧力室
36から吐出される最大油量Q1は油圧ポンプ2
3の吐出量をQとすると、Q1=Q×S1/S2とな
り、油圧ポンプ23の吐出油によつて上型22を
押し下げるより速くなる。但し、実際の油量は上
記油量Q1の範囲内で流量調節弁44によつて適
正値に調節される。
次に、上記上型22の下降によつて上型22が
粉末原料に当接すると、その抵抗によつて上側油
圧室17,21内の圧力が上昇し、上型22は粉
末原料を加圧する。その結果上側油圧室17内の
圧力が所定の低圧P1′になると、圧力センサー6
5の低圧圧力スイツチ65aが作動し、その信号
によつて第9図のd区間に示すようにソレノイド
49a,41aを消磁すると共にソレノイド58
bを励磁する。これにより第4図に示すように切
換弁58が切換わり、上側油圧室21内の圧油は
回路57及び切換弁58を通つて油タンクに放出
される。また切換弁49が原位置に戻つて小圧力
室35への圧油の供給が停止され、同時にパイロ
ツトチエツクバルブ52が開放すると共にパイロ
ツト切換弁46が元に戻り、その結果上側油圧室
17内の圧油は回路45,50及び切換弁49等
を通つて油タンクに放出される。なお、下側油圧
室18には回路54及び切換弁55を通つて油圧
ポンプ装置3の圧油が供給されているので、ピス
トン15を押し上げて上型22を上昇させる。ま
た切換弁41は元に戻つて閉じる。
上記低圧圧力スイツチ65a作動からタイマー
設定時間T1経過後、再び第9図のe区間に示す
ようにソレノイド58bを消磁すると共にソレノ
イド49a,48aを励磁する。これにより第5
図に示すように切換弁49が切換わり、油圧ポン
プ装置3の圧油が回路50を通つて圧力変換シリ
ンダ28の小圧力室35に流入するが、切換弁4
1が閉じているので、ピストン31は移動しな
い。また同時に切換弁48が切換わることによつ
てパイロツト切換弁46が連通状態となり、その
結果油圧ポンプ装置3の圧油は回路47,43を
通つてサブシリンダ13の上側油圧室21に流入
すると共に回路50,45を通つてメインシリン
ダ12の上側油圧室17に流入し、それらの上側
油圧室17,21に油圧ポンプ装置3の設定圧P
が加わり、上型22を下降させる。
上記上型22の下降により上型22が粉末原料
を押圧して上型油圧室17,21内の圧力が上昇
し、その圧力が上記設定圧Pより低い圧力P2′に
なると圧力センサー65の中圧圧力スイツチ65
bが作動し、その信号により第9図のf区間に示
すようにソレノイド49aを消磁すると共にソレ
ノイド58bを励磁する。これにより第6図に示
すように切換弁49を元の状態に切換えて回路5
0への流入を停止し、また切換弁58を切換えて
上側油圧室17,21の圧油を切換弁58を通し
て油タンクに放出する。
上記中圧圧力スイツチ65b作動からタイマー
設定時間T1経過後、第9図のg区間に示すよう
にソレノイド58bを消磁すると共にソレノイド
49aを励磁する。これにより上記第5図に示す
ように上側油圧室17,21に油圧ポンプ装置3
の設定圧Pの圧油が流入し、再び上型22を下降
させる。
次に、上記上型22の下降により上型22が粉
末原料を加圧して再び中圧圧力スイツチ65bが
作動し、その作動からタイマー設定時間T2経過
後第9図のh区間に示すようにソレノイド55
a,41aを励磁する。これにより第7図に示す
ように切換弁55が切換わり、下側油圧室18内
の圧油が回路54、パイロツトチエツクバルブ5
6及び切換弁55を通つて油タンクに放出され、
加圧側の圧力を総て有効とする。また切換弁41
が切換わり、油圧ポンプ装置3の圧油が回路47
及び切換弁48,41を通つて圧力変換シリンダ
28の大圧力室36に流入する。またパイロツト
圧力室37には常に油圧ポンプ装置3の圧油が加
えられている。その結果ピストン31及びパイロ
ツトピストン34が移動されて小圧力室35内の
圧油を回路50に押し出すが、パイロツトチエツ
クバルブ52が閉じているので、上記小圧力室3
5内の圧油はパイロツトバルブ46、回路45を
通つてメインシリンダ12の上側油圧室17に流
入し、ピストン15を押し下げて上型22を下降
させる。上記小圧力室35内の圧油の圧力P3は、
P3=P×(S1+S3/S2)となり、油圧ポンプ装
置3の設定圧Pより大きく増圧される。上記増圧
された高圧の圧油によつて上型22を下降し、そ
の上型22が粉末原料を加圧して上側油圧室17
内の圧力が設定圧より高い圧力P3′になると、圧
力センサー65の高圧圧力スイツチ65cが作動
し、第9図のi区間に示すようにソレノイド55
a,62a,49a,41a,48aを消磁す
る。これにより第1図に示すように上側油圧室1
7,21内の圧油が油タンクに放出され、またサ
ージバルブ60が開放され、油圧ポンプ装置3の
圧油が回路53を通つて下側油圧室18に流入
し、ピストン15を押し上げて上型22を上昇さ
せる。
次に、上記上型22の上昇によつて上型22が
位置センサー67を作動させると、第9図のj区
間に示すようにソレノイド58bを激磁し、これ
により第8図に示すように切換弁55が切換わ
り、その結果それまで流量調節弁44によつて少
しずつ流出していた上側油圧室21内の圧油は切
換弁55を通つて油タンクに大量に放出される。
従つて、上型22は急速に上昇される。その後、
上型22が位置センサー68を作動させると、上
記ソレノイド58bを再び消磁し、上側油圧室2
1内の圧油の流出が少なくなる。これにより上型
22は低速→高速→低速となり、滑らかに上昇さ
せることができる。以上により一連の粉末原料の
圧縮工程を完了する。
なお圧力変換シリンダ28のピストン31は、
上記増圧作用後、パイロツト圧力室37に流入し
ている圧油によるパイロツトピストン34の移動
によつて復帰移動され、次の工程に備えられる。
上記実施例においては、圧力変換シリンダ28
の各受圧面積S1、S2、S3の比は、例えばS1:
S2:S3=50:18:1としている。従つて、油圧
ポンプ装置3の設定圧力を140Kg/cm2とすると、
上記減圧したときの圧力P1の最大値は50Kg/cm2
増圧したときの圧力P3の最大値は約388Kg/cm2
なる。ところが、実際の圧縮工程では各圧力スイ
ツチ65a,65b,65cの作動圧力設定によ
つて夫々上記よりも低い適正圧力P1′、P2′、
P3′に設定される。
第10図は本願の異なる例を示すもので、メイ
ンシリンダ12mを単動シリンダとし、サブシリ
ンダ13mを複動シリンダとした場合を示してい
る。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号にアルフ
アベツトのmを付して重複する説明を省略した。
(また次図のものにおいても同様の考えでアルフ
アベツトのnを付して重複する説明を省略する。) 第11図、第12図は本願の別の異なる例を示
すもので、加圧シリンダ11nをメインシリンダ
12nのみで構成してある。56nは上型の自重
落下防止用のカウンターバランスバルブで、パイ
ロツトバルブ58nのパイロツト圧で全開して上
型下降時の背圧を無くするようにしてある。71
は急速上昇用の切換弁で、上型22nの急速下降
は上型22nの自重落下によつて行うようにして
ある。第12図において、タイマー設定時間T0
はメインシリンダ12nの上側油圧室17nに圧
力が加わつた後回路54nに流入する圧油としば
らくの間差動回路にする為のものである。
(発明の効果) 以上のように本発明にあつては、初期加圧段階
には油圧ポンプ装置3の圧油を圧力変換シリンダ
28の小圧力室35に供給すると共に大圧力室3
6内の圧油を加圧シリンダ11の上側油圧室17
に供給するようにしてあるので、粉末原料を圧縮
成形する場合、初期加圧工程においては加圧シリ
ンダ11の上側油圧室17に油圧ポンプ装置3の
圧油よりも低圧でかつ大容量の圧油を供給でき、
その結果高圧の油圧ポンプ装置3を使用するとき
でも初期の粉末原料の加圧力をポンプ圧を直接加
える場合よりも極めて小さくできてラミネーシヨ
ンの発生を防止することができる利点がある。ま
た同時に上型22の最大下降速度がポンプ圧を直
接加えた場合よりも著しく速くなり、上型22の
下降速度が早くなることにより低圧での初期加圧
作業の能率を著しく向上することができる効果も
ある。
また後期加圧段階には油圧ポンプ装置3の圧油
を、上述の場合とは逆に圧力変換シリンダ28の
大圧力室36に供給すると共に小圧力室35内の
圧油を加圧シリンダ11の上側油圧室17に供給
するようにしてあるので、粉末原料を圧縮成形す
る場合、後期加圧工程においては加圧シリンダ1
1の上側油圧室17に油圧ポンプ装置3の圧油よ
りも高圧でかつ小容量の圧油を供給でき、その結
果上記のように初期の粉末原料の加圧力をポンプ
圧より小さくして急速にできるものであつても、
後期の粉末原料の加圧力を極めてゆつくりと、大
圧力でもつて粉末原料を強固に固形化でき、二様
の加圧手段を利用して成形品の品質を良くできる
画期的効果がある。
また本発明にあつては、油圧ポンプ装置3を加
圧シリンダ11の上側油圧室17に切換弁を介し
て連結し、中期加圧段階においては油圧ポンプ装
置3の圧油を加圧シリンダ11の上側油圧室17
に直接供給するようにしてあるので、粉末原料を
圧縮成形する場合、初期には低圧力で急速作業
が、また、中期には中圧力で、速く、後期には高
圧力で、ゆつくりと行うことができる等、一つの
成品の成型を多様に順次圧縮でき、これにより粉
末原料にラミネーシヨンを発生させることなく良
品の成形品を作業性高く成形できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は油
圧プレスの説明図、第2図〜第8図は油圧プレス
の作動説明図、第9図は第1図の作動を示すタイ
ムチヤート図、第10図は異なる例を示す説明
図、第11図は別の異なる例を示す説明図、第1
2図は第11図の作動を示すタイムチヤート図。 1……油圧プレス、2……プレス装置、3……
油圧ポンプ装置、4……圧油供給制御装置、11
……加圧シリンダ、17……上側油圧室、22…
…上型、28……圧力変換シリンダ、31……ピ
ストン、35……小圧力室、36……大圧力室、
41,46,48,49……切換弁、69……制
御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉末原料を充填するようにしてある金型の下
    方に下型を配設し、上記金型の上方には、加圧シ
    リンダのピストンロツドの下部に連結してある上
    型を配設してあるプレス装置と、上記加圧シリン
    ダを作動させる為の圧油を吐出するようにしてあ
    る油圧ポンプ装置と、上記油圧ポンプ装置から吐
    出した圧油を上記加圧シリンダの油圧室に供給す
    ると共にその供給時間と供給圧力を制御する為の
    圧油供給制御装置とを備え、上記加圧シリンダの
    上側油圧室に圧油を供給して上型を下降させ、そ
    の上型と下型によつて金型内の粉末原料を圧縮成
    形するようにしてある粉末成形用油圧プレスにお
    いて、上記圧油供給制御装置は、自体のシリンダ
    本体内にピストンを往復動自在に嵌装すると共に
    そのピストンの一方側の受圧面積を他方側より大
    きく構成してある圧力変換シリンダを備え、その
    上、その圧力変換シリンダの大きい受圧面積側の
    大圧力室を上記加圧シリンダの上側油圧室と上記
    油圧ポンプ装置とに夫々切換弁を介して連結して
    いる油圧回路と、上記圧力変換シリンダの小さい
    受圧面積側の小圧力室を上記加圧シリンダの上側
    油圧室と上記油圧ポンプ装置とに夫々切換弁を介
    して連結している油圧回路をも備え、更に上記各
    切換弁を、初期加圧段階には油圧ポンプ装置の圧
    油を小圧力室に供給すると共に大圧力室内の圧油
    を加圧シンリダの上側油圧室に供給するように切
    換え、後期加圧段階には油圧ポンプ装置の圧油を
    大圧力室に供給すると共に小圧力室内の圧油を加
    圧シリンダの上側油圧室に供給するように切換え
    制御する制御装置をも備えていることを特徴とす
    る粉末成形用油圧プレス。 2 粉末原料を充填するようにしてある金型の下
    方に下型を配設し、上記金型の上方には、加圧シ
    リンダのピストンロツドの下部に連結してある上
    型を配設してあるプレス装置と、上記加圧シリン
    ダを作動させる為の圧油を吐出するようにしてあ
    る油圧ポンプ装置と、上記油圧ポンプ装置から吐
    出した圧油を上記加圧シリンダの油圧室に供給す
    ると共にその供給時間と供給圧力を制御する為の
    圧油供給制御装置とを備え、上記加圧シリンダの
    一方の加圧室に圧油を供給して上型を下降させ、
    その上型と下型によつて金型内の粉末原料を圧縮
    成形するようにしてある粉末成形用油圧プレスに
    おいて、上記圧油供給制御装置は、自体のシリン
    ダ本体内にピストンを往復動自在に嵌装すると共
    にそのピストンの一方側の受圧面積を他方側より
    大きく構成してある圧力変換シリンダを備え、そ
    の上、その圧力変換シリンダの大きい受圧面積側
    の大圧力室を上記加圧シリンダの上側油圧室と上
    記油圧ポンプ装置とに夫々切換弁を介して連結し
    ている油圧回路と、上記圧力変換シリンダの小さ
    い受圧面積側の小圧力室を上記加圧シリンダの上
    側油圧室と上記油圧ポンプ装置とに夫々切換弁を
    介して連結している油圧回路と、上記油圧ポンプ
    装置を上記加圧シリンダの上側油圧室に切換弁を
    介して連結している油圧回路とを備え、上記各切
    換弁を、初期加圧段階には油圧ポンプ装置の圧油
    を小圧力室に供給すると共に大圧力室内の圧油を
    加圧シリンダの上側油圧室に供給するように切換
    え、中期加圧段階には油圧ポンプ装置の圧油を加
    圧シリンダの上側油圧室に供給するように切換
    え、後期加圧段階には油圧ポンプ装置の圧油を大
    圧力室に供給すると共に小圧力室内の圧油を加圧
    シリンダの上側油圧室に供給するように切換え制
    御する制御装置をも備えていることを特徴とする
    粉末成形用油圧プレス。
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JPS5649402A (en) * 1979-09-28 1981-05-06 Kayaba Ind Co Ltd Superhigh-pressure controller

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