JPH0481232A - 熱交換器用フィンの製造金型 - Google Patents

熱交換器用フィンの製造金型

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JPH0481232A
JPH0481232A JP2191082A JP19108290A JPH0481232A JP H0481232 A JPH0481232 A JP H0481232A JP 2191082 A JP2191082 A JP 2191082A JP 19108290 A JP19108290 A JP 19108290A JP H0481232 A JPH0481232 A JP H0481232A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱交換器用フィンの製造金型に関し、しごき加
工と圧縮加工とを併用することができる熱交換器用フィ
ンの製造金型に関する。
(従来の技術) ラジェター等の自動車用熱交換器或いJj:ルームクー
ラー等の家庭用熱交換器の熱交換部に使用されている熱
交換器用フィンは、方形のアルミニウム薄板等の金属製
プレートに複数個の所定の高さのカラー付透孔を置設し
て構成されている。
かかるフィンによって形成される熱交換部は、フィンの
複数枚が各フィンのカラー付透孔の各々を合致させて重
合され、これらの透孔にわたって銅等の熱伝導度の高い
金属から成る導管が挿入されて一体化されている。
この様な熱交換器用フィンの製造方法としては、特公昭
49−103808号公報等において提案されている、
下記に示す工程から成る第7図に示す方法が採用されて
いる。
第7図に示す方法においては、先ず、金属製プレート体
100に穿設加工及び突出加工(バーリング加工)を行
ない、突出片102によって周縁が囲まれる穿設孔10
1を形成する「(a)の工程]。
次いで、穿設孔101の開孔径を拡大しつつ突出片10
2をしごき、所定の高さのカラー104とするしごき加
工(以下、アイアニング加工と称することがある)を行
なう[(b)(c)の工程]9第7図においては、アイ
アニング加工を二段階で行なっており、各段階で使用さ
れるポンチ及びダイスの径は異なるものである。
この様にして得られる所定高さのカラー104は、その
先端部が折り曲げられて鍔105が形成される[(d)
の工程]。
かかる製造」1程のアイアニング加工は、第8図に示ず
ポンチとダイスとが使用される。
第8図において、金属製プレート100をダイス110
とストリッパープl、−ト112とによって挟持して穿
設孔101をダイス110の中空部内に挿入する[第8
図(a)]。
次いで、穿設孔101の下方から上昇し・穿設孔102
を拡径しつつダイス110の中空部内に進入するポンチ
114によって、突出片102をしごき、所定高さのカ
ラー103を形成する[第8図(b)]。
かかる突出片102のしごきは、ポンチ114がダイス
110内に進入したとき、ポンチ114の先端部に形成
されている角部116と前記角部116に対向するダイ
ス110の内壁面との間で行われる。
従って、角部116はポンチ114のしごき部であり、
以下、しごき部と称することがある。
ところで、第8図に示ずポンチとダイスとを用いるアイ
アニング加工においては、加工油を使用しつつ加工を行
うことが必要であり、通常、前記加工油として不揮発性
加工油が採用される。
この様にアイアニング加工の加工油として、不揮発性加
工油を使用すると、得られる熱交換器用フィン(以下、
フィンと称することがある)に不揮発性加工油が41着
するため、従来、フレオン(商凛)を使用しフィンに(
=I着する不揮発性加工油を除去する洗浄が施されてい
る。
しかし、最近の地球環境保全を目的とするフレオンガス
の使用規制のため、フレオンを溶媒として使用できなく
なりつつある。
このため、本発明者等は、フレオンを使用することなく
フィンを製造すべく、揮発性加工油を使用してアイアニ
ング加工することを試みた。
(発明が解決しようとする課題) 前述した様に、アイアニング加工の際に、揮発性加工油
を使用することによって、得られるフィンのフレオンに
よる洗浄を不要にできる9しかしながら、揮発性加工油
を使用してアイアニング加工すると、不揮発性加工油を
使用した場合に比較して、しごきによって金属製プレー
トを伸長できる割合を示すしごき率が低下するため、得
られるカラーイー1透孔のカラーの最高高さも低下する
ことが判明した。
特に、最近においては、薄く且つ高硬度の金属製プレー
トを用いてフィンを形成することも多くなりつつあり、
揮発性加工油の使用と相俟ってしごき率が著しく低下す
るため、所定の高さのカラ付透孔の形成が困難となるこ
とがある。
また、最近は、熱交換器の熱交換性能を向上すべく、親
水剤から成る親水性コートがアルミニウム等の金属板の
両面に形成されている親水性金属プレートが使用されつ
つある。
この親水性金属プレートに第8図に示すダイスとポンチ
とによって、通常採用されているしごき率でアイアニン
グ加工を施ずと、しごき面となるカラーの内側面の親水
性コートが剥離することがあることも判明した。
かかる親水性コートが剥離したカラー付透孔から成るフ
ィンを用いた熱交換器は、当初予定していた熱交換性能
を発揮できないことがある。
この様な親水性コートの剥離は、低しごき率でアイアニ
ング加工を施すことによって防止できる。
そこで、本発明の目的は、低しごき率のアイアニング加
工を施しても所定の高さのカラー付透孔が容易に得られ
る熱交換器用フィンの製造金型を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、先ず、第8図に示す従来のポンチとダイ
スとを用いてアイアニング加工を行う場合を観察したと
ころ、第8図(b)の如く、しごき部である角部11G
がカラー103の先端よりも」ニガに位置する場合には
、最早しごきによってカラー103を高くすることがで
きないことを知った。
このため、本発明者等は、ポンチのしごき部に因るしご
きと、ポンチの外壁面とダイスの内壁面との圧縮に因る
展延とを併用することによって、低しごき半丁のアイア
ニング加工でも所定高さのカラー付透孔が形成できるこ
とを見い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、金属製プレートに穿設された穿設孔の
周縁に突出加工によって形成される突出片を、先端部に
しごき部が形成されているポンチとダイスとでしごき加
工し、所定高さのカラーに形成する熱交換器用フィンの
製造金型において、該ポンチがダイスの中空部内に進入
し、ポンチ先端部のしごき部がポンチの内壁面とダイス
の内壁面との間に挟まれている突出片の先端を越えたと
き、互いに対向するポンチの外壁面及びダイスの内壁面
が突出片と接触している領域内に、両壁面間の距離が最
小距離となる部分が存在し、且つ前記部分の距離がポン
チのダイス中への進入に伴い次第に短縮されて両壁面間
に挟まれている突出片が展延されるように、少なくとも
ポンチの外壁面がテーパ面に形成されていることを特徴
とする熱交換器用フィンの製造金型にある。
(作用) 本発明の金型においては、ポンチがダイスの中空部内に
進入すると、先ず、ポンチの外壁面とダイスの内壁面と
の間に挟まれている突出片をポンチ先端部のしごき部と
対応するダイスの内壁面とによってしごき、突出片を伸
長する。
更に、ポンチのしごき部が突出片の先端を越えたとき、
突出片はダイスの内壁面とポンチの外壁面とによって展
延され、その高さを高くすることができる。
つまり、互いに対向し且つ突出片と接触している領域内
のダイスの内壁面及びポンチの外壁面のうち、少なくと
もポンチの内壁面がテーパ面に形成されている。
このため、突出片と接触している両壁面間において、両
壁面間の距離が最短距離となる部分が存在し、前記部分
の距離がポンチのダイス中への進入に伴い短縮される。
従って、ポンチのしごき部が突出片の先端を越えていて
も、ポンチの進入に伴い両壁面によって突出片は圧縮さ
れ展延されるのである。
この様に、本発明によれば、しごき加工と圧縮加工とを
併用することができるため、しごき加工における突出片
の伸長の減少を圧縮加工によって補うことができ、低し
ごき半丁でのしごき加工を施しても所定高さのカラー付
透孔を得ることができるのである。
(実施例) 本発明を図面によって更に詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図である。
第1図(a)に示す様に、本実施例においては、ダイス
210とストリッパープレー1−212とによって金属
製プレート100が挟持され、ダイス210の中空部内
に穿設孔101を囲む突出片102が挿入されている。
穿設孔101の下方には、ストリッパープレート212
の孔中にポンチ314が上下動自在に挿入されている。
このポンチ314は、その外壁面において、先端部に形
成されている第1テーパ面322に連続して第2テーパ
面318が形成されているものである。
かかる第2テーパ面318の傾斜角θは30分〜4度で
あり、第1テーパ面322よりも小角である。
本実施例においては、ポンチ314が進入するダイス2
14の中空部の内壁面にも、第1テーパ面224と第2
テーパ面220との二つのテーパ面が形成されている。
第1テーパ面224はダイス210の入口部に形成され
、第2テ〜パ面220は第1テーパ面224に連続して
形成されている。
この第2テーパ面220の傾斜角θ′はポンチ314の
第2テーパ面318の傾斜角θと等しく30分〜4度で
あり、第1テーパ面224よりも小角である。
かかるポンチ314の第1テーパ面322及びダイス2
10の第1テーパ面224は、ポンチ314或いは突出
片102の案内を行うなめに形成されているものである
この様に突出片102が挿入されているダイス210の
中空部中にポンチ314を進入させると、穿設孔101
の径を拡径しつつ、ポンチ314の第1テパ面322と
第2テーパ面318との境界である角部316によって
、角部31Gに対向するダイス210の内壁面との間で
突出片102をしごき・伸長する。
この角部31Gはしごき部であり、ポンチ316のダイ
ス210中への進入と共に移動するため、第1図(b)
に示ず様に、角部316は突出片102の先端を越える
ようになる。
この場合には、最早角部316によって突出片102を
しごき・伸長させることはできない。
この点、本実施例においては、ポンチ314の角部31
6が突出片102の上端よりも上方に位置する場合であ
っても、ダイス210の第2テーパ面220とポンチ3
14の第2テーパ面318との最短距離が、ポンチ31
4のダイス210中への進入と共に短縮されるため、第
2テーパ面220.318に挟まれている突出片102
を前記テーパ面によって圧縮し展延することができる。
このことを第2図を用いて説明する。
第2図は、角部316が突出片102の上端よりも上方
に位置するポンチ314をポンチ314′の位置にダイ
ス210中を上昇さぜな場合を示す。
本実施例における第2テーパ面220.318は、その
傾斜角θ、θ′が共に等しいために平行である。このた
め、両テーパ面間の最短距離は、両テパ面に垂直となる
直線距離である。
ここで、ポンチ314における第2テーパ面220とダ
イス210における第2テーパ面318との間の最短距
離をtl、突出片102の高さをり、とすると、ポンチ
314をポンチ314′の位置まで移動しなとき、両テ
ーパ面は平行状態を維持しつつ両テパ面間の最短距離は
t2に短縮される。
このため、両テーパ面間に挟まれている突出片102は
、ポンチ314の移動に伴い両テーパ面によって圧縮さ
れて展延され、突出片の厚さがtlからし2と薄くなる
と共に、高さもり、からh2と高くなる。
この様に第1〜2図に示ず本実施例のポンチ314とダ
イス210とによれば、ポンチ314のしごき部である
角部316が突出片102の上端面を越えている場合で
あっても、ポンチ314のダイス210中への進入によ
って突出片102に圧縮成形を施すことができ、突出片
102を伸長することができる。
かかる圧縮成形においては、突出片102の両面に対す
るしごきが少ないため、親水性金属プレトを使用する場
合であっても、親水性コートのしごきに因る剥離を防止
することができる。
また、ダイス210中に進入するポンチ314の進入量
を調整することによって、金属製プレート100の厚さ
を一定に保ちつつ突出片102の高さを容易に調整をす
ることができる。
この点、第8図に示す従来の金型においては、金属製プ
レート100の厚さを一定に保ちつつ突出片102の高
さを調整するためには、ダイス110の内径及びポンチ
114の外径を変更して調整しなければならず、ダイス
110及びポンチ114の交換を必要とする。
ところで、第1〜2図に示ずダイス210とポンチ31
4とにおいて、第1テーパ面224,322に続く第2
テーパ面220,318の傾斜角θ、θ′が等しいが、
第2テーパ面220,318の各傾斜角θ、θ′が互い
に異なるの角度であってもよい。
また、ダイス210の第2テーパ面220が、第3図に
示ず様に、垂直面であってもよい。
第3図において、ポンチの角部316が突出片102の
上端を越えたとき、突出片102と接触している両壁面
間の距離が最短距離となる部分は、ダイス410の入口
部に在る第1テーパ面424と垂直面424との境界と
なる角部428の位置である。
ここで、ポンチ314の位置にあるとき、両壁面間の最
短距離、即ち角部428と角部428に対向するポンチ
316の第2テーパ面318との間の距離をt、とする
この場合、ポンチ314をポンチ314′の位置にまで
ダイス410中に進入させると、前記最短距離は1.か
らt2まで短縮されるため、両壁面間に挟まれている突
出片102は圧縮され展延することができるのである。
これに対して、第4図に示ず如く、ポンチの先端部に在
る第1テーパ面522に続く面が垂直面526であると
き、ダイス210に第1テーパ面224と第2テーパ面
220とが形成されていても、ポンチ514の第1テー
パ面522と垂直面5゛26との角部516が突出片1
02の先端を越えた場合、最早突出片102の伸長を図
ることはできない。
つまり、第4図に示ずダイス210とポンチ514との
間の最短距離は、ポンチ先端部に在る角部516と角部
516に対応するダイス210の内壁面との間のV巨離
である。
従って、第4図に示ずダイス210とポンチ514とに
おいて、角部516が突出片102の先端を越えた場合
には、ポンチ514をポンチ514′の位置に移動させ
ても、最早突出片102と接触する領域の両壁面間の距
離は短縮されず、突出片102に両壁面に因る展延を施
すことができないのである9以上、述べてきた第1〜3
図に示ず本実施例のダイスとポンチとから構成される金
型は、バーリング加工に使用する専用金型等と第7図に
示す工程順に直列に並べて使用してもよいが、第5図に
示す金型中に組入れて用いることが好適である。
第5図に示す金型は、上型を構成する上型基台Xに筒状
のアイアニングブツシュ2が垂直下向きに固定されてお
り、このアイアニングブツシュ2内には、先端部よりも
後端部の内径が大径である段付中空部が形成されている
このアイアニングブツシュ2の先端部は、アイアニング
加工の際に使用されるダイスであり、その中空部の内壁
面には、第1〜3図に示ず第1テパ面224と傾斜角θ
′が30分の第2テーパ面とが形成されている。
尚、先端部の中空部の主たる部分の内径は、形成するカ
ラー付透孔のカラーの外径と等しい。
この様なアイアニングブッシュ2先端部の中空部に、外
周面が前記中空部の内壁面に摺接しつつ」1下方向に移
動可能で且つ上端にフランジ5有する筒状のノックアウ
トブツシュ3挿入されている。
前記フランジ5は、アイアニングブツシュ2の先端部の
中空部よりも大径の内径に形成されている後端部の中空
部壁面に沿って上下動する。
また、ノックアウトブツシュ3は、その内壁面が上型基
台Xに垂直下向きに固定されている棒状のピアスポンチ
1の先端部外周面と摺接して上下方向に移動可能である
かかるピアスポンチ1は、切歯部12を含む先端部の外
径が形成されるカラー付透孔よりも小径である。
但し、切歯部12の外径は前記先端部の外径よりも、カ
ラー付透孔を形成するプレートの板厚の約5〜10%程
小径である。これはプレートに小孔を穿設する際に発生
ずるパリを防止ぜんとするためである。
更に、ノックアウトブツシュ3のフランジ5の上面、ア
イアニングブツシュ2の壁面、及びピアスポンチ1の外
周面によって囲まれている空間部は、導管9から圧縮空
気が供給されて一定の圧力に保たれている圧縮空気室4
である。この圧縮空気室4はノックアウトブツシュ3を
下方に常に付勢し、下死点でアイアニングブツシュ2の
先端よりも下方にノックアウトブツシュ3の先端を位置
するようにしている。
この様な上型において、上型基台Xはプレス装置(図示
せず)によって上下方向に移動可能に設けられている。
かかる上型に対する下型には、固定下型基台Yに筒状の
アイアニングポンチ6が垂直上向きに固定されている。
かかるアイアニングポンチ6は、第1〜3図に示すポン
チ314であり、その外周面には、第1テパ面322(
第5図において、13のテーパ面に相当)と傾斜角θが
30分〜4度の第2テーパ面318が形成されている。
かかるアイアニングポンチ6の先端部の中空部8は、そ
の下方に位置する中空部11の内径よりも小径の内径を
有し、且つ上型基台Xが降下するとき、ピアスポンチ1
の先端部が外周面を中空部8の内壁面と摺接しつつ降下
する。
この様なアイアニングポンチ6は、スプリング等の付勢
部材(図示せず)によって上方向に付勢されている付勢
台7に遊嵌され、アイアニングポンチ6のテーパ状先端
が付勢台7の上面に突出している9 尚、第5図において、第1〜3図に示すポンチ及びダイ
スの第2テーパ面は、傾斜角θ、θ′が30分〜4度と
小角であるために図示しなかっな。
かかる第5図に示す金型を用いてカラー付透孔を成形す
る際の動作を第5図及び第6図を用いて説明する9 先ず、第6図(A)に示ず様に、金属製プレト10をア
イアニングポンチ6に対して略直角になる様に置き、上
型基台Xをプレス装置等(図示せず)によって降下させ
る。
この際に、ノックアウトブツシュ3は圧縮空気室4に導
管9を介して供給される圧縮空気によって下方向に付勢
されており、ノックアウトブツシュ3のフランジ5が圧
縮空気室4の最下位置に位置する。
かかる状態に在るノックアウトブツシュ3は、その先端
面が金属製プレート10を介してアイアニングポンチ6
の先端面と当接し、小孔を穿設する部分の金属板状体を
圧縮空気室4の圧力によって固定する[第6図(A)]
この様にアイアニングポンチ6の先端面と当接したノッ
クアウトブツシュ3は、」二型基台Xと共に降下せず一
定の位置で停止状態となる。
一方、ノックアウトブツシュ3のフランジ5は圧縮空気
室4内の圧力に抗して上型基台Xの降下と共に圧縮空気
室4の上方に移動することができるため、上型基台Xは
ノックアウトブツシュ3の停止状態を保ちつつピアスポ
ンチ1及びアイアニングブツシュ2と共に降下する。
このため、ピアスポンチ1はアイアニングポンチGをダ
イスとして小孔を穿設することができる。
更に、アイアニングブツシュ2の先端面が金属製プレー
1〜10を付勢台7の」二面に押し付け、穿設されてい
る小孔をアイアニングポンチ6のテーパ面13によって
バーリングして小孔の周縁に突出部を形成する。この時
、ノックアウトブツシュ3の先端面とアイアニングポン
チ6の先端面とが直接当接するし第6図くB)]。
引続き、」二型基台Xは、アイアニングブツシュ2の金
属製プレート10及び付勢台7を押し下げつつ降下し、
アイアニングブツシュ2の内壁面とアイアニングポンチ
6の先端部外周面とでバーリングによって形成された突
出部を、第1図(b)及び第2〜3図に示す様に、しご
き加工と圧縮加工とを施して所定の高さのカラーを形成
する。
この際に、ピアスポンチ1が上型基台Xと共に降下し、
ピアスポンチ1の先端部はその外周面がアイアニングポ
ンチ6の先端部内壁面と摺接しつつ降下する[第6図(
C)]。
かかるピアスポンチ1の先端部は、アイアニングポンチ
6の先端部を内側から支承し、アイアニング加工時にア
イアニングポンチ6に加えられる外力に因るアイアニン
グポンチ6の外径の縮径を防止しているのである。
次いで、所定の高さのカラーが得られたとき、上型基台
Xの降下が停止し、上型基台Xは上昇するようになる。
上型基台Xの上昇の開始と共にピアスポンチ1及びアイ
アニングブツシュ2は上昇する。
一方、ノックアウトブツシュ3はフランジ5が圧縮空気
室4の最下位置に達するまでアイアニングポンチ6の先
端面に当接した状態を保ち、アイアニングブツシュ2の
下端面に付着して上昇する金属製プレート10を分離す
る[第6図(D)]。
かかるノックアウトブツシュ3は、上型基台Xが上昇し
てフランジ5が圧縮空気室4の最下位置に達した後、上
型基台Xと共に所定の位置まで上昇する。
この様にして得られるカラー付透孔に、カラの高さを更
に高くずべく、更にアイアニング加工を施してもよく、
所定の高さのカラーが得られた後、必要に応じてカラー
の先端を折り曲げて鍔105を形成する[第711(d
)の工程]。
かかる第5〜6図の金型においては、ノックアウトブツ
シュ3が圧縮空気の圧力によって付勢されているが、ス
プリング等の付勢部材であってもよい。
また、ピアスポンチ1の中央部に空気孔を設け、前記空
気孔から空気を吹き出して加工中に発生ずる金属粉や熱
を除去しつつ加工を行なってもよい。
(発明の効果〉 本発明によれば、低しごき率でも所定の高さのカラー付
透孔を得ることができ、加工後に特別な洗浄を必要とし
ない揮発性加工油及び/又は親水性コートが両面に形成
され熱交換性能に優れている親水性金属製プレートの工
業的使用を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図に示ずアイアニング金型の作用を説明するための説明
図、第3図は他の実施例の作用を説明するための説明図
、第4図は比較例の作用を説明するための説明図、第1
〜3図に示すアイアニング金型を使用した熱交換器用フ
ィンの製造金型の一例を示す断面図、第6図は第5図に
示す製造金型の動作を説明する説明図、第7図は熱交換
器用フィンの製造工程を説明する工程図、及び第8図は
従来のアイアニング金型の断面図を各々示す9 図において、 100・・・金属製プレート、101  ・・・穿設孔
、102・・・突出片、110,210,410 、 
、 、ダイス、220・・・ダイスの第2テーパ面、 224・・・ダイスの第1テーパ面、 114、314.514・、・ポンチ、116、316
.510・・・ポンチの角部(しごき部)、318・・
・ポンチの第2テーパ面、 322・・・ポンチの第1テーパ面 θ、θ′ ・・・第2テーパ面の傾斜角。 第 図 第 図 (a) (b) 手続補正書 平成 3年 3月21日 平成02年 特許願第1911182号 2、発明の名称 熱交換器用フィンの製造金型 3、補正をする者 事件との関係

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.金属製プレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加
    工によって形成される突出片を、先端部にしごき部が形
    成されているポンチとダイスとでしごき加工し、所定高
    さのカラーに形成する熱交換器用フィンの製造金型にお
    いて、 該ポンチがダイスの中空部内に進入し、ポ ンチ先端部のしごき部がポンチの内壁面とダイスの内壁
    面との間に挟まれている突出片の先端を越えたとき、 互いに対向するポンチの外壁面及びダイス の内壁面が突出片と接触している領域内に、両壁面間の
    距離が最小距離となる部分が存在し、 且つ前記部分の距離がポンチのダイス中へ の進入に伴い次第に短縮されて両壁面間に挟まれている
    突出片が展延されるように、 少なくともポンチの外壁面がテーパ面に形 成されていることを特徴とする熱交換器用フィンの製造
    金型。
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