JPH0479183B2 - - Google Patents

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JPH0479183B2
JPH0479183B2 JP62274939A JP27493987A JPH0479183B2 JP H0479183 B2 JPH0479183 B2 JP H0479183B2 JP 62274939 A JP62274939 A JP 62274939A JP 27493987 A JP27493987 A JP 27493987A JP H0479183 B2 JPH0479183 B2 JP H0479183B2
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latch
clock
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Osamu Ichoshi
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はMSK(Minimun Shift Keying)方式
またはOQPSK(Offset Quaternary Phase Shift
Keying)方式に基づく被変調信号の復調回路に
係り、特にクロツク同期制御技術に関する。
(従来の技術) 周知のように、MSK方式は振幅変化を一定に
しながら変調操作が行えること、被変調信号のス
ペクトル広がりが狭いこと等の特長があり、衛星
系、地上系を問わずあらゆる無線通信システムで
広く利用されている。MSK方式に基づく被変調
信号の復調回路としては、例えば第3図に示すも
のが知られている。
第3図において、このMSK復調回路は、MSK
方式に基づく被変調信号の搬送波と周波数が等し
くなるように制御されるローカル信号(再生搬送
波)を発生するローカルVCO(電圧制御発振器)
31と、ローカル信号の位相をπ/2宛移相する
移相器32と、前記被変調信号をベースバンド帯
の複素信号へ周波数変換するものであつて前記ロ
ーカルVCO31の出力を他方の入力とするミキ
サ33aおよび前記移相器の出力を他方の入力と
するミキサ33bと、前記複素ベースバンド信号
の実部信号および虚部信号のそれぞれについて整
合ろ波処理を行う2個のチヤネルフイルタ4a,
4bと、前記被変調信号におけるデータ速度より
も充分に高い周波数の高速クロツクを発生する高
速クロツク発生器36と、前記高速クロツクで駆
動されローパスフイルタからなる前記チヤネルフ
イルタ4a,同4bの各出力信号の零交差タイミ
ングを検出しその検出した両零交差タイミングに
基づいて位相同期制御をクロツク再生を行うデイ
ジタルPLL(Phase Lock Loop)37と、前記再
生クロツクに基づいて前記チヤネルフイルタ4
a,同4bの各出力をサンプリングしデイジタル
復調出力をなす2個のA/D変換器5a,5b
と、前記A/D変換器5a,同5bの各出力を受
けて搬送波位相を検出する搬送波位相検出器38
と、搬送波位相検出器38の出力についてろ波処
理を行うデイジタルローパスフイルタからなるル
ープフイルタ38と、ループフイルタ39の出力
をアナログ化しそれを制御電圧として前記ローカ
ルVCO31へ送出するD/A変換器40とで基
本的に構成される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のMSK復調回路にあつて
は、搬送波再生回路とクロツク再生回路が相互に
関連性を有して存在するので、次の如き問題点が
ある。
第4図は搬送波再生とクロツク再生の関係を説
明するための図であつて、第4図A,Bにおいて
第4図a,bはチヤネルフイルタ4a,同4bの
出力、第4図cはデイジタルPLL37における
変化点(零交差点)検出タイミングを示す。第4
図Aにおいて、搬送波再生が完全に行われ搬送波
位相誤差が零の場合には、チヤネルフイルタ4
a,同4bの各出力(一方が実部信号、他方が虚
部信号)間に相互干渉がないので、各信号の零交
差検出信号のタイミングには誤差がない。この状
態でデイジタルPLL37は位相同期制御を行う
から、タイミングジツタのないクロツク再生を行
うとができる。
しかし、実際には被変調信号にはノイズが相加
され、また回路素子の特性等の問題から再生搬送
波に位相誤差の含れることを避けることができな
い。故に、第4図Bに示す如く、実部信号と虚部
信号間で相互干渉が生じる結果、零交差タイミン
グそのものに誤差が含まれることになる。
要するに、従来のMSK復調回路では、クロツ
ク同期を迅速かつ確実に行うことが困難であり、
特に初期接続に時間がかかるという問題点があ
る。
本発明はこのような問題点に鑑みなれたもの
で、その目的は、クロツク同期の確立を搬送波再
生動作とは全く独立に、かつ確実に行うことがで
きる復調回路を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明の復調回路
は次の如き構成を有する。
即ち、本発明の復調回路は、MSK方式または
OQPSK方式に基づく被変調信号の搬送波と周波
数が略等しいローカル信号を発生するローカル発
振器と; ローカル信号の位相をπ/2宛移相す
る移相器と: 前記被変調信号をベースバンド帯
の複素信号へ周波数変換するものであつて前記ロ
ーカル発振器の出力を他方の入力とする第1のミ
キサおよび前記移相器の出力を他方の入力とする
第2のミキサと; 前記複素ベースバンド信号の
実部信号および虚部信号のそれぞれについて整合
ろ波処理を行う2個のチヤネルフイルタと; 前
記被変調信号におけるデータ速度よりも充分に高
い周波数の高速クロツクで駆動され前記データ速
度の2倍の周波数の倍クロツクを発生するデイジ
タルVCO(電圧制御発振器)と; 前記倍クロツ
クを受けて前記データ速度に等しい周波数のデー
タクロツクを発生する分周器と; 前記2個のチ
ヤネルフイルタのそれぞれの出力を前記倍クロツ
クにてサンプリングしデイジタル化する2個の
A/D変換器と; 前記2個のA/D変換器のそ
れぞれの出力を1/2データ周期ずつ2段に渡つて
遅延させる第1および第2の遅延器対と; 前記
データクロツクに従つてデータを更新記憶するも
のであつて前記2個のA/D変換器の出力(前記
第1の遅延器対の入力)が入力する第1のラツチ
器、前記第1の遅延器対の出力(前記第2の遅延
器対の入力)が入力する第2のラツチ器および前
記第2の遅延器対の出力が入力する第3のラツチ
器と; 前記第1のラツチ器と第2のラツチ器の
各出力間、前記第2のラツチ器と第3のラツチ器
の各出力間でそれぞれ複素乗算処理をする第1お
よび第2の複素乗算器と; 前記第1および第2
の複素乗算器のそれぞれの出力のうちの虚部信号
について絶対値操作を行う第1および第2の絶対
値器と; 前記第1の複素乗算器の出力のうち実
部信号と前記第1の絶対値器の出力との差を求め
る第1の加算器および前記第2の複素乗算器の出
力のうちの実部信号と前記第2の絶対値器の出力
との差を求める第2の加算器と; 前記第1およ
び第2の加算器のそれぞれの出力について絶対値
操作を行う第3および第4の絶対値器と; 前記
第3の絶対値器と第4の絶対値器の各出力間の差
を求める第3の加算器と; 前記第3の加算器の
出力を平均化しそれを制御電圧として前記デイジ
タルVCOへ送出するループフイルタと; 前記
第2のラツチ器の出力に基づいて搬送波再生を行
う搬送波再生器と; 前記第2のラツチ器の出力
と前記再生搬送波を受けてデータ再生を行うデー
タ再生器と; を備えたことを特徴とするもので
ある。
(作用) 次に、前記の如く構成される本発明の復調回路
の作用を説明する。
2個のA/D変換器は、それぞれ対応するチヤ
ネルフイルタの出力である複素ベースバンド信号
の実部信号と虚部信号を倍クロツクにてサンプリ
ングしデイジタル化する。この2個のA/D変換
器のそれぞれの出力は第1のラツチ器へ与えられ
るとともに、第1および第2の遅延器対によつて
1/2データ周期ずつ2段に渡つて遅延される。
そして、第1の遅延器対の出力は第2のラツチ
器の、第2の遅延器対の出力は第3のラツチ器の
それぞれ入力となる。
即ち、第1乃至第3のラツチ器はデータ識別タ
イミングを与えるデータクロツクに従つてデータ
を記憶更新するが、第2のラツチ器には本来の識
別対象となるサンプル信号(識別サンプル信号)
が、第1のラツチ器にはデータクロツクの後半タ
イミングにおけるサンプル信号(後半サンプル信
号)が、第3のラツチ器にはデータクロツクの前
半タイミングにおけるサンプル信号(前半サンプ
ル信号)がそれぞれ記憶されることになる。
そうすると、識別タイミングが正しくデータ周
期と一致しているときは、識別サンプル信号と前
半サンプル信号の位相差(前半遅延検波位相)、
識別サンプル信号と後半サンプル信号の位相差
(後半遅延検波位相)は共にπ/4であり、識別
タイミングが遅れている場合には後半遅延検波位
相は必ずπ/4であるが、前半遅延検波位相は1/
2の確率でπ/4となる場合とならない場合があ
る。逆に識別タイミングが進んでいる場合には前
半遅延検波位相は必ずπ/4であるが、後半遅延
検波位相は1/2の確率でπ/4となる場合となら
ない場合がある。
そこで、第1の複素乗算器、第1の絶対値器、
第1の加算器および第3の絶対値器の各要素の協
働でもつて前記後半遅延検波位相およびその位相
のπ/4からのずれを求め、また第2の複素乗算
器、第2の絶対値器、第2の加算器および第4の
絶対値器の各要素の協働でもつて前記前半遅延検
波位相およびその位相のπ/4からのずれを求
め、斯く求めた後半遅延検波位相のπ/4からの
ずれと前半遅延検波位相のπ/4からのずれの差
を第3の加算器で求め、それをデイジタルVCO
の制御信号としてデイジタルVCOの再生クロツ
ク(倍クロツク)の位相制御をしクロツク同期の
確立を図るのである。
一方、搬送波再生回路は、第2のラツチ器の出
力に基づいて搬送波再生を行うが、第2のラツチ
器の出力は正しく再生されたクロツクに基づく正
しいタイミングでサンプルされたデータ信号であ
るから、容易に搬送波再生が行える。その結果、
データ再生器も容易にデータ再生をなし得ること
になる。
以上説明したように、本発明の復調回路によれ
ば、クロツク再生を搬送波再生とは無関係に行う
ことができるので、搬送波位相誤差とクロツク位
相誤差の相互変換がなく、クロツク同期の確立を
確実にかつ迅速に行うことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る復調回路を示
す。第1図において、1はローカル発振器、2は
移相器、3a,3bはミキサ、4a,4bはロー
パスフイルタからなるチヤネルフイルタ、6は高
速クロツク発生器、7はデイジタルVCO、8は
1/2分周器、9a,9b,9c,9dは遅延器、
10a,10b,10cはラツチ器、11a,1
1bは複素乗算器、12a,12b,14は加算
器、13a,13b,13c,13dは絶対値
器、15はローパスフイルタからなるループフイ
ルタ、16は搬送波再生器、17はデータ再生器
である。
ローカル発振器1は、ミキサ3a,同3bの一
方の入力に印加される被変調信号(MSK方式に
基づくものである)の搬送波と周波数が略等しい
ローカル信号を発生し、それをミキサ3aの他方
の入力と移相器2とへ送出する。移相器2は入力
されたローカル信号をπ/2宛移相しそれをミキ
サ3bの他方の入力へ送出する。
ミキサ3aは入力被変調信号とローカル信号を
乗算処理をし、ミキサ3bは入力被変調信号と
π/2移相されたローカル信号を乗算処理をし、
それぞれベースバンド帯の被変調信号へ周波数変
換する。つまり、ミキサ3a,同3bの出力は互
いにπ/2位相が異なる信号となるのであつて、
一方を実部信号、他方を虚部信号とするベースバ
ンド帯の複素信号を形成するのである。
この複素ベースバンド信号の実部信号と虚部信
号はそれぞれ対応するチヤネルフイルタ4a,4
bにおいてSN比を最大にする整合ろ波処理を受
けて対応するA/D変換器5a,5bへ入力す
る。
一方、高速クロツク発生器6は前記被変調信号
におけるデータ速度よりも充分に高い周波数の高
速クロツクを発生しそれをデイジタルVCO7へ
供給しており、デイジタルVCO7はこの高速ク
ロツクを動作クロツクとしループフイルタ15が
出力する制御電圧に応じた周波数のクロツクを発
生し、それをA/D変換器5a,同5bへサンプ
ルクロツクとして供給するとともに、1/2分周器
8へも送出している。ここに、デイジタルVCO
7は、被変調信号におけるデータ速度の2倍の周
波数の倍クロツク(再生クロツクである)を発生
するように動作する。故に、1/2分周器8は前記
データ速度に等しい周波数のデータクロツクを発
生する。このデータクロツクはラツチ器(第1の
ラツチ器)10a,同(第2のラツチ器)10b
および同(第3のラツチ器)10cへ書き込みク
ロツクとして供給される。
A/D変換器5a,同5bに対応するチヤネル
フイルタ4a,4bの出力を倍クロツクにてサン
プリングしデイジタル化する。この2個のA/D
変換器5a,5bの各出力は2段構成の遅延器対
9a,9b:第1の遅延器対、同9c,9d:第
2の遅延器対によつて1/2データ周期(T)ずつ
2段に渡つて遅延される。
そして、2個のA/D変換器5a,5bの各出
力はラツチ器10aへ、遅延器対9a,9bの各
出力はラツチ器10bへ、遅延器対9c,9dの
各出力はラツチ器10cへそれぞれ入力しそれぞ
れデータクロツクに従つて記憶保持される。
即ち、ラツチ器10a,同10b,同10cは
データ識別タイミングを与えるデータクロツクに
従つてデータを記憶更新するが、ラツチ器10b
には本来の識別対象となるサンプル信号(識別サ
ンプル信号)が、ラツチ器10aにはデータクロ
ツクの後半タイミングにおけるサンプル信号(後
半サンプル信号)が、ラツチ器10cにはデータ
クロツクの前半タイミングにおけるサンプル信号
(前半サンプル信号)がそれぞれ記憶されること
になる。
ここで、第2図は本発明のクロツク位相誤差の
検出原理の説明図であるが、MSK方式に基づく
被変調信号の位相遷移は図示する如くデータ周期
Tを単位としてその期間内にπ/2または−π/
2だけ単調に変化する。これはOQPSK方式にお
いても同様である。そして、本来的な識別タイミ
ングはデータ周期Tと一致するのであり、第2図
aは識別タイミング(丸印で示す)が遅れている
場合、第2図bは識別タイミングが進んでいる場
合をそれぞれ示している。
本発明では、図中△印で示す如く前半タイミン
グと後半タイミングを設定するものである。
そうすると、第2図から明らかなように、識別
タイミングが正しくデータ周期と一致していると
きは、識別サンプル信号と前半サンプル信号の位
相差(前半遅延検波位相)、識別サンプル信号と
後半サンプル信号の位相差(後半遅延検波位相)
は共にπ/4であり、識別タイミングが遅れてい
る場合(第2図a)には後半遅延検波位相は必ず
π/4であるが、前半遅延検波位相は1/2の確率
でπ/4となる場合とならない場合がある。
逆に識別タイミングが進んでいる場合(第2図
b)には前半遅延検波位相は必ずπ/4である
が、後半遅延検波位相は1/2の確率でπ/4とな
る場合とならない場合があることが理解できる。
要するに、前後半の遅延検波位相のπ/4から
のずれを検出すればクロツク位相誤差を検出でき
るのである。位相のπ/4からのずれを検出する
には、実部信号と虚部信号の絶対値の差を求めれ
ば良い。
即ち、位相誤差をδとすれば、 |cos(±π/4+δ)|−|sin(±π/4+δ)| =√2sinδ となり、誤差検出ができるのである。
そこで、ラツチ器10a,同10bの各出力間
で複素乗算処理をする複素乗算器(第1の複素乗
算器)11aでは前記後半遅延検波位相を形成
し、またラツチ器1b,同10cの各出力間で複
素乗算処理をする複素乗算器(第2の複素乗算
器)11bでは前記前半遅延検波位相を形成す
る。
そして、複素乗算器11a,同11bの出力の
うち実部信号Rは常に整数であるから直接対応す
る加算器(12a…第1の加算器、12b…第2
の加算器)の一方の入力へ与えられ、また虚部信
号Iは正負の値をとるから対応する絶対値器(1
3a…第1の絶対値器、13b…第2の絶対値
器)へ与えられる。絶対値器13aの出力は加算
器12aの他方の入力へ、絶対値器13bの出力
は加算器12bの他方の入力へそれぞれ与えられ
る。
斯くして、加算器12aでは複素乗算器11a
の出力のうちの実部信号Rと絶対値器13aの出
力との差、即ち後半遅延検波位相のπ/4からの
ずれ(後半位相誤差)を求める。この後半位相誤
差は絶対値器(第3の絶対値器)13cを介して
加算器(第3の加算器)14の一方の入力へ与え
られる。また、加算器12bでは複素乗算器11
bの出力のうちの実部信号Rと絶対値器13bの
出力との差、即ち前半遅延検波位相のπ/4から
のずれ(前半位相誤差)を求める。この前半位相
誤差は絶対値器(第4の絶対値器)13dを介し
て加算器14の他方の入力へ与えられる。
加算器14では後半位相誤差と前半位相誤差の
差が求められる。ここでは求められた差値はルー
プフイルタ15で平均化され制御電圧として前記
デイジタルVCO7へ供給される。
その結果、デイジタルVCO7では、ループフ
イルタ15の出力でもつて再生クロツク(倍クロ
ツク)の周知の位相同期制御がなされてクロツク
同期の確立がなされる。
一方、搬送波再生器16は、ラツチ器10bの
出力に基づいて搬送波再生を行うが、ラツチ器1
0bの出力は正しく再生されたクロツクに基づく
正しいタイミングでサンプルされたデータ信号で
あるから、容易に搬送波再生が行える。その結
果、データ再生器17も容易にデータ再生をなし
得ることになる。
なお、以上説明した実施例はMSK方式を採用
する場合の復調回路についてのものであるが、
OQPSK方式を採用する通信システムにおける復
調回路にも同様に適用できることは明らかであ
る。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の復調回路によれ
ば、データ速度の2倍の速さの倍クロツクでA/
D変換を行い、データ識別タイミングを与えるデ
ータクロツクの前半と後半に中間タイミングのサ
ンプル信号を得、識別サンプル信号と前半サンプ
ル信号の位相差および識別サンプル信号と後半サ
ンプル信号の位相差を求めるとともにその位相差
のπ/4からのずれ(位相誤差)を検出し、両位
相誤差の差でもつてデイジタルVCOの制御電圧
を形成するようにしたので、クロツク再生を搬送
波再生とは無関係に行うことができる。
故に、搬送波位相誤差とクロツク位相誤差の相
互変換がなく、クロツク同期の確立を確実にかつ
迅速に行うことができる。また、先にクロツク同
期を確立し、その後に搬送波同期をとつてデータ
再生を行う方式であるから、クロツク同期系はデ
イジタル構成となることは勿論のこと、搬送波再
生やデータ再生はサンプル値系列についてデイジ
タル信号処理をすることとなり搬送波再生器やデ
ータ再生器もデイジタル構成となる。故に、デイ
ジタル構成の復調回路が実現でき、回路の小型
化、高信頼化が可能となる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る復調回路の構
成ブロツク図、第2図は本発明のクロツク位相誤
差検出の原理説明図、第3図は従来のMSK復調
回路の構成ブロツク図、第4図は搬送波再生とク
ロツク再生の関係を示す図である。 1……ローカル発振器、2……移相器、3a,
3b……ミキサ、4a,4b……チヤネルフイル
タ、5a,5b……A/D変換器、6……高速ク
ロツク発生器、7……デイジタルVCO、8……
1/2分周器、9a,9b,9c,9d……遅延器、
10a,10b,10c……ラツチ器、11a,
11b……複素乗算器、12a,12b,14…
…加算器、13a,13b,13c,13d……
絶対値器、15……ループフイルタ、16……搬
送波再生器、17……データ再生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 MSK方式またはOQPSK方式に基づく被変
    調信号の搬送波と周波数が略等しいローカル信号
    を発生するローカル発振器と; ローカル信号の
    位相をπ/2宛移相する移相器と; 前記被変調
    信号をベースバンド帯の複素信号へ周波数変換す
    るものであつて前記ローカル発振器の出力を他方
    の入力とする第1のミキサおよび前記移相器の出
    力を他方の入力とする第2のミキサと; 前記複
    素ベースバンド信号の実部信号および虚部信号の
    それぞれについて整合ろ波処理を行う2個のチヤ
    ネルフイルタと; 前記被変調信号におけるデー
    タ速度よりも充分に高い周波数の高速クロツクで
    駆動され前記データ速度の2倍の周波数の倍クロ
    ツクを発生するデイジタルVCO(電圧制御発振
    器)と; 前記倍クロツクを受けて前記データ速
    度に等しい周波数のデータクロツクを発生する分
    周器と; 前記2個のチヤネルフイルタのそれぞ
    れの出力を前記倍クロツクにてサンプリングしデ
    イジタル化する2個のA/D変換器と; 前記2
    個のA/D変換器のそれぞれの出力を1/2データ
    周期ずつ2段に渡つて遅延させる第1および第2
    の遅延器対と; 前記データクロツクに従つてデ
    ータを更新記憶するものであつて前記2個のA/
    D変換器の出力(前記第1の遅延器対の入力)が
    入力する第1のラツチ器、前記第1の遅延器対の
    出力(前記第2の遅延器対の入力)が入力する第
    2のラツチ器および前記第2の遅延器対の出力が
    入力する第3のラツチ器と; 前記第1のラツチ
    器と第2のラツチ器の各出力間、前記第2のラツ
    チ器と第3のラツチ器の各出力間でそれぞれ複素
    乗算処理する第1および第2の複素乗算器と;
    前記第1および第2の複素乗算器のそれぞれの出
    力のうちの虚部信号について絶対値操作を行う第
    1および第2の絶対値器と; 前記第1の複素乗
    算器の出力のうちの実部信号と前記第1の絶対値
    器の出力との差を求める第1の加算器および前記
    第2の複素乗算器の出力のうちの実部信号と前記
    第2の絶対値器の出力との差を求める第2の加算
    器と; 前記第1および第2の加算器のそれぞれ
    の出力について絶対値操作を行う第3および第4
    の絶対値器と; 前記第3の絶対値器と第4の絶
    対値器の各出力間の差を求める第3の加算器と;
    前記第3の加算器の出力を平均化しそれを制御
    電圧として前記デイジタルVCOへ送出するルー
    プフイルタと; 前記第2のラツチ器の出力に基
    づいて搬送波再生を行う搬送波再生器と; 前記
    第2のラツチ器の出力と前記再生搬送波を受けて
    データ再生を行うデータ再生器と; を備えたこ
    とを特徴とする復調回路。
JP62274939A 1987-10-30 1987-10-30 復調回路 Granted JPH01117451A (ja)

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