JPH047674Y2 - - Google Patents

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JPH047674Y2
JPH047674Y2 JP1984044568U JP4456884U JPH047674Y2 JP H047674 Y2 JPH047674 Y2 JP H047674Y2 JP 1984044568 U JP1984044568 U JP 1984044568U JP 4456884 U JP4456884 U JP 4456884U JP H047674 Y2 JPH047674 Y2 JP H047674Y2
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、交流電動機の回転速度をフイード
バツク制御する制御回路に関する。
〔従来技術〕
従来、この種の制御回路として第1図に示すも
のがあつた。第1図において、1は基準速度信号
ωr *と、フイードバツクされる速度信号ωnとを入
力し、トルク成分電流の指令信号i1q *を発生する
演算器、2は基準磁束信号φ2 *を入力し、磁束成
分電流の指令信号i1d *を発生する演算器で、伝達
関数(1+sL2/R2)/Mを有する。ただし、Sは 微分演算子、M,L2,R2はそれぞれ一次及び二
次巻線間の相互インダクタンス、二次巻線の自己
インダクタンス、二次巻線の抵抗である。3は指
令信号i1qを基準磁束信号φ2 *により割算する割算
器、4は割算器3の出力を入力し、伝達関数
MR2/L2を有し、すべり周波数の指令信号ωs *を出 力する演算器、5は指令信号ωs *と速度信号ωn
を加算して補正した指令信号ωp *を発生する加算
器、6は指令信号i1q *,i1d *,ωp *を入力し、各相
別の交流電流の指令信号iu,iv,iwを発生する変
換器、7は指令信号iu,iv,iwと駆動電流iub,ivb
iwbの偏差を求め、これに従い、かつこれを零と
する極性で制御した指令信号iua,iva,iwaを出力
する増幅器、8は指令信号iua,iva,iwaにより制
御された3相交流の駆動電流iub,ivb,iwbを出力
する電力変換装置、9は駆動電流iub,ivb,iwb
より駆動される誘導電動機、10は誘導電動機9
の回転を検出し、速度信号ωnを出力する検出器
である。
次に動作について説明する。誘導電動機9は駆
動電流iub,ivb,iwbにより駆動され、その回転が
検出器10により検出され、速度信号ωnとなつ
て演算器1に入力される。演算器1は基準速度信
号ωr *と速度信号ωnとの偏差を求め、これに従
い、かつこれを零とする極性で制御した指令信号
i1q *を出力する。演算器2は基準磁束信号φ2 *
入力し、伝達関数(1+sL2/R2)/Mにより指令 信号i1d *を発生する。指令信号i1q *は割算器3に
おいて基準磁束信号φ2 *により割算され、更に伝
達関数MR2/L2をもつ演算器4により指令信号ωs * となる。加算器5は指令信号ωs *と速度信号ωn
の加算により指令信号ωp *を求める。変換器6は
このようにして求めた指令信号i1q *,i1d *及びωp *
により、各相別の指令信号iu,iv,iwを出力する。
指令信号iu,iv,iwは増幅器7及び電力変換装置
8を介して誘導電動機9に駆動電流iub,ivb,iwb
となつて供給される。
増幅器7で前述のように電流制御が行われるの
で、誘導電動機9にはトルク成分電流の指令信号
i1q *、磁束成分電流の指令信号i1d *に一致した電
流が供給される。このとき、誘導電動機9の二次
磁束φ2と指令信号i1d *との間には次式が成り立
つ。(参考文献 ニユードライブエレクトロニク
ス 電気書院発行 pp196) φ2=M/1+sL2/R2i1d * …(1) 演算器2は、誘導電動機9に基準磁束信号φ2 *
に等しい二次磁束φ2を発生させるために、(1)式
の逆関数である次式により、基準磁束信号φ2 *
ら指令信号i1d *を演算し出力する。
i1d *=1+sL2/R2/Mφ2 * …(2) 従来の制御回路は、以上のように構成され、誘
導電動機の発生トルクTMをトルク成分電流の指
令信号i1q *と基準磁束信号φ2 *との積に比例した
もの、すなわち、 TM−αφ2 *i1q * …(3) とし、直流電動機の速度制御の如く電流とトルク
との間に線形な関係を考えることで、誘導電動機
の良好な速度制御を実現しようとするものであ
る。このような制御方式は、いわゆる誘導電動機
のすべり周波数形ベクトル制御と呼ばれている
(前記文献pp205参照)。
しかし、従来の制御回路において、基準磁束信
号φ2 *から指令信号i1d *を演算する演算器2に微
分要素を含むため以下のような欠点がある。これ
を図を用いて説明する。
誘導電動機9を起動するとき、図3−aのよう
に基準磁束信号φ2 *は0からある値までステツプ
的に与えられる。このとき演算器2は、誘導電動
機9に基準磁束信号φ2 *に一致した二次磁束を発
生させるのに必要な指令信号i1d *を出力するもの
であるが、式(2)で表される伝達関数に微分要素を
含むため、指令信号i1d *は、ステツプ的信号のよ
うに急激に変化する入力に対して図3−bの実線
のように演算器2の出力の上限値に達し飽和して
しまう。
したがつて、図3−a,cに示すように基準磁
束信号φ2 *と誘導電動機9の二次磁束φ2が一致し
ない。そして、図1において、すべり周波数の指
令信号ωsを求める際に基準磁束信号φ2 *を用いて
いるが、前述のようにφ2 *は二次磁束φ2に一致し
ていないので、ここで得られる指令ωs *も適当で
はない。
以上の理由から、従来の制御回路では誘導電動
機9の発生トルクは指令信号i1q *と基準磁束信号
φ2 *との積に比例せず制御の線形性が悪化し良好
な速度制御が行えない場合があるという欠点があ
つた。
一方、演算器2の上限値は電力変換器の電流容
量によつて決まるので、飽和させないようにする
には極めて大きな電流容量の電力変換器が必要と
なり、装置の大型化は、コストアツプになる。ま
た、アナログ回路で演算器2を構成しようとする
場合、微分要素を含むためパルス性のノイズの影
響を受けやすく制御が不安定になるといつた欠点
もあつた。
〔考案の概要〕
この考案は、上記のような従来のものの欠点を
除去するためになされたもので、基準磁束信号を
処理する回路部分に一次遅れ要素を含む伝達関数
をもたせることにより、この回路部分の出力の飽
和による基準磁束信号と二次磁束との不一致を防
止し、良好な制御特性が得られるとともに、パル
ス性のノイズの影響を受けにくい交流電動機の制
御回路を提供することを目的とする。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第2図において、第1図と同一符号は同一部
分を示す。基準磁束信号φ2 *は、ゲインKの増幅
器11を介して減算器12の正入力に供給される
と共に、一次遅れの伝達関数 1/1+sL2/KR2(K>1の定数) …(4) をもつ演算器13に供給され、この演算器13の
出力である信号φ2 *はゲインK−1の増幅器14
を介して減算器12の負入力に供給される。減算
器12は増幅器11の出力から増幅器14の出力
を減算した出力をゲイン1/Mの増幅器15を介す ることにより補正された指令信号i1d *を出力す
る。この指令信号i1d *は変換器6に入力される。
演算器13の出力である信号φ2′は割算器16
に入力され、演算部1から出力された指令信号
i1q *を割算し、ゲインMR2/L2の増幅器17を介す ることにより、補正された指令信号ωs *を出力す
る。指令信号ωs *は速度信号ωnと加算器5で加算
し、この加算器5から補正した指令信号ωp *を変
換器6に入力する。
上記実施例の構成により、基準磁束信号φ2 *
指令信号i1d *までの伝達関数は、次式のようにな
る。
i1d *(s)/φ2 *(s)−1/M〔K+K−1/1+
s(L2/KR2)〕=1/M・1+s(L2/R2)/1+s
(L2/KR2)…(5) 磁束成分電流の指令信号i1d *から、誘導電動機
9の実際の二次磁束φ2までの伝達関数は、 φ2(s)/i1d *(s)=1/1+s(L2/R2)…(6) また、基準磁束信号φ2 *から二次磁束φ2までの
伝達関数は、(5)式を(6)式で辺辺割ると次式のよう
になる。
φ2(s)/φ2 *(s)=1/1+s(L2/KR2) …(7) また、基準磁束φ2 *から、すべり周波数の指令
信号ωsを求めるために用いるφ2′までの伝達関数
は、図2より次式のようになる。
φ2′(s)/φ2 *(s)=1/1+s(L2/KR2)…(8
) 以上から、誘導電動機9を起動するときの各部
の波形を第4図に示す。
基準磁束信号φ2 *がステツプ的に与えられた
時、指令信号i1d *図4−aのように、式(5)より最
大値がK・φ2 */Mである図4−bのような波形
となることがわかる。また、式(7),(8)から二次磁
束φ2、信号φ2′の応答波形は図4−cのように同
じものになる。
ところで基準磁束信号φ2 *は誘導電動機9の二
次磁束φ2に対して電気的時定数L2/R2の1/K
の時定数の一次遅れで応答する。
従つて、演算器13、増幅器11および14に
含まれるゲインKを大きくするほど応答は速くな
る。
しかし、ゲインKを大きくしすぎると、指令信
号i1d *を出力する増幅器15の出力が飽和するの
で、ある一定値以下に設定する必要がある。増幅
器15の出力の上限値i1dmaxおよび基準磁束信
号φ2 *の大きさはあらかじめわかつているので、
次式が成立するようにゲインKを調整すれば、増
幅器15の出力が次式の上限値i1dmaxを超えて
飽和させない範囲で高速な二次磁束φ2の応答が
得られる。
i1dmax≧K・φ2 */M …(9) また、前述のようにすべり周波数の指令信号
ωsを求めるために用いる信号φ2′と誘導電動機9
の二次磁束φ2の基準磁束信号φ2 *に対する応答は
等しいので、最適な指令信号ωs *が得られること
がわかる。
さらに、基準磁束信号φ2 *から磁束分電流の指
令信号i1d *までの信号伝達経路に微分要素が含ま
れないので、パルス性のノイズに影響されにく
い。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、基準磁束信号
を処理する回路部分に一次遅れ要素を含む伝達関
数をもたせるようにしたので、二次磁束に対する
応答性及び雑音に対する特性を改善できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の交流電動機の制御回路を示すブ
ロツク図、第2図はこの発明の一実施例による交
流電動機の制御回路を示すブロツク図、第3図は
従来の制御回路による交流電動機起動時の各部の
信号波形図、第4図はこの発明の制御回路による
交流電動機起動時の各部の信号波形図である。 1,2,4,13……演算部、3,16……割
算器、5……加算器、6……変換器、8……電力
変換装置、7,11,14,15,17……増幅
器、8……誘導電動機。なお、図中、同一符号は
同一部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基準速度信号と回転する交流電動機から検出さ
    れた速度信号とを比較し、この比較の結果により
    トルク成分電流の指定信号を発生する第1演算器
    と、一次及び二次巻線間の相互インダクタンス
    M、二次巻線の自己インダクタンスL2、二次巻
    線の抵抗R2、微分演算子Sを構成要素とし、一
    次遅れの伝達関数を有し基準磁束信号を入力する
    第2演算器と、前記基準磁束信号をゲインKの第
    1増幅器を介して正入力とし前記第2演算器の出
    力信号をゲインK−1の第2増幅器を介して負入
    力とする減算器と、前記減算器の出力信号をゲイ
    ン1/Mで増幅して磁束成分電流の指令信号を出
    力する第3増幅器と、前記トルク成分の電流の指
    令信号を前記第2演算器の出力信号で割算する割
    算器と、前記割算器の出力信号をゲインMR2
    L2の第4増幅器を介して入力し前記速度信号と
    加算してすべり周波数の指定信号を発生する加算
    器と、前記トルク成分電流の指令信号と前記磁束
    成分電流の指令信号および前記すべり周波数の指
    令信号を入力して各相別の交流電流の指令信号を
    発生する変換器と、前記各相別の交流電流の指令
    信号と前記交流電動機に流れる駆動電流とを各相
    毎に比較して各相毎の交流電圧の指令信号を出力
    する第5増幅器と、前記各相毎の交流電圧の指令
    信号により制御され前記交流電動機の各相に対し
    駆動電流を供給する電力変換装置とを備えた交流
    電動機の制御回路。
JP1984044568U 1984-03-28 1984-03-28 交流電動機の制御回路 Granted JPS60156896U (ja)

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JPS60156896U JPS60156896U (ja) 1985-10-18
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JPH0767318B2 (ja) * 1985-10-31 1995-07-19 株式会社明電舍 誘導電動機のベクトル制御方法
JPH084399B2 (ja) * 1988-10-06 1996-01-17 富士電機株式会社 誘導電動機の制御装置

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