JPH047582A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH047582A
JPH047582A JP10912390A JP10912390A JPH047582A JP H047582 A JPH047582 A JP H047582A JP 10912390 A JP10912390 A JP 10912390A JP 10912390 A JP10912390 A JP 10912390A JP H047582 A JPH047582 A JP H047582A
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JP
Japan
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paper
roller
supplied
image
copying machine
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Pending
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JP10912390A
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English (en)
Inventor
Naoyoshi Kinoshita
木下 尚良
Keiji Kusumoto
啓二 楠本
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一対のローラを有した定着手段によってトナ
ー像の定着を行う電子写真式の複写機に関する。
〔従来の技術〕
電子写真プロセスは、感光体の表面を一様に帯電させる
帯電プロセス、感光体に光を照射することにより帯電前
を部分的に除電して画像情報に応じた潜像を形成する露
光プロセス、潜像に現像剤中のトナーを付着させてトナ
ー像を形成する現像プロセス、トナー像を記録用紙(以
下「用紙」という)に転写する転写プロセス、及び転写
されたトナー像を加熱によって用紙に定着させる定着プ
ロセスからなり、ハードコピー画像の形成手法として広
く用いられている。
一般に、電子写真プロセスによる複写機におりて、定着
プロセスを担う定着手段は、用紙の表面(トナー像の形
成面)及び裏面にそれぞれ対向する上側ローラ及び下側
ローラを有し、これらローラをヒーターランプなどの発
熱手段によって所定温度に加熱するように構成されてい
る。用紙上のトナー像は、加熱された各ローラの間を通
過する際に溶融して用紙に定着する。
上側ローラ及び下側ローラの温度調整、すなわち定着温
度の調整は、温度センサーによって各ローラの表面温度
を検知し、表面温度が設定温度より低ければ発熱手段に
電力を供給(オン)し、表面温度が設定温度を越えれば
発熱手段に対する電力の供給を遮断(オフ)する制御に
よって行われる。
(発明が解決しようとする課題] 従来の複写機では、普通紙(不透明)を用紙とする通常
の複写モード、及び透明シートを用紙として透光性を有
したOHP (オーバーヘッド・プロジェクタ)用の複
写画像を形成するためのOHPモードにかかわらず、常
に、上側ローラ及び下側ローラの両方が温度調整の対象
とされていた。
すなわち、各ローラのそれぞれに対応する加熱手段に対
して、常にそれぞれの温度センサーの出力に基づくオン
オフ制御が行われ、各ローラの温度が設定温度よりも低
くなったときには、各ローラに対して加熱のための電力
が供給されていた。
このため、複写機全体の消費電力の内の定着手段に対し
て供給可能な電力が有効に用いられていないという問題
があった。
つまり、赤や青などの彩色を含むOHP用の複写画像を
形成する場合には、色相の再現性を高めるために、透明
シート上にて彩色トナー像を完全に溶融させ、その表面
を平坦にすることによって透光性を確保する必要がある
。したがって、OHPモードでは、透明シート上のトナ
ー像に対して、その表裏から熱を加えるのが熱効率の上
で有利である。すなわちトナー像に対して上側ローラに
よる直接の加熱及び下側ローラによる透明シートを介し
た間接の加熱を行うこととし、上側ローラ及び下側ロー
ラの両方について温度調整を行うのがよい。
これに対し、通常の複写モードでは、トナー像が半溶融
状態であっても定着さえすれば複写画像として支障はな
いので、トナー像に対して直接の加熱を行えは十分であ
る。また、通常の複写モードでは、同一の原稿に対して
複数枚の複写画像を連続的に形成するいわゆるマルチコ
ピーを行うことが多いので、マルチコピーにおいても所
定の定着温度を確保するため、両ローラに供給可能な電
力を全て上側ローラの温度調整に用いるのが効率的であ
る。
なお、商用電源(100ボルト)を使用する複写機にお
いては、通常の屋内配電設備(定格電流15アンペア)
にて使用可能とするため、その最大消費電力が1.5キ
ロワツト以下となるように設計されている。
本発明は、上述の問題に鑑み、定着手段に対して供給可
能な電力を有効に用いることのできる複写機を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る複写機は、上述の課題を解決するため、記
録用紙の表面及び裏面にそれぞれ対向する上側ローラ及
び下側ローラを有した定着手段によって、前記記録用紙
の表面に形成したトナー像の定着を行う電子写真式の複
写機において、通常の複写モードが選択されているとき
は、前記定着手段の加熱のために供給可能な電力を全て
前記上側ローラのみに対して供給し、透光性を有した複
写画像を形成するOHPモードが選択されているときは
、前記電力を前記上側ローラ及び下側ローラのそれぞれ
に配分して供給する定着制御手段を有してなる。
〔作 用〕
記録用紙の表面に形成されたトナー像は、上側ローラ及
び下側ローラを有した定着手段によって記録用紙に定着
する。
定着制御手段は、通常の複写モードが選択されていると
きは、定着手段の加熱のために供給可能な電力を全て上
側ローラのみに対して供給し、透光性を有した複写画像
を形成するOHPモードが選択されているときは、定着
手段の加熱のために供給可能な電力を上側ローラ及び下
側ローラのそれぞれに配分して供給する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は複写機1の概略の構成を示す断面正面図である
複写機1の中央のやや左上方に感光体ドラム3が時計回
り方向(矢印M1方向)に回転可能に配置され、感光体
ドラム3の周囲には、帯電チャージャ4、編集イレーザ
5、現像器6〜9、中間転写媒体としての転写へルト1
1、クリーニング装置22、メインイレーザ23が配設
されている。
感光体ドラム3は、その表面に感光層を設けたもので、
メインイレーザ23及び帯電チャージャ4を通過するこ
とにより表面が一様に帯電され、後述する光学系27か
ら潜像形成のための露光を受ける。
編集イレーザ5は、感光体ドラム3の軸方向に沿って配
置されたホルダ内に多数のLEDを1列に並べたLED
アレイからなり、感光体ドラム3上の潜像を部分的に消
去可能に構成されている。
各LEDの点灯と消灯のタイミングの個々の制御は画像
処理部100の中のイレースコントローラによって行わ
れる(第3図参照)。
各現像器6,7,8.9には、それぞれイエロー (Y
) 、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK
)の各色のトナーと摩擦帯電用のキャリアとを混合した
現像剤が収納され、これら各色のトナーの濃度を制御す
るためのトナー濃度センサー(ATDCセンサー)71
y、71m、71c、71kが設けられている。また、
現像器6の上方には、複写機1の内部の湿度を検知する
ための湿度センサー70が設けられている。
なお、現像器6〜9としては、感光体ドラム3の周囲に
固定配置する形式に限定されるものではなく、例えば現
像器6〜9を一体化して上下方向に移動可能とする形式
であってもよく、感光体ドラム3に対して選択的に異な
る色のトナーを供給できるものであればよい。
転写ベルト11は、現像器6〜9によって感光体ドラム
3上にて現像されたトナー像を用紙Pに転写(2次転写
)するために−旦保持するものであり、複数のローラ1
2〜16に掛は渡され、感光体ドラム3と常に当接しつ
つ反時計方向(矢印M4方向)に回転可能に支持されて
いる。
転写ベルト11の内側には、感光体ドラム3からトナー
像を転写ヘルド11上に1次転写するための転写チャー
ジャ17が配置され、転写へルト17の外側には、2次
転写のための転写チャージャ20、用紙Pを転写ベルト
11から分離する分離チャージャ21、及び転写ベルト
11の外側表面を清掃するためのファーブラシ19aを
有したヘルドクリーナ19が配設されている。ファーブ
ラシ19aは、転写ベルト11との圧接(清掃時)又は
離間が選択可能とされている。
また、ローラ15とローラ16の間、及びローラ12と
ローラ13の間には、それぞれ転写ベルト11の回転角
度位置を検知するためのベルトマークセンサー72.7
2sが固定配置されている。
複写機1の上面には原稿台ガラス28が配置されており
、原稿台ガラス28の直下の奥側には、走査に支障のな
いように移動して原稿りの大きさを検知する原稿サイズ
検知装置101が組み込まれている。
また、複写機1の上部には、光学系27が配置されてい
る。光学系27は、原稿台ガラス28の下方で矢印M5
方向(往動方向)及び矢印M6方向(復動方向)に往復
移動可能とされたスキャナ30、複写倍率に応じて位置
調整が行われる主レンズ35、色分解露光を行うフィル
タ選択袋W36、フィルタ選択装置36に取り付けられ
たミラーで反射された走査光りを感光体ドラム3に導く
固定ミラー37、及びフィルタ選択装置36のミラーを
透過した走査光りを受光するカラーイメージセンサ−3
8などから構成され、スキャナ30の往動時に原稿りを
走査して感光体ドラム3の露光を行う。
スキャナ30は、露光ランプ33及びミラー34を有す
る第1スライダ31、ミラー35a、35bを有する第
2スライダ32からなり、原稿りの走査時において、第
1スライダ31は、感光体ドラム3の周速度Vに対して
、v/n(nは複写倍率)の速度で往動し、第2スライ
ダー32は、v / 2 nの速度で往動するように図
外のスキャンモータによって駆動される。スキャナ30
の復動の終了、つまりスキャナ30の基準位置(ホーム
ポジション)への復帰は、フォトセンサーからなるスキ
ャナホームスイッチ74によって検知される。
フィルタ選択装置36は、軸36aを中心にして、ハー
フミラ−36ND(透過と反射の割合は6対4)、及び
3個のフィルタミラー36VB36MG、36CRが互
いに90度の角度をなして放射状に設けられ、回転する
ことによってこれらのミラーのいずれかが選択的に切り
替えられる。
フィルタミラー36YB、36MG、36CRは、それ
ぞれブルー(B)、グリーン(G)、レッド(R)の色
分解フィルタをミラー面に蒸着することによってミラー
とフィルターとを一体化したものであり、それぞれY、
M、Cの各色のトナーに対応して用いられる。
作像のための露光走査においては、選択されたミラーの
反射面が鉛直面に対して時計方向に約10度傾くように
位置決めされ、これによって走査光りは感光体ドラム2
の露光ポイントに導かれる。
また、露光走査に先立って行われる原稿りの画像を読み
取るための予備走査においては、ハーフミラ−36ND
が選択され、カラーイメージセンサ−38のMTF (
結像力)を向上させるため、走査光りの入射方向に直交
するように位置決めされる。77はフィルタ選択装置3
6のホームポジションを決めるための回転位置検知セン
サーであり、第1図ではフィルタミラー36CRが選択
されて位置決めされた状態が示されている。
なお、以下の説明では、ハーフミラ−36ND、フィル
タミラー36YB、36MG、36CRを色分解特性に
基づき、それぞれNDフィルタ、Bフィルタ、Gフィル
タ、Rフィルタということがある。
カラーイメージセンサ−38は、主走査方向に配列した
多数個の受光素子からなる素子列を3列設けたものであ
り、第1〜第3の素子列には、それぞれRフィルタ、G
フィルタ、Bフィルタが設けられている。1つの受光素
子が原稿画像の1つ冊 の画素に対応し、各受光素子から画素の1色に対する反
射光強度に応じた光電変換信号SOが原稿情報として画
像処理部100へ送られる(第3図参照)。
一方、複写機1の下部には、用紙Pを収納した上側の用
紙カセット42及び下側の用紙カセット43が装着され
、複写機1の左側面部には、用紙Pを手動で給紙するた
めに扉41aを開くことによって開口する手差し給紙口
41が設けられており、これら用紙カセット42、用紙
カセット43、手差し給紙口41は給紙に際して択一的
に用いられる。
用紙カセッ)42.43には、それぞれ用紙Pを1枚ず
つ繰り出すピックアップローラ44,45、用紙Pのサ
イズを検知するためのペーパーサイズセンサー81,8
2、用紙Pの欠乏を検知するためのペーパーエンプティ
センサー83.84が配設されており、手差し給紙口4
1には、用紙Pの挿入を検知するための手差しセンサー
87が設けられている。
用紙カセット42から繰り出された用紙Pは、給紙ロー
ラ47によってタイミングローラ46まで搬送され、用
紙カセット42から繰り出された用紙Pは、給紙ローラ
4B、47によってタイミングローラ46まで搬送され
、そこで待機する。
また、手差し給紙口41に挿入された用紙Pは、手差し
ローラ49によってタイミングローラ46まで搬送され
る。
給紙ローラ47の近傍には、給紙ローラ47とタイミン
グローラ46の間の給紙路R1における用紙Pの有無を
検知するペーパー検知センサー85が設けられ、タイミ
ングローラ46の近傍には、通過する用紙Pの先端位置
を検知するタイミングセンサー86が設けられている。
待機中の用紙Pは、タイミングローラ46の回転によっ
て転写ベルト11とタイミングを合わせて搬送され、転
写位置において転写ベルト11から用紙Pにトナー像が
2次転写される。その後、用紙PはA4サイズの用紙に
対応した直線距離をもつ搬送ヘルド50によって定着ユ
ニット51へ送られる。
定着ユニット51は、2個のヒーターランプ54.55
を有した上側ローラ52.1個のヒーターランプ56を
有した下側ローラ53、及び各ロラ52,53の近傍に
配置されたサーミスタからなる温度センサー91.92
などから構成され、トナー像を溶融させて用紙Pに定着
させる。なお、本実施例の複写機1では、ヒーターラン
プ54の定格電力は700ワツト、ヒーターランプ55
゜56の定格電力は350ワツトに選定されている。
トナー像の定着によって所望の複写画像が形成された用
紙Pは、排出センサー88を近傍に配した排出ローラ5
7によってソーター2へ送り出され、ソーター2の収容
トレイ61又はソート用のヘン(棚)62に排出される
また、複写機1では、OHPモードの複写時に用いられ
る再定着用の返送装置60が装着されている。返送装置
60は、定着ユニット51を通過した用紙Pを再び定着
ユニット51の入口(搬送ヘルド50側)に返すように
搬送するためのものであり、定着ユニット51の排出側
(出口)から上述のタイミングローラ46に通じる返送
路R2を有した搬送機構58と、定着ユニット51から
送り出された用紙Pの搬送方向を排出ローラ57側又は
返送路R2側に切り替えるための切替え爪59とから構
成されている。切替え爪59は図外のソレノイドによっ
て駆動される。また、搬送機構58はガイド板と適所に
設けたベルト又はローラなどの搬送手段からなり、搬送
機構58には切替え爪59の近くに返送路R2内におけ
る用紙Pの有無を検知するための返送ペーパー検知セン
サー89が配置されている。
この返送装置60により、手動による再給紙を行うこと
なく、用紙Pに対して複数回の定着処理を加えてトナー
像の溶融を完全なものとし、複写画像の透光性を確保す
ることが可能となる。
なお、第1図において、24は主に用紙Pの給紙及び搬
送に関係する各部の駆動を受は持つメインモータ、25
は感光体ドラム3及び転写ヘルド11などの駆動を受は
持つPCモータ、26は冷却ファンである。
以上のように構成された複写機1では、上述のY、M、
C及びBKの各単一トナー色のモノカラー複写画像、Y
、M、Cの3原色中の2色のトナー像を重ね合わせるこ
とによって得られるR(YとM)、G (YとC)、B
、(MとC)の合成モノカラー複写画像、及び3原色の
トナー像を重ね合わせることによって得られるフルカラ
ー複写画像の形成が可能とされている。
単一トナー色及び合成モノカラー複写画像の形成におい
ては、ハーフミラ−36NDを用いて原稿りの露光走査
を行い、感光体ドラム2上に形成された潜像を指定され
た色に応じて各現像器6〜9のいずれか1個を用いて現
像し、トナー像を転写ベルト11上に転写する。さらに
合成モノカラー複写画像の場合には、再度、同一の原稿
りに対してハーフミラ−36NDによる露光走査を行い
、前とは別の現像器6〜9を用いて現像したトナー像を
転写ベルト11に転写し、転写ベルト11上にて2色の
トナー像を重ね合わせる。
また、カラー複写画像の形成においては、複写機lは、
黒色部分の再現性を高めるためにY、M。
CにBKを加えた4色のトナーを順に用いる。すなわち
、同一の原稿りに対して合計4回の露光走査を行い、各
走査毎にB、G、R,NDの各フィルタ及び現像装置6
〜9を選択的に切り替え、原稿りを色分解した潜像の形
成と現像とを行い、トナー像を転写ベルト11に順次転
写し、転写ヘルド11上にて各色のトナー像を重ね合わ
せる。
トナー像の重ね合わせ(以下「多重転写」という)に際
しては、転写ベルト11上の同一の位置に各トナー像を
転写する必要があるので、本実施例の複写機1では、転
写へルト11の1箇所に設けたヘルドマークを早く検知
したヘルドマークセンサー72又は72sからの信号を
ヘルドマーク信号SIOとし、そのベルトマーク信号s
10の発生タイミングを基準としてスキャナ30の移動
の開始タイミング、つまり、感光体ドラム3での潜像の
形成の開始タイミングが制御される。
なお、カラー複写画像の形成に際しては、予備走査を行
い、原稿りの画像を彩色を含むカラー画像部と無彩色の
みからなるモノクロ画像部とに判別しておき、Y、M、
Cの各トナーによる作像時には現像に先立ってモノクロ
画像部に対応した潜像を編集イレーザ5によって消去し
、逆にBK)ナーによる作像時には現像に先立ってカラ
ー画像部に対応した潜像を消去する。つまり、カラー画
像部については、Y、M、Cの各トナーの多重転写によ
って再現し、モノクロ画像部については、BKトナーの
みによって再現する。これにより、一般に黒色で表され
る文字や線画などの線幅の小さい画像に対して微妙な色
ずれのない鮮明な複写画像を得ることができるとともに
、カラー写真などの多色画像に対して色の再現性の良好
な自然な複写画像を得ることができる。
第2図は複写機1の上面に設けられた操作パネルOPの
平面図である。
操作パネルOPの右側部には、自動用紙選択モードを指
定するキー250とその表示LED252、自動倍率選
択モードを指定するキー251とその表示LED253
、複写動作をスタートさせるためのプリントキー200
、複写動作のスタートが可能なときに緑色で点灯する待
機表示LED200a、複写枚数などの複写条件を設定
するためのテンキー202、複写枚数を表示する7セグ
メントLED201、クリア・ストップキー203、割
り込みキー204、複写倍率を設定するための倍率アッ
プ及び倍率ダウンキー205,206、複写倍率を表示
する3桁の7セグメントLED207、複写画像の濃度
を段階的にマニュアル設定するためのアップ及びダウン
キー210,208、複写画像の濃度レベルを表示する
LED211、オート濃度設定キー209、及び、オー
ト濃度表示LED222などの通常の複写動作において
使用されるキーや表示用LEDが配置されている。 ま
た、操作パネルOPの左側部には、YM、C,BKの各
色のトナーの不足を表示するLED223Y、223M
、223C,223K。
廃棄トナーの収納容器の満杯を表示するLED224a
、割り込み表示LED224 b、用紙Pのジャム表示
LED224c、)ラブル表示LED224d、モノカ
ラー複写画像の色を指定するための各色(Y、M、C,
R,G、B、BK)に対応するカラーキー225〜23
1、カラー複写を指定するためのフルカラーキー232
.0)IP(オーバーへラドプロジェクタ)用の透明シ
ートなどを用紙Pとする場合に利用されるOHPモード
を選択するためのOHPキー233、書籍などの見開き
の左右の頁を2枚の用紙Pに分けて複写する場合に用い
られるブックキー234、各キー225〜234のそれ
ぞれに対応する表示用のLED235〜244、用紙カ
セット42.43を選択するための用紙選択キー245
,246、選択された用紙カセット、42.43を表示
するLED247,248、選択された用紙カセット4
2゜43における用紙Pの欠乏を表示するペーパーエン
プティLED249が配置されている。
なお、以下の説明では、カラーキー225,226.2
27,228,229,230,231をそれぞれYキ
ー、Mキー、Cキー、Rキー、Gキー、Bキー、BKキ
ーということがある。
第3図は複写機1の制御部400のブロック図である。
制御部400は、複写機1の全体の動作を制御するCP
U (中央処理装置)401を中心として、スキャナ3
0の駆動制御を行うスキャンモータコントローラ402
、複写倍率に応じて主レンズ35の移動制御を行うレン
ズモータコントローラ403、フィルタ選択装置36の
駆動制御を行うフィルタミラーモータコントローラ40
4、帯電チャージャコントローラ405、及び露光ラン
プコントローラ406などから構成されている。
CPU401には、各コントローラとともに、操作パネ
ルop上の各操作キー及び各種表示LEDをそれぞれ縦
横に配置したスイッチマトリクス451及び表示マトリ
クス452.7セグメントLED201.207、スイ
ッチマトリクス451に対応したデコーダ453、各表
示LEDに対して点灯電力を供給するドライバ454,
455が接続されている。
また、CPU401には、原稿りに対して微小領域毎に
その色を判別し、判別結果に基づいて編集イレーザ5の
制御を行う画像処理部100、及び複数の反射型フォト
センサーの各出力の組み合わせによって原稿りの大きさ
及び載置方向(縦又は横)を判別する公知の検知手法を
用いた原稿サイズ検知装置101が接続されている。
さらに、CPU401のアナログ入力ポート及びデジタ
ル入力ポートには、複写機1の各部に配置されたセンサ
ーの出力信号が入力され、これら各センサーとスイッチ
マトリクス451とからの信号、及び画像処理部100
と原稿サイズ検知袋N101とからのデータに基づいて
、出力ポートに接続されたモータ24,25、現像クラ
ッチなどの各種クラッチ、各チャージャなどの各部のオ
ンオフ又は動作レベルの制御が行われる。
なお、CPU401には、複写の累積数やジャム発生回
数などの管理データを記憶するための不揮発メモリが内
蔵されている。
次に、フローチャートを参照して複写機lの動作を説明
する。
第4図はCPU401の動作を概略的に示すメインフロ
ーチャートである。
電源が投入されてプログラムがスタートすると、まず、
レジスタや周辺インタフェースの初期設定を行い(ステ
ップ#IL CPU401の1ルーチンの長さを規定す
るための内部タイマーのセットを行う(ステップ#2)
ステップ#3では、電子写真プロセスに関係する作像処
理を行い、ステップ#4では、原稿りの走査のためのス
キャン処理を実行する。
ステップ#5では、多重転写のタイミングを定めるため
のベルトマーク検知処理を行い、ステップ#6では、用
紙Pの給紙及び搬送を制御する給紙処理を実行する。ま
た、ステップ#7では、手差し給紙口41による手動の
給紙のタイミングを定める手差しペーパー受付処理を実
行する。
続いて、定着ユニット51の温度を調整する温調処理(
ステップ#8)、転写ベルト11を清掃するためのヘル
ドクリーニング処理(ステップ#9)、複写倍率に応じ
て主レンズ35の移動を制御するレンズ処理(ステップ
#10)、及び操作パネルOPの操作キーからの信号を
受は付ける入力処理などのその他の処理(ステップ#1
1)からなる一連の複写シーケンス処理を実行する。
これらの処理を実行した後、ステップ#12で内部タイ
マーの待ち合わせを行い、ステップ#2へ戻る。これに
より、1ルーチンの長さが一定に保たれ、電源が投入さ
れている間(電源コンセントに接続されている間)は、
複写機1の図外のメインスイッチのオンオフにかかわら
ずステップ#2〜ステップ#12の各処理が繰り返され
る。
第5図はステップ#8の温調処理のフローチャート、第
6図は定着ユニット51に対する電力の供給の様子を示
す図である。なお、第6図中の白丸は、オンオフ制御が
行われることを示している。
第5図において、温調処理では最初にステートカウンタ
により示される温調ステートのチエツクを行い(ステッ
プ#700)、各ステートに応じて以下の処理を実行す
る。
メインスイッチをオンする以前の状態、及び各ステート
の処理を実行中にメインスイッチをオフしたときの状態
では、ステートは「0」となっている。
ステート「0」においては、まず、メインスイッチのオ
ンチエツクを行う(ステップ#701)。
メインスイッチがオンされると、操作パネルOP上の待
機表示LED200 aを赤色で点灯させ(ステップ#
702Lプリントキー200の操作を受は付けない状態
であることをオペレータに知らせる。
次に、メインスイッチのオンから複写が可能となるまで
のファーストコピー時間をできるだけ短くするために、
第6図に示されるように全てのヒーターランプ54,5
5.56をオンし、上側ローラ52及び下側ローラ53
の加熱(ウオームアツプ)を開始する(ステップ#70
3)。そして、ステートを「1」に更新する。
なお、以下の説明では、上側ローラ52に対応したヒー
ターランプ54.55をそれぞれ上側Hヒーター54.
上側Lヒーター55といい、下側ローラ53に対応した
ヒーターランプ56を下側ヒーター56という。
ステート「1」においては、まず、温度センサー91の
出力に基づいて、上側ローラ52の温度をチエツクする
(ステップ#710)。
上側ローラ52の温度が例えば160°C程度の規定温
度に達したときは、上側下側ヒーター54及び上側Lヒ
ーター55をオフする(ステップ#712)。また、上
側ローラ52の温度が規定温度よりも低ければ上側Hヒ
ーター54及び上側Lヒーター55をオンする(ステッ
プ#713)。
続いて、温度センサー92の出力に基づいて、下側ロー
ラ53の温度をチエツクする(ステップ#714)。
下側ローラ53の温度が規定温度に達したときは、下側
ヒーター56をオフする(ステップ#715)。また、
下側ローラ53の温度が規定温度よりも低ければ下側ヒ
ーター56をオンする(ステップ#716)。
次に、上側ローラ52及び下側ローラ53の温度がとも
に規定温度に達しているか否か、すなわちウオームアツ
プが完了したか否かをチエツクする(ステップ#717
)。
ウオームアツプが完了すれば、複写動作のスタートが可
能となったことをオペレータに知らせるために、待機表
示LED200 aを緑色で点灯させる(ステップ#7
1B)。
その後、節電のために上側ローラ52についてはその保
温を上側下側ヒーター54のみによって行うこととし、
上側Lヒーター55をオフする(ステップ#719)。
そして、ステートをr2Jに更新する。これによって、
定着ユニット51は待機状態とされる。
ステート「2」においては、最初にプリントキー200
のオンチエツクを行う(ステップ#730)。
プリントキー200が押下されるまでは、待機状態の処
理として、上側ローラ52及び下側ローラ53の温度を
規定温度に保つように上側Hヒーター54及び下側ヒー
ター56のオンオフ制御を行う(ステップガフ31〜ス
テツプ#736)。
一方、プリントキー200が押下されると、操作パネル
OP上のOHPキー233によってOHPモードが選択
されているか否かをチエツクする(ステップ#737)
OHPモードが選択されていない場合、すなわち、通常
の複写モードが選択されている場合には、下側ヒーター
56をオフしくステップ#738)、ステートを「3」
に更新する。これにより、通常の複写モードでは、上側
Hヒーター54のみに対して最大で700ワツトの電力
が供給され(第6図参照)、上側ローラ52の温度調整
が行われることになる。
また、OHPモードが選択されている場合は、上側Hヒ
ーター54をオフしくステップ#740)、ステートを
「4」に更新する。
ステート「3」においては、まず、通常の複写モードに
対応した処理として、上側Hヒーター54のみのオンオ
フ制御によって上側ローラ52の温度を規定温度に保つ
(ステップガフ51〜ステツプ#753)。
次に、給紙された全ての用紙Pの排出が完了して複写動
作が終了したか否かをチエツクする(ステップ#754
)。
複写動作が終了したときは、待機状態の処理に移行する
ために、ステートを「2」に戻す。
複写動作の終了前であれば、この時点においてOHPモ
ードが選択されているか否かをチエツクする(ステップ
#756)。そして、OHPモードが選択されていると
きは、上側Hヒーター54のオフを行い(ステップ#7
57)、ステートを「4」に進める。
ステート「4」においては、OHPモードに対応した処
理として、第6図に示されるように、上側Lヒーター5
5及び下側ヒーター56のオンオフ制御によって、上側
ローラ52及び下側ローラ53の温度を規定温度に保つ
(ステップガフ61〜ステツプ#766)。すなわち、
OHPモードでは、上側Lヒーター55及び下側ヒータ
ー56に対して合計で700ワツトの電力が供給され(
第6図参照)、上側ローラ52及び下側ローラ53の温
度調整が行われることになる。
その後、複写動作の終了チエツクを行い(ステップ#7
67)、複写動作が終了したときは、上側HLヒーター
5をオフしくステップ#768)、ステートを「2」に
戻す。
複写動作の終了前であれば、複写モードをチエツクする
(ステップ#770)。そして、OHPモードの選択が
解除されている場合には、上側Lヒーター55及び下側
ヒーター56をオフしくステップ#771)、ステート
を「3」に変更する。
以上のように複写機1においては、待機時には上側Hヒ
ーター54及び下側ヒーター56に対して合わせて最大
1050ワツトの電力が供給されるが、複写動作時には
、露光ランプ33、帯電チャージャ4、各モータ24,
25などにも電力を供給しなければならないので、複写
機全体の消費電力の内で定着ユニット51に供給可能な
電力は、待機時に比べて少なくなる。したがって、限ら
れた電力を有効に用いるために、定着ユニット51に供
給可能な700ワツトの電力は、通常の複写モードでは
、一対のローラ52,53の内の上側ローラ52の温度
調整に集中的に用いられ、OHPモードでは、上側ロー
ラ52及び下側ローラ53のそれぞれの温度調整に配分
されて用いられる。
上述の実施例によれば、定着ユニット51の上側ローラ
52に互いに定格電力の異なる2個のヒーター、すなわ
ち上側Hヒーター54及び上側Lヒーター55を設け、
これらの内、上側ローラ52及び下側ローラ53の両方
の温度調整を行いつつ複写を行うOHPモードにおいて
は温度調整に上側Lヒーター55を用い、上側ローラ5
2のみの温度調整を行いつつ複写を行う通常の複写モー
ドにおいては温度調整に上側Hヒーター54を用いるよ
うにしたので、OHPモードと通常の複写モードとにお
いて、温度調整のために供給する電力を均等化すること
ができ、複写機1の全体的な電力の分配の容易化を図る
ことができる。
上述の実施例においては、ヒーターランプ5455.5
6の定格電力をそれぞれ700ワツト、350ワツト、
350ワツトに選定した複写機1を例示したが、各定格
電力の値は、露光ランプ33、帯電チャージャ4、各モ
ータ24,25などの他の機構部に供給すべき電力の増
減に応じて適宜変更することができる。例えば、複写動
作時に各ヒーターランプ54,55.56に供給可能な
電力、すなわち複写機1の全体の消費電力から他の機構
部に供給すべき電力を差し引いた残りの電力が800ワ
ツトである場合には、各ヒーターランプ54,55.5
6の定格電力をそれぞれ400ワツトとし、通常の複写
モードではヒーターランプ54.55をオンし、OHP
モードではヒーターランプ54又は55とヒーターラン
プ56とをオンするようにしてもよい。なお、通常の複
写モード時に供給する電力値とOHPモード時に供給す
る電力値とを必ずしも一致させる必要はない。
上述の実施例においては、OHPモードの場合に、上側
ローラ52と下側ローラ53とに対して、電力を均等に
配分するようにしたが、上側ローラ52及び下側ローラ
53の熱容量、定着条件の設定などに応じて電力配分の
比率を適宜設定することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、定着手段に対して供給可能な電力を有
効に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の概略の構成を示す断面正面図、第2図
は複写機の上面に設けられた操作パネルの平面図、 第3図は複写機の制御部のブロック図、第4図及び第5
図は複写機の動作を示すフローチャート、 第6図は定着ユニットに対する電力の供給の様子を示す
図である。 1・・・複写機、51・・・定着ユニット(定着手段)
、52・・・上側ローラ、53・・・下側ローラ、40
1・・・CPU (定着制御手段)、P・・・用紙(記
録用紙)。 出願人  ミノルタカメラ株式会社 =694

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録用紙の表面及び裏面にそれぞれ対向する上側
    ローラ及び下側ローラを有した定着手段によって、前記
    記録用紙の表面に形成したトナー像の定着を行う電子写
    真式の複写機において、 通常の複写モードが選択されているときは、前記定着手
    段の加熱のために供給可能な電力を全て前記上側ローラ
    のみに対して供給し、透光性を有した複写画像を形成す
    るOHPモードが選択されているときは、前記電力を前
    記上側ローラ及び下側ローラのそれぞれに配分して供給
    する定着制御手段を有してなることを特徴とする複写機
JP10912390A 1990-04-25 1990-04-25 複写機 Pending JPH047582A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10912390A JPH047582A (ja) 1990-04-25 1990-04-25 複写機
US07/690,610 US5138392A (en) 1990-04-25 1991-04-24 Image forming apparatus with a fixing device capable of fixing a transparent member

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