JPH04751Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04751Y2
JPH04751Y2 JP1985091185U JP9118585U JPH04751Y2 JP H04751 Y2 JPH04751 Y2 JP H04751Y2 JP 1985091185 U JP1985091185 U JP 1985091185U JP 9118585 U JP9118585 U JP 9118585U JP H04751 Y2 JPH04751 Y2 JP H04751Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elbow rest
rotating member
chair
elbow
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985091185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61207254U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985091185U priority Critical patent/JPH04751Y2/ja
Publication of JPS61207254U publication Critical patent/JPS61207254U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH04751Y2 publication Critical patent/JPH04751Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Chairs (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は椅子の改良にかゝり、特に可動式肘あ
てを有する椅子に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年、ワードプロセツサー、マイコン、パソコ
ン等のOA機器の普及にともなつて事務のOA化
が活発となりつつあり、この結果、オフイスにお
いて1日の作業時間中にVDT労働(比較端末労
働)の占める割合が増え、これとともに目の疲
れ、指の障害、腰の疲労など様々な現象が作業者
の身体に現われてきている。その原因の一つに調
整不能な椅子を使用することによつて起る無理な
姿勢による弊害があげられる。
〔考案の目的〕
本考案はこれに鑑み、使用者の体形、業務に合
せて椅子の肘掛け部を可動式として座面の高さや
背座角の調節を変えるだけでなく、VDT作業者
にとつてキーボードを操作する場合、腕を休める
ための台である重要な肘掛け部を容易に個人の好
みに応じて使用できるようにし、また必要のない
ときは、肘掛け部を後部へ移動して格納すること
ができるようにした可動式肘掛け部を有する椅子
を提供することによりVDT労働の疲労を軽減す
ることを目的としてなされたものである。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため本考案においては、背
もたれと肘あてとを有する椅子において、前記背
もたれを支持する支柱に回転部材を前後方向に軸
線を有する水平方向の軸により回転自在に設け、
かつ前記回転部材に前記肘あての基板の後端部を
椅子の巾方向に軸線を有する軸により上下方向回
転自在に枢着し、前記支柱と回転部材、および回
転部材と肘あての基板間にはそれぞれ位置を保持
するロツク機構を設け、前記基板の巾方向に形成
した長孔に肘あてを基板に固定するためのノブを
挿通して肘あてを巾方向任意位置で固定自在とし
たものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第7図に示す実施例
を参照して説明する。
本考案は背もたれ1と、肘あて2と、座3、お
よび脚4などからなる椅子において、前記座3部
から上方に伸びて前記背もたれ1を支持する支柱
5と、この支柱5に水平方向に突出して回転自在
に設けられた回転部材6と、この回転部材6に常
時係合し、前記支柱5とは係合可能に設けられた
前記肘あて2と、前記支柱5と回転部材6との
間、および回転部材6と肘あて2との間にそれぞ
れ設けたロツク機構などにより構成されている。
前記支柱5は角形の筒状をなした固定部5a
と、この固定部5aに挿入されて上下にスライド
可能な摺動部5bとからなり、前記固定部5aに
は前記背もたれ1がねじ等の締結手段により固着
されている。
また固定部5aには固定ねじ7が設けられてお
り、このねじ7を締めつけることにより摺動部5
bをその位置に保持できるようになつている。
前記摺動部5bの上部には、角形ブロツク状の
前記回転部材6が、摺動部5bと同一高さで、か
つワツシヤ9を介して接触するように設けられ、
これらの3つの部材間にはピン8が水平方向に内
嵌されている。
前記ピン8には、長手方向の2個所に小径状の
段部8a,8bが設けられており、一方の段部8
aには前記回転部材6と一体回転するための止め
ねじ10が、また他方の段部8bには摺動部5b
との間に抜け止め用ねじ11がそれぞれ設けられ
ている。これにより回転部材6は、摺動部5bに
対してピン8とともに回動可動で、互いに接して
その位置に保持される。
前記支柱5と回転部材6との間のロツク機構
は、前記摺動部5b側の端部に設けられたボール
12と、前記ピン8の切欠きとの接触によりロツ
クされるものである。
すなわち、前記ピン8の摺動部5b側の端部に
は、その周方向に適宜軸方向長さの切欠き8c,
8dが所定角度で設けられており、前記摺動部5
bの下部に、前記ピン8に対して直交するように
設けられた孔には、前記切欠き8c,8dの何れ
かに前記クリツク用のボール12が係合するよ
う、ばね13および止めねじ14が配置されてい
る。
したがつて前記ピン8の回転により切欠き8
c,8dの何れかに前記ボール12が当接する
と、押込み方向に付勢されているばね13によつ
てボール12が押され、回転部材6はその位置に
ロツクされる。
前記回転部材6には、前記肘あて2の下向きコ
字状をなすよう溝形に形成された部分が上方から
外嵌され、肘あて2とは水平方向に穿設された孔
にピン15が挿入されて回動自在に結合されてい
る。前記ピン15に挿入方向の端部に設けられた
溝15aにスナツプリング等の抜け止め16が嵌
め込まれ、抜止めされている。
前記回転部材6と肘あて2との間のロツク機構
は、肘あて2側に設けられたクリツク用のボール
17と、回転部材6に設けられた凹部との接触に
よりロツクされるものである。
すなわち、回転部材6の後端の周面上には2個
の凹部6a,6bが所定角度距てて設けられ、回
転部材6を外嵌している肘あて2の後部肉厚部に
設けられた孔にはクリツク用の前記ボール17の
ほか、ばね18、および止めねじ19が順に挿入
されている。
したがつて前記回転部材6に前記肘あて2が係
合したとき、前記凹部6a,6bの何れかに前記
ボール17が当接すると、押込み方向に付勢され
ているばね18によつてボール17が押され、肘
あて2と回転部材6とは、ボール17が当接した
方の凹部6aまたは6bの位置で一体に固定され
ることになる。
そして前記ピン8とピン15とは何れも水平位
置で互いに直角方向になるように設けられてい
る。
前記肘あて2は、前記支柱5の摺動部5bに対
して上から係脱可能に外嵌できるようになつてい
る。
すなわち、肘あて2は箱形で、前記支柱5の摺
動部5bと回転部材6の両方の係合部分のみを溝
形とした基部2aと、平板状の肘あて部2bとに
より構成され、基部2aの上面に肘あて部2bが
載置されている。
前記基部2aには、所定間隔に2個の孔が貫通
して設けられ、この孔に対応して、肘あて部2b
には2個の長孔20,20が幅方向に設けられて
いる。
また、この長孔20の周囲は一段低くなつた凹
所21に形成され、この凹所21に前記長孔20
と同じ大きさの長孔22を有する薄板状のスライ
ド用ガイド23が嵌め込まれるようになつてい
る。
したがつて肘あて部2bの長孔20と基部2a
の孔に対して上下からそれぞれ止め金具24の雌
ねじ、およびノブ25の雄ねじとを螺合させるこ
とにより肘あて部2bと基部2aが一体に固定さ
れる。
この結果、基部2aの孔に対して肘あて部2b
の長孔20,20を平行に左右に移動させ、肘あ
て部2bを所望の位置に固定することができる。
この場合、止め金具24は、前記凹所21内で
取付けられ、肘あて部2bから頭部は突出しない
ようになされている。
つぎに作用について説明する。
第5図に示すように基部2aの上面で肘あて部
2bを所望位置にスライド後、固定することによ
り一体化された肘あて2を支柱5の摺動部5bの
上面に係合させると、摺動部5bに接触している
回転部材6も、この位置では肘あて2と係合して
おり、肘あて2は支柱5に対して直角の水平状態
に保持される。
このとき肘あて2の基板2aに内蔵されたボー
ル17は回転部材6の凹部6aに接触して、凹部
6aを押し付けることにより肘あて2はその位置
に固定される。一方摺動部5bと回転部材6と
は、ピン8の切欠き8cの位置で、摺動部5bに
内蔵のボール12によりロツクされているため、
第5図示の状態となる。
つぎに肘あて2が必要でない場合には、肘あて
2を上方へはね上げると、第6図に示すように肘
あて2はピン15を中心として回転部材6の後方
ヘ回動する。
このとき回動部材6の後端の周面に設けられた
もう1個の凹部6bに肘あて2のボール17が接
触して、この凹部6bを押し付けるので、肘あて
2は図示の位置に固定される。なお、この状態で
は回転部材6は摺動部5bに対して回転していな
いので、第5図の場合と同様にピン8の切欠き8
cの位置においてボール1によつて押圧されてお
り、ロツク状態は変らない。
また、肘あて2は、第6図のようにはね上げら
れた状態でも邪魔なときは、椅子に腰掛けたまゝ
の状態で肘あて2を外側へ回転させることによ
り、背もたれ1の後方へ折りたゝむことができ
る。
第7図はその状態を示し、肘あて2と回転部材
6との関係は第6図と同じになつているが、第7
図の場合、回転部材6を支柱5の摺動部5bに対
して回転し、回転部材6に固定されたピン8の切
欠き8dが回動により、摺動部5bに内蔵された
ボール12と接触して、これ以上の回動を阻止さ
れるので、肘あて2は第7図の位置に固定され
る。
なお、本実施例の作用を椅子の左側の場合につ
いて説明したが、右側の場合も、同様に独立して
行なうことができる。
また高さの調節については、支柱5の固定部5
aに挿入された摺動部5bを上下にスライドさ
せ、所望の位置で固定ねじ7により締付け、保持
することも左右別々に行なうことができる。
さらに肘あて部2bの左右方向の移動は、基部
2aの下面のノブ25をゆるめて、基部2a上の
肘あて部2bを左右方向の所望位置にスライドさ
せ、再びノブ25を締付けることにより固定する
ことを左右独立して行なえる。
以上の説明は肘あて2を退去させる場合につい
て行なつたが、肘あて2が必要になつた場合には
逆の操作により第7図示から第6図示へ、第6図
示から第5図示の状態へと復帰させればよい。
本実施例では、ロツク機構として、切欠きおよ
び凹部にボールを当接させることによりなさしめ
る場合を示したが、必ずしもこれに限定されるも
のでなく、他の手段を用いてもよい。
なお、試作結果では、肘あて部2bは基部2a
に対して左右方向に68mm移動でき、高さは160mm
から260mmまでの上下100mmの範囲昇降させること
ができるとともに、肘あて2を使用しないとき
は、水平位置から垂直位置にはね上げ、さらに
180°回転させて支柱5の後部位置に折りたゝみ得
ることが確認された。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、肘あてを回転部材に回
転可能に連結し、また支柱に回転部材を回転自在
に連結して、肘あてを、支柱上に係合したときは
水平状態で、また支柱との係合を外して上方に回
動したときは垂直状態でロツクし、さらに下方に
回動したときはその位置にロツクさせるようにし
たから、肘あての要否に応じて肘あて付きと肘あ
て無しの状態が極めて容易にでき、また、肘あて
無しのときは肘あてが椅子の側部下方に垂下した
状態におかれるのでその存在が全く邪魔になら
ず、肘あて付きのときは左右の肘あて間の間隔が
無段階に調節することができるので、使用者の体
格に合つた最良の状態として使用することがで
き、これらにより肘あて付き、肘あて無しのいず
れの使用状態時も使いやすく、VDT労働による
疲労の軽減のみならず一般の事務用椅子として使
つた場合でも同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる可動式肘あてを有する
椅子の一実施例を示す正面図、第2図は第1図の
側面図、第3図は第1図における支柱と回転部材
の取付関係を示す部品の分解斜視図、第4図は同
肘あてと支柱の取付関係を示す部品の分解斜視
図、第5図は同肘あての取付状態の斜視図、第6
図は第5図の肘あてをはね上げた状態を示す斜視
図、第7図は第6図の肘あてを180°回転して下降
させた状態を示す斜視図である。 1……背もたれ、2……肘あて、2a……基
部、2b……肘あて部、5……支柱、5a……固
定部、5b……摺動部、6……回転部材、6a,
6b……凹部、8……ピン、8c,8d……切欠
き、12……ボール、13……ばね、14……止
めねじ、15……ピン、17……ボール、18…
…ばね、19……止めねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背もたれと肘あてとを有する椅子において、前
    記背もたれを支持する支柱に回転部材を前後方向
    に軸線を有する水平方向の軸により回転自在に設
    け、かつ前記回転部材に前記肘あての基板の後端
    部を椅子の巾方向に軸線を有する軸により上下方
    向回転自在に枢着し、前記支柱と回転部材、およ
    び回転部材と肘あての基板間にはそれぞれ位置を
    保持するロツク機構を設け、前記基板の巾方向に
    形成した長孔に肘あてを基板に固定するためのノ
    ブを挿通して肘あてを巾方向任意位置で固定自在
    とした可動式肘あてを有する椅子。
JP1985091185U 1985-06-17 1985-06-17 Expired JPH04751Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985091185U JPH04751Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985091185U JPH04751Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61207254U JPS61207254U (ja) 1986-12-27
JPH04751Y2 true JPH04751Y2 (ja) 1992-01-10

Family

ID=30646861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985091185U Expired JPH04751Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04751Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10146242A (ja) * 1996-09-20 1998-06-02 Okamura Corp 椅子の肘掛け装置
JPH11332694A (ja) * 1996-09-20 1999-12-07 Okamura Corp 椅子の肘掛け装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875557U (ja) * 1981-11-19 1983-05-21 半田 栄 おりたたみ式温床

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10146242A (ja) * 1996-09-20 1998-06-02 Okamura Corp 椅子の肘掛け装置
JPH11332694A (ja) * 1996-09-20 1999-12-07 Okamura Corp 椅子の肘掛け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61207254U (ja) 1986-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5597208A (en) Armrest assembly
US7118080B2 (en) Multi-functional adjustable computer support stand
US6045179A (en) Portable and adjustable keyboard stand for computer
US5967610A (en) Chair with swivel seat and backrest
US5281001A (en) Ergonomic arm support
US5590607A (en) Portable shelf for notebook computers
JPH06310873A (ja) 可動型スタンド装置
US7261368B1 (en) Ergonomic chair
KR100195834B1 (ko) 의자시트 장착기구
US20070289599A1 (en) Anterior support device
JPH04751Y2 (ja)
US20060103180A1 (en) Chair arm with stowable table and mouse pad
JP3017919B2 (ja) 椅子の肘掛け上下位置調節装置
JP4518648B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JP4518649B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JP3004663U (ja) 椅子肘掛け
JP4518647B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JP2596795Y2 (ja) 回転椅子
JPH0513229Y2 (ja)
JPH0444136Y2 (ja)
JP3295796B2 (ja) 椅子の肘掛け装置及びそれを備える椅子
KR200170711Y1 (ko) 어깨받침대와 허리받침대의 젖힘각이 상이하게 작동되는 의자
JP4255850B2 (ja) 椅子
JP4387805B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JPS6238006Y2 (ja)