JPH0470707B2 - - Google Patents

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JPH0470707B2
JPH0470707B2 JP59206070A JP20607084A JPH0470707B2 JP H0470707 B2 JPH0470707 B2 JP H0470707B2 JP 59206070 A JP59206070 A JP 59206070A JP 20607084 A JP20607084 A JP 20607084A JP H0470707 B2 JPH0470707 B2 JP H0470707B2
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JP
Japan
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cassette
mechanical chassis
tape
chassis
outer casing
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JP59206070A
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JPS6185690A (ja
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Shosuke Ooba
Tsutomu Mikami
Hideyuki Suzuki
Mitsuhiro Shimada
Tadashi Suzuki
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0470707B2 publication Critical patent/JPH0470707B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なビデオテープレコーダーに関す
る。詳しくは、記録再生部が設けられたメカシヤ
ーシを外筐にスライド自在に支持すると共に、上
記記録再生部に対するテープカセツトの装着及び
取出しはメカシヤーシを外筐から引き出して行な
うようにしたビデオテープレコーダーであつて、
メカシヤーシをスライド方向に移動せしめる移動
手段と、テープカセツトを記録再生部の所定の装
着位置に装着せしめるカセツト装着手段とを1個
のモーターによつて駆動せしめることができるよ
うすると共に、メカシヤーシの移動とテープカセ
ツトの装着のシーケンシヤルな動作タイミングを
格別な制御手段を用いることなく制御することが
できるようにし、この種のVTRの構造を著しく
簡単なものとすることができ、小型で、しかも、
動作性に優れた新規なビデオテープレコーダーを
提供しようとするものである。
従来の技術 近時、ビデオテープレコーダー(以下、
「VTR」という)、特に、家庭用のVTRの普及は
目ざましく、そうした普及に伴つて、この種の
VTRは、より小型なものが要求されて来ている。
ところで、この種のVTRは、一般に、所謂カ
セツトタイプの磁気テープを使用するようになつ
ている。このため、この種のVTRは、テープカ
セツトをVTRの所定の位置に装着するためのカ
セツトローデイング機構が設けられている。
そして、従来のカセツトローデイング機構はそ
のローデイング方式の点で次の2種類に分けるこ
とができる。即ち、1つは所謂トツプローデイン
グ方式のカセツトローデイング機構であり、もう
1つは所謂フロントローデイング方式のカセツト
ローデイング機構である。
第19図及び第20図に上記した各ローデイン
グ方式のカセツトローデイング機構を備えた従来
のVTRを示す。
先ず、第19図に示すVTRaについて説明す
る。このVTRaのカセツトローデイング機構はト
ツプローデイング方式のものである。図面におい
て、bはVTRaの外筐であり、cは外筐bの天板
部のうち、外筐b内の所定の位置に設けられた図
示しないリール台の上方に対応する部分に形成さ
れた開口部である。dは外筐b内のリール台の上
方に上下方向に移動自在に支持されたカセツト保
持部であり、該カセツト保持部dは、これに挿入
されたテープカセツトeを、これのテープリール
がリール台と係合せしめられる所定の装着位置へ
移動せしめるための部材である。そして、カセツ
ト保持部dは、前面が開口され、かつ、テープカ
セツトeをある程度の余裕をもつて挿入すること
ができる程度の空間を有する略枠状に形成されて
おり、その天板部fは透明板により形成されてい
る。
そして、カセツト保持部dは、第19図に実線
で示すように、外筐bから上方へ突出した位置
(以下、この位置を「イジエクト位置」という。)
と、その天板部fが外筐bの開口部cを塞ぎ、か
つ、これに挿入されたテープカセツトeを前記し
た装着位置に装着せしめる位置(以下、この位置
を「セツト位置」という)の間を移動することが
できるように支持されている。
しかして、VTRaを使用するときは、図示しな
いイジエクトボタンを押すことによつてカセツト
保持部dをイジエクト位置に突出させ、これにテ
ープカセツトeを挿入し、そして、カセツト保持
部dを上から押圧するようにしてセツト位置に押
し込むようにする。
尚、テープカセツトeのカセツト筐体の天板部
には、一般に、テープリール等を外から見ること
ができるようにするための透明部gが設けられて
いる。従つて、テープカセツトeがVTRaの前記
装着位置に装着された状態でも、カセツト保持部
dの天板部f及びテープカセツトeの透明部gを
通してテープリールやこれに巻装されたテープを
見ることができるので、テープの残量等を目視す
ることができる。
次に、第20図に示すVTRhについて説明す
る。このVTRhのカセツトローデイング機構はフ
ロントローデイング方式のものである。図面にお
いて、iはVTRhの外筐であり、外筐iのフロン
トパネルjにはカセツト挿入口kが形成されてい
る。lは外筐i内のうち上記カセツト挿入口kの
後方の部分に移動自在に配置されたカセツトキヤ
リアであり、その外形は略前記したVTRaのカセ
ツト保持部dと同様に形成されている。そして、
カセツトキヤリアlは、図示しない案内部材によ
つて移動方向を案内されるように支持されてお
り、第20図に破線で示す位置、即ち、前記カセ
ツト挿入口kの直ぐ後ろの位置(以下、この位置
を「イジエクト位置」という)と、同図に2点鎖
線で示す位置、即ち、上記イジエクト位置より後
方であり、かつ、下方であると共に、これに挿入
されたテープカセツトeが所定の装着位置に装着
され、かつ、テープカセツトeのテープリールが
図示しないリール台と係合される位置(以下、こ
の位置を「セツト位置」という)の間を、同図に
実線矢印で示すような、略横倒L字状の軌跡を通
つて移動されるようになつている。即ち、カセツ
トキヤリアlは、イジエクト位置からセツト位置
へ向けて移動されるとき、一旦、リール台の上方
の位置までで略水平方向に移動され、次いでその
位置から略垂直方向に下方へ向けて移動されるよ
うになる。
しかして、カセツトキヤアlがイジエクト位置
に来ている状態において、テープカセツトeをカ
セツト挿入口kから外筐i内へ挿入すると、テー
プカセツトeはカセツトキヤリアlに保持される
と共に、カセツトキヤリアlが図示しない移動機
構により前記した移動軌跡を通つて移動され、所
定の装着位置に装着せしめられるようになる。
発明が解決しようとする問題点 前記したVTRaは、そのカセツト保持部が外筐
bの上方へ突出するように移動されるので、外筐
bの高さに、カセツト保持部dの上下方向への移
動ストロークを含める必要がない。従つて、外筐
bは、必要な機構を配置することができる最小限
の大きさで足りるので、VTRを小型に構成する
ことができる利点がある。
ところが、カセツト保持部dが外筐bの上方へ
突出するようになつているため、外筐bの上に映
像装置を配置することができないばかりか、ラツ
クに入れる場合も、VTRの上方に相当大きな空
間を有するものに限られる等、その配置場所が非
常に制限されるといつた問題がある。
また、前記した他のVTRhは、テープカセツト
の挿入及び取出しを外筐の前面側から行なうこと
ができるので、外筐上方の空間を有効に利用する
ことができると共に、その置き場所が制限される
といつたことは少ない。
ところが、カセツトキヤリアをそのイジエクト
位置とセツト位置との間で移動せしめるための格
別な機構が必要になり、また、外筐iの高さに、
カセツトキヤリアlの上下方向への移動ストロー
クを含める必要があるため、その形状、特に、高
さ方向の形状が非常に大きくなるといつた問題が
ある。
そこで、記録再生部が設けられたメカシヤーシ
そのものを外筐にスライド自在に支持し、記録再
生部に対するテープカセツトの装着及び取出し
は、記録再生部を外筐から前方へ引き出した状態
で行なうようにすることを考えてみた。
このようにすれば、カセツト保持部の上下方向
への移動ストロークを外筐の高さに含める必要も
なく、また、外筐上方の空間を利用することにつ
いての障害は無い。
ところが、このようにしても、カセツト保持部
を、これに対するテープカセツトの挿入及び取出
しが行なわれるイジエクト位置と、これに挿入さ
れたテープカセツトを記録再生部の所定の位置に
装着せしめるセツト位置との間で移動せしめる機
構は必要であり、メカシヤーシをスライド自在と
することによつてVTRの機構が更に複雑になる
といつた問題が生じて来る。
しかも、メカシヤーシをスライド自在とする場
合は、メカシヤーシに設けられる機構は、スライ
ドされる部分の重量をより軽くするために、でき
るだけ簡略化されている必要がある。
尚、メカシヤーシをスライド自在とした場合、
そのカセツトローデイング機構を前記した第19
図に示すVTRaにおけると同様なトツプローデイ
ング方式とすることも考えられるが、このトツプ
ローデイング方式によるカセツトローデイング機
構は、その操作性が極めて悪いばかりでなく、メ
カシヤーシを外筐から引き出した状態で、そのカ
セツト保持部を上方から押圧した場合、VTRを
傾けたり、場合によつては、ひつくり返してしま
う惧れもあるので、この方式を用いることは極め
て困難である。
問題点を解決するための手段 本発明ビデオテープレコーダーは、上記した問
題点を解決するために、記録再生部が設けられた
メカシヤーシを外筐にスライド自在に支持すると
共に、上記記録再生部に対するテープカセツトの
装着及び取出しはメカシヤーシを外筐から引き出
して行なうようにしたビデオテープレコーダーで
あつて、メカシヤーシに略上下方向に回動自在に
支持されかつ前端部にテープカセツトを保持する
カセツト保持部が設けられた回動アームと、外筐
側に固定されかつ略水平方向に延びるシヤーシ案
内部を有する案内部材と、上記シヤーシ案内部の
延びる方向に沿つて配置されたラツク部と、前記
回動アームに支持されその先端部が前記案内部材
によつて案内される係合ピンと、1個のモーター
と、該モーターによつて回転される遊星ギヤと該
遊星ギヤによつて回転される第1の出力ギヤ及び
第2の出力ギヤとから成る遊星歯車機構と、上記
第1の出力ギヤによつて回転されかつ前記ラツク
部と噛合したシヤーシ移動ギヤと、前記第2の出
力ギヤによつて駆動されかつ前記回動アームを上
下方向へ回動せしめるアーム駆動手段とを備えて
おり、前記係合ピンが前記案内部材のシヤーシ案
内部と係合しているときはその係合状態によつて
前記回動アームの上下方向への移動を阻止すると
共に前記第1の出力ギヤのみ回転されるようにし
てメカシヤーシをスライドせしめ、前記係合ピン
が前記案内部材のシヤーシ案内部と係合していな
いときは前記メカシヤーシの移動を阻止すると共
に前記第2の出力ギヤのみ回転されるようにして
回動アームを上下方向へ移動せしめるようにした
ことを特徴とする。
作 用 従つて、本発明ビデオテープレコーダーは、記
録再生部が設けられたメカシヤーシを外筐にスラ
イド自在に支持すると共に、上記記録再生部に対
するテープカセツトの装着及び取出しはメカシヤ
ーシを外筐から引き出して行なうようにしたビデ
オテープレコーダーにおいて、メカシヤーシのス
ライド方向への移動とカセツト保持部が設けられ
た回動アームの回動とを1個のモーターによつて
行なうようにし、しかも、それぞれ所定のタイミ
ングで駆動されるべき2つの駆動手段、即ち、メ
カシヤーシをスライドせしめるシヤーシ移動ギヤ
と、回動アームを回動せしめるアーム駆動手段に
対して、モーターの回転力を伝達する経路の切換
えを、遊星歯車機構によつて行なうようにしたも
のである。従つて、記録再生部に対するテープカ
セツトの装着及び取出しはメカシヤーシを外筐か
ら引き出して行なうにも拘らず、VTRの機構が
複雑になることがないと共に、メカシヤーシの重
量が増すこともなく、メカシヤーシを比較的小さ
な駆動力で、スムーズにスライドせしめることが
できる。
実施例 以下に、本発明ビデオテープレコーダーの詳細
を添附図面に示した実施例に従つて説明する。
図面において、1はVTRであり、2はその外
筐である。外筐2は略薄い箱状に形成され、その
前面パネル3の左側(第1図における左斜め上方
へ向かう方向を左側とし、右斜め下方へ向かう方
向を右側とする。また、同図における左斜め下方
へ向かう方向を前側とし、右斜め上方へ向かう方
向を後側とする。以下の説明において向きを示す
ときはこの方向によるものとする。)へ寄つた部
分に、後述する記録再生部が設けられたメカシヤ
ーシ4を外筐2から引き出すためのシヤーシ引出
し口5が形成されている。6はメカシヤーシ4の
前端に固定された可動パネルであり、該可動パネ
ル6は前記シヤーシ引出し口5と略等しい大きさ
に形成されており、メカシヤーシ4が第4図に示
すように外筐2の内部に引き込まれた位置(以
下、この位置を「引込み位置」という)へ移動さ
れたとき、シヤーシ引出し口5は、第2図及び第
4図に示すように、この可動パネル6によつて塞
がれるようになつている。
尚、図示を省略してあるが、外筐2の内部に
は、後述する各制御プログラム等が記憶された記
憶装置や制御装置等から成るシステムコントロー
ラー、及び、VTR1の動作を制御するのに必要
なその他の装置が設けられている。また、前面パ
ネル3の右側に寄つた部分には多数の操作用ボタ
ンが配置された操作部が設けられているが、この
操作部については後述する。
メカシヤーシ4(第5図、第7図、第11図等
参照)は略正方形の板状に形成されており、その
左右両端部に設けられたガイドレールが外筐2側
に固定されたガイドローラに摺動自在に係合され
ることによつて、外筐2に対し前後方向へスライ
ド自在なるように支持されている。即ち、7,
7′はメカシヤーシ4の下面の左右両端縁に沿う
ように固定されたガイドレールであり、該ガイド
レール7,7′は前後方向から見た形状において
略角張つたC字状に形成されており、そのC字の
開口部が互いに外側を向くようにして配置されて
いる。8,8及び8′,8′は外筐2の内部のうち
前記シヤーシ引出し口5の左右両開口縁に寄つた
位置に、2個づつ前後方向にある程度離間して配
置されたガイドローラであり、これらガイドロー
ラ8,8及び8′,8′は外筐2側に固定されたロ
ーラ軸9,9及び(9′)、(9′)(図面では右側
のもののみ示してある)の先端部に回転自在に支
持されている。しかして、メカシヤーシ4に設け
られたガイドレール7及び7′のC字状の開口部
の開口縁がガイドローラ8,8及び8′,8′と摺
動自在に係合されており、これによつて、メカシ
ヤーシ4が、外筐2に対して前後方向にスライド
自在に支持されると共に、そのスライド方向をガ
イドローラ8,8及び8′,8′によつて案内され
ながら外筐2外へ引き出され、また、引き出され
た位置から外筐2内へ引き込まれることができる
ようにされている。
10(第7図参照)はメカシヤーシ4に設けら
れた記録再生部であり、該記録再生部10には、
後述するテープカセツトの磁気テープに対する記
録・再生等を行なうのに必要な部材あるいは機構
が設けられている。
即ち、11及び11′はメカシヤーシ4の前端
縁に寄つた部分に互いに左右方向に所定の距離離
間して配置されたリール台であり、これらリール
台11,11′は図示しないリール軸に回転自在
に支持されていると共に、それぞれの上端部に係
合軸部12,12′が設けられている。
13,13及び13′,13′はメカシヤーシ4
の前部のうち左右両端縁に寄つた位置に配置され
た位置決めピンであり、これらのうち後側に位置
するもの13′,13′の上端面からは略円錐状の
挿入部13′a,13′aが突設されている。尚、
これら位置決めピン13,13及び13′,1
3′は記録再生部10に装着されるテープカセツ
トの装着の位置決めを為すためのものである。
14はメカシヤーシ4の後端縁寄りの位置に配
置されたヘツドドラムであり、回転側ドラム14
aには図示しないビデオヘツドが設けられてい
る。
尚、図面においては、記録再生を行なうのに必
要な機構の大部分が省略されているが、実際に
は、メカシヤーシ4の上面には、前記した各部材
の他に、オーデイオヘツド、コントロールヘツド
及び全幅消去ヘツド等のヘツド部材や磁気テープ
の走行経路を規制するための多数のテープガイド
ポスト、テープカセツトから磁気テープを引き出
して前記ヘツド部材やテープガイドポスト等に巻
き付けるためのテープローデイング機構、磁気テ
ープを所定の速度で走行せしめるためのキヤプス
タン及びピンチローラ等が設けられており、ま
た、メカシヤーシ4の下面には、前記ヘツドドラ
ムの回転側ドラム14aやキヤプスタン、前記リ
ール台11,11′等を回転せしめるためのモー
ターや伝達機構及びサーボ機構等が設けられてい
る。
しかして、このVTR1は記録再生部10その
ものが外筐2に対してスライド自在に支持されて
おり、メカシヤーシ4が外筐2外へ引き出される
ことによつて、第1図、第3図、第5図及び第6
図に示すように、記録再生部10が外筐2外へ引
き出されるようになつている。
次に、メカシヤーシ4をスライドせしめるスラ
イド機構について説明する(第4図乃至第7図参
照)。
15は外筐2内のうちメカシヤーシ4の右側の
側縁の上方より稍右側へ寄つた位置に配置された
案内部材であり、図示しない取付け部材によつて
外筐2側に固定されている。案内部材15は前後
方向に沿つて延びるように配置されており、その
後端より稍前側へ寄つた位置から前端までの部分
に、側方から見て略横倒J字状に屈曲された略ス
リツト状の案内部16が形成されている。そし
て、案内部16は、これの後端から外筐2の前面
パネル3に近接した位置まで略水平方向に延びる
シヤーシ案内部16aと該シヤーシ案内部16a
の前端部から連続して外筐2の天板部側へ向けて
略垂直方向に延びるアーム案内部16bとから成
り、シヤーシ案内部16aとアーム案内部16b
との連続部16cは略円弧状に延びるように形成
されている。また、案内部材15の下面のうち前
端から稍後側へ寄つた位置と後端の間の部分には
ラツク17が形成されている。
尚、上記した案内部材15の案内部16は後述
する制御ピンの移動方向を案内するためのもので
ある。
18(第9図参照)はメカシヤーシ4に設けら
れた図示しない軸受部材に回転自在に支持された
ギヤ軸であり、該ギヤ軸18はその先端部がメカ
シヤーシから右側へ突出するように配置されてい
ると共に、その先端部に、前記ラツク17と噛合
されたシヤーシ移動ギヤ19が固定されている。
尚、シヤーシ移動ギヤ19は後述するモーター
によつて回転されるようになつている。
しかして、メカシヤーシ4は、シヤーシ移動ギ
ヤ19が回転されることによつてスライドせしめ
られる。即ち、メカシヤーシ4が第4図に示す引
込み位置に来ている状態から、移動ギヤ19が時
計回り方向へ回転されると、移動ギヤ19がラツ
ク17と噛み合いながら前方へ移動され、これに
よつて、メカシヤーシ4が前方へ移動される。ま
た、メカシヤーシ4が第1図及び第5図に示す位
置(以下、この位置を「引出し位置」という)、
又は、第3図及び第6図に示す位置(以下、この
位置を「半引出し位置」という)に来ている状態
から、シヤーシ移動ギヤ19が反時計回り方向へ
回転されると、移動ギヤ19がラツク17と噛み
合いながら後方へ移動され、これによつて、メカ
シヤーシ4が後方へ移動される。
20はカセツト着脱機構(第8図参照)であ
る。このカセツト着脱機構20は、後述するテー
プカセツトを前記記録再生部10のカセツト装着
位置へ装着せしめ、また、カセツト装着位置から
離脱せしめるための機構である。
即ち、21,22は略メカシヤーシ4の左右両
側縁に沿う部分の後端縁寄りの位置に配置された
主回動アームであり、その側面が互いに平行に対
応し合うように配置されている。
そして、右側の主回動アーム21はその前後方
向における中間部が上方から見て略クランク状に
屈曲されていると共に、その前部23が上下方向
に幅広く形成されており、該前部23の下部には
主回動アーム21の長手方向に沿つて延びる長孔
24が形成されている。25は前部23の前端縁
から前方へ突出された突片であり、該突片25の
前端部は左側へ向けて略直角に屈曲されると共
に、その先端部にスプリング係着孔26が形成さ
れている。また、27は主回動アーム21の左側
の側面のうち中間部より稍後側へ寄つた位置から
左側へ向けて突設された規制ピンである。
また、左側の主回動アーム22はその長手方向
における後部28が上下方向に幅広く形成される
と共に、後部28の下端縁のうち前端寄りの位置
から上下方向の幅が狭い前部29が一体に形成さ
れている。そして、前部29の前端部は右側へ向
けて略直角に屈曲されており、その屈曲された部
分にスプリング係着孔30が形成されている。ま
た、31は後部28の左側の側面から左側へ向け
て突設された規制ピンである。
32,32はメカシヤーシ4の上面のうち後端
縁に沿う位置の左右両端部に立設された支持片で
あり、該支持片32,32の上端部には連動軸3
3の両端部が回転自在に支持されている。
しかして、前記左右の主回動アーム21及び2
2はその後端部が上記連動軸33の両端部に固定
されており、これによつて、主回動アーム21及
び22はメカシヤーシ4に上下方向へ回動自在な
るように支持されると共に、連動軸33によつ
て、互いに一体的に回動されるように連結されて
いる。
また、34及び35は副回動アームであり、こ
れら副回動アーム34及び35は、それぞれ上記
した主回動アーム21及び22と略一体的に回動
されるように設けられていると共に、右側の副回
動アーム34と左側の副回動アーム35は、それ
ぞれ、左右略対称的に形成されている。即ち、副
回動アーム34及び35は、略前後方向に長い板
状に形成されると共に、その長手方向における略
中央部、即ち、略前記主回動アーム21及び22
のスプリング係着孔26及び30と対応する部分
が上方から見て略クランク状に屈曲されている。
そして、その屈曲された部分の上端縁に、前方へ
向けて突出されかつ、スプリング係着孔36,3
6が形成された突片37,37が形成されてい
る。そして、副回動アーム34及び35のうち前
記主回動アーム21及び22から突設された規制
ピン27及び31と対応する位置には稍上下方向
に長い長孔38,38が形成されており、また、
それぞれの後端部には挿通孔39,39が形成さ
れている。
しかして、右側の副回動アーム34はその挿通
孔39に前記連動軸33の右側の端部のうち主回
動アーム21が固定された部分の左側の部分が挿
通されることにより、また、左側の副回動アーム
35はその挿通孔39に連動軸33の左側の端部
が挿通されることによりそれぞれ連動軸33に回
動自在に支持されている。
そして、主回動アーム21及び22から突設さ
れた規制ピン27及び31の先端部が副回動アー
ム34及び35の長孔38,38に摺動自在に係
合されると共に、右側の主回動アーム21のスプ
リング係着孔26と右側の副回動アーム34の突
片37のスプリング係着孔36に引張りスプリン
グ40の両端に設けられたフツクが係着され、ま
た、左側の主回動アーム22のスプリング係着孔
30と左側の副回動アーム35のスプリング係着
孔36に引張りスプリング40′の両端に設けら
れたフツクが係着される。これによつて、副回動
アーム34及び35と主回動アーム21及び22
とは引張りスプリング40及び40′の引張力に
より互いに引き寄せ合うようにされると共に、主
回動アーム21及び22の規制ピン27及び31
が副回動アーム34及び35の長孔38,38の
上端縁に当接されることにより、主副両回動アー
ムの互いの位置関係が所定の状態に保持されるよ
うになつている。
41は前記副回動アーム34及び35の各前端
部によつて支持されたカセツト挿入部である。カ
セツト挿入部41は底板部42と該底板部42の
左右両端に配置された側板部43,43とから成
り、左右両側板部43,43が副回動アーム3
4,35の前端部に固定されている。そして、底
板部42は、その前後両端縁が略台形状に切欠か
れていると共に、前記リール台11,11′と対
応する部分に略円形の開口部44,44′が形成
されている。45,45′は左右両側板43,4
3の上端縁の前後方向における略中央部から互い
に内側へ向けて張り出すように設けられたカセツ
ト保持片であり、その前部はカセツト挿入部41
へのテープカセツトの挿入を容易に行なうことが
できるように、稍上方へ向けて折り曲げられてい
る。
また、46(第9図参照)はメカシヤーシ4の
右側縁寄りの位置のうち前記シヤーシ移動ギヤ1
9に近接した部分に配置されたアーム回動ギヤで
ある。アーム回動ギヤ46は略扇形に形成される
と共に、その要部がメカシヤーシ4に支持された
ギヤ軸47に回動自在に支持されている。そし
て、アーム回動ギヤ46の右側の側面のうち下端
部に寄つた位置から右側へ向けて押圧ピン48が
一体的に突設されており、該押圧ピン48の先端
部は前記右側の主回動アーム21に形成された長
孔24に摺動自在に係合されている。尚、アーム
回動ギヤ46は、前記したシヤーシ移動ギヤ19
と同様、後述するモーターによつて回動されるよ
うになつている。
しかして、アーム回動ギヤ46が回動されるこ
とによつて押圧ピン48が上下方向へ移動される
ので、右側の主回動アーム21は押圧ピン48と
係合する部分が上下方向へ押圧されることにより
上下方向へ回動されるようになる。しかして、左
右の主副両回動アーム21と34及び22と35
が上下方向へ回動され、これによつて、カセツト
挿入部41が、第4図及び第7図に示すように、
その底板部42がメカシヤーシ4の上面と略平行
に対向し合い、かつ、リール台11,11′の係
合軸部12,12′が底板部42に形成された開
口44,44′を通つて底板部42より上方へ突
出される位置(以下、この位置を「セツト位置」
という)と、第1図及び第5図に実線で、並びに
第11図に2点鎖線で示すように、その底板部4
2がリール台11,11′の上端より相当上方へ
離れて位置され、かつ、前端部が可動パネル6の
上端縁より上方に位置される位置(以下、この位
置を「イジエクト位置」という)との間を移動さ
れるようになる。
尚、カセツト挿入部41が上記したように上下
方向へ移動されるのは、カセツト挿入部41が外
筐2外へ出ているときに限られる。尚、この操作
タイミングの制御は後述する制御ピンの前記案内
部材15の案内部16との係合状態によつて為さ
れる。
49は前記した右側の主回動アーム21の前部
23の右側の側面から右側へ向けて突出された制
御ピンであり、その先端部が前記案内部材15の
案内部16に摺動自在に係合されている。この制
御ピン49は、メカシヤーシ4をスライドせしめ
る前記スライド機構の動作と、カセツト着脱機構
20の動作との動作タイミングを制御するための
ものである。
次に、前記したシヤーシ移動ギヤ19及びアー
ム回動ギヤ46を駆動するためのモーターとその
伝達機構について説明する(第9図及び第10図
参照)。
50はモーターである。モーター50はメカシ
ヤーシ4の下面のうち後端縁に寄つた部分にモー
ター取付板51によつて固定されており、メカシ
ヤーシ4と共に移動されるようになつている。5
2はモーター軸であり、その先端部に出力プーリ
ー53が固定されている。
54は、メカシヤーシ4の上面に設けられた図
示しない軸受部材に回転自在に支持されたプーリ
ー軸であり、該プーリー軸54の左側の端部に大
径の伝達プーリー55が、また、右側の端部に小
径の伝達プーリー56が固定されており、大径の
伝達プーリー55と前記モーター50の出力プー
リー53との間に無端状のベルト57が架け渡さ
れている。
58は遊星歯車機構である。59は図示しない
軸受部材に回転自在に支持された回転軸であり、
該回転軸59の左側の端部に比較的大径な入力プ
ーリー60が固定され、該入力プーリー60と前
記小径な伝達プーリー56との間に無端状のベル
ト61が架け渡されている。また、回転軸59の
軸方向における略中央部には太陽ギヤ62が固定
されている。
63は第1の被回転子であり、該第1の被回転
子63は右側の端面が閉塞された軸方向に短い円
筒状に形成され、その内周面にギヤ歯64が形成
されると共に、右側の端面の中央部に第1の出力
ギヤ65が一体に形成されている。そして、第1
の被回転子63は前記回転軸59のうち太陽ギヤ
62が固定された位置の右側の部分に回転自在に
支持されており、これによつて、ギヤ歯64が形
成された内周面の軸心部に太陽ギヤ62が配置さ
れている。
また、66は略円板状に形成された第2の被回
転子であり、該第2の被回転子66の左側の側面
の中央部に第2の出力ギヤ67が一体に形成され
ている。そして、第2の被回転子66は前記回転
軸59のうち前記入力プーリー60が固定された
位置と太陽ギヤ62が固定された位置の間の部分
に回転自在に支持されている。68,68は第2
の被回転子66のうちその中心部を挟んで略180゜
離間した位置から右側へ向けて突設されたピンで
あり、該ピン68,68の先端部には、前記太陽
ギヤ62と第1の被回転子63のギヤ歯64とに
噛合した遊星ギヤ69,69が回転自在に支持さ
れている。
しかして、モーター50が回転されると、その
回転力は、出力プーリー53−ベルト57−伝達
プーリー55−プーリー軸54−伝達プーリー5
6−ベルト61−入力プーリー60といつた伝達
経路を通つて回転軸59に伝達され、これによつ
て太陽ギヤ62が回転される。
そして、太陽ギヤ62が回転されると、遊星ギ
ヤ69,69が回転されるのであるが、第1の被
回転子63の回転が阻止されているときは遊星ギ
ヤ69,69それ自体が太陽ギヤ62の周りを円
軌跡を描くように回転移動されるので、第2の被
回転子66が回転されるようになり、また、第2
の被回転子66の回転が阻止されているときは遊
星ギヤ69,69はその場で回転するだけの状態
となり、第1の被回転子63が回転されるように
なる。
70は前記シヤーシ移動ギヤ19が固定された
ギヤ軸18の左側の端部に固定された減速ギヤで
あり、該減速ギヤ70は前記遊星歯車機構58の
第1の出力ギヤ65と噛合されている。
また、71はメカシヤーシ4の上面に設けられ
た図示しない軸受部材に回転自在に支持されたギ
ヤ軸であり、該ギヤ軸71の左側の端部には前記
遊星歯車機構58の第2の出力ギヤ67と噛合さ
れた大径の減速ギヤ72が固定され、また、ギヤ
軸71の右側の端部には前記アーム回動ギヤ46
と噛合された小径な減速ギヤ73が固定されてい
る。
しかして、遊星歯車機構58の第1の出力ギヤ
65が回転されることによつてシヤーシ移動ギヤ
19が回転され、これによつてメカシヤーシ4が
前記したようにスライドせしめられ、また、第2
の出力ギヤ67が回転されることによつてアーム
回動ギヤ46が回動され、これによつて回動アー
ム21,34及び22,35が前記したように上
下方向へ回動せしめられる。
しかして、メカシヤーシ4のスライドと回動ア
ーム21,34及び22,35の回動は1個のモ
ーター50によつて行なわれるのであるが、その
動作制御は前記制御ピン49と案内部材15及び
遊星歯車機構58により、次のようにして為され
る。
即ち、制御ピン49が案内部16のシヤーシ案
内部16a、即ち、略水平方向に沿つて延びる部
分と係合しているときは、主回動アーム21の上
下方向への移動が阻止されるので、該主回動アー
ム21に押圧ピン48を介して連結されたアーム
回動ギヤ46、減速ギヤ72及び73の回転が阻
止され、従つて、遊星歯車機構58の第2の出力
ギヤ67はその回転を阻止された状態とされる。
しかして、制御ピン49が案内部16のシヤー
シ案内部16aと係合しているときは、第1の出
力ギヤ65のみが回転されるので、モーター50
の回転力は確実にシヤーシ移動ギヤ19に伝達さ
れるようになる。これによつて、メカシヤーシ4
がスライドせしめられる。
また、制御ピン49が案内部16のアーム案内
部16b、即ち、略垂直方向に沿つて延びる部分
と係合しているときは、主回動アーム21の前後
方向への移動が阻止されることによりメカシヤー
シ4の前後方向への移動が阻止されるので、ラツ
ク17と噛合されたシヤーシ移動ギヤ19、減速
ギヤ70の回転が阻止され、従つて、第1の出力
ギヤ65はその回転を阻止された状態とされる。
しかして、制御ピン49が案内部16のアーム
案内部16bと係合しているときは、第2の出力
ギヤ67のみが回転されるので、モーター50の
回転力は確実にアーム回動ギヤ46に伝達される
ようになる。これによつて回動アーム21,34
及び22,35が回動せしめられ、カセツト挿入
部41が上下方向へ移動せしめられる。
尚、制御ピン49が案内部16の連続部16c
と係合しているとき、メカシヤーシ4のスライド
と回動アーム21,34及び22,35の回動が
共に行なわれる。即ち、連続部16cの延びる方
向はメカシヤーシ4のスライド方向の成分と回動
アーム21,34及び22,35の回動方向の成
分とから成るので、制御ピン49がこの連続部1
6cと係合しているときはメカシヤーシ4のスラ
イドと回動アーム21,34及び22,35の回
動はいずれも完全に阻止されることはない。従つ
て、第1、第2両出力ギヤ65,67は、連続部
16cの前記各方向成分の大きさに応じた量回転
され、当該方向成分が無くなつたところで回転が
阻止される。
尚、モーター50はメカシヤーシ4を後方へス
ライドせしめるとき正転され、前方へスライドせ
しめるとき逆転されるようになつている。
また、案内部16の連続部16cは、メカシヤ
ーシ4が引出し位置へ引き出されるとき、カセツ
ト挿入部41が外筐2外へ出た後に制御ピン49
が係合され始めるような位置に配置されている。
従つて、前記したように、カセツト挿入部41の
上下方向の移動はこれが外筐2外に出ている状態
で行なわれる。
しかして、回動アーム21,34及び22,3
5は、メカシヤーシ4が引出し位置へ引き出され
たとき反記録再生部10側へ回動され、メカシヤ
ーシが引出し位置から外筐2内へ向けて引き込ま
れてゆくとき記録再生部10側へ回動される。
しかして、メカシヤーシ4のスライドと回動ア
ーム21,34及び22,35の回動は1箇のモ
ーターにより行なわれると共に、該回動動作が行
なわれるべき所定の動作タイミングは制御ピン4
9の案内部16に対する係合状態と遊星歯車機構
58とにより自動的に制御される。
次に、VTR1に使用されるテープカセツトの
一例74を説明する(第12図、第13図及び第
18図参照)。
75は略薄形の箱状に形成されたカセツト筐体
であり、該カセツト筐体75の前面壁は、その左
右両端部にテープ出口76,76が形成されると
共に、テープ出口76,76の間の部分が略台形
状に屈曲されることによりテープ引出し用凹部7
7が形成されている。78は磁気テープであり、
その端部はカセツト筐体75内に回転自在な状態
で収納された供給側のテープリール79(第18
図参照)と図示しない巻取り側のテープリールに
巻装されており、その一部が前記テープ出口7
6,76からカセツト筐体75外へ導出されると
共に、前記テープ引出し用凹部77の前方を通る
ようにされている。そして、テープリールのハブ
部には前記リール台11,11′の係合軸部12,
12′と係合される図示しない係合凹部が形成さ
れており、テープカセツト74が前記記録再生部
10の所定のカセツト装着位置に装着されると、
リール台11,11′の係合軸部12,12′がカ
セツト筐体75の底板部に形成された図示しない
開口部を通つて上記係合凹部に挿入されるように
なつている。
80はカセツト筐体75の天板部の内面に支持
されたリール押えばねであり、テープリールはテ
ープカセツト74が使用されていないときはこの
リール押えばね80によつてカセツト筐体75の
底板部に押し付けられており、テープカセツト7
4が記録再生部10に装着されたときはこのリー
ル押えばね80によつてリール台11,11′に
押し付けられるようになつている。
81はカセツト筐体75の天板部のうち供給側
のテープリール79と対応する部分に形成された
開口部に嵌め込まれた透明板であり、この透明板
81を通してカセツト筐体75の内部を見ること
ができるようにされている。
また、82はカセツト筐体75の天板部のうち
上記透明板81が配置された部分と反対側の部分
に貼着されたラベルであり、当該テープカセツト
の記録内容等を書き込むことができるようにされ
ている。
83はカセツト筐体75の前部に回動自在に支
持された前面蓋であり、前記テープ出口76,7
6及びテープ引出し用凹部77が配置されたテー
プ引出し用開口部84を開閉するためのものであ
る。前面蓋83は上方から見て略左右方向に長い
横倒コ字状に形成され、その左右両側板部85,
85から支持軸86、(86)(図面では一方のも
ののみ示してある)が互いに内側へ向けて突出す
るように設けられている。そして、上記支持軸8
6、(86)はカセツト筐体75の左右両側板部
に形成された図示しない軸受孔に挿通されてお
り、これによつて、前面蓋83がカセツト筐体7
5に回動自在に支持されている。そして、一方の
支持軸86のうちカセツト筐体75内に位置する
部分にはその軸方向と直交する方向へ突出した突
起87が一体に形成されている。
88はトーシヨンばねであり、その中間の輪状
部88aが前記突起87が形成された側の支持軸
86に外嵌されると共に、一方の腕88bの先端
部はカセツト筐体75の天板部の内面のうち前端
縁に寄つた位置に弾接されている。そして、トー
シヨンばね88の他方の腕は略環状に形成され、
前記突起87に外嵌されている。
しかして、前面蓋83は、その支持軸86から
突設された突起87がトーシヨンばね88によつ
てカセツト筐体75の後方へ向けて押圧されるこ
とにより、常時、第12図における時計回り方
向、即ち、前記テープ引出し用開口部84を閉じ
る方向への回動力を付勢されている。
尚、前面蓋83は、トーシヨンばね88による
上記回動力が付勢されると共に、その下端縁に形
成された切欠部89,89(第18図参照)がカ
セツト筐体75の底板部の前端部に当接されるこ
とによつてテープ引出し用開口部84を閉じた状
態が保持される。
しかして、前面蓋83は第12図及び第13図
に実線で、また、第11図及び第18図に2点鎖
線で示す閉塞位置と第11図及び第18図にそれ
ぞれ実線で示す開き位置の間を移動することがで
きるように設けられており、テープカセツト74
が使用されていないときは閉塞位置に来ており、
テープカセツト74が前記記録再生部10に装着
されるとき後述する蓋開け機構によつて開き位置
へ移動せしめられ、それにより、磁気テープ78
を引き出すことができる状態とされる。
しかして、テープカセツト74は、これが使用
されるとき、記録再生部10の所定の装着位置に
装着されるのであるが、その装着は次のようにし
て行なわれる(第11図参照)。
先ず、メカシヤーシ4を引出し位置へ引き出
す。これによつて、回動アーム21,34及び2
22,35が反記録再生部10側へ回動されるの
で、カセツト挿入部41がイジエクト位置へ来る
ようになる。
そこで、テープカセツト74を前面蓋83側か
らカセツト挿入部41に挿入する(第11図に2
点鎖線で示す状態)。尚、テープカセツト74は
カセツト挿入部41に設けられた図示しない位置
決め部材に当接するところまで挿入される。
しかして、後述する操作部に設けられた所定の
スイツチを操作することによつて前記モーター5
0が正転されるので、先ず、回動アーム21,3
4及び22,35が記録再生部10側へ回動さ
れ、これにより、カセツト挿入部41が記録再生
部10側へ移動されてゆく。
そして、制御ピン49が案内部材15のシヤー
シ案内部16aと係合される少し前に、即ち、カ
セツト挿入部41がセツト位置へ至る少し前に、
カセツト筐体75の底板部が記録再生部10に設
けられた前記位置決めピン13,13及び13′,
13′の上端面に当接されるようになる。尚、カ
セツト筐体75の底板部のうち前端縁に寄つた部
分の左右両端寄りの位置には図示しない位置決め
孔が形成されており、後側の位置決めピン13′,
13′の挿入部13′a,13′aがそれら図示し
ない位置決め孔に挿入されるようになつている。
しかして、テープカセツト74は、カセツト筐
体75が位置決めピン13,13及び13′,1
3′の上端面に上載されることにより記録再生部
10に対する上下方向に位置決めが為されると共
に、その位置決め孔に位置決めピン13′,1
3′の挿入部13a,13aが挿入されることよ
り記録再生部10に対する前後方向及び左右方向
の位置決めが為される。これによつて、テープカ
セツト74は記録再生部10の所定の装着位置に
装着されることになる。
しかして、カセツト挿入部41は、これに挿入
されたテープカセツト74が位置決めピン13,
13及び13′,13′に上載されることによつて
それより下方への移動が阻止され、従つて、副回
動アーム34,35もそれより下方への回動が阻
止されることになる。
しかして、テープカセツト74が所定の装着位
置に装着された後は主回動アームのみが更に下方
へ、即ち、制御ピン49が案内部材15のシヤー
シ案内部16aと係合されるようになるまで回動
されるようになる。
即ち、第11図に実線で示す状態となる。この
状態において、主回動アーム21,22から突設
された前記規制ピン27,31は副回動アーム3
4,35の長孔38,38のうちこれらの上端縁
から第11図に示す距離L分下方へ下つた位置と
係合されるようになる。
しかして、主副両回動アーム21と34の間及
び22と35の間にそれぞれ架け渡された前記引
張りスプリング40,40′の引張り力は更に増
大され、この引張り力は、副回動アーム34,3
5、カセツト挿入部41及びカセツト保持片4
5,45′を介してテープカセツト74のカセツ
ト75を上方から押圧する押圧力として作用する
ようになる。
しかして、テープカセツト74はそのカセツト
筐体75が記録再生部10側へ向けて押圧される
ことにより、記録再生部10の所定の装着位置に
圧着される。これによつて、テープカセツト74
の所定の装着位置に装着された状態が安定的に保
持される。
尚、上記したようにしてテープカセツト74の
圧着が行なわれる間に、メカシヤーシ4は、第1
1図に2点鎖線で示す位置(この位置は引出し位
置である)から実線で示す位置まで移動されてい
る。
しかして、テープカセツト74は、メカシヤー
シ4が外筐2内へ向けて引き込まれてゆくとき引
張りスプリング40,40′の引張り力によつて
記録再生部10の所定の装着位置に圧着せしめら
れる。
尚、記録再生部10に装着されたテープカセツ
ト74のイジエクト操作は次のようにして行われ
る。即ち、後述する操作部に設けられたイジエク
トボタンが押されると、モーター50が逆転さ
れ、メカシヤーシ4は引込み位置又は半引出し位
置から引出し位置へ向けて移動される。そして、
メカシヤーシ4が第11図に実線で示す位置を過
ぎると主回動アーム21,22が反記録再生部1
0側へ向けて回動され始め、これに設けられた規
制ピン27,31が副回動アーム34,35の長
孔38,38の上端縁に当接されたときから主副
両回動アーム21,34及び22,35が一体的
に回動されるようになる。これによつてカセツト
挿入部41が反記録再生部10側へ移動されてゆ
くので、テープカセツト74が記録再生部10の
装着位置から離脱されてゆく。
しかして、カセツト挿入部41がイジエクト位
置に来ると、テープカセツト74はそのカセツト
筐体75の後部が、可動パネル6の上端縁より上
方に位置するようになるので、これをカセツト挿
入部41から容易に取り出すことができるように
なる。
次に、前記したテープカセツト74の前面蓋8
3を開ける蓋開け機構について説明する(第7図
及び第11図乃至第13図参照)。
90は蓋開け部材である。該蓋開け部材90は
上方から見た形状において略左右方向に長い横倒
コ字状に形成され、前記カセツト挿入部41の左
右両側板部43,43の後部に架け渡すように配
置されると共に、該左右両側板部43,43に回
動自在に支持されている。即ち、91はカセツト
挿入部41がイジエクト位置に来ているとき該カ
セツト挿入部41の後端を塞ぐように配置される
基部であり、該基部91は左右方向に長い板状に
形成されると共に、上下方向の幅はカセツト挿入
部41の側板部43,43の高さと略等しくなる
ようにされ、その上部は上方に行くに従つて稍前
側へ向けて斜めに傾斜するように形成されてい
る。そして、基部91の上端縁から前方へ延びる
庇部92が一体に形成されている。また、93,
93は支持片であり、該支持片93,93は基部
91の左右両端縁の上部及び庇部92の左右両端
縁と連続するように形成されると共に、前端へ行
くに従つて上下方向の幅が次第に狭くなるように
形成されている。そして、左右両支持片93,9
3の前端部には挿通孔94,94が形成され、該
挿通孔94,94に、カセツト挿入部41の左右
両側板部43の外面から突設されたピン95,9
5が挿通されており、これによつて、蓋開け部材
90がカセツト挿入部41の前部に、略上下方向
へ向けて回動自在なるように支持されている。
96は蓋開け部材90に関係されたトーシヨン
ばねである。即ち、トーシヨンばね96は、その
中間の輪状部96aが前記カセツト挿入部41に
設けられたピン95,95のうち右側のもののカ
セツト挿入部41と蓋開け部材91の右側の支持
片93の間の部分に外嵌され、その一方の腕96
bの先端部が該支持片93の内面に形成された突
起97に上方から当接されている。また、トーシ
ヨンばね96の他方の腕96cの先端部はカセツ
ト挿入部41の右側の側板部43の上端縁に設け
られた突片98に後方から当接されている。
しかして、蓋開け部材90は、その右側の支持
片93の突起97がトーシヨンばね96によつて
略下方へ向けて押圧されることにより、常時、第
12図における時計回り方向への回動力が付勢さ
れている。
99は蓋開け部材90に設けられた係合片であ
る。該係合片99は基部91の下端縁のうち左右
両側の端部から前方へ向けて突設されており、そ
の前後方向の長さは少なくとも、テープカセツト
74がカセツト挿入部41の所定の挿入位置まで
挿入されたとき、該テープカセツト74の前面蓋
83の下端縁あるいは右側の側板部85の下端縁
に、確実に、下方から係合することができる程度
とされている。
ところで、蓋開け部材90の回動支点となるピ
ン95,95は、第12図に示すように、カセツ
ト挿入部41の左右両側板部43,43のうち、
略カセツト挿入部41の所定の挿入位置まで挿入
されたテープカセツト74の前面蓋83の支持軸
86、(86)の軸心と対応する位置に設けられ
ている。しかして、蓋開け部材90が第12図に
示す状態から上方へ回動せしめられると、その係
合片99は、第12図に矢印で示す方向へ移動さ
れる。この方向は、少なくともその回動動作の初
期においてテープカセツト74の前方へ向かう成
分を含む方向である。
しかして、蓋開け部材90はテープカセツト7
4の前面蓋83と共に回動され、かつ、蓋開け部
材90の上方への回動は、テープカセツト74の
前面蓋83と係合する部分が、該前面蓋83に対
してテープカセツト74を前方へ移動せしめるよ
うな力を与えながら為される。
100はメカシヤーシ4に設けられた蓋起し部
材である(第11図及び第13図ににのみ示して
ある)。この蓋起し部材100は、前記蓋開け部
材90を押圧して該蓋開け部材90とテープカセ
ツト74の前面蓋83とを上方へ回動せしめるた
めのものであり、側方から見て略逆L字状に形成
されると共に、その上端縁101は前端に行くに
従つて次第にメカシヤーシ4に近づくように傾斜
されている。そして、蓋起し部材100は、カセ
ツト挿入部41がイジエクト位置から記録再生部
10側へ向けて移動されてゆくとき、蓋開け部材
90の係合片99の下面がその上端縁101の前
端に寄つた部分に衝合されるような位置に設けら
れている。
しかして、テープカセツト74が記録再生部1
0に装着されるとき、その前面蓋83は前記蓋開
け部材90及び蓋起し部材100によつて、自動
的に、開き位置へ移動せしめられることになる。
尚、カセツト挿入部41がイジエクト位置に来
ている状態において、蓋開け部材90はこれに蓋
起し部材100が衝合されていないので、第1
図、第5図、第12図及び第13図に実線で示す
ように、また、第11図に2点鎖線で示すよう
に、トーシヨンばね96の弾発力によりカセツト
挿入部41の後端を塞ぐような位置に来ている。
しかして、イジエクト位置に来ているカセツト
挿入部41にテープカセツト74をその所定の挿
入位置まで挿入すると、テープカセツト74の前
面蓋83は、第12図及び第13図に示すよう
に、その前面が蓋開け部材90の基部91の前面
と接触するように位置されると共に、その下端縁
の左右両側の端部に蓋開け部材90の係合片99
が下方から係合され、かつ、その上端面に蓋開け
部材90の庇部92が被さるように位置される。
即ち、この状態において、前面蓋83は蓋開け部
材90に抱え込まれるようにされる。
そこで、カセツト挿入部41が、前記したよう
に記録再生部10側へ向けて移動されてゆくと、
蓋開け部材90の係合片99が蓋起し部材100
の上端縁101に衝合されるので、蓋開け部材9
0がトーシヨンばね96の弾発力に抗して第12
図に矢印で示す方向へ回動される。これによつ
て、前面蓋83はその下端縁が蓋開け部材90の
係合片99によつて、これも第12図に矢印で示
す方向へ押圧されるので、開き位置へ向けて移動
せしめられる。そして、テープカセツト74が記
録再生部10に装着されると、蓋開け部材90は
テープカセツト74のカセツト筐体75より稍上
方に位置されるようになり、これによつて、前面
蓋83が開き位置に来る。
ところで、テープカセツト74の前面蓋83が
閉塞位置から開き位置へ移動されてゆくとき、前
面蓋83に関係されたトーシヨンばね88はその
弾発力を増大するよう変形せしめられ、このとき
の反力がカセツト筐体75を反前面蓋83側へ移
動するように作用される。しかしながら、前記し
たように、蓋開け部材90の回動支点は、前面蓋
83と係合する部分の回動方向にテープカセツト
74の前方へ向かう成分を含ましめるような位置
に設けられているので、閉塞位置から開き位置へ
向けて回動されてゆく前面蓋83には蓋開け部材
90による前方へ引き寄せるような力が加えられ
る。従つて、カセツト筐体75が反前面蓋83側
へ移動されることはなく、前面蓋83はテープカ
セツト74がカセツト挿入部41の所定の挿入位
置に配置された状態で開き位置へ移動される。
しかして、テープカセツト74が記録再生部1
0に装着されると、テープカセツト74のテープ
引出し用開口部84が開放されると共に、テープ
引出し凹部77とこれの前方を通されている磁気
テープ78との間に、図示しないテープローデイ
ング機構のテープガイドポスト等が配置されるよ
うになる。これによつて、磁気テープ78をロー
デイングすることができる状態とされる。
次に、外筐2の前面パネル3に設けられた操作
部の構成と、該操作部を操作することによつて行
なわれる動作について説明する。
102a,102b,102c,102d,1
02e及び102fは操作ボタンであり、記録再
生部10の磁気テープ78に対する動作モードの
指令は、これらモードボタン102a乃至102
fのいずれかのものを押すことによつて為され
る。また、これらのモードボタン102a乃至1
02fはメカシヤーシ4を引出し位置から引込み
位置へ移動せしめるための指令を行なう操作ボタ
ンを兼ねている。即ち、メカシヤーシ4が引出し
位置に来ている状態において、モードボタン10
2a乃至102fのうちの102a,102b,
102c,102dを押すことによつて、システ
ムコントローラーに対し当該モードボタンに応じ
たモードの動作を行なうべき指令が為されると共
に、メカシヤーシ4を引込み位置へ移動せしめる
指令が為される。このような動作を制御するため
の、具体的なプログラムについては後述する。
尚、モードボタン102a乃至102fのう
ち、102aは再生モードボタン、102bはテ
ープ巻戻しモードボタン、102cはテープ早送
りモードボタン、102dは記録モードボタン、
102eは停止モードボタン、そして、102f
は休止モードボタンである。
103はイジエクトボタンであり、メカシヤー
シ4が引出し位置以外の位置に来ている状態にお
いて、このイジエクトボタン103を押すことに
より、メカシヤーシ4が引出し位置に引き出され
るようになつている。このイジエクトボタン10
3が押されたときの動作を制御するための具体的
なプログラムについては後述する。
104は記録・再生等の磁気テープ78に対す
る動作を、メカシヤーシ4が引込み位置に引き込
まれた状態で行なうか、あるいは、メカシヤーシ
4を半引出し位置に引き出して行なうか、そのい
ずれかを必要に応じて選択するための操作ボタン
であり、メカシヤーシ4が引込み位置に来ている
状態でこの位置選択ボタン104が押されるとメ
カシヤーシ4が半引出し位置へ移動され、また、
メカシヤーシ4が半引出し位置に来ている状態で
この位置選択ボタン104が押されるとメカシヤ
ーシ4が引込み位置へ移動されるようになつてい
る。尚、この位置選択ボタン104が押されたと
きの動作を制御するための具体的なプログラムに
ついては後述する。
105は電源を死活せしめるための操作ボタン
であり、電源が断たれている状態でこの電源ボタ
ン105が押されるとシステム全体に電源が入
り、また、電源が入つている状態でこの電源ボタ
ン105が押されると電源が断たれるようになつ
ている。そして、メカシヤーシ4が引込み位置以
外の位置に来ているときにこの電源ボタン105
が押されたときは、メカシヤーシ4を引込み位置
へ移動せしめた後電源が断たれるようになつてい
る。尚、電源が入つている状態でこの電源ボタン
105が押されたときの動作を制御するための具
体的なプログラムについては後述する。
尚、106,106,……は選局ボタン、10
7は時刻表示器である。また、図示を省略してあ
るが、外筐2の前面パネル3及び可動パネル6に
は、前記した以外の操作ボタンやタイマーの設定
ボタン等の操作手段が設けられている。
第14図は前記したVTR1の各動作を制御す
るためのプログラムの一例を示すものである。以
下、このプログラムをステツプの順を追つて説明
する。
(a) 「開始」 VTR1に電源が入つていない状態から電源ボ
タン105が押されると、このプログラムによる
制御が開始される。尚、このプログラムによる制
御が開始されるときは、前記したように、メカシ
ヤーシ4が引込み位置に来ている。
(b) 「カセツトは入つているか?」 カセツト挿入部41にテープカセツト74が入
つているか否かを問う。そして、前の使用が終了
されたときテープカセツト74がVTR1から取
り出されていれば「No」であり、VTR1から取
り出されていなければ「Yes」となる。尚、テー
プカセツト74が入つているか否かの確認は、外
筐2内に設けられた図示しないセンサーによつて
為される。そして、テープカセツト74が入つて
いればステップ(r)へ進み、テープカセツト74が
入つていなければステツプ(c)へ進む。
(c) 「イジエクトボタンが押されたか?」 イジエクト103が押されたか否かを問う。押
されていれば「Yes」であるので、「イジエクト
プログラム」を読み出し、それに従つて制御を行
ない、押されていなければ、イジエクトボタン1
03が押されるまで待つ。
(d) 「イジエクトプログラム」 このプログラムの内容は第15図に示してある
ので、詳細については後述するが、このプログラ
ムに従つて、メカシヤーシ4が引出し位置へ引き
出される。
(e) 「テープカセツトは入つたか?」 イジエクト位置に来ているカセツト挿入部41
にテープカセツト74がか挿入された否かを問
う。テープカセツト74が挿入されていれば
「Yes」であるので次のステツプへ進む。尚、カ
セツト挿入部41にテープカセツト74が挿入さ
れたことの検出は図示しないセンサーによつて為
される。
(f) 「モードボタンが押されたか?」 モードボタン102a,102b,102c,
102dのいずれかのものが押されたか否かを問
う。例えば、再生ボタン102aが押されていれ
ば「Yes」であるので、次のステツプへ進む。
(g) 「スライドモーターを正転する」 前記モード50を正転方向に回転せしめる。こ
れによつて、前記したように、テープカセツト7
4の記録再生部10への装着が行なわれると共
に、メカシヤーシ4が外筐2内へ向けて移動され
てゆく。
(h) 「テープカセツトは圧着されたか?」 テープカセツト74が記録再生部10の所定の
装着位置に圧着されたか否かを問う。そして、圧
着が為されていれば、「Yes」であるので次のス
テツプへ進む。
(i) 「テープローデイング動作を開始する。」 前のステツプ(h)によりテープカセツト74の記
録再生部10に対する圧着状態が確認されている
ので、図示しないテープローデイング機構による
磁気テープ78に対するローデイング動作が開始
される。即ち、テープローデイング動作はメカシ
ヤーシ4の引込み位置へ移動されて行くスライド
動作と平行して実行される。尚、テープローデイ
ング動作は、図示しないテープローデイング用の
モーターをローデイング方向へ回転せしめること
によつて実行される。
(j) 「テープローデイング動作は完了したか?」 磁気テープ78が記録再生部10の所定のテー
プパスを通るようにセツトされたか否かを問う。
このテープローデイング状態の検出は図示しない
センサーによつて為される。そして、テープロー
デイング動作が完了されていれば「Yes」である
ので次のステツプへ進む。
(k) 「テープローデイングモーターを停止する。」 前記ステツプiにおいて回転が開始されたテー
プローデイング用のモーターの回転を停止止す
る。
(l) 「半引出し位置を過ぎたか?」 メカシヤーシ4が半引出し位置を通つたか否か
を問う。これの検出はVTR1に設けられた図示
しないセンサーによつて為される。そして、メカ
シヤーシ4が半引出し位置を過ぎていれば
「Yes」であるので、次のステツプへ進む。
(m) 「当該モードボタンによつて選択されたモー
ド動作を開始する」 前記ステツプfでその押されたことが確認され
たモードボタンのモードに従つて、記録再生部1
0を動作せしめる。例えば、再生ボタン102a
が押されていれば、再生動作が開始される。即
ち、記録再生部10による磁気テープ78に対す
る記録・再生等の動作はメカシヤーシ4の移動が
行なわれている状態において開始される。
(n) 「引込み位置へ来たか?」 メカシヤーシ4が引込み位置へ来たか否かを問
う。メカシヤーシ4の位置検出はVTR1に設け
られた図示しないセンサーによつて為される。そ
して、メカシヤーシ4が引込み位置へ来ていれば
「Yes」であるので、次のステツプへ進む。
(o) 「スライドモーターを停止する。」 前記ステツプ(g)において回転が開始されたモー
ター50の回転を停止する。
(p) 「モードボタンが押されたか?」 モードボタン102a乃至102fのいずれか
のものが押されたか否かを問う。そして、モード
ボタンが押されていなければ、引き続きそのとき
のモードの動作を行ない、ステツプ(b)へ戻り、モ
ードスイツチが押されていれば、次のステツプへ
進む。
(q) 「当該モードボタンによつて選択されたモー
ドの動作を開始する」 即ち、ステツプ(p)前に行なわれていたモードの
動作を停止して、前のステツプ(p)で押されたこと
が確認されたモードボタンのモードに従つて、記
録再生部10を動作せしめる。例えば、テープ巻
戻しボタン102bが押されていれば磁気テープ
78の巻戻しを行なう。そして、ステツプ(b)に戻
る。
尚、前記ステツプ(b)においてテープカセツト7
4が入つていることが検出されたときは、ステツ
プ(r)に進む。
(r) 「イジエクトボタンが押されたか?」 イジエクトボタン103が押されたか否かを問
う。そして、イジエクトボタン103が押されて
いれば、ステツプ(d)へ進んで、イジエクトプログ
ラムに従つた動作制御を行ない、イジエクトボタ
ン103が押されていなけれなステツプ(p)へ進
む。
次に、第15図に示す「イジエクトプログラ
ム」について説明する。尚、このプログラムによ
る制御はイジエクトボタン103が押されること
によつて開始される。
(a) 「カセツトは入つているか?」 記録再生部10にテープカセツト74が装着さ
れているか否かを問う。テープカセツト74が入
つていなければ、テープアンローデイング動作を
行なう必要がないので、直ちにメカシヤーシ4を
引出し位置へスライドせしめることができる。従
つて、この場合は後述するステツプ(e)へ進む。ま
た、テープカセツト74が入つていれば次のステ
ツプへ進む。
(b) 「半引出しに来ているか?」 メカシヤーシ4が半引出し位置に来ているか否
かを問う。そして、メカシヤーシ4が半引出し位
置へ来ていればメカシヤーシ4のスライド動作を
開始する前にテープアンローデイング動作を行な
う必要があるのでステツプ(c)へ進み、メカシヤー
シ4が半引出し位置へ来ていなけばステツプ(h)へ
進む。
(c) 「テープアンローデイング動作を開始する」 テープローデイング用のモーターをテープアン
ローデイング方向へ回転してテープアンローデイ
ング動作を行ない、次のステツプ(d)へ進む。
(d) 「テープアンローデイングは完了したか?」 テープアンローデイング動作が完了されたか否
かを問う。そして、テープアンローデイング動作
が完了されていれば、テープローデイング用のモ
ーターを停止して次のステツプ(e)へ進む。
(e) 「スライドモーターを逆転する」 モーター50を逆転方向へ回転して、メカシヤ
ーシ4を引出し位置へスライドせしめる。そし
て、次のステツプ(f)に進む。
(f) 「引出し位置に来たか?」 メカシヤーシ4が引出し位置に来たか否かを問
う。そして、メカシヤーシ4が引出し位置に来て
いれば次のステツプ(g)へ進む。
(g) 「スライドモーターを停止する」 モーター50の回転を停止する。尚、メカシヤ
ーシ4が引出し位置に来たことの検出は、実際に
は、例えば、図示しないセンサーによりカセツト
挿入部41がイジエクト位置に来たことを検出す
ることによつて行なう。
(h) 「引出し位置に来ているか?」 前記ステツプ(b)において「半引出し位置に来て
いるか?」の問に対する答えが「No」であつた
ときは、今度はメカシヤーシ4が引出し位置に来
ているか否かを問う。そして、メカシヤーシ4が
引出し位置に来ているのであれば、(この場合は、
イジエクトボタン103の操作ミスである)、既
にイジエクト状態であるので、前記第14図に示
すプログラムへ戻る。また、この問に対する答え
が「No」であれば、メカシヤーシ4は引込み位
置に来ているので、ステツプ(i)へ進み、テープア
ンローデイング動作を行ないながら、メカシヤー
シ4のスライドを行なうべき制御が為されてゆ
く。
(i) 「スライドモーターを逆転する」 これによつてメカシヤーシ4が引出し位置へ向
けてスライドされてゆく。
(j) 「テープアンローデイング動作を開始する」 即ち、メカシヤーシ4のスライド動作と平行し
てテープアンローデイング動作が行なわれる。
(k) テープアンローデイング動作は完了した
か?」 テープアンローデイング動作が完了されていれ
ば、次のステツプ(l)へ進む。
(l) テープローデイングモーターを停止する」 テープローデイング用のモーターを停止して前
記ステツプ(f)へ進む。
次に、第16図に示す「記録・再生位置の選択
プログラム」について説明する。尚、このプログ
ラムによる制御は位置選択ボタン104が押され
ることによつて開始される。
(a) 「記録再生部の位置はどこか?」 メカシヤーシ4の位置を問う。そして、引込み
位置及び半引出し位置以外の位置でであれば、引
込み位置と半引出し位置の間の移動は行なわれな
い。
即ち、メカシヤーシ4が引出し位置に来ている
状態からのこれの移動は、前記第14図に示すプ
ログラムについて説明したように、必ず引込み位
置へ移動されるようになつているので、引出し位
置から半引出し位置への移動はできないようにさ
れている。また、これら以外の位置にあるときは
メカシヤーシ4がスライド動作をしているときで
あるので、この場合も引込み位置と半引出し位置
の間の移動はできないようにされている。
そして、この問いに対する答が「引込み位置」
であれば、ステツプ(b)に進み、また、その答えが
「半引出し位置」であれば、ステツプ(e)へ進む。
(b) 「スライドモーターを逆転する」 モーター50を逆転方向へ回転してメカシヤー
シ4を前方へ移動する。
(c) 「半引出し位置へ来たか?」 メカシヤーシ4が半引出し位置へ来たか否かを
問う。そして、メカシヤーシ4が半引出し位置へ
来ていれば、ステツプ(d)へ進む。
(d) 「スライドモーターを停止する」 モーター50を停止する。
(e) 「スライドモーターを正転する」 前記ステツプ(a)における答えが「半引出し位
置」であれば、モーター50を正転方向へ回転し
てメカシヤーシ4を後方へ移動する。
(f) 「引込み位置へ来たか?」 メカシヤーシ4が引込み位置へ来たか否かを問
う。そして、メカシヤーシ4が引込み位置へ来て
いれば、前記ステツプ(d)へ進む。
このように、VTR1においては、メカシヤー
シ4を必要に応じて引込み位置と半引出し位置の
間を移動せしめることができる。従つて、記録、
再生中にテープの残量を目で視認したいときは、
メカシヤーシ4を半引出し位置へ引き出すことに
より記録再生部10及びこれに装着されたテープ
カセツト74の一部が外筐2外へ露出されるよう
になるので、カセツト筐体75の前記透明板81
を透してSリール79に巻装された磁気テープ7
8の量を見ることができる。
また、記録・再生中にテープカセツト74のラ
ベル82に記録内容やその内容が記録された位置
のテープカウンターによる数字等を書き入れたい
ときも、メカシヤーシ4を半引出し位置へ引き出
せば、それらの書き込みを行なうことができる。
尚、メカシヤーシ4が半引出し位置に引き出さ
れたときは、外筐2のシヤーシ引出し口5は、第
3図及び第6図に示すように、その下部がテープ
カセツト74によつて塞がれると共に、その上部
が蓋開け部材90の基部91と庇部92とによつ
て塞がされた状態とされる。従つて、メカシヤー
シ4が半引出し位置に引き出された状態で記録・
再生動作を行なうようにしても、シヤーシ引出し
口5から外筐2の内部が丸見えとなることもない
ので見栄えの良い状態でVTR1を使用すること
ができると共に、テープ引出し口5から外筐2の
内部に埃りや異物が入るのをある程度防止するこ
とができる。
次に、第17図に示す「電源オフプログラム」
について説明する。尚、このプログラムによる制
御は、VTR1に電源が入つている状態で電源ボ
タン105が押されることによつて行なわれる。
(a) 「引込み位置に来ているか?」 メカシヤーシ4が引込み位置に来ているか否か
を問う。そして、メカシヤーシ4が引込み位置へ
来ていればステツプ(c)へ進み、そうでなければ、
ステツプ(b)へ進む。
(b) 「スライドモーターを正転して引込み位置へ
移動する」 メカシヤーシ4が引込み位置以外の位置に来て
いるときは、モーター50を正転方向へ回転して
メカシヤーシ4の後方への移動を行ない、ステツ
プ(a)に戻る。
(e) 「電源を断つ」 メカシヤーシ4が引込み位置へ来ていれば、電
源を断つ。
このように、VTR1においては、メカシヤー
シ4が引込み位置以外の位置へ来ている状態で電
源を断つためのスイツチ操作が為されたときは、
メカシヤーシ4を引込み位置へ引込んだ後に電源
が断たれる、即ち、VTR1の全ての動作が終了
されるようになつている。
従つて、メカシヤーシ4が外筐2外へ引き出さ
れている状態で、不用意に、電源をを断つ操作が
為されるようなことがあつても、実際に電源が断
たれる前に、メカシヤーシ4は自動的に引込み位
置、即ち、安全な位置へ移動される。
発明の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
発明ビデオテープレコーダーは、記録再生部が設
けられたメカシヤーシを外筐にスライド自在に支
持すると共に、上記記録再生部に対するテープカ
セツトの装着及び取出しはメカシヤーシを外筐か
ら引き出して行なうようにしたビデオテープレコ
ーダーであつて、メカシヤーシに略上下方向に回
動自在に支持されかつ前端部にテープカセツトを
保持するカセツト保持部が設けられた回動アーム
と、外筐側に固定されかつ略水平方向に延びるシ
ヤーシ案内部を有する案内部材と、上記シヤーシ
案内部の延びる方向に沿つて配置されたラツク部
と、前記回動アームに支持されその先端部が前記
案内部材によつて案内される係合ピンと、1個の
モータ一と、該モーターによつて回転される遊星
ギヤと該遊星ギヤによつて回転される第1の出力
ギヤ及び第2の出力ギヤとから成る遊星歯車機構
と、上記第1の出力ギヤによつて回転されかつ前
記ラツク部と噛合したシヤーシ移動ギヤと、前記
メカシヤーシに設けられ前記第2の出力ギヤによ
つて駆動されかつ前記回動アームを上下方向へ回
動せしめるアーム駆動手段とを備えており、前記
係合ピンが前記案内部材のシヤーシ案内部と係合
しているときはその係合状態によつて前記回動ア
ームの上下方向への移動を阻止すると共に前記第
1の出力ギヤのみ回転されるようにしてメカシヤ
ーシをスライドせしめ、前記係合ピンが前記案内
部材のシヤーシ案内部と係合していないときは前
記メカシヤーシの移動を阻止すると共に前記第2
の出力ギヤのみ回転されるようにして回動アーム
を上下方向へ移動せしめるようにしたことを特徴
とする。
即ち、本発明ビデオテープレコーダーは、テー
プカセツトを記録再生部の装着位置に装着せしめ
るためのカセツト保持部材のみをVTR本体に対
して移動自在に支持するのではなく、記録再生部
そのものを外筐に対してスライド自在に支持し、
記録再生部に対するテープカセツトの装着及び取
出しは、記録再生部を外筐から引出した状態で行
なうようにしたものである。
従つて、VTRの外筐の高さに、カセツト保持
部の上下方向への移動ストロークを含める必要が
ないので、外筐の高さを必要最少限のものとする
ことができると共に、カセツト保持部が外筐の上
方へ突出することがないのでVTR上方の空間を
有効に利用することができ、また、VTRの置き
場所が制限されることも少ない。
そして、特に、本発明は、メカシヤーシのスラ
イド方向への移動と、カセツト保持部が設けられ
た回動アームの回動とを1個のモーターによつて
行なうようにし、しかも、それぞれ所定のタイミ
ングで駆動されるべき2つの駆動手段、即ち、メ
カシヤーシをスライドせしめるシヤーシ移動ギヤ
と、回動アームを回動せしめるアーム駆動手段と
に対してモーターの回転力を伝達する経路の切換
えを、遊星歯車機構によつて自動的に行なうこと
ができるようにしたものである。
従つて、記録再生部に対するテープカセツトの
装着及び取出しを、メカシヤーシを外筐から引き
出して行なうにも拘らず、VTRの機構が複雑に
なることもなく、メカシヤーシの重量が増すこと
もない。従つて、メカシヤーシをスムーズにスラ
イドせしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第17図は本発明ビデオテープレコ
ーダーの実施の一例を示すものであり、第1図乃
至第3図は、それぞれ、ビデオテープレコーダー
の全体を示し、第1図は記録再生部が引出し位置
に来ている状態の、第2図は記録再生部が引込み
位置に来ている状態の、第3図は記録再生部が半
引出し位置に来ている状態の斜視図、第4図乃至
第6図は、それぞれ、外筐を切断して要部を示す
もので、第4図は記録再生部が引込み位置に来て
いる状態の、第5図は記録再生部が引出し位置に
来ている状態の、第6図は記録再生部が半引出し
位置に来ており、かつ、テープカセツトが装着さ
れている状態の側面図、第7図は記録再生部とス
ライド機構及びカセツト着脱機構を示す斜視図、
第8図はカセツト着脱機構を一部分解して示す斜
視図、第9図は伝達機構を示す斜視図、第10図
は駆動部を一部切欠いて示す斜視図、第11図は
テープカセツトの圧着動作及びテープカセツトの
蓋開け動作を示す要部拡大側面図、第12図はカ
セツト保持部にテープカセツトが挿入された状態
における一部切欠き側面図、、第13図はカセツ
ト保持部にテープカセツトが挿入された状態にお
ける一部切欠き斜視図、第14図は主たるプログ
ラムの一例を示すチヤート図、第15図はイジエ
クトプログラムの一例を示すチヤート図、第16
図は記録・再生位置の選択プログラムの一例を示
すチヤート図、第17図は電源オフプログラムの
一例を示すチヤート図、第18図は本発明ビデオ
テープレコーダーに適したテープカセツトの一例
を前面蓋を開いた状態で示す斜視図、第19図及
び第20図は従来のビデオテープレコーダーの各
別の例を示す斜視図である。 符号の説明、1……ビデオテープレコーダー、
2……外筐、4……メカシヤーシ、10……記録
再生部、15……案内部材、16a……シヤーシ
案内部、16b……アーム案内部、17……ラツ
ク部、19……シヤーシ移動ギヤ、21,22,
34,35……回動アーム、41……カセツト保
持部、46,48……アーム駆動手段、49……
係合ピン、50……モーター、58……遊星歯車
機構、65……第1の出力ギヤ、67……第2の
出力ギヤ、69……遊星ギヤ、74……テープカ
セツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録再生部が設けられたメカシヤーシを外筐
    にスライド自在に支持すると共に、上記記録再生
    部に対するテープカセツトの装着及び取出しはメ
    カシヤーシを外筐から引き出して行なうようにし
    たビデオテープレコーダーであつて、メカシヤー
    シに略上下方向に回動自在に支持されかつ前端部
    にテープカセツトを保持するカセツト保持部が設
    けられた回動アームと、外筐側に固定されかつ略
    水平方向に延びるシヤーシ案内部を有する案内部
    材と、上記シヤーシ案内部の延びる方向に沿つて
    配置されたラツク部と、前記回動アームに支持さ
    れその先端部が前記案内部材によつて案内される
    係合ピンと、1個のモーターと、該モーターによ
    つて回転される遊星ギヤと該遊星ギヤによつて回
    転される第1の出力ギヤ及び第2の出力ギヤとか
    ら成る遊星歯車機構と、上記第1の出力ギヤによ
    つて回転されかつ前記ラツク部と噛合したシヤー
    シ移動ギヤと、前記第2の出力ギヤによつて駆動
    されかつ前記回動アームを上記方向へ回動せしめ
    るアーム駆動手段とを備えており、前記係合ピン
    が前記案内部材のシヤーシ案内部と係合している
    ときはその係合状態によつて前記回動アームの上
    下方向への移動を阻止すると共に前記第1の出力
    ギヤのみ回転されるようにしてメカシヤーシをス
    ライドせしめ、前記係合ピンが前記案内部材のシ
    ヤーシ案内部と係合していないときは前記メカシ
    ヤーシの移動を阻止すると共に前記第2の出力ギ
    ヤのみ回転されるようにして回動アームを上下方
    向へ移動せしめるようにしたことを特徴とするビ
    デオテープレコーダー。
JP59206070A 1984-09-29 1984-09-29 ビデオテ−プレコ−ダ− Granted JPS6185690A (ja)

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JP59206070A JPS6185690A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 ビデオテ−プレコ−ダ−
KR1019850007041A KR940001244B1 (ko) 1984-09-29 1985-09-25 비디오테이프 레코더

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Publication Number Publication Date
JPS6185690A JPS6185690A (ja) 1986-05-01
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Family

ID=16517331

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US10858881B2 (en) 2018-04-25 2020-12-08 Endura Products, Llc Threshold and threshold cap
US11085229B2 (en) 2018-07-23 2021-08-10 Endura Products, Llc Threshold and threshold cap assembly

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Publication number Publication date
JPS6185690A (ja) 1986-05-01
KR860002808A (ko) 1986-04-30
KR940001244B1 (ko) 1994-02-18

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