JPH046977Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH046977Y2
JPH046977Y2 JP16792188U JP16792188U JPH046977Y2 JP H046977 Y2 JPH046977 Y2 JP H046977Y2 JP 16792188 U JP16792188 U JP 16792188U JP 16792188 U JP16792188 U JP 16792188U JP H046977 Y2 JPH046977 Y2 JP H046977Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
drive
retainer
slide
driven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16792188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01117928U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16792188U priority Critical patent/JPH046977Y2/ja
Publication of JPH01117928U publication Critical patent/JPH01117928U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH046977Y2 publication Critical patent/JPH046977Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はハブ・クラツチに関し、特に、リテー
ナの耐久性を向上させるとともに、組み立て作業
を容易にして作業性を向上させたハブ・クラツチ
に関する。
〔従来の技術〕
従来のハブ・クラツチとして、例えば特開昭54
−108315号公報、特開昭55−139527号公報に示さ
れるものがある。これらのものは、ブレーキ機構
と係合したカム部材と、スリーブまたは作動部材
との間にカム機構が設けられている。このカム機
構は、ドライブシヤフトが回転された時にブレー
キ機構によつて生ずる相対回転により、スライド
クラツチをクラツチ結合方向に移動させるスラス
ト力を発生させるものである。また、リテーナと
してのカム部材は、ドリブンクラツチとしてのハ
ブ延長部(第2の連動手段)により、軸方向内方
への移動が規制されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のハブ・クラツチにあつては、カム機構に
おいて、スライドクラツチをクラツチ結合方向に
移動させるスラスト力が発生する際に、スライド
クラツチを移動させるスラスト力と同じ大きさの
反力が発生し、その反力によつて、リテーナ(カ
ム部材)は、径の大きなドリブンクラツチに強力
に圧接される。このとき(クラツチ結合への移行
時)、リテーナとドリブンクラツチとが相対回転
するため、大径部であるリテーナの軸方向内端面
とドリブンクラツチとの摺動面は、著しく摩耗す
る。この摩耗の発生により、リテーナとドリブン
クラツチとの軸方向位置規制箇所の耐久性が極め
て悪くなるという問題点があつた。さらに、リテ
ーナをドリブンクラツチに対して位置規制してい
るため、ドライブシヤフト側の部品とリテーナ
を、ドリブンクラツチに組み込む前にサブアツセ
ンブリ化することができないので、組み立て作業
性が極めて悪いという問題点があつた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、カム機構で発生するスラスト力の反力
によりリテーナの耐久性が損なわれることがない
とともに、組み立て作業性を良好にしたハブ・ク
ラツチを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案におけるハ
ブ・クラツチは、リテーナの軸方向内方(ブレー
キ機構側)への移動を、ドライブクラツチにより
規制してなるものである。
〔作用〕
リテーナは、ドライブクラツチに対して、軸方
向内方への移動を規制されて位置決めされている
ため、カム機構で発生するスラスト力の反力は、
ドライブクラツチで受けられ、リテーナがドリブ
ンクラツチに圧接されることはない。また、リテ
ーナは、ドライブクラツチに組み付けてサブアツ
センブリ化した後に、ドリブンクラツチに組み込
むことができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案によるハブ・クラ
ツチを詳細に説明する。
第1図イ,ロおよびハは、本考案による一実施
例を示し、ドライブシヤフト5にスナツプリング
4によつて結合されたドライブクラツチ3の外側
に配設され、スプラインを介して係合してドライ
ブシヤフト5の軸方向に移動自在のスライドクラ
ツチ2と、このスライドクラツチ2の歯形部2b
と結合される歯形部1aを有してスライドクラツ
チ2の外側に配設され、その軸方向の移動により
断接されるドリブンクラツチ1と、固定系10に
所定の制動力を有して係合したブレーキ機構に結
合されたリテーナ6と、そのリテーナ6とスライ
ドクラツチ2との間にドライブ側からの駆動によ
り相対的な回転が生じたときスライドクラツチ2
を軸方向に移動させてクラツチ結合を行なわせ、
ドリブン側からスライドクラツチ2を、ドライブ
側からの駆動と逆方向に駆動するときクラツチ結
合を解くカム機構とから構成されている。スライ
ドクラツチ2にはその外側にピン2aが打込まれ
ており、リテーナ6はドリブンクラツチ1および
ドライブクラツチ3にそれぞれスナツプ・リング
14および9によつて軸方向に位置決めされてい
る。
ブレーキ機構は、ドライブシヤフト5の外側に
配設された円筒状固定軸10上に、リテーナ6の
回転を抑制するためのブレーキシユー8およびブ
レーキ用ガーター・スプリング7が、ナツト11
を介して回転方向にすべり自在に装着されること
により構成されている。リテーナ6と一体構造で
右方へ突出したカム部6bは、スライドクラツチ
2の半径方向外側へ所定の間隔をもつて保持され
ている。このリテーナ6には、第1図ハの斜視図
で示すように弓形のカム溝6aが形成されてい
る。また、リテーナ6と一体構造で左方へ突出し
た部分16がブレーキシユー8と係合してリテー
ナ6の軸回りの回転が抑制される構成になつてい
る。
上記構成をなすハブ・クラツチの操作におい
て、セレクトレバー(図示せず)を操作すること
によつて四輪駆動に切換え、ドライブシヤフト5
に回転を与えるとドライブクラツチ3とスライド
クラツチ2はドライブシヤフト5と共に回転す
る。リテーナ6はブレーキシユー8の作用によつ
てその回転が抑制されるため、リテーナ6とスラ
イドクラツチ2の相対的な回転が生じ、弓形カム
溝6aの働きによりスライドクラツチ2を打ち込
まれたピン2aは第1図ハに示すAの位置からB
またはB′の位置へ移動される。すなわち、リテ
ーナ6とスライドクラツチ2との間にスラスト力
が発生し、スライドクラツチ2が左方へ移動す
る。このためドライブシヤフト5とドリブンクラ
ツチ1が結合されて四輪駆動が得られる。このと
き、スライドクラツチ2をクラツチ結合方向へ移
動させるスラスト力の反力は、リテーナ6を固定
系軸10側へ移動するように作用するが、このリ
テーナ6の移動は、ドライブクラツチ3に配設さ
れたスナツプリング9により規制される。このた
め、ブレーキ機構が、スラスト力の反力により固
定系軸10に圧接されることはない。
またセレクトバーの操作によつて四輪駆動から
二輪駆動に切換えた場合、ドライブシヤフト5へ
の動力を断つた後、駆動輪により今までの車の進
行方向とは逆方向に少し車を動かすことによつて
ドリブンクラツチ1を今までと逆方向に回転させ
る。スライドクラツチ2とドライブシヤフト5は
ドリブンクラツチ1により回転されるが、リテー
ナ6はブレーキシユー8の抵抗によりその回転が
抑制される。このため、リテーナ6とスライドク
ラツチ2の間に相対的な回転が生じ弓形カム溝6
aの作用によりピン2aは第1図ハに示すBまた
はB′の位置からAの位置へ移動される。従つて、
スライドクラツチ2は軸方向右方へ移動されて、
ドリブンクラツチ1との噛合が外れドライブシヤ
フト5は停止し、ドリブンクラツチ1のみが空転
して二輪駆動が得られる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
リテーナは、ドライブクラツチに対して、軸方
向内方(ブレーキ機構側)への移動を規制されて
位置決めされているため、カム機構で発生するス
ラスト力の反力は、小径部であるドライブクラツ
チで受けられ、リテーナがドリブンクラツチに圧
接されることはない。
このため、リテーナの耐久性を向上することが
できる。
また、リテーナは、ドライブシヤフトに組み付
けてサブアツセンブリ化した後に、ドリブンクラ
ツチに組み込むことができるので、組み立て作業
が容易となり、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すハブ・クラツ
チの構成説明図で、イはクラツチ切りの状態を示
す縦断面図、ロはクラツチ入りの状態を示す縦断
面図、ハはカム部の斜視図である。 符号の説明、1……ドリブンクラツチ、2……
スライドクラツチ、2a……ピン、3……ドライ
ブクラツチ、4,9,14……スナツプリング、
5……ドライブシヤフト、6……リテーナ、6a
……カム溝、6b……リテーナ・カム部、7……
ガータースプリング、8……ブレーキシユー、1
0……固定軸、11……ナツト、12……ハブ、
13……ボルト、16……リテーナ突出部、20
……スラスト力受け部材、21……ブレーキシユ
ー摩擦面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドライブシヤフトに結合されたドライブクラツ
    チと、 該ドライブクラツチと係合して前記ドライブシ
    ヤフトの軸方向に移動可能なスライドクラツチ
    と、 前記スライドクラツチの軸方向の移動により断
    接されるドリブンクラツチと、 前記ドライブシヤフトが回転したとき固定系と
    の間で制動力を発揮するブレーキ機構と、 前記ブレーキ機構により制動力を受けて前記ド
    リブンクラツチとの間に相対回転を生じるリテー
    ナと、 該リテーナと前記スライドクラツチとの間に設
    けられ、ドライブ側からの駆動により、該スライ
    ドクラツチを軸方向に移動させてクラツチ結合を
    行なわせ、ドリブンクラツチ側から前記スライド
    クラツチを前記駆動と逆方向に駆動させるとき、
    前記クラツチ結合を解除するカム機構とを有する
    ハブ・クラツチにおいて、 前記リテーナは、前記ドライブクラツチにより
    軸方向ブレーキ機構側への移動が規制されている
    ことを特徴とするハブ・クラツチ。
JP16792188U 1988-12-26 1988-12-26 Expired JPH046977Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16792188U JPH046977Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16792188U JPH046977Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01117928U JPH01117928U (ja) 1989-08-09
JPH046977Y2 true JPH046977Y2 (ja) 1992-02-25

Family

ID=31456648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16792188U Expired JPH046977Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH046977Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202009007977U1 (de) * 2008-10-13 2010-02-25 Magna Powertrain Ag & Co Kg Kupplung
JP7065001B2 (ja) * 2018-09-18 2022-05-11 Ntn株式会社 回転伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01117928U (ja) 1989-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3649793B2 (ja) フリーホイールクラッチ
US4352418A (en) Hub clutch
JPH0534267Y2 (ja)
JPH046977Y2 (ja)
US4368808A (en) Hub clutch
US6896085B2 (en) Power switching apparatus
JPS636375B2 (ja)
JP4094315B2 (ja) 動力切換装置
CA1098059A (en) Automatic clutch
JPH0121048Y2 (ja)
US4420069A (en) Automatic clutch
JPS6218504Y2 (ja)
JPH0514899Y2 (ja)
JP3155141B2 (ja) 車両の自動ハブクラツチ装置
JPH0313061Y2 (ja)
JPS62198527A (ja) ハブクラツチ
JPH0120183Y2 (ja)
JPH0529136Y2 (ja)
JPH0534268Y2 (ja)
JP2023096708A (ja) 回転伝達装置、及び、回転伝達装置を用いた車両用操舵装置
JPH0121009B2 (ja)
JPH0313060Y2 (ja)
JPH0314580Y2 (ja)
JPH0629617B2 (ja) クラツチ装置
JPS6143219B2 (ja)