JPH0467839B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は個別内線呼出ボタン（DSSボタン）と
文字表示器を備えたボタン電話機を収容する電子
式ボタン電話装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種のボタン電話機は、個別内線呼出
ボタン押下したときはボタン電話機の表示は、無
反応であり、次の送受器の操作によつて内線呼出
を行なう動作に移行する機能を有しているか、ま
たは上記の呼出ボタンを押下げたときに内線番号
を表示し、内線番号確認動作に移行する機能を有
している。

（発明が解決しようとする問題点） ボタン電話機が前者の機能を有している場合
は、個別内線ボタンを押下げしたとき表示上何も
表れず送受器を操作した時点で、内線呼出しの動
作に移るため、電話機扱者は誤つて他のボタン電
話機を内線呼出する誤操作を起こしやすいという
欠点がある。

また、後者の機能を持つ場合は個別内線ボタン
を押下げした時点でボタン電話機の内線番号を確
認できるが、その後送受器を操作しても直接内線
呼出を行なわない。

内線呼出の動作のためには、再度個別内線呼出
ボタンを押さねばならないという欠点を有してい
る。

さらに、前後者いずれが内線呼出動作に移つて
も被呼ボタン電話機が、話中等のビジーモードで
あれば、発呼ボタン電話機は、内線呼出しできな
いという問題がある。

本発明の目的は内線呼出しをしようとするボタ
ン電話機の番号および状態を予じめ通知すること
により個別内線呼出ボタンの誤操作を防止すると
ともにその呼出操作を簡単化できる電子式ボタン
電話装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明による電子式
ボタン電話装置は複数の個別内線呼出ボタンと文
字表示器を備えたボタン電話機を収容するボタン
電話装置において、主装置は、各ボタン電話機の
現状態を記憶する電話機状態メモリと、各ボタン
電話機との間でデータおよび通話番号の送受を行
なう電話機インタフエースと、前記電話機インタ
フエースを介してボタン電話機と内線通話路の接
続を行なう通話路スイツチと、各電話機の現状態
を前記電話機状態メモリに記憶させ、個別内線ボ
タン押下げによつて送られてくる情報を前記電話
機インタフエースを介して受信し、前記電話機状
態メモリより指定の電話機の現状態の情報を読み
出し、これを個別内線ボタン押下げされたボタン
電話機に送出し一定時間表示させるための制御を
行なう制御部とから構成され、前記各ボタン電話
機は、前記電話機インタフエースとの間でデータ
および通話信号送受を行なうデータインタフエー
スと、前記個別内線呼出ボタンの押下げ操作に対
応するキー入力部と、前記文字表示器を制御する
表示制御部と、前記個別内線呼出ボタンの押下げ
によりキー入力部よりキーデータが入力されたと
き、その情報を前記主装置に送り、前記主装置よ
り表示情報が送られたとき、この表示情報を前記
表示制御部を制御して前記文字表示器に表示さ
せ、送受話器のオフフツクにより指定電話機への
内線呼出動作の制御を行なう制御部とから構成さ
れている。

（実施例） 次に本発明の実施例について、図面を参照して
説明する。

第１図は本発明による電子式ボタン電話装置の
実施例を示すブロツク図、第２図は、本発明の実
施例に使用するボタン電話機本体の正面図であ
る。

ボタン電話機＃１，……，＃Ｎは送受器２１、
ダイヤル２２、外線ボタン２３、外線ランプ２
４、文字表示器２５および個別内線呼出ボタン２
６をそれぞれ前面に備えている。

第１図において、主装置は、第２図に示したボ
タン電話機＃１，……，＃Ｎを端末とするもの
で、各ボタン電話機の現状態を記憶する電話機状
態メモリ１１、各ボタン電話機とのデータ送受お
よび音声信号送受を行う電話機インタフエース１
２、ボタン電話機と内線通話路の接続を行う通話
路スイツチ１３およびこれらボタン電話機主装置
内各部を制御する主制御部１４とを含んでいる。

また各ボタン電話機は、主装置とのデータ送受
および音声信号送受を行うデータインタフエース
１５、ボタン電話機上の各ボタン操作および送受
器の操作を電話機内CPUに通知するキー入力部
１６、図示しない文字表示器等を制御する表示制
御部１７およびこれらボタン電話機内各部を制御
する電話機内CPU１８とを含んでいる。ここで
あるボタン電話機があるボタン操作を行なうと、
キー入力部１６によつて電話機内CPU１８にキ
ー入力が通知される。電話機内CPU１８は、こ
のキー入力を判別するとデータ化し、データイン
タフエース１５を通して主装置への本データ（キ
ーデータ）を送出する。

主装置内において、ボタン電話機から送られて
きたキーデータは電話機インタフエース１２を介
して主制御部１４に送られる。主制御部１４は、
周知のキーデータ分析処理を行ない主装置内該当
各部の制御を行なうとともに可視可聴の指示を電
話機インタフエース１２を介して該当ボタン電話
機に送出する。そして電話機状態メモリ１１に該
当ボタン電話機の新たな状態を格納する。今、内
線番号＃１のボタン電等機＃１が、例えば、内線
番号＃２に対応する内線個別呼出ボタン２６を押
した場合を説明する。

前述の動作に従い指定の内線個別呼出ボタン２
６に対応したキーデータが主装置内主制御部１４
に送られる。

このとき、主制御部１４は、電話機状態メモリ
１１中の本キーデータに対応するボタン電話機
＃２を指定するメモリからその現状態を示すデー
タ（状態データ）を読みとり、電話機インタフエ
ース１２を通してその状態データを操作ボタン電
話機＃１に送出する。

そこで、本状態データをデータインタフエース
１５を通して受けとつた電話機内CPU１８は、
表示制御部１７にその状態表示の指令を出すの
で、表示制御部１７は、文字表示器２５に指定の
状態データに対応した表示を一定時間行うよう制
御する。

第２図における文字表示器２５中の表示例は、
操作した内線番号＃２のボタン電等器が外線通話
中であることを示している。

次にその状態の後、送受器を上げれば、そのま
ま、文字表示器２５に表示されているボタン電話
機を内線呼び出しする動作に移る。しかし、本例
の場合は、指定のボタン電話機＃２は、既に外線
通話中（ビジー状態）であるため、操作電話機
は、従来のビジートーン等を受けるのみで内線呼
出には、至らない。

上述の表示が押下ボタンと対応したボタン電話
機の“空き”状態を示す場合には送受器を上げれ
ば主装置内の主制御部１４は、通話路スイツチ１
３を制御し、操作ボタン電話機＃１（発呼ボタン
電話機）と被呼ボタン電話機＃２を内線通話路に
接続し、内線呼出状態を可能とする。

（発明の効果） 以上、詳しく説明したように本発明は、内線個
別ボタンを押下げしたときにそのボタンに対応し
たボタン電話機の内線番号およびその現状態を文
字表示器に表示するように構成することにより、
操作ボタン電話機扱者に内線呼びしようとしてい
るボタン電話機の番号確認と現在内線呼出可能な
状況かどうかを予め通知できる。そして前述の操
作の後、送受器をオフフツクすることにより自動
的に内線呼出動作に移行できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電子式ボタン電話装置
の実施例を示すブロツク図、第２図は、本発明に
よるボタン電話装置におけるボタン電話機の操作
面の平面図である。 １１……電話機状態メモリ、１２……電話機イ
ンタフエース、１３……通話路スイツチ、１４…
…主制御部、１５……データインタフエース、１
６……キー入力部、１７……表示制御部、１８…
…電話機内CPU、２１……送受器、２２……ダ
イヤル、２３……外線ボタン、２４……外線ラン
プ、２５……文字表示器、２６……内線個別呼出
ボタン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数の個別内線呼出ボタンと文字表示器を備
   えたボタン電話機を収容するボタン電話装置にお
   いて、主装置は、各ボタン電話機の現状態を記憶
   する電話機状態メモリと、各ボタン電話機との間
   でデータおよび通信信号の送受を行なう電話機イ
   ンタフエースと、前記電話機インタフエースを介
   してボタン電話機と内線通話路の接続を行なう通
   話路スイツチと、各電話機の現状態を前記電話機
   状態メモリに記憶させ、個別内線ボタン押下げに
   よつて送られてくる情報を前記電話機インタフエ
   ースを介して受信し、前記電話機状態メモリより
   指定の電話機の現状態の情報を読み出し、これを
   個別内線ボタン押下げされたボタン電話機に送出
   し一定時間表示させるための制御を行なう制御部
   とから構成し、前記各ボタン電話機は、前記電話
   機インタフエースとの間でデータおよび通話信号
   送受を行なうデータインタフエースと、前記個別
   内線呼出ボタンの押下げ操作に対応するキー入力
   部と、前記文字表示器を制御する表示制御部と、
   前記個別内線呼出ボタンの押下げによりキー入力
   部よりキーデータが入力されたとき、その情報を
   前記主装置に送り、前記主装置より表示情報が送
   られたとき、この表示情報を前記表示制御部を制
   御して前記文字表示器に表示させ、送受話器のオ
   フフツクにより指定電話機への内線呼出動作の制
   御を行なう制御部とから構成したことを特徴とす
   る電子式ボタン電話装置。