JPH0467349A - フレキシブル磁気ディスク用負圧パッドおよび製造方法 - Google Patents

フレキシブル磁気ディスク用負圧パッドおよび製造方法

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JPH0467349A
JPH0467349A JP17267990A JP17267990A JPH0467349A JP H0467349 A JPH0467349 A JP H0467349A JP 17267990 A JP17267990 A JP 17267990A JP 17267990 A JP17267990 A JP 17267990A JP H0467349 A JPH0467349 A JP H0467349A
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JP
Japan
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zirconium oxide
negative pressure
composite ceramic
oxide
magnetic disk
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Application number
JP17267990A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kuroda
和弘 黒田
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication of JPH0467349A publication Critical patent/JPH0467349A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は2フレキシブル磁気デイスク装置等に用いられ
る負圧パッドに関するものである。
[従来の技術] 磁気記録装置の小型化,転送時間短縮等の要求により,
2インチフレキシブル磁気ディスク装置(以下2’ F
DDという)が開発された。これはメタル磁性粉を塗付
した2インチ記録媒体を3600rp−で回転させて記
録再生を行なうもので、データディスクやスチルビデオ
フロッピー装置として商品化されている。また高記憶容
量化、高画質化の要求も強く、更に記録密度の向上が求
められている。しかし、高密度記録になるほど磁気ヘッ
ドと記録媒体との接触状態が問題となり、スペーシング
ロスの抑制が重要な課題となる。2’ FDDでは高速
回転する記録媒体の表面の空気が粘性によって引っ張ら
れ、高速で流れる空気膜を形成するのでスペーシングロ
スが大きくなりやすい。
そのため、第8図に示すように記録媒体を介して磁気ヘ
ッドと反対側に設けた安定部材(パッド81)を用い、
記録媒体82とパッド81間に形成した空気膜の圧力で
記録媒体82を磁気ヘッド83に押しつける方法がとら
れている。しかし。
この方法はパッドが固定式のためトラックの内周。
外周で均一な当たりを得ることが困難であること。
スペーシングを小さくするためにヘッド荷重を増し過ぎ
ると、記録媒体の損傷を招く恐れがあること等が問題と
なり、第9図に示すようなベルヌイプレート方式と呼ば
れる負圧パッドが開発された。
この方式においては記録媒体82が回転すると。
ベルヌイの定理により負圧発生部91の圧力が低下し、
大気圧で記録媒体82が磁気ヘッド92に押しつけられ
ることを利用して良好な当たりを得るものである。ベル
ヌイプレート方式では、パッド方式のような当たり調整
が不用なことや、負圧パッドとへラドキャリッジが一体
のため内周、外周で均一なスペーシングが得られる利点
がある。
一方、現行仕様の記録媒体では内周側トラックにおける
記録減磁の問題から、記録密度の向上には限界があり、
媒体電磁変換特性の改良が求められている。具体的には
金属薄膜型記録媒体や、原理的に高密度記録が可能な垂
直磁気記録方式が期待される。
垂直磁気記録では、主にCoCr等の合金薄膜を記録媒
体に使用しており、非磁性ベースフィルム上に蒸着やス
パッタリング等の方法で形成される。金属薄膜では膜形
成時における熱や応力等の影響で、記録媒体に若干の反
り、歪みが生じることがあり、媒体自身も塗布型媒体に
比べて剛性が高く1回転によって振動しやすい。また、
負圧パッドも記録媒体の振動を抑える空気膜の緩衝効果
が低く、記録媒体と接触することがある。
[発明が解決しようとする課題] 塗布型媒体負圧パッドは非磁性金属等で形成され、バイ
ンダーを含む塗布型媒体には適するが。
金属薄膜型媒体に使用すると接触時に記録面を傷つけた
り、摺動により発生する磨耗粉が耐久性を損なうという
問題点がある。
耐磨耗性が大きく、金属薄膜型媒体と摺動させても高い
耐久性を示す材料として酸化ジルコニウム系セラミック
スがあるが、高硬度1強靭性で複雑な形状の加工が難し
く、材料コストや加工コストの問題で使用が困難であっ
た。
本発明は、高密度記録用金属薄膜型媒体に使用して高耐
−久性を示し、しかも低コストなフレキシブル磁気ディ
スク用負圧パッドおよ、びその製造方法を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の負圧パッドにおいて
は、基板部分を加工が容易な非磁性材料で形成し、記録
媒体と対向する負圧発生部を酸化ジルコニウム系複合セ
ラミックスで構成する。
本発明の好ましい実施態様においては、負圧発生部1を
構成する酸化ジルコニウム系複合セラミックスは、30
〜73重量%の酸化ジルコニウム(Z r 02 )と
残部酸化アルミニウム(Al2O、)を含み、酸化ジル
コニウムは2〜17モル%の酸化イツトリウム(Y20
3 ) 、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウ
ム(MgO)の少なくとも1種または2種以上で置−換
されたものを用いる。
また本発明によれば、アルミニウムや真鍮、非磁性フェ
ライト等の非磁性材料基板に磁気ヘッドを貫通させる穴
部を設け、空気流の逃げ部に相当する溝加工を施した酸
化ジルコニウム系複合セラミックスの薄板と、該非磁性
材料基板を接合してブロックを形成し、該酸化ジルコニ
ウム系複合セラミックス薄板に負圧発生部に相当する大
小2つのC型パターンを加工してブロックを個々に切断
成形することにより上記負圧パッドの製造方法が得られ
る。
[作用] 本発明による負圧パッドでは、記録媒体と接触する恐れ
のある負圧発生部を高硬度1強靭性の酸化ジルコニウム
系複合セラミックスとすることで。
磨耗粉の発生を抑えて耐久性が確保できる。また。
パッド体積の大部分を安価で加工しやすい非磁性材料と
し、酸化ジルコニウム系複合セラミックスは薄板として
用いるため、材料コスト、加工コストの低減が図れる。
[実施例] 以下2本発明の実施例について図面を参考にして説明す
る。第1図は本発明による負圧パッドを示す斜視図であ
る。酸化ジルコニウム系複合セラミックスからなる負圧
発生部11は、非磁性材料からなる基板12上にガラス
接合されている。負圧発生部11は空気流逃げ部13を
有する2個の同心的に配置されたリング11−1.11
−2により構成されている。
負圧発生部11を構成する酸化ジルコニウム系複合セラ
ミックスは、30〜73重量%の酸化ジルコニウム(Z
rO□)と残部酸化アルミニウム(Ag203)を含み
2酸化ジルコニウムは2〜17モル%の酸化イツトリウ
ム(Y20 B ) 、酸化カルシウム(CaO)、酸
化マグネシウム(MgO)の少なくとも1種または2種
以上で置換されたものを用いる。基板12の材質は、酸
化ジルコニウム系複合セラミックスとのガラス接合を考
慮して非磁性フェライトを使用したが、ろう付けや樹脂
接着等の適当な接合方法によるならば、アルミニウムや
真鍮等を用いてもよい。2’ FDDでは負圧発生部の
寸法は磁気ヘッドの荷重や記録媒体、パッドの大きさに
よっても異なるが、負圧パッド径Φ4〜8 mmで溝幅
約500μ■、深さ30〜50μm程度である。そして
基板12の中心部には磁気ヘッド貫通用穴部14が形成
されている。
次に上記構造の本発明による負圧パッドの製造工程につ
いて説明する。
まず第3図に示すように酸化ジルコニウム系複合セラミ
ックス板31に、空気流の逃げ部に相当する溝32を加
工する。次に第4図に示すように非磁性材料基板41に
磁気ヘッドを貫通させる穴部42を加工する。アルミニ
ウム、真鍮等ならば機械加工が容易だか、非磁性フェラ
イトの場合は焼成前にプレス成形しておくとよい。そし
て酸化ジルコニウム系複合セラミックス薄板31と非磁
性材料基板42を、軟化点500〜600℃程度のガラ
スを用いて接合し、第5図のようなブロックを形成する
。その後、第6図のように負圧発生部11を加工する。
ここでは超音波加工機を用いたが、フッ酸等によるエツ
チングも可能である。
図中破線に従って切断し、第7図のようなチップを得、
四すみを成形して第1図に示す負圧パッドを得る。必要
ならばこの後、  #10000程度の研摩シートで記
録媒体対向面の仕上げを行なう。
尚1本実施例では負圧発生部をへ角形としたが。
実際の使用にあたって支障がなければ特に形状を限定す
るものではない1例えば四角形ならば、最終工程の成形
加工も省略することができるし、第2図に断面を示すよ
うに円形でもよい。酸化ジルコニウム系複合セラミック
ス部分以外の材料や接合方法は適宜定めればよいし、磁
気ヘッド用穴部も組み合わされる磁気ヘッドに応じて定
めることができる。要するに本発明は、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
[発明の効果] 以上述べたごとく本発明によれば、高密度記録用金属薄
膜媒体に使用しても高い耐久性を示し。
しかも低コストなフレキシブル磁気ディスク用負圧パッ
ド及びその製造方法の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す負圧パッドの斜視図、第
2図は本発明の他の実施例である負圧パッドの構造を示
す断面斜視図、第3図以下は本発明による製造工程の実
施例を説明するもので、酸化ジルコニウム系複合セラミ
ックス薄板の加工状態を示す斜視図、第4図は同じく磁
気ヘッドを貫通させる穴部を設けた非磁性材料基板加工
状態を示す斜視図、第5図は同じく、第3図の薄板と第
4図の基板を接合したブロックの加工状態を示す斜視図
、第6図は第5図のブロックに負圧発生部を加工した状
態を示す斜視図、第7図は第6図のブロックを図中破線
に従って切断した小片を示す斜視図、第8図および第9
図は従来のパッド方式の構成を示す概略図である。 11・・・負圧発生部、12・・・非磁性基板、13・
・・空気流逃げ部、14・・・・磁気ヘッド貫通用穴部
、31・・・酸化ジルコニウム系複合セラミックス薄板
。 83.92・・・磁気ヘッド、82・・・記録媒体。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板部分を加工が容易な非磁性材料で形成し、記録
    媒体と対向する負圧発生部を酸化ジルコニウム系複合セ
    ラミックスで形成することを特徴とするフレキシブル磁
    気ディスク用負圧パッド。 2、前記酸化ジルコニウム系複合セラミックスは、30
    〜73重量%の酸化ジルコニウム(ZrO_2)と残部
    酸化アルミニウム(Al_2O_3)を含み、前記酸化
    ジルコニウムは2〜17モル%の酸化イットリウム(Y
    _2O_3)、酸化カルシウム(CaO)、及び酸化マ
    グネシウム(MgO)の少なくとも1種または2種以上
    で置換された酸化ジルコニウム系複合セラミックスを用
    いることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
    フレキシブル磁気ディスク用負圧パッド。 3、非磁性材料基板に、磁気ヘッドを貫通させる穴部を
    加工する工程と、酸化ジルコニウム系複合セラミックス
    の薄板に空気流の逃げ部に相当する溝加工を施す工程と
    、前記非磁性材料基板及び酸化ジルコニウム系複合セラ
    ミックス薄板を接合してブロックを形成する工程と、前
    記酸化ジルコニウム系複合セラミックス薄板に負圧発生
    部に相当する大小2つのC型パターンを形成する工程と
    、ブロックを個々に切断して成形することにより負圧パ
    ッドを形成する工程とを含むフレキシブル磁気ディスク
    用負圧パッドの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5409549A (en) * 1992-09-03 1995-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Solar cell module panel
US5509973A (en) * 1993-04-08 1996-04-23 Misawa Homes Co., Ltd. Roof panel and roof structure with solar batteries
KR100618665B1 (ko) * 2006-02-24 2006-09-06 모악개발 주식회사 공기압을 이용한 하수관로의 수밀시험 공법 및 그에사용되는 프로그램을 기록한 기록매체

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US5509973A (en) * 1993-04-08 1996-04-23 Misawa Homes Co., Ltd. Roof panel and roof structure with solar batteries
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