JPH0464440A - 多層プラスチック容器及びその製造方法 - Google Patents

多層プラスチック容器及びその製造方法

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JPH0464440A
JPH0464440A JP17681690A JP17681690A JPH0464440A JP H0464440 A JPH0464440 A JP H0464440A JP 17681690 A JP17681690 A JP 17681690A JP 17681690 A JP17681690 A JP 17681690A JP H0464440 A JPH0464440 A JP H0464440A
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JP
Japan
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layer
polyolefin
container
thermoplastic polyester
mol
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JP17681690A
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English (en)
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Yasutoku Hosokawa
細川 泰徳
Fumito Suzuki
文人 鈴木
Tsuyoshi Amiya
網屋 毅之
Yutaka Yasuda
裕 安田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔卒業上の利用分野〕 本発明は、透明性を有し、酸素、炭酸ガス等のガスある
いは水蒸気に対するバリヤー性、及び紫外線に対するバ
リヤー性の優れた多層プラスチック容器及びその製造方
法に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕透明性
を有し、酸素、炭酸ガス等のガスや水蒸気に対するバリ
ヤー性、及び紫外線に対するバリヤー性の優れたプラス
千ツク材料として最近ポリエチレンナックレート(PE
N)が注目されている。PENは、酸素等のガスや水蒸
気に対するバリヤー性はポリエチレンテレフタレート(
PET)の4〜5倍程度あり、PETでは遮断できない
320〜380 n m 領域の紫外線を遮断すること
もできる。また、延伸性についてはPETと同様の性質
があり、PETと同様に2軸延伸ブロー成形で強度の強
い容器を作ることができる。
しかしながら、PENは原料の286−ナフタレンジカ
ルボン酸または2,6−ナフタレンジ力ルボン酸ジメチ
ルの製造工程が複雑な為に非常に高価であり、例えば汎
用の食品包装容器にはPEN単体では使用しにくい。従
って、PENの性能を落とすことなく安価に容器を作る
ことができればメリットは大きい。
その解決策の一つとして、PENを用いた多層成形があ
げられ、例えば、特開昭61−279553号公報には
PET/PENの多層中空成形体及びその製造方法が記
載されている。しかし、水蒸気バリヤー性を特に向上さ
せたい場合には、PET/PENの組合せではPEN層
をかなり厚くする必要がありコストメリットが小さい。
さらにPETとPENの最適延伸温度が異なり、均一に
プリフォームを延伸成形させにくいという問題点があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結
果、繰り返し単位として80モル%以上のエチレンナフ
タレート単位を含有する熱可塑性ポリエステルの層と、
ポリオレフィンの層との少なくとも2層からなる多層プ
ラスチック容器が、透明性を有し、酸素、炭酸ガス等の
ガスや水茎気に対するバリヤー性、及び紫外線に対する
バリヤー性に優れ、さらに均一に成形しやすくコストメ
リットも大きいことがわかり、本発明を完成するに至っ
た。
即ち、本発明は、繰り返し単位として80モル%以上の
エチレンナフタレート単位を含有する熱可塑性ポリエス
テルの層と、ポリオレフィンの層との少なくとも2層か
らなる多層プラスチック容器、及びこの多層プラスチッ
ク容器を製造する方法であって、繰り返し単位として8
0モル%以上のエチレンナフタレート単位を含有する熱
可塑性ポリエステルの層と、ポリオレフィンの層との少
なくとも2層からなるプリフォームを射出成形法により
成形し、これを110℃〜170°Cの温度範囲で少な
くとも1軸方向に延伸吹き込み成形する事を特徴とする
多層プラスチック容器の製造方法を提供するものである
本発明で用いる繰り返し単位として80モル%以上のエ
チレンナフタレート単位を含有する熱可塑性ポリエステ
ルとは80モル%以上がエチレン2.6−ナフタレート
ユニットであるポリマを言い、20モル%未満の範囲で
他のエステル繰り返し単位を含有していてもよい。2,
6−ナフタレンジカルボン酸以外のジカルボン酸成分と
しては、2,6−ナフタレンジカルボン酸の異性体であ
る1、5−、 L6−、1.7−、2.7−ナフタレン
ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸
、シクロヘキサンジカルボン酸、ジブロモイソフタル酸
、ナトリウム−スルホイソフタル酸、ジフェニルジカル
ボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニル
スルホンジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸
、ジフェノキシエタンジカルボン酸、フェニレンジオキ
′シジ酢酸等の芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、セバ
シン酸、コハク酸、グルタル酸、ピペリン酸、スヘリン
酸、アゼライン酸、ウンデカジオン酸、ドデカジオン酸
等の脂肪族ジカルボン酸の単独または2種以上の混合物
が挙げられる。
また、エチレングリコール以外のジオール成分としては
、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール
、ペンタメチレングリコル、−・キサメチレングリコー
ル、オクタメチレングリコール、デカメチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等の脂
肪族グリコール;シクロヘキサンジメタツール等の脂環
式グリコール;o、m、pキシリレングリコール、2,
2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン
等の芳香族グリコールの単独または2種以上の混合物が
挙げられる。
本発明における熱可塑性ポリエステルは、上記ジカルボ
ン酸成分及びジオール成分との縮重合反応或いは上記ジ
カルボン酸成分の短鎖アルキルエステル(ジメチルエス
テル等)とジオール成分とを用いたエステル交換反応な
ど公知の製造方法により得ることができる。
さらにヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸等の
ヒドロキシカルボン酸;ハイドロキノン、レヅルシノー
ル、ジヒドロキシジフェニル、ジヒドロキシジフェニル
エーテル等のジフェノールを共重合してもよい。
本発明で使用される繰り返し単位として80モル%以上
のエチレンナフタレート単位を含有する熱可塑性ポリエ
ステルの極限粘度(フエノル/テトラクロロエタン;重
量比6/4.25°C)は0.3 a/g以上が好まし
い、 0.3 a/g未満であれば得られた多層容器の
力学的特性の低下を招き好ましくない。
本発明で用いるポリオレフィンは、繰り返し単位として
70モル%以上のプロピレン単位を含むものが好ましく
、他に30モル%以下でエチレンや1−ブテン、l−ペ
ンテン、■−ヘキセン、1−オクテン等のオレフィンを
共重合したものでもよい。また、共重合体の場合は、ラ
ンダム共重合体でもブロンク共重合体でもよい。
本発明において、熱可塑性ポリエステル層、ポリオレフ
ィン層のいずれの層にも延伸性を損なわない程度乙こ接
着樹脂、着色剤、酸化安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、難燃剤等を配合することができる。
本発明の多層プラスチ、り容器の構成としては、少なく
とも上記熱可塑性ポリエステルの層とポリオレフィンの
層との2層からなればよく、ポリオレフィンを外層とし
熱可塑性ポリエステルを内層とする2層構造、ポリオレ
フィンを内層とし熱可塑性ポリエステルを外層とする2
層構造、ポリオレフィンを外層及び内層とし熱可塑性ポ
リエステルを中間層とする3N構造、熱可塑性ポリエス
テルを外層及び内層としポリオレフィンを中間層とする
3層構造等が可能であり、さらにそれぞれの層間に接着
層を設けることもできる。
また容器の透明性、酸素、炭酸ガス等のカスや水蒸気の
バリヤー性を高めるには少なくとも1軸方向に延伸成形
することが好ましい。そのためには本発明の容器は、上
記熱可塑性ポリエステルの層とポリオレフィンの層の少
なくとも2層からなるプリフォーム(予備成形体)を射
出成形により成形し、これを110 ’C−170″C
の温度範囲で少なくとも1軸方向に延伸吹き込み成形す
ることにより製造される。
延伸最適温度は用いるポリオレフィンの種類によって異
なるが、ポリプロピレンのホモポリマー、またはプロピ
レンと他のモノマーとのプロンクコポリマーの場合は1
30℃〜170 ’C、ランダムコポリマーの場合は1
10″C〜160°Cて延伸することが好ましい。11
0°C未満であればポリオレフィン層、熱可塑性ポリエ
ステル層のいずれも弾性率が高く、均一に延伸させるこ
とができない。逆に170 ’Cを越えると熱可塑性ポ
リエステル層が結晶化し、この場合も均一に延伸させる
ことができなくなる。
〔発明の効果〕
本発明の多層プラス千ツク容器は、透明性を有し、酸素
、炭酸ガス等のガスや水蒸気に対するバリヤー性、及び
紫外線に対するバリヤー性に優れており、特に食品包装
容器として好適に利用することができる。
〔実施例] 以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、これら
の実施例はなんら本発明を限定するものではない。
尚、実施例及び比較例で行った試験方法は次の通りであ
る。
・容器の肉厚の均一性 容器の胴部について数カ所厚みを測定し、その平均値か
らのばらつき度合で評価した。
○・・・ばらつきの幅が平均値に対して5%未満△・・
・ばらつきの幅が平均値に対して5〜50%×・・・ば
らつきの幅が平均値に対して50%以上・容器の酸素透
過性 ガスクロ工業■製ガス透過測定装置GPM250を用い
、23°C1常圧における容器の酸素透過係数を測定し
た。種々の容器の測定値を比較するため、各容器の表面
積値で除し、さらに各容器の肉厚の平均値を乗じた値を
酸素透過係数(単位: cffl ・mm/m2・24
hr −atm )とした。
・容器の水蒸気透過性 塩化カルシウムを入れ密栓した容器を40°C1相対湿
度90%の室内に放置した。容器の重量を1日置きに測
定し、1日当たりの重量増加を求めた。種々の容器の測
定値を比較するため、各容器の表面積値で除し、さらに
各容器の肉厚の平均値を乗した値を水蒸気透過度(単位
: g −mm/m” −24hr)とした。
・紫外線遮断性 容器から口部サンプルを切り取り、■島津製作所製分光
光度計11V −265F讐を用いて透過光の波長を測
定し、遮断性を評価した。
実施例1〜3 ポリオレフィンとしてプロピレンとエチレンのランダム
コポリマー(エチレン含有14−5モル%、メルトフロ
ーレート3.0g/10m1n) 、熱可塑性ポリエス
テルとして140°Cで4時間乾燥させたPENのホモ
ポリマー(極限粘度0.68d1/g)を用いポリオレ
フィンが最外層及び内層でPENが中間層である外径2
7IITlI+、長さ115胴、肉厚3mmの3層プリ
フォームを射出成形法で成形した。
その時の成形条件はポリオレフィン用混練機のシリンダ
ー温度の設定値が200〜240 ’C,PEN用混練
機のシリンダー温度の設定値が270〜290°C1金
型の設定温度が20〜40°Cとした。
引続き130°Cにて2軸延伸吹込成形を行い、容量6
00m1、胴部の径60皿、高さ220価、口部の径2
7価の円筒容器を成形した。成形機には1精ニー・ニス
・ビー機械■製射出吹込成形機を用いた。表1に示すよ
うに各層の厚さの比が異なる3種の容器を成形し、実施
例1〜3とした。
それぞれの容器の試験結果は表1の通りであった。
実施例4 ポリオレフィンとしてポリプロピレンのホモポリマー(
メルトフローレート9.5g/10m1n )を使用し
、145°Cにて2軸延伸吹込成形を行うこと以外は実
施例1と同様に円筒容器を成形した。
容器の試験結果は表1の通りであった。
比較例1〜3 ポリオレフィンの代わりにPET (極限粘度0.75
dfl/g)を用いる以外は実施例1〜3と同様にして
、PETを最外層及び内層、PENのホモポリマ(極限
粘度0.68a/g)を中間層とし、表1に示すように
各層の厚さの比が異なる3種の多層容器を成形した。
それぞれの容器の試験結果は表1の通りであった。
比較例4 ポリオレフィンとしてプロピレンとエチレンのランダム
コポリマー(エチレン含有i4.5モル%、メルトフロ
ーレート3.0g/10m1n)を用い、130°Cに
て2軸延伸吹込成形を行い単層の容器を成形した。
容器の試験結果は表1の通りであった。
比較例5 延伸温度を100°Cにする以外は実施例1と同様にし
て多層容器を成形した。
容器の試験結果は表1の通りであった。
比較例6 延伸温度を180°Cにする以外は実施例1と同様にし
て多層容器を成形した。
容器の試験結果は表1の通りであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繰り返し単位として80モル%以上のエチレンナフ
    タレート単位を含有する熱可塑性ポリエステルの層と、
    ポリオレフィンの層との少なくとも2層からなる多層プ
    ラスチック容器。 2、ポリオレフィンが繰り返し単位として70モル%以
    上のプロピレン単位を含むものである請求項1記載の多
    層プラスチック容器。 3、繰り返し単位として80モル%以上のエチレンナフ
    タレート単位を含有する熱可塑性ポリエステルの層と、
    ポリオレフィンの層との少なくとも2層からなるプリフ
    ォームを射出成形法により成形し、これを110℃〜1
    70℃の温度範囲で少なくとも1軸方向に延伸吹き込み
    成形する事を特徴とする請求項1記載の多層プラスチッ
    ク容器の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5628957A (en) * 1992-07-07 1997-05-13 Continental Pet Technologies, Inc. Method of forming multilayer container with polyethylene naphthalalte (pen)
JP2001001389A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Taisei Kako Kk 液剤用容器、並びに、液剤用延伸ブロー成形ボトルの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5628957A (en) * 1992-07-07 1997-05-13 Continental Pet Technologies, Inc. Method of forming multilayer container with polyethylene naphthalalte (pen)
US5976653A (en) * 1992-07-07 1999-11-02 Continental Pet Technologies, Inc. Multilayer preform and container with polyethylene naphthalate (PEN), and method of forming same
JP2001001389A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Taisei Kako Kk 液剤用容器、並びに、液剤用延伸ブロー成形ボトルの製造方法

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