JPH0464307A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

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JPH0464307A
JPH0464307A JP17795790A JP17795790A JPH0464307A JP H0464307 A JPH0464307 A JP H0464307A JP 17795790 A JP17795790 A JP 17795790A JP 17795790 A JP17795790 A JP 17795790A JP H0464307 A JPH0464307 A JP H0464307A
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久雄 岩本
Kazuyuki Takada
和幸 高田
Yoichi Iwamoto
陽一 岩本
Toshio Fujikawa
藤川 俊夫
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KATSUSHIKA PRESS KOGYOSHO KK
KII SANGYO KK
Kanebo Ltd
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KATSUSHIKA PRESS KOGYOSHO KK
KII SANGYO KK
Kanebo Ltd
Key Trading Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分封コ 本発明は、口紅、リップクリーム、スティックアイシャ
ドウ、スティックファンデーション等の棒状化粧料を繰
出し可能に収納する棒状化粧料容器に関する。
[従来の技術] 従来より、口紅等を収納する繰出し式の棒状化粧料容器
としては、縦溝が形成された内筒体の外周に、螺旋溝を
有する螺旋筒を相対回転可能に嵌合し、さらに必要に応
じて前記螺旋筒の外側に外装用スリーブを嵌合して容器
本体を構成し、口紅等の棒状化粧料の受筒を前記内筒体
に上下摺動可能に内嵌させて、この受筒の外周面より突
出した係合凸起を前記縦溝と螺旋溝とに係合させ、内筒
体と螺旋筒とを相対回転させることにより、受筒を上下
動させて棒状化粧料を繰出しあるいは収納するようにな
っている。
この棒状化粧料容器においては、前記の構成を主要部と
する容器組立後に、内部の受筒を最上部に位置させた状
態で棒状化粧料を押込み装填し保持させるようにしてい
る。また口紅等の棒状化粧料を新しいものと交換、補充
する際にも、受筒を最上部に位置させて棒状化粧料の交
換、装填作業を行なうようにしている。
[発明か解決しようとする課題] この種の棒状化粧料容器は、棒状化粧料を保持する受筒
を最上部に位置させた場合に、受筒の先端が容器本体の
上端より過度に突出するものであると、見苦しく体裁が
悪い上に、棒状化粧料が減少すると受筒先端が肌に接触
するおそれもあり、使用上好ましいものではない。した
かって前記受筒は、通常使用時において容器本体から全
く、あるいは殆ど突出しないように使用されており、突
出する場合でも、その突、申・1法はせいぜい0.5m
m程度までに抑えられている。
ところか、組立製作時や交換時における棒状化粧料の装
填の際、前記のように棒状化粧料の受筒か容器本体より
殆ど突出しないものであると、受筒に棒状化粧料を押込
み装填する場合の作業性が悪く、しかも外装用スリーブ
等の容器本体に化粧料が付着して汚れるといった欠点か
ある。
すなわち、この種の容器としては、前記棒状化粧料の押
込み装填作業上は、前記の受筒が容器本体よりもある程
度突出した状態に保持されるほうがよく、一方、通常の
使用時には前記のように受筒が殆ど突出しない状態に保
持されるのが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、内筒体に内
嵌され上下動可能に組込まれた受筒を、通常の使用時に
は容器本体より殆ど突出しない状態に保持でき、しかも
棒状化粧料の組込み時あるいは交換時の押込み装填の際
には、簡単な棒状の治具を使用することにより、前記通
常の使用時よりもさらに突出させることかできるととも
に、この突出状態を確実に保持することかでき、棒状化
粧料の装填作業を容易に行なえる棒状化粧料容器を提供
するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、縦溝か形成された内筒体の外周に、螺旋溝を
有する螺旋筒を相対回転可能に嵌合し、口紅等の棒状化
粧料の受筒を前記内筒体に上下動可能に内嵌させて、こ
の受筒の外周面より突出した係合凸起を前記縦溝と螺旋
溝とに係合させ、内筒体と螺旋筒とを相対回転させるこ
とにより、棒状化粧料の受筒を上下動させるようにした
棒状化粧料容器において、上記の課題を解決するための
手段として、下記の構成を採用することとした。
すなわち、本発明においては、内筒体における縦溝の上
端部に、受筒上昇方向の相対回転時に前記係合凸起が嵌
入する方向に横溝を延成し、また螺旋筒の螺旋溝におけ
る前記横溝よりやや下方位置の下側縁部に、受筒上昇方
向の相対回転時に前記係合凸起か嵌合してその1竹を規
制する位置決め用の切欠を形成し、さらに内筒体の下部
に棒状の押し上げ操作用治具を挿通できる貫通孔を設け
、下方より該貫通孔に挿通する治具により、前記受筒を
、係合凸起が螺旋溝の切欠に係合する位置より上方へ押
し上げ可能に構成したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
上記の構成よりなる本発明の棒状化粧料容器によれば、
内筒体と螺旋筒とを相対回転させることにより、棒状化
粧料の受筒の外周面に有する係合凸起が、内筒体の縦溝
と螺旋筒の螺旋溝に係合した状態で螺旋溝に案内されて
上昇あるいは降下する。
そして、受筒を上昇させる方向の相対回転時において、
受筒外周の係合凸起が螺旋溝の位置決め用の切欠の位置
に達すると、係合凸起は縦溝の側縁により横方向に押さ
れて螺旋溝から外れて下側縁部に有する切欠に嵌入し係
合する。
この状態では、係合凸起の螺旋溝による案内作用か行な
われず、受筒のそれ以上の上昇か阻止され、したかつて
受筒が通常使用時の最上部位置、つまりはこれに保持さ
れた棒状化粧料か最突出状態に保持される。またこの状
態で、化粧料の使用によって受筒に下方向きの力が作用
しても、受筒外周の係合凸起が前記の切欠の個所に係合
しているためにその下降が阻止され、棒状化粧料を前記
の突出状態に保持できる。
また、組立製作段階での棒状化粧料の組込み、あるいは
新しい棒状化粧料との交換時等における棒状化粧料の装
填の際は、係合凸起が切欠に係合する最上部位置に位置
した状態において、内筒体の下部に有する貫通孔より棒
状の押し上げ操作用治具を挿通して、該治具により内筒
体に内嵌された受筒を押し上げるようにすれば、前記係
合凸起が縦溝に沿って螺旋溝の切欠の個所から上方に抜
は出し、該切欠より上部の螺旋溝の部分を経て縦溝の最
上端部に位置する。
そこて内筒体と螺旋筒とを受筒上昇方向に相対回転させ
ると、係合凸起か再度螺旋溝に案内されて縦溝の最上端
部に達し、遂には縦溝より連続して延成された横溝の個
所に嵌入し係合した状態になる。
この状態においては、受筒か通常使用時の位置よりもさ
らに容器本体から突出した状態となり、しかも係合凸起
が横溝に係合することによって、上方からの圧力か作用
しても降下する二とがなく、前記の突出状態に保持され
る。したがって、この受筒に対する棒状化粧料の押込み
装填作業が容易に行なえる。
そして前記棒状化粧料の装填後、内筒体と螺旋筒とを受
筒下動方向に相対回転させることにより、係合凸起が横
溝から抜は出すとともに、螺旋溝により案内されて下動
し、受筒が内筒体内に収納される。
[実施例] 次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図〜第5図は通常タイプの棒状化粧料容器の実施例
を示している。
図において、(10)は口紅等の棒状化粧料(K)を保
持する受筒であり、(20)は受筒り10)を上下動可
能に内嵌する内筒体、(30)は内筒体(20)の外周
に相対回転可能かつ抜脱不能に嵌合された螺旋筒である
受筒(10)は、合成樹脂により有底筒状に形成されて
おり、図の場合、周側壁の下端部か底部(11)よりや
や垂下せしめられている。(12)はその垂下周壁を示
す。受筒(10)の外周面の適所、例えば底部(11)
よりやや上部位置には、後述の縦溝および螺旋溝に係合
する係合凸起(13)が突設されている。この係合凸起
(I3)の周辺部両側に縦方向の切溝(14)が形成さ
れ、係合凸起(13)が存する側壁部分がやや内方に撓
曲変形し得るようになっており、これにより内筒体(2
0)への挿嵌を可能にしている。図においては底部(1
1)における前記係合凸起(13)側の一部も切欠開口
(15)されて前記撓曲が一層容易に行なえるようにな
っている。
前記の切溝(14)は図のように縦方向のほか、横方向
、あるいはU字状であってもよく、さらには薄肉にする
だけでもよい。
また内筒体(20)は、合成樹脂により上部の筒部(2
1)と後述する下部外装体(40)の取着部(22)と
が一体に形成されてなり、筒部(21)内に受筒(10
)か挿嵌されている。
上部の筒部(21)には周方向の相対向位置の2個所に
、前記の受筒(10)外周の係合凸起(13)が貫通し
係合して回動不能に上下摺動自在に案内できる縦溝(2
3) (23)が形成されている。この2つの縦溝(2
3)は、下端側で長さを異にして形成されており、いず
れか一方の縦溝(23)を選択して係合凸起(13)を
係合することにより、長短2種類の棒状化粧料(K)を
使用できるようになっている。
前記の両縦溝(23)は、いずれも使用時の最上部位置
よりさらに上方に延長形成されるとともに、この延長さ
れた上端部(23a)には、内筒体(20)と螺旋筒(
30)との受筒上昇方向の相対回転時に前記係合凸起(
13〉か嵌入する方向に屈曲して横溝(24)が延成さ
れている。この横溝(24)の奥端部をやや下方に傾斜
させておくこともてきる。縦溝(23)は前記横溝(2
4)が形成された上端部(23a)とその下方部との間
で僅かな凸(23b)によりくびれ状に幅が狭められ、
係合凸起(13)の通り抜けに適度に抵抗を与えるよう
になっている。また縦溝(23)の下端部にも、上端部
とは反対方向に屈曲して延成された横溝(23e)を有
している。
前記の内筒体(20〉の外周に嵌合された螺旋筒(30
)は、前記縦溝(23)を貫通する係合突起(13)が
係合する螺旋溝(31)を有しており、この螺旋筒(3
0)と内筒体(20)との相対回転により、内筒体(2
0)の縦溝(23)と螺旋溝(31)に係合する係合凸
起(13)を案内して受筒(10)を上下動させるよう
に設けられている。
そして前記の螺旋溝(31)は、その上端が前記縦溝(
23)の延長した上端部(23a)と略対応する高さ位
置まで延在し、かつ前記横溝(24)よりやや下方位置
の下側縁部の一部に、受筒上昇方向の相対回転時に前記
係合凸起(13)が嵌合して上昇を規制する位置決め用
の切欠(32)か形成されている。この切欠(32)は
、図面に例示するように、前記螺旋溝(31)の下側縁
の延長線を斜辺とする略直角三角形状に形成する等して
、受筒上昇方向の相対回転時において、縦溝(23)に
より押動される係合凸起(13)が横方向に係合し、切
欠(32)の側縁部(32a)がこれに当接する係合凸
起(13)のそれ以上の移動を規制するとともに、下縁
部(32b)が係合凸起(13)の下動を阻止するよう
に形成される。
したがって、係合凸起(L3)か切欠(32)に係合し
た状態において、従来と同様に受筒(10)の先端が殆
ど突出しない状態に保持されるように、縦溝(23)の
長さと螺旋溝(31)の長さおよび切欠(32)の位置
を定めておけば、これが通常使用時における受筒(10
)の最上昇位置、つまりはこれに保持された棒状化粧料
(K)の最突出位置になり、受筒(10)が過度に突出
することがない。
また、前記のように係合凸起(13)が切欠(32)に
係合した状態において、内筒体(20)に内嵌した受筒
(10)を下方より押し上げることにより、係合凸起(
13)が切欠(32)の個所から上方へ抜は出して、切
欠(32)より上方の螺旋溝(31)の部分に位置し、
かつ縦溝(23)の延長した上端部(23a)に位置さ
せることができるようになっている。
この受筒(10)の下方からの押し上げを可能にするた
めに、内筒体(20)下部の取着部(22)内に棒状の
押し上げ操作用治具(6G)を下方より挿通できる貫通
孔(25)が設けられる。図の場合、取着部(22〉の
下面が凹設されて、該凹部(26)内底部に貫通孔(2
5)が形成されている。前記内底部は受筒(10)の下
動を規制する受支部としての役目もなしている。
また、前記の螺旋筒(30)は、例えば合成樹脂をラミ
ネートしたステンレス鋼等の金属材の板材を巻回するこ
とにより螺旋溝(31)を形成しており、螺旋筒(30
)の防錆および受筒(10)の摺動性をよくしている。
この螺旋筒(30)は、内筒体(20)の筒部(21)
の上端部外周の下向き段部と下部の取着部(22)の上
向き段部との間に遊嵌されるとともに、この外側に外装
用スリーブ(33)が嵌着されて、抜脱不能に保持され
ている。該スリーブ(33)はその下端部が内筒体(2
0)下部の取着部(22)まで延設されて、該取着部(
22)の上部側外周に回転可能に嵌着されている。
前記スリーブ(33)の嵌着の手段として、前記内筒体
く20)下部の取着部(22)が上部の筒部(21)よ
り僅かに径大に形成され、この径大の取着部(22)の
上部側外周に形成された周溝(28)にゴム等の弾性体
より形成されたリング状の回転抵抗体(35)が嵌着さ
れ、この回転抵抗体(35)の外側に前記スリーブ(3
3)が弾力的に嵌合されて、適度に回転抵抗が与えられ
るようになっている。
特に図の内筒体(10)は、後述するカートリッジタイ
プの容器にも共用できるように、前記径大の取着部(2
2)外周に幅の異なる2条の周溝(27)(28)を形
成しており、そのうち幅の大きい側の周溝(28)に比
較的扁平な回転抵抗体(35)を嵌着している。もちろ
ん他方の周4 (27)に回転抵抗体を嵌着しておくこ
ともでき、この場合スリーブ(33)の下端部に周溝(
28)に係合する周方向リブを形成して、抜脱を阻止す
るようにもできる。
なお、前記の回転抵抗体(35)の外周が真円をなし、
スリーブ(33)がこの回転抵抗体(35)に対し全周
で摺接するものであってもよいが、回転抵抗体(35)
がゴム製の場合、経日によりスリーブ(33)と密着し
て、螺旋筒(30)およびスリーブ(33)を内筒体(
20)に対して相対的に回転させる場合、初期摺動トル
クが大きくなり、回転し難くなる。
そこで、前記リング状の回転抵抗体(35)が嵌合する
溝(27)の内底面を、第6図に示すように例えば周方
向所要角度(80’ )毎に所要角度範囲の平面部(2
7a)を設けて、横断面多面体形状に形成し、これに嵌
合する回転抵抗体(35)の外周形状を略多面体形状に
なし、周方向所要間隔毎の複数個所で部分的にスリーブ
(33)と密接させるようにし、これによって初期摺動
トルクを減少し、特に初期摺動トルクとその後の摺動ト
ルクとの差を少なくするのが望ましい。
上記の内筒体(20)、螺旋筒(30)および外装用ス
リーブ(33)、さらに下部外装体(40)が容器本体
を構成する。
下部外装体(40)は中袴と称する内筒部材(41)と
袴と称する外筒部材(42)とにより内外2重構造に構
成される。内筒部材(41)はキヤ・ツブ(50)か抜
脱可能に嵌合する嵌合部(41a> 、外部へ露出する
飾りリング部(41b) 、外筒部材(42)を嵌着さ
せる嵌着部(41c)および前記内筒体(20)の径大
の取着部(22)に対し係着させる係着部(41d)よ
りなっている。
係着部(41d)には、内筒体(20)に対する抜は止
め手段として、図のように下縁で傾斜角をなす切り込み
による舌片(43)が周方向の複数個所に設けられてお
り、合成樹脂製の内筒体(20)下部の取着部(22)
が該内筒部材(41)に圧入されると、前記の抜は止め
手段である舌片(43)か内筒体(20)の取着部(2
2)外周にくい込み状態となりて抜脱を防止でき、また
回転力が作用すると、傾斜角を有する下縁の螺合作用に
より、内筒体(20)の下部より内筒部材(41)を抜
脱できるようになっている。この抜は止め手段としては
、前記の舌片(43)以外のリブその他の構造による実
施か可能である。
前記構造の内筒部材(41)に対して内筒体(20)を
回転させる手段として、内筒体(20)の取着部(22
)下面の下方側からの四部(26)内に、内周面が横断
面多角形をなす角形孔等による回転操作孔(26a)が
設けられており、これに対応した回転操作用の治具を嵌
合することにより、内筒体(20)を内筒部材(41)
に対し回転できる。
そして、前記回転操作孔(26a)内の中央部に、棒状
の押し上げ操作用治具(60)を挿通するだめの貫通孔
(25)が設けられている。
このように凹部(26)内の底部に貫通孔(25)が形
成されるため、衛生保持の点から(26)には底蓋(2
9)か嵌着手段もしくは螺合手段により脱着可能に設け
られる。受筒(10)の底部(11)に切欠開口(15
)を有さない場合には、この底蓋(29)は必ずしも必
要ではない。
前記の回転操作孔(26a)としては、内周面を角形孔
にする場合のほか、回転操作用治具を係合てきるように
、該内周面を楕円形にしたり、内周面に縦凸条や縦溝を
形成しておくことかできる。さらに前記の回転操作孔に
代えて、凹部(26)の内周面を多角形にしたり、該内
周面に縦凸条や縦溝を形成しておくこともてきる。いず
れの場合にも、内方部に棒状の押し上げ操作用治具(6
0)を挿通ずるための貫通孔(25)を設けて上記同様
に実施でき、特に内底面を省略して凹部(26)と略同
径もしくはやや径小の貫通孔とすることもできる。
なお、上記した受筒(10)は、貫通孔(25)より挿
通した棒状の押し上げ操作用治具(60)により底部(
11)を単に押し上げ得るように形成しておくだけでも
よいが、図示する実施例の場合、前記治具(60)の先
端部(61)が回転方向に係合する係合手段としての角
形筒(17)が垂設されており、受筒(10)の係合凸
起(1,2)を縦溝の最上端部(23a)に位置させた
状態において、前記治具り60)により受筒(10)を
内筒体(20)に対して係合凸起(13)か横溝(24
)に係合する方向に回転させ得るようになっている。
前記の治具先端部(61)との係合手段としては、貫通
孔(25)の径等によって、第7図〔a〕のように内周
か多角形の角形筒(17a)とするほか、同図の[b)
のように内周に縦溝や縦凸条を有する筒部(17b)を
垂設してもよく、さらに同図Cc)や(d)のように角
形凸部(17c)を形成したり、十字形溝を有する凸部
(17d)を形成することも、また同図(e)および〔
f〕のように垂下周壁(12)の内周に縦凸条を形成し
たり、該内周を多角形に形成することもてきる。いずれ
の場合にも、これに対応する形状の治具(60)が用い
られる。
図の(51)はキャップ(50)の内奥部に配設された
段付き内キャップであり、落下衝撃による内筒体(20
)の外装体(40)からの抜は出しを規制し、棒状化粧
料(K)の天つきを防止するためのものである。
しかして、上記のように構成される棒状化粧料容器にお
いて、組立製作段階ての受筒(10)に対する棒状化粧
料(K)の装填作業は、通常下部外装体(40)か装着
されるまでに、次のようにして行なわれる。
内筒体(20)と螺旋筒(30)との受筒上昇方向の相
対回転により、係合凸起(13)が切欠(32)に係合
する第2図の状態にしておいて、内筒体(20)の下部
に有する貫通孔(25)より挿通した棒状の押し上げ操
作用治具(60)により受筒(10)を押し上げ、係合
凸起(13)を切欠(32)より上部の螺旋溝(31)
の部分を経て縦溝(23)の最上端部(23a)に位置
させる(第1図)。
こうして内筒体(20)と螺旋筒(30)とをさらに受
筒上昇方向に相対回転させるか、あるいは治具(60)
により受筒(10)を回転させることにより、横溝(2
4)に個所に係合させる(第1図鎖線)。
これによって、受筒(10)か前記通常使用時の突出位
置よりもさらに突出した状態に保持され、棒状化粧料(
K)の装填作業を容易に行なえる。
その後、内筒体(20)と螺旋筒(30)とを受筒下動
方向に相対回転させることにより、受筒(10)か内筒
体(20)内に収納される。
なお、下部外装体(40)の底面か、底蓋(29)を脱
着てきるように開口している場合、該下部外装体(40
)を装着した状態でも、前記のように装填できる。
そして通常使用時においては、内筒体(20)と螺旋筒
(30)との受筒上昇方向の相対回転により、受筒(1
0)外周の係合凸起(13)か螺旋溝(31)の切欠(
32)の位置までくると(第2図)、係合凸起(13)
は縦溝(23)の側縁により横方向に押されて螺旋溝(
31)から外れて切欠(32)に係合して、受筒<10
)のそれ以上の上昇を阻止し、棒状化粧料(K)を通常
使用時の最突出状態に保持する。
第8図および第9図は、内筒体(20)を、外装体(4
0)に対して回転操作用治具を使わずに抜き挿してきる
ようにして、色等の異なる棒状化粧料(K)か装填され
た別の内筒体と取換え得るようにしたカートリッジタイ
プの容器において、特に好適に適用される実施例を示し
ている。
この実施例においては、前記内筒体く20)と外装体く
40)との脱着を可能にするため、内筒部材(41)の
係着部(41)に押し込みによる縦リブ(44)を周方
向の複数個所に設け、内筒体(2G)下部の取着部(2
2)を係着部(41d)に対して弾力的に圧入しており
、特に各縦リブ(44)の両側に縦方向の切欠溝(45
)を形成して適度に弾力性を持たせて、前記圧入及び抜
脱か弾力的に比較的容易に行なえるようにしている。ま
た抜脱操作の際のスリーブ(33)の抜は出しを防止す
るため、内筒体(20)下部の取着部(22)に形成さ
れた2条のうちの一方の周溝(27)に回転抵抗体(3
5)を嵌着し、この外側に嵌合するスリーブ(33)の
下端部に形成した巻締めによる周方向リブ(34)を他
方の周溝(28)に係合させている。
なお、この実施例においても、受筒(10)、内筒体(
20)、螺旋筒(30)および棒状化粧料装填のための
受筒(10)の押し上げ機構等の他の構成については、
上記した通常タイプの容器の場合と同様に構成されてお
り、棒状化粧料(K)の受筒り10)への装填は上記と
同様に行なわれる。
[発明の効果コ 上記したように本発明の棒状化粧料容器によれば、組立
時における棒状化粧料の装填作業の隙、あるいは化粧料
の交換装填時においては、内筒体内の棒状化粧料の受筒
を通常使用時の最上部に位置させた後、下部の貫通孔よ
り棒状の押し上げ操作用治具を挿通して受筒を押し上げ
ることにより、受筒に有する係合凸起を縦溝の最上端部
に位置させ得て、該係合凸起を容易に縦溝上端部の横溝
の個所に係合させることかでき、これにより受筒を通常
の使用時よりもさらに突出した状態に確実に保持できる
ものである。
したがって口紅等の棒状化粧料を容易に押込み装填作業
が容易に行なえ、また容器本体の外周に化粧料を付着さ
せるおそれもない。
そして通常の使用時においては、縦溝および螺旋溝か通
常の使用時の最上部位置よりも若ト延長形成されている
にも拘らず、前記螺旋溝に形成された切欠により、係合
凸起すなわち受筒のそれ以上の上昇が阻止でき、受筒か
容器本体より過度に突出することがなく、良好に使用す
ることかできる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであり、第1図は受筒の
押し上げ操作状態を示す縦断面図、第2図は係合凸起を
切欠に係合させた状態の一部の縦断面図、第3図は各構
成部分を分解した斜視図、第4図は縦断面図、第5図は
キャップを外して棒状化粧料を突出させた状態の断面図
、第6図は回転抵抗体部分の拡大横断面図、第7図[a
)〜[flはそれぞれ受筒の下面の係合手段の変更例を
示す下面側からの斜視図、第8図は他の実施例を示す各
構成部分を分解した斜視図、第9図は同縦断面図である
。 (K)・・棒状化粧料、(10)・・・受筒、(Il、
)・・・底部、(13〉・・係合凸起、(20)・・・
内筒体、(21)・・筒部、(22)・・取着部、(2
3)・・・縦溝、(23a)・・最上端部、(24)・
・・上端部の横溝、(30)・・・螺旋筒、(31)・
・・螺旋溝、(32〉・・・切欠、(33)・・・外装
用スリーブ、(35)・・・回転抵抗体、(40)・・
・下部外装体、(50)・・・キャップ、(60)・・
1棒状の押し上げ操作用治具。 特許出願大鏡 紡 株式会社 同    紀 伊 産 業 株式会社 同    株式会社葛飾プレス工業所 同    竹 内 工 業 株式会社 第2図 \ 第7図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、縦溝が形成された内筒体の外周に、螺旋溝を有する
    螺旋筒を相対回転可能に嵌合し、口紅等の棒状化粧料の
    受筒を前記内筒体に上下動可能に内嵌させるとともに、
    この受筒の外周面より突出した係合凸起を前記縦溝と螺
    旋溝とに係合し、内筒体と螺旋筒とを相対回転させるこ
    とにより、棒状化粧料の受筒を上下動させるようにした
    棒状化粧料容器において、 内筒体における縦溝の上端部に、受筒上昇方向の相対回
    転時に前記係合凸起が嵌入する方向に横溝を延成し、ま
    た螺旋筒の螺旋溝における前記横溝よりやや下方位置の
    下側縁部に、受筒上昇方向の相対回転時に前記係合凸起
    が嵌合してその上昇を規制する位置決め用の切欠を形成
    し、さらに内筒体の下部に棒状の押上げ操作用治具を挿
    通できる貫通孔を設け、下方より該貫通孔に挿通する治
    具により、前記受筒を、係合凸起が螺旋溝の切欠に係合
    する位置より上方へ押し上げ可能に構成したことを特徴
    とする棒状化粧料容器。
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