JPH0463941B2 - - Google Patents

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JPH0463941B2
JPH0463941B2 JP20966584A JP20966584A JPH0463941B2 JP H0463941 B2 JPH0463941 B2 JP H0463941B2 JP 20966584 A JP20966584 A JP 20966584A JP 20966584 A JP20966584 A JP 20966584A JP H0463941 B2 JPH0463941 B2 JP H0463941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
sleeve
hole
sleeve body
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20966584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192251A (ja
Inventor
Akemasa Myauchi
Yukinaga Iijima
Kenji Ashinaga
Shigeru Myata
Masanobu Miura
Akira Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Hitachi Metals Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP20966584A priority Critical patent/JPS6192251A/ja
Publication of JPS6192251A publication Critical patent/JPS6192251A/ja
Publication of JPH0463941B2 publication Critical patent/JPH0463941B2/ja
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  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は梁貫通スリーブに関する。
(従来の技術) 従来の梁貫通スリーブ構成及びその取付け方法
を第4,5図を参照して説明する。スリーブ1a
は鋼管からなるもので、このスリーブを梁3aの
ウエブ31aに取り付けるには当板2aと2a1
とを用いている。取付け方法について説明する
と、梁貫通孔32aにスリーブ1aを貫通してス
リーブ外周部を梁ウエブ31aに仮付溶接し、そ
して当板2aをスリーブを一端(第4図右端)か
ら嵌挿し、梁ウエブの面に当てて仮付溶接し、さ
らにスリーブの他端からも当板2a1を嵌挿して
梁ウエブの他面に当てた状態で仮付溶接する。そ
の後ウエブ31aとスリーブ1aとを全周まわし
溶接4a,4a1し、そして梁ウエブと当板2a
と全周まわし溶接4b,4b1し、さらに梁ウエ
ブと当板2a1と全周まわし溶接4a,4c1し
て、スリーブ1aを梁ウエブに取り付けるもので
ある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら従来例によると、スリーブと2枚
の当板との組合せとして、いずれも梁ウエブに対
して溶接接合する必要があるので、溶接部分や製
品(スリーブ本体、当板)の寸法精度に対する品
質管理が難しく、品質にばらつきが生じやすく、
さらに製作加工に手間がかかり、量産性に適合し
ない。そしてスリーブの取付けに際して、梁ウエ
ブとスリーブとは全周まわし溶接個所が2個所、
梁と一方の当板とについても2個所の全周まわし
溶接個所が必要であり、さらに梁ウエブと他方の
当板についても2個所と合計6個所の全周まわし
溶接を必要とし、溶接長を少なくして施工性の向
上を図るという見地からはなお改善の余地があ
る。さらに溶接量が多いので溶接歪によつて梁の
ウエブが湾曲しやすい。またこのスリーブでは、
ウエブ裏面にも当板を必要とするので、それだけ
部品数が多くなり、取付け施工の工程数が増えて
工期短絡に寄与しないことになる。そしてスリー
ブの当板を溶接する際に、スリーブを仮止めする
ための仮止め治具を必要として、その上治具によ
る仮止め手間を要する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は梁貫通スリーブは、スリーブ本体1と
本体外周に位置するフランジ2とを一体成形した
ものである。スリーブ本体1の外周部は、このス
リーブ本体両端からフランジ2の基部との交点部
に向けて次第に厚肉となるように形成されてい
る。そしてフランジ2の径は梁貫通孔32内の位
置可能の大きさであつて、フランジ外周縁部は梁
貫通孔の内周部との溶接接合部分としてある。さ
らにフランジ2の一側面にはスリーブ仮止め用ス
トツパ22が一体成形により設けられており、こ
のストツパ端部が梁貫通孔の縁部に当接する部分
である。スリーブの梁3への取付けは、スリーブ
本体1を梁貫通孔32に挿通し、フランジ2を孔
内に位置させてから、フランジ外周縁部と孔内周
部とを溶接4により固定することにより行う。
(実施例) 以下本発明の実施例として鉄骨梁貫通スリーブ
を図面に基づいて説明する。
梁貫通スリーブは、第1A図及び第2A図に示
すようにスリーブ本体1と、このスリーブ本体の
外周のほぼ中央部に設けた丸形フランジ2とから
なる。スリーブ本体1とフランジ2とは、鋳鋼を
用いて鋳造により一体成形されている。
梁貫通スリーブの鋳造用材は梁3の構造材、例
えば鉄材、軽合金材、FRP等に適合するものを
選択して用いる。スリーブ本体1の外周部11
は、その肉厚がスリーブ本体の両端からフランジ
2の基部に向けて次第に厚くなるように形成され
ており、基部との交点部では最大厚となつてい
る。またフランジ2の外形は、梁3のウエブ31
に設けてある梁貫通孔32内に位置可能の大きさ
に設定されている。さらにフランジ外周縁部には
開先21が設けられており、この外周縁部と梁貫
通孔32の内周部との間でほぼK形の開先を形成
している。開先はフランジ外周縁部に設けること
が望ましいが、第3A図に示すように梁貫通孔の
内周部に切削加工により開先33を設けてもよ
い。開先はフランジ側に設ける方が、スリーブの
成形と同時に形成できるので、切削加工が不要
で、梁の製作も容易となる利点がある。フランジ
2の外周縁部は、梁貫通孔32の内周部に溶接4
により接合する部分である。
次に梁貫通スリーブの取付けについて説明す
る。
まず梁ウエブ31の梁貫通孔32内にスリーブ
本体1を挿通し、フランジ2の外周部を孔内周面
に対向するように位置させると、外周縁部の開先
21が孔内周面と突き合う。ついで、突き合せ部
分を溶接4により接合すると、第1A図に示すよ
うにスリーブはウエブ31に取り付けられる。
上記スリーブにおいて、第1A図に示す距離が
D<D1の場合には、スリーブの仮止め手段を用
いてスリーブを梁に仮止め状態にしておいて溶接
する必要がある。距離Dは、第1A図に示すよう
にフランジ2からスリーブ本体1の左端に至る距
離であり、距離D1は梁3のフランジの中心位置
から左端に至る距離である。
ここで仮止め手段の一例を第1B〜3B図を参
照して説明する。
フランジ2の一側面(第1B図右側面)にはリ
ブ状の仮止め用ストツパ22が一体的に形成され
ており、この仮止め用ストツパの先端部はフラン
ジ外周縁部を乗り越えて梁貫通孔32の内周縁部
まで達し、この内周縁部に載置可能である(第3
B図)。ストツパ22は、スリーブ本体1を中心
として径方向に等間隔を置いて3本配置されてい
る。
この例におけるスリーブの取付けを説明する
と、梁3の梁貫通孔32内にスリーブ本体1を落
し込むと、各ストツパ22の先端部が孔の縁部に
当接し、フランジは梁ウエブ31に仮止めされ
る。この状態でフランジ外周縁部を孔32の内周
部に溶接4により接合する(第1B図)。
ストツパはリブに限られず、例えばストツパ片
であつてもよい。
また第1B図示の例では、フランジ2の両側面
はフランジの肉厚が外周に向けて薄肉となるよう
に形成されたテーパー面としてある。テーパー面
とすることにより、梁3の応力伝達をスムーズに
している。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、スリー
ブ本体とフランジとを一体成形してあるので、従
来のようにスリーブ本体と当板との溶接による組
立作業が不要となり、品質管理が容易となり品質
にばらつきの問題を解消でき、さらに量産性が向
上する。取付け施工においても溶接個所もフラン
ジ外周縁部の1個所でよく従来例より溶接長を少
なくでき、施工の省力化に役立ち、溶接歪による
梁の偏心の問題も解消できる。そしてスリーブ本
体外周部がスリーブ両端からフランジ基部に向け
て次第に厚肉となるように形成されているので梁
貫通孔の高い補強効果が期待できる。さらに従来
のような当板の後付けが不要となる。またフラン
ジの両側面はフランジの肉厚が外周に向けて薄肉
となるように形成されたテーパー面としてあるの
で、梁の応力伝達がスムーズとなる。フランジに
設けた仮止め用ストツパにより仮止め治具が不要
となり、取付け作業が単純化できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の梁貫通スリーブの取付け状
態を示す縦断面図、第1B図は本発明の他の実施
例のスリーブの取付け状態を示す縦断面図、第2
A図は第1A図A−A線断面図、第2B図は
第1B図B−B線断面図、第3A図は梁貫通
孔の内周面に開先を設けた状態を示す拡大断面
図、第3B図は第2B図−線拡大断面図、第
4図は従来例のスリーブの取付け状態を示す縦断
面図、第5図は第4図−線断面図である。 1……スリーブ本体、11……スリーブ本体外
周部、2……フランジ、21……開先、22……
仮止め用ストツパ、3……梁、32……梁貫通
孔、4……溶接。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スリーブ本体とこのスリーブ本体の外周に位
    置するフランジとを一体成形してあり、上記スリ
    ーブ本体の外周部はスリーブ本体両端からフラン
    ジの基部との交点部に向けて次第に厚肉となるよ
    うに形成されており、上記フランジの外周縁部は
    梁貫通孔の内周部との溶接接合部分であることを
    特徴とする梁貫通スリーブ。 2 特許請求の範囲第1項において、フランジの
    両側面はフランジの肉圧が外周に向けて薄肉とな
    るように形成されたテーパー面となつていること
    を特徴とする梁貫通スリーブ。 3 特許請求の範囲第1項において、フランジ外
    周縁部には開先が形成されていることを特徴とす
    る梁貫通スリーブ。 4 スリーブ本体とこのスリーブ本体の外周に位
    置するフランジとを一体成形してあり、上記フラ
    ンジの両側面はフランジの肉厚が外周に向けて薄
    肉となるように形成されたテーパー面としてあ
    り、フランジの一側面には仮止め用ストツパを一
    体的に設け、この仮止め用ストツパの端部が梁貫
    通孔の縁部に当接する部分であり、上記フランジ
    の外周縁部は梁貫通孔の内周部との溶接接合部分
    であることを特徴とする梁貫通スリーブ。
JP20966584A 1984-10-08 1984-10-08 梁貫通スリ−ブ Granted JPS6192251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20966584A JPS6192251A (ja) 1984-10-08 1984-10-08 梁貫通スリ−ブ

Applications Claiming Priority (1)

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JP20966584A JPS6192251A (ja) 1984-10-08 1984-10-08 梁貫通スリ−ブ

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JPS6192251A JPS6192251A (ja) 1986-05-10
JPH0463941B2 true JPH0463941B2 (ja) 1992-10-13

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ID=16576575

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JPS63219745A (ja) * 1987-03-10 1988-09-13 清水建設株式会社 鉄骨梁貫通孔構造
JP2008019708A (ja) * 2007-09-19 2008-01-31 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 金属管支柱の側壁開口部の補強構造
JP4859069B2 (ja) * 2008-03-26 2012-01-18 日立機材株式会社 梁の補強構造

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