JPH045985Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH045985Y2
JPH045985Y2 JP1984060863U JP6086384U JPH045985Y2 JP H045985 Y2 JPH045985 Y2 JP H045985Y2 JP 1984060863 U JP1984060863 U JP 1984060863U JP 6086384 U JP6086384 U JP 6086384U JP H045985 Y2 JPH045985 Y2 JP H045985Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
moisture content
moisture
drying
humidity control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984060863U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60173891U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6086384U priority Critical patent/JPS60173891U/ja
Publication of JPS60173891U publication Critical patent/JPS60173891U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH045985Y2 publication Critical patent/JPH045985Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は染色後などの高含水率となつた薄い単
板を乾燥させ規格含水率内に調湿する装置に関す
る。
[背景技術] 合板の製造工程においては、湿気硬化型接着剤
により単板を接着し成形しているため、その材料
となる単板の含水率を一定の規格内に調整する必
要がある。例えば、染色後の単板の含水率は265
±35%であり、これを24±12%に調湿する必要が
ある。しかしながら、従来より用いられている蒸
気熱風ネツト乾燥機の乾燥処理能力は180〜220%
であり、この処理能力では 染色単板含水率 265±35% 乾燥仕上がり含水率 28±24% であつて、乾燥調湿能力が低く単板を目的とする
規格内に仕上げることができないという欠点があ
つた。従つて、湿気硬化型接着剤に合つた含水率
調整が行えず、単板の接着不良、目ぼれ不良(単
板の含水率が高いために切削性が大きく影響さ
れ、積層接着後のスライス時に発生する。)が発
生し、また熱風を吹き付ける間接的な乾燥手段で
あるため、乾燥コストも非常に高いという問題が
あつた。
[考案の目的] 本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところは乾燥能
力及び調湿能力が高く、しかも乾燥コストの低い
単板乾燥調湿装置を提供するにある。
[考案の開示] 本考案単板の乾燥調湿装置は、互いに対向する
上下の回転自在な加熱ロール2で単板1の圧締と
加熱とを行い単板1を過乾燥状態に乾燥する熱ロ
ール脱水機3と、熱ロール脱水機3通過後の単板
1の含水率を検出する含水率センサー4と、過乾
燥されたた単板1に所定含水率よりも不足する水
分を供給して単板1を所定含水率に調湿する水分
供給装置5とから成ることを特徴とするものであ
り、このように直接加熱方式を採用すると共に絞
り脱水作用を加えることにより低コストでありな
がら高い乾燥能力を発揮させることができ、しか
も含水率センサーにより含水率検知後に水分供給
装置で最終的に含水率調整を行うことにより高い
調湿能力を有するものである。
(実施例) 第1実施例は第1図に示されており、熱ロール
脱水機3と、含水率センサー4と、2台の水スプ
レー装置6からなる水分供給装置5とから構成さ
れている。まず熱ロール脱水機3を説明する。2
は上下一対の回転自在な加熱ロールであり、単板
1の板厚(圧締前の板厚)よりも小さい間隙(単
板圧締中の加熱ロール2間距離)を隔てて上下に
対向させられている。また、加熱ロール2は高温
を有しており、その表面温度は一例として200℃
の温度範囲内でコントロールできるようにしてあ
る。このような上下一対をなす加熱ロール2は複
数段配設されている。図示例では6段(No.1,
No.2……No.6)となつている。乾燥前の単板1
は、例えば染色、脱色などの化学処理のために高
含水率となつており、例えば初期含水率265±35
%となつている。而して、木材の単板1は加熱ロ
ール2内へ単板1繊維方向に沿つて投入され、加
熱ロール2によつて圧締して脱水される(絞り効
果)と共に加熱ロール2表面で加熱乾燥させられ
(直接加熱効果)、第2図のグラフに示すように各
段において高い乾燥効率で処理され、約10%以下
の含水率に調整され、含水率ばらつきが小さくな
る。また単板1の表面は圧締により平滑に仕上げ
られる。この時の加熱ロール2の送り速度は
15m/minとしているが、これは板厚、樹種、比
重などの材要因、あるいはロール温度、ロール間
の間隙などの加熱ロール2の絞り条件によつて変
わり得るものである。このように熱ロール脱水機
3では加熱乾燥だけでなく、浮遊水の多い単板1
に絞りをかけて脱水しているので、大きな蒸発潜
熱を必要とせず、高含水率の単板1を効果的に低
い乾燥コストで乾燥させられるのである。しかも
単板1は、加熱されることにより軟化させられ、
脱水のための圧締力も小さくて済むという相乗効
果も奏する。4は熱ロール脱水機3の前方に配置
された含水率センサーであり、例えば遠赤外セン
サーやマイクロ波含水率計が使用される。単板1
は含水率センサー4により含水率を検出されなが
ら含水率センサー4を通過して水スプレー装置6
へ搬送され、含水率が10%にされている単板1に
一定量の水(76gr/m2)を上下面から均一に塗布
され、含水率が24±12.5%に調湿される。最後に
前方の含水率センサー4により含水率が24±12.5
%になつたことを確認する。
第3図に示すものは本考案の他例であり、2対
のスポンジロール7により水分供給装置5を構成
したものである。しかして、第4図のグラフに示
すように、熱ロール脱水機3によつて含水率が8
±4%のばらつきの少ない単板1に仕上げ、含水
率センサー4はこの8±4%の含水率を検知し、
この設定範囲を外れて調湿不可能な単板1につい
ては作業者に報知し、この単板1は作業者により
取り除かれ、含水率が保証される。
[考案の効果] 本考案は叙述のごとく構成されているから、加
熱ロールにより単板を圧締して水分を絞り出せ、
高含水率の単板であつても蒸発潜熱を必要とする
ことなく低コストで乾燥させられ、しかもこれに
加熱によつ乾燥方法を加えることにより高い乾燥
能力を発揮できると共に熱で単板を軟化させ単板
の圧締を容易にできる利点がある。また、熱ロー
ル脱水機で単板の圧締と加熱とを行つて、単板を
過乾燥状態に乾燥しているので、過乾燥すること
により単板の含水率のばらつきを小さくすること
ができ、しかもその後含水率センサーで単板の含
水率を検知し、過乾燥された単板に所定含水率よ
りも不足する水分を供給して単板を所定含水率に
調湿するので、単板の含水率が一定になる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略全体図、
第2図は同上の各工程毎の含水率推移を示すグラ
フ、第3図は本考案の他例を示す概略全体図、第
4図は同上の各工程毎の含水率推移を示すグラフ
であり、1は単板、2は加熱ロール、3は熱ロー
ル脱水機、4は含水率センサー、5は水分供給装
置、6は水スプレー装置、7はスポンジロールで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに対向する上下の回転自在な加熱ロール
    で単板の圧締と加熱とを行い単板を過乾燥状態
    に乾燥する熱ロール脱水機と、熱ロール脱水機
    通過後の単板の含水率を検出する含水率センサ
    ーと、過乾燥された単板に所定含水率よりも不
    足する水分を供給して単板を所定含水率に調湿
    する水分供給装置とから成る単板の乾燥調湿装
    置。 (2) 単板に水を吹き付ける水スプレー装置により
    水分供給装置を構成して成る実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の単板の乾燥調湿装置。 (3) 単板に水を塗布するスポンジロールにより水
    分供給装置を構成して成る実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の単板の乾燥調湿装置。
JP6086384U 1984-04-25 1984-04-25 単板の乾燥調湿装置 Granted JPS60173891U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6086384U JPS60173891U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 単板の乾燥調湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6086384U JPS60173891U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 単板の乾燥調湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60173891U JPS60173891U (ja) 1985-11-18
JPH045985Y2 true JPH045985Y2 (ja) 1992-02-19

Family

ID=30588602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6086384U Granted JPS60173891U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 単板の乾燥調湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60173891U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2681808B2 (ja) * 1988-09-20 1997-11-26 宮崎県 樹心を有する木材の乾燥方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49408A (ja) * 1972-04-17 1974-01-05
JPS58123079A (ja) * 1982-01-15 1983-07-22 松下電工株式会社 単板の選別乾燥方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49408A (ja) * 1972-04-17 1974-01-05
JPS58123079A (ja) * 1982-01-15 1983-07-22 松下電工株式会社 単板の選別乾燥方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60173891U (ja) 1985-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5203043A (en) Method for continuously intensively wetting a flat article, especially a textile strip
ES2168689T3 (es) Procedimiento e instalacion para impregnar y secar una cinta en circulacion.
US4112587A (en) Method and means for drying a fibre material containing cellulose
JPH045985Y2 (ja)
RU95117871A (ru) Способ и устройство для изготовления формованного изделия и формованного изделия
US2711591A (en) Method for dehydrating and drying of web-like material
JPS6366370A (ja) 織物、編物等の連続蒸絨方法
JP2609555B2 (ja) 織物、編物のような帯状繊維物品を連続して耐久性蒸絨及び形態固定する方法
CN215295712U (zh) 一种水刺无纺布生产线抽湿机
JPH0212555Y2 (ja)
SU480547A1 (ru) Способ производства фанеры
US2437254A (en) Drum drier for sheet material
US4756036A (en) Continuous treatment of strip textile fabrics
JPH0226570B2 (ja)
JPH0365301A (ja) ベニヤ合板の漂白技法
JP3624197B2 (ja) 圧縮木質材の製造方法
CN206030152U (zh) 纤维板板坯预热***
US3193403A (en) Method of drying paper to produce a cockle finish
JPS60155883A (ja) 木質単板の脱水方法および脱水装置
JPH0274660A (ja) パッドドライヤー
JPH10100108A (ja) 圧縮木質材およびその製造方法
SU85226A1 (ru) Способ изготовлени древесноволокнистых строительных плит
US2960428A (en) Method of treating sheets of ligno cellulose
JPS60173888U (ja) 単板の乾燥調湿装置
JPS60173889U (ja) 単板の乾燥調湿装置