JPH0459810A - ウレタン系樹脂および製造方法 - Google Patents

ウレタン系樹脂および製造方法

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JPH0459810A
JPH0459810A JP2173863A JP17386390A JPH0459810A JP H0459810 A JPH0459810 A JP H0459810A JP 2173863 A JP2173863 A JP 2173863A JP 17386390 A JP17386390 A JP 17386390A JP H0459810 A JPH0459810 A JP H0459810A
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JP
Japan
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polyol
epoxy resin
polyols
urethane
compounds
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JP2173863A
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Inventor
Kenichi Hibino
健一 日比野
Tetsuo Maeda
哲夫 前田
Tamayo Kiyofuji
清藤 瑞代
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はウレタン系樹脂およびその製造方法、更に詳し
くは成形性と物理的性質の優れたウレタン系樹脂および
その製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、アクリロニトリル等のモノマーを用いて製造した
ポリマーポリオールを使用したウレタン系樹脂を製造す
る方法が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この方法では、ポリマー含量を多くすると、粘
度が著しく上昇するため、硬度や耐熱性を上げるのが困
難であった。また、ポリマーポリオール中ノホリマー成
分としてエポキシ樹脂硬化物ヲホリオール中に均一に分
散したものハ、従来見いだされていなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはポリオール中にエポキシ樹脂硬化物を分散
させたポリマーポリオールを用いた、硬度及び耐熱性の
優れたウレタン系樹脂およびその製法を見い出すべく鋭
意検討を重ねた結果、本発明に到達した。すなわち本発
明は、ポリインシアネートとポリオールとを反応させて
ウレタン系樹脂を製造する方法において、該ポリオール
の少なくとも一部としてポリオール(a)と、(a)中
に分散したエポキシ樹脂硬化物の粒子(b)とからなる
ポリマーポリオールを使用することを特徴とするウレタ
ン系樹脂の製造方法およびウレタン系樹脂である。
本発明において使用されるポリオールとしては、水酸基
当量200〜20.θ00で1分子当たりの平均官能基
数が2〜8であるポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、ポリジエン系ポリオールおよびその水添
化物ならびにアクリルポリオールからなる群より選ばれ
る1種または2種以上の混合物があげられる。
ポリエーテルポリオールとしては、活性水素原子含有化
合物[OH,NH2,NH,C0OHなどの活性水素原
子含有基を有する化合物、たとえば多価アルコール類、
多価フェノール類、アミン類、燐酸類。
カルボン酸類コにフルキレンオキサイドを付加して得ら
れる、分子中に2個以上の水酸基を有するポリエーテル
が挙げられる。
上記ポリエーテルの製造に用いられる活性水素原子含有
化合物としては (1)脂肪族および脂環式多価アルコール、たとえばア
ルキレングリコール(炭素数2〜8)  [エチレング
リコール、プロピレングリコール、!、4−ブタンジオ
ール、l、3−ブタングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、l、6−ヘキサンジオールなど]、シクロヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタツール等のグリコー
ル類; グリセリン、 トリメチロールプロパン、トリ
メチロールエタン、ヘキサントリオール、ペンタエリス
リトール、ジグリセリン、α−メチルグルコシド、ソル
ビトール、キシリット、マンニット、グルコース、フラ
クトース、蔗糖等の3〜8価のアルコール類: (2)多価フェノール類、たとえば;ハイドロキノン、
カテコール、レゾルシン、ピロガロール、ビスフェノー
ル類(ビスフェノールA1  ビスフェノールスルフォ
ン、ビスフェノールFなど)、フェノール−ホルムアル
デヒド縮金物(ノボラック樹脂、レゾール樹脂の中間物
); (3)脂肪族、脂環式、芳香族および複素環式の、七ノ
ーおよびポリアミン類、たとえば; アンモニア;モノ
−、ジーおよびトリーの、エタノールアミンおよび/ま
たはプロパツールアミンなどのアルカノールアミン類;
 モノ−およびジ−アルキル(炭素数1〜20)アミン
、アルキレン(アルキレンの炭素数2〜G)ジアミン(
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)、ポ
リアルキレン(アルキレンの炭素数2〜6)ポリアミン
(ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ビ
スへキサメチレントリアミンなど)等の脂肪族アミン;
 アニリン、フェニレンジアミン、ジアミノトルエン、
キシリレンジアミン、メチレンジアニリン、ジエチルト
リレンジアミン、ジフェニルエーテルジアミンなどの芳
香族アミン類;イソホロンジアミン、ジシクロヘキシル
メタンジアミンなどの脂環式アミン類;ピペラジン、ア
ミノエチルピペラジン、その他特公開55−21044
号公報記載の複素環式アミン類など; (4)脂肪族、脂環式および芳香族の、アジピン酸、テ
トラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、フタル酸
などのジカルボン酸等; (5)燐酸類、たとえば;正燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸
、ポリ燐酸、亜燐酸など; およびこれらの酸性エステ
ル(ジブチルピロ燐酸など)等;およびこれらの2種以
上の混合物が挙げられる。
これらのうちで、好ましいのは多価アルコール類とくに
2〜3価のものである。
活性水素含有化合物に付加するアルキレンオキサイドと
しては、エチレンオキサイド(以下EOと略記)、プロ
ピレンオキサイド(以下POと略記)1.2−、 2.
3−および1.3−ブチレンオキサイド、テトラヒドロ
フラン、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等、
およびこれらの2種以上(たとえばEOとPO)の併用
(ランダムおよび/またはブロック)が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、たとえば、アルキレ
ン(アルキレンの炭素数2〜B)グリコール[エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1.4−ブタンジ
オール、!、3〜ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、l、トヘキサンジオールなど]、シクロヘキサン
ジオール、シクロヘキサンジメタノール等の2価アルコ
ールの1種また心ま2種以上の混合物と、マロン酸、琥
珀酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、アゼライン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸などの24
fiカルボン酸およびこれらの無水物の1種また心よ、
2種以上の混合物とから誘導される末端ゐこ水酸基を有
する輪台型のポリエステルポリオールおよび、2価また
は、34Iの低分子量ポリオールを間食合剤とするε−
カプロラクトンの開環重合で1娶られるポ1ツカプロラ
クトンポリオールなどカイあ番ずられる。
ポリジエン系ポリオールおよびその水添化物としては、
ポリブタジエンポ1ノオール、水添ポ1ノブタジエンポ
リオール、ポリイソプレンジオール、水添ポリイソプレ
ンジオールなど力(あ番デられる。
アクリルポリオールとしては、メック1ノル酸アルキル
、アクリル酸アルキル、スチレン、アク1ノロニトリル
などの(メタ)アクIJ )し系モノマーの1種または
2種以上とヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとの
共重合物があ番プられる。
これらのポリオールの分子量&よ、通常400〜40゜
0001  好ましくは1,000〜20,000であ
る。
本発明に使用できるエポキシ樹脂としては、通常のもの
、たとえば「新エポキシ樹脂」 [垣内弘著、(株)昭
晃堂、昭和60年5月10日発行] 15〜97頁、「
基礎合成樹脂の化学(新版)」[三羽忠広著、技報堂、
昭和50年発行]371〜392頁、 「エポキ/φレ
ジンス」[マグロ−ヒル拳ブック・コンパニー社195
7年発行コロ〜29頁に記載のものが使用でき、具体的
には下記のものが挙げられる。
(1)フェノールエーテル系エポキシ樹脂[たとえばビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ハロ
ゲン化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、タレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、ハロゲン化フェノールノボラック型エポキシ
樹脂などコ、(2)エーテル系エポキシ樹脂[ポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、などとエピクロルヒドリ
ンとの縮合物などコ;(3)エステル系エポキシ樹脂[
グリシジル(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和単
量体(アクリロニトリルなど)との共重合体など];(
4)グリシジルアミン系エポキシ樹脂[たとえばアニリ
ン、ジアミノジフェニルメタン、アミノフェノール類、
キシリレンジアミン、))ロゲン化アニリン、ビスアミ
ノメチルシクロヘキサンなどのアミン類とエピクロルヒ
ドリンとの縮合物などコ;(5)非グリシジル型エポキ
シ樹脂[環状エポキシ樹脂、エポキシ化ポリブタジェン
、エポキシ化大豆油など〕;およびこれらの2種以上の
混合物が挙げられる。これらのうち好ましいものは(1
)および(4)である。
本発明において、エポキシ樹脂を硬化剤および/または
硬化触媒を用いてポリオール中で硬化させたものを用い
る。エポキシ樹脂の硬化に使用できる硬化剤としては、
アミン化合物があげられる。
アミン化合物の具体例としては、(1)脂肪族ポリアミ
ン類、たとえばエチレンジアミン、テトラメチレンレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルキレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、イミノビスプロピルア
ミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、 トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエ
チレンヘキサミンなどのポリアルキレン(アルキレジの
炭素数2〜6)ポリアミン、アルキル(炭素数1〜3)
アミノプロピルアミン、アミノエチルエタノールアミン
、メチルイミノビスプロピルアミンルキル(炭素数1〜
4)またはヒドロキシアルキル(アルキルの炭素数2〜
4)アミン化合物、キシリレンジアミン、テトラクロル
−p−キシリレンジアミンなどの芳香環含有脂肪族アミ
ン類、ポリオキシテトラメチレンポリアミン、ポリオキ
シプロピレンポリアミンなどのポリエーテルポリアミン
類など、(2)脂環または複素環含有脂肪族ポリアミン
、たとえば、メンタンジアミン、N−アミノエチルピペ
ラジン、!,3−ジアミノシクロヘキサン、インホロン
ジアミン、水添メチレンジアニリン、3。
9−ビス(3−アミノプロピル)−2.4,8,to−
テトラオキサスピロ[5,5コウンデカンなど、(3)
芳香族ポリアミンたとえば、フェニレンジアミン、トル
エンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジ
フェニルスルホン、ベンジジン、4.4’−ビス(o−
トルイジン)、チオジアニリン、ジアニシジン、メチレ
ンビス(0−クロロアニリン)、ビス(3,4−ジアミ
ノフェニル)スルホン、ジアミノジトリルスルホン、2
.トリアミノピリジン、4−クロロ−〇−フェニレンジ
アミン、4−メトキシ−6−メチル−m−フェニレンジ
アミン、m−アミノベンジルアミン、4゜4°−ジアミ
ノ−3,3′−ジメチルジフェニルメタンなど、(4)
ポリアミドポリアミン(上記ポリアミン類とダイマー酸
との縮合物)(5)ベンゾグアナミンおよび/またはア
ルキルグアナミンおよびその変性物、および(8)ジシ
アンジアミドなどが挙げられる。
硬化剤とともに、または硬化剤に変えてエポキシ硬化触
媒を使用することができる。硬化触媒の具体例としては
、(1)3級アミン類、たとえば、ピリジン、キノリン
、イミダゾール、  N、N−ジメチルシクロヘキシル
アミン チルモルホリン、N−エチルモルホリン、 トリエチレ
ンジアミン、N,トジメチルアミリン,N,トジメチル
ベンジルアミン, トリス(N,トリエチルアミノメチ
ル)フェノールなど、(2)第4級アンモニウム化合物
、たとえば、テトラメチルアンモニウムクロライド、テ
トラメチルアンモニウムブロマイド、 トリメチルベン
ジルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシドなど、(3)塩基性アルカリ金属化合物
、たとえば、ソジウムメトキシド,苛性カリ、2−エチ
ルヘキサン酸カリウムなど、(4)金属ハロゲン化物、
たとえば、snc141  F eC la,A Ic
 13t  SbC +6,  BF3+  ZnC 
I2+  Z nBr2。
Kl,  LICIなど(5)打機金属化合物、たとえ
ば、トリエチルアルミニウム、アルムニウムインプ口ポ
キシド,テトライソプロピルチタネート、ジエチル亜鉛
,n−ブトキシリチウム、酢酸亜鉛,2−エチルヘキサ
ン酸鉛,アセチルアセトネート化合物( Fe。
Co)など、(6)リン系化合物、たとえば、トリアル
キルフォスフイン、トリアルキルフォスフインオキシド
、フォスフオニウム塩など、(7)硼素化合物、たとえ
ば、 トリアルキル−、 トリアリール−またはトリシ
クロアルキルボレートなど、などが挙げられる。
エポキシ硬化剤は通常、エポキシ樹脂のエポキシ基と等
当量近辺(同じ当量数程度)の量用いられるが、何れか
を過剰に(たとえばlO%程度またはそれ以上)存在さ
せてもよい。
硬化触媒は通常のエポキシ樹脂の硬化に用いられる程度
の量、通常エポキシ樹脂の0.5〜20重量%、好まし
くは0.5〜lO重量%が用いられる。
本発明で使用するポリマーポリオールを製造する際の反
応温度は、通常20〜200℃、好ましくは、30〜1
80℃である。製造にあたっては、通常の方法で行うこ
とができ、たとえば、ポリオール中にエポキシ樹脂を混
合、溶解したものに、一定温度で硬化剤および/または
硬化触媒を添加して反応させてもよく、または、ポリオ
ール、エポキシ樹脂、硬化剤および/または硬化触媒を
同時に混合してから、一定温度で反応させてもよい。こ
の反応はバッチ式反応槽を用いてもよく、また、管を通
して連続式で行ってもよい。
本発明において使用するポリマーポリオール中のエポキ
シ樹脂硬化物粒子の割合は、ポリオールとエポキシ樹脂
硬化物粒子の合計に対し通常5〜80重量%、好ましく
は20〜70重量%である。
本発明のウレタン系樹脂は、上記ポリマーポリオールを
少なくとも一部含むポリオールとポリイソシアネートと
を反応させることにより製造できる。
本発明において使用されるポリインシアネート化合物と
しては炭素数(NGO基の炭素を除く)B〜20の芳香
族ポリイソシアネート、炭素数2〜18の脂肪族ポリイ
ソシアネート、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネ
ート、炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート
、これらのポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、
カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、イン
シアヌレート基、オキサゾリン基含有変性物など)およ
びこれらポリイソシアネートと活性水素含有化合物から
なるウレタンプレポリマーが挙げられる。
このようなインシアネートとしてはエチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイ
ソシアネート、1.fi、11−ウンデカントリイソシ
アネート、2,2.4−)リメチルヘキサンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート、2゜6−ジイツシア
ネートメチルカプロエート、ビス(2−インシアネート
エチル)フマレート、ビス(2−イソシアネートエチル
)カーボネート、2−インシアネートエチル−2,6−
ジイツシアネートヘキサノエート;イソホロンジイソシ
アネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシ
アネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、
(水添TDI)、ビス(2−インシアネートエチル)4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキレート; キシ
リレンジイソシアネート、ジエチルベンゼンジイソシア
ネー);HDIの水変性物、IPDIの三量化物など;
 トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TD■、
ジフェニルメタンジイソシアネ−) (MDI)、ポリ
フェニルメタンポリイソシアネート(粗製MDI)、変
性MDI(カーポジイミド変性MDIなど)、ナフチレ
ンジイソシアネート;およびこれらの2種以上の混合物
があげられる。これらのうち好ましいものはlID11
IPDI、  水添阿D1、水添TDI、TDI、粗製
TDI、MDI、 粗製MDI、  およびこれらポリ
イソシアネート類より誘導される変性ポリイソシアネー
ト類およびこれらポリイソシアネート類より合成される
ウレタンプレポリマーである。
本発明においては、ポリマーポリオール以外に、必要に
より他の高分子ポリオール、低分子ポリオールなどの低
分子の活性水素含有化合物を使用することができる。
他の高分子ポリオールとしては、(a)を構成するポリ
オールで挙げたものがある。また、低分子ポリオールな
どの低分子の活性水素含有化合物としては、例えば特開
昭Gl−7G517号公報記載のもの(エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリ
セリン、 トリエタノールアミンなどの低分子ポリオー
ル、ジェタノールアミン、tert−ブチルトルエンジ
アミン、メチレンジアニリンなどのアミン化合物)が使
用できる。これら必要により使用される他のポリオール
および低分子の活性水素含有化合物の使用量は、ポリマ
ーポリオール100重量部当り通常0−100部好まし
くは、5〜50部である。
ポリイソシアネートのインシアネート当量数の合計と上
記(a)および必要により使用される他のポリオールお
よび低分子の活性水素含有化合物の活性水素当量数の合
計の比は、通常70:100〜200:100、好まし
くは、80:100〜1(io:100である。
イソシアネート基と活性水素との反応を促進するために
触媒を使用してもいい。触媒としては、例えば、アミン
化合物(トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、ジ
メチルアミン、N−メチルジェタノールアミンなど)、
フォスフイン類(トリエチルフォスフインなど)、有機
錫化合物(スタナスオクトエート、スタナスアセテート
、ジブチルチンオキサイド、ジブチルチンジクロライド
、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンシマレート
など)などが挙げられる。これらの触媒の使用量は、反
応混合物の重量に基づいて通常O〜5%である。
本発明に係るウレタン系樹脂の製造に当り、必要により
他の添加剤を使用できる。この添加剤としては、難燃剤
(リン化合物、)10ゲン化合物、アンチモン化合物な
ど)、反応遅延剤、着色剤(顔料、染料)、内部離型剤
、老化防止剤、抗酸化剤、可塑剤、殺菌剤およびカーボ
ンブラック、酸化亜鉛、酸化カルシウム、二酸化鉛、酸
化チタン、゛ケイソウ土、ガラスマット、ガラス繊維お
よびその破砕物(カットガラス、ミルドガラス、ガラス
フレークなど)、ガラスバルーン、有機バルーン、タル
ク、マイカおよびその他の充填剤等公知の添加剤が挙げ
られる。
本発明において各成分の混合の添加の順序はとくに制限
されず、全成分を同時に混合して反応させても、いくつ
かの互いに非反応性の2種以上の成分(たとえば本発明
に係るポリマーポリオールと他のポリオール、鎖伸長剤
および触媒)を予め混合しておいてイソシアネート成分
と反応させてもよい。
本発明の方法を用いることにより、軟質発泡ポリウレタ
ン、硬質発泡ポリウレタンなどを製造することができる
。この場合、通常用いられている水、ハロゲン化炭化水
素などの発泡剤、シリコーン化合物などの製法剤を用い
ることができる。また、硬質および半硬質無発泡ポリウ
レタン成形物等を製造することができる。
本発明のウレタン系樹脂成形品を作る場合は注型、反応
射出成形など通常の成形方法が使用できる。
注型による場合は、たとえば、原料混合前後(とくに原
料混合後)、混合時に混入した空気などのガスを真空法
により除去し、予め20〜200℃(好ましくは30〜
120℃)に温度調節された閉鎖モールドまたは開放モ
ールド内に、原料を注型した後、必要によりオーブン中
で1−120分間キュアした後脱型してウレタン、系樹
脂成形品を製造する。
反応射出成形による場合は、互いに非反応性の2種以上
の成分(たとえば本発明に係るポリマーポリオールと他
の高分子ポリオール、鎖伸長剤および触媒)を予め混合
したものを第1流とし、イソシアネート成分を第2流と
して反応射出成形機を用いて30〜150℃に加熱した
金型内に注入しキュアー後脱型してウレタン系樹脂成形
品を製造する。
脱型役得られる成形品は、そのままでも製品とすること
ができるが、さらにアニール(アフターキュア)を行っ
てもよい。この場合のアニール条件は通常60〜220
℃X013〜100時間、好ましくは80〜200℃X
013〜100時間である。
[実施例コ 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例
、使用例、比゛較例に使用した原料の組成は次の通りで
ある。なお部および%はそれぞれ重量部および重量%を
表し、POはプロピレンオキシド、EOは、エチレンオ
キシシトを表す。
(1)ポリエーテル ポリエーテル(イ): グリセリン92部に PO5,
100部とEO800部の混合物を付加させた3官能ポ
リエーテルポリオール(分子量 6,000)ポリエー
テル(ロ): プロピレンゲ1ノコ−ルア6部にP O
2,000部、 EO500部、 P O2,000部
、EO700部を順次付加させたポリエーテルジオール
(分子量 4,000) (2)エポキシ樹脂: エポキシ樹脂(イ):  ビスフェノールAのグ1ノシ
ジルエーテル(エポキシ当量 190) エポキシ樹脂(ロ): テトラグリシジルジアミノジフ
ェニルメタン(エポキシ当量 125)(3)エポキシ
硬化剤 硬化剤(イ): ジアミノジフェニルメタン(活性水素
当量49.5) 硬化剤(ロ):  ジアミノジシクロヘキシルメタン(
活性水素当量 52..5) 製造例1 攪拌および温度制御材の容器にポリオール(イ)700
部、エポキシ樹脂(イ)238部、硬化剤(イ)62部
を投入し均一に混合した後、緩やかに攪拌しつつ100
℃に昇温した。その後反応温度を100〜130℃に制
御して5時間反応させた。最後暑こ真空ポンプで低揮発
分を除去し、重合体濃度50%の乳白色のポリマーポリ
オールIを得た。
製造例2〜4 製造例1と同様にして、ポリマーポリオール■および■
を製造した。
使用原料および得られたポリマーポリオール■〜■の性
状を表1に示す。
表1 実施例1〜3、比較例1 上記ポリマーポリオールIを用いて表2の配合処方で混
合し、脱気したものを上面開放モールド中に注型して1
30℃1時間硬化したものの物性を測定した。結果を表
3に示す。なお、触媒としてジブチルススジラウレート
を配合物の0.01重量%使用した。なお、使用原料、
物性の測定法および単位は次の通りである。
使用原料 ポリマーポリオール:表1のポリマーポリオールポリエ
ーテルA:製造例1のポリマーポリオールを製造するの
に用いたポリオール、 イソシアネート二 ミリオネートMTL(日本ポリウレ
タン(株)製、変性MDI) 物性測定法および単位 曲げ強度、Kg/園■2:JIS  K−1i911曲
げ弾性率、Kg/1m+12    :JIS  K−
6911衝撃強度、Kg* cm/cra2:JIS 
 K−6911(アイソ°フド、  ノツチ付き ) 熱変形温度、 :JIS 表2 表3 [発明の効果コ 本発明の方法により得られるウレタン系複合樹脂は、密
に架橋したエポキシ樹脂の硬化物がミクロに安定に分散
されたポリマーポリオールを使用するため耐熱性、剛性
に優れたものとなる。
従って、本発明の製造法を用0て製造した軟質発泡ポリ
ウレタン、硬質発泡ポリウレタン、半硬質ポリウレタン
成形物等は高0物性を有するため各種用途に有用であり
、その実用的価値+1高t)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリイソシアネートとポリオールとを反応させてウ
    レタン系樹脂を製造する方法において、該ポリオールの
    少なくとも一部としてポリオール(a)と、(a)中に
    分散したエポキシ樹脂硬化物の粒子(b)とからなるポ
    リマーポリオールを使用することを特徴とするウレタン
    系樹脂の製造方法。 2、ポリイソシアネートとポリオールからのウレタン系
    樹脂において、該ポリオールの少なくとも一部がポリオ
    ール(a)と、(a)中に分散したエポキシ樹脂硬化物
    の粒子(b)とからなるポリマーポリオールであること
    を特徴とするウレタン系樹脂。
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