JPH0459064A - 電気集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は電気集塵装置に係り、特に集塵フィルターを交
換する機能をもった電気集塵装置の改良に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

第２図は従来の可搬式卓上形電気集塵装置の一例を示す
説明図である。

第２図において複数の正電極板１−と複数の負電極板２
は空隙イを隔てて交互に対向して配置され、正電極板１
は、ポルｌ−（図示せず）、ナラ１〜（図示ぜず）、袋
ナツト３により支持枠４に固定される。このとき、正電
極板１は支持枠４及び負電極板２と電気的に絶縁される
構造となっている。また、負電極板２は、ボルト（図示
せず）及びナラ１〜（図示せず）により支持枠４に電気
的に接続された状態で固定される。取っ手５は支持枠４
にねじ（図示せず）などにより固着されて一体どなり、
これらにより電極組６を構成している。

コンタクトばね７，８はねじ９により電気的絶縁体１０
に固定される。前記ばね７の一方端は絶縁電線１１によ
り直流電圧電源（たとえば５０００Ｖ）の正極に接続さ
れ、その他方端ば袋ナラ１へ３に圧接されて正電極板１
と接続している。また、前記はね８の一方端は絶縁電線
］２を介して直流電圧電源の負極に接続され、その他方
端は支持枠４に圧接されて負電極板２と接続されている
。なお、ばね７，８の破線は圧縮前のばねの位置を示す
。

前記電極組６は取っ手５をもって、絶縁体ベース１３に
固着されたス１ヘツパ（図示せず）の位置まで押し込ん
でケース１４に収納され、絶縁性クツション１５を介し
てカバー１６で支えられている。カバー１６はねし１７
で固定され前記絶縁ベース１３及びケース１４と共に装
置の容器を形成している。

以上のように構成された装置において、前記ばね７と８
間に直流高電圧を加え、電極板間に処理すべきガスを通
すと、ガス中に含まれるダストは帯電して電極板に吸引
集塵され補集することができる。

直流高電圧は、整流素子とコンデンサの組合せによる周
知の倍電圧整流回路、又は、コツククロフト整流回路な
どにより供給することができる。

なお、この種の装置として関連するものは、例えば実用
新案出願公告昭和３８−２５７８８号等が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術において、装置を使用する上では電極組６
に付着したダストを時々除去する必要があり、電極組６
を装置から取り出して掃除を行っていた。

この時装置の回路の中で、ダストを集める電極、および
整流回路のコンデンサに蓄えられた電荷は、電気を切っ
ても蓄積されたままであり、このため電極組６を取り出
すときに手を触れると電撃を受けてしまい、自然放電に
よる電荷の消滅を待って時間が経過してから取り出す必
要があった。

また、本装置が作動していることを示す表示灯を備えた
としても、誤って電源スィッチを切らずに、電極組６を
高電圧が加わったままの状態で引き出すことも考えられ
るなど、上記従来技術は取り扱いおよび安全上の点につ
いて配慮がされておらず問題があった。

本発明は取扱」二安全性の高い、電気式集塵装置を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の装置においては、
電極組を取り出す時に装置の電源を遮断し、それと連動
して正負の電極板を短絡させて、回路中に蓄積された静
電荷を消滅させる手段を持たせたものである。

〔作用〕

装置から電極組を取り出すためにカバーを外すと、常開
接点リレーが働き回路が遮断され、それと同時に正負の
電極板は短絡されるので蓄積された静電荷は瞬時にして
消滅する。このため、利用者が誤って電源を切らずに電
極組を取り出そうとしても安全であり、また、回路の静
電荷が消滅するので電極に手を触れても電撃が与えられ
ることがない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

本発明電気集塵装置の構成において、第２図に示す従来
例の集塵装置の構成と比較して同一部分に対する詳細な
説明は省略する。なお第１図において第２図の装置と同
一部分には同一の符号が付しである。

第１図において押しばね１．８．１９は間隔をおいて絶
縁ベース１３上に左右に配置され、前記押しばね１８の
一方端は絶縁電線１２を介して直流高圧電源の負極に接
続され、その他方端は支持枠４に圧接されて負電極板２
と電気的に接続されている。また、前記押しばね１９の
一方端は絶縁電線２１を介してコンタクトばね２０に電
気的に接続され、前記押しばね１９自身も支持枠４に圧
接されて負電極板２と電気的に接続されている。前記コ
ンタクトばね２０は空隙口を隔てて、袋ナツト３と対向
して絶縁体１０に取付けられている。

常開接点リレー２２は機械的開閉機構のもので、たとえ
ばヒンジローラレバー形のマイクロスイッチなどを、電
源回路に直列に接続し、レバーのローラ部が支持枠４に
圧接された時に閉路となるように使用される。

電気集塵装置においては周知の通り、使用中に電極に付
着したダストは時々取り除く必要があり。

その時、取り出す順序として先ずカバー１６を外すと、
押しばね１８．１９により該ばねに接触したまま電極組
６は押し出される。それと連動して常開接点リレーは開
路となって電源を遮断すると同時に、コンタクトバネ２
０が袋ナラｌ−３に圧接されて、正電極板１２２袋ナラ
１−３．コンタクトバネ０．絶縁電線２１．押しばね１
９．支持枠４゜負電極板２の短絡回路を形成することに
より、装置のなかでダストを集める電極に蓄えた電荷、
および回路中のコンデンサの電荷を瞬時にして消滅させ
る。

なお、本発明の構成は上記の実施例にとどまらず、押し
ばね１８．１９はコイルばねでもよく、また、常開接点
リレー２２の取付箇所は、電極組６の状態が検出できる
位置であればよく、たとえば、絶縁ベース１３の裏面上
方に取り付け、カバー１６により前記常開接点リレー２
２のレバーローラ部を圧接させて、カバー１６を外すと
常開接点リレー２２が動作して電源を遮断するように構
成してもよい。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので以下
に記載されるような効果がある。

電極組を取り出すためカバーを開けると、連動して回路
が遮断されるので、利用者が誤って電源を切らずに取り
出そうとした場合でも安全である。

また、同時に正負の電極が短絡されるので回路の静電荷
は消滅し、利用者に電撃を与えることがない。

本発明の電気集塵装置によれば、以上述べたような効果
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は従来
の電気集塵装置の一例を示す説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　１．正負の電圧が印加された複数の電極板を一定の距
   離を隔て対向して配置し、ダストの付着した当該電極組
   を入れ換えることのできる電気集塵装置において、前記
   電極組を取り出す時に前記印加電圧を遮断し、かつ、前
   記電圧印加された正負の電極板を短絡する手段を備えた
   ことを特徴とする電圧集塵装置。