JPH0457972A - セルロース繊維の防縮加工方法 - Google Patents

セルロース繊維の防縮加工方法

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JPH0457972A
JPH0457972A JP2164880A JP16488090A JPH0457972A JP H0457972 A JPH0457972 A JP H0457972A JP 2164880 A JP2164880 A JP 2164880A JP 16488090 A JP16488090 A JP 16488090A JP H0457972 A JPH0457972 A JP H0457972A
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Toshio Nakanishi
中西 藤司夫
Norio Wazaki
和崎 則夫
Hisao Maruyama
丸山 尚夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セルロース繊維の防縮加工方法に関するもの
である。
(従来の技術) セルロース繊維布帛に化学的方法で防縮加工を施すには
、従来から、ポリウレタン樹脂等を用いて皮膜を形成し
、繊維の移動を拘束することにより防縮性能を付与する
方法や、尿素ホルマリン樹脂、メチロールメラミン樹脂
、グリオキザール樹脂等の架橋剤を用いてセルロース分
子間に架橋を施すことによりセルロース分子自身の自由
度を抑制して防縮性能を付与する方法が一般に知られて
いる。また防縮機構は明らかではないが、リン酸アミド
によって防縮加工を行う方法(特開昭63−26497
3号)も知られている。
(発明が解決しようとする課題) これらの化学的防縮加工方法のうち、尿素ホルマリン樹
脂やメチロールメラミン樹脂、グリオキザール樹脂等の
架橋剤を用いてセルロース繊維の防縮加工を行う場合、
該架橋剤を多く用いれば防縮性能は満足すべきものが得
られるが、セルロース繊維の強力低下を引き起こす問題
点があった。
一方1強力低下を回避するために架橋剤の使用量を少な
くすれば1強力は保持されるものの、満足すべき防縮性
能を得ることができなくなってしまう。
また、リン酸アミドによって防縮加工を行う場合には、
セルロース繊維の強力低下は非常に少なく、この点では
良好であるが、満足すべき防縮効果を得ることができな
い。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたもので、セ
ルロース繊維に強力低下を引き起こすことなく防縮性能
を付与することができる防縮加工方法を得ることを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するもので1次の構成よりな
るものである。
すなわち1本発明は、セルロース繊維に、N−メチロー
ル系樹脂、アルデヒド類、エポキシ系樹脂、ポリカルボ
ン酸、イソシアネート化合物又はスルホン化合物等の架
橋剤にリン酸アミド系化合物を併用した処理液を含浸せ
しめ、しかる後に架橋反応を行わしめることを特徴とす
るセルロース繊維の防縮加工方法を要旨とするものであ
る。
以下9本発明の詳細な説明する。
本発明方法では、まず、セルロース繊維に、N−メチロ
ール系樹脂、アルデヒド類、エポキシ系樹脂、ポリカル
ボン酸、イソシアネート化合物。
又はスルホン化合物等の架橋剤にリン酸アミド系化合物
を併用した処理液を含浸せしめる。
本発明でいうセルロース繊維とは、木綿、麻。
レーヨン等の通常のセルロース繊維をいうが、その形態
は、糸条の形態のものでも、あるいは織物。
編物、不織布等の布帛の形態のものでもよく、さらには
、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維との
混紡、交織、交編等の形態のものであってもよい。
本発明で用いるN−メチロール系樹脂は、一般にセルロ
ース繊維の樹脂加工に使用する樹脂加工剤で、具体的に
は、ジメチロール尿素、メチロールメラミン、ジメチロ
ールエチレン尿素、ジメチロールプロピレン尿素、ジメ
チロールジヒドロキシエチレン尿素、ジメチロールウロ
ン等を挙げることができる。
本発明で用いるアルデヒド類としては、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド等を挙げることができるが、特に
ホルムアルデヒドを用いると効果が大である。
エポキシ系樹脂としては、同一分子内の末端にエポキシ
基を2以上有する水溶性エポキシ化合物を用いることが
でき、具体的には、グリセロールポリグリシジルエーテ
ル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等を挙げるこ
とができる。市販品としては、ナデコールEX−314
(グリセロールポリグリシジルエーテル、ナガセ化成工
業■製品)、ナデコールEX−614B(ソルビトール
ポリグリシジルエーテル、ナガセ化成工業側製品)等を
挙げることができる。
ポリカルボン酸としては、同一分子内に2以上のカルボ
キシ基を有する化合物またはその塩を用いることができ
、具体的にはマレイン酸、フタール酸等のジカルボン酸
やこれらのナトリウム塩。
カリウム塩、又はトリメリット酸、ピロメリット酸等の
多価カルボン酸やこれらのナトリウム塩。
カリウム塩等を挙げることができる。
イソシアネート化合物としては同一分子内の末端に2以
上のイソシアネート基を有する化合物を用いることがで
き、具体的にはD E X E L −Agent−2
K(大日本インキ化学工業■製品)、プロミネール83
0 WBX (武田薬品工業■製品)等を挙げることが
できる。
スルホン化合物としては、ジビニルスルホン。
ビス=(βヒドロキシエチル)スルホンの硫酸エステル
等を挙げることができる。
本発明では、上述の架橋剤にリン酸アミド系化合物を併
用して用いるが、ここでいうリン酸アミド系化合物きし
ては、アミドホスファゼン、リン酸トリアミド縮金物、
リン酸尿素縮合物等を挙げることができる。
架橋剤にリン酸アミド系化合物を併用した処理液をセル
ロース繊維に含浸させるには9通常の繊維の後加工法で
用いられる方法をそのまま適応することができ、目的と
する被加工繊維製品の形態に応じてチーズ染色機、オー
バーマイヤー、液流染色機等を用いた吸尽法や、パッダ
ーを用いたパディング法等により処理液を含浸せしめる
。一般に1作業効率やコスト面からみて、パディング法
が最も有利である。
セルロース繊維に処理液を含浸せし約た後1本発明方法
では、架橋剤の架橋反応を行わしめる。
架橋反応は、用いる架橋剤や触媒に応じて、適宜湿潤反
応または乾熱反応によって行う。
湿潤反応に際して、ホルムアルデヒドやN−メチロール
系化合物にリン酸アミドを併用して用いる場合には、塩
酸、硫酸等の強酸の存在下でpH2以下の水溶液中にて
室温で反応せしめ、エポキシ化合物やスルホン化合物に
リン酸アミドを併用して用いる場合には、苛性ソーダ等
のアルカリの存在下で室温で反応せしめる。
乾熱反応に際して、ホルムアルデヒドやN−メチロール
系化合物、エポキシ化合物にリン酸アミドを併用して用
いる場合には、ルイス酸のアンモニウム塩、アルカノー
ルアミン塩、無機金属塩等を触媒に用いて120〜21
0℃で反応せしめ。
スルホン化合物にリン酸アミドを併用して用いる場合に
もアルカリ触媒の存在下で120〜200の温度にて反
応せしめる。、イソシアネート化合物にリン酸アミドを
併用して用いる場合には、触媒を用いることなく、11
0〜180℃にて反応せしめる。
以上の架橋反応を行うことにより1本発明のセルロース
繊維の防縮加工を完了する。
防縮加工に際しては、予め繊維の歪を取り除いてから架
橋反応を行うようにすることが好ましい。
また9反応後の工程の管理により、防縮の効果が大きく
影響を受けやすいので、注意を要する。
(作 用) 一般に、セルロース繊維に架橋剤を反応させると、架橋
剤がセルロース分子の動きを拘束するので、セルロース
繊維が防縮性を呈するようになるが1反面、応力が加わ
った際にはその力が架橋部分に集中してしまうため、セ
ルロース繊維の強力が低下してしまっていた。
本発明方法のごと<、N−メチロール系樹脂。
アルデヒド類、エポキシ系樹脂、ポリカルボン酸。
イソシアネート化合物、スルホン化合物等の架橋剤にリ
ン酸アミド系化合物を併用してセルロース繊維に架橋反
応を行うと、架橋剤が、共存するリン酸アミドと三次元
的な共重合を起こしたうえでセルロース分子と架橋反応
するため2重張りを生じて応力の集中を緩和するので、
セルロース繊維の強力低下を回避することができるとと
もに、架橋によってセルロース分子の自由度が抑制され
それが繊維の動きを束縛することにより、優れた防縮効
果が得られるようになるものと推測される。
(実施例) 次に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
が、実施例における布帛の性能の測定は。
下記の方法によって行った。
(1)収縮率 JIS  L−0217(103法)により。
洗濯収縮率を測定した。
(2)破裂強力 JIS  L−1096により測定した。
実施例1 綿糸40番手使いの鹿の子組織の編地(口径26吋、2
2ゲージ)を用意し、精練、染色後。
切開してテンターにより乾燥した。
次に、下記処方1に示す水溶液に浸漬後、マングルでピ
ックアップ120%にて絞液し、続いて160℃で1分
間乾燥後、160℃で2分間の乾熱による架橋反応を行
うことにより9本発明方法による防縮加工布帛を得た。
〔処方1〕 本発明との比較のため1本実施例において処方1からア
ミドフオスファーゼンを省くほかは9本実施例と全く同
一の方法により比較用の防縮加工布帛を得た。
本発明および比較用の加工布帛の性能を測定し。
その結果を合わせて第1表に示した。
第 表 第1表より明らかなごとく2本発明方法による加工布帛
は、防縮性が良好で、しかも強力が十分に保持されてい
た。
実施例2 木綿60%、ポリエステル40%の混紡糸60番手双糸
を染色ボビンにチーズアップし、チーズ染色機で精練、
染色後、下記処方2の処理浴にて5ot−r6時間の処
理を行い9反応を完了させた。
〔処方2〕 得られた本発明方法による防縮糸条を十分に水洗し、オ
イリング、乾燥後、天竺に編み上げ、以下、切開して通
常の柔軟剤で仕上げることにより。
本発明の防縮加工布帛を得た。
本発明との比較のため1本実施例において処方2からポ
リリン酸アミドを省くほかは9本実施例と全く同一の方
法により比較用の防縮加工布帛を得た。
本発明および比較用の加工布帛の性能を測定し。
その結果を合わせて第2表に示した。
第    2    表 第2表より明らかなごとく1本発明方法による加工布帛
は、防縮性が良好で、しかも強力が十分に保持されてい
た。
(発明の効果) 本発明方法によれば1強力低下を引き起こすことなく、
セルロース繊維に防縮性能を付与することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セルロース繊維に、N−メチロール系樹脂、アル
    デヒド類、エポキシ系樹脂、ポリカルボン酸、イソシア
    ネート化合物又はスルホン化合物等の架橋剤にリン酸ア
    ミド系化合物を併用した処理液を含浸せしめ、しかる後
    に架橋反応を行わしめることを特徴とするセルロース繊
    維の防縮加工方法。
JP2164880A 1990-06-22 1990-06-22 セルロース繊維の防縮加工方法 Expired - Lifetime JP2933357B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003342875A (ja) * 2002-05-28 2003-12-03 Fuji Spinning Co Ltd セルロース繊維の加工方法

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JP2003342875A (ja) * 2002-05-28 2003-12-03 Fuji Spinning Co Ltd セルロース繊維の加工方法

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