JPH0457733A - 金属蓋付プラスチック容器 - Google Patents

金属蓋付プラスチック容器

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JPH0457733A
JPH0457733A JP2162931A JP16293190A JPH0457733A JP H0457733 A JPH0457733 A JP H0457733A JP 2162931 A JP2162931 A JP 2162931A JP 16293190 A JP16293190 A JP 16293190A JP H0457733 A JPH0457733 A JP H0457733A
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plastic container
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山田 宗機
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンド部蓋封着型プラスチック容器、例えばヒ
ートシール容器やプラスチック缶に関するものであり、
より詳細には、外圧に対して座屈等が生じ難く、内容物
充填後の冷却過程或いはその後の保存中に於ける減圧変
形などに対する優れた耐性を有するエンド部蓋封看プラ
スチック容器及びその製造方法に関する。
(従来の技術) ヒートシールにより密封性能を付与したプラスチック容
器としては、熱可塑性樹脂から成形した容器本体と、金
属箔の両面に熱可塑性樹脂フィルムを積層した蓋とから
なり、容器本体は通常側が円筒状あるいは切頭円錐筒状
に成形され、そのエンド部にはフランジが形成され、こ
のフランジ面に前記蓋がピートシールされる。また、容
器本体は、熱可塑性樹脂の他に金属箔などを積層したも
のが用いられる場合がある。
また、プラスチック容器胴と金属製蓋とそれらの係合′
a部同士で巻締めして成るいわゆるプラスチック缶は実
公昭37−25894号公報にも見られる通り古くから
知られており、プラスチック容器胴はパイプからブロー
成形したり、カップ素材をブロー成形成いはしごき加工
して成形している。
プラスチック容器に用いる樹脂としては、ポリエステル
、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニリデン
、アクリロニトリル重合体、スチレン系樹脂、ポリプロ
ピレン、及びエチレンビニルアルコール等が挙げられ、
これらのものが用途に応じて単独、ブレンドまたは多層
化等して用いられる。
(発明が解決しようとする問題点) 通常、プラスチックボトル(エンド部を蓋で封じ着けな
いもの)の胴部には、周方向或いは軸方向にビードが形
成され外部から押圧に対する補強がなされて藝る。しか
しながら、胴部に周状のビード或いは軸方向のビードを
設けたとしても5 温度変化による減圧変形及び押圧変
形が容易に生じる。減圧変形は容器の外観を損なうが、
プラスチンク缶の場合は回復不能な変形となる場合があ
る。
また、押圧変形、減圧変形は容器の座屈を伴い容器破壊
の誘因になる。
プラスチック容器においては、素材コストを低減させ且
つ容器自体を軽量化することを目的として、素材の厚み
を回込的に薄くすべく多くの努力が払われている。しか
し、プラスチック容器の肉厚を更に薄くすれば現在以上
に容器に座屈が生じるのは明かである。
また、缶等の巻締め時においては、通常缶胴は内容物が
入った状態で外側から把持される。缶が金属等のスチー
ルの場合は所定の剛性を有しているため問題ないが、プ
ラスチック缶等の場合には把持加減に微妙な訓整を要し
、把持が強すぎる場合には缶胴に異形変形成いは座屈変
形が生じ巻締めが困難となる。
従って、本発明の目的は、従来のビードに代わる新規補
強構造が導入され、外圧(乃至内部減圧)による変形強
度が著しく向上し、外観特性が良好で、しかもプラスチ
ック缶においては缶巻締め時の操作が容易となるエンド
部蓋封着型プラスチック容器を提供すること及びその製
造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、プラスチック容器外面が多面体に
基づく特異な立体感と美観とを備え、内容物の喫飲等に
際して把持も容易であり、しかも打痕に対する耐性をも
有しているエンド部蓋封看型プラスチック容器を提供す
ることにある。
(問題を解決するための手段) 本発明によれば、エンド部に蓋等が、接着、ヒートシー
ル或いは巻締めによって封着されるプラスチック容器に
おいて、 容器胴は円筒或いは切願円錐筒状であり、該容器胴の少
なくとも一部に周状多面体壁が形成され、該多面体壁は
構成単位面と、構成単位面同士が接する境界稜線及び境
界稜線同士が交わる交叉部を有し、該境界12線及び交
叉部は構成単位面に比べて相対的に容器胴外側に凸とな
っており、構成単位面の隣合った容器側一方向配列が位
相差をなして配置されていることを特徴とする外圧に対
して耐変形性を有するエンド部封着型プラスチック容器
が提供される。
本発明によればまた、エンド部に蓋等が接着、ヒートシ
ール或いは巻締めによって封着されるプラスチック容器
の製造方法において、容器胴素材を円筒或いは切頭円錐
筒状に形成すると共に、該容器胴の外側に割型を配し、
容器胴内部から圧力をかけて容器側壁を割型内面に押し
つけて、容器胴の少なくとも一部に周状多面体壁を形成
し、且つ該多面体壁が構成単位面と、構成単位面同士が
接する境界稜線及び境界I2&&同士が交わる交叉部を
有し、該境界稜線及び交叉部は構成単位面に比べて相対
的に容器胴外側に凸となっており、構成単位面の隣合っ
た容器胴軸方向配列が位相差をなして配置するように、
該割型で周状多面体壁を形成することを特徴とするエン
ド部蓋封着型プラスチック容器の製造方法が提供される
(作用) 本発明は、プラスチック容器胴、特に円筒状或いは切頭
円錐筒状のものに多面体壁を形成するものであり、この
多面体壁の構成単位を境界稜線及び交叉点より相対的に
内部に向けて凸となるように形成し、その単位面の隣合
った容器M軸方向配列を位相、特に1/2の位相差をな
して形成することにより、容器が外圧に対して極めて耐
変形性を有するという知見に基づくものである。しかも
、容器胴の全面だけでなく、一部に形成した場合、特に
容器胴の中央部に形成した場合には十分な耐変形性を有
することを見いたし、また、このような場合、容器胴の
全面に対して周状多面体壁が10%以上であれば充分な
作用効果を見ることができる。
これらの多面体壁は容器胴の複数の位置に簡単に形成す
ることができるものであり、本発明においては前記容器
胴の周に存在する構成単位面の数が重要であり、周に存
在する構成単位面の数nは容4#側軸方向に位相してい
るものを含めないで数えたものが3以上、特に3乃至1
4の範囲にあることが重要である。特に後述する四辺形
に於いては4乃至12が望ましく、六角形に於いては3
乃至10が望ましい。
第4図はプラスチック缶胴の空容器耐外圧比(構成単位
面を施した場合とそれをしなかった場合の比)とn数と
の関係時線区である。第4図に示すようにnの増加と共
に作用効果の低下がみられ、nが14を越えると空容器
耐外圧の作用効果がほとんどみられない。一方、nが3
を下回る場合ではプラスチック缶胴に充分な多面壁面を
形成することができず、また、田面での曲げが激しくな
るため外観も悪くする。尚、容器胴は円筒状であっても
、切頭円錐状であってもよい。
プラスチック容a膳に施される構成単位面は後述するよ
うに四辺形、六角形、角部が丸くなったほぼ円に近いも
のであっても、前述したように多面壁が内部に凸となっ
た構成単位面からなり、それが位相、特にほぼ1/2位
相した構成単位面で形成されていると、十分な耐変形性
を有するものである。
このような構成でくぼませた容量用に於いて、通常の従
来の容器胴を側面から見た場合、容器胴の輪郭は軸方向
にiII線となって現れるが、’Wi 5−B図、第8
図、第12−B図及び第18図に示すように構成単位面
は軸方向が湾曲やV形状のくぼみとなって表れる。この
ような単位面の構成と。
はぼ1/2の位相配置は容器胴に耐変形性を付与し、し
かも多面体壁形成前の容器胴表面積と多面体壁形成後の
容器胴表面積とを実質的にほぼ等しく保ちながら成形が
可能となる。このような多面体壁を有するプラスチック
容器の胴は押圧に対しても減圧に対しても耐変形性かあ
り耐座屈性がある。しかもプラスチック缶の場合、巻締
め部の周辺にこのような多面体壁を形成したとき巻締め
時の把持が容易になる。
(発明の好ましい実施態様) 以下、添付図面に従って本発明に係るエンド部蓋封着型
プラスチック容器の好ましい実施態様を詳説する。
本発明に係るプラスチック容器は、$1図に示すように
パイプを延伸しく第1図(A))、  プロー成形にか
け(311図(B))、フランジング加工をして(II
11図(C))容器胴素材が形成される。また、場合に
よっては+  92図に示すように射出成形カップをし
ごき(II2図(A))、カットしく1r2図(B))
、ブロー成形しく12図(C))、フランジング加工を
して(1r2図(D))一端閉塞型容器胴素材が形成さ
れる。これらは主にプラスチック缶として使用できる。
また、113図に示すように一枚の熱可塑性樹脂を熟成
形(サーモフォーミング:真空成形、圧空成形、真空/
圧空成形)し、断面台形状の切頭円錐状の容器素材(第
3図(B))を成形することができる。この容器素材に
はエンド部にフランジが形成され蓋がヒートシールされ
るようになっている。
このような容器素材の外側周囲には、図示しない割型が
配され、割型の形状は後述するそれぞれの多面壁の形状
に合わせて構成される。tFJ型を配したのち容器素材
内が加圧されて容器側壁が割型に密着し、後述する多面
体壁を有するプラスチック容器が成形される。尚1割型
はII l II (B)、第2!ill (C)のプ
ロー成形時に配してもよい。又、多面体壁は射出成形、
熱成形、プレス成形、ブロー成形によって成形した一端
閉塞型容器胴素材に後加工によって形成する事も可能で
ある。すなわち容器胴を胴素材樹脂により最適な温度に
加温後、雄型/4型を使用して多面的壁を形成する事が
出采る。
以下、各種構成単位面の特徴を示す。
先ず、本発明においては多面体壁の構成単位面を四辺形
で構成したちのある。即ち、多面壁面では、第6rgJ
(a)(b)に示すように構成単位面がほぼひし形に成
っており、a−C及びb−dを結ぶ面線沿い(頂点と頂
点とを結ぶ軸及び周方向に延びる面線沿い。)は、滑ら
かに湾曲部に成っており、この湾曲部は内向きに凸とな
っている。
このような構成単位面は周方向に隣合って配列されると
共に、軸方向に172の位相差をなして配列されて容a
側面を形成している。しかし、このような多面壁面の構
成単位の境界稜線は容器の軸方向に沿わせて配置されて
おらず、四辺形構成単位面においてはこのような配置が
、容器胴の外圧(叉は胴肉の減圧)による変形強度に予
想外の向上をもたらす。このメカニズムについては定か
でないが、ひし形構成単位面が容器側壁に交互にがつち
り導入組み込まれるためであることが理解される。
第6図に示すように多面壁面はひし形abcdが構成単
位面となっている。ひし形における各辺ab、bc、c
d、daは容器側面に形成される境界稜線による辺であ
り、これらの結合交叉部は外向きに凸となる頂点a、 
 b、  c、dである。また、前述のようにbdを結
ぶ線部は滑らかな湾曲部となっており、尚、ひし形寸法
は、bdの長さをWとし、aCの高さLとすると、W及
びLは構成単位面の最大巾及び軸方向の最大長さとなる
W及びLの関係は、本発明の容器詰用缶の強度を高める
上で重要であると共に、容器の外観も大きく影響するも
のである。即ち、WとLどの関係は、0. 2≦L /
 w≦4であることが望ましく、これは四辺形の構成単
位面に限らず、六角形等の構成単位面においても同様で
ある。119図に示すようにL / wが前記範囲を越
えると、容器の外観には余り問題はないが、本来の目的
である容器ρ外圧が低下する。一方、L / wが前記
範囲より小さい場合には、容器耐外圧が良好であるもの
の容1sjll自体は軸圧縮による変形が生じやすい。
これは、−船釣なパイプ材の使用であれば問題ないが、
容器胴にとっては重要な問題であることが理解される。
また、L / wがこのような範囲以下では外観も悪く
なり、容器表面の印刷像の見栄え等を悪くする虞がある
また、第5−C図に示すひし形の構成単位面の各頂点a
、  b叉はdは、実質的に径方向に最も突出し、容器
胴の中心0の半径rの円周上にほぼ位置し、構成単位面
の湾曲部のひし形の中央部(b−dの中点)は径の内方
向に最も位置している。
本発明において、各辺が頂点を結ぶ稜線となり、しかも
ひし形の中央部が湾曲されて谷部となり、この多面壁面
を容器胴に形成させると、多面壁面形成前の容器胴表面
積と多面壁面形成後の容器胴表面積とを実質的に等しく
保つことができる。
このようなプラスチック容器は、減圧耐性、押圧附性共
に向上し、第5−B図に示す巻締め部における金属蓋の
封着が簡単にできる。また、周方向の谷部は滑らかな湾
曲であり、外観上デザインを付す場合の再現性がよく見
栄えが向上し、容器内での内容物の残留が従来の円筒容
器と同様にほとんどない。尚、第7図は日清状の缶容器
について示したが、第8図に示すように切頭円錐筒状の
ヒートシール蓋付き容器に多面体壁を形成した場合でも
同様な作用を有している。
また、本発明のプラスチック容器においては、構成単位
面の中央部の深さfid (多面壁を有しないとしたと
きの容器胴外周面からくぼまされたりが重要である。容
器胴の半径をrとすると、前記構成単位面の交叉点部は
成形上若干の誤差がでるがほぼこの容器胴の半径上に位
置する。一方、周方向の交叉点部同士bdを結ぶ線(四
辺形においては構成単位面の最大巾Wとなる。)上の中
点から容器胴の中心0までの距離をSとする。この場合
構成単位面の深さを表す指標として容器胴の半径rとS
との差をd、=r−sとすると、構成単位面の深さdは
0. 5≦d/d、≦2であることが重要である。
第10図は構成単位面における深さ比d/d、と空容器
耐外圧との関係をプロットした図である。
第10図に示すように構成単位面の深さadが前記関係
の範囲より小さいと、第4図に示す充分な外圧に対する
耐性作用が得られない。一方、深さAdが前記範囲より
大であると、容器の軸方向からの座屈が生じやすい。更
に印刷上の外観も悪化する。
また、d、は構成単位面の最大巾Wと密接に関係してお
り、Wは前述した軸方向の最大長さLと関係している。
よって、深さtelはこれらW及びLと密接な関係にあ
り、これらの長さによってその許容範囲も変化するもの
である。例えば、四辺形の構成単位面においては、d、
=r−sであり、s = r cos(π/n)+ w
=2  rsin(π/ n )より、d、 =1/2
・w (sin(π/n)) −” (1−cos(π
/n))となり、dつが最大巾Wと周方向に存在する構
成単位面の数nによって決定されることが理解され。
深さ量dはWが大きくなればそのとりうる範囲が大きな
値となり、nが大きくなればそのとりうる範囲も小さく
なる。
このような構成単位面の効果は第7図に示すように容器
胴の中央部に形成したものについても見られ、このよう
に中央部に形成したものは端部のみに形成したもの比べ
作用効果が大となる傾向にある。また、第7図の容器に
おいては少なくとも容器胴全面に対して10%以上形成
されることが好ましく、このような形成面積においては
前述した作用効果が充分に見られる。
また、構成単位面が四辺形となる状態から更に進めて、
前記jI6図の構成単位面である四辺形の中央部に完全
な折り目を形成してjlll−A図及び第12−A図に
示すように最が構成単位面を二等辺三角形とすることを
特徴とすることができる。
この場合の構成単位面の軸断面はV形状になっており、
1112−A図に示すように、二等辺三角形ABCが最
小面構成単位(基本面構成単位)となっており、この二
等辺三角形における各辺AB、BC及びCAはそれぞれ
2個の二等辺三角形で共有される関係となっている。尚
、この二等辺三角形の形状及び寸法は、底辺BCの長さ
をW、その三角形の高さをhとして以下表示するものと
する。
本発明における最小面構成単位の配置では、頂点2が容
器胴の径外方向に最も突出した位置にあり、底辺3が容
器胴の径内方向にくぼんだ位置にあり、対辺4.4はそ
れらの中間の位置にあり、これらで構成される多面体は
、対4.4を稜線とし、底辺3を谷とした多面体壁と言
うことができる。
またこのような場合においても、2h/w(h= 1/
2L )の関係、及び構成単位面のn数は四辺形と同様
な値の範囲であることが重要であり、このような場合に
容器耐外圧性が充分に発揮される。
また、このような構成単位面に於いては、構成単位面の
深さ量dは成形上の若干の誤差を無視するとほぼd、に
等しくなっており、多面体形成前の容器胴表面積と多面
体形成後の容器胴表面積とを実質等しく保つことが可能
であり、構成単位面内の厚み分布が均一になり容器耐外
圧性が充分に発揮される。
更に、前記!12図の構成単位面を強化するために、く
ぼみである構成単位面を軸方向に沿って一部曲げてもよ
い(1113図)。このような構成単位面に於いては、
構成単位面の深さ量dは成形上の若干の誤差を無視する
とほぼ2dつまでにすることが可能であり、第4図に示
す空容器耐外圧の向上が大となり機械的強度が充分に達
成され、加工後の容器体に残留する応力も著しく少なく
、レトルト殺菌やその後の経時における容器の収縮率を
抑制することが出来、幾何学的外観を充分に維持され把
持にすぐれている。
また1本発明においては構成単位面を六角形とすること
ができる。この場合も、構l!i単位面である六角形は
容器胴軸方向に対して、内部に向けてくぼみがあり、第
14図または@ 15図に示すように各構成単位面は軸
方向に対してほぼ172位相して配置される。また、こ
のような構成単位を持つ容器胴においても周に存在する
単位面の数nが重要であり、その数nは3乃至14であ
ることが望ましい。そして、このような構成にあっても
、L/wの比が重要であり、0. 2≦L / w≦4
であることが望ましい。また、この場合の構成単位面の
最大巾は第15図のように必ずしも構成単位面の交叉点
部でなく、境界稜線上の点同士を結ぶ長さとなる場合が
あり、しかも軸方向の最大長さLは第14図に示すよう
に必ずしも構成単位面の交叉点部ではなく、境界稜線上
の点同士を結ぶ長さとなる。更に、このような構成単位
面の深さ量dも前記四辺形のものと同様にd、の関係で
前記範囲を満たすことが望ましい。なお、d、における
Wの関係は、前述のように第15図にあっては稜線上の
点同士を結ぶ最大巾である。
更に、$16UgJ乃至第17図に示すように各構成単
位面の境界稜線部30及び境界稜線同士が交わる頂点3
2を鋭角な角部とすることなく一定の曲率半径Rを有す
るように形成することができる。
またRは板厚を及び容@Mの半径りに基づいて関係付け
ることができ、Rはt≦R≦(2/3) Dであること
か望ましい。また、境界稜線部付近のこのような曲げは
1つのカーブ、即ち12線付近に曲げRの最大箇所が1
箇所のみであってもよく、また、複数の一定の曲げRを
有したものが複数箇所分散して存在していても問題ない
が、稜線付近に形成されるRは前記範囲にあることが望
ましい。
尚、第18図に示すように構成単位面が四辺形である場
合に於いてもRを形成することができるのはいうまでも
ない。
本発明は、プラスチック樹脂等を筒状に成形し。
この容器胴の両端を天地蓋と巻締して成る所謂スリーピ
ース缶や、樹脂をブロー成形に付し、この有底容器胴の
上端に蓋を巻締して成る所謂ツーピース缶が使用できる
。更に、プラスチック樹脂を切頭円錐筒状に成形し、こ
の容器の上端にフランジ面を形成し、該フランジに蓋を
ヒートシールしたものが使用できる。
容器樹脂 本発明では、容器樹脂として、ポリエステル、ポリプロ
ピレン系樹脂、ポリカーボネート、スチレン系樹脂、ナ
イロン系樹脂等が広く適用できる。
このなかでも特に熱可塑性ポリエステルが望ましい。ま
た、バリアー性を保持するため、容器胴はプラスチック
とアルミ箔、ブリキ箔等を積層したラミネートであって
もよい。
本発明の容器胴にあっては押圧耐性があるため。
プラスチック缶用容器の巻締め時に耐え得る容器胴の剛
性を物理的にかなり向上できる。
金属蓋及びヒートシール蓋 本発明において、金属蓋は、錫鍍鋼板、ティン・フリー
・スチール(電解クロム酸処理間@)等の各種表面処理
鋼板やアルミニウム等の軽金属から成り、表面に、エポ
キシ−フェノール系塗料、エポキシ−ウレア系塗料、エ
ポキシ−アクリル系塗料、エポキシ−ビニル系塗料、ビ
ニル−フェノール系塗料等の保護塗膜を設けたものが使
用される。このような缶蓋の周囲には、容器胴の巻締め
用端部と係合させるための周状溝部を設け、この溝内に
密封用ゴム組成物がライニングされる。また、缶蓋のセ
ンターパネル部には、それ自体公知の易開封性機構を設
けることができる。
ヒートシール蓋としては、それ自体公知の金属箔の両面
を熱可塑性樹脂フィルムでラミネートした積層体を用い
ることができる。
(実施例) 実施例及び比較例を以下に示す。
固有粘度0.95のポリエチレンテレフタレート(PE
T)を使用して、 ドローコーンで押出方向に一軸延伸
しながら溶融押出パイプ成形し、内径39.5m+11
.厚み0.4mff1.長さ150!lrsの両端開放
パイプを成形した。次いでこのパイプの両lN10mm
づつを除いた部分を赤外線にて約105℃に加熱後、両
端部を把持出来る割型(ブロー成形型)を使用し、端部
一方より加圧(25に4/c+1’)空気を吹き込み半
径方向に膨らましくブロー成形)胴部外径が50mm両
端開両端開放パイプした。この中空管の両端部10wn
づつを100℃に赤外線にて急速加熱し、フランジダイ
スにてフランジを成形し、Wtmに金属蓋を二重巻締し
、胴部がPETのプラスチック缶を成形したー 前記ブロー成形を行う際、成形される両面開放中空管の
軸方向中央部に80+n+幅で全周に渡って、第5−A
、第5−C2及び第6図に示す最小面構成単位(円周方
向8個連なり、L/Wの比が0.96゜深み比d/do
が0.95)を形成出来る割型を使用した場合を実施例
1とし、最小面構成単位を賦与しない単なる円筒管を成
形する為の割型を使用した場合を比較例1とした。
上記実施例1及び比較例1で成形したプラスチック缶に
外圧を加え缶胴部の耐外圧力で測定したところ、実施例
1の缶胴は0.95kz/cm2を示し、比較例1の缶
胴は0.3J/cIl!2を示した。
(発明の効果) 本発明によれば、プラスチック容器の胴部に特定の多面
体壁を形成したので、プラスチック容器は押圧耐性及び
減圧耐性が向上し、しかも座屈などが生じ難いため容器
の破壊が防止される。また。
プラスチック缶においては、巻締め時の把持が簡単とな
り製造作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に係るプラスチック缶の製
造工程図、 113図は、本発明に係るヒートシール用容器の製造工
程図、 114図は、プラスチック容器の空容器附外圧比(構成
単位面を施した場合と施さない場合の比)とn値を変化
させたときの特性線図、 第5−A図、第5−B図及び第5−C図は、本発明に係
るプラスチック容器の四辺形を構成単位面とする説明用
の側面図、縦断面図及び水平断面図、 I!6図(a)及び(b)は本発明に係るプラスチック
容器の側面に形成される構成単位面の平面図及び断面図
、 1!7図は第5図の構成単位面を中央部にのみ施した缶
用プラスチック容器の側面図、 II8図はヒートシール用容器に多面体壁を施した断面
図、 jI9図はプラスチック容器のL / w値を変化させ
たときの空容器耐外正比の特性線図、第10図はプラス
チック容器における構成単位面の深み比d/d、と空容
器耐外圧強度との特性線図。 第11図は本発明に係るプラスチック容器の容器胴に形
成される別の態様の二等辺三角形単位面の説明図、 第12−A図、第12−B図はfJ5図における別の態
様を示した説明用の側面図及び縦断面図、第13図は@
12図の構成単位面を更に変えた別の態様の缶用プラス
チック容器の側面図、第14図及び第15図は六角形を
構成朧位面とする本発明に係る缶用プラスチック容器の
部分側面図、 第16図及び第17図はRを有する六角形構成単位面と
する本発明における缶用プラスチック容器の部分側面図
、 IJ18図はRを有する四辺形構成単位面とする本発明
に於ける缶用プラスチック容器の部分側面図である。 1:構成単位面 2:頂点 3:底辺 4:境界稜線 20:構成単位面 30:境 界稜M  32:頂点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)エンド部に蓋等が接着、ヒートシール或いは巻締
    めによって封着されるプラスチック容器において、 容器胴は円筒或いは切頭円錐筒状であり、 該容器胴の少なくとも一部に周状多面体壁が形成され、
    該多面体壁は構成単位面と、構成単位面同士が接する境
    界稜線及び境界稜線同士が交わる交叉部を有し、該境界
    稜線及び交叉部は構成単位面に比べて相対的に容器胴外
    側に凸となっており、構成単位面の隣合った容器胴軸方
    向配列が位相差をなして配置されていることを特徴とす
    る外圧に対して耐変形性を有し、かつ局部的な押し圧耐
    性を向上せしめたエンド部封着型プラスチック容器。 (2)前記容器胴のエンド部に蓋が巻締めにより取り付
    けられることを特徴とする請求項第1項記載の缶用プラ
    スチック容器。 (3)前記容器胴のエンド部にフランジ面が形成され、
    該フランジ面に蓋をヒートシールしてなる請求項第1項
    記載のプラスチック容器。 (4)前記容器胴の周に存在する構成単位面の数であつ
    て、且つ容器軸方向に位相していない構成単位面の数が
    3乃至14であることを特徴とする請求項第1項乃至第
    3項記載のプラスチック容器。 (5)前記構成単位面の容器胴軸方向の最大長さをLと
    し、構成単位面の容器側周方向の最大巾をwとし、該L
    及びwが0.2≦L/w≦4の関係を満たすことを特徴
    とする請求項第1項乃至第4項記載のプラスチック容器
    。 (6)前記構成単位面の容器胴周方向に最大巾をとった
    ときの交点同士を結ぶ線或いは対向する境界稜線上の点
    同士を結ぶ線の中点から容器胴の中心までの距離をsと
    し、該交点或いは該境界線上の点から中心までの距離を
    rとし、 該r−sの差をd_0とすると、前記構成単位面のくぼ
    む深み量dはd_0の関係で次式の範囲内を満たすこと
    を特徴とする請求項第1項乃至第5項記載のプラスチッ
    ク容器。 0.5≦d/d_0≦2 (7)前記構成単位面は四辺形で、各辺が前記境界稜線
    となり、該境界稜線が容器胴軸方向に沿わないように配
    置され、且つ容器内部に向けて湾曲して凸となっている
    ことを特徴とした請求項第1項乃至第6項記載のプラス
    チック容器。 (8)前記構成単位面は、四辺形で各辺が前記境界稜線
    となり、軸断面がほぼV状に折り曲げられて容器内部に
    向けて凸となり、構成単位面が更に2個の二等辺三角形
    から構成されてなることを特徴とした請求項第1項乃至
    第6項記載のプラスチック容器。 (9)前記構成単位面が六角形で、各辺が前記境界稜線
    となり、容器内部に向けて湾曲して凸となつていること
    を特徴とした請求項第1項乃至第6項記載のプラスチッ
    ク容器。 (10)前記構成単位面同士が接する境界稜線部はなだ
    らかな一定のR(曲率半径)を有する一箇所曲げ或いは
    複数箇所曲げ部であつて該Rが板厚t及び缶胴半径Dに
    対してt≦R≦(2/3)Dの範囲を満たすことを特徴
    とする請求項第7項乃至第9項記載のプラスチック容器
    。 (11)エンド部に蓋等が接着、ヒートシール或いは巻
    締めによって封着されるプラスチック容器の製造方法に
    おいて、 容器胴素材を円筒或いは切頭円錐筒状に形成すると共に
    、 該容器胴の外側に割型を配し、容器胴内部から圧力をか
    けて容器側壁を割型内面に押しつけて、容器胴の少なく
    とも一部に周状多面体壁を形成し、且つ 該多面体壁が構成単位面と、構成単位面同士が接する境
    界稜線及び境界稜線同士が交わる交叉部を有し、該境界
    稜線及び交叉部は構成単位面に比べて相対的に容器胴外
    側に凸となつており、構成単位面の隣合った容器胴軸方
    向配列が位相差をなして配置するように、該割型で周状
    多面体壁を形成することを特徴とするエンド部蓋封着型
    プラスチック容器の製造方法。
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