JPH045756Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH045756Y2 JPH045756Y2 JP1988070846U JP7084688U JPH045756Y2 JP H045756 Y2 JPH045756 Y2 JP H045756Y2 JP 1988070846 U JP1988070846 U JP 1988070846U JP 7084688 U JP7084688 U JP 7084688U JP H045756 Y2 JPH045756 Y2 JP H045756Y2
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- Japan
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- blade
- connecting plate
- plate
- shape memory
- memory alloy
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- Expired
Links
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- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は車両の内燃機関などの冷却に用いられ
る冷却フアンに関するものである。
る冷却フアンに関するものである。
[従来の技術]
ラジエータの温度変化に応じて送風量を変える
ことは、機関の動力損失を減じ、燃費向上に役立
つ。実開昭53−130604号などに開示される冷却フ
アンでは、ブレード全体に高価な形状記憶合金板
を用いているので、材料使用量が多く、コストが
嵩む。
ことは、機関の動力損失を減じ、燃費向上に役立
つ。実開昭53−130604号などに開示される冷却フ
アンでは、ブレード全体に高価な形状記憶合金板
を用いているので、材料使用量が多く、コストが
嵩む。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案の目的は上述の問題に鑑み、形状記憶合
金の使用量が少なく、周囲温度に対応してブレー
ドの迎え角(ピツチ)が変化する冷却フアンを提
供することにある。
金の使用量が少なく、周囲温度に対応してブレー
ドの迎え角(ピツチ)が変化する冷却フアンを提
供することにある。
[問題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本考案の構成は円
形のボス板の周縁から幅が狭く細長い弾性捩れ変
形可能のくびれ部を経て放射状に延びる複数のブ
レードを板材から一体に成形し、温度に関連して
曲率が変化するU字形の形状記憶合金製連結板の
一端をブレードの端部に重ねて結合し、他端側の
突出側縁を直角に折曲げた固定片を、筒形リング
の内周面に重ねて結合してなるものである。
形のボス板の周縁から幅が狭く細長い弾性捩れ変
形可能のくびれ部を経て放射状に延びる複数のブ
レードを板材から一体に成形し、温度に関連して
曲率が変化するU字形の形状記憶合金製連結板の
一端をブレードの端部に重ねて結合し、他端側の
突出側縁を直角に折曲げた固定片を、筒形リング
の内周面に重ねて結合してなるものである。
[作用]
周囲温度が高くなると、形状記憶合金製の連結
板3の曲率が大きくなり、ブレード1の迎え角α
が比較的小さく、送風量が増加し、冷却能力が増
大する。逆に、周囲温度が低くなると、連結板3
の曲率が小さくなり、ブレード1の迎え角が過大
になり、送風量が減少し、消費動力が節減され
る。
板3の曲率が大きくなり、ブレード1の迎え角α
が比較的小さく、送風量が増加し、冷却能力が増
大する。逆に、周囲温度が低くなると、連結板3
の曲率が小さくなり、ブレード1の迎え角が過大
になり、送風量が減少し、消費動力が節減され
る。
[考案の実施例]
第1図に示すように、本考案に係る冷却フアン
は、普通鋼板または弾性を有する合成樹脂からボ
ス板5と一体に成形されるブレード1と、筒形リ
ング2とからなる。各ブレード1の基端部は幅が
狭く細長い弾性変形可能のくびれ部6を経て円形
のボス板5と一体に連なる。ボス板5に駆動軸を
支持する軸穴9が設けられ、軸穴9の周りに複数
個のボルト穴7が設けられる。ボルト穴7に挿通
したボルトにより、ボス板5が図示してない駆動
軸のフランジに固定される。ブレード1の先端部
は連結板3により筒形リング2の内周面に結合さ
れる。
は、普通鋼板または弾性を有する合成樹脂からボ
ス板5と一体に成形されるブレード1と、筒形リ
ング2とからなる。各ブレード1の基端部は幅が
狭く細長い弾性変形可能のくびれ部6を経て円形
のボス板5と一体に連なる。ボス板5に駆動軸を
支持する軸穴9が設けられ、軸穴9の周りに複数
個のボルト穴7が設けられる。ボルト穴7に挿通
したボルトにより、ボス板5が図示してない駆動
軸のフランジに固定される。ブレード1の先端部
は連結板3により筒形リング2の内周面に結合さ
れる。
第2,3図に示すように、本考案によれば、連
結板3が細長いU字形に湾曲された形状記憶合金
板から構成される。連結板3の一端部3bはブレ
ード1の先端部に重ね合され、リベツト14によ
り結合される。連結板3の他端部に側方へ突出す
る幅の広い縁部が備えられ、折曲げ部12のとこ
ろで直角に折り曲げられて固定片3cが形成され
る。
結板3が細長いU字形に湾曲された形状記憶合金
板から構成される。連結板3の一端部3bはブレ
ード1の先端部に重ね合され、リベツト14によ
り結合される。連結板3の他端部に側方へ突出す
る幅の広い縁部が備えられ、折曲げ部12のとこ
ろで直角に折り曲げられて固定片3cが形成され
る。
固定片3cが円形リング2の内周面に重ね合さ
れ、リベツト4により結合される。好ましくは折
曲げ部12を筒形リング2の軸方向に向けて固定
片3cが筒形リング2に結合される。したがつて
連結板3の湾曲部13の曲率に応じてブレード1
はくびれ部6で弾性的に捩られる。ブレード1の
風を送る部分は平坦であつて、迎え角αは湾曲部
13の曲率により変化する。
れ、リベツト4により結合される。好ましくは折
曲げ部12を筒形リング2の軸方向に向けて固定
片3cが筒形リング2に結合される。したがつて
連結板3の湾曲部13の曲率に応じてブレード1
はくびれ部6で弾性的に捩られる。ブレード1の
風を送る部分は平坦であつて、迎え角αは湾曲部
13の曲率により変化する。
形状記憶合金は温度変化により固体状態で結晶
構造が変化するものであり、変態点よりも高温側
で母相構造に変化し、低温側でマルテンサイト構
造に変化する。
構造が変化するものであり、変態点よりも高温側
で母相構造に変化し、低温側でマルテンサイト構
造に変化する。
本考案では、連結板3の湾曲部13が変態点を
超えると、第3図に示すような形状すなわち湾曲
部13の曲率が大きくなるように予め記憶成形さ
れる。
超えると、第3図に示すような形状すなわち湾曲
部13の曲率が大きくなるように予め記憶成形さ
れる。
本考案は上述の構成により、低温(機関の発熱
量が少ない状態)では、第2図に示すように形状
記憶合金がマルテンサイト構造により軟化するの
で、連結板3の湾曲部13の曲率が小さくなり、
これに応じてブレード1のくびれ部6の捩れ角が
大きくなる。迎え角αが過大に、つまり筒形リン
グ2の軸線方向に近くなり、送風量が少なくな
り、消費動力が節減される。
量が少ない状態)では、第2図に示すように形状
記憶合金がマルテンサイト構造により軟化するの
で、連結板3の湾曲部13の曲率が小さくなり、
これに応じてブレード1のくびれ部6の捩れ角が
大きくなる。迎え角αが過大に、つまり筒形リン
グ2の軸線方向に近くなり、送風量が少なくな
り、消費動力が節減される。
一方、高温(機関の発熱量が多い状態)では、
第3図に示すように連結板3の湾曲部13の曲率
が大きくなり、ブレード1の迎え角αが比較的小
さくなり、送風量が多く、大なる冷却能力を発揮
する。
第3図に示すように連結板3の湾曲部13の曲率
が大きくなり、ブレード1の迎え角αが比較的小
さくなり、送風量が多く、大なる冷却能力を発揮
する。
[考案の効果]
本考案は上述のように、円形のボス板の周縁か
ら幅が狭く細長い弾性捩れ変形可能のくびれ部を
経て放射状に延びる複数のブレードを板材から一
体に成形し、温度に関連して曲率が変化するU字
形の形状記憶合金製連結板の一端をブレードの端
部に重ねて結合し、他端側の突出側縁を直角に折
曲げた固定片を、筒形リングの内周面に重ねて結
合してなるから、高温ではブレードの迎え角が比
較的小さくなり、送風量が多くなる一方、低温で
はブレードの迎え角が過大になり、送風量が少な
くなる。
ら幅が狭く細長い弾性捩れ変形可能のくびれ部を
経て放射状に延びる複数のブレードを板材から一
体に成形し、温度に関連して曲率が変化するU字
形の形状記憶合金製連結板の一端をブレードの端
部に重ねて結合し、他端側の突出側縁を直角に折
曲げた固定片を、筒形リングの内周面に重ねて結
合してなるから、高温ではブレードの迎え角が比
較的小さくなり、送風量が多くなる一方、低温で
はブレードの迎え角が過大になり、送風量が少な
くなる。
したがつて、周囲温度に対応して冷却に必要十
分な送風量が得られるので、ラジエータが適温に
保たれ、フアンを駆動する機関の無駄な動力が節
減される。
分な送風量が得られるので、ラジエータが適温に
保たれ、フアンを駆動する機関の無駄な動力が節
減される。
ブレードの迎え角を変える形状記憶合金は、ブ
レードと筒形リングとを結合する連結板にのみ使
用されるので、使用量が少く、コストが節減され
る。
レードと筒形リングとを結合する連結板にのみ使
用されるので、使用量が少く、コストが節減され
る。
形状記憶合金製連結板の強制力によりブレード
の基端側の幅が狭く細長いくびれ部が捩られるか
ら、強度上に無理がなく、耐久性に優れる。
の基端側の幅が狭く細長いくびれ部が捩られるか
ら、強度上に無理がなく、耐久性に優れる。
第1図は本考案に係る冷却フアンの斜視図、第
2,3図は同冷却フアンの温度変化による要部の
変形を示す展開断面図である。 1……ブレード、2……筒形リング、3……連
結板、3b……端部、3c……固定片、5……ボ
ス板。
2,3図は同冷却フアンの温度変化による要部の
変形を示す展開断面図である。 1……ブレード、2……筒形リング、3……連
結板、3b……端部、3c……固定片、5……ボ
ス板。
Claims (1)
- 円形のボス板の周縁から幅が狭く細長い弾性捩
れ変形可能のくびれ部を経て放射状に延びる複数
のブレードを板材から一体に成形し、温度に関連
して曲率が変化するU字形の形状記憶合金製連結
板の一端をブレードの端部に重ねて結合し、他端
側の突出側縁を直角に折曲げた固定片を、筒形リ
ングの内周面に重ねて結合してなる冷却フアン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070846U JPH045756Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070846U JPH045756Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63191296U JPS63191296U (ja) | 1988-12-09 |
JPH045756Y2 true JPH045756Y2 (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=30912853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988070846U Expired JPH045756Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045756Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583904B2 (ja) * | 1984-04-27 | 1993-11-30 | Tokyo Shibaura Electric Co |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60192302U (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-20 | スタンレー電気株式会社 | 車輛用灯具のレンズ |
JPH0583904U (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-12 | スタンレー電気株式会社 | ヘッドランプのレンズ |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP1988070846U patent/JPH045756Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583904B2 (ja) * | 1984-04-27 | 1993-11-30 | Tokyo Shibaura Electric Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63191296U (ja) | 1988-12-09 |
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