JPH045609Y2 - - Google Patents

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JPH045609Y2
JPH045609Y2 JP19611387U JP19611387U JPH045609Y2 JP H045609 Y2 JPH045609 Y2 JP H045609Y2 JP 19611387 U JP19611387 U JP 19611387U JP 19611387 U JP19611387 U JP 19611387U JP H045609 Y2 JPH045609 Y2 JP H045609Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建物の隣接する躯体間隙を閉塞し、
両躯体間隙の狭広に対応しかつ両躯体間のずれを
吸収できるようにしたエキスパンシヨンジヨイン
トに関する。
(従来技術) 建物の躯体間隙、例えば屋根と屋根、屋根と
壁、天井と天井等々の接続を、剛体を直接固定す
ることによつてなした場合、建物の膨張収縮、地
盤変化等による躯体の変動に対応することができ
なくなつてしまう。
このような点を考慮して、例えば特開昭59−
21849号のように、間隙を塞ぐカバー部材をばね
部材を介して止着する工法が利用されている。同
種の方法は、1977年発行、及びその後の発行のス
イートカタログ等にも掲載されているようにかな
り広く採用されているものである。
(考案が解決しようとする問題点) 然るに、従来公知のものはいずれにおいてもカ
バー部材を躯体方向にばね圧を利用して止着する
ものであるために止着作業を簡便化しようとすれ
ば、止着状態を確実に確保しきれなくなりかつ安
定して維持しきれなくなる点に問題があつた。例
えば、上記特許公開のものの場合、ばね部材をカ
バー部材の背面に係着した状態で、カバー部材を
表から躯体側の固定部材に押圧させて、ばね部材
両端の受止部を固定部材の上方に突出した係止部
に弾性係着させようとする構成であるから、少な
くとも一方の躯体が変動してしまつていて両躯体
面が同一平坦面に位置していない場合に、或いは
躯体間隙が蛇行している場合等に、少なくとも一
方の受止部と係止部の弾性係着がなされないか、
なされたとしても不十分、不安定な係合状態とな
つてしまう可能性が大きく、しかもこの係着状態
を目視確認できない欠点があつた。このような係
合状態になつていると強風等の外圧によつてカバ
ー部材及びばね部材が固定部材から外れてしまう
事故が生じやすくなる。また、ばね部材を圧縮し
て係着させるものであるから、ばね作用を考慮す
れば係着可能な間隙巾は自ずと限定されてしま
い、許容範囲はそれ程広くはならなかつた。
更に、従来のばね部材は躯体間の間隙巾方向乃
至上下方向の変動に対応する二自由度しか有して
おらず、躯体が平行方向にずれた場合には必ずし
もずれを吸収できなかつた。
本考案は、このような欠点を解消しばね部材を
躯体に確実に固定でき、かつ同時に該固定状態を
目視確認でき、かつ平行方向のずれ等躯体の如何
なる変動に対しても十分に広い許容範囲で自由に
対応でき、躯体間隙が蛇行していても固定するこ
とができるようにしたエキスパンシヨンジヨイン
トを提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、躯体側に
固定する固定部材と、躯体間隙巾方向に弾発する
と共に両端部に固定部材への係止部を有する間隙
調整用部材と、躯体間隙を被覆するカバー部材と
を組合せてなるエキスパンシヨンジヨイントにお
いて、中央部にカバー部材裏面に設けられている
係止突起を係止する受止部を形成すると共に、そ
の下方に後述するばね部材との連結部を形成し、
かつ受止部両側から躯体間隙巾方向に延長した板
端部の両外側を上側に折曲してカバー部材裏面圧
接部を形成したカバー部材保持具と、略W字形状
のばね部材の両端外方に適巾の略平坦面を形成し
その先端部にW字形の下方に突起し固定部材に設
けてある止着部に係合する係止部を形成すると共
に、中央部に上記連結部と連結する連結受部を形
成したばね部材とを、連結部と連結受部とが互い
に回動可能に止着して間隙調整用部材を構成して
なることを特徴とする。
この場合、前記ばね部材は連結受部を中心とし
て略左右対称形として構成された二部材の組合
せ、連結受部において重合止着されることが好ま
しい。
(実施例) 以下、実施例として示した図面によつて本考案
を説明する。
第1図及び第2図において、1,2は躯体、A
は両躯体間の間隙であり、エキスパンシヨンジヨ
イントは固定部材3,4、間隙調整部材5、カバ
ー部材6からなつている。固定部材3は、躯体1
の上面にボルト7で固着される固定片34、該固
定片34の先端部に上向きコの字形をしかつコの
字形開口内端部に係合用突起32,33を対向形
成した止着部31、該止着部31の下側に合成樹
脂等適宜可撓性材質よりなる止水板8の端部を嵌
着する止水板止着部35を有しており、固定部材
4も止着部41を有して上記同様の構成となつて
いる。
間隙調整部材5はカバー部材保持具50と、該
カバー部材保持具50に回動自在に止着したばね
部材55より構成されており、該カバー部材保持
具50は嵌入される後述のカバー部材6の係止突
起61を係止するための弾性爪を内向形成した受
止部51、該受止部51から両側方に略水平状に
張出し、後述するばね部材55の両端部に渡る長
さを有すると共に、その板端部を上側に折曲し上
下方向にばね弾性を持たせた略水平状の圧接部5
2,52、受止部51の下方に係止突起61の受
止部を形成し、かつその底部にばね部材55をリ
ベツト53等により回動自在に結合するための連
結部54を夫々連設し、連結部54及び左右の板
端部間に渡つて折曲部を潰すことなく連続条とし
て複数本(図では二本)の補強リブを形成してな
つている。
また、ばね部材55は一対の略同一形状のばね
体56,56よりなり、該ばね体56は、連結部
54下方において該連結部54に回動自在にリベ
ツト53等により結合する連結受部57と、該連
結受部57の側方からV字状乃至拡開U字状に張
出したばね体56、該ばね体56の端部から張出
した略水平状の平坦面58、該平坦面58の先端
から下方に突起し前記固定部材3,4の止着部3
1,41に夫々弾性係合する係止部59を有して
いる。
カバー部材6は、間隙Aを被覆するに十分な巾
を有した間隙の平行方向(間隙の長手方向)の長
尺体であり、中央部裏面に適宜間隔をおいて突出
し、カバー部材保持具50の受止部51に嵌入し
たときに該受止部51の弾性爪と係合して嵌入状
態の抜離を阻止するための突子を側面に形成し、
カバー部材6が上下方向にずれた場合でも十分に
受止部51に嵌着可能な長さを有した係止突起6
1、両端部を下折し下折部にシール部材を装着し
た躯体1,2側への接合部62,63を有してい
る。
第3図は上記エキスパンシヨンジヨイントを躯
体1,2間に装着する施工例を略示したものであ
り、固定部材3,4をその止着部31,41が躯
体1,2から間隙A側に突出するように固定した
状態において、イの如く該止着部31,41の距
離が、自由状態のばね部材55の係止部59,5
9間の距離よりも狭い場合の例である。この場
合、ばね部材55は、ロの如くその一方の係止部
59を止着部41に弾性係合させた上で、矢印方
向に押圧しまたは引張つてばね体56,56を圧
縮させて、他方の係止部59を止着部31に弾性
係合させればよく、その後にカバー部材6の係止
突起61を上記受止部51に嵌入係止させれば、
カバー部材6はその背面がカバー部材保持具50
の圧接部52,52に圧接して安定すると同時
に、接合部62,63が固定部材3,4を固定し
た躯体1,2の上面に夫々接合する。
したがつて、本考案エキスパンシヨンジヨイン
トは、カバー部材保持具50がばね部材55の両
端部に渡る長さを有するために、カバー部材6の
取り付けに際して受止部51が沈み込まず、係止
突起61を該受止部51に確実に嵌着できると共
に、間隙調整部材5の係止部59,59が固定部
材3,4の止着部31,41に夫々確実に弾性係
合したことを一目して確認でき、その上でカバー
部材6を装着できるので、カバー部材6の取付状
態は極めて安定的なものとなる。
また、複数の間隙調整部材5を固定部材3,4
に夫々装着した上でカバー部材6を止着するとき
に躯体1,2に変動が生じている等して間隙Aが
蛇行している場合においても、該蛇行部分の間隙
調整部材5を側方に押圧しまたは引張つて、ばね
体56,56のいずれか一方をさらに圧縮させつ
つ係止突起61が嵌入できる位置まで受止部51
をずらせて該係止突起61を嵌入させればよく、
間隙Aの蛇行に拘わらず、エキスパンシヨンジヨ
イントの装着が可能である。
更に、躯体1,2が躯体間隙巾方向乃至上下方
向に変動した場合においては、間隙調整部材5の
ばね体56,56の男性変形及び係止突起61と
受止部51間の変移によつて躯体1,2のずれを
吸収し、カバー部材6を安定して間隙A上に載置
することができ、第4図に示した如く、躯体1,
2の平行方向のずれに際しても、ばね体56,5
6が捩れ変形を生じると共に、リベツト53を中
心としてずれた方向に回転し、カバー部材保持具
50にずれを伝達することがなく、他の複数のカ
バー部材保持具50と共働して、カバー部材6を
間隙A上に安定して載置するものである。
躯体1,2間の歪みは、建物施工当初であつて
もエキスパンシヨンジヨイント装着後であつて
も、同じ原理によつてばね部材55及びリベツト
53等による止着部31,41で吸収される。
上記構成は、種々異なつた構造の間隙部にすべ
て適用することができ、第5図及び第6図はいず
れもその一例を示すものである。
第5図は躯体上面と躯体側面との間隙に適用し
た例であり、一方の固定部材4a、間隙調整部材
5aは前記と同様であるが、固定部材3aは躯体
側への固定片から直角折れした端部に係止部を形
成し、カバー部材6aの該躯体側面方向の接合部
は該側面方向へ当接するように形成してある。
第6図は、床と床との間隙に固定部材3b,4
bとカバー部材6bとの間にガスケツト9b,9
bを介在させて装着した例であり、間隙調整部材
5bは前記同様に固定部材3b,4bに弾性係着
し、カバー部材6bの両端部はガスケツト9b,
9bの夫々の一端に係着し、該ガスケツト9b,
9bは固定部材3b,4bに重合してその他端は
いずれも該固定部材3b,4bに係着するように
形成してある。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、躯体の間隙巾方
向乃至上下方向の変動だけでなく、躯体の平行方
向へのずれに対しても、そのずれを吸収してカバ
ー部材を安定して保持することのできるものであ
る。
また本考案によれば、複数の間隙調整部材を固
定部材に夫々装着した上でカバー部材を止着する
構成としたので、間隙の蛇行の如何に拘わらず、
全ての間隙調整部材の固定部材への止着を完全に
行うことができ、また、カバー部材の間隙調整部
材への止着も完全に行うことができる。
更に、ばね部材を同一形状のばね板一対によつ
て構成すれば、製造時における金型コストなどを
含めた製造コストを低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエキスパンシヨンジヨイント
の一実施例を示す間隙調整部材の装着状態断面
図、第2図は同じく分解斜視図、第3図イ,ロ,
ハは第1図のエキスパンシヨンジヨイントの施工
過程を説明する断面略図、第4図は作動状態を表
わす平断面略図、第5図及び第6図は夫々別の実
施例を示す装着状態断面図である。 1,2……躯体、3,4……固定部材、5……
間隙調整部材、6……カバー部材、31,41…
…係止部、50……カバー部材保持具、51……
受止部、52……圧接部、54……連結部、55
……ばね部材、56……ばね体、57……連結受
部、58……平坦面、59……係止部、61……
係止突起、A……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 躯体側に固定する固定部材と、躯体間隙巾方
    向に弾発すると共に両端部に固定部材への係止
    部を有する間隙調整用部材と、躯体間隙を被覆
    するカバー部材とを組合せてなるエキスパンシ
    ヨンジヨイントにおいて、中央部にカバー部材
    裏面に設けられている係止突起を係止する受止
    部を形成すると共に、その下方に後述するばね
    部材との連結部を形成し、かつ受止部両側から
    躯体間隙巾方向に延長した板端部の両外側を上
    側に折曲してカバー部材裏面圧接部を形成した
    カバー部材保持具と、略W字形状のばね部材の
    両端外方に適巾の略平坦面を形成しその先端部
    にW字形の下方に突起し固定部材に設けてある
    止着部に係合する係止部を形成すると共に、中
    央部に上記連結部と連結する連結受部を形成し
    たばね部材とを、連結部と連結受部とが互いに
    回動可能に止着して間隙調整用部材を構成して
    なることを特徴とするエキスパンシヨンジヨイ
    ント。 (2) 前記ばね部材は連結受部を中心として略左右
    対称形として構成された二部材の組合せ、連結
    受部において重合止着されているものである第
    1項記載のエキスパンシヨンジヨイント。
JP19611387U 1987-12-24 1987-12-24 Expired JPH045609Y2 (ja)

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JPH01100809U JPH01100809U (ja) 1989-07-06
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173417A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Riken Vinyl Kogyo Kk 医療用栓
JP2006192287A (ja) * 2006-02-27 2006-07-27 Riken Technos Corp 医療用栓

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09173417A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Riken Vinyl Kogyo Kk 医療用栓
JP2006192287A (ja) * 2006-02-27 2006-07-27 Riken Technos Corp 医療用栓

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JPH01100809U (ja) 1989-07-06

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