JPH045549A - 鋼の発光分光分析方法 - Google Patents

鋼の発光分光分析方法

Info

Publication number
JPH045549A
JPH045549A JP10519290A JP10519290A JPH045549A JP H045549 A JPH045549 A JP H045549A JP 10519290 A JP10519290 A JP 10519290A JP 10519290 A JP10519290 A JP 10519290A JP H045549 A JPH045549 A JP H045549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormal value
pulses
determined
size distribution
inclusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10519290A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Sugimoto
杉本 和巨
Takanori Akiyoshi
孝則 秋吉
Koji Tsukada
塚田 鋼二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP10519290A priority Critical patent/JPH045549A/ja
Publication of JPH045549A publication Critical patent/JPH045549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/66Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light electrically excited, e.g. electroluminescence
    • G01N21/67Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light electrically excited, e.g. electroluminescence using electric arcs or discharges

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、鉄鋼材料の成分を分析する発光分光分析方
法に係り、特に、鋼中介在物の粒径分布を測定するため
の鋼の発光分光分析方法に関する。
[従来の技術] 鋼へのアルミニウムの添加は、脱酸剤としての機能の他
に、鋼質を決定する上で重要な要素となる。鋼中アルミ
ニウムの形態は、鋼に固溶している酸可溶性アルミニウ
ム(以下、Sol、Ajllという)と、アルミナ系化
合物である酸不溶性アルミニウム(以下、1nso1.
A、Qという)との二つの形態がある。
製鋼工程においては各鋼種ごとにSol、Ail量が定
められており、実操業では分析結果に基づきSol、A
11量が規格範囲内に収まるようにアルミニウム添加量
を調整している。添加アルミニウムの大部分は固溶して
Sol、A11になるが、一部はIn5o1.Al1に
なる。In5o1.Ajllが鋼中に多量に存在すると
、これによりアルミナ介在物が生成され、製品に表面疵
などの欠陥が生じやすくなる。
特に、大粒径のアルミナ介在物が鋼中に多く存在すると
、介在物を起点に割れが生じやすく、また、製品の疲労
特性が著しく低下する。このため、深絞り材などの鋼製
品では、高い清浄度を要求されるので、製鋼工程の各段
階において鋼中のアルミナ介在物の粒度分布を正確に把
握する必要がある。
一般に、鋼中介在物の平均粒径を測定する方法には、サ
ンド分析法および顕微鏡法がある。サンド分析法では、
試料を酸に溶解して残渣中のアルミナ等の介在物を選別
し、これら介在物の粒度分布を測定する。しかしながら
、サンド分析法は複雑な操作が不可欠であり、さらに分
析所要時間が2乃至5日にも及び、実用的でない。
[発明が解決しようとする課題] 顕微鏡法は、JIS規格GO555に規定されている。
この方法では、試料を鏡面仕上げしなければならず、試
料作製及び測定に1乃至2日も要するので、分析結果を
迅速に得ることができない。
近年ではコンピュータ画像解析法が開発され、分析の迅
速化が進んでいるが、研磨疵およびゴミの付着により誤
差を生じやすい。また、コンピュータ画像解析法では介
在物の種類を判別することが困難であるなどの欠点があ
る。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、鋼中の介在物の粒度分布を迅速かつ正確に分析するこ
とができる鋼の発光分光分析方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る鋼の発光分光分析方法は、試料にパルス
放電し、パルス放電ごとに鉄元素および分析対象元素の
分光スペクトル線の発光強度をそれぞれ検出し、検出し
た発光強度について統計的手法を用いて鉄元素の発光強
度および分析対象元素の発光強度の相関関係を求め、こ
の相関関係から試料中の分析対象元素の異常値パルスご
とに異常度を求め、これら異常度を用いて異常値パルス
をランク付けし、各ランクに属する異常値/くルスの数
を求め、それぞれの異常値パルスの数を指標として分析
対象元素を含む介在物の粒径分布を求めることを特徴と
する。
[作用コ 試料中には可溶性アルミニウムと不溶性アルミニウム(
アルミナ介在物)とが共存するか、両者は発光強度に現
れる挙動が異なる。一般に、不溶性アルミニウムの励起
効率が可溶性アルミニウムのそれよりも高くなるために
、PDA法によれば不溶性アルミニウムの多量の存在に
より正誤差を生じる。
この発明に係る鋼の発光分光分析方法においては、試料
にパルス放電すると、多数の異常値パルスが検出される
。これらの異常値パルスにおいては、鉄元素の発光強度
に対して分析対象元素の発光強度が異常に高くなる。
このようにして検出されたパルス群を回帰法により処理
し、パルス群の下方接線を相関式として求める。さらに
、この下方接線相関式を統計的解析手法により変形し、
上方接線を求める。この上方接線は、異常値パルスを他
の正常値パルスから区分するためのしきい値を与えるも
のであり、上方接線を越えるパルスを異常値パルスと判
定する。
次いで、異常値パルスごとに異常度を求める。
異常値パルスの異常度は、上方接線からの分析対象元素
の発光強度値の外れ方の異常さ(異常度b / a )
をあられす指数である。すべての異常値パルスの異常度
b / aについてランク付けし、各ランクに属する異
常値パルス数を指標に介在物の粒径分布を求める。この
場合に、介在物の粒径分布か既知の標準試料にパルス放
電して各粒径ごとに異常値パルスを予め検出しておき、
これら異常値パルスを基準値として用いる。これらの基
準値と実測の異常値パルスとの比較において試料中の介
在物の粒径分布を求める。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の種々の実施例につ
いて具体的に説明する。
この実施例においては、連続鋳造鋳片のボトム部および
ミドル部から試料を採取し、各試料を発光分光分析する
ことにより粒径分布を測定する。
試料と電極との間に5秒間だけ予備放電した後に更に5
秒間パルス放電し、分光スペクトル線を光電子倍増管で
受け、鉄元素およびアルミニウム元素の発光強度をそれ
ぞれ検出する。この場合に、パルス放電の周波数は40
0ヘルツである。
発光分光分析器の光電子倍増管はデータ処理装置の入力
側に接続されている。試料に放電し、得られた鉄元素お
よびアルミニウム元素の発光強度の関係を第1図に示す
。第1図では、便宜的にプロット数を簡略化しているか
、1回の分析において実際には発光プロット群は200
0個のプロット群からなるものである。画面の横軸は鉄
元素の発光強度(画面左から右へ向って強度が大になる
)を示し、縦軸はアルミニウム元素の発光強度(画面下
から上べ向っ−て強度が大になる)を示す。
データ処理装置のCPUは、統計的解析を実行するため
の各種プログラムを有している。発光プロットの全ての
データがデータ処理装置のメモリ部に一時的にストアさ
れ、各種の統計的解析手法によってデータ解析される。
次に、検出データを種々の統計的手法を用いて解析し、
プロット群の回帰線を求める手順について説明する。
二点回帰法 [I]]元素の発光強度(以下、「鉄強度」という)の
総和を求め、これをパルス数(2000個)で割って鉄
強度の平均値AVを求める。
[n]鉄強度が平均値Av以上の領域に存在し、かつ、
アルミニウム元素の発光強度(以下、「アルミニウム強
度」という)が小さいほうから5番目までのプロットを
抽出し、これら5個の鉄強度の平均値FHおよびアルミ
ニウム強度の平均値AHをそれぞれ求める。
[m]鉄強度が平均値Av未満の領域に存在し、かつ、
アルミニウム元素の発光強度(以下、「アルミニウム強
度」という)が小さいほうから5番目までのプロットを
抽出し、これら5個の鉄強度の平均値FLおよびアルミ
ニウム強度の平均値ALをそれぞれ求める。
[IV]上方領域を代表する平均値(FH,AH)の交
点Pと、下方領域を代表する平均値(FL。
AL)の交点Qと、の二点を通る直線の式を求める。こ
の直線式は、鉄強度および・アルミニウム強度の下方接
線を表わす相関式として下記(1)式のように表現でき
る。
(Aff )−(Fe)xA、 十B+   ・・・(
1)ただし、(1)はアルミニウム強度、(Fe)は鉄
強度、A1はXY座標上における直線の傾き、B1はX
Y座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
鉄カラム最小二乗回帰法 [I]]元素の発光強度(以下、「鉄強度」という)の
総和を求め、これをパルス数(2000個)で割って鉄
強度の平均値AVを求める。
[11]平均値Avを10で割って、カラム幅を求める
。鉄強度が平均値AVを下まわる領域に存在するプロッ
ト群を10個のカラムL1〜LIOに等分割する。
[m]]1カラムL、に存在するプロットのうちアルミ
ニウム強度の小さいほうからn番目までのプロットの鉄
強度平均値FVIおよびアルミニウム強度平均値AVI
を求める。
[IV]第2カラムL2乃至第10カラムLIOについ
ても同様の手順によりそれぞれ鉄強度平均値FV2〜F
VIOおよびアルミニウム強度平均値AV2〜AVIO
を求める。
[V]各シカラム代表する平均値(FVI。
AVI)〜(FVIO,AVIO)に相当する10個の
交点を最小二乗法により一次回帰し、直線の式を求める
。この直線式は、鉄強度およびアルミニウム強度の下方
接線を表わす相関式として下記(2)式のように表現で
きる。
(AΩ)−(Fe)XA2 十B2  −= (2)た
たし、A2はXY座標上における直線の傾き、B2はX
Y座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
回帰収斂相関係数判定法 [1]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(3)式を求める。
(Ai))−(F  e)  XA3  +83   
 −  (3)ただし、A、はXY座標上における直線
の傾き、B3はXY座標上における直線の切片をそれぞ
れ示す。この場合に、プロット群の分散の程度を表わす
相関係数は小さい。
[II]上記(3)式に対応する直線より上方領域に存
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(4)式を求める。
これにより、相関係数が増大する。
(AN )   (F e)XA4’ +B4  −(
4)ただし、(All)はアルミニウム強度、(F e
)は鉄強度、A4はXY座標上における直線の傾き、B
4はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[m]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰り返
すことにより相関係数を増大させ、相関係数か所定値を
越えたところで繰り返し演算を止め、そのときの回帰式
を求める。最終の回帰式を下記(5)式に示す。
(Aj))−(Fe)XAs 十B、  −(5)回帰
収斂相関係数判定異常パルス(プロ・ント)棄却法 [I]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(6)式を求める。
(IQ)−(Fe)XA6+B6  、、、(6)ただ
し、A6はXY座標上における直線の傾き、B6はXY
座標上における直線の切片をそれぞれ示す。この場合に
、プロット群の分散の程度を表わす相関係数は小さい。
[II]上記(6)式に対応する直線より上方領域に存
在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存在
するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度を
最小二乗法により一次回帰し、下記(7)式を求める。
これにより、相関係数が増大する。
(AjJ )−(F e)XA7  + 87   −
  (7)ただし、A7はXY座標上における直線の傾
き、B7はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示
す。
[Inl上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰り
返すことにより相関係数を増大させ、相関係数か所定値
を越えたところで繰り返し演算を止め、そのときの回帰
線を求める。この暫定回帰線から各プロット(残留する
プロット)までの距離dをそれぞれ求め、その標準偏差
σ6を下記(8)式により求める。ただし、Nは残留プ
ロットの数とする。
σ、−Σd2/ (N−1)     ・・・(8)[
IV]標準偏差σ、の2倍を越えるプロットを異常値と
して棄却するか、または、暫定回帰線からの距離dが遠
いほうから10%のプロットを棄却する。異常値を棄却
した後に、再び最小二乗法を用いて一次回帰し、回帰線
を求める。この最終回帰線は下記(9)式で表わされる
(AN)−(Fe)xA、+B、   −(9)ただし
、A、はXY座標上における最終回帰線の傾き、B9は
XY座標上における最終回帰線の切片をそれぞれ示す。
回帰収斂パルス(プロット)敷料定法 [I]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(10)式を求める。
(A、& )−(F e)XA+o+B+o  −(1
0)ただし、AHOはXY座標上における直線の傾き、
BIOはXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す
[II]上記(10)式に対応する直線より上方領域に
存在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存
在するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度
を最小二乗法により一次回帰し、下記(11)式を求め
る。
(All)−(F e) ×A+++Bz−(11)た
だし、A11はXY座標上における直線の傾き、Bll
はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[III]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰
り返すことにより残留プロット数を減少させ、プロット
数が所定数(例えば100個)より少なくなったところ
で繰り返し演算を止め、そのときの回帰線を求める。こ
の最終回帰線は下記(12)式で表わされる。
(Ai))−(F e)XA12+B12 −  (1
2)ただし、A3.はXY座標上における最終回帰線の
傾き、BI2はXY座標上における最終回帰線の切片を
それぞれ示す。
回帰収斂パルス(プロット)敷料定異常パルス棄却法 [I]相関図より鉄強度とアルミニウム強度を最小二乗
法により一次回帰し、下記(13)式を求める。
(AN )−(F e)XA12+B12 −  (1
B)ただし、AI3はXY座棟上における直線の傾き、
BI3はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す
[II]上記(13)式に対応する直線より上方領域に
存在するプロット群を棄却し、直線を下まわる領域に存
在するプロット群につき鉄強度およびアルミニウム強度
を最小二乗法により一次回帰し、下記(14)式を求め
る。
(AN )−(F e)XA14+B14−(14)た
だし、A14はXY座機上における直線の傾き、B14
はXY座標上における直線の切片をそれぞれ示す。
[I[I]上記のように一次回帰と上方棄却の操作を繰
り返すことにより残留プロット数を減少させ、プロット
数が所定数(例えば100個)より少なくなったところ
で繰り返し演算を止め、そのときの暫定回帰線を求める
。暫定回帰線から各残留プロットまでの距離dをそれぞ
れ求め、上記(8)式を用いて標準偏差σ、を求める。
[IV]標準偏差σ、の2倍を越えるプロットを異常値
として棄却する。異常値棄却後に、残留するプロット群
につき最小二乗法を用いて一次回帰し、最終の回帰線を
求める。この最終回帰線は下記(15)式で表わされる
(AII) −(F e) XA15+ Bus  −
(15)ただし、AI、はXY座棟上における最終回帰
線の傾き、B15はXY座標上における最終回帰線の切
片をそれぞれ示す。
上述の六通りの方法のうちのいずれかによりプロット群
の回帰線(下方接線)を求める。
次に、上記回帰線(以下、一般式(Ai))−(Fe)
xA+Bを用いて表現する)を用いて、下記の方法によ
りアルミナ介在物の粒径分布を求める場合について説明
する。
[I]下記■又は■のいずれか一方の方法により上方領
域に存在する異常値パルスのしきい値を求める。
■等式(A11)−(Fe)XAXN+Bを求める。
但し、Nは定数とする。
上記等式を第1図中の直線Gに示す。各異常値パルスご
とに異常度b / aを求め、異常度b / aにより
各異常値パルスのランク付けをする。異常度b / a
は下記(16)式により求める。
b/a−[(八Ω) −1(Fe) x AX N+ 
BlコバFe)ただし、この異常度の計算は、直線Gよ
り上方領域に存在する異常値パルスのみ行なう。
■等式(AN )= (F e)XAXN十Cを求める
但し、Nは定数、C−FHXA十Bとする。
上記等式を第2図中の直線Hに示す。各異常値パルスご
とに異常度b / aを求め、異常度b / aにより
各異常値パルスのランク付けをする。異常度b / a
は下記(17)式により求める。
b/a= [(Aff) −f(Pe) X A x 
N+ C1]/ (Pe)・・・(17) ただし、この異常度の計算は、直線Hより上方領域に存
在する異常値パルスのみ行なう。
[n]ランク付けされた異常値パルスを各ランクごとに
集計し、各ランクに属する異常値パルスの数を求める。
各ランクは、例えば、粒径が5μm以下、  5〜10
μm 、 10〜15μmのように5μmごとに区分さ
れている。なお、異常度によるランク付けと介在物粒径
分布との相関は、粒径分布が既知である標準試料を用い
て予め求めておき、各ランクに属する異常値パルスの数
がら、介在物の粒径分布を求める。
第3図および第4図は、それぞれ横軸に鋼塊ボトム部お
よび鋼塊ミドル部のアルミナ介在物の粒径をとり、縦軸
に本発明方法の測定による各粒径における介在物量をと
って、介在物粒径分布についてそれぞれ調べた分布図で
ある。
第5図および第6図は、それぞれ横軸に鋼塊ボトム部お
よび鋼塊ミドル部のアルミナ介在物の粒径をとり、縦軸
にサンド分析法の測定による各粒径における介在物量を
とって、介在物粒径分布についてそれぞれ調べた分布図
である。
図から明らかなように、本発明方法による分析結果はサ
ンド分析法による結果とよく一致し、本発明方法で鋳塊
の各部の粒径分布測定を正確に行なうことができる。
上記の異常値パルス異常度判定法を利用する方法によれ
ば、分析開始から終了までの所要時間は約30秒間(2
回分析の場合)であり、試料調整時間を含めても約15
分間と、アルミナ介在物の粒径分布の測定の迅速化の要
請に十分に応えることができる。
なお、上記実施例では、アルミナ介在物の粒径分布を測
定する場合について説明したが、この発明はこれのみに
限られることな(、Mn5SiO□、TiO2等の他の
種類の介在物の粒径分布を測定する場合にも用いること
かできる。
[発明の効果] この発明によれば、鋼中の介在物の粒径分布を正確に測
定することができる。また、この発明によれば、分析開
始から終了までの所要時間を短くすることができ、従来
法より迅速に分析結果を得ることかできる。このため、
深絞り鋼のような清浄鋼を精錬する場合に、その品質管
理において特に有効であり、鋼製品の品質向上におおい
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ発光パルス群を模式的に示
し、異常値パルス異常度判定法による粒径分布の測定手
順を説明するための図、第3図および第4図はそれぞれ
本発明方法による介在物の粒径分布を示す分布図、第5
図および第6図はそれぞれサンド分析法による介在物の
粒径分布を比較のために示す分布図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 1史丸亀つ91光j気崖、 第 図 命νμ噴鷺どトム、壱陸1)b2咋Y1!怪(1m)第
3図 七A也ベト氏もシ51)石1町比饗L(、pm)第 図 第 図 釧→−ミドルi&陛tへデD老九径(1m)第4図 @屯ミドル!トイY&物蝋怪(Hm) 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 試料にパルス放電し、パルス放電ごとに鉄元素および分
    析対象元素の分光スペクトル線の発光強度をそれぞれ検
    出し、検出した発光強度について統計的手法を用いて鉄
    元素の発光強度および分析対象元素の発光強度の相関関
    係を求め、この相関関係から試料中の分析対象元素の異
    常値パルスごとに異常度を求め、これら異常度を用いて
    異常値パルスをランク付けし、各ランクに属する異常値
    パルスの数を求め、それぞれの異常値パルスの数を指標
    として分析対象元素を含む介在物の粒径分布を求めるこ
    とを特徴とする鋼の発光分光分析方法。
JP10519290A 1990-04-23 1990-04-23 鋼の発光分光分析方法 Pending JPH045549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519290A JPH045549A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 鋼の発光分光分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519290A JPH045549A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 鋼の発光分光分析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH045549A true JPH045549A (ja) 1992-01-09

Family

ID=14400809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519290A Pending JPH045549A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 鋼の発光分光分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH045549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0869295A2 (en) 1997-04-02 1998-10-07 Mabuchi Motor Kabushiki Kaisha Motor assembly with reduction gear
WO2007132624A1 (ja) 2006-05-17 2007-11-22 Mabuchi Motor Co., Ltd. 減速機付モータ及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0869295A2 (en) 1997-04-02 1998-10-07 Mabuchi Motor Kabushiki Kaisha Motor assembly with reduction gear
WO2007132624A1 (ja) 2006-05-17 2007-11-22 Mabuchi Motor Co., Ltd. 減速機付モータ及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW455972B (en) Defect analysis method and process control method
JP2941308B2 (ja) 検査システムおよび電子デバイスの製造方法
CN114841986B (zh) 一种基于机器视觉的中药饮片质量监测分析***
US6741941B2 (en) Method and apparatus for analyzing defect information
US20040126008A1 (en) Analyte recognition for urinalysis diagnostic system
US20190285611A1 (en) Gender and race identification from body fluid traces using spectroscopic analysis
CN109409969A (zh) 一种企业税务欺诈检测方法、电子设备及存储介质
Roy et al. IMPERFECTION WITH INSPECTION POLICY AND VARIABLE DEMAND UNDER TRADE-CREDIT: A DETERIORATING INVENTORY MODEL.
Asjodi et al. Spatial analysis of damage evolution in cyclic-loaded reinforced concrete shear walls
Silverman et al. Family study of α1‐antitrypsin deficiency: Effects of cigarette smoking, measured genotype, and their interaction on pulmonary function and biochemical traits
JPH045549A (ja) 鋼の発光分光分析方法
Schmidt et al. An economic evaluation of improvements in process capability for a single-level canning problem
Nychka et al. NDE assessment of TBCs: an interim report of a photo-stimulated luminescence ‘round-robin’test
EP3961211A1 (en) Method for measuring titer of coagulation factor inhibitor
CN114819768B (zh) 一种电容器引出线焊接控制***
JPH045548A (ja) 鋼の発光分光分析方法
JPH045552A (ja) 鋼の発光分光分析方法
JP4439803B2 (ja) 製造データ解析方法及びそれをコンピュータに実行させるプログラム
Xie et al. Detecting vitreous wheat kernels using reflectance and transmittance image analysis
Hong et al. Joint optimization of process target mean and tolerance limits with measurement errors under multi-decision alternatives
JPH045550A (ja) 鋼の発光分光分析方法
JPH045553A (ja) 鋼の発光分光分析方法
JPH06242003A (ja) 鉄鋼中のアルミナの粒度測定方法
CN111257265A (zh) 一种钢桥面铺装用沥青针入度指标的快速检测方法
JPH045551A (ja) 鋼の発光分光分析方法