JPH0454693A - スレッド内蔵紙葉の検査装置 - Google Patents

スレッド内蔵紙葉の検査装置

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JPH0454693A
JPH0454693A JP2164944A JP16494490A JPH0454693A JP H0454693 A JPH0454693 A JP H0454693A JP 2164944 A JP2164944 A JP 2164944A JP 16494490 A JP16494490 A JP 16494490A JP H0454693 A JPH0454693 A JP H0454693A
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昇 増田
Tetsuo Osawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スレッドが内蔵されている紙葉の真贋判定を
行うスレッド内蔵紙葉の検査装置に関するものである。
〔従来の技術〕
中近東や旧英国系植民地の国々では、紙と紙との間に金
属やプラスチックを入れた、いわゆるスレッド内蔵紙幣
が流通している。
これらの国々では、紙幣のスレッドの有無を検出するこ
とにより、真券と偽造券との判定を行っているが、この
真贋の判定を自動的に行う装置として、例えば、磁気セ
ンサを用いたものが知られている。この装置は、両替機
や自動券売機の紙幣通過経路に磁気センサを配置してお
き、紙幣に内蔵されている磁性材料の金属スレッドが磁
気センサを通過するときに生じる磁気変化を検出してス
レッドの有無を判別し、紙幣の真贋判定を行うものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のように、金属スレッドを内蔵した紙幣に対しては
、紙幣の真贋判定をかなり正確に行うことができるので
あるが、プラスチックのスレッドを内蔵した紙幣に対し
ては、磁気センサを用いてスレッドを検出することはで
きず、現在のところ、有力な真贋判定の自動a械が見当
たらず、真贋を正確に判定できないという事情がある。
このような事情から、金属スレッドを内蔵した紙幣とプ
ラスチックスレッドを内蔵した紙幣のいずれにも対応で
きるスレッド内蔵紙葉の検査装置は全く不可能に近いも
のと考えられていた。
本発明は上記従来のi!!!題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、金属スレッドとプラスチッ
クスレッドのいずれのスレッドを内蔵した紙葉において
も、そのスレッドの有無の判定を正確に行うことができ
るスレッド内蔵紙葉の検査装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために次のように構成され
ている。すなわち、本発明の装置は、第1に、スレッド
が内蔵されている紙葉の通過経路に配置される検出電極
と;発振周波数信号を出力する発振回路と、この発振回
路の共振器とは別個独立の共振器を有し前記検出電極で
検出される静電容量の変化を受けて同調点を変化させ、
その同調点の変化に対応する検出信号を出力する同調回
路とを備えた静電センサ回路と;この静電センサ回路か
らの信号を分析して紙葉のスレッドの有無を判定する真
贋判定回路と;を有することを特徴として構成されてお
り、また、本発明の装置は第2に、スレッドが内蔵され
ている紙葉の通過経路に前後させて配置される少なくと
も第1および第2の検出電極と;発振周波数信号を出力
する発振回路と、この発振回路の共振器とは別個独立の
共振器を有し前記第1の検出電極で検出される静電容量
の変化を受けて同調点を変化させ、その同調点の変化に
対応する検出信号を出力する同調回路とを備えた第1の
静電センサ回路と;この第1の静電センサ回路と同一の
構成からなり、前記第2の検出電極で検出される静電容
量の変化を受けて同調点の変化に対応する検出信号を出
力する第2の静電センサ回路と;第1の静電センサ回路
からの信号と第2の静電センサからの信号の差の信号を
出力する出力回路と;この出力回路からの信号を分析し
て紙葉のスレッドの有無を判定する真贋判定回路と;を
有することを特徴として構成されている。
(作用〕 本発明では、スレッド内蔵の紙葉が検出電極を通過する
とき、検出電極に対向する紙葉の位置がスレッドのない
部分からスレッドが内蔵されている部分に移るときに、
紙の部分とスレッドの部分の誘電率の違いによって、検
出電極で検出される静電容量が大きく変化し、この静電
容量の変化が静電センサ回路の同調回路に加えられる。
同調回路はこの静電容量の変化を受けて発振回路との同
調点を変化させ、その同調点の変化に対応する電圧信号
を出力する。そして、静電センサから出力される信号は
真贋判定回路に加えられる。真贋判定回路は、例えば、
前記静電容量の変化幅がスレッドの幅に一致しているか
否かを判別して紙葉の真贋判定を行う。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明の第1の実施例のブロック図が示され
ている0本実施例の装置は、電極検出部1と、静電セン
サ回路2と、A/D変換回路3と、真贋判定回路4とか
らなる。電極検出部1は導体仮や導体針からなる検出電
極14と導体板の接地電極15とからなり、接地電極1
5と検出電極14は金属やプラスチックのスレッド29
を内蔵する紙葉30の通過経路8を挟んで上下位置に、
つまり、紙葉30の通過間隙を介して対向配置されてい
る。なお、本明細書で「紙葉」は紙幣ばかりでなく小切
手、切符等の有価証券を含み、また、紙葉の「紙」もパ
ルプばかりでなく、プラスチック等のフィルムを含む広
い概念で使用されている。
前記静電センサ回路2は第2図に示すように、発振回路
6と、同調回路7と、検波回路11と、増幅回路5と、
A F C(Automatic Frequeny 
Contr。
I)回路9とからなる。
前記発振回路6にはIGHz〜10GHzの範囲内の固
定された一定の超高周波の発振周波数、本実施例ではI
GHzの発振周波数を発振するセラミック共振器lOが
用いられている。この発振回路6は前記高周波の発振周
波数信号を発振し、これを高インピーダンス変換回路6
aを介して同調回路7に加える。同調回路7はセラミッ
ク共振器12によって構成され、このセラミック共振器
12の出力電極側には電極検出部1の検出電極14が接
続されている。
なお、接地電極15はセラミック共振器12のグランド
側(接地側)に接続されている。
セラミック共振器12は第3図に示すような共振周波数
特性を有しており、このセラミック共振器12の共振周
波数12に対して発振口WI6の固定発振周波数f、3
.はわずかにずらした位置に設定される。
セラミック共振器12の共振周波数f8は電極検出部l
によって検出される電極14.15間の静電容量の変化
に応じて偏倚し、例えば、静電容量CがΔCだけ変化す
ると共振周波数ftはf、に偏倚する0発振回路6の発
振周波数はr*scに固定されているから、静電容量変
化がないときにはセラミック共振器12から同調点^、
におけるり!の出力電圧が送出されるが、静電容量変化
がΔCになったときには共振周波数がf、に偏倚し、同
調点が^2からA、に変化してセラミック共振器12か
らν1の出力電圧が送出される。このように、電極14
.15間の静電容量の変化に応じてセラミック共振器1
2の共振周波数が偏倚し、これに伴い、セラミック共振
器12から静電容量変化に対応する出力電圧■が送出さ
れるのである。
検波回路11は結合コンデンサ25を介してセラミック
共振器12に接続されており、この検波回路11はイン
ダクタンス素子21と、ダイオード22と、コンデンサ
23と、抵抗器24とによって構成されており、前記セ
ラミック共振器12からの出力信号は結合コンデンサ2
5を介して検波回路11に加えられるようになっている
。前記ダイオード22と、コンデンサ23と、抵抗器2
4は検波回路11の検波部を構成しており、また、イン
ダクタンス素子21とコンデンサ25は高インピーダン
ス化回路として機能している。この検波回路11はセラ
ミック共振器12から出力される超高周波数の出力信号
(画像信号)を包絡線検波し、スレッド検出の信号帯域
の信号に変換して増幅回路5とAFC回路9へ加える。
増幅回路5はトランジスタ27と抵抗器等の素子を用い
て構成され、この増幅回路5は検波回路11から加えら
れる信号を増幅してA/D変換器3へ送る。
AFC回路9は、環境変化等の影響等によって同調回路
7の同調点が設定領域から外れるのを防止し、セラミッ
ク共振器12の共振周波数の適正化を図るものである。
前記A/D変換回路3は増幅回路5から加えられるアナ
ログ信号をデジタル信号に変換し、真贋判定回路4へ加
える。真贋判定回路4はロジック回路により構成され、
前記A/D変換回路3から加えられる信号を分析し、電
極検出部1を通過する紙葉30の真贋を判定する0例え
ば、紙葉30が電極検出部lを通過する際、スレッド2
9がない紙葉の部分が検出電極14と接地電極15との
間を通過するときよりも、スレッド29の部分が通過す
るときの方が電極14.15間の誘電率が大きくなり、
スレッド29の部分で静電容量の変化が大きく現れ、そ
の静電容量の変化に対応する信号が真贋判定回路4に加
えられる。真贋判定回路4はこの静電容量の変化幅がス
レッド29の幅の判断基準となる許容設定範囲に入ると
きに、真券信号を出力し、その許容設定範囲から外れた
ときには、疑券信号を出力する。
第1の実施例は以上説明したように構成されており、以
下、その動作について説明する。
まず、第3図に示すように、検出電極14と接地電極1
5との間に紙葉30の通過がない状態で、セラミック共
振器12の共振周波数(同調周波数)rzに対して発振
回路6の固定発振周波数fescはわずかに外れた位置
に設定される。このとき、セラミック共振器12からv
2の一定電圧が出力される。この状態で、紙葉30の通
過経路8に紙葉30が送られて来て電極14.15の間
にスレッド29のない先端の紙部分が入ると、検出電極
14と接地電極15間の誘電率が大きくなるので静電容
量が変化する。この静電容量の微小変化により、発振回
路6の発振周波数f。Cに対してセラミック共振器12
の共振周波数がf、からtlに偏倚し、同調点が^2か
らA、に移行し、セラミック共振器12からvlの電圧
が出力される。
この状態で、スレッド29の部分が電極14.15間に
入り込むと、電極14.15間の誘電率がさらに太きく
なり、電極14.15間の静電容量がさらに変化し、セ
ラミック共振器12の共振周波数はf、に偏倚し、同調
点が41から八。に移行し、セラミック共振器12から
voの電圧が出力される。
セラミック共振器!2はこれら出力電圧の変化に基づい
てA M (Amplitude Modulatio
n)変調波を作り出し、これを検出信号として検波回路
11に加える。すなわち、セラミック共振器12は発振
周波数fO5cと検出電極14で検出される共振周波数
の変化成分Δfとのかけ算を行い、AM変調波を得る。
本実施例では、発振周波数faRcはIGHzであるの
で、変調波としての検出信号はIG)tzを中心とし、
スレッド29の有無の変化に対応した帯域幅を持った超
高周波の信号になり、この超高周波の信号が検波回路1
1に加えられるのである。
検波回路11ではこの超高周波数信号を包絡線検波を行
ってスレッド検出の信号帯域に変換する。
この帯域変換された信号の一部は次の増幅回路5に送ら
れ、他の一部の信号はAFC回路9に分岐供給される。
増幅器!5は検波出力を増幅してA/D変換回路3に加
える。また、AFC回路9は例えば、環境変化等の外乱
によってセラミック共振器12の同調点が設定範囲から
外れるのを補正し、同調点を共振周波数曲線のゲーンの
高い直線領域の最適位置に調整する。
A/D変換回路3は前記増幅回路5から加えられるアナ
ログ信号をデジタル信号に変換して真贋判定回路4へ加
える。真贋判定回路4はこのA/D変換回路3から加え
られる信号に基づき、スレッド29の部分の検出信号幅
が予め与えられているスレッドの有無の判定基準となる
許容設定範囲に含まれるときに真券と判断して真券信号
を出力し、前記許容設定範囲から外れるときに疑券と判
定し、疑券信号を出力するのである。
この実施例によれば、紙葉内蔵のスレッド29を電極検
出部1で静電容量の変化として検出し、この静電容量の
変化を受けてセラミック共振器12の同調点の変化を利
用して検出信号を得ているものであるから、l Xl0
−5PFという極めて微小な静電容量の変化を高感度の
もとで検出することが可能となり、スレッド29が金属
製であろうとプラスチックのものであろうと、そのスレ
ッド29の有無を正確に検出することが可能となり、1
台の装置で金属製スレッドの紙葉とプラスチック製スレ
ッドの紙葉の真贋判定を正確に行うことが可能となり、
非常に便利である。
第4図には本発明の第2の実施例が示されている。この
第2の実施例はスレッド内蔵紙葉3oの通過経路8に前
後させて一組の電極検出部1a、1bと、−組の静電セ
ンサ回路2a、2bを設け、第1の電極検出部1aの静
電容量の変化を第1の静電センサ回路2aで処理し、第
2の電極検出部1bで検出される静電容量の変化を第2
の静電センサ回路2bで処理するように構成したもので
ある。そして、第1の静電センサ回!2aの出力信号と
第2の静電センサ回路2bの出力信号とを出力回路とし
ての差動増幅器17に導き、二〇差動増幅器17により
両出力信号の差を求め、これを増幅してA/D変換回路
3に加えるようにしており、それ以外の構成は前記第1
の実施例と同様である。
二の第2の実施例では、電極検出部1aと1bとの間隔
はスレッド29の幅よりも小さくし、スレッドの材質を
も加味し、適切な検出信号が得られるように設定される
ものである。
この第2の実施例では、スレッド内蔵の紙葉30が通過
経路8に沿って送られて来るとき、そのスレッド29の
先端Aが第1の検出電極14aの直下に来たとき、第1
の検出電極14aと接地電極15との間の静電容量の変
化が第1の検出電極14aで検出され、電極検出部1b
では静電容量の変化が検出されないから、雨検出電極1
4a、14bからの検出信号の差動出力は、第5図に示
すように、負の方向に突出するピークSlとして現れる
0次に、スレッド29の先端へが第2の検出電極14b
の直下に来ると、同様に、第2の検出電極14bによっ
て静電容量の変化が検出されるが、この静電容量の変化
成分は第1の検出電極14aで検出される静電容量と同
一となるので、その差動出力はOになり、パルスS、が
正の方向に立ち下がる。さらに、紙葉30が走行方向に
移動してスレッド29の後端Bが検出電極14aを通り
過ぎると、第1の検出電極14aで検出される静電容量
が変化し、差動増幅器17での差動出力は第5図のS、
のパルス波形で上に立ち上がり、スレッド29の後端B
が第2の検出電極14bを過ぎ去るときにパルス波形S
tの立ち下がりとなる。このパルス波形の81とS、の
ピーク電圧およびピーク間隔を分析することにより、ス
レッド29の有無を正確に求めることができる。
この第2の実施例によれば、第1の検出電極14aで検
出される環境変化による静電容量の変化成分と、第2の
検出電極14bで検出される環境変化に伴う静電容量の
変化成分とが差動増幅器17で信号の差を求めるときに
キャンセルされ、環境変化の影響を受けないより正確な
スレッド有無の検出が可能となる。
第6図には本発明の第3の実施例が示されている。この
第3の実施例が前記第2の実施例と異なることは、紙葉
30の走行方向に対して直交する方向に一組の電極検出
部1c、ldを設け、第3の電極検出部1cの第3の検
出電極14cによって検出される静電容量の変化を第3
の静電センサ回路2Cで処理するようにし、第4の電極
検出部1dの第4の検出電極14dによって検出される
静電容量の変化を第4の静電センサ回路2dで処理する
ように構成している。そして、差動増幅器17aで第1
と第2の静電センサ回路2a、2bの差動出力を求める
のと同様に、差動増幅器17bで第3と第4の静電セン
サ回路2c、2dからの信号の差を求めてこれを増幅し
、A/D変換回1Pi3を介して真贋判定回路4に加え
るようにしている。
この第3の実施例では、紙葉30に形成されるしわや破
れ等の情報が検出電極14c、14dによって検出され
、これが第3と第4の静電センサ回路2c、2dを経た
後、差動出力として求められ、この差動出力のA/D変
換信号が真贋判定回!4に加えられるのである。真贋判
定回路4はしわや破れ等の情報を受けることにより、検
出電極14a。
14b側から加えられる信号に基づく真贋判定を行う上
でその正確を期すことができる0例えば、紙葉30にし
わや破れ等の要因がないときには、検出電極14cと同
14dで検出される静電容量の変化は同一となり、差動
増幅器17bから出力される信号は0となる。これに対
し、紙葉3oにしわや破れがあると、検出電極14c、
14dで検出される静電容量に差が住じ、その差に対応
する信号がデジタル信号に変換されて真贋判定回路4に
加えられる。
真贋判定回W14はこの人力信号の大きさとその信号の
時間的変化等を分析し、紙葉30にしわや破れがあるこ
とを検知し、このしわや岐れの情報を検出電極14a、
14b系列の信号に基づくスレッド29の有無の判断要
素に加え、しわや破れ等の要因に悪わされない正確なス
レッド有無の判定を行うことができるのである。
なお、本発明は上記各実施例に限定されることはなく、
様々な実施の1様を採り得る0例えば、上記各実施例で
は、静電センサ回路における発振回路6の共振器と同調
回!7の共振器をセラミック共振器により構成したが、
これをストリップライン等の他の共振器により構成して
もよい。
また、上記各実施例では、真贋判定回路4を口シック回
路(ロジック判定回路)により構成したが、A/D変換
回路3を省略し、アナログ信号の処理によってスレッド
の真贋を判定するようにしてもよい。
さらに、上記第3の実施例では、第1と第2の電極検出
部1aとlbを一組とし、第3と第4の電極検出部1c
とldを一組としているが、この電極検出部の組み合わ
せは任意であり、例えば、第1と第3の電極検出部1a
とlcを一組とし、第2と第4の電極検出部1bとld
を一組としてもよい、また、第3の実施例では第3と第
4の電極検出部fc、Idは紙葉30の走行方向に対し
て直交方向に設けたが、これを走行方向に対して斜め向
きに配置してもよい。
さらに上記第2および第3の各実施例では、各静電セン
サ回路ごとに独立した発振回路6を用いているが、1個
の発振回路から分配器を介して各静電センサ回路の同調
回路7に発振周波数信号を加えるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、スレッド内蔵紙葉のスレッドの有無を検出電
極を用いて静電容量の変化として検出し、この静電容量
の変化を同調回路の同調点の変化に基づ<AM変調信号
として得るように構成したものであるから、微小静電容
量の変化を超高感度のもとで検出することが可能となり
、紙葉内蔵スレッドの有無を正確に検出することができ
る。しかも本発明の装置はスレッドが金属製のものであ
ろうとプラスチック製のものであろうと、1台の装置で
いずれも正確に検出することができ、使用上非常に便利
である。
さらに、本発明の装置は装置構成が簡易で小型であり、
優れた性能を有する本発明の装置を安価に提供すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスレッド内蔵紙葉の検査装置の第
1の実施例を示す構成説明図、第2図は本発明の装置を
構成する静電センサ回路の一例を示す回路図、第3図は
第2図の回路の同調回路の動作を示す説明図、第4図は
本発明の第2の実施例を示す構成説明図、第5図は同実
施例における差動出力波形の説明図、第6図は本発明の
第3の実施例を示す構成説明図である。 1、la、lb、lc、  ld・・・電極検出部、2
゜2a、2b、2c、2d・・・静電センサ回路、3・
・・A/D変換回路、4・・・真贋判定回路、5・・・
増幅回路、6・・・発振回路、6a・・・高インピーダ
ンス変換回路、7・・・同調回路、8・・・通過経路、
9・・・AFC回路、10・・・セラミック共振器、1
1・・・検波回路、12・・・セラミック共振器、14
.14 a 、 14 b 、 14 c 、 14d
・・・検出電極、15・・・接地電極、17.17a、
 17b・・・差動増幅器、21・・・インダクタンス
素子、22・・・ダイオード、23・・・コンデンサ、
24・・・抵抗器、25・・・結合コンデンサ、27・
・・トランジスタ、29・・・スレッド、30・・・紙
葉。 へう 出願人  株式会社 打出製作所 代理人  弁理士  五十嵐 清

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スレッドが内蔵されている紙葉の通過経路に配置
    される検出電極と;発振周波数信号を出力する発振回路
    と、この発振回路の共振器とは別個独立の共振器を有し
    前記検出電極で検出される静電容量の変化を受けて同調
    点を変化させ、その同調点の変化に対応する検出信号を
    出力する同調回路とを備えた静電センサ回路と;この静
    電センサ回路からの信号を分析して紙葉のスレッドの有
    無を判定する真贋判定回路と;を有するスレッド内蔵紙
    葉の検査装置。
  2. (2)スレッドが内蔵されている紙葉の通過経路に前後
    させて配置される少なくとも第1および第2の検出電極
    と;発振周波数信号を出力する発振回路と、この発振回
    路の共振器とは別個独立の共振器を有し前記第1の検出
    電極で検出される静電容量の変化を受けて同調点を変化
    させ、その同調点の変化に対応する検出信号を出力する
    同調回路とを備えた第1の静電センサ回路と;この第1
    の静電センサ回路と同一の構成からなり、前記第2の検
    出電極で検出される静電容量の変化を受けて同調点の変
    化に対応する検出信号を出力する第2の静電センサ回路
    と;第1の静電センサ回路からの信号と第2の静電セン
    サからの信号の差の信号を出力する出力回路と;この出
    力回路からの信号を分析して紙葉のスレッドの有無を判
    定する真贋判定回路と;を有するスレッド内蔵紙葉の検
    査装置。
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Cited By (5)

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